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聖師伝
はしがき
01 御誕生
02 穴太の里
03 祖父の話
04 祖父の性行
05 祖父の再生
06 幼少年時代
07 小学校時代
08 久兵衛池事件
09 青年時代
10 獣医学の研究
11 父の死
12 青年時代の煩悶
13 高熊山出修の動機
14 高熊山の修行
15 使命の自覚
16 幽斎の修業
17 開祖との会見
18 聖師の大本入り
19 聖師と筆先
20 聖師の苦闘
21 神苑の拡張と造営
22 神島開き
23 大本の発展
24 第一次大本事件
25 霊界物語の口述
26 エスペラントとローマ字の採用
27 世界紅卍字会との提携
28 蒙古入り
29 世界宗教連盟と人類愛善会
30 大正より昭和へ
31 明光社の設立
32 急激な発展
33 第二次大本事件
34 愛善苑の新発足
35 晩年の聖師
36 御昇天
37 御昇天後の大本
【附録】出口聖師年譜
(メニューの右肩に*1が付いているものは、本文がまだテキスト化されていないもの。*2は内容がほぼ同じ他のテキストがあるもの。)
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二三、大本の発展
インフォメーション
題名:
23 大本の発展
著者:
大本教学院・編
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100800c23
001
大正六年一月から雑誌「神霊界」が発行され、
002
開祖の筆先は大本神諭として、
003
はじめて発表されることになりました。
004
なお「綾部新聞」が発行されたのが十二月でありました。
005
大正六年旧三月十五日・
東
(
ひがし
)
石の宮の鎮座祭、
006
旧九月七日・神島遷宮祭、
007
旧十月十五日・大八洲神社鎮座祭というように
神業
(
しんぎょう
)
は発展するとともに、
008
神苑内の造営工事は着々とすすんでゆきました。
009
大正五年の冬、
010
浅野
和三郎
(
わさぶろう
)
氏が入信し、
011
大正六、
012
七年ごろから智識階級の人々が続々と入信して、
013
大本の名は全国的に注目されるようになりました。
014
それと同時に、
015
他の宗教家よりの攻撃となり、
016
新聞雑誌等の非難嘲笑となって来ました。
017
世の立替立直を呼号して、
018
傍若無人の態度で進出した大本が非難攻撃の的となったのは、
019
むしろ当然であったかも知れません。
020
大正七年、
021
聖師四十八歳の時、
022
旧十月三日、
023
開祖出口なお子
刀自
(
とじ
)
は八十三歳をもって昇天されましたが、
024
その後は聖師がまったく矢表に立たれたのであります。
025
大正八年、
026
九年という年は大本が最も積極的活動をつづけた年でありまして、
027
大正八年には教祖殿、
028
弥勒
(
みろく
)
殿、
029
黄金閣
(
おうごんかく
)
、
030
教主殿等の立柱式、
031
上棟式、
032
落成式などがおこなわれ、
033
作業課は昼夜兼行の多忙をきわめるとともに、
034
神苑の面目が一新されました。
035
本宮山が大本の手に入ったのも、
036
亀岡城趾が大本の所有となったのも、
037
みな大正八年であります。
038
大正九年には綾部の至聖殿の工事が完成し、
039
亀岡には大道場が落成して八月五日から十日間、
040
夏季講習会が開かれ、
041
大阪の大正日々新聞の買収、
042
引きつづき八月二十五日から大本の経営によって日刊新聞が発刊されることになりました。
043
綾部においては
本宮山
(
ほんぐうやま
)
神殿の上棟式が行われ、
044
大本は隆々たる勢いをもって発展して行きました。
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