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伊都能売神諭
01 大正7年12月2日
02 (年月日不明)
03 大正7年12月22日
13 大正7年12月23日
05 大正7年12月24日
04 大正7年12月25日
06 大正7年12月26日
08 大正7年12月27日
07 大正8年1月1日
09 大正8年1月2日
10 大正8年1月2日
11 大正8年1月5日
12 大正8年1月11日
14 大正8年1月19日
17 大正8年1月21日
18 大正8年1月25日
19 大正8年1月25日
15 大正8年1月27日
20 大正8年1月27日
16 大正8年2月6日
21 大正8年2月13日
22 大正8年2月18日
23 大正8年2月20日
24 大正8年2月21日
25 大正8年3月7日
26 大正8年3月8日
29 大正8年3月10日
27 大正8年3月11日
28 大正8年3月12日
30 大正8年4月13日
31 大正8年4月23日
32 大正8年5月5日
33 大正8年6月3日
34 大正8年6月4日
35 大正8年7月12日
36 大正8年8月11日
37 大正8年8月12日
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大正八年一月二五日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1919(大正8)年1月25日(旧12月24日)
神霊界掲載号:
大正8年2月15日号(第80号) -1頁
神霊界八幡書店復刻版:
第4巻 157頁
八幡書店版伊都能売神諭:
85頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
is19
001
大正
(
たいせう
)
八年一月二十五日
002
三千世界
(
さんぜんせかい
)
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
、
003
開
(
ひら
)
いて
散
(
ち
)
りて
実
(
み
)
を
結
(
むす
)
び、
004
スの
種
(
たね
)
までも
蒔配
(
まくば
)
りて、
005
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
一
(
ひと
)
つに
丸
(
まる
)
めて、
006
至仁至愛
(
みろく
)
の
神政
(
かみよ
)
に
立直
(
たてなを
)
す
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
007
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
立寄
(
たちよ
)
る
役員
(
やくいん
)
は、
008
皆
(
みな
)
昔
(
むかし
)
の
神代
(
かみよ
)
の
太初
(
はじめ
)
から、
009
身魂
(
みたま
)
に
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
が
在
(
あ
)
りて、
010
切
(
き
)
つても
断
(
き
)
れぬ
親子
(
をやこ
)
兄弟
(
けうだい
)
で
在
(
あ
)
れども、
011
現界
(
このよ
)
が
余
(
あま
)
り
体主霊従
(
あく
)
の
行方
(
やりかた
)
の
世
(
よ
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るから、
012
御魂
(
みたま
)
も
共
(
とも
)
にくもりて
了
(
しも
)
ふて、
013
親兄弟
(
をやけうだい
)
も
顔
(
かほ
)
を
合
(
あわ
)
して
居
(
ゐ
)
ながら、
014
薩張
(
さつぱり
)
判
(
わか
)
らんやうに
成
(
な
)
りて、
015
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
神
(
かみ
)
の
綱
(
つな
)
で
引寄
(
ひきよ
)
せられ、
016
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
の
親子
(
をやこ
)
兄弟
(
けうだい
)
の
対面
(
たいめん
)
で
在
(
あ
)
るから、
017
互
(
たがい
)
に
仲良
(
なかよ
)
く
致
(
いた
)
して、
018
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
して、
019
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めて、
020
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
岩戸
(
いわと
)
を
開
(
ひら
)
いて
下
(
くだ
)
されよ。
021
神
(
かみ
)
は
人民
(
じんみん
)
を
道具
(
だうぐ
)
に
使
(
つか
)
ふて
致
(
いた
)
さねば、
022
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
のままでは
現界
(
このよ
)
の
立直
(
たてなを
)
しは
出来
(
でき
)
んから、
023
神
(
かみ
)
が
懸
(
うつ
)
りて
致
(
いた
)
すから、
024
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
引寄
(
ひきよ
)
せられた
人民
(
じんみん
)
は
素直
(
すなを
)
に
致
(
いた
)
して、
025
神
(
かみ
)
の
申付
(
もうしつ
)
ける
事
(
こと
)
チツト
無理
(
むり
)
じやと
思
(
おも
)
ふても
人民
(
じんみん
)
では
分
(
わか
)
らぬ
経綸
(
しぐみ
)
で
在
(
あ
)
るから、
026
神
(
かみ
)
は
親
(
をや
)
であるから、
027
無理
(
むり
)
いふ
親
(
をや
)
に
仕
(
つか
)
へると
思
(
おも
)
ふて
辛抱
(
しんぼう
)
して
御用
(
ごよう
)
を
聞
(
き
)
いて
下
(
くだ
)
されたら、
028
跡
(
あと
)
でコンナ
結構
(
けつこう
)
な
事
(
こと
)
であつたかと
申
(
もう
)
して
雀躍
(
こをど
)
りを
致
(
いた
)
さして、
029
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れに
手柄
(
てがら
)
をさして、
030
御魂
(
みたま
)
は
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
と
祭
(
まつ
)
りて
与
(
や
)
るなり、
031
肉体
(
にくたい
)
は
亦
(
ま
)
た
斯
(
この
)
世
(
よ
)
に
無
(
な
)
い
結構
(
けつこう
)
な
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
して、
032
万劫末代
(
まんごうまつだい
)
名
(
な
)
を
残
(
のこ
)
さして
御礼
(
おれい
)
を
申
(
もう
)
すぞよ。
033
燈火
(
ともしび
)
の
消
(
き
)
ゆる
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
今
(
いま
)
なるぞ、
034
差添
(
さしそへ
)
致
(
いた
)
す
種
(
たね
)
ぞ
恋
(
こひ
)
しきと
申
(
もう
)
して、
035
明治
(
めいじ
)
三十三年に
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
して
待
(
ま
)
ち
兼
(
かね
)
て
居
(
を
)
りたが、
036
変性女子
(
へんぜうによし
)
が
明治
(
めいじ
)
四十二年になりて、
037
大本
(
おほもと
)
の
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
判
(
わか
)
りかけて
来
(
き
)
たから、
038
時節
(
じせつ
)
に
応
(
おう
)
じて
差添
(
さしそへ
)
の
種
(
たね
)
を
引寄
(
ひきよ
)
したが、
039
皆
(
みな
)
一心
(
いつしん
)
に
御用
(
ごよう
)
いたして
下
(
くだ
)
さりて、
040
追々
(
をいをい
)
と
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が、
041
人民
(
じんみん
)
にもチツトは
見当
(
けんとう
)
が
取
(
と
)
れるやうに
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たから、
042
モウ
大分
(
だいぶ
)
揃
(
そろ
)
ふたから、
043
是
(
これ
)
から
研
(
みが
)
ひて
誠
(
まこと
)
の
御用
(
ごよう
)
にかかりて
下
(
くだ
)
され。
044
古
(
むかし
)
から
未
(
ま
)
だ
斯
(
この
)
世
(
よ
)
には
有
(
あ
)
りた
事
(
こと
)
も
聞
(
き
)
いた
事
(
こと
)
もない
大神業
(
たいもう
)
であるぞよ。
045
神
(
かみ
)
が
余
(
あま
)
り
喧
(
やか
)
ましく
改心
(
かいしん
)
して
下
(
くだ
)
されと
何時
(
いつ
)
までも
申
(
もう
)
すから、
046
今
(
いま
)
の
役員
(
やくいん
)
の
中
(
なか
)
には、
047
此
(
こ
)
うして
各自
(
めいめい
)
が
今
(
いま
)
までの
結構
(
けつこう
)
な
地位
(
ちい
)
や
職掌
(
しよく
)
を
止
(
や
)
めて、
048
家
(
いへ
)
も
身
(
み
)
も
宝
(
たから
)
も
捨
(
すて
)
た
同様
(
よう
)
に
御用
(
ごよう
)
を
聞
(
き
)
き、
049
我
(
われ
)
の
物
(
もの
)
を
衣食
(
いしよく
)
して、
050
月給
(
げつきゆう
)
一銭
(
いつせん
)
も
戴
(
いただ
)
くで
無
(
な
)
し、
051
力
(
ちから
)
一杯
(
いつぱい
)
金銀
(
きんぎん
)
まで
神様
(
かみさま
)
へ
献上
(
けんぜう
)
して、
052
一心
(
いつしん
)
に
尽
(
つく
)
くして
居
(
を
)
るこの
真心
(
まごころ
)
をまだ
知
(
し
)
つて
呉
(
く
)
れぬ、
053
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
処
(
とこ
)
判
(
わか
)
らぬ
神
(
かみ
)
じやと
思
(
おも
)
ふ
御方
(
おかた
)
も
在
(
あ
)
ろうも
知
(
し
)
れんなれど、
054
何
(
なに
)
をいふても
変性女子
(
へんぜうによし
)
は
大化者
(
おほばけもの
)
なり、
055
三代
(
さんだい
)
は
若
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
の
事
(
こと
)
なり、
056
善
(
ぜん
)
の
鏡
(
かがみ
)
を
出
(
だ
)
して
大本
(
おほもと
)
の
神
(
かみ
)
の
名
(
な
)
を
出
(
だ
)
して
下
(
くだ
)
さるのは
役員
(
やくいん
)
であるから、
057
神
(
かみ
)
は
皆
(
みな
)
の
役員
(
やくいん
)
の
真心
(
まごころ
)
は
百
(
ひやく
)
も
承知
(
せうち
)
千
(
せん
)
も
合点
(
がつてん
)
であれど、
058
万一
(
まんいち
)
の
遠慮
(
ゑんりよ
)
いたして
執念深
(
くどう
)
う
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つほど、
059
不調法
(
ぶちやうほう
)
と
取違
(
とりちが
)
いの
無
(
な
)
いやうに
気
(
き
)
を
注
(
つ
)
けるので
在
(
あ
)
るぞよ。
060
この
大本
(
おほもと
)
へ
立
(
たち
)
よる
身魂
(
みたま
)
は
皆
(
みな
)
昔
(
むかし
)
から
親子
(
をやこ
)
兄弟
(
けうだい
)
の
因縁
(
いんねん
)
が
深
(
ふか
)
いのであるから、
061
毫末
(
ちつ
)
とも
扣
(
ひか
)
えずに、
062
身内
(
みうち
)
であるから
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
も
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るから、
063
神
(
かみ
)
が
何
(
なに
)
を
申
(
もう
)
しても
気
(
き
)
にかけぬ
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
して、
064
我一
(
われいち
)
と
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
をいたして
下
(
くだ
)
されよ。
065
今年
(
ことし
)
の
旧
(
きう
)
の七月十二日までに、
066
大略
(
あらまし
)
の
因縁
(
いんねん
)
の
身魂
(
みたま
)
を
大本
(
おほもと
)
へ
引寄
(
ひきよ
)
せるから、
067
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
は
充分
(
じゆうぶん
)
に
気
(
き
)
を
注
(
つ
)
けて
下
(
くだ
)
されよ。
068
夫
(
そ
)
れまでに
肝心
(
かんじん
)
の
御魂
(
みたま
)
を
引寄
(
ひきよ
)
せるぞよ。
069
毎時
(
いつも
)
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
筆先
(
ふでさき
)
で、
070
跡
(
あと
)
な
烏
(
からす
)
が
羽翼
(
はがい
)
が
強
(
つよ
)
いから、
071
後
(
をく
)
れん
如
(
よ
)
うに
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
いて
下
(
くだ
)
されと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
072
皆
(
みな
)
その
通
(
とほ
)
りになるから、
073
ドウゾ
後
(
をく
)
れんやうに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
074
手長彦
(
てながひこ
)
手長姫
(
てながひめ
)
に
心
(
こころ
)
を
配
(
くば
)
りて
下
(
くだ
)
され、
075
斯
(
こ
)
んな
酷
(
きび
)
しき
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
へでも
這入
(
はい
)
り
込
(
こん
)
で
来
(
く
)
るぞよ。
076
油断
(
ゆだん
)
いたすと
終
(
しまい
)
には
神
(
かみ
)
の
名
(
な
)
を
汚
(
けが
)
す
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
るぞよ。
077
◎
078
人民
(
じんみん
)
と
申
(
もう
)
すものは
気
(
き
)
の
短
(
みじか
)
いもので
在
(
あ
)
るから、
079
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
した
事実
(
こと
)
が
一年
(
いちねん
)
後
(
をく
)
れても
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
顔
(
かほ
)
を
致
(
いた
)
すなり、
080
何
(
なに
)
を
申
(
もう
)
しても
昔
(
むかし
)
から
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
い
大神業
(
たいもう
)
であるから、
081
物事
(
ものごと
)
に
依
(
よ
)
りてはチツト
位
(
くらい
)
は
延
(
の
)
びる
事
(
こと
)
が
有
(
あ
)
るなり、
082
人民
(
じんみん
)
を
神
(
かみ
)
は
一人
(
いちにん
)
でも
余計
(
よけい
)
に
改心
(
かいしん
)
さして
助
(
たす
)
けてやりたいから、
083
延
(
の
)
ばせる
丈
(
だ
)
けは
延
(
の
)
ばしたいなり、
084
人民
(
じんみん
)
は
良
(
よ
)
き
事
(
こと
)
斗
(
ばか
)
り
来
(
く
)
る
様
(
やう
)
に
思
(
おも
)
ふて、
085
浅
(
あさ
)
い
考
(
かんが
)
へを
致
(
いた
)
して
首
(
くび
)
を
伸
(
のば
)
して
待
(
ま
)
つやうな
心
(
こころ
)
で
居
(
を
)
るなり、
086
薩張
(
さつぱ
)
り
神
(
かみ
)
と
人民
(
じんみん
)
とは
思
(
おも
)
ひが
反対
(
はんたい
)
であるから、
087
神
(
かみ
)
も
中々
(
なかなか
)
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるぞよ。
088
誰
(
だれ
)
も
彼
(
かれ
)
も
綾部
(
あやべ
)
綾部
(
あやべ
)
と
申
(
もう
)
して
出
(
で
)
て
参
(
まい
)
りても、
089
身魂
(
みたま
)
の
因縁
(
いんねん
)
だけの
事
(
こと
)
よりは
出来
(
でき
)
んのであるから、
090
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
の
判
(
わか
)
りた
人民
(
じんみん
)
なら
何処
(
どこ
)
に
居
(
を
)
りても、
091
神徳
(
しんとく
)
は
渡
(
わた
)
して
手柄
(
てがら
)
を
致
(
いた
)
さすから、
092
余
(
あま
)
りあはてて
下
(
くだ
)
さると
却
(
かへつ
)
て
神
(
かみ
)
が
迷惑
(
めいわく
)
を
致
(
いた
)
すぞよ。
093
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
の
役員
(
やくいん
)
に
誠
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
が
六七分
(
ろくしちぶ
)
まで
解
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
094
充分
(
じゆうぶん
)
に
身魂
(
みたま
)
が
研
(
みが
)
ける
迄
(
まで
)
は、
095
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
が
初
(
はじ
)
まると、
096
却
(
かへ
)
つて
神
(
かみ
)
も
役員
(
やくいん
)
も
困
(
こま
)
るから、
097
三千年
(
さんぜんねん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
を
水
(
みづ
)
の
泡
(
あわ
)
には
出来
(
でき
)
んから、
098
地固
(
ぢがた
)
めには
充分
(
じゆうぶん
)
の
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるから、
099
チツト
位
(
くらい
)
後
(
をく
)
れたと
申
(
もう
)
して
心
(
こころ
)
の
変
(
かわ
)
るやうな
事
(
こと
)
では、
100
斯
(
こ
)
んな
大望
(
たいもう
)
は
到底
(
とうてい
)
勤
(
つと
)
まらんぞよ。
101
一人
(
いちにん
)
でも
因縁
(
いんねん
)
の
身魂
(
みたま
)
を
余計
(
よけい
)
に
改心
(
かいしん
)
さしたいのは
神
(
かみ
)
の
至仁至愛
(
みろく
)
の
精神
(
せいしん
)
であるぞよ。
102
夫
(
そ
)
れで
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
から
神
(
かみ
)
と
同
(
おな
)
じ
心
(
こころ
)
に
成
(
な
)
りて
呉
(
く
)
れよと、
103
クドウ
申
(
もう
)
すのであるぞよ。
104
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が一二年も
延
(
の
)
びたとすれば、
105
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
悪
(
あく
)
が
未
(
ま
)
だ
消
(
き
)
えて
居
(
を
)
らぬから、
106
又
(
ま
)
た
神
(
かみ
)
に
不足
(
ふそく
)
を
申
(
もう
)
すなり、
107
子
(
こ
)
を
戻
(
もど
)
して
呉
(
く
)
れ
娘
(
むすめ
)
を
返
(
かへ
)
せと
申
(
もう
)
すものも
出来
(
でき
)
るかも
知
(
し
)
れぬが、
108
其所
(
そこ
)
を
惟神
(
かんながら
)
に
任
(
まか
)
して、
109
ヂツト
堪
(
こら
)
えて
待
(
ま
)
つだけの
度胸
(
どきやう
)
がないと、
110
肝腎
(
かんじん
)
の
御蔭
(
おかげ
)
に
外
(
は
)
づれて
了
(
しも
)
ふぞよ。
111
後
(
あと
)
の
悔悟
(
こうかい
)
は
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はぬから、
112
充分
(
じゆうぶん
)
腹帯
(
はらをび
)
を
締
(
しめ
)
て
居
(
を
)
らんと、
113
百日
(
ひやくにち
)
の
説法
(
せつぽう
)
が
屁
(
へ
)
一
(
ひと
)
つにも
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて、
114
世界
(
せかい
)
から
笑
(
わら
)
はれて、
115
地団太
(
ぢだんだ
)
踏
(
ふ
)
んでも
追付
(
をいつ
)
かぬ
様
(
やう
)
になるぞよ。
116
三千年
(
さんぜんねん
)
の
苦労
(
くろう
)
いたした
経綸
(
しぐみ
)
の
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
くので
在
(
あ
)
るから、
117
人民
(
じんみん
)
の
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
る
様
(
やう
)
な
容易
(
やすい
)
仕組
(
しぐみ
)
でないから、
118
思
(
おも
)
ひ
違
(
ちが
)
いの
無
(
な
)
きやうに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
119
筆先
(
ふでさき
)
の
裏
(
うら
)
まで
眼
(
め
)
を
徹
(
と
)
うす
様
(
やう
)
でないと
中々
(
なかなか
)
解
(
わか
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
120
世界
(
せかい
)
の
大峠
(
おほとほげ
)
が
来
(
く
)
る
迄
(
まで
)
にこの
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
に
大峠
(
おほとほげ
)
があるぞよ。
121
大本
(
おほもと
)
の
事
(
こと
)
は
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
であるから
世界中
(
せかいぢう
)
へ
写
(
うつ
)
るぞよ。
122
世界
(
せかい
)
の
事
(
こと
)
は
又
(
また
)
大本
(
おほもと
)
へ
写
(
うつ
)
るから、
123
斯
(
この
)
大本
(
おほもと
)
の
内部
(
なか
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
を
見
(
み
)
てさえ
居
(
を
)
りたら、
124
誠
(
まこと
)
のものには
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
判
(
わか
)
る
仕組
(
しぐみ
)
であると、
125
明治
(
めいじ
)
三十二年から
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
手
(
て
)
で
先
(
さき
)
に
何遍
(
なんぺん
)
も
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
126
◎
127
三千世界
(
さんぜんせかい
)
が
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
、
128
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
世
(
よ
)
に
成
(
な
)
りたぞよ。
129
神
(
かみ
)
も
仏事
(
ぶつじ
)
も
人民
(
じんみん
)
も
勇
(
いさ
)
んで
暮
(
くら
)
す
世
(
よ
)
になるぞよと
明治
(
めいじ
)
二十五年から
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
130
それで
斯
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
は、
131
外国
(
がいこく
)
のヤソの
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
や、
132
仏
(
ほとけ
)
の
教
(
をしえ
)
を
悪
(
わる
)
く
申
(
もう
)
されんぞよ。
133
ヤソも
仏
(
ほとけ
)
も
儒
(
じゆ
)
も
其
(
その
)
国々
(
くにぐに
)
の
国魂
(
くにたま
)
相応
(
さうをう
)
の
教
(
をしへ
)
がさして
在
(
あ
)
るので
在
(
あ
)
るから、
134
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
は
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
さえ
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたら
外
(
ほか
)
の
宗教
(
しゆうけう
)
を
毀
(
う
)
つと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
されんぞよ。
135
斯
(
こ
)
う
申
(
もう
)
すと
又
(
ま
)
た
鼻高
(
はなだか
)
が、
136
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
でさえも
外国
(
がいこく
)
の
教
(
をしへ
)
や、
137
仏
(
ぶつ
)
を
悪
(
わ
)
るく
申
(
もう
)
すで
無
(
な
)
いかと、
138
理窟
(
りくつ
)
を
申
(
もう
)
すで
在
(
あ
)
ろうが、
139
外国
(
がいこく
)
の
教
(
をしえ
)
と
神
(
かみ
)
が
申
(
もう
)
すのは、
140
宗教
(
しうきやう
)
やヤソ
教
(
きやう
)
の
神
(
かみ
)
の
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
い、
141
物質主義金銀為本
(
あくのやりかた
)
の
政治
(
せいじ
)
の
事
(
こと
)
を
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るぞよ。
142
誠
(
まこと
)
の
純粋
(
きつすい
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
の
人民
(
じんみん
)
には、
143
外国
(
がいこく
)
の
宗教
(
しうきやう
)
は
要
(
い
)
らぬなれど、
144
未
(
ま
)
だ
其処
(
そこ
)
まで
身魂
(
みたま
)
の
研
(
みが
)
けて
居
(
を
)
らぬ、
145
中
(
ちう
)
と
下
(
げ
)
との
身魂
(
みたま
)
の
済度
(
さいど
)
には、
146
無
(
な
)
けねば
成
(
な
)
らぬ
道具
(
だうぐ
)
であるぞよ。
147
外国
(
がいこく
)
の
宗教
(
しうきやう
)
と
申
(
もう
)
しても
元
(
もと
)
は
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
教
(
をしへ
)
であるから、
148
日本
(
にほん
)
の
教
(
をしへ
)
の
枝葉
(
ゑだは
)
であるから、
149
余
(
あま
)
り
悪
(
わる
)
く
申
(
もう
)
して
枝葉
(
ゑだは
)
を
断
(
き
)
ると、
150
幹
(
みき
)
が
却
(
かへ
)
つて
発育
(
そだた
)
ぬから、
151
神
(
かみ
)
は
元
(
もと
)
は
一株
(
ひとかぶ
)
であるから、
152
それで
是
(
これ
)
までの
筆先
(
ふでさき
)
に、
153
谷々
(
たにだに
)
の
小川
(
をがは
)
の
水
(
みづ
)
も
大河
(
おほかは
)
へ、
154
末
(
すへ
)
で
一
(
ひと
)
つの
海
(
うみ
)
に
入
(
い
)
る
経綸
(
しぐみ
)
であると
申
(
もう
)
してあろうがな。
155
神
(
かみ
)
が
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は、
156
何時
(
いつ
)
になりても
毛筋
(
けすじ
)
も
間違
(
まちが
)
いは
無
(
な
)
いから、
157
爰
(
ここ
)
の
処
(
ところ
)
を
十分
(
じうぶん
)
に
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて、
158
大本
(
おほもと
)
の
御話
(
おはなし
)
を
致
(
いた
)
さぬと、
159
反対
(
はんたい
)
に
揚
(
あ
)
げ
足
(
あし
)
を
取
(
と
)
られて、
160
愧
(
はづ
)
かしき
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすから、
161
心得
(
こころえ
)
た
上
(
うへ
)
にも
心得
(
こころえ
)
て
居
(
を
)
りてくだされよ。
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