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伊都能売神諭
01 大正7年12月2日
02 (年月日不明)
03 大正7年12月22日
13 大正7年12月23日
05 大正7年12月24日
04 大正7年12月25日
06 大正7年12月26日
08 大正7年12月27日
07 大正8年1月1日
09 大正8年1月2日
10 大正8年1月2日
11 大正8年1月5日
12 大正8年1月11日
14 大正8年1月19日
17 大正8年1月21日
18 大正8年1月25日
19 大正8年1月25日
15 大正8年1月27日
20 大正8年1月27日
16 大正8年2月6日
21 大正8年2月13日
22 大正8年2月18日
23 大正8年2月20日
24 大正8年2月21日
25 大正8年3月7日
26 大正8年3月8日
29 大正8年3月10日
27 大正8年3月11日
28 大正8年3月12日
30 大正8年4月13日
31 大正8年4月23日
32 大正8年5月5日
33 大正8年6月3日
34 大正8年6月4日
35 大正8年7月12日
36 大正8年8月11日
37 大正8年8月12日
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> 大正7年12月2日
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大正七年一二月二日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1918(大正7)年12月2日(旧10月29日)
神霊界掲載号:
大正7年12月22日号(第76号)【大本教祖号】 8頁
神霊界八幡書店復刻版:
第3巻 404頁
八幡書店版伊都能売神諭:
10頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
is01
001
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が、
002
明治
(
めいじ
)
廿五
(
にじゆうご
)
年
(
ねん
)
から
永
(
なが
)
らく
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて、
003
若姫君
(
わかひめぎみ
)
の
尊
(
みこと
)
と
引添
(
ひきそ
)
ふて
変性男子
(
へんぜうなんし
)
と
成
(
な
)
りて、
004
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を、
005
筆先
(
ふでさき
)
に
書
(
かか
)
して
知
(
し
)
らしたなれど、
006
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
筆先
(
ふでさき
)
は
未
(
ま
)
だかかして
無
(
な
)
いから、
007
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
体内
(
たいない
)
を
藉
(
か
)
りて
是
(
これ
)
から
時節
(
じせつ
)
に
応
(
おほ
)
じて
書
(
かか
)
すぞよ。
008
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
経綸
(
しぐみ
)
いたして
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
が、
009
一分
(
いちぶ
)
一厘
(
いちりん
)
違
(
ちが
)
はん、
010
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
時節
(
じせつ
)
が
迫
(
せま
)
りたのであるから、
011
此
(
この
)
経綸
(
しぐみ
)
は
変
(
かわ
)
りは
致
(
いた
)
さんなれど、
012
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しは
人民
(
じんみん
)
の
肉体
(
にくたい
)
を
使
(
つか
)
ふて
致
(
いた
)
さねば
成
(
な
)
らぬ
事
(
こと
)
であるから、
013
人民
(
じんみん
)
の
改心
(
かいしん
)
次第
(
しだい
)
で
速
(
はや
)
くも
成
(
な
)
り、
014
亦
(
また
)
遅
(
をく
)
れも
致
(
いた
)
すから、
015
是
(
これ
)
から
変性女子
(
へんぜうによし
)
と
役員
(
やくいん
)
が
確
(
しつ
)
かり
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
さらんと、
016
中々
(
なかなか
)
大事業
(
たいもう
)
であるから、
017
一寸
(
ちよつと
)
の
油断
(
ゆだん
)
も
寸隙
(
すき
)
も
無
(
な
)
いぞよ。
018
二代
(
にだい
)
の
御世継
(
およつぎ
)
は
澄子
(
すみこ
)
に
命令
(
めいれい
)
は
下
(
さが
)
りて
居
(
を
)
るなれど、
019
モウ
少
(
すこ
)
し
立直
(
たてなを
)
しの
筆先
(
ふでさき
)
をかかねば
成
(
な
)
らぬから、
020
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて
筆先
(
ふでさき
)
を
出
(
だ
)
すから、
021
今迄
(
いままで
)
のやうな
筆先
(
ふでさき
)
の
見
(
み
)
やう
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたら
大
(
おほ
)
きな
間違
(
まちが
)
いが
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
022
此
(
この
)
筆先
(
ふでさき
)
は
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて
知
(
し
)
らすのであるから、
023
男子
(
なんし
)
にかかした
筆先
(
ふでさき
)
とはチツトは
筆
(
ふで
)
の
使
(
つか
)
い
方
(
かた
)
が
違
(
ちが
)
ふなれど、
024
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
毛筋
(
けすじ
)
も
間違
(
まちが
)
いは
致
(
いた
)
さんから、
025
其
(
そ
)
の
覚悟
(
かくご
)
で
筆先
(
ふでさき
)
を
読
(
よ
)
みて、
026
腹帯
(
はらをび
)
を
緩
(
ゆる
)
まんやうに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
027
明治
(
めいじ
)
廿五年
(
にじゆうごねん
)
から
大出口
(
おほでぐち
)
直
(
なを
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
りて、
028
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大芝居
(
おほしばい
)
が
始
(
はじ
)
まるぞよと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしておいたが、
029
一番叟
(
いちばんそう
)
、
030
二番叟
(
にばんそう
)
、
031
三番叟
(
さんばんそう
)
も
相
(
あい
)
済
(
す
)
みて、
032
いよいよ
是
(
これ
)
から
初段
(
しよだん
)
が
始
(
はじ
)
まるぞよ。
033
初段
(
しよだん
)
、
034
二段
(
にだん
)
の
始
(
はじま
)
りて
居
(
を
)
る
間
(
あいだ
)
に、
035
世界
(
せかい
)
の
大本
(
おほもと
)
は
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
霊魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
いて、
036
何彼
(
なにか
)
の
準備
(
じゆんび
)
を
致
(
いた
)
して、
037
三段目
(
さんだんめ
)
の
立役者
(
たちやくしや
)
となりて、
038
此
(
こ
)
の
乱
(
みだ
)
れ
切
(
き
)
つた
世界
(
せかい
)
を
尉
(
ぜう
)
と
姥
(
うば
)
とで
掃除
(
さうじ
)
致
(
いた
)
して、
039
昔
(
むかし
)
の
元
(
もと
)
の
水晶
(
すいしよ
)
の
松
(
まつ
)
の
神代
(
かみよ
)
に
立直
(
たてなを
)
さねば
成
(
な
)
らぬから、
040
是
(
これ
)
からは
段々
(
だんだん
)
と
因縁
(
いんねん
)
の
御魂
(
みたま
)
を
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
引寄
(
ひきよ
)
して、
041
霊魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
かして、
042
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
御用
(
ごよう
)
に
使
(
つか
)
ふ、
043
末代
(
まつだい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
してあるから、
044
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
の
肝心
(
かんじん
)
の
役員
(
やくいん
)
は
真心
(
こころ
)
から
親切
(
しんせつ
)
に
御取次
(
おとりつ
)
ぎを
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
さらぬと、
045
好
(
す
)
き
嫌
(
きら
)
いの
在
(
あ
)
るやうな
事
(
こと
)
では、
046
折角
(
せつかく
)
神
(
かみ
)
が
綱
(
つな
)
を
掛
(
か
)
けて
引寄
(
ひきよ
)
した
身魂
(
みたま
)
を
取遁
(
とりにが
)
すやうな
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
047
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
は
何事
(
なにごと
)
に
由
(
よ
)
らず
神界
(
しんかい
)
の
命令
(
めいれい
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
さねば、
048
途中
(
とちう
)
で
経綸
(
しぐみ
)
が
変
(
かわ
)
りたら
今度
(
こんど
)
の
事
(
こと
)
は
成就
(
ぜうじゆ
)
いたさんぞよ。
049
今度
(
こんど
)
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しが
出来
(
しゆつたい
)
致
(
いた
)
さなんだら、
050
世界
(
せかい
)
はモ
一
(
ひと
)
つ
乱
(
みだ
)
れて
潰
(
つぶ
)
れるより
仕様
(
しよう
)
はないぞよ。
051
此
(
この
)
世界
(
せかい
)
を
立直
(
たてなを
)
す
尊
(
とほと
)
い
経綸
(
しぐみ
)
の
判
(
わか
)
る
所
(
とこ
)
は、
052
綾部
(
あやべ
)
の
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
、
053
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
より
外
(
ほか
)
には
無
(
な
)
いから、
054
我
(
われ
)
も
私
(
わし
)
もと
申
(
もう
)
して
是
(
これ
)
からは
金銀
(
きんぎん
)
持
(
も
)
つて、
055
御用
(
ごよう
)
に
使
(
つか
)
ふて
下
(
くだ
)
されと
申
(
もう
)
して
来
(
く
)
るもの
斗
(
ばか
)
りであれども、
056
神
(
かみ
)
の
赦
(
ゆる
)
しなき
人民
(
じんみん
)
の
宝
(
たから
)
は
受取
(
うけと
)
る
事
(
こと
)
は
成
(
な
)
らぬぞよ。
057
汚
(
よご
)
れたものが
一分
(
いちぶ
)
混
(
まぜ
)
りても、
058
今度
(
こんど
)
は
水晶
(
すいしよう
)
の
神代
(
かみよ
)
に
致
(
いた
)
すには
大
(
おほ
)
きな
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
な
)
るから、
059
役員
(
やくいん
)
の
人
(
ひと
)
は
充分
(
じゆうぶん
)
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
下
(
くだ
)
され。
060
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
御魂
(
みたま
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
女子
(
によし
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
りて
念
(
ねん
)
を
押
(
を
)
しておくぞよ。
061
◎
062
世界
(
せかい
)
は
九分
(
くぶ
)
九厘
(
くりん
)
と
成
(
な
)
りて、
063
昔
(
むかし
)
からの
生神
(
いきがみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
成就
(
ぜうじゆ
)
いたしたから、
064
変性男子
(
へんぜうなんし
)
若姫岐美尊
(
わかひめぎみのみこと
)
は
天
(
てん
)
に
上
(
のぼ
)
りて
守護
(
しゆごう
)
いたすから、
065
日
(
ひ
)
の
大神
(
おほかみ
)
、
066
月
(
つき
)
の
大神
(
おほかみ
)
、
067
天照皇大神
(
あまてらすおほかみ
)
御三体
(
ごさんたい
)
の
大神
(
おほかみ
)
は、
068
地
(
ち
)
へ
降
(
お
)
りまして
今度
(
こんど
)
の
御手伝
(
おてつだい
)
を
遊
(
あそ
)
ばすなり、
069
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
は
天地
(
てんち
)
を
駆廻
(
かけめぐ
)
りて
世界
(
せかい
)
一切
(
いつさい
)
を
構
(
かま
)
ふなり、
070
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
は
弥々
(
いよいよ
)
奧役
(
おくやく
)
となりて
地
(
ち
)
の
神界
(
しんかい
)
を
主護
(
しゆごう
)
いたして
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
一厘
(
いちりん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で
立直
(
たてなを
)
す
役
(
やく
)
となりたから、
071
是
(
これ
)
から
天地
(
てんち
)
の
様子
(
やうす
)
も
世界
(
せかい
)
の
一切
(
いつさい
)
も
大変
(
おほがわ
)
りが
致
(
いた
)
すのが
迅
(
はや
)
いから、
072
何程
(
なにほど
)
自我
(
が
)
の
強
(
つよ
)
い
人民
(
じんみん
)
でも、
073
悪
(
あく
)
の
強
(
つよ
)
い
邪神
(
じやじん
)
でも、
074
改心
(
かいしん
)
いたさな
成
(
な
)
らんやうに、
075
一日
(
いちにち
)
増
(
ま
)
しに
変
(
かわ
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
076
昔
(
むかし
)
から
斯世
(
このよ
)
初
(
はじま
)
りてから
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
き
事
(
こと
)
がセングリセングリ
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
077
珍
(
めづ
)
らしき
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
るぞよ。
078
◎
079
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
娘
(
むすめ
)
を
王子
(
わうじ
)
と
八木
(
やぎ
)
へ
遣
(
や
)
りてありたのは、
080
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
であると
申
(
もう
)
して、
081
男子
(
なんし
)
の
手
(
て
)
と
口
(
くち
)
とで
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りたが、
082
王子
(
わうじ
)
の
梨木峠
(
なしのきとうげ
)
で、
083
昔
(
むかし
)
からの
因縁
(
いんねん
)
に
由
(
よ
)
りて
本田
(
ほんだ
)
親徳
(
ちかあつ
)
と
変性女子
(
へんぜうによし
)
との
面会
(
めんかい
)
をさして、
084
女子
(
によし
)
に
霊学
(
れいがく
)
を
授
(
さづ
)
けるやうに
致
(
いた
)
したのも、
085
王子
(
わうじ
)
の
産土
(
うぶすな
)
暗
(
くらが
)
りの
宮
(
みや
)
を
仲立
(
なかだち
)
に
致
(
いた
)
しての
事
(
こと
)
でありたぞよ。
086
澄子
(
すみこ
)
も
王子
(
わうじ
)
へ
暫
(
しばら
)
く
遣
(
や
)
りて、
087
幼
(
をさな
)
い
年
(
とし
)
から
色々
(
いろいろ
)
と
人
(
ひと
)
の
能
(
よ
)
ふせん
辛
(
つら
)
い
目
(
め
)
をさして
在
(
あ
)
りたが、
088
其時
(
そのとき
)
から
変性女子
(
へんぜうによし
)
に
面会
(
めんかい
)
さして
綱
(
つな
)
が
掛
(
か
)
けてありたので
在
(
あ
)
るから、
089
肉体
(
にくたい
)
は
二代
(
にだい
)
と
夫婦
(
ふうふ
)
に
致
(
いた
)
して、
090
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
の
奧役
(
おくやく
)
を
為
(
さ
)
してあるぞよ。
091
是
(
これ
)
も
人民
(
じんみん
)
には
一寸
(
ちよつと
)
見当
(
けんとう
)
の
取
(
と
)
れん
仕組
(
しぐみ
)
であるぞよ。
092
八木
(
やぎ
)
へ
久子
(
ひさこ
)
を
遣
(
や
)
りてあるのも、
093
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
であると
申
(
もう
)
したが、
094
明治
(
めいじ
)
三十一年の
紅葉
(
もみぢ
)
の
色
(
いろ
)
の
真盛
(
まつさか
)
りに、
095
八木
(
やぎ
)
からの
頼
(
たの
)
みで
変性女子
(
へんぜうによし
)
が
参
(
まい
)
りたのであるぞよ。
096
変性男子
(
へんぜうなんし
)
は
人民
(
じんみん
)
に
百日
(
ひやくにち
)
の
水行
(
みづぎやう
)
を
命
(
さ
)
して、
097
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
いて
水晶
(
すいしよう
)
に
洗濯
(
せんだく
)
いたす
御役
(
おやく
)
なり、
098
変性女子
(
へんぜうによし
)
は
霊
(
れい
)
を
以
(
もつ
)
て
人民
(
じんみん
)
の
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
く
御役
(
おやく
)
に
拵
(
こし
)
らへてあるぞよ。
099
其
(
その
)
霊魂
(
みたま
)
の
因縁
(
いんねん
)
に
由
(
よ
)
つて、
100
男子
(
なんし
)
の
旅立
(
たびだち
)
には、
101
何時
(
いつ
)
も
大空
(
そら
)
が
曇
(
くも
)
りて
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
りたなり、
102
女子
(
によし
)
の
旅立
(
たびだち
)
には
何時
(
いつ
)
も
火
(
ひ
)
の
守護
(
しゆごう
)
で
在
(
あ
)
るから、
103
曇
(
くも
)
りた
空
(
そら
)
も
直
(
すぐ
)
に
晴天
(
せいてん
)
となりたので
在
(
あ
)
るぞよ。
104
変性男子
(
へんぜうなんし
)
は
肉体
(
にくたい
)
が
水
(
みづ
)
、
105
霊体
(
れいたい
)
が
火
(
ひ
)
であるなり、
106
女子
(
によし
)
は
肉体
(
にくたい
)
が
火
(
ひ
)
で
霊体
(
れいたい
)
が
水
(
みづ
)
であるから、
107
男子
(
なんし
)
の
旅立
(
たびだち
)
には
水
(
みづ
)
の
守護
(
しゆごう
)
なり、
108
女子
(
によし
)
の
出立
(
しゆつたつ
)
には
火
(
ひ
)
の
守護
(
しゆごう
)
と
成
(
な
)
りたのであるぞよ。
109
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
霊魂
(
みたま
)
は
天
(
てん
)
の
役
(
やく
)
、
110
夫
(
をつと
)
の
役
(
やく
)
なり、
111
女子
(
によし
)
の
霊魂
(
みたま
)
は
地
(
ち
)
の
役
(
やく
)
、
112
妻
(
つま
)
の
御用
(
ごよう
)
であるぞよ。
113
火
(
ひ
)
と
水
(
みづ
)
との
守護
(
しゆごう
)
で、
114
天地
(
てんち
)
を
開
(
ひら
)
く
火水
(
ひみづ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
であるから
此
(
こ
)
の
先
(
さき
)
は
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
神
(
かみ
)
の
働
(
はたら
)
きが
明白
(
ありやか
)
に
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
115
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
を
明治
(
めいじ
)
三十二
年
(
ねん
)
の
六月
(
ろくがつ
)
廿三
日
(
にち
)
に、
116
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
へ
引寄
(
ひきよ
)
して、
117
色々
(
いろいろ
)
と
気苦労
(
きぐろう
)
をさして、
118
身魂
(
みたま
)
の
荒研
(
あらみが
)
きを
致
(
いた
)
さしたが、
119
女子
(
によし
)
も
余
(
あま
)
り
我
(
が
)
が
強
(
つよ
)
かりたので、
120
改心
(
かいしん
)
さすのに
十年
(
じゆうねん
)
掛
(
かか
)
りたが、
121
明治
(
めいじ
)
四十二
年
(
ねん
)
の
七月
(
しちがつ
)
十二
日
(
にち
)
から
坤
(
ひつじさる
)
の
守護
(
しゆごう
)
に
致
(
いた
)
して、
122
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
御用
(
ごよう
)
を
命
(
さ
)
して
来
(
き
)
たぞよ。
123
それでも
未
(
ま
)
だ
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
御用
(
ごよう
)
さすには、
124
余
(
あま
)
り
混
(
まぜ
)
りが
有
(
あ
)
りて
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はぬから、
125
大正
(
たいせう
)
七年
(
しちねん
)
の
七月
(
しちがつ
)
十二
日
(
にち
)
女子
(
によし
)
の
肉体
(
にくたい
)
の
誕生日
(
たんぜうび
)
から、
126
此世
(
このよ
)
の
荒衣
(
あらごも
)
を
脱
(
ぬ
)
がすために、
127
七十五
日
(
にち
)
の
肉体
(
にくたい
)
と
霊魂
(
みたま
)
の
大洗濯
(
おほせんだく
)
を
致
(
いた
)
さしたぞよ。
128
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
は十三
日
(
にち
)
の
間
(
あいだ
)
食物
(
しよくもつ
)
を
取上
(
とりあ
)
げたなれど、
129
女子
(
によし
)
の
肉体
(
にくたい
)
は
余
(
あま
)
り
曇
(
くも
)
りが
激
(
はげ
)
しいから、
130
四十八日の
間
(
あいだ
)
食物
(
しよくもつ
)
を
取上
(
とりあ
)
げて
身魂
(
みたま
)
に
苦労
(
くろう
)
をさして
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
御用
(
ごよう
)
に
使
(
つか
)
ふので
在
(
あ
)
るそよ。
131
何事
(
なにごと
)
も
皆
(
みな
)
神
(
かみ
)
からの
命令
(
めいれい
)
でさせられるので
在
(
あ
)
るぞよ。
132
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
を
〆木
(
しめき
)
に
掛
(
かけ
)
て、
133
汚
(
きた
)
ない
分子
(
もの
)
を
吐出
(
はきだ
)
さしておいて、
134
五十日目
(
ごじゆうにちめ
)
から
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
と
引添
(
ひつそ
)
ふて、
135
女子
(
によし
)
の
霊魂
(
みたま
)
を
世界中
(
せかいぢう
)
連
(
つ
)
れ
廻
(
まわ
)
りて、
136
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
守護
(
しゆごう
)
がさして
在
(
あ
)
るぞよ。
137
七十五
日
(
にち
)
の
床縛
(
とこしば
)
りが
済
(
す
)
みて、
138
二日
(
ふつか
)
の
間
(
あいだ
)
肉体
(
にくたい
)
を
休
(
やす
)
まして、
139
三日目
(
みつかめ
)
には
大本
(
おほもと
)
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
肉体
(
にくたい
)
の
最後
(
さいご
)
の
大祭
(
だいさい
)
を
致
(
いた
)
させ、
140
四日目
(
よつかめ
)
は
祖霊社
(
それいしや
)
の
祭
(
まつ
)
りを
済
(
す
)
まさせ、
141
五日目
(
いつかめ
)
には
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
口
(
くち
)
を
借
(
か
)
りて、
142
大本
(
おほもと
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
厳
(
きび
)
しき
教
(
をし
)
えを、
143
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
信者
(
しんじや
)
に
申
(
もうし
)
聞
(
き
)
かしてあるから、
144
チツトも
間違
(
まちが
)
いの
無
(
な
)
いやうに、
145
是
(
これ
)
から
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
は
心配
(
こころくば
)
りを
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
さらぬと、
146
肝腎
(
かんじん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が
遅
(
おく
)
れるから、
147
天地
(
てんち
)
の
神々様
(
かみがみさま
)
に
申訳
(
もうしわけ
)
のない
事
(
こと
)
になりて
了
(
しも
)
ふぞよ。
148
翌
(
あ
)
けて
六日目
(
むいかめ
)
、
149
旧
(
きう
)
十月
(
じゆうがつ
)
の
三日
(
みつか
)
、
150
新
(
しん
)
の
十一月
(
じゆういちがつ
)
六日
(
むいか
)
の
五
(
いつ
)
つ
時
(
どき
)
、
151
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
成就
(
ぜうじゆ
)
いたして、
152
今度
(
こんど
)
の
世界
(
せかい
)
の
大戦争
(
おほたたかい
)
を
一寸
(
ちよつと
)
止
(
と
)
めさして
置
(
を
)
いて、
153
其晩
(
そのばん
)
の
四
(
よ
)
つ
時
(
どき
)
(十時三十分)に、
154
天
(
てん
)
からの
御迎
(
おむかい
)
で
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
は
若姫君尊
(
わかひめぎみのみこと
)
の
御魂
(
みたま
)
と
引添
(
ひきそ
)
ふて
天
(
てん
)
へ
上
(
のぼ
)
りたぞよ。
155
是
(
これ
)
からは
天
(
てん
)
の
様子
(
やうす
)
も
明白
(
ありやか
)
に
判
(
わか
)
り
出
(
だ
)
すぞよ。
156
一旦
(
いつたん
)
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
は
天
(
てん
)
へ
上
(
のぼ
)
りたなれど、
157
直
(
なを
)
の
御魂
(
みたま
)
は
三代
(
さんだい
)
の
直霊
(
なをひ
)
に
憑
(
うつ
)
りて
地
(
ち
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いたさ
)
すぞよ。
158
直
(
なを
)
の
御魂
(
みたま
)
は
天
(
てん
)
にありては
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
と
引添
(
ひきそ
)
ふて、
159
大国常立尊
(
おほくにとこたちのみこと
)
大出口神
(
おほでぐちのかみ
)
となりて
世界
(
せかい
)
の
守護
(
しゆごう
)
を
致
(
いた
)
すなり、
160
地
(
ち
)
に
降
(
くだ
)
りては
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
に
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
憑
(
うつ
)
りて、
161
立直
(
たてなを
)
しの
御筆先
(
ふでさき
)
をかかすなり、
162
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
御魂
(
みたま
)
は
木花咲耶姫
(
このはなさくやひめ
)
殿
(
どの
)
の
宿
(
やど
)
りた
身魂
(
みたま
)
の
三代
(
さんだい
)
直霊
(
なをひ
)
に
憑
(
うつ
)
りて、
163
直霊主尊
(
なをひぬしのみこと
)
となりて
地
(
ち
)
の
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
さす
経綸
(
しぐみ
)
が
成就
(
ぜうじゆ
)
いたしたから、
164
是
(
これ
)
からの
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
は
是
(
これ
)
までとは
大変
(
おほがわ
)
りが
致
(
いた
)
すぞよ。
165
今
(
いま
)
一寸
(
ちよつと
)
大本
(
おほもと
)
の
内部
(
ま
)
が
静
(
しづ
)
かにあるから、
166
世界
(
せかい
)
も
一寸
(
ちよつと
)
の
間
(
ま
)
だけは
静
(
しづ
)
かにあれど、
167
此
(
この
)
節分
(
せつぶん
)
が
済
(
す
)
みたる
大本
(
おほもと
)
も
世界
(
せかい
)
も
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
喧
(
やか
)
ましう
忙
(
せわ
)
しうなるから、
168
今
(
いま
)
の
静
(
しづ
)
かな
中
(
うち
)
に、
169
何彼
(
なにか
)
の
準備
(
じゆんび
)
をいたして
置
(
を
)
かねば、
170
俄
(
にわか
)
に
橡面貌
(
とちめんぼう
)
を
振
(
ふ
)
らねば
成
(
な
)
らんやうな
事
(
こと
)
になるぞよ。
171
大正
(
たいせう
)
七年
(
しちねん
)
旧
(
きう
)
十月
(
じゆうがつ
)
廿九
日
(
にち
)
、
172
新
(
しん
)
の十二
月
(
がつ
)
二日
(
ふつか
)
、
173
変性女子
(
へんぜうによし
)
に
憑
(
うつ
)
りてしるしをく。
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(N)
(年月日不明) >>>
伊都能売神諭
> 大正7年12月2日
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【01 大正7年12月2日|伊都能売神諭/is01】
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