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伊都能売神諭
01 大正7年12月2日
02 (年月日不明)
03 大正7年12月22日
13 大正7年12月23日
05 大正7年12月24日
04 大正7年12月25日
06 大正7年12月26日
08 大正7年12月27日
07 大正8年1月1日
09 大正8年1月2日
10 大正8年1月2日
11 大正8年1月5日
12 大正8年1月11日
14 大正8年1月19日
17 大正8年1月21日
18 大正8年1月25日
19 大正8年1月25日
15 大正8年1月27日
20 大正8年1月27日
16 大正8年2月6日
21 大正8年2月13日
22 大正8年2月18日
23 大正8年2月20日
24 大正8年2月21日
25 大正8年3月7日
26 大正8年3月8日
29 大正8年3月10日
27 大正8年3月11日
28 大正8年3月12日
30 大正8年4月13日
31 大正8年4月23日
32 大正8年5月5日
33 大正8年6月3日
34 大正8年6月4日
35 大正8年7月12日
36 大正8年8月11日
37 大正8年8月12日
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> (年月日不明)
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(年月日不明)
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
0(大正0)年0月0日(旧0月0日)
神霊界掲載号:
大正7年12月22日号(第76号)【大本教祖号】 12頁
神霊界八幡書店復刻版:
第3巻 408頁
八幡書店版伊都能売神諭:
15頁
概要:
備考:
年月日は不明だが、文章の内容から、大正7年12月2日の筆が一番最初で、この筆はそれ以降に出たものだと思われる。
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-10-26 02:29:47
OBC :
is02
001
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が、
002
天
(
てん
)
の
御三体
(
ごさんたい
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
の
御命令
(
ごめいれい
)
を
戴
(
いただ
)
きて、
003
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
立直
(
たてなを
)
し
致
(
いた
)
すに
就
(
つい
)
ては、
004
ミロクの
大神様
(
おほかみさま
)
の
御加護
(
ごかご
)
を
戴
(
いただ
)
かねば
物事
(
ものごと
)
成就
(
ぜうじゆ
)
いたさんから、
005
因縁
(
いんねん
)
のある
身魂
(
みたま
)
変性女子
(
へんぜうによし
)
を
表
(
あら
)
はして、
006
大正
(
たいせう
)
五年
辰
(
たつ
)
の
年
(
とし
)
旧
(
きう
)
三月三日に、
007
大和国
(
やまとのくに
)
畝火
(
うねび
)
の
山
(
やま
)
を
踏〆
(
ふみしめ
)
さして、
008
世界
(
せかい
)
立直
(
たてなを
)
しの
守護
(
しゆごう
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
009
畝火
(
うねび
)
の
山
(
やま
)
は
出口
(
でぐち
)
に
因縁
(
いんねん
)
の
深
(
ふか
)
き
神山
(
かみやま
)
であるから、
010
昔
(
むかし
)
から
土米
(
つちごめ
)
が
竜神
(
りゆうじん
)
の
守護
(
しゆごう
)
で
生出
(
わか
)
して
在
(
あ
)
りたなれど、
011
神界
(
しんかい
)
の
都合
(
つごう
)
に
依
(
よ
)
りて
変性女子
(
へんぜうによし
)
に
守護
(
しゆごう
)
を
命
(
さ
)
して、
012
肝川
(
きもがわ
)
の
深山
(
ふかやま
)
八大
(
はちだい
)
竜神
(
りうじん
)
に
土米
(
つちごめ
)
の
御用
(
ごよう
)
を
仰
(
あふ
)
せ
付
(
つ
)
けたので
在
(
あ
)
るぞよ。
013
沢山
(
たくさん
)
の
土米
(
つちごめ
)
が
出来
(
でき
)
ると
申
(
もう
)
して
一粒
(
ひとつぶ
)
でも
粗末
(
そまつ
)
に
致
(
いた
)
されぬぞよ。
014
大本
(
おほもと
)
の
許
(
ゆる
)
し
無
(
な
)
きことには、
015
一粒
(
ひとつぶ
)
でも
勝手
(
かつて
)
に
拾
(
ひろ
)
ふ
事
(
こと
)
は
成
(
な
)
らんから、
016
我
(
が
)
を
張
(
は
)
りて
拾
(
ひろ
)
ふなら
拾
(
ひろ
)
ふて
見
(
み
)
やれ、
017
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
の
土米
(
つちごめ
)
であるから、
018
是
(
これ
)
からは
厳
(
きび
)
しき
戒
(
いまし
)
めを
致
(
いた
)
すぞよ。
019
昔
(
むかし
)
から
元伊勢
(
もといせ
)
、
020
丹後
(
たんご
)
の
比沼真奈為
(
ひぬまない
)
の
宮
(
みや
)
に
生出
(
わか
)
してありたなれど、
021
明治
(
めいじ
)
四十五年の三月八日に
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
が、
022
伊勢
(
いせ
)
の
内宮
(
ないぐう
)
、
023
外宮
(
げぐう
)
、
024
加良洲
(
からす
)
の
宮
(
みや
)
へ
御神霊
(
おみたま
)
を
御迎
(
おむか
)
い
致
(
いた
)
してから、
025
丹後
(
たんご
)
には
今迄
(
いままで
)
のやうには
生出
(
わか
)
ぬやうに
成
(
な
)
りたぞよ。
026
チツト
斗
(
ばか
)
り
種
(
たね
)
は
遺
(
のこ
)
してあれど、
027
土米
(
つちごめ
)
の
神力
(
しんりき
)
はモウ
無
(
な
)
くなりて
居
(
を
)
るぞよ。
028
是
(
これ
)
も
深
(
ふか
)
い
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
であるから、
029
人間界
(
にんげんかい
)
では
解
(
わか
)
る
事
(
こと
)
で
無
(
な
)
いぞよ。
030
大正
(
たいせう
)
五年の
旧
(
きう
)
五月五日には、
031
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
に、
032
昔
(
むかし
)
から
永
(
なが
)
らく
世
(
よ
)
に
隠
(
かく
)
れて
守護
(
しゆごう
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りた、
033
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
致
(
いた
)
した
播州
(
ばんしう
)
の
神島
(
かみじま
)
が
開
(
ひら
)
かしてあるが、
034
人民
(
じんみん
)
からは
左程
(
さほど
)
にも
無
(
な
)
い
御用
(
ごよう
)
の
如
(
よ
)
うにあれども、
035
神界
(
しんかい
)
では
大変
(
たいへん
)
な
神業
(
こと
)
でありたぞよ。
036
朝日
(
あさひ
)
の
直刺
(
たださ
)
す
夕日
(
ゆうひ
)
の
日照
(
ひてら
)
す
高砂沖
(
たかさごおき
)
の
一島
(
ひとつじま
)
一
(
ひと
)
つ
松
(
まつ
)
、
037
松
(
まつ
)
の
根本
(
ねもと
)
に
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
宝
(
たから
)
いけおくと、
038
昔
(
むかし
)
から
言伝
(
いひづた
)
へさして
在
(
あ
)
りたが、
039
今度
(
こんど
)
は
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
肉体
(
にくたい
)
を
使
(
つか
)
ふて、
040
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
宝
(
たから
)
を
掘上
(
ほりあ
)
げさしたぞよ。
041
その
宝
(
たから
)
と
申
(
もう
)
すのは、
042
斯世
(
このよ
)
を
水晶
(
すいしよう
)
の
松
(
まつ
)
の
代
(
よ
)
、
043
神世
(
かみよ
)
として
治
(
をさ
)
め
遊
(
あそ
)
ばすミロクの
大神様
(
おほかみさま
)
の
事
(
こと
)
で
在
(
あ
)
りたぞよ。
044
その
年
(
とし
)
の九月九日に
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が、
045
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
に
懸
(
うつ
)
りて、
046
二代
(
にだい
)
三代
(
さんだい
)
を
引連
(
ひきつ
)
れ
艮
(
とど
)
めを
刺
(
さ
)
して
参
(
まい
)
りたのも、
047
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
のある
事
(
こと
)
ぞよ。
048
斯
(
こ
)
の
因縁
(
いんねん
)
もモウ少し
致
(
いた
)
したら
分
(
わ
)
けて
見
(
み
)
せるぞよ。
049
大正
(
たいせう
)
五年
辰
(
たつ
)
の
年
(
とし
)
五月
午
(
うま
)
の
月
(
つき
)
の八日に、
050
変性女子
(
へんぜうによし
)
が
全部
(
すつくり
)
と
現
(
あら
)
はれて、
051
女神
(
によしん
)
の
姿
(
すがた
)
になりて、
052
大本
(
おほもと
)
へ
参
(
まい
)
りた
折
(
をり
)
、
053
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
は
変性男子
(
へんぜうなんし
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
と
表
(
あら
)
はれ、
054
海潮
(
かいちやう
)
は
変性女子
(
へんぜうによし
)
豊雲野尊
(
とよくもぬのみこと
)
と
現
(
あら
)
はれて、
055
昔
(
むかし
)
の
神代
(
かみよ
)
から
沓島
(
めしま
)
と
神島
(
かみじま
)
へ
別
(
わか
)
れて
落
(
お
)
ちて
居
(
を
)
りた
夫婦
(
ふうふ
)
の
神
(
かみ
)
が、
056
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
で
再会
(
であい
)
の
祝
(
いわい
)
に
盃
(
さかづき
)
がさして
在
(
あ
)
らうがな。
057
其日
(
そのひ
)
から
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
には、
058
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
と
豊雲野尊
(
とよくもぬのみこと
)
が
守護
(
しゆごう
)
致
(
いた
)
したから、
059
段々
(
だんだん
)
と
緯
(
よこ
)
の
御用
(
ごよう
)
が
表
(
あら
)
はれて、
060
ボツボツと
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
出来
(
でき
)
かけて
来
(
き
)
たので
在
(
あ
)
るぞよ。
061
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
は
明治
(
めいじ
)
二十五年から
申
(
もう
)
してある
如
(
よ
)
うに、
062
男子
(
なんし
)
と
女子
(
によし
)
の
経緯
(
しぐみ
)
が
揃
(
そろ
)
はねば
何事
(
なにごと
)
も
成就
(
ぜうじゆ
)
いたさぬのであるぞよ。
063
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
の
身魂
(
みたま
)
には、
064
変性男子
(
へんぜうなんし
)
と
女子
(
によし
)
との
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めて
貰
(
もら
)
はな
成
(
な
)
らんから、
065
是
(
これ
)
からは
今迄
(
いままで
)
とは
海潮
(
かいちやう
)
は
忙
(
いそ
)
がしうなりて、
066
苦労
(
くろう
)
が
段々
(
だんだん
)
殖
(
ふ
)
へて
来
(
く
)
るから
今迄
(
いままで
)
の
身魂
(
みたま
)
では
能
(
よ
)
う
忍耐
(
こばら
)
んから七十五日の
神
(
かみ
)
から
修行
(
しゆぎやう
)
をさしたのであるぞよ。
067
この
先
(
さ
)
きは
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
教祖
(
きやうそ
)
と
致
(
いた
)
して、
068
男子
(
なんし
)
の
直系
(
ぢきぢき
)
の
二代
(
にだい
)
三代
(
さんだい
)
の
後見
(
うしろみ
)
を
致
(
いた
)
さすのであるから、
069
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
の
女子
(
によし
)
は
一代
(
いちだい
)
の
役
(
やく
)
であるから、
070
此
(
こ
)
の
次第
(
しだい
)
を
取違
(
とりちが
)
ひ
無
(
な
)
きやうに
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けておくぞよ。
071
今
(
いま
)
が
艮
(
とど
)
めの
肝腎
(
かんじん
)
要
(
かな
)
めの
大事
(
だいじ
)
の
場合
(
ばあい
)
であるぞよ。
072
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
は
誰
(
だれ
)
にも
憑
(
うつ
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
ぬなれど、
073
天
(
てん
)
から
守護
(
しゆごう
)
いたして
海潮
(
かいちやう
)
に
筆先
(
ふでさき
)
をかかして
置
(
お
)
くぞよ。
074
同
(
おな
)
じ
筆先
(
ふでさき
)
の
書
(
か
)
き
様
(
やう
)
であるから、
075
今
(
いま
)
までの
男子
(
なんし
)
の
筆先
(
ふでさき
)
も
矢張
(
やは
)
り
変性女子
(
へんぜうによし
)
が
書
(
か
)
いて、
076
男子
(
なんし
)
の
筆先
(
ふでさき
)
にいたして、
077
居
(
を
)
りたじやろと、
078
疑
(
うたが
)
ふ
人民
(
じんみん
)
が
沢山
(
たくさん
)
に
出来
(
でき
)
るなれど、
079
夫
(
そ
)
んな
事
(
こと
)
に
気
(
き
)
を
掛
(
か
)
けて
居
(
を
)
りたら、
080
物事
(
ものごと
)
が
成就
(
ぜうじゆ
)
いたさんから、
081
ドシドシと
女子
(
によし
)
に
筆先
(
ふでさき
)
を
書
(
かか
)
して、
082
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
開
(
ひら
)
くぞよ。
083
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
八人
(
はちにん
)
の
御児
(
おんこ
)
と、
084
今
(
いま
)
までの
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
して
在
(
あ
)
るのは、
085
八柱
(
やつ
)
の
金神
(
こんじん
)
大将軍
(
たいしやうぐん
)
の
事
(
こと
)
でありたぞよ。
086
この
八人
(
はちにん
)
の
御児
(
おんこ
)
が
今度
(
こんど
)
は
二度目
(
にどめ
)
の
天之岩戸開
(
あまのいわとびら
)
きの
御用
(
ごよう
)
に
手柄
(
てがら
)
いたさして、
087
末代
(
まつだい
)
名
(
な
)
を
残
(
のこ
)
さして、
088
結構
(
けつこう
)
な
神
(
かみ
)
に
祀
(
まつ
)
りて
貰
(
もら
)
ふのであるぞよ。
089
八人
(
はちにん
)
の
御子
(
おんこ
)
の
働
(
はたら
)
きは
是
(
これ
)
からボツボツと
現
(
あら
)
はれて
来
(
く
)
るぞよ。
090
人民
(
じんみん
)
の
思
(
おも
)
ひとは
大変
(
たいへん
)
な
違
(
ちが
)
いであるぞよ。
091
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
には、
092
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
九万九億
(
くまんくをく
)
の
眷属
(
けんぞく
)
を
使
(
つか
)
ふて、
093
天地
(
てんち
)
を
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
昔
(
むかし
)
の
神代
(
かみよ
)
から
致
(
いた
)
してありての
事
(
こと
)
であるぞよ。
094
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
れる
神様
(
かみさま
)
にも、
095
守護神
(
しゆごうじん
)
にも、
096
人民
(
じんみん
)
にも、
097
見当
(
けんとう
)
の
取
(
と
)
れん
仕組
(
しぐみ
)
がいたしてあるから、
098
今
(
いま
)
の
今
(
いま
)
まで
判
(
わか
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
099
人
(
ひと
)
より
早
(
はや
)
う
手柄
(
てがら
)
を
致
(
いた
)
さうと
思
(
おも
)
ふて、
100
焦慮
(
あせ
)
りて
縮尻
(
しくじ
)
る
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
が
是
(
これ
)
からは
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るから、
101
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
は
余程
(
よほど
)
しつかり
筆先
(
ふでさき
)
を
腹
(
はら
)
へ
入
(
い
)
れておかんと、
102
経綸
(
しぐみ
)
の
邪魔
(
じやま
)
になりて
立直
(
たてなを
)
しが
遅
(
をそ
)
くなるから、
103
念
(
ねん
)
に
念
(
ねん
)
を
押
(
を
)
して
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
置
(
お
)
くぞよ。
104
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
を
建
(
た
)
てるのは、
105
沓島
(
めしま
)
と
神島
(
かみじま
)
と
嵯峨
(
さが
)
の
奥
(
おく
)
と
三
(
さん
)
ケ
所
(
しよ
)
より
外
(
ほか
)
には
成
(
な
)
らんぞよ。
106
肝川
(
きもがわ
)
は
八大
(
はちだい
)
竜神
(
りゆうじん
)
の
守護
(
しゆごう
)
があるから、
107
大本
(
おほもと
)
の
分社
(
でやしろ
)
と
致
(
いた
)
してあるので
在
(
あ
)
るから、
108
肝川
(
きもがわ
)
には
奇
(
く
)
しびな
神業
(
こと
)
が
見
(
み
)
せてあろうがな。
109
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しが
済
(
す
)
みたら、
110
国々
(
くにぐに
)
所々
(
ところどころ
)
に
大本
(
おほもと
)
の
御宮
(
おみや
)
を
立
(
たて
)
て、
111
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れの
守護神
(
しゆごうじん
)
を
鎮
(
しづ
)
めて
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
さすから、
112
それ
迄
(
まで
)
には
御宮形
(
おみやがた
)
も
建
(
た
)
てられんぞよ。
113
広間
(
ひろま
)
も
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
成就
(
ぜうじゆ
)
いたして、
114
天下泰平
(
てんかたいへい
)
に
世
(
よ
)
が
治
(
をさ
)
まる
迄
(
まで
)
は、
115
新
(
あ
)
たらしう
建
(
た
)
てる
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
ぬぞよ。
116
今迄
(
いままで
)
に
鏡
(
かがみ
)
が
出
(
だ
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
117
京都
(
きやうと
)
で
新
(
さら
)
に
広間
(
ひろま
)
を
立
(
たて
)
て
神
(
かみ
)
から
潰
(
つぶ
)
され、
118
伏見
(
ふしみ
)
に
建
(
たて
)
てまたその
通
(
とお
)
り、
119
肝川
(
きもがわ
)
に
建
(
た
)
てても
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
つまいがな。
120
大本
(
おほもと
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
極
(
き
)
まらぬ
中
(
うち
)
に、
121
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
が
勝手
(
かつて
)
に
致
(
いた
)
した
事
(
こと
)
は、
122
九分九厘
(
くぶくりん
)
で
覆
(
かへ
)
りて
了
(
しも
)
ふぞよと、
123
何時
(
いつ
)
も
筆先
(
ふでさき
)
で
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けてありたなれど、
124
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
背
(
そむ
)
いて
致
(
いた
)
した
事
(
こと
)
は、
125
何遍
(
なんぺん
)
でも
跡戻
(
あともど
)
り
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
すぞよ。
126
大本
(
おほもと
)
を
次
(
つぎ
)
に
致
(
いた
)
して、
127
園部
(
そのべ
)
で
広間
(
ひろま
)
を
建
(
たて
)
ようと
致
(
いた
)
して、
128
材木
(
ざいもく
)
を
寄
(
よ
)
せてサア
是
(
これ
)
から
建前
(
たてまへ
)
と
言
(
い
)
ふやうに
成
(
な
)
りた
所
(
とこ
)
で、
129
俄
(
にわか
)
の
大雨
(
おほあめ
)
で
材木
(
ざいもく
)
が
影
(
かげ
)
も
形
(
かたち
)
も
無
(
な
)
いやうに
流
(
なが
)
れた
事
(
こと
)
があらうがな。
130
皆
(
みな
)
神界
(
しんかい
)
から
善悪
(
ぜんあく
)
の
鏡
(
かがみ
)
が
出
(
だ
)
して、
131
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
に
実地
(
じつち
)
が
見
(
み
)
せてあるぞよ。
132
明治
(
めいじ
)
廿五年から、
133
幹
(
もと
)
退
(
の
)
けて
末
(
すえ
)
続
(
つづ
)
くとは
思
(
おも
)
ふなよ、
134
幹
(
もと
)
ありての
枝
(
ゑだ
)
もあれば
末
(
すえ
)
もあるぞよ。
135
幹
(
もと
)
退
(
の
)
きたら
末
(
すえ
)
は
枯
(
か
)
れるぞよと
申
(
もう
)
して、
136
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
手
(
て
)
で
毎度
(
まいど
)
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けてあるぞよ。
137
明治
(
めいじ
)
二十五年から
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は、
138
何時
(
いつ
)
になりても
毛筋
(
けすじ
)
の
横巾
(
よこはば
)
も
違
(
ちが
)
はん
事
(
こと
)
ばかりであるぞよ。
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