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伊都能売神諭
01 大正7年12月2日
02 (年月日不明)
03 大正7年12月22日
13 大正7年12月23日
05 大正7年12月24日
04 大正7年12月25日
06 大正7年12月26日
08 大正7年12月27日
07 大正8年1月1日
09 大正8年1月2日
10 大正8年1月2日
11 大正8年1月5日
12 大正8年1月11日
14 大正8年1月19日
17 大正8年1月21日
18 大正8年1月25日
19 大正8年1月25日
15 大正8年1月27日
20 大正8年1月27日
16 大正8年2月6日
21 大正8年2月13日
22 大正8年2月18日
23 大正8年2月20日
24 大正8年2月21日
25 大正8年3月7日
26 大正8年3月8日
29 大正8年3月10日
27 大正8年3月11日
28 大正8年3月12日
30 大正8年4月13日
31 大正8年4月23日
32 大正8年5月5日
33 大正8年6月3日
34 大正8年6月4日
35 大正8年7月12日
36 大正8年8月11日
37 大正8年8月12日
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大正八年一月二五日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1919(大正8)年1月25日(旧12月24日)
神霊界掲載号:
大正8年2月15日号(第80号) -1頁
神霊界八幡書店復刻版:
第4巻 156頁
八幡書店版伊都能売神諭:
82頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-08-24 10:57:47
OBC :
is18
001
大正
(
たいせう
)
八年一月二十五日
002
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
我身
(
わがみ
)
の
神聖
(
しんせい
)
なる
天職
(
てんしよく
)
を
忘
(
わす
)
れて、
003
薩張
(
さつぱ
)
り
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
容器
(
いれもの
)
に
化
(
な
)
り
切
(
き
)
りて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
004
猛獣
(
けもの
)
の
餌
(
ゑさ
)
にするやうな
汚
(
きた
)
ない
腐肉
(
にく
)
を
食
(
く
)
ふて
美味
(
びみ
)
美食
(
びしよく
)
と
驕
(
をご
)
り、
005
鳥獣
(
とりけもの
)
の
毛
(
け
)
や
皮
(
かは
)
を
身
(
み
)
に
纏
(
まと
)
ふては
美衣
(
びい
)
とか
礼服
(
れいふく
)
とか
申
(
もう
)
して
歓
(
よろ
)
こび、
006
罪悪
(
ざいあく
)
の
凝結
(
かたまり
)
た
金銀
(
きんぎん
)
で
立派
(
りつぱ
)
な
形
(
かたち
)
斗
(
ばか
)
りの
住家
(
すみか
)
を
造
(
つく
)
りて、
007
美家
(
びか
)
とか
玉堂
(
ぎよくだう
)
とか
名
(
な
)
を
付
(
つ
)
け、
008
体欲
(
ていよく
)
に
耽
(
ふけ
)
つて
己
(
をのれ
)
の
寿命
(
いのち
)
を
削
(
けづ
)
りながら、
009
千年
(
せんねん
)
も
万年
(
まんねん
)
も
生
(
い
)
きる
心算
(
つもり
)
で、
010
何時
(
いつ
)
も
月夜
(
つきよ
)
と
春
(
はる
)
斗
(
ばか
)
り
在
(
あ
)
るやうに
思
(
おも
)
ふて、
011
一寸
(
いつすん
)
先
(
さ
)
きは
真
(
しん
)
の
暗
(
や
)
み、
012
是
(
これ
)
が
人間
(
にんげん
)
の
中
(
なか
)
の
結構
(
けつこう
)
な
紳士
(
しんし
)
と
申
(
もう
)
すもの。
013
紳士
(
しんし
)
か
獅子
(
しし
)
か
猛虎
(
もうこ
)
か
名
(
な
)
の
付
(
つ
)
けやうも
無
(
な
)
い
人三化七
(
にんげん
)
、
014
盲目
(
めくら
)
千人
(
せんにん
)
目開
(
めあ
)
き
一人
(
いちにん
)
の
譬
(
たとへ
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
、
015
訳
(
わけ
)
の
分
(
わか
)
らぬ
人民
(
じんみん
)
斗
(
ばか
)
りが、
016
折角
(
せつかく
)
無垢
(
むく
)
な
人間
(
にんげん
)
に
生
(
うま
)
れながら、
017
紳士
(
しんし
)
とか
虎
(
とら
)
とかの
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
を
羨
(
うらや
)
んで、
018
金銀
(
きんぎん
)
さへ
蓄
(
たくわ
)
へたら
斯世
(
このよ
)
が
自由
(
じゆう
)
に
成
(
な
)
るやうに
思
(
をも
)
い
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して、
019
又
(
また
)
も
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
中間入
(
なかまい
)
りを
致
(
いた
)
さうとするから、
020
世
(
よ
)
は
段々
(
だんだん
)
と
体主霊従
(
あく
)
が
盛
(
さか
)
へる
斗
(
ばか
)
りであるぞよ。
021
何程
(
なにほど
)
神
(
かみ
)
が
可愛想
(
かあいそう
)
なと
思
(
おも
)
ふて、
022
言
(
い
)
ふて
聞
(
き
)
かして
与
(
や
)
りても、
023
腹
(
はら
)
の
底
(
そこ
)
に
誠
(
まこと
)
が
無
(
な
)
いから、
024
折角
(
せつかく
)
方丈
(
ほうぜう
)
まで
成上
(
なりあが
)
りて
居
(
を
)
りた
髪長
(
かみなが
)
が、
025
傘
(
かさ
)
一本
(
いつぽん
)
で
寺
(
てら
)
を
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
し、
026
俗人
(
ぞくにん
)
となりて
商業家
(
しやうげうか
)
に
逆戻
(
ぎやくもど
)
りした
大徳寺
(
だいとくじ
)
の
門弟
(
もんてい
)
さえ
出来
(
でき
)
るやうな
時節
(
じせつ
)
であるが、
027
一旦
(
いつたん
)
神界
(
しんかい
)
から
神
(
かみ
)
の
綱
(
つな
)
を
掛
(
か
)
けられた
人民
(
じんみん
)
は、
028
一時
(
いちじ
)
は
思
(
おも
)
はくは
立
(
た
)
てさして
与
(
や
)
るが、
029
又
(
ま
)
た
後
(
あと
)
で
縋
(
すが
)
りて
来
(
こ
)
ねば
成
(
な
)
らぬ
事
(
こと
)
が
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
を
)
るから、
030
明治
(
めいじ
)
二十五年から
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
手
(
て
)
と
口
(
くち
)
とで、
031
大本
(
おほもと
)
の
大橋
(
おほはし
)
越
(
こ
)
へて
未
(
ま
)
だ
先
(
さき
)
へ、
032
行方
(
ゆくえ
)
分
(
わか
)
らず
後戻
(
あともど
)
り、
033
慢神
(
まんしん
)
すると
其
(
そ
)
の
通
(
とほ
)
りと
申
(
もう
)
して
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けて
在
(
あ
)
りたが、
034
今
(
いま
)
までに
斯
(
この
)
大本
(
おほもと
)
には
沢山
(
たくさん
)
に
鏡
(
かがみ
)
が
出
(
だ
)
してあるぞよ。
035
親
(
をや
)
の
精神
(
せいしん
)
が
違
(
ちが
)
ふて
来
(
く
)
ると
子
(
こ
)
の
心
(
こころ
)
が
変
(
かわ
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
036
神
(
かみ
)
の
試験
(
ためし
)
に
逢
(
あ
)
ふて
直
(
す
)
ぐに
取違
(
とりちが
)
い
致
(
いた
)
すやうな
浅
(
あさ
)
い
信心
(
しんじん
)
はマサカの
時
(
とき
)
の
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
たんから、
037
是
(
これ
)
から
神
(
かみ
)
は
素直
(
すなを
)
な
人民
(
じんみん
)
を
使
(
つか
)
はな
成
(
な
)
らんから、
038
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
神
(
かみ
)
は
気
(
き
)
を
曳
(
ひ
)
くぞよ。
039
其人
(
そのひと
)
の
心
(
こころ
)
相応
(
さうをう
)
の
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
して、
040
誠
(
まこと
)
の
御用
(
ごよう
)
に
使
(
つか
)
ふものと
使
(
つか
)
はれんものとを
選
(
よ
)
り
立
(
たて
)
るぞよ。
041
大正
(
たいせう
)
忠臣蔵
(
ちうしんぐら
)
の
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
つのは
我
(
わ
)
が
妻
(
つま
)
や
子
(
こ
)
に
気
(
き
)
を
曳
(
ひか
)
れて
信仰
(
しんじん
)
を
落
(
をと
)
すやうな
人民
(
じんみん
)
は、
042
肝心
(
かんじん
)
の
正念場
(
せうねんば
)
の
舞台
(
ぶたい
)
は
踏
(
ふま
)
さんぞよ。
043
誰
(
だれ
)
に
由
(
よ
)
らずこの
大本
(
おほもと
)
の
信心
(
しんじん
)
は
外
(
ほか
)
の
宗教
(
しうきやう
)
のやうに
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
ると
大間違
(
おほまちが
)
いが
出来
(
でき
)
て
来
(
き
)
て、
044
中途
(
ちうと
)
に
迯
(
に
)
げ
出
(
だ
)
すぞよと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
りたが、
045
コンナ
大気違
(
おほきちが
)
いやら
大化物
(
おほばけもの
)
の
致
(
いた
)
す
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
は、
046
三年
(
さんねん
)
や
五年
(
ごねん
)
の
信仰
(
しんじん
)
では、
047
何程
(
なにほど
)
智者
(
ちしや
)
でも
学者
(
がくしや
)
でも
判
(
わか
)
りは
致
(
いた
)
さぬぞよ。
048
利己主義
(
われよし
)
の
人民
(
じんみん
)
は
少
(
すこ
)
し
金
(
かね
)
でも
儲
(
もう
)
けると、
049
もう
是
(
これ
)
で
沢山
(
たくさん
)
と
申
(
もう
)
して
後
(
あと
)
へ
退
(
ひ
)
くが、
050
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
はソンナ
小
(
ちい
)
さい
経綸
(
しぐみ
)
でないぞよ。
051
この
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
稲荷山
(
いなりやま
)
の
白狐
(
しろぎつね
)
や
古寺
(
ふるでら
)
の
古狸
(
ふるだぬき
)
や、
052
蛇
(
へび
)
の
身魂
(
みたま
)
の
守護
(
しゆごう
)
が
除
(
の
)
かぬと、
053
少
(
ちつ
)
とも
見当
(
けんとう
)
が
判
(
わか
)
らんぞよ。
054
鼻高
(
はなだか
)
では
又
(
また
)
判
(
わか
)
らず、
055
少
(
すこ
)
し
神徳
(
しんとく
)
を
貰
(
もら
)
ふて
布教
(
ふきやう
)
でもする
様
(
やう
)
になると、
056
直
(
す
)
ぐに
鼻
(
はな
)
を
隆
(
たか
)
くいたすなり、
057
○○には
鞍馬山
(
くらまやま
)
が
在
(
あ
)
るから、
058
鼻高
(
はなだか
)
が
多
(
おほ
)
いのは
無理
(
むり
)
はないぞよ。
059
守護神
(
しゆごうじん
)
が
鼻高
(
はなだか
)
であると、
060
肉体
(
にくたい
)
が
知
(
し
)
らぬ
間
(
ま
)
に
鼻高
(
はなだか
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るから、
061
其
(
その
)
高
(
たか
)
い
鼻
(
はな
)
が
両眼
(
め
)
の
邪魔
(
じやま
)
をいたして、
062
向
(
むか
)
ふも
見
(
み
)
へず、
063
上
(
うへ
)
は
猶更
(
なほさら
)
見
(
み
)
えず、
064
足元
(
あしもと
)
は
天
(
てん
)
で
分
(
わか
)
らぬから、
065
歩行
(
ある
)
くのも
全然
(
まるで
)
暗雲
(
やみくも
)
で、
066
危
(
あや
)
ふて
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れんから、
067
因縁
(
いんねん
)
のある
身魂
(
みたま
)
は
夫
(
そ
)
れでも
使
(
つか
)
ふて
与
(
や
)
らねば
成
(
な
)
らぬから、
068
神
(
かみ
)
が
鼻
(
はな
)
をへシ
折
(
を
)
つて
了
(
しも
)
ふぞよ。
069
神
(
かみ
)
から
折
(
を
)
られん
先
(
さき
)
に
鼻
(
はな
)
を
低
(
ひく
)
ふいたして、
070
真心
(
まごころ
)
になる
人民
(
じんみん
)
を
待兼
(
まちかね
)
て
居
(
を
)
るぞよ。
071
是
(
これ
)
から
神界
(
しんかい
)
は
正念場
(
せうねんば
)
と
成
(
な
)
るから、
072
段々
(
だんだん
)
と
通常
(
つね
)
の
人民
(
じんみん
)
には
判
(
わか
)
らんやうに
一旦
(
いつたん
)
は
致
(
いた
)
さすから、
073
誠
(
まこと
)
無
(
な
)
き
欲信心
(
よくしんじん
)
いたして
居
(
を
)
る
人民
(
じんみん
)
は、
074
御蔭
(
おかげ
)
を
落
(
をと
)
して
立寄
(
たちよ
)
れんやうに
成
(
な
)
るから
心得
(
こころえ
)
て
居
(
を
)
りて
下
(
くだ
)
され。
075
引掛戻
(
ひつかけもど
)
しの
仕組
(
しぐみ
)
、
076
月
(
つき
)
の
象
(
かたち
)
の
御簾
(
みす
)
の
中
(
うち
)
、
077
日
(
ひ
)
に
日
(
ひ
)
に
変
(
かわ
)
る
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
の
様子
(
やうす
)
、
078
付
(
つ
)
け
留
(
とめ
)
て
置
(
お
)
いて
下
(
くだ
)
されよと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
079
みす
商売
(
せうばい
)
は
夏
(
なつ
)
の
最中
(
さいちう
)
、
080
背中
(
せなか
)
を
割
(
わ
)
つて
出
(
で
)
る
瀬虫
(
せみ
)
の、
081
後
(
あと
)
の
脱殻
(
ぬけがら
)
ト子
川
(
がは
)
の、
082
和知
(
わち
)
の
流
(
なが
)
れに
身
(
み
)
を
落
(
をと
)
したことが
在
(
あ
)
ろうがな。
083
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
との
鏡
(
かがみ
)
の
出
(
で
)
る
世界
(
せかい
)
の
大本
(
おほもと
)
ぞよ。
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