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伊都能売神諭
01 大正7年12月2日
02 (年月日不明)
03 大正7年12月22日
13 大正7年12月23日
05 大正7年12月24日
04 大正7年12月25日
06 大正7年12月26日
08 大正7年12月27日
07 大正8年1月1日
09 大正8年1月2日
10 大正8年1月2日
11 大正8年1月5日
12 大正8年1月11日
14 大正8年1月19日
17 大正8年1月21日
18 大正8年1月25日
19 大正8年1月25日
15 大正8年1月27日
20 大正8年1月27日
16 大正8年2月6日
21 大正8年2月13日
22 大正8年2月18日
23 大正8年2月20日
24 大正8年2月21日
25 大正8年3月7日
26 大正8年3月8日
29 大正8年3月10日
27 大正8年3月11日
28 大正8年3月12日
30 大正8年4月13日
31 大正8年4月23日
32 大正8年5月5日
33 大正8年6月3日
34 大正8年6月4日
35 大正8年7月12日
36 大正8年8月11日
37 大正8年8月12日
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大正八年六月三日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1919(大正8)年6月3日(旧5月6日)
神霊界掲載号:
大正8年7月15日号(第90号) 11頁
神霊界八幡書店復刻版:
第5巻 175頁
八幡書店版伊都能売神諭:
167頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-08-30 10:09:14
OBC :
is33
001
大正八年六月三日筆
002
大国常立尊
(
おほくにとこたちのみこと
)
が
永
(
なが
)
く、
003
出口直霊主命
(
でぐちなをひぬしのみこと
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
り
言
(
くち
)
を
籍
(
か
)
りて、
004
世界
(
せかい
)
の
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らして
置
(
おい
)
たが、
005
斯
(
この
)
世界
(
せかい
)
は
最早
(
もはや
)
断末魔
(
だんまつま
)
に
近
(
ちか
)
よりて
来
(
き
)
、
006
昔
(
むかし
)
からの
悪神
(
あくがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が、
007
判然
(
はつきり
)
と
解
(
わか
)
る
時節
(
じせつ
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
008
害国
(
がいこく
)
の
悪神
(
あくがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が、
009
昔
(
むかし
)
からの
永
(
な
)
がい
陰謀
(
しぐみ
)
で、
010
学
(
がく
)
と
智恵
(
ちゑ
)
と
金
(
かね
)
の
力
(
ちから
)
とで、
011
世界中
(
せかいぢう
)
を
自由自在
(
じゆうじざい
)
に
混乱
(
みだらし
)
て
来
(
き
)
て、
012
今度
(
こんど
)
の
様
(
やう
)
な
大戦争
(
だいせんさう
)
を
起
(
おこ
)
して、
013
世界中
(
せかいぢう
)
の
人民
(
じんみん
)
を
困
(
くる
)
しめ、
014
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
を
日増
(
ひま
)
しに
嶮悪
(
わるく
)
いたして、
015
自己
(
われ
)
の
目的
(
もくてき
)
を
立
(
た
)
てやうと
致
(
いた
)
し、
016
満
(
まる
)
五ケ年の
間
(
あいだ
)
に、
017
トコトンの
陰謀
(
しぐみ
)
を
成就
(
ぜうじゆ
)
いたす
考
(
かんがへ
)
でありたなれど、
018
只
(
ただ
)
一
(
ひと
)
つの
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
が、
019
悪神
(
あくがみ
)
の
自由
(
じゆう
)
に
成
(
な
)
らぬので、
020
今
(
いま
)
に
種々
(
いろいろ
)
と
手
(
て
)
を
代
(
か
)
え
品
(
しな
)
を
代
(
か
)
え、
021
目的
(
もくてき
)
を
立
(
た
)
てようと
致
(
いた
)
して、
022
山
(
やま
)
の
谷々
(
たにだに
)
までも
手配
(
てくば
)
りをいたして
居
(
を
)
るから、
023
一寸
(
ちよつと
)
の
油断
(
ゆだん
)
も
出来
(
でき
)
ぬ
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りたぞよ。
024
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
九分九厘
(
くぶくりん
)
と
成
(
な
)
りて、
025
今
(
いま
)
に
動
(
うごき
)
の
取
(
と
)
れん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りたから、
026
昔
(
むかし
)
からの
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で、
027
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
に
変性男子
(
へんぜうなんし
)
と
女子
(
によし
)
とが
現
(
あら
)
はれて、
028
天
(
てん
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
の
御経綸
(
みしぐみ
)
を
昼夜
(
ちうや
)
に、
029
声
(
こゑ
)
を
嗄
(
から
)
して
叫
(
さけ
)
ばせども、
030
学
(
がく
)
と
智識
(
ちしき
)
と
金力
(
きんりよく
)
より
外
(
ほか
)
に
何
(
なに
)
も
無
(
な
)
いと
思
(
おも
)
ひ
込
(
こん
)
で
居
(
を
)
る、
031
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
で
在
(
あ
)
るから、
032
何程
(
なにほど
)
神
(
かみ
)
が
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
遣
(
や
)
りても、
033
一
(
ひと
)
つも
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さぬから、
034
神
(
かみ
)
も
助
(
たす
)
けやうが
無
(
な
)
いぞよ。
035
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
の
裁判
(
さいばん
)
を
致
(
いた
)
す
迄
(
まで
)
に、
036
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
して、
037
身魂
(
みたま
)
を
水晶
(
すいしよう
)
に
研
(
みが
)
いて
居
(
を
)
らぬと、
038
何時
(
いつ
)
始
(
はじ
)
まるやら
人民
(
じんみん
)
には
判
(
わか
)
らんぞよ。
039
神
(
かみ
)
は
日々
(
にちにち
)
に
天
(
てん
)
からも
地
(
ち
)
からも、
040
言霊
(
ことたま
)
で
知
(
し
)
らして
居
(
を
)
れども、
041
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
薩張
(
さつぱ
)
り
悪魔
(
あくま
)
の
器
(
うつわ
)
になり
切
(
き
)
りて、
042
言霊
(
ことたま
)
の
耳
(
みみ
)
が
無
(
な
)
いから、
043
脚下
(
あしもと
)
に
火
(
ひ
)
が
燃
(
も
)
えて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るのに
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
かぬから、
044
又
(
ま
)
た
神
(
かみ
)
は
日月
(
つきひ
)
なり、
045
星
(
ほし
)
にまで
変
(
かわ
)
りた
事
(
こと
)
をして
見
(
み
)
せて
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
居
(
を
)
るが、
046
夫
(
そ
)
れでもまだ
判
(
わか
)
らぬとは、
047
克
(
よ
)
くも
悪神
(
あくがみ
)
に
身魂
(
みたま
)
を
曇
(
くも
)
らされたものじやぞよ。
048
天
(
てん
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
が
経綸
(
しぐみ
)
の
蓋
(
ふた
)
を
御開
(
おあ
)
け
遊
(
あそ
)
ばす
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たから、
049
モウ
改心
(
かいしん
)
の
間
(
ま
)
が
無
(
な
)
いから、
050
斯世
(
このよ
)
に
置
(
を
)
いて
欲
(
ほ
)
しくば、
051
一日
(
いちにち
)
も
片時
(
かたとき
)
も
迅
(
はや
)
く
日本魂
(
やまとだましい
)
に
立帰
(
たちかへ
)
りて、
052
神
(
かみ
)
の
分霊
(
ぶんれい
)
と
申
(
もう
)
す
丈
(
だ
)
けの
行状
(
をこない
)
を
致
(
いた
)
して、
053
天地
(
てんち
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
へ
御詫
(
おわ
)
びを
致
(
いた
)
すが
何
(
なに
)
より
結構
(
けつこう
)
で
在
(
あ
)
るぞよ。
054
◎
055
撞賢木天照大神
(
みろくのおほかみ
)
様
(
さま
)
の
御命令
(
ごめいれい
)
を
戴
(
いただ
)
きて、
056
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
為
(
ため
)
に、
057
由良川
(
よるだん
)
の
水上
(
かわかみ
)
に
神代開祖出口守
(
よはねのみたま
)
が
現
(
あら
)
はれて、
058
清
(
きよ
)
けき
和知
(
いすず
)
の
玉水
(
たまみづ
)
に、
059
人
(
ひと
)
の
身魂
(
みたま
)
を
洗
(
あら
)
い
世
(
よ
)
を
清
(
きよ
)
め、
060
神政成就瑞純霊
(
きりすとのみたま
)
が、
061
再
(
ふたた
)
び
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
へ
現
(
あら
)
はれて、
062
救
(
すく
)
ひの
舟
(
ふね
)
を
造
(
つく
)
りて
待
(
ま
)
てど、
063
乗
(
の
)
りて
助
(
たす
)
かる
身魂
(
みたま
)
は
千人
(
せんにん
)
に
一人
(
いちにん
)
も
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
有様
(
ありさま
)
、
064
神
(
かみ
)
が
誠
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
を
申
(
もう
)
せば、
065
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
悪神
(
あくがみ
)
に
迷
(
まよ
)
はされて、
066
日夜
(
にちや
)
勝手
(
かつて
)
気儘
(
きまま
)
の
遣
(
や
)
り
方題
(
ほうだい
)
、
067
自己主義
(
われよし
)
の
者
(
もの
)
ばかりで
在
(
あ
)
るから、
068
力一杯
(
ちからいつぱい
)
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
詈
(
ののし
)
り
嘲
(
あざけ
)
り
其上
(
そのうへ
)
に
侮
(
あなど
)
り
辱
(
はづ
)
かしめ、
069
遂
(
つ
)
ひには
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
を
打
(
う
)
ち
潰
(
つぶ
)
しに、
070
新聞
(
しんぶん
)
までが
掛
(
かか
)
る
様
(
やう
)
な、
071
暗黒
(
やみくも
)
な
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
で
在
(
あ
)
るから、
072
容易
(
なかなか
)
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は、
073
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
聞
(
き
)
きは
致
(
いた
)
さんから、
074
モウ
神
(
かみ
)
は
一限
(
ひとき
)
りと
致
(
いた
)
すより
仕様
(
しやう
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
075
五年に
満
(
み
)
ちた
大戦争
(
だいせんさう
)
も
首尾能
(
しゆびよ
)
く
片付
(
かたづ
)
き、
076
世界
(
せかい
)
は
平和
(
へいわ
)
の
栄光
(
ゑいこう
)
に
輝
(
かがや
)
き、
077
人民
(
じんみん
)
は
歓喜乱舞
(
てんてこまい
)
をいたして
勇
(
いさ
)
んで
居
(
を
)
れど、
078
是
(
こ
)
れも
夢
(
ゆめ
)
の
間
(
ま
)
で
在
(
あ
)
るから、
079
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
大
(
おほ
)
きな
戦争
(
せんそう
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るから、
080
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
神
(
かみ
)
に
縋
(
すが
)
りて、
081
日本人
(
にほんじん
)
の
行状
(
をこない
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
らんと、
082
俄
(
にわか
)
に
吃驚
(
びつく
)
り
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
083
日本
(
にほん
)
も
中々
(
なかなか
)
安心
(
あんしん
)
な
処
(
とこ
)
へは
行
(
ゆ
)
かぬぞよ。
084
腹帯
(
はらをび
)
を
〆
(
しめ
)
て
掛
(
かか
)
れと
申
(
もう
)
すのは、
085
是
(
これ
)
からの
事
(
こと
)
であるぞよ。
086
木
(
き
)
に
日
(
ひ
)
が
掛
(
かか
)
り
小里
(
こざと
)
の
者
(
もの
)
が
騒
(
さわ
)
ぎ
出
(
だ
)
し、
087
一人
(
ひとり
)
の
小里
(
こざと
)
の
反対
(
はんたい
)
が、
088
大変
(
たいへん
)
な
騒
(
さわ
)
ぎに
成
(
な
)
るぞよ。
089
其他
(
そのほか
)
にも
種々
(
いろいろ
)
の
市場
(
いちば
)
が
立
(
た
)
つて、
090
八釜敷
(
やかましく
)
なるぞよ。
091
是
(
これ
)
も
時節
(
じせつ
)
であるから、
092
落行
(
をちゆ
)
く
所
(
とこ
)
までは
落
(
を
)
ち
行
(
ゆ
)
かさねば
仕様
(
しやう
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
093
今
(
いま
)
千騎一騎
(
せんきいつき
)
の
活動
(
はたらき
)
を
致
(
いた
)
して
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
たねば
成
(
な
)
らぬ
時機
(
じき
)
であるのに、
094
未
(
ま
)
だ
気楽
(
きらく
)
な
事
(
こと
)
を
申
(
もう
)
して、
095
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
の
遣
(
や
)
り
方
(
かた
)
を
愚図々々
(
ぐづぐづ
)
申
(
もう
)
すものが
在
(
あ
)
るが
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が
人間
(
にんげん
)
に
判
(
わかる
)
と
思
(
おも
)
ふから、
096
慢心
(
まんしん
)
いたして
小言
(
こごと
)
を
申
(
もう
)
すのであるぞよ。
097
今度
(
こんど
)
は
天
(
てん
)
からの
命令
(
めいれい
)
を、
098
変性男子
(
へんぜうなんし
)
と
女子
(
によし
)
との
身魂
(
みたま
)
が
戴
(
いただ
)
きて
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
であるから、
099
何程
(
なにほど
)
利巧
(
りこう
)
な
人民
(
じんみん
)
でも
学者
(
がくしや
)
でも
判
(
わか
)
る
筈
(
はづ
)
が
無
(
な
)
いから、
100
素直
(
すなを
)
に
致
(
いた
)
して、
101
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
通
(
とほ
)
りに
赤子
(
あかご
)
の
心
(
こころ
)
で
居
(
を
)
りて
呉
(
く
)
れよと、
102
毎時
(
いつも
)
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
ろうがな。
103
神界
(
しんかい
)
の
事
(
こと
)
が
人民
(
じんみん
)
で
判
(
わか
)
ると
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
るのが、
104
夫
(
そ
)
れが
慢神
(
まんしん
)
と
申
(
もう
)
すもので
在
(
あ
)
るぞよ。
105
慢神
(
まんしん
)
と
誤解
(
とりちがい
)
が
大怪我
(
おほけが
)
の
基
(
もと
)
に
成
(
な
)
ると
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
106
早
(
はや
)
く
心
(
こころ
)
を
入
(
い
)
れ
替
(
かへ
)
て
我
(
が
)
を
捨
(
す
)
て
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
様
(
やう
)
に
致
(
いた
)
さぬと、
107
取返
(
とりかへ
)
しのならぬ
不調法
(
ぶちやうほう
)
が
出来
(
しゆつたい
)
するぞよ。
108
播州
(
ばんしう
)
の
上島
(
かみじま
)
が
神界
(
しんかい
)
に
深
(
ふか
)
き
因縁
(
ゐんねん
)
ありて、
109
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
太古
(
むかし
)
から
鎮
(
しづま
)
りて
在
(
あ
)
りた、
110
清
(
きよ
)
らかな
霊地
(
れいち
)
であるのに、
111
肝心
(
かんじん
)
の
者
(
もの
)
が
汚
(
けがら
)
はしい
獣
(
けもの
)
の
皮
(
かわ
)
や
毛
(
け
)
で
造
(
つく
)
りたものを
持
(
も
)
つて
参
(
まい
)
りて
汚
(
よご
)
したから、
112
海上
(
かいぜう
)
が
大変
(
たいへん
)
に
荒
(
あ
)
れたのであるぞよ。
113
女子
(
によし
)
の
御詫
(
おわび
)
の
徳
(
とく
)
で
一日
(
いちにち
)
後
(
をく
)
れて
無事
(
むじ
)
に
参拝
(
さんぱい
)
を
許
(
ゆる
)
して
遣
(
や
)
りたなれど、
114
今後
(
このさき
)
はモウ
赦
(
ゆる
)
さむぞよ。
115
上島
(
かみじま
)
は
瑞の御霊
(
へんぜうによし
)
の
許
(
ゆる
)
し
無
(
な
)
しに
参
(
まい
)
りたら
大変
(
たいへん
)
な
事
(
こと
)
が
起
(
をこ
)
るぞよ。
116
肝川
(
きもがわ
)
の
竜神
(
りゆうじん
)
へも
勝手
(
かつて
)
に
参拝
(
さんぱい
)
致
(
いた
)
すと、
117
後
(
あと
)
になりてから
易
(
やす
)
りた
事
(
こと
)
が
身魂
(
みたま
)
に
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るから、
118
一寸
(
ちよつと
)
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けておくぞよ。
119
疑
(
うたが
)
ふなら
聞
(
き
)
かずに
行
(
い
)
て
見
(
み
)
よ、
120
其時
(
そのとき
)
は
何事
(
なにごと
)
も
無
(
な
)
いが
後
(
あと
)
で
判
(
わか
)
る
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るぞよ。
121
一度
(
いちど
)
神
(
かみ
)
が
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は
毛筋
(
けすじ
)
も
違
(
ちが
)
はむぞよ。
122
大○○○
部
(
ぶ
)
神○○○
部
(
ぶ
)
チト
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
下
(
くだ
)
さらぬと、
123
取返
(
とりかへ
)
しの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
になるぞよ。
124
天災地変
(
てんさいちへん
)
は
何時
(
いつ
)
の
世
(
よ
)
にも
在
(
あ
)
るものじや、
125
政治
(
せいじ
)
、
126
宗教
(
しうきやう
)
、
127
思想
(
しさう
)
の
変遷
(
へんせん
)
は、
128
自然
(
しぜん
)
の
大勢
(
たいせい
)
じやと
申
(
もう
)
して
油断
(
ゆだん
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
ると
世
(
よ
)
の
終
(
をは
)
りの
近
(
ちか
)
づきた
事
(
こと
)
が
薩張
(
さつぱ
)
り
分
(
わか
)
らぬ
様
(
やう
)
に
成
(
な
)
りて
了
(
しま
)
ふて、
129
後
(
あと
)
で
悟悔
(
こうくわい
)
いたさな
成
(
な
)
らぬぞよ。
130
天地経綸
(
てんちけいりん
)
の
主宰者
(
しゆさいしや
)
とも
言
(
い
)
はるる
人民
(
じんみん
)
が、
131
是
(
これ
)
だけ
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
に
天地
(
てんち
)
から
実地
(
じつち
)
を
見
(
み
)
せて
警告
(
しら
)
しても
心
(
こころ
)
の
盲目
(
めくら
)
、
132
心
(
こころ
)
の
聾
(
つんぼ
)
斗
(
ばか
)
りであるから、
133
其
(
そ
)
れで
斯世
(
このよ
)
は
暗
(
くらが
)
りじやと
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るぞよ。
134
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
は
一旦
(
いつたん
)
は
治
(
をさ
)
まりた
如
(
よ
)
うに、
135
表面
(
うわべ
)
からは
見
(
み
)
えるなれど、
136
神
(
かみ
)
の
眼
(
め
)
からは
日
(
ひ
)
に
増
(
ま
)
しに
騒
(
さわ
)
がしく
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るぞよ。
137
神
(
かみ
)
の
知
(
し
)
らす
内
(
うち
)
に、
138
チツトは
胸
(
むね
)
に
手
(
て
)
を
当
(
あて
)
て
考
(
かん
)
がへて
見
(
み
)
ぬと、
139
互
(
たがい
)
に
恥
(
はづ
)
かしき
事
(
こと
)
が
今
(
いま
)
に
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
140
今
(
いま
)
の○○の
役員
(
やくいん
)
の
精神
(
せいしん
)
はゴタゴタで
在
(
あ
)
るから、
141
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
して、
142
小我
(
が
)
をほかして、
143
大和心
(
やまとごころ
)
に
立帰
(
たちかへ
)
りて
貰
(
もら
)
はむと、
144
却
(
かへ
)
つて
大本
(
おほもと
)
の
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
な
)
るぞよ。
145
世界統一
(
せかいとういつ
)
の
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らん○○の
役員
(
やくいん
)
信者
(
しんじや
)
で
在
(
あ
)
り
乍
(
なが
)
ら、
146
僅
(
わづ
)
かの
人民
(
じんみん
)
が
寄
(
よ
)
りて
居
(
を
)
りて、
147
夫
(
そ
)
れが
統一
(
とういつ
)
出来
(
でき
)
ぬといふやうな
次第
(
しだい
)
で、
148
堂
(
だう
)
して
神界
(
しんかい
)
の
誠
(
まこと
)
の
御用
(
ごよう
)
が
勤
(
つと
)
まると
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
るか、
149
判
(
わか
)
らんと
申
(
もう
)
しても
余
(
あま
)
りで
在
(
あ
)
るぞよ。
150
京都
(
きやうと
)
では○の
会合所
(
かいがうしよ
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
は、
151
神
(
かみ
)
を
松魚節
(
かつをぶし
)
に
致
(
いた
)
す
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
で
在
(
あ
)
るぞよ。
152
村○○の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
も
神
(
かみ
)
の
気勘
(
きかん
)
に
叶
(
かな
)
はむから、
153
今
(
いま
)
の
内
(
うち
)
に
改
(
あらた
)
めむと、
154
神
(
かみ
)
から
取払
(
とりはら
)
ひに
致
(
いた
)
すから、
155
神界
(
しんかい
)
から
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けておくぞよ。
156
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
は
包
(
つつ
)
み
隠
(
かく
)
しの
一
(
ひと
)
つも
出来
(
でき
)
ん
所
(
とこ
)
であるから、
157
敵味方
(
てきみかた
)
の
区別
(
くべつ
)
は
致
(
いた
)
さむぞよ。
158
神
(
かみ
)
の
目
(
め
)
から
見
(
み
)
れば、
159
世界
(
せかい
)
に
一人
(
ひとり
)
も
敵
(
てき
)
は
無
(
な
)
いなれど、
160
人民
(
じんみん
)
が
敵
(
てき
)
に
成
(
な
)
りたがるので
在
(
あ
)
るぞよ。
161
是
(
これ
)
からは
少
(
すこ
)
しでも
間違
(
まちが
)
ふた
教
(
をしへ
)
を
致
(
いた
)
したり、
162
勝手
(
かつて
)
な
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
を
致
(
いた
)
したら、
163
神界
(
しんかい
)
の
大変
(
たいへん
)
な
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
な
)
るから、
164
筆先
(
ふでさき
)
で
遠慮
(
ゑんりよ
)
なしに
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けるぞよ。
165
世界
(
せかい
)
は
大芝居
(
おほしばゐ
)
に
誓
(
たと
)
へて
在
(
あ
)
りたが、
166
三番叟
(
さんばんそう
)
も
初段
(
しよだん
)
も
済
(
す
)
みて、
167
二段
(
にだん
)
の
幕
(
まく
)
が
開
(
あ
)
いたから、
168
一日
(
いちにち
)
半時
(
はんとき
)
も
猶予
(
いうよ
)
は
成
(
な
)
らぬから、
169
神
(
かみ
)
は
厭
(
いや
)
なことでも
構
(
かま
)
はずに
厳
(
きび
)
しく
警告
(
しら
)
すぞよ。
170
自己
(
じぶん
)
の
事
(
こと
)
斗
(
ばか
)
りを
先
(
さき
)
に
致
(
いた
)
して、
171
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
を
序
(
ついで
)
に
致
(
いた
)
す
位
(
くらい
)
は
未
(
ま
)
だ
愚
(
をろ
)
か、
172
神
(
かみ
)
を
看板
(
かんばん
)
にいたして
居
(
を
)
る
者
(
もの
)
も
大分
(
だいぶん
)
出来
(
でき
)
て
居
(
を
)
るが、
173
今
(
いま
)
に
目醒
(
めさま
)
しを
見
(
み
)
せて
遣
(
や
)
るぞよ。
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<<< 大正8年5月5日
(B)
(N)
大正8年6月4日 >>>
伊都能売神諭
> 大正8年6月3日
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【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
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【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
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【霊界物語ネット】
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第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
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【33 大正8年6月3日|伊都能売神諭/is33】
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