霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一六章 八洲(やす)の河(かは)〔一八四七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻 篇:第2篇 高照神風 よみ(新仮名遣い):たかてるしんぷう
章:第16章 八洲の河 よみ(新仮名遣い):やすのかわ 通し章番号:1847
口述日:1933(昭和8)年10月12日(旧08月23日) 口述場所:水明閣 筆録者:森良仁 校正日: 校正場所: 初版発行日:1933(昭和8)年11月22日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
太元顕津男の神は、大御母の神をはじめとする諸神に見送られて、神生み国生みの旅に出発した。
東北に向かって進んでいくと、前途にはるかに高くそびえる美しい山があった。山頂より紫の雲気が立ち上り、まばゆいばかりに輝いている。
顕津男の神が霊山を望む歌を歌うと、大御母の神は、あの高照の山は我が住処である、と歌った。
顕津男の神は威儀を正し、もろ手を打ち合わせ、タカの言霊を鳴り出でて礼拝をした。
続けて、足元を流れる天の八洲河の清泉を褒め称えた歌を歌った。
大御母の神に続いて、諸神たちは天の八洲河を越えて東の岸に着いた。
大御母の神は麒麟にまたがったまま、声さわやかに歌った。
天の八洲河をやすやすと渡った顕津男の神の雄雄しき姿かな。
この河を流れる真清水は、遠き宇宙の初めより、紫微天界の「司の河」といわれており、恵みの露を流し、世の雲霧を払い、百の罪とがを洗うもの。
この真清水は、主の神が、瑞の御霊に与えた生命の水である。
顕津男の神よ、この真清水を心とし、この清流を教えとして、四方の神々をもれなく救え。
いざこれよりは、高照山の尾の上に駆け上り、宮居を建てて、主の大神の経綸に仕えよう。諸神よ、急げ。
こうして、大御母の神は真っ先に山を指して急ぎ行く。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:0000-00-00 00:00:00 文字数:1630 OBC :rm7316
愛善世界社版: 八幡書店版:第13輯 70頁 修補版: 校定版:142頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 茲(ここ)に月(つき)の大神(おほかみ)の神霊(しんれい)瑞(みづ)の御霊(みたま)太元(おほもと)顕津男(あきつを)の神(かみ)、002栄城山(さかきのやま)を下(くだ)り、003大御母(おほみはは)の神(かみ)其(その)他(た)の諸神(しよしん)に送(おく)られて、004神生(かみう)み国生(くにう)みの旅(たび)に就(つ)かせ給(たま)ふ。005数百頭(すうひやくとう)の麒麟(きりん)は神々(かみがみ)を背(せ)に負(お)ひ乍(なが)ら、006カコクケキの言霊(ことたま)清(すが)しく鳴(な)り鳴(な)り出(い)でつつ諸神(しよしん)を送(おく)り、007鳳凰(ほうわう)の群(むれ)は各々(おのおの)諸神(しよしん)を翼(つばさ)に乗(の)せ、008タトツテチの言霊(ことたま)を鳴(な)り出(い)でながら、009東北(とうほく)の国原(くにばら)を指(さ)して夜(よ)を日(ひ)に次(つ)いで進(すす)ませ給(たま)ふ。010行(ゆ)き行(ゆ)けば前途(ぜんと)に巍峨(ぎが)として高(たか)く聳(そび)ゆる秀嶺(しうれい)あり。011顕津男(あきつを)の神(かみ)は高(たか)く御手(みて)を差翳(さしかざ)し秀嶺(しうれい)を望(のぞ)み給(たま)ふに、012山頂(さんちやう)より紫(むらさき)の雲気(うんき)立昇(たちのぼ)り目(め)もまばゆきばかりなり。
013 茲(ここ)に顕津男(あきつを)の神(かみ)は広(ひろ)く長(なが)く横(よこた)はれる天(あめ)の八洲河(やすかは)に麒麟(きりん)諸共(もろとも)に立(た)ち入(い)り給(たま)ひ、014白銀(しろがね)の如(ごと)く輝(かがや)く水瀬(みなせ)の中(なか)に立(た)ちて御歌(みうた)詠(よ)ませ給(たま)ふ。
015『見渡(みわた)せば紫(むらさき)の雲(くも)立(た)ち昇(のぼ)る
016遥(はろ)の高根(たかね)の荘厳(さうごん)なるかな』
017 大御母(おほみはは)の神(かみ)は直(ただち)に謡(うた)ひ給(たま)はく、
018『見(み)はるかす春(はる)の高根(たかね)は天界(てんかい)に
019その名(な)も著(しる)き高照(たかてる)の山(やま)
020高照(たかてる)の山(やま)は遥(はる)けく見(み)ゆれども
021吾(われ)には近(ちか)き住所(すみか)なりけり』
022と謡(うた)ひ給(たま)ひて、023永久(とこしへ)に住(す)み給(たま)ふ御舎(みあらか)の霊山(れいざん)なることを示(しめ)し給(たま)へば、024顕津男(あきつを)の神(かみ)は威儀(ゐぎ)を正(ただ)し双(もろ)の手(て)を拍(う)ち合(あは)せ、025タカの言霊(ことたま)を鳴(な)り出(い)で礼拝(らいはい)稍久(ややひさ)しう為(な)し給(たま)ふ。
026 顕津男(あきつを)の神(かみ)は足下(あしもと)を流(なが)るる清泉(せいせん)を賞(ほ)め讃(たた)へながら、
027『いすくはし此(これ)の流(ながれ)は主(ス)の神(かみ)の
028天津(あまつ)真言(まこと)のみたまなるらむ
029霧雲(きりくも)の雨(あめ)とかはりて足引(あしびき)の
030山(やま)にくだちし恵(めぐみ)の露(つゆ)かも
031此(こ)の水(みづ)は瑞(みづ)の御霊(みたま)のかげ写(うつ)し
032神代(かみよ)を照(てら)す真寸鏡(ますかがみ)かも
033山川(やまかは)は清(きよ)くさやけし我(われ)は今(いま)
034八洲(やす)の河原(かはら)に水鏡(みづかがみ)見(み)つ
035此(この)水(みづ)の滞(とどこほ)りなく流(なが)るごと
036わが経綸(けいりん)を進(すす)ませ給(たま)へ
037夕(ゆふ)されば月(つき)の流(なが)るる八洲河(やすかは)の
038清瀬(きよせ)に立(た)ちてもの思(おも)ふかな
039八柱(やはしら)の宿(やど)に残(のこ)りし比女神(ひめがみ)に
040此(この)水鏡(みづかがみ)見(み)せたくぞ思(おも)ふ
041滞(よど)みなく千代(ちよ)に流(なが)るる八洲河(やすかは)の
042清(きよ)きは瑞(みづ)の御霊(みたま)なるらむ
043母神(ははがみ)の我(われ)に賜(たま)ひし珍(うづ)の獣(けもの)
044逆(さか)さに写(うつ)る此(こ)の水鏡(みづかがみ)よ
045真清水(ましみづ)の鏡(かがみ)に写(うつ)し眺(なが)むれば
046我(われ)も逆(さか)さに写(うつ)りてあるも
047百神(ももがみ)の我(わが)宣(の)る道(みち)を逆(さか)しまに
048見(み)るも宜(うべ)なり瑞(みづ)の御霊(みたま)よ
049八洲河(やすかは)の堤(つつみ)に生(お)ふる常磐木(ときはぎ)は
050我(わが)神業(かむわざ)を明(あか)して立(た)てるか
051常磐木(ときはぎ)の松(まつ)にかかれる天津(あまつ)日(ひ)の
052影(かげ)清(すが)しもよ御空(みそら)晴(は)れつつ
053照渡(てりわた)る天津(あまつ)日(ひ)懸(かか)る常磐木(ときはぎ)の
054松(まつ)のこずゑに露(つゆ)光(ひか)るなり
055鳳凰(ほうわう)は翼(つばさ)を揃(そろ)へ世(よ)を謳(うた)ひ
056麒麟(きりん)は足(あし)を揃(そろ)へて言祝(ことほ)ぐ
057大御母(おほみはは)神(かみ)の恵(めぐ)みに我(われ)は今(いま)
058八洲(やす)の河原(かはら)の清瀬(きよせ)を渡(わた)る
059主(ス)の神(かみ)の恵(めぐみ)の露(つゆ)に生(お)ひ立(た)ちし
060麒麟(きりん)に跨(またが)り国生(くにう)みなさばや
061神(かみ)を生(う)み国魂(くにたま)を生(う)む神業(かむわざ)を
062助(たす)くる麒麟(きりん)はわが宝(たから)なり』
063 斯(か)く謡(うた)ひながら大御母(おほみはは)の神(かみ)の御後(みうしろ)に従(したが)ひて八洲(やす)の河原(かはら)の東(ひがし)の岸(きし)に安々(やすやす)着(つ)き給(たま)へば、064諸神(しよしん)もわれ遅(おく)れじと一斉(いつせい)に岸(きし)に上(のぼ)らせ給(たま)ひ、
065 「ウーアー、066ウーア」の厳(いづ)の言霊(ことたま)宣(の)り上(あ)げ給(たま)ふ。067故(かれ)天界(てんかい)の諸山(しよざん)諸川(しよせん)を初(はじ)めとし、068森羅(しんら)万象(ばんしやう)悉(ことごと)く震動(しんどう)して言霊歌(ことたまうた)を謡(うた)ひ踊(をど)り狂(くる)ひ舞(ま)ふ。
069 大御母(おほみはは)の神(かみ)は麒上(きじやう)高(たか)く御声(みこゑ)爽(さはや)かに謡(うた)ひ給(たま)ふ。
070『久方(ひさかた)の天(あめ)の八洲河(やすかは)安々(やすやす)と
071渡(わた)らふ岐美(きみ)の雄々(をを)しき姿(すがた)よ
072そも此(この)河(かは)を永久(とこしへ)に
073流(なが)るる清水(しみづ)真清水(ましみづ)は
074千早(ちはや)振(ふ)る遠(とほ)き宇宙(うちう)の初(はじ)めより
075紫微(しび)天界(てんかい)の司(つかさ)の河(かは)と
076称(とな)へ奉(まつ)られ永久(とこしへ)に
077恵(めぐみ)の露(つゆ)を流(なが)しつつ
078世(よ)の雲霧(くもきり)を払(はら)ふべき
079百(もも)の罪咎(つみとが)洗(あら)ふべき
080そも此(これ)の真清水(ましみづ)は
081瑞(みづ)の御霊(みたま)に主(ス)の神(かみ)の
082与(あた)へ給(たま)ひし生命(いのち)の水(みづ)よ
083汝(なれ)太元(おほもと)顕津男(あきつを)の神(かみ)
084此(この)真清水(ましみづ)を心(こころ)とし
085清(きよ)き流(なが)れを教(をしへ)とし
086四方(よも)の神々(かみがみ)遺(お)ちもなく
087もれなく救(すく)へ惟神(かむながら)
088厳(いづ)の言霊(ことたま)宣(の)り上(あ)げて
089主(ス)の神(かみ)初(はじ)め諸々(もろもろ)の
090神(かみ)の御前(みまへ)に宣(の)り奉(まつ)る
091天津(あまつ)日(ひ)は照(て)る照(て)る月(つき)は冴(さ)ゆ
092天(あめ)に昇(のぼ)りて雲(くも)となり
093雨(あめ)とかはりて地(ち)にくだち
094高山(たかやま)短山(ひきやま)霑(うる)ほして
095百谷(ももたに)千谷(ちたに)の細流(こながれ)を
096一(ひと)つに集(あつ)めし神(かみ)の河(かは)
097流(なが)るる水(みづ)は瑞御霊(みづみたま)
098四方(よも)の神々(かみがみ)うるほして
099永久(とは)の生命(いのち)を与(あた)へます
100生命(いのち)の清水(しみづ)真清水(ましみづ)よ
101此(こ)の天界(てんかい)に八洲河(やすかは)の
102流(なが)れあらずば如何(いか)にせむ
103浜(はま)の真砂(まさご)の数(かず)なせる
104星(ほし)の神霊(みたま)は輝(かがや)きて
105天(てん)に花(はな)咲(さ)き地(ち)の上(うへ)は
106白梅(しらうめ)匂(にほ)ひ迦陵(から)頻伽(びんが)
107清(すが)しく歌(うた)ひ鳳凰(ほうわう)は
108翼(つばさ)拡(ひろ)げて舞(ま)ひ遊(あそ)び
109麒麟(きりん)は数多(あまた)の神々(かみがみ)を
110背負(せお)ひ奉(まつ)りて八洲(やす)の河(かは)
111雄々(をを)しく清(きよ)く渡(わた)らしぬ
112いざ是(これ)よりは高照山(たかてるやま)の
113尾(を)の上(へ)にかけ登(のぼ)り
114貴(うづ)の宮居(みやゐ)を見立(みた)て奉(まつ)り
115主(ス)の大神(おほかみ)の経綸(けいりん)に
116仕(つか)へ奉(まつ)らむ惟神(かむながら)
117急(いそ)がせ給(たま)へ百神(ももがみ)よ』
118と謡(うた)ひ終(をは)り、119真先(まつさき)に立(た)ちて麒麟(きりん)の足許(あしもと)チヨクチヨクと御山(みやま)を指(さ)して急(いそ)ぎ給(たま)ふ。
120(昭和八・一〇・一二 旧八・二三 於水明閣 森良仁謹録)
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