霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
聖師伝
聖師伝
←
戻る
聖師伝
はしがき
01 御誕生
02 穴太の里
03 祖父の話
04 祖父の性行
05 祖父の再生
06 幼少年時代
07 小学校時代
08 久兵衛池事件
09 青年時代
10 獣医学の研究
11 父の死
12 青年時代の煩悶
13 高熊山出修の動機
14 高熊山の修行
15 使命の自覚
16 幽斎の修業
17 開祖との会見
18 聖師の大本入り
19 聖師と筆先
20 聖師の苦闘
21 神苑の拡張と造営
22 神島開き
23 大本の発展
24 第一次大本事件
25 霊界物語の口述
26 エスペラントとローマ字の採用
27 世界紅卍字会との提携
28 蒙古入り
29 世界宗教連盟と人類愛善会
30 大正より昭和へ
31 明光社の設立
32 急激な発展
33 第二次大本事件
34 愛善苑の新発足
35 晩年の聖師
36 御昇天
37 御昇天後の大本
【附録】出口聖師年譜
(メニューの右肩に*1が付いているものは、本文がまだテキスト化されていないもの。*2は内容がほぼ同じ他のテキストがあるもの。)
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスクのお知らせ
聖師伝
> 13 高熊山出修の動機
<<< 12 青年時代の煩悶
(B)
(N)
14 高熊山の修行 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
一三、高熊山出修の動機
インフォメーション
題名:
13 高熊山出修の動機
著者:
大本教学院・編
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100800c13
001
明治三十一年
[
※
1898年
]
喜三郎さんが二十八歳の時であります。
002
旧二月八日の夜、
003
村内で
浄瑠璃
(
じょうるり
)
の温習会がひらかれましたので、
004
喜三郎さんも参加し、
005
裃
(
かみしも
)
をつけて絵本太功記尼ヶ崎の段を語られました。
006
ちょうど「夕顔棚のこなたより、
007
あらわれ出でたる武智光秀……」とやっておられますと、
008
かねて喜三郎さんに恨みをもっていた宮相撲取りの
若錦
(
わかにしき
)
を先頭にデモ侠客が数名、
009
いきない高座へ飛び上って、
010
喜三郎さんを引きずり出し、
011
附近の桑畑へかつぎ行き、
012
打つやら蹴るやらフクロたたきの目にあわせました。
013
そこへ喜三郎さんの友達の勝公が二三人の手下をつれて来て、
014
暴漢等を追い散らしました。
015
弟
由松
(
よしまつ
)
さんは、
016
兄の
敵
(
かたき
)
だと言って棍棒を持って若錦のところへ出かけましたが、
017
あべこべに打ちすえられ、
018
頭に血を出して帰って来ました。
019
喜三郎さんはその夜、
020
郷神社前の
喜楽亭
(
きらくてい
)
という小さな家の一間に頭から夜具をかぶって寝ておられました。
021
そこへ喜三郎さんの名を呼びながら、
022
御生母があわただしく入って来られました。
023
「お前はまた喧嘩をしたのだなア。
024
去年までは親爺さんがおられたので、
025
誰も指一本さえる者もなかったが、
026
わしが後家になったと思ってあなどり、
027
うちの
伜
(
せがれ
)
をこんなヒドい目にあわしたのであろう。
028
去年の冬から丁度これで九回目、
029
中途に夫に別れるほど不幸なものはない。
030
また親のない子ほど可愛相なものはない。
031
弟の由松は、
032
兄の
讐討
(
かたきうち
)
だとかいって若錦のところへ押かけ、
033
反対に頭をこづかれて、
034
血を出して帰って来て
家
(
うち
)
にうなっている。
035
兄はまたこの通り、
036
神も仏もこの世にはないものか」
037
と、
038
他人
(
ひと
)
さんの子を恨んでおられました。
039
喜三郎さんはこれを聞かれると、
040
気の毒でたまらなくなり、
041
傷の痛みもどこかへ逃げ去ってしまいました。
042
実のことをいえば喜三郎さんは今までは病気中の父に心配をかけてはならぬと思い、
043
村の人々とも折合をよくしていたので、
044
皆から可愛がられ重宝がられていたのでした。
045
しかし、
046
父が死なれた上は、
047
もう心配をかけるということもなくなったので、
048
村人に対する一片の侠気から、
049
むしろこちらが求めて喧嘩をされたのでした。
050
しばらくすると、
051
八十五歳になった祖母の
宇能子
(
うのこ
)
さんが杖もつかずに来られました。
052
宇能子さんは
053
「お前はもう三十に近い身分だ、
054
物の道理のわからぬような年頃でもあるまい。
055
侠客だとか人助けだとか下らぬことを言って、
056
たまに人を助け、
057
助けたよりも十倍も二十倍も人に恨まれて、
058
自分の身に災難のかかるような人助けは、
059
チッと考えてもらわねばなるまい。
060
ナラズ者の
賭博者
(
ばくちうち
)
を相手に喧嘩をするとは、
061
不心得にも物好きにもほどがある。
062
お前はいつも悪人をくじいて弱い善人を助けるのが、
063
男の魂じゃと言うているが、
064
六面
(
ろくめん
)
八臂
(
はっぴ
)
の魔神なれば知らぬこと、
065
そんな病身のヤニコイ身体でいながら、
066
相撲とりや侠客と喧嘩するとは余りわからぬじゃないか。
067
今年八十五になる年寄や夫に別れて間もない一人の母や、
068
東西もわきまえ知らぬような、
069
頑是
(
がんぜ
)
ない小さな妹があることを忘れてはなるまい。
070
この世に神さまはないとか、
071
哲学とかいって空理屈ばかりいって、
072
勿体ない、
073
神さまを無いものにして、
074
御無礼をした報いが今来たのであろう。
075
よう気をおちつけて考えておくれ。
076
昨夜のことは全く神さまのお慈悲の鞭をお前に下して、
077
高い鼻を折って下さったのだ。
078
必ず必ず若錦やその外の人を恨めてはなりませんぞ。
079
一生の御恩人じゃと思うて、
080
神さまにもお礼を申しなさい。
081
お前のお父さんは
幽界
(
あのよ
)
から、
082
その
行状
(
おこない
)
の悪いのを見て、
083
行くところへもよう行かず、
084
魂は宙に迷うているであろうほどに、
085
これから心を入れかえて、
086
誠の人間になってくれ。
087
侠客のような者になって、
088
それが何の手柄になるか」
089
と、
090
慈愛の釘をうたれて、
091
喜三郎さんは胸のはり裂けるような思いをされました。
092
その時、
093
喜三郎さんは、
094
はじめて御自分の誤っていたことに気づかれました。
095
そして祖母と母の前に両手をついて改心を誓われました。
096
聖師は「自叙伝」の中で「懺悔の剣に刺し貫かれて、
097
五臓六腑をえぐらるる様な苦しさを感じて来た」と書いておられます。
098
悔悟の念は一時に起ってきて、
099
ついには感覚までも失い、
100
ボンヤリとして我とわが身が分らないようになって来ました。
101
そこへ一人の洋服を着た男がやって来て、
102
喜三郎さんはその男と二三問答をされた後、
103
御自分では富士山に行くつもりで家を出られました。
104
それは旧二月九日の夜のことでありました。
105
喜三郎さんは巻き紙にしたためた一通の書き置きを残して行かれました。
106
その書き置きには次のような歌が記されてありました。
107
吾は空行く鳥なれや
108
…………………………
109
遙
(
はるか
)
に高き雲に乗り
110
下界の人が
種々
(
くさぐさ
)
の
111
喜怒哀楽にとらわれて
112
身振り足ぶりするさまを
113
われを忘れて眺むなり
114
げに面白の人の世や
115
されども余り興に乗り
116
地上に落つることもなが
117
御神
(
みかみ
)
よ吾と共にあれ
118
喜三郎さんは翌朝になって、
119
御自分が郷里の高熊山の岩窟の上に
坐
(
すわ
)
っていることに気づかれました。
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 12 青年時代の煩悶
(B)
(N)
14 高熊山の修行 >>>
聖師伝
> 13 高熊山出修の動機
Tweet
ロシアのプーチン大統領が霊界物語に予言されていた!?<絶賛発売中>
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【13 高熊山出修の動機|聖師伝|聖師伝/B100800c13】
合言葉「みろく」を入力して下さい→