霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第73巻(子の巻)
序文
総説
第1篇 紫微天界
第1章 天之峯火夫の神
第2章 高天原
第3章 天之高火男の神
第4章 ⦿の神声
第5章 言幸比古の神
第6章 言幸比女の神
第7章 太祓
第8章 国生み神生みの段
第9章 香具の木の実
第10章 婚ぎの御歌
第11章 紫微の宮司
第12章 水火の活動
第13章 神の述懐歌(一)
第14章 神の述懐歌(二)
第2篇 高照神風
第15章 国生みの旅
第16章 八洲の河
第17章 駒の嘶き
第18章 佐田の辻
第19章 高日の宮
第20章 廻り逢ひ
第21章 禊の段
第22章 御子生みの段
第23章 中の高滝
第24章 天国の旅
第25章 言霊の滝
第3篇 東雲神国
第26章 主神の降臨
第27章 神秘の扉
第28章 心内大蛇
第29章 無花果
第30章 日向の河波
第31章 夕暮の館
第32章 玉泉の月
第33章 四馬の遠乗
第34章 国魂の発生
第35章 四鳥の別れ
第36章 荒野の駿馬
第37章 玉手の清宮
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい|
サブスク
のお知らせ
霊界物語
>
天祥地瑞(第73~81巻)
>
第73巻(子の巻)
> 第1篇 紫微天界 > 第10章 婚ぎの御歌
<<< 香具の木の実
(B)
(N)
紫微の宮司 >>>
第一〇章
婚
(
とつ
)
ぎの
御歌
(
みうた
)
〔一八四一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻
篇:
第1篇 紫微天界
よみ(新仮名遣い):
しびてんかい
章:
第10章 婚ぎの御歌
よみ(新仮名遣い):
とつぎのみうた
通し章番号:
1841
口述日:
1933(昭和8)年10月10日(旧08月21日)
口述場所:
水明閣
筆録者:
森良仁
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1933(昭和8)年11月22日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
太元顕津男の神は高野比女の神を正妃と定め、祝詞を奏し、主の大神の神業の達成を誓った。その祝詞中には、世界最初のいろは歌が歌われていた。
次に、高野比女は婚ぎの神祝言を歌った。その中には天之数歌が含まれていた。
婚ぎの祝に集まった神は、遠津御幸の神、片照の神、魂之男の神、日之本(すのもと)の神以下、十六柱であった。そのうち、遠津御幸の神が祝の歌を歌った。
註として、太元顕津男の神の最初のいろは歌の言霊解が示されている。いろは歌の元は、紫微宮の昔に由来し、空海はそれをもとに平仮名文字を作り出した。いろは歌の各言霊は婚ぎのさまざまな局面をあらわしてはいるが、それのみではなく、宇宙万有一切の発生の真理を歌ったものである。
また、高野比女が歌った天之数歌も注解されている。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
天の数歌
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-02-01 04:08:47
OBC :
rm7310
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 47頁
修補版:
校定版:
58頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
大神言
(
おほみこと
)
を
畏
(
かしこ
)
み、
002
非時
(
ときじく
)
の
香具
(
かぐ
)
の
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
に
生
(
な
)
りませる
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
を
正妃
(
せいひ
)
と
定
(
さだ
)
めて、
003
茲
(
ここ
)
に
依
(
よ
)
さしの
神業
(
みわざ
)
を
大神
(
おほかみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
執行
(
とりおこな
)
はせ
給
(
たま
)
ひ、
004
八百万
(
やほよろづ
)
の
祭司神
(
まつりつかさがみ
)
を
率
(
ひき
)
ゐて
厳
(
おごそ
)
かなる
祝詞
(
のりと
)
を
奏
(
そう
)
し
給
(
たま
)
ひ、
005
天之
(
あめの
)
御柱
(
みはしら
)
、
006
国之
(
くにの
)
御柱
(
みはしら
)
を
見立
(
みた
)
て
給
(
たま
)
ひて、
007
男神
(
をがみ
)
は
左
(
ひだり
)
より、
008
女神
(
めがみ
)
は
右
(
みぎり
)
より
御柱
(
みはしら
)
を
廻
(
めぐ
)
り、
009
再
(
ふたた
)
び
神前
(
みまへ
)
に
太祝詞
(
ふとのりと
)
白
(
まを
)
し
給
(
たま
)
はく、
010
『
掛巻
(
かけまく
)
も
綾
(
あや
)
に
尊
(
たふと
)
き
久方
(
ひさかた
)
の
貴
(
うづ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
に
鎮
(
しづ
)
まり
給
(
たま
)
ふ
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
願白
(
ねぎまを
)
さく。
011
久方
(
ひさかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
は
澄
(
す
)
みきらひ、
012
此
(
これ
)
の
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
の
国々
(
くにぐに
)
は
清
(
きよ
)
く
清
(
すが
)
しく、
013
五穀
(
たなつもの
)
は
豊
(
ゆた
)
かに
実
(
みの
)
り
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
は
枝
(
えだ
)
もたわわに
熟
(
じゆく
)
しつつ、
014
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神国
(
みくに
)
は
今
(
いま
)
目
(
ま
)
のあたり
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
生
(
あ
)
れましぬ。
015
嗚呼
(
ああ
)
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
神
(
かみ
)
の
尊
(
たふと
)
き
御恵
(
みめぐみ
)
に、
016
今日
(
けふ
)
の
良
(
よ
)
き
日
(
ひ
)
の
良
(
よ
)
き
辰
(
とき
)
を
婚
(
とつ
)
ぎの
綱
(
つな
)
と
定
(
さだ
)
めつつ、
017
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
を
妻
(
つま
)
となし
世
(
よ
)
を
治
(
をさ
)
めよと
神
(
かみ
)
の
宣
(
の
)
らすこそ
実
(
げ
)
にも
尊
(
たふと
)
き
限
(
かぎ
)
りなれ。
018
吾
(
われ
)
は
之
(
これ
)
より
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
大神
(
おほみ
)
言葉
(
ことば
)
を
身
(
み
)
に
受
(
う
)
けて、
019
天
(
あめ
)
の
壁立極
(
かべたつきは
)
み
国
(
くに
)
の
退立限
(
そぎたつかぎ
)
り、
020
清
(
きよ
)
き
正
(
ただ
)
しき
天津誠
(
あまつまこと
)
の
心以
(
こころも
)
てあらゆる
神
(
かみ
)
を
撫
(
な
)
で
慈
(
いつく
)
しみ、
021
荒振
(
あらぶる
)
神
(
かみ
)
を
言向和
(
ことむけやは
)
し
大神言
(
おほみこと
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむとす。
022
仰
(
あふ
)
ぎ
願
(
ねが
)
はくは
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
を
蒙
(
かか
)
ぶりて、
023
御依
(
みよ
)
さしの
神業
(
みわざ
)
を
生
(
な
)
り
遂
(
と
)
げさせ
給
(
たま
)
へ、
024
いろはにほへとちりぬるを、
025
わかよたれそつねならむ、
026
うゐのおくやまけふこえて、
027
あさきゆめみしゑひもせす、
028
けふの
良
(
よ
)
き
日
(
ひ
)
を
微日
(
ひみ
)
の
間
(
ま
)
も、
029
忘
(
わす
)
るる
事
(
こと
)
なく
何時迄
(
いつまで
)
も、
030
誠
(
まこと
)
の
心
(
こころ
)
を
経
(
たて
)
となし、
031
愛
(
あい
)
と
善
(
ぜん
)
との
真心
(
まごころ
)
を
緯
(
よこ
)
に
織
(
おり
)
なし、
032
御機
(
みはた
)
の
糸
(
いと
)
の
縺
(
もつ
)
れなく、
033
乱
(
みだ
)
れもあらに
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
の
大御
(
おほみ
)
経綸
(
しぐみ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむ。
034
上
(
かみ
)
は
主
(
ス
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
より
下
(
しも
)
百神
(
ももがみ
)
の
端
(
はて
)
までも、
035
吾
(
わが
)
真心
(
まごころ
)
を
誓
(
ちか
)
ひ
奉
(
まつ
)
り
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
事
(
こと
)
の
由
(
よし
)
を、
036
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
を
初
(
はじ
)
めとし、
037
八百万
(
やほよろづ
)
の
神
(
かみ
)
平
(
たひら
)
けく
安
(
やすら
)
けく
聞召
(
きこしめ
)
さへと
宣
(
の
)
る』
038
ここに
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は、
039
婚
(
とつ
)
ぎの
神祝言
(
かむほぎごと
)
を
声
(
こゑ
)
朗
(
ほが
)
らかに
宇宙
(
うちう
)
に
響
(
ひび
)
けと
謡
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ。
040
その
御
(
おん
)
歌
(
うた
)
、
041
『
久方
(
ひさかた
)
の
空
(
そら
)
に
雲
(
くも
)
なくスの
水火
(
いき
)
は
042
澄
(
す
)
み
切
(
き
)
り
澄
(
す
)
みきらひて
神国
(
みくに
)
を
照
(
てら
)
す
043
大太陽
(
あまつひ
)
は
宇宙
(
うちう
)
のあらむ
限
(
かぎ
)
りまで
044
稜威
(
みいづ
)
を
伊照
(
いてら
)
し
給
(
たま
)
ひて
日々
(
ひび
)
に
栄行
(
さかゆ
)
く
045
神国
(
かみくに
)
の
此
(
こ
)
の
瑞祥
(
ずゐしやう
)
ぞ
畏
(
かしこ
)
けれ
046
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
六
(
むゆ
)
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
十
(
たり
)
047
百千万
(
ももちよろづ
)
の
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
に
048
わが
神業
(
かむわざ
)
を
守
(
まも
)
られて
049
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
大御心
(
おほみこころ
)
に
050
報
(
むく
)
い
奉
(
まつ
)
らむ
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
真心
(
まごころ
)
を
051
諾
(
うべな
)
ひませよ
吾
(
われ
)
はしも
女神
(
めがみ
)
の
身
(
み
)
にしあれど
052
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
稜威
(
みいづ
)
と
御光
(
みひかり
)
を
頸
(
うなじ
)
に
受
(
う
)
けて
053
吾
(
わが
)
夫
(
つま
)
の
神
(
かみ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
054
心
(
こころ
)
を
合
(
あは
)
せ
力
(
ちから
)
を
一
(
いつ
)
に
結
(
むす
)
び
合
(
あは
)
せ
055
浜
(
はま
)
の
真砂
(
まさご
)
の
数
(
かず
)
の
如
(
ごと
)
056
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
をば
生
(
う
)
み
生
(
う
)
みて
057
普
(
あまね
)
く
世界
(
せかい
)
に
分
(
くま
)
り
配
(
くば
)
り
058
大経綸
(
おほみしぐみ
)
の
神業
(
かむわざ
)
に
059
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
るぞ
嬉
(
うれ
)
しけれ
060
嗚呼
(
ああ
)
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
061
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
比古神
(
ひこがみ
)
は
062
妾
(
わらは
)
の
弱
(
よわ
)
き
魂
(
たましひ
)
を
063
貴
(
うづ
)
の
力
(
ちから
)
にみなぎらせ
064
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神業
(
かむわざ
)
を
065
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
仕
(
つか
)
へませ
066
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
六
(
むゆ
)
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
万
(
よろづ
)
と
067
祝
(
いは
)
ひ
納
(
をさ
)
むる
今日
(
けふ
)
の
良
(
よ
)
き
日
(
ひ
)
ぞ
畏
(
かしこ
)
けれ』
068
今日
(
けふ
)
の
婚
(
とつ
)
ぎの
神祝
(
かむほぎ
)
に
伊寄
(
いよ
)
り
集
(
つど
)
ひし
神々
(
かみがみ
)
は、
069
遠津
(
とほつ
)
御幸
(
みゆき
)
の
神
(
かみ
)
、
070
片照
(
かたてる
)
の
神
(
かみ
)
、
071
魂之男
(
たまのを
)
の
神
(
かみ
)
、
072
日之本
(
すのもと
)
の
神
(
かみ
)
以下
(
いか
)
十六柱
(
じふろくはしら
)
におはせり。
073
遠津
(
とほつ
)
御幸
(
みゆき
)
の
神
(
かみ
)
は
千万
(
せんまん
)
里
(
り
)
の
遠
(
とほ
)
きを
厭
(
いと
)
はず、
074
天
(
あめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
を
打渡
(
うちわた
)
りつつ
真先
(
まつさき
)
に
此
(
これ
)
の
宴席
(
うたげ
)
に
集
(
つど
)
ひ
玉
(
たま
)
ひけり。
075
遠津
(
とほつ
)
御幸
(
みゆき
)
の
神
(
かみ
)
は
祝
(
しゆく
)
し
給
(
たま
)
ふ。
076
其
(
そ
)
の
御
(
おん
)
歌
(
うた
)
、
077
『
天
(
あめ
)
なるや
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
大宮
(
おほみや
)
に
078
非時
(
ときじく
)
実
(
みの
)
る
香具
(
かぐ
)
の
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
と
生
(
あ
)
れまして
079
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
西南
(
せいなん
)
の
天
(
あめ
)
より
此所
(
ここ
)
に
降
(
くだ
)
ります
080
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
女
(
め
)
と
定
(
さだ
)
まりて
081
厳
(
おごそ
)
かに
天
(
あめ
)
の
御柱
(
みはしら
)
廻
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ
082
国
(
くに
)
の
御柱
(
みはしら
)
固
(
かた
)
めつつ
083
高天原
(
たかあまはら
)
の
花
(
はな
)
となり
084
諸神
(
ももかみ
)
の
上
(
うへ
)
に
望
(
のぞ
)
ませ
給
(
たま
)
ふぞ
尊
(
たふと
)
けれ
085
吾
(
われ
)
は
主
(
ス
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
の
神言
(
みこと
)
畏
(
かしこ
)
み
086
西
(
にし
)
東
(
ひがし
)
南
(
みなみ
)
や
北
(
きた
)
とかけ
廻
(
めぐ
)
り
087
近
(
ちか
)
き
遠
(
とほ
)
きの
差別
(
けぢめ
)
なく
088
神国
(
みくに
)
を
教
(
をし
)
へ
道
(
みち
)
布
(
し
)
きつ
089
神業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
へる
神柱
(
かむばしら
)
090
今日
(
けふ
)
の
寿
(
ことほ
)
ぎ
見
(
み
)
るにつけ
091
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
果
(
は
)
てしなく
092
清
(
きよ
)
く
尊
(
たふと
)
き
神業
(
かむわざ
)
を
093
愈
(
いよいよ
)
深
(
ふか
)
く
覚
(
さと
)
りけり
094
西
(
にし
)
の
宮居
(
みやゐ
)
は
天
(
あめ
)
の
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
095
東
(
ひがし
)
の
宮
(
みや
)
には
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
096
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
もに
領有
(
うしは
)
ぎ
給
(
たま
)
ふ
097
此
(
これ
)
の
神国
(
みくに
)
はいろはの
水火
(
いき
)
も
澄
(
す
)
みきらひ
098
濁
(
にご
)
らひも
無
(
な
)
く
曇
(
くも
)
りなし
099
大太陽
(
あまつひ
)
は
中天
(
なかぞら
)
に
100
輝
(
かがや
)
き
給
(
たま
)
ひ
七色
(
なないろ
)
の
101
光彩
(
くわうさい
)
を
放
(
はな
)
たせ
給
(
たま
)
ひつ
102
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
は
弥益
(
いやます
)
も
103
光
(
ひか
)
り
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
らひつ
104
百
(
もも
)
の
神々
(
かみがみ
)
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
ち
105
今日
(
けふ
)
の
御式
(
みのり
)
に
馳
(
は
)
せ
寄
(
よ
)
りて
106
例
(
ためし
)
も
知
(
し
)
らぬ
喜
(
よろこ
)
びに
107
逢
(
あ
)
ふぞ
嬉
(
うれ
)
しき
此
(
こ
)
の
神前
(
みまへ
)
108
千代
(
ちよ
)
に
八千代
(
やちよ
)
に
寿
(
ほ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
109
嗚呼
(
ああ
)
惟神
(
かむながら
)
神霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
ひ
坐
(
まし
)
ませよ』
110
註
(
ちう
)
111
『いろはにほへとちりぬるを』と
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
詠
(
よ
)
みし
言霊
(
ことたま
)
を
解
(
かい
)
し
奉
(
まつ
)
れば、
112
い
は
水
(
みづ
)
と
火
(
ひ
)
の
並
(
なら
)
びたる
象徴
(
しやうちよう
)
也
(
なり
)
、
113
右
(
みぎ
)
は
水
(
みづ
)
、
114
左
(
ひだり
)
は
火
(
ひ
)
。
115
ろ
は
水
(
みづ
)
と
火
(
ひ
)
の
固
(
かた
)
まりて
水火
(
いき
)
となり、
116
宇宙
(
うちう
)
に
開
(
ひら
)
く
言霊
(
ことたま
)
を、
117
は
といふ。
118
言霊
(
ことたま
)
宇宙
(
うちう
)
に
開
(
ひら
)
きて
前後
(
ぜんご
)
左右
(
さいう
)
に
活用
(
はたら
)
く
象
(
かたち
)
は、
119
に
也
(
なり
)
。
120
此
(
こ
)
の
活動
(
はたらき
)
によりて
一
(
ひと
)
つの
ヽ
(
ほち
)
現
(
あら
)
はる、
121
即
(
すなは
)
ち、
122
ほ
の
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
123
ほ
は
次第
(
しだい
)
に
高
(
たか
)
く
昇
(
のぼ
)
り
膨
(
ふく
)
れ
拡
(
ひろ
)
がる
態
(
さま
)
を、
124
へ
といふ。
125
と
の
言霊
(
ことたま
)
は
水火
(
いき
)
の
完成
(
くわんせい
)
したる
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
126
水火
(
いき
)
完成
(
くわんせい
)
して
宇宙
(
うちう
)
に
滋味
(
じみ
)
を
生
(
しやう
)
ず、
127
之
(
これ
)
を
ち
といふ。
128
ち
は
子
(
こ
)
を
育
(
そだ
)
つる
母乳
(
ぼにう
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
129
又
(
また
)
万物
(
ばんぶつ
)
発生
(
はつせい
)
の
経綸場
(
けいりんぢやう
)
たる
大地
(
だいち
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
130
り
の
言霊
(
ことたま
)
は
女男
(
めを
)
二神
(
にしん
)
水火
(
いき
)
を
合
(
あは
)
せて
並
(
なら
)
び
立
(
た
)
たせる
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
131
ぬ
の
言霊
(
ことたま
)
は
互
(
たがひ
)
に
和
(
やは
)
らぎ
寝
(
ぬる
)
み
温
(
あたた
)
かき
心
(
こころ
)
を
以
(
もつ
)
て
神業
(
みわざ
)
に
尽
(
つく
)
す
水火
(
いき
)
の
象
(
かたち
)
也
(
なり
)
。
132
る
は
夫婦
(
ふうふ
)
の
道
(
みち
)
又
(
また
)
は
天界
(
てんかい
)
の
総
(
すべ
)
ての
定
(
さだ
)
まりし
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
133
を
は
心
(
こころ
)
也
(
なり
)
。
134
わ
は
和
(
やは
)
らぎ
睦
(
むつ
)
み
御子
(
みこ
)
を
生
(
う
)
み
給
(
たま
)
ふ
態
(
さま
)
を
言
(
い
)
ふ
也
(
なり
)
。
135
か
は
抱
(
かか
)
へ
合
(
あ
)
ひ、
136
輝
(
かがや
)
き
合
(
あ
)
ふ
意
(
い
)
にして、
137
俗言
(
ぞくげん
)
に
嬶
(
かか
)
といふも
此
(
こ
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
138
よ
は
夫婦
(
ふうふ
)
二神
(
にしん
)
世帯
(
しよたい
)
を
持
(
も
)
てる
象
(
かたち
)
也
(
なり
)
。
139
た
は
円満
(
ゑんまん
)
具足
(
ぐそく
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
140
れ
は
夫唱
(
ふしやう
)
婦随
(
ふずゐ
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
141
そ
は
上下
(
じやうげ
)
四方
(
しはう
)
揃
(
そろ
)
ふ
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
142
左右
(
さいう
)
の
指
(
ゆび
)
の
五本
(
ごほん
)
と
五本
(
ごほん
)
と
合
(
あは
)
せて
拍手
(
はくしゆ
)
せし
態
(
さま
)
也
(
なり
)
。
143
つ
は
永久
(
えいきう
)
に
続
(
つづ
)
く
意
(
い
)
にして
世人
(
せじん
)
のいふ
玉椿
(
たまつばき
)
の
八千代
(
やちよ
)
までといふも
同
(
おな
)
じ。
144
ね
は
懇
(
ねもごろ
)
にして
夫婦
(
ふうふ
)
同衾
(
どうきん
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
145
な
は
二人
(
ふたり
)
並
(
なら
)
ばし
寝給
(
ねたま
)
ふ
象
(
かたち
)
也
(
なり
)
。
146
ら
は
左旋
(
させん
)
右旋
(
うせん
)
の
意
(
い
)
にして
婚
(
とつ
)
ぎの
時
(
とき
)
の
態
(
さま
)
をいふ。
147
む
は
蒸
(
む
)
し
蒸
(
む
)
して
生
(
む
)
し
蒸生
(
わか
)
し
息子
(
むすこ
)
娘
(
むすめ
)
を
生
(
う
)
むの
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
148
う
は
潤
(
うるほ
)
ひの
意
(
い
)
、
149
又
(
また
)
天消
(
てんせう
)
地滅
(
ちめつ
)
的
(
てき
)
場合
(
ばあひ
)
に
発
(
はつ
)
す
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
150
ゐ
は
快感
(
くわいかん
)
の
極度
(
きよくど
)
に
達
(
たつ
)
したる
時
(
とき
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
151
の
は
一物
(
いちぶつ
)
より
迸
(
ほとばし
)
る
水気
(
すゐき
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
152
お
は
穏
(
おだや
)
かに
修
(
をさ
)
まりし
心
(
こころ
)
。
153
く
は
夫婦
(
ふうふ
)
組合
(
くみあ
)
ひたる
象
(
かたち
)
。
154
や
は
弥益々
(
いやますます
)
の
意
(
い
)
。
155
ま
は
誠
(
まこと
)
の
心
(
こころ
)
を
以
(
も
)
ちて
幾万
(
いくまん
)
年
(
ねん
)
も
夫婦
(
ふうふ
)
の
道
(
みち
)
を
守
(
まも
)
らむとの
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
156
け
は
身
(
み
)
の
汚
(
けが
)
れの
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
157
ふ
は
吹払
(
ふきはら
)
ふ
言霊
(
ことたま
)
にして
男女
(
だんぢよ
)
の
汚
(
けが
)
れを
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ふの
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
158
こ
は
子
(
こ
)
にして、
159
え
は
胞衣
(
えな
)
也
(
なり
)
。
160
て
は
照
(
て
)
り
輝
(
かがや
)
く
意
(
い
)
にして、
161
暗夜
(
あんや
)
の
神業
(
みわざ
)
も
終局
(
しうきよく
)
の
時
(
とき
)
火
(
ひ
)
を
照
(
てら
)
す
意味
(
いみ
)
也
(
なり
)
。
162
あ
は
暗室
(
あんしつ
)
に
点
(
てん
)
じたる
火
(
ひ
)
によりて
一切
(
いつさい
)
のもの
現
(
あらは
)
れる
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
163
さ
は
避
(
さ
)
くる
意
(
い
)
にして
男神
(
をがみ
)
は
女神
(
めがみ
)
の
面
(
おも
)
を
見
(
み
)
る
事
(
こと
)
を
避
(
さ
)
け、
164
又
(
また
)
女神
(
めがみ
)
は
男神
(
をがみ
)
の
面
(
おも
)
を
見
(
み
)
る
事
(
こと
)
を
恥
(
はぢ
)
らひ
避
(
さ
)
くる
事
(
こと
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
165
き
は
気
(
き
)
の
高
(
たか
)
ぶりて
心
(
こころ
)
いそいそする
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
166
ゆ
は
豊
(
ゆた
)
かの
意
(
い
)
にして
仲
(
なか
)
の
好
(
よ
)
くなりし
言霊
(
ことたま
)
。
167
め
は
木
(
き
)
の
芽
(
め
)
を
吹
(
ふ
)
き
出
(
だ
)
す
如
(
ごと
)
く
御子
(
みこ
)
の
種
(
たね
)
宿
(
やど
)
り
始
(
はじ
)
めたる
意
(
い
)
。
168
み
は
弥々
(
いよいよ
)
胎児
(
たいじ
)
となりし
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
169
し
はしつくりの
意
(
い
)
にして、
170
茲
(
ここ
)
に
愈
(
いよいよ
)
夫婦
(
ふうふ
)
らしく
初
(
はじ
)
めて
落
(
お
)
ち
着
(
つ
)
けるの
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
171
ゑ
は
歓
(
ゑら
)
ぎ
喜
(
よろこ
)
ぶ
意
(
い
)
にして、
172
御子
(
みこ
)
の
生
(
うま
)
れたるを
見
(
み
)
て
互
(
たがひ
)
に
笑
(
ゑ
)
み
栄
(
さか
)
えるの
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
173
ひ
は
日子
(
ひこ
)
日女
(
ひめ
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
174
も
は
催合
(
もや
)
ふ
意
(
い
)
にして、
175
一家
(
いつか
)
和合
(
わがふ
)
の
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
176
せ
は
川
(
かは
)
の
瀬
(
せ
)
の
意
(
い
)
にして、
177
夫婦
(
ふうふ
)
の
仲
(
なか
)
に
一点
(
いつてん
)
の
邪曲
(
わだかまり
)
もなく
清
(
きよ
)
らかなる
態
(
さま
)
の
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
178
す
はいよいよ
澄
(
す
)
みきりて
親子
(
おやこ
)
睦
(
むつま
)
じく
世
(
よ
)
に
住
(
す
)
む
言霊
(
ことたま
)
也
(
なり
)
。
179
あなかしこ。
180
世
(
よ
)
には
此
(
こ
)
のいろは
歌
(
うた
)
を
以
(
もつ
)
て
僧
(
そう
)
空海
(
くうかい
)
の
作
(
つく
)
りたるものと
信
(
しん
)
ずるものあれども
誤
(
あやま
)
りなり。
181
いろは
歌
(
うた
)
は
天極
(
てんきよく
)
紫微宮
(
しびきう
)
の
昔
(
むかし
)
、
182
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
言霊
(
ことたま
)
より
鳴
(
な
)
り
出
(
い
)
でし
神歌
(
しんか
)
にして、
183
空海
(
くうかい
)
は
只
(
ただ
)
平易
(
へいい
)
簡単
(
かんたん
)
に
文字
(
もじ
)
に
現
(
あらは
)
さむとして
平仮名
(
ひらがな
)
文字
(
もじ
)
を
作
(
つく
)
り
出
(
だ
)
したるものなり。
184
故
(
ゆゑ
)
にいろは
歌
(
うた
)
は
空海
(
くうかい
)
の
詠
(
よ
)
みしものにあらざることを
知
(
し
)
るべし。
185
すべていろは
歌
(
うた
)
は
婚
(
とつ
)
ぎの
意味
(
いみ
)
のみに
非
(
あら
)
ず、
186
宇宙
(
うちう
)
万有
(
ばんいう
)
一切
(
いつさい
)
発生
(
はつせい
)
の
真理
(
しんり
)
を
謡
(
うた
)
へるものなり。
187
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
祝歌
(
しゆくか
)
の
註
(
ちう
)
。
188
高野
(
たかの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
が
婚
(
とつ
)
ぎの
御宴
(
ぎよえん
)
に
際
(
さい
)
し
言挙
(
ことあ
)
げ
給
(
たま
)
ひたる
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
の
歌
(
うた
)
、
189
一
(
ひと
)
は
霊
(
れい
)
也
(
なり
)
、
190
火
(
ひ
)
也
(
なり
)
、
191
日
(
ひ
)
也
(
なり
)
。
192
二
(
ふた
)
は
力
(
ちから
)
也
(
なり
)
、
193
吹
(
ふ
)
く
呼吸
(
いき
)
也
(
なり
)
。
194
三
(
み
)
は
体
(
たい
)
也
(
なり
)
、
195
元素
(
げんそ
)
也
(
なり
)
。
196
四
(
よ
)
は
世界
(
せかい
)
の
世
(
よ
)
也
(
なり
)
。
197
五
(
いつ
)
は
出
(
いづ
)
る
也
(
なり
)
。
198
六
(
むゆ
)
は
燃
(
むゆ
)
る
也
(
なり
)
。
199
七
(
なな
)
は
地
(
ち
)
成
(
な
)
る
也
(
なり
)
。
200
八
(
や
)
は
弥々
(
いよいよ
)
益々
(
ますます
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
201
九
(
ここの
)
は
凝
(
こ
)
り
固
(
かたま
)
るの
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
202
十
(
たり
)
は
完成
(
くわんせい
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
203
百
(
もも
)
は
諸々
(
もろもろ
)
の
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
204
千
(
ち
)
は
光
(
ひかり
)
也
(
なり
)
、
205
血汐
(
ちしほ
)
の
血
(
ち
)
也
(
なり
)
。
206
万
(
よろづ
)
は
夜
(
よ
)
出
(
いづ
)
るの
意
(
い
)
也
(
なり
)
。
207
之
(
これ
)
を
大括
(
たいくわつ
)
して
略解
(
りやくかい
)
すれば、
208
霊力体
(
れいりよくたい
)
によつて
世
(
よ
)
が
発生
(
はつせい
)
し、
209
水火
(
すゐくわ
)
の
呼吸
(
いき
)
燃
(
も
)
え
上
(
あが
)
り、
210
初
(
はじ
)
めて
地
(
ち
)
成
(
な
)
り、
211
弥々
(
いよいよ
)
益々
(
ますます
)
水火
(
すゐくわ
)
の
気
(
き
)
凝
(
こ
)
り
固
(
かたま
)
りて
完全
(
くわんぜん
)
無欠
(
むけつ
)
の
宇宙
(
うちう
)
天界
(
てんかい
)
は
完成
(
くわんせい
)
され、
212
諸々
(
もろもろ
)
の
地
(
ち
)
の
光
(
ひかり
)
は
暗夜
(
あんや
)
に
出現
(
しゆつげん
)
して
総
(
すべ
)
てのものの
目
(
め
)
に
入
(
い
)
るといふ
言霊
(
ことたま
)
にして、
213
造化
(
ざうくわ
)
三神
(
さんしん
)
の
神徳
(
しんとく
)
を
称
(
たた
)
へ
奉
(
まつ
)
り、
214
其
(
そ
)
の
徳
(
とく
)
にあやかりて
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
を
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
し、
215
諸神
(
しよしん
)
安住
(
あんぢう
)
の
清所
(
すがど
)
に
照
(
てら
)
さむとの
意
(
い
)
を
謳
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ひしものと
知
(
し
)
るべし。
216
(
昭和八・一〇・一〇
旧八・二一
於水明閣
森良仁
謹録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 香具の木の実
(B)
(N)
紫微の宮司 >>>
霊界物語
>
天祥地瑞(第73~81巻)
>
第73巻(子の巻)
> 第1篇 紫微天界 > 第10章 婚ぎの御歌
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第10章 婚ぎの御歌|第73巻|天祥地瑞|霊界物語|/rm7310】
合言葉「みろく」を入力して下さい→