霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
神諭
伊都能売神諭
大正7年12月2日
(年月日不明)
大正7年12月22日
大正7年12月23日
大正7年12月24日
大正7年12月25日
大正7年12月26日
大正7年12月27日
大正8年1月1日
大正8年1月2日
大正8年1月2日
大正8年1月5日
大正8年1月11日
大正8年1月19日
大正8年1月21日
大正8年1月25日
大正8年1月25日
大正8年1月27日
大正8年1月27日
大正8年2月6日
大正8年2月13日
大正8年2月18日
大正8年2月20日
大正8年2月21日
大正8年3月7日
大正8年3月8日
大正8年3月10日
大正8年3月11日
大正8年3月12日
大正8年4月13日
大正8年4月23日
大正8年5月5日
大正8年6月3日
大正8年6月4日
大正8年7月12日
大正8年8月11日
大正8年8月12日
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい|
サブスク
のお知らせ
神諭
>
伊都能売神諭
> 大正7年12月22日
<<< (年月日不明)
(B)
(N)
大正7年12月23日 >>>
大正七年一二月二二日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1918(大正7)年12月22日(旧11月19日)
神霊界掲載号:
大正8年1月1日号(第77号) 3頁
神霊界八幡書店復刻版:
第4巻 13頁
八幡書店版伊都能売神諭:
20頁
概要:
備考:
神示の中には旧11/20と出てくるが実際には旧11/19(日没後か?)
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
is03
001
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立
(
くにとこたち
)
の
尊
(
みこと
)
の
御魂
(
みたま
)
が、
002
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
に
現
(
あら
)
はれて、
003
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなを
)
しの
筆先
(
ふでさき
)
を
書
(
か
)
きおくぞよ。
004
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
さす
為
(
ため
)
に、
005
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
大出口
(
おほでぐち
)
直
(
なを
)
に
永
(
なが
)
らく
苦労
(
くろう
)
をさしてあるぞよ。
006
天保
(
てんぽう
)
七年十二月十六日、
007
天照皇太神宮
(
てんせうこうだいじんぐう
)
殿
(
どの
)
の
御誕生日
(
ごたんぜうび
)
に
斯世
(
このよ
)
へ
出
(
だ
)
してから二十七年の
間
(
あいだ
)
、
008
直
(
なを
)
は
結構
(
けつこう
)
に
気楽
(
きらく
)
に
暮
(
くら
)
さしてあるぞよ。
009
さう
申
(
もう
)
しても
世間並
(
せけんなみ
)
の
気楽
(
きらく
)
さでは
無
(
な
)
いぞよ。
010
中々
(
なかなか
)
いろいろと
肉体
(
にくたい
)
に
就
(
つい
)
て
人
(
ひと
)
に
変
(
かわ
)
りた
事
(
こと
)
がさしてありたぞよ。
011
二十八歳の
冬
(
ふゆ
)
から五十七歳まで三十年の
間
(
あいだ
)
、
012
人民界
(
じんみんかい
)
では
誰
(
だれ
)
も
能
(
よ
)
う
堪
(
こば
)
らん
艱難
(
かんなん
)
苦労
(
くろう
)
をさして、
013
現世
(
このよ
)
の
衣
(
きぬ
)
を
脱
(
ぬ
)
がして
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
てたぞよ。
014
五十七歳の
正月
(
せうがつ
)
元日
(
ぐわんじつ
)
から、
015
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
体内
(
たいない
)
へ
這入
(
はい
)
りて、
016
今年
(
こんねん
)
で二十七年の
間
(
あいだ
)
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で
筆先
(
ふでさき
)
を
書
(
か
)
かせ、
017
口
(
くち
)
で
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
を
知
(
し
)
らしたぞよ。
018
何時
(
いつ
)
も三十年で
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
と
致
(
いた
)
すと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らした
事
(
こと
)
が、
019
モウ
一分
(
いちぶ
)
になりて、
020
跡
(
あと
)
三年
残
(
のこ
)
りたなれど、
021
水
(
みづ
)
も
漏
(
も
)
らさぬ
仕組
(
しぐみ
)
であるから、
022
三年の
間
(
あいだ
)
は
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
りて
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなを
)
しの
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
すから、
023
是
(
これ
)
からは
一日
(
いちにち
)
ましに
世界
(
せかい
)
から
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るから、
024
何程
(
なにほど
)
の
鼻高
(
はなだか
)
でも
成程
(
なるほど
)
と
往生
(
をうぜう
)
をいたすやうになりて
了
(
しも
)
ふぞよ。
025
変性女子
(
へんぜうによし
)
は
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で
明治
(
めいじ
)
四年の七月の十二日に
斯世
(
このよ
)
へ
出
(
だ
)
して、
026
二十七年の
間
(
あいだ
)
は
是
(
これ
)
も
普通
(
ひととうり
)
の
人民
(
じんみん
)
では
出来
(
でき
)
ぬ
苦労
(
くろう
)
を
致
(
いた
)
させ、
027
二十八歳の二月九日から、
028
神
(
かみ
)
が
高熊山
(
たかくまやま
)
へ
連
(
つ
)
れ
参
(
まい
)
りて、
029
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
かして、
030
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しの
御用
(
ごよう
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
031
二十八の
歳
(
ねん
)
から
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
引寄
(
ひきよ
)
して、
032
有
(
あ
)
るにあられん
気苦労
(
きぐろう
)
を
致
(
いた
)
さして、
033
いよいよ
身魂
(
みたま
)
が
研
(
みが
)
きかけたから、
034
三十九歳からボツボツと
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
にかからしてあるが、
035
此
(
こ
)
の
先
(
さき
)
まだ十年の
気苦労
(
きぐろう
)
を
致
(
いた
)
さすから、
036
其
(
その
)
積
(
つも
)
りで
居
(
を
)
りて
下
(
くだ
)
されよ。
037
三年さきになりたら
余程
(
よほど
)
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
下
(
くだ
)
さらぬと、
038
ドエライ
悪魔
(
あくま
)
が
魅
(
み
)
を
入
(
い
)
れるぞよ。
039
辛
(
かのと
)
の
酉
(
とり
)
の
年
(
とし
)
は、
040
変性女子
(
へんぜうによし
)
に
取
(
と
)
りては、
041
後
(
あと
)
にも
前
(
さき
)
にも
無
(
な
)
いやうな
変
(
かわ
)
りた
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るから、
042
前
(
まへ
)
に
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
置
(
お
)
くぞよ。
043
外国
(
がいこく
)
から
今
(
いま
)
に
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
難題
(
なんだい
)
が
持
(
もち
)
かけて
来
(
く
)
るが、
044
今
(
いま
)
の
番頭
(
ばんとう
)
の
弱腰
(
よわごし
)
では
到底
(
とうてい
)
能
(
よ
)
う
貫
(
つら
)
ぬかんぞよ。
045
是
(
これ
)
も
時節
(
じせつ
)
であるから、
046
何程
(
なにほど
)
智慧
(
ちゑ
)
学
(
がく
)
がありても
今度
(
こんど
)
は
一文
(
いちもん
)
の
価値
(
ねうち
)
も
無
(
な
)
いから、
047
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
が
揃
(
そろ
)
ふて
改心
(
かいしん
)
いたせば
良
(
よ
)
し、
048
到底
(
とうてい
)
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
ぬなら
止
(
や
)
むを
得
(
え
)
ず
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
049
世界
(
せかい
)
の
九分九厘
(
くぶくりん
)
が
近
(
ちか
)
よりて
来
(
き
)
たぞよ。
050
一厘
(
いちりん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
で
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
立直
(
たてなを
)
すのは、
051
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
より
外
(
ほか
)
には
無
(
な
)
いぞよ。
052
今
(
いま
)
この
仕組
(
しぐみ
)
が
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
に
判
(
わか
)
りたら、
053
三千年
(
さんぜんねん
)
の
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が
成就
(
ぜうじゆ
)
いたさんから、
054
今
(
いま
)
の
今
(
いま
)
までは
誠
(
まこと
)
の
元
(
もと
)
の
一厘
(
いちりん
)
の
所
(
ところ
)
は
申
(
もう
)
さんから、
055
疑
(
うたが
)
ふ
人民
(
じんみん
)
は
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
有
(
あ
)
るぞよ。
056
富士
(
ふじ
)
と
鳴戸
(
なると
)
の
昔
(
むかし
)
からの
経綸
(
しぐみ
)
が
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
たら、
057
世界
(
せかい
)
は
激
(
はげ
)
しく
成
(
な
)
りて、
058
外国
(
がいこく
)
が
薩張
(
さつぱ
)
り
帰順
(
おうぜう
)
いたして
日本
(
にほん
)
へ
末代
(
まつだい
)
従
(
したが
)
ふやうに
成
(
な
)
るぞよ。
059
東京
(
とうきよう
)
の
経綸
(
しぐみ
)
はミノヲハリ、
060
尾張
(
をはり
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
世
(
よ
)
の
終
(
をは
)
り、
061
伊勢
(
いせ
)
は
丹波
(
たんば
)
に
丹波
(
たんば
)
は
神都
(
みやこ
)
、
062
みやこの
経綸
(
しぐみ
)
は
万古末代
(
まんごまつだい
)
つづくぞよ。
063
続
(
つづ
)
く
血筋
(
ちすじ
)
は
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
の
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
直系
(
ぢきぢき
)
の
日
(
ひ
)
の
大神
(
おほかみ
)
と
地
(
ち
)
の
神
(
かみ
)
、
064
天地
(
てんち
)
揃
(
そろ
)
ふて
水晶
(
すいしよう
)
の
誠
(
まこと
)
一
(
ひ
)
とつの
末永
(
すへなが
)
き
結構
(
けつこう
)
な
神代
(
かみよ
)
に
致
(
いた
)
すぞよ。
065
神代
(
かみよ
)
に
成
(
な
)
りたら
人民
(
じんみん
)
の
身魂
(
みたま
)
にも
御光
(
おひかり
)
が
刺
(
さ
)
すぞよ。
066
暑
(
あつ
)
さ
凌
(
しの
)
いで
秋
(
あき
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
を
待
(
ま
)
てど、
067
世界
(
せかい
)
は
淋
(
さび
)
しくなるぞよと、
068
今迄
(
いままで
)
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
筆先
(
ふでさき
)
に
知
(
し
)
らして
置
(
お
)
いたが、
069
今
(
いま
)
が
其
(
その
)
時節
(
じせつ
)
であるぞよ。
070
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
世界
(
せかい
)
は
安心
(
あんしん
)
な
所
(
ところ
)
へは
行
(
ゆ
)
かぬぞよ。
071
是
(
これ
)
からが
彦火々出見
(
ひこほほでみ
)
の
初
(
はじま
)
りであるぞよ。
072
目無堅間
(
めなしかたま
)
の
神船
(
みふね
)
はこれから
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
073
水火地
(
しほつち
)
の
大名
(
おほな
)
は
何処
(
どこ
)
に
現
(
あらは
)
れて
居
(
を
)
るか、
074
これを
知
(
し
)
りた
人民
(
じんみん
)
今
(
いま
)
に
一人
(
いちにん
)
も
無
(
な
)
いが、
075
燈台元暗
(
とうだいもとくらし
)
の
誓
(
たと
)
えの
通
(
とお
)
りの
世
(
よ
)
であるぞよ。
076
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
明治
(
めいじ
)
二十五年に、
077
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
に
出口
(
でぐち
)
の
守
(
かみ
)
と
現
(
あら
)
はれた
折
(
をり
)
の
初発
(
しよつぱつ
)
に、
078
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫殿
(
をとひめどの
)
が
御越
(
おこし
)
なされて、
079
今日
(
こんにち
)
の
御祝儀
(
おしゆぎ
)
お
目出度
(
めでたう
)
存
(
そん
)
じますると
仰
(
おつ
)
しやつて、
080
今
(
いま
)
まで
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
に
溜
(
た
)
めて
置
(
お
)
かれた
御宝
(
みたから
)
を、
081
陸
(
あげ
)
の
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
へ
持運
(
もちはこ
)
びて、
082
艮
(
うしとら
)
の
金神様
(
こんじんさま
)
にお
渡
(
わた
)
し
申
(
もう
)
すと
仰
(
あふ
)
せになりたが、
083
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
には
金
(
きん
)
は
幾何程
(
いくなにほど
)
でもあるから、
084
竜宮様
(
りうぐうさま
)
の
御改心
(
ごかいしん
)
で
今度
(
こんど
)
はいよいよ
受取
(
うけと
)
りて、
085
新
(
さら
)
つの
金
(
きん
)
を
吹
(
ふ
)
く
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたぞよ。
086
斯世
(
このよ
)
一切
(
いつさい
)
の
事
(
こと
)
は
皆
(
みな
)
神
(
かみ
)
の
自由
(
じゆう
)
であるから、
087
何程
(
なにほど
)
人民
(
じんみん
)
が
智慧
(
ちゑ
)
や
学
(
がく
)
で
考
(
かんが
)
えても、
088
神
(
かみ
)
の
許
(
ゆる
)
し
無
(
な
)
き
事
(
こと
)
には、
089
肝腎
(
かんじん
)
の
艮
(
とど
)
めを
差
(
さ
)
すといふ
事
(
こと
)
は、
090
何時
(
いつ
)
になりても
出来
(
でき
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
091
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫殿
(
をとひめどの
)
は
誠
(
まこと
)
に
欲
(
よく
)
の
深
(
ふか
)
い
御神様
(
おんかみさま
)
で
在
(
あ
)
りたなれど、
092
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
のある
事
(
こと
)
を、
093
世
(
よ
)
の
初発
(
しよつぱつ
)
から
能
(
よ
)
く
御存知
(
ごぞんじ
)
であるから、
094
第一番
(
だいいちばん
)
に
御改心
(
ごかいしん
)
が
出来
(
でき
)
て、
095
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
片腕
(
かたうで
)
となりて
御働
(
おはたら
)
き
遊
(
あそ
)
ばすから、
096
是
(
これ
)
からはこの
大本
(
おほもと
)
の
内部
(
なか
)
も、
097
世界
(
せかい
)
を
日増
(
ひまし
)
に
大変
(
おほがわ
)
りを
致
(
いた
)
すぞよ。
098
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
宝
(
たから
)
は
皆
(
みな
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
の
拵
(
こし
)
らえたもの
斗
(
ばか
)
りで
在
(
あ
)
るから、
099
世
(
よ
)
が
元
(
もと
)
へ
戻
(
もど
)
りて、
100
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
自由
(
じゆう
)
に
致
(
いた
)
す
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたから、
101
今迄
(
いままで
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ふて
頑張
(
がんば
)
りて
居
(
を
)
るとスコタンを
喰
(
く
)
ふ
事
(
こと
)
になりたぞよ。
102
人民
(
じんみん
)
の
力
(
ちから
)
で
行
(
や
)
れるなら
我
(
が
)
を
出
(
だ
)
して
何
(
なん
)
なりと
行
(
や
)
りて
見
(
み
)
よれ、
103
初
(
はじ
)
めはチト
良
(
よ
)
きやうに
在
(
あ
)
るが、
104
先
(
さき
)
へ
行
(
ゆ
)
く
程
(
ほど
)
つまりて
途
(
みち
)
が
無
(
な
)
くなりて、
105
行
(
ゆ
)
きも
帰
(
かへ
)
りも
成
(
な
)
らぬやうに
致
(
いた
)
されるぞよ。
106
是
(
これ
)
が
今迄
(
いままで
)
の
世
(
よ
)
とは
違
(
ちが
)
ふと
申
(
もう
)
すのであるぞよ。
107
珍
(
めづ
)
らしき
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
して、
108
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
善
(
ぜん
)
の
鏡
(
かがみ
)
と
悪
(
あく
)
の
鏡
(
かがみ
)
とを
出
(
だ
)
す
世界
(
せかい
)
の
大本
(
おほもと
)
は、
109
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
厳
(
きび
)
しくなるぞよと
申
(
もう
)
してあろうがな。
110
キカ
ねば
キク
やうにして
改心
(
かいしん
)
さすと
申
(
もう
)
してあるが、
111
今
(
いま
)
が
大事
(
だいじ
)
の
性念場
(
せうねんば
)
であるから、
112
心
(
こころ
)
に
当
(
あた
)
る
人民
(
じんみん
)
は
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
我
(
われ
)
の
欲
(
よく
)
を
捨
(
す
)
て、
113
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
第一
(
だいいち
)
に
致
(
いた
)
すか
結構
(
けつこう
)
であるぞよ。
114
神
(
かみ
)
は
困
(
こ
)
まらねど
其人
(
そのひと
)
が
可愛
(
かあい
)
さうなから、
115
神
(
かみ
)
がクドウ
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けておくぞよ。
116
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
永
(
なが
)
らく
体主霊従
(
あく
)
の
中
(
なか
)
に
染
(
そま
)
り
切
(
き
)
りて
居
(
を
)
りたから、
117
容易
(
なかなか
)
一寸
(
ちよつと
)
には
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
にくいなれど、
118
モウ
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たから、
119
改心
(
かいしん
)
さす
間
(
ま
)
が
無
(
な
)
いから、
120
今
(
いま
)
までの
学
(
がく
)
や
智慧
(
ちゑ
)
を
横
(
よこ
)
へ
遣
(
や
)
りておいて、
121
只
(
ただ
)
一心
(
いつしん
)
に
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
すやうに
致
(
いた
)
されよ。
122
考
(
かんが
)
へたり
研究
(
けんきう
)
いたしたりするやうな
気楽
(
きらく
)
な
時
(
とき
)
では
無
(
な
)
いぞよ。
123
モウ
二進
(
につち
)
も
三進
(
さつち
)
も
成
(
な
)
らぬ
所
(
ところ
)
まで
世
(
よ
)
が
差迫
(
さしせま
)
りて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るぞよ。
124
何程
(
なにほど
)
道
(
みち
)
の
為
(
ため
)
じや
御国
(
みくに
)
の
為
(
ため
)
じやと
申
(
もう
)
しても、
125
誠生粋
(
まこときつすい
)
の
道
(
みち
)
思
(
おも
)
ひ
国
(
くに
)
思
(
おも
)
ひの
人民
(
じんみん
)
は
尠
(
すく
)
ないから、
126
人民
(
じんみん
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は
嘘
(
うそ
)
が
多
(
おほ
)
いから、
127
神
(
かみ
)
も
中々
(
なかなか
)
油断
(
ゆだん
)
が
出来
(
でき
)
ぬやうに
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
128
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
盲目
(
めくら
)
聾
(
つんぼ
)
の
欲
(
よく
)
に
抜目
(
ぬけめ
)
の
無
(
な
)
いのには、
129
神
(
かみ
)
も
閉口
(
へいこう
)
いたして
居
(
を
)
るぞよ。
130
利己主義
(
われよし
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
ばかり
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
ると、
131
夫
(
そ
)
れが
世
(
よ
)
が
代
(
かわ
)
りて
居
(
を
)
るから、
132
自滅自亡
(
われわるし
)
の
種
(
たね
)
になる
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるぞよ。
133
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
と
世界
(
せかい
)
とを
比
(
くら
)
べて
見
(
み
)
たら
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
との
鏡
(
かがみ
)
が
出
(
だ
)
して
在
(
あ
)
るから、
134
改心
(
かいしん
)
せずには
居
(
を
)
れぬ
事
(
こと
)
に
仕
(
し
)
てあるぞよ。
135
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
が
初
(
はじま
)
りたら、
136
世界
(
せかい
)
は
上
(
のぼ
)
り
下
(
くだ
)
りで
騒
(
さわ
)
がしくなると
申
(
もう
)
してありたが、
137
外国
(
がいこく
)
の
王
(
わう
)
の
今
(
いま
)
の
有様
(
ありさま
)
、
138
まだまだ
斯
(
こ
)
んなチヨロコイ
事
(
こと
)
ではないぞよ。
139
何処
(
どこ
)
へ
飛火
(
とびひ
)
が
致
(
いた
)
さうも
知
(
し
)
れんぞよ。
140
夫
(
そ
)
れで
永
(
なが
)
らくの
間
(
あいだ
)
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
身魂
(
みたま
)
を
使
(
つか
)
ふて、
141
脚下
(
あしもと
)
へ
火
(
ひ
)
が
燃
(
も
)
えるぞよ。
142
鳥
(
とり
)
がたつぞよ
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けよと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしたが、
143
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
上
(
うへ
)
から
下
(
した
)
まで
欲
(
よく
)
斗
(
ばか
)
りで
目
(
め
)
が
眩
(
くら
)
みて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
144
今
(
いま
)
に
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
る
人民
(
じんみん
)
が
何程
(
なにほど
)
も
無
(
な
)
いが、
145
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りてからバタ
付
(
つい
)
ても、
146
モウ
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
の
力
(
ちから
)
では
到底
(
とうてい
)
叶
(
かな
)
はんから、
147
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
申
(
もう
)
すやうに、
148
今迄
(
いままで
)
のやうな
利己主義
(
われよし
)
の
精神
(
せいしん
)
を
立直
(
たてなを
)
して、
149
水晶
(
すいしよう
)
の
生
(
うま
)
れ
赤子
(
あかご
)
の
心
(
こころ
)
に
成
(
な
)
つて、
150
今度
(
こんど
)
の
肝腎
(
かんじん
)
の
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めたなら、
151
末代
(
まつだい
)
名
(
な
)
の
残
(
のこ
)
る
結構
(
けつこう
)
な
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るなり、
152
今
(
いま
)
までの
心
(
こころ
)
で
行
(
や
)
りて
行
(
ゆ
)
くなら、
153
十人並
(
じうにんなみ
)
のお
出直
(
でなを
)
し
誠
(
まこと
)
に
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
154
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
毛筋
(
けすじ
)
も
間違
(
まちがい
)
は
無
(
ない
)
ぞよ。
155
東京
(
とうきよう
)
で
経綸
(
しぐみ
)
をするが
身
(
み
)
の
終
(
をは
)
りと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしてありたが、
156
キモ
がアノ
通
(
とほ
)
りの
失敗
(
しくじり
)
をいたし、
157
次
(
つぎ
)
に
イヤ
が
真似
(
まね
)
してアノ
通
(
とほ
)
り、
158
カカ
が
金
(
かね
)
を
掘
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
すと
申
(
もう
)
して
失敗
(
しくじ
)
り、
159
マサ
がまた
思
(
おも
)
はく
立
(
た
)
たず、
160
是
(
これ
)
だけ
鏡
(
かがみ
)
を
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せても
未
(
ま
)
だ
キカ
ねば
キク
やうに
為
(
し
)
て
改心
(
かいしん
)
させるなれど、
161
其処
(
そこ
)
へ
成
(
な
)
りての
改心
(
かいしん
)
はモウ
遅
(
おそ
)
いから、
162
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
今
(
いま
)
の
内
(
うち
)
に
行方
(
やりかた
)
を
薩張
(
さつぱ
)
り
替
(
か
)
えて
下
(
くだ
)
され、
163
取返
(
とりかへ
)
しのならん
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたして、
164
世間
(
せけん
)
へ
顔出
(
かほだ
)
しのならん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
るぞよ。
165
今
(
いま
)
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をし
)
えを
拡
(
ひろ
)
め
行
(
ゆ
)
くと
申
(
もう
)
して、
166
ソハ
のそはそはしひ
遣
(
や
)
り
方
(
かた
)
、
167
斯
(
こ
)
んな
弱
(
よわ
)
ひ
誠
(
まこと
)
の
無
(
な
)
い
精神
(
せいしん
)
で、
168
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御用
(
ごよう
)
が
勤
(
つと
)
まると
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
るか。
169
大慢神
(
おほまんしん
)
も
大間違
(
おほまちが
)
いも
程
(
ほど
)
があるぞよ。
170
トモ
もモウ
少
(
すこ
)
し
筆先
(
ふでさき
)
を
調
(
しら
)
べて
下
(
くだ
)
さらぬと、
171
抜
(
ぬ
)
きも
差
(
さ
)
しも
出来
(
でき
)
ぬやうな
事
(
こと
)
になるぞよ。
172
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
信者
(
しんじや
)
一同
(
いちどう
)
に
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けるが、
173
今
(
いま
)
が
何
(
なに
)
より
肝腎
(
かんじん
)
要
(
かな
)
めの
性念場
(
せうねんば
)
であるぞよ。
174
早
(
はや
)
く
眼
(
め
)
を
覚
(
さま
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
175
外国
(
がいこく
)
の
体主霊従金銀為本之政策
(
あくのやりかた
)
で、
176
何時
(
いつ
)
までも
世
(
よ
)
が
続
(
つづ
)
くやうに
思
(
おも
)
ふて、
177
一生懸命
(
いつせうけんめい
)
に
四脚
(
よつあし
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
が
操掻
(
からか
)
いで
御座
(
ござ
)
るが、
178
モウ
世
(
よ
)
が
済
(
す
)
みたから、
179
何程
(
なにほど
)
骨
(
ほね
)
を
折
(
を
)
りて
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、
180
百日
(
ひやくにち
)
の
説法
(
せつぽう
)
屁
(
へ
)
一
(
ひと
)
つにも
成
(
な
)
らぬぞよ。
181
猿
(
さる
)
も
狐
(
きつね
)
も
狗
(
いぬ
)
も
蛙
(
かわず
)
も
皆
(
みな
)
奥山
(
おくやま
)
に
隠
(
かく
)
れて
了
(
しも
)
ふて、
182
今
(
いま
)
の
体主霊従
(
あく
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
真最中
(
まつさいちう
)
であるが、
183
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
ながら
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
の
行方
(
やりかた
)
は
四脚
(
よつあし
)
の
手
(
て
)
には
合
(
あ
)
はぬから、
184
要
(
い
)
らぬ
御心配
(
ごしんぱい
)
は
止
(
や
)
めて
下
(
くだ
)
されよ。
185
武蔵野
(
むさしの
)
に
今
(
いま
)
は
狸
(
たぬき
)
の
腹鼓
(
はらつつみ
)
たたいて
鳴
(
な
)
らして、
186
八畳敷
(
はちぜうじき
)
まで
拡
(
ひろ
)
げた○○の
跡
(
あと
)
の
始末
(
しまつ
)
は
何
(
ど
)
ふする
積
(
つも
)
りか。
187
人民
(
じんみん
)
では
斯
(
この
)
終局
(
おさまり
)
は
就
(
つ
)
くまいぞよ。
188
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
を
茲
(
ここ
)
まで
四脚
(
よつあし
)
が
曇
(
くも
)
らして
置
(
お
)
いて、
189
未
(
ま
)
だ
飽
(
あ
)
き
足
(
た
)
らひで
今日
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
持方
(
もちかた
)
、
190
神
(
かみ
)
はモウ
肝忍袋
(
かんにんぶくろ
)
の
緒
(
を
)
が
切
(
き
)
れたぞよ。
191
日本
(
にほん
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
ちて
外国
(
がいこく
)
の
下
(
した
)
を
働
(
はた
)
らく
四足
(
よつあし
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
よ、
192
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
ながら、
193
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
間
(
うち
)
に
聞
(
き
)
かぬと、
194
昔
(
むかし
)
からの
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
致
(
いた
)
さねば、
195
神界
(
しんかい
)
の
永
(
なが
)
らくの
大神業
(
たいもう
)
の
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
な
)
るから、
196
其
(
その
)
仕組
(
しぐみ
)
の
蓋
(
ふた
)
を
開
(
ひら
)
けるから、
197
跡
(
あと
)
から
神
(
かみ
)
に
不足
(
ふそく
)
は
申
(
もう
)
して
下
(
くだ
)
さるなよ。
198
神
(
かみ
)
は
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けた
上
(
うへ
)
にも
気
(
き
)
を
注
(
つ
)
けて
在
(
あ
)
るぞよ。
199
斯
(
この
)
大本
(
なか
)
の
役員
(
やくいん
)
も
余程
(
よほど
)
確
(
しつか
)
り
致
(
いた
)
さぬと、
200
未
(
ま
)
だ
肝腎
(
かんじん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が
解
(
わか
)
りて
居
(
を
)
らんから、
201
俄
(
にわか
)
にバタ
付
(
つ
)
かねば
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
になるが、
202
夫
(
そ
)
れで
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
と
申
(
もう
)
しても
世界
(
せかい
)
へ
申訳
(
もうしわけ
)
の
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
203
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
が
上天
(
くにがえ
)
いたしてからは、
204
斯
(
この
)
大本
(
おほもと
)
は
一段
(
いちだん
)
に
厳
(
きび
)
しく
成
(
な
)
るから、
205
其
(
その
)
覚悟
(
かくご
)
で
居
(
を
)
らぬと、
206
トチメンボウを
振
(
ふ
)
らねばならぬ
事
(
こと
)
になるぞよ。
207
筆先
(
ふでさき
)
を
充分
(
じゆうぶん
)
腹
(
はら
)
へ
入
(
い
)
れて
能
(
よ
)
く
消化
(
こな
)
して
居
(
を
)
らぬと、
208
筆先
(
ふでさき
)
が
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はぬから、
209
モ
一度
(
いちど
)
念
(
ねん
)
を
押
(
を
)
して
置
(
お
)
くぞよ。
210
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
は
是
(
これ
)
から
暫時
(
しばらく
)
の
間
(
あいだ
)
は、
211
大出口
(
おほでぐち
)
直
(
なを
)
の
代
(
かわ
)
りに
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
を
籍
(
か
)
りて、
212
色々
(
いろいろ
)
と
化
(
ば
)
かして
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
さすから、
213
余程
(
よほど
)
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
居
(
を
)
らぬと
大
(
おほ
)
きな
取違
(
とりちが
)
いを
致
(
いた
)
して、
214
跡
(
あと
)
で
愧
(
はづ
)
かしき
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
215
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大化物
(
おほばけもの
)
じやと
申
(
もう
)
して、
216
是
(
これ
)
までの
大出口
(
おほでぐち
)
直
(
なを
)
の
筆先
(
ふでさき
)
に
毎度
(
まいど
)
出
(
だ
)
さして
在
(
あ
)
ろうがな。
217
此
(
こ
)
の
大化物
(
おほばけもの
)
が
全部
(
すつくり
)
世界
(
せかい
)
へ
現
(
あら
)
はれる
時節
(
じせつ
)
が
近
(
ちか
)
ふなりて
来
(
き
)
たぞよ。
218
神
(
かみ
)
が
一度
(
いちど
)
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
したら
何時
(
いつ
)
になりても
違
(
ちが
)
ひは
致
(
いた
)
さぬぞよ。
219
斯
(
こ
)
の
大化物
(
おほばけもの
)
は
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
晒
(
さら
)
し
物
(
もの
)
であるから、
220
今
(
いま
)
の
普通
(
ひととうり
)
の
人民
(
じんみん
)
では
見当
(
けんとう
)
が
取
(
と
)
れんやうに
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るが、
221
今
(
いま
)
に
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
皆
(
みな
)
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
222
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
がアフンと
致
(
いた
)
して、
223
眼舞
(
めま
)
いが
来
(
く
)
る
者
(
もの
)
が
沢山
(
たくさん
)
に
現
(
あら
)
はれて
来
(
く
)
るぞよ。
224
珍
(
めづ
)
らしき
事
(
こと
)
の
判
(
わか
)
る
世界
(
せかい
)
の
大本
(
おほもと
)
で
在
(
あ
)
るぞよ。
225
世
(
よ
)
は
持切
(
もちき
)
りには
致
(
いた
)
させんと
申
(
もう
)
すのは、
226
今度
(
こんど
)
明白
(
ありやか
)
に
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
227
外国
(
がいこく
)
の
八尾八頭
(
やつをうやつがしら
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
が、
228
渡
(
わた
)
りて
来
(
こ
)
られん
筈
(
はず
)
の
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
へ
渡
(
わた
)
りて
来
(
き
)
て、
229
日本
(
にほん
)
の
女
(
をんな
)
を
自由
(
じゆう
)
に
致
(
いた
)
して、
230
今
(
いま
)
では
機械
(
からくり
)
同様
(
どうよう
)
、
231
神
(
かみ
)
は
誠
(
まこと
)
に
残念
(
ざんねん
)
なぞよ。
232
是
(
これ
)
でも
見
(
み
)
て
居
(
を
)
ざれよ、
233
今
(
いま
)
に
善悪
(
ぜんあく
)
の
身魂
(
みたま
)
の
審判
(
さには
)
が
始
(
はじ
)
まるぞよ。
234
天王台
(
てんわうだい
)
の
神庭会議
(
さには
)
が
始
(
はじま
)
りたら、
235
何如
(
いか
)
な
守護神
(
しゆごうじん
)
でも
薩張
(
さつぱり
)
尾
(
を
)
を
出
(
だ
)
して、
236
化
(
ば
)
けの
皮
(
かわ
)
を
表
(
あら
)
はすやうに
成
(
な
)
るぞよ。
237
そうなりては
可愛想
(
かあいさう
)
なから、
238
其所
(
そこ
)
に
成
(
な
)
るまでに
改心
(
かいしん
)
をさして、
239
化
(
ば
)
けを
表
(
あら
)
はさずに
此儘
(
このまま
)
で
続
(
つづ
)
いて
行
(
や
)
らしたいと
思
(
おも
)
へども、
240
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
で
改心
(
かいしん
)
の
為
(
さ
)
せやうが
無
(
な
)
いぞよ。
241
思
(
おも
)
ひの
違
(
ちが
)
ふ
人民
(
じんみん
)
斗
(
ばか
)
りが
現
(
あら
)
はれて、
242
世界
(
せかい
)
は
開
(
あ
)
いた
口
(
くち
)
が
塞
(
ふさ
)
がらぬ
事
(
こと
)
斗
(
ばか
)
り
出来
(
しゆつたい
)
するぞよ、
243
是
(
こ
)
の
判
(
わか
)
りた
人民
(
じんみん
)
今
(
いま
)
に
無
(
な
)
いぞよ。
244
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立之尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
三千年
(
さんぜんねん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
いたして、
245
待
(
ま
)
ちに
待
(
ま
)
ち
兼
(
かね
)
た
松
(
まつ
)
の
代
(
よ
)
五六七
(
みろく
)
の
神代
(
かみよ
)
が
廻
(
めぐ
)
りて
来
(
き
)
たから、
246
今年
(
こんねん
)
からは
何彼
(
なにか
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
蓋
(
ふた
)
が
開
(
あ
)
いて、
247
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らぬ
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
がアフンと
致
(
いた
)
すやうな
大事業
(
たいもう
)
が
完成
(
でけ
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
248
一番
(
いちばん
)
に
斯
(
この
)
大本
(
おほもと
)
へ
世界
(
せかい
)
の
宝
(
たから
)
を
竜宮殿
(
りうぐうどの
)
の
御手伝
(
おてつだい
)
で
世
(
よ
)
に
上
(
あ
)
げて、
249
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
鳴
(
な
)
らすぞよ。
250
松
(
まつ
)
の
老木
(
おいき
)
に
鶴
(
つる
)
が
巣
(
す
)
を
組
(
く
)
む
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たぞよ。
251
鶴
(
つる
)
と
亀
(
かめ
)
とが
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
舞
(
ま
)
ひ
下
(
くだ
)
るぞよ。
252
人民
(
じんみん
)
には
今
(
いま
)
では
判
(
わか
)
らねども、
253
跡
(
あと
)
に
成
(
な
)
りたら
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
254
十二の
卵
(
たまご
)
を
産
(
う
)
み
並
(
なら
)
べ、
255
名
(
な
)
も
高砂
(
たかさご
)
の
尉
(
ぜう
)
と
姥
(
うば
)
、
256
夫婦
(
ふうふ
)
揃
(
そろ
)
ふて
大地
(
だいち
)
の
掃除
(
そうじ
)
を
致
(
いた
)
したら、
257
跡
(
あと
)
は
結構
(
けつこう
)
な
云
(
い
)
ふに
言
(
い
)
はれぬ
楽
(
たの
)
もしき
世
(
よ
)
となるぞよ。
258
ア
と
ス
との
御用
(
ごよう
)
は
誠
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
であるぞよ。
259
夫
(
そ
)
れに
就
(
つ
)
けては
キ
の
御用
(
ごよう
)
御苦労
(
ごくろう
)
であるぞよ。
260
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
開
(
ひら
)
く
初発
(
しよつぱつ
)
の
肝腎
(
かんじん
)
の
五六七
(
みろく
)
の
御用
(
ごよう
)
であるぞよ。
261
この
大本
(
おほもと
)
は
因縁
(
いんねん
)
の
身魂
(
みたま
)
でないと、
262
何事
(
なにごと
)
も
肝腎
(
かんじん
)
の
御用
(
ごよう
)
は
致
(
いた
)
させんぞよ。
263
二十七年も
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
へ
立寄
(
たちよ
)
りて
居
(
を
)
る
テハ
の
身魂
(
みたま
)
は、
264
昔
(
むかし
)
から
悪
(
あく
)
に
強
(
つよ
)
い
身魂
(
みたま
)
の
性来
(
せうらい
)
で、
265
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
を
艮
(
うしとら
)
へ
押込
(
おしこ
)
めた
身魂
(
みたま
)
であるから、
266
元
(
もと
)
からの
性来
(
せうらい
)
は
一寸
(
ちよつと
)
やソツトには
直
(
なを
)
らぬから、
267
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りても
陰
(
かげ
)
になり
陽
(
ひなた
)
になり、
268
大本
(
おほもと
)
へ
這入
(
はい
)
りて
邪魔
(
じやま
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
るが、
269
是
(
これ
)
も
神
(
かみ
)
から
鏡
(
かがみ
)
に
出
(
だ
)
してあるのであるから、
270
改心
(
かいしん
)
いたせば
助
(
たす
)
けて
遣
(
や
)
るなれど、
271
何時
(
いつ
)
までも
改心
(
かいしん
)
出来
(
でき
)
ねば、
272
天地
(
てんち
)
の
規則
(
きそく
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
して
了
(
しも
)
ふぞよ。
273
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
身魂
(
みたま
)
に
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
ねば、
274
天地
(
てんち
)
の
規則
(
きそく
)
はナンボ
神
(
かみ
)
でも
変
(
か
)
えると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んから、
275
助
(
たす
)
け
様
(
やう
)
が
無
(
な
)
いから、
276
神
(
かみ
)
が
気苦労
(
きぐろう
)
致
(
いた
)
せども、
277
守護神
(
しゆごうじん
)
と
其人
(
そのひと
)
の
心
(
こころ
)
とは
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
と
正反対
(
さかさま
)
であるから、
278
何
(
ど
)
う
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
ぬぞよ。
279
暑
(
あつ
)
さ
凌
(
しの
)
いで
秋
(
あき
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
を
待
(
ま
)
てど、
280
世界
(
せかい
)
は
淋
(
さび
)
しく
成
(
な
)
るぞよと
申
(
もう
)
して、
281
毎度
(
まいど
)
警告
(
しら
)
して
置
(
お
)
いたが、
282
世界
(
せかい
)
の
大戦争
(
おほたたかい
)
が
一寸
(
ちよつと
)
片付
(
かたつ
)
いて、
283
是
(
これ
)
から
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
は
安神
(
あんしん
)
に
暮
(
くら
)
せると
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
れど、
284
是
(
これ
)
から
先
(
さ
)
きは
段々
(
だんだん
)
と
約
(
つま
)
りて
来
(
き
)
て
世界
(
せかい
)
は
淋
(
さび
)
しく、
285
一旦
(
いつたん
)
は
火
(
ひ
)
の
消
(
き
)
えたやうになるとの
神言
(
こと
)
でありたぞよ。
286
戦争
(
せんそう
)
は
是
(
これ
)
で
済
(
す
)
みたのでは
無
(
な
)
いぞよ。
287
戦争
(
せんそう
)
と
申
(
もう
)
しても
殺合
(
ころしあ
)
ひの
喧嘩
(
けんくわ
)
斗
(
ばか
)
りでないぞよ。
288
何
(
なに
)
に
就
(
つ
)
けても
大戦争
(
おほたたかい
)
であるぞよ。
289
少
(
すこ
)
しでも
食物
(
たべもの
)
の
用意
(
ようゐ
)
を
致
(
いた
)
さねば、
290
後
(
あと
)
で
地団太
(
ぢだんだ
)
蹈
(
ふ
)
んでも
追付
(
をいつ
)
かぬ
事
(
こと
)
になるぞよ。
291
四足
(
よつあし
)
の
餌
(
ゑさ
)
の
奪
(
と
)
り
合
(
あ
)
ひが
始
(
はじ
)
まりて
来
(
く
)
るぞよ。
292
未
(
ひつじ
)
と
申
(
さる
)
とが
腹
(
はら
)
を
減
(
へ
)
らして
惨
(
むご
)
たらしい
酉
(
とり
)
やいが
初
(
はじ
)
まるぞよ。
293
今迄
(
いままで
)
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
の
苦
(
くる
)
しむ
大戦争
(
おほたたかい
)
を
喜
(
よろ
)
こんで、
294
結構
(
けつこう
)
な
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
金銀
(
きんぎん
)
を
積
(
つ
)
んで
高振
(
たかぶ
)
つて
居
(
を
)
りた
人民
(
じんみん
)
は
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
ながら、
295
真逆様
(
まつさかさま
)
に
地獄
(
ぢごく
)
のドン
底
(
そこ
)
に
落
(
を
)
ちて
苦
(
くる
)
しむぞよ。
296
我欲本意
(
われよし
)
の
行方
(
やりかた
)
では
永
(
なが
)
うは
続
(
つづ
)
かんと
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りた
事
(
こと
)
の
実地
(
じつち
)
を
神
(
かみ
)
から
為
(
し
)
て
見
(
み
)
せてやるぞよ。
297
是
(
これ
)
を
見
(
み
)
て
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
は
一時
(
いちじ
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
されよ。
298
我
(
われ
)
の
所有
(
もの
)
は
天地
(
てんち
)
の
間
(
あいだ
)
に
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
一枚
(
いちまい
)
も
無
(
な
)
いぞよ。
299
頭
(
あたま
)
の
毛
(
け
)
一筋
(
ひとすじ
)
でも
下駄
(
げた
)
の
裏
(
うら
)
に
付
(
つ
)
いた
砂
(
すな
)
一
(
ひと
)
つでも、
300
神
(
かみ
)
が
造
(
つく
)
りたもので
在
(
あ
)
るぞよ。
301
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
余
(
あま
)
り
結構
(
けつこう
)
すぎて
冥加
(
みようが
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らぬから、
302
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
折
(
をり
)
には、
303
天地
(
てんち
)
からの
戒
(
いまし
)
めに
逢
(
あ
)
ふて
驚愕
(
びつくり
)
いたして、
304
頭
(
かしら
)
を
下
(
した
)
に
致
(
いた
)
して
歩行
(
ある
)
かねば
成
(
な
)
らぬやうに
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るから、
305
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
は
夫
(
そ
)
れを
見
(
み
)
る
眼
(
め
)
が
辛
(
つら
)
いから、
306
明治
(
めいじ
)
廿五年から
大出口
(
おほでぐち
)
直
(
なを
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて
色々
(
いろいろ
)
と
苦労
(
くろう
)
をさして、
307
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
と
人民
(
じんみん
)
とに
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けたので
在
(
あ
)
りたぞよ、
308
今
(
いま
)
この
大本
(
おほもと
)
へ
色々
(
いろいろ
)
と
世界
(
せかい
)
の
心
(
こころ
)
になりて
居
(
を
)
りた
体主霊従
(
あく
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
を、
309
神
(
かみ
)
から
引寄
(
ひきよ
)
せて
居
(
を
)
るから、
310
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
は
御苦労
(
ごくろう
)
であれども
昔
(
むかし
)
の
事
(
こと
)
から
後
(
さき
)
の
世
(
よ
)
の
事
(
こと
)
まで
説
(
と
)
き
聞
(
き
)
かして
改心
(
かいしん
)
さして、
311
神世
(
かみよ
)
の
柱
(
はしら
)
を
研
(
みが
)
かねばならぬから、
312
第一
(
だいいち
)
に
役員
(
やくいん
)
から
水晶
(
すいしよう
)
に
成
(
な
)
りて
下
(
くだ
)
さらんと、
313
一寸
(
ちよつと
)
でも
濁
(
にご
)
りが
在
(
あ
)
りたら、
314
世界
(
せかい
)
から
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
を
改心
(
かいしん
)
さして、
315
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
に
用
(
つか
)
ふ
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
んから、
316
片時
(
かたとき
)
の
間
(
ま
)
も
早
(
はや
)
く
誠
(
まこと
)
を
覚
(
さと
)
りて
下
(
くだ
)
されよ。
317
判
(
わか
)
りたと
思
(
おも
)
ふても
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
中々
(
なかなか
)
誠
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
は
解
(
わか
)
りては
居
(
を
)
らんぞよ。
318
茲
(
ここ
)
で
役員
(
やくいん
)
が
誤解
(
とりちがい
)
を
致
(
いた
)
すと、
319
三千年
(
さんぜんねん
)
の
永
(
なが
)
らくの
経綸
(
しぐみ
)
が
遅
(
おく
)
れて
来
(
き
)
て、
320
世界
(
せかい
)
は
遅
(
おく
)
れた
丈
(
だ
)
けは
永
(
なが
)
らく
苦
(
くる
)
しまねばならぬぞよ。
321
斯
(
この
)
大本
(
おほもと
)
は
世界
(
せかい
)
へも
移
(
うつ
)
り
世界
(
せかい
)
からも
移
(
うつ
)
りて
来
(
く
)
るから、
322
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
からキチンと
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなを
)
しを
致
(
いた
)
して、
323
アレでならこそ
世界
(
せかい
)
の
立直
(
たてなをし
)
の
大本
(
おほもと
)
じやと、
324
世間
(
せけん
)
の
人民
(
じんみん
)
が
申
(
もう
)
すやうに
成
(
な
)
る
所
(
ところ
)
まで、
325
各自
(
めいめい
)
に
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
ひて
下
(
くだ
)
されよ。
326
モウ
時節
(
じせつ
)
が
迫
(
せま
)
りて
来
(
き
)
て、
327
改心
(
かいしん
)
の
間
(
ま
)
がないぞよ。
328
大地
(
だいち
)
の
上
(
うへ
)
は
邪神
(
あくがみ
)
の
眷属
(
けんぞく
)
やら
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
に
脚
(
あし
)
一本
(
いつぽん
)
置
(
お
)
く
所
(
ところ
)
も
無
(
な
)
いまで
汚
(
よご
)
されて
了
(
しも
)
ふて、
329
昔
(
むかし
)
の
天地
(
てんち
)
の
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
の
居
(
を
)
る
所
(
ところ
)
も
無
(
な
)
いやうになりたから、
330
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
は
昔
(
むかし
)
から
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で
隠
(
かく
)
して
在
(
あ
)
りた
結構
(
けつこう
)
な
所
(
ところ
)
であるから
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
が
昇降
(
おりあがり
)
を
致
(
いた
)
して
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いわと
)
を
開
(
ひら
)
く
地場
(
ぢば
)
であるから、
331
塵
(
ちり
)
一本
(
いつぽん
)
でも
無
(
な
)
いやうに
清
(
きよ
)
らかに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
され。
332
今
(
いま
)
までは
誠
(
まこと
)
の
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
は、
333
丹后
(
たんご
)
の
男島
(
をしま
)
女島
(
めしま
)
と
播磨
(
はりま
)
の
神島
(
かみじま
)
とに
隠
(
かく
)
れて、
334
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
守護
(
しゆごう
)
いたして
居
(
を
)
りたぞよ。
335
時節
(
じせつ
)
参
(
まい
)
りて
天
(
てん
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
の
御命令
(
ごめいれい
)
を
頂
(
いただ
)
きて、
336
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
に
現
(
あら
)
はれて、
337
水晶
(
すいしよう
)
の
世
(
よ
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
すのであるから、
338
人民
(
じんみん
)
は
猶更
(
なほさら
)
この
大本
(
おほもと
)
へ
引寄
(
ひきよ
)
せて
貰
(
もら
)
ふた
人民
(
じんみん
)
は、
339
余程
(
よほど
)
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
らかに
持
(
も
)
ちて、
340
善
(
ぜん
)
の
道
(
みち
)
へ
立帰
(
たちかへ
)
らぬとウカウカ
大本
(
おほもと
)
へ
参
(
まい
)
りて
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたら、
341
御神徳
(
おかげ
)
いただく
所
(
ところ
)
で
無
(
な
)
い
恐
(
こわ
)
い
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
342
是
(
これ
)
からは
神
(
かみ
)
は
日増
(
ひまし
)
に
烈敷
(
はげし
)
くなるぞよ。
343
人民
(
じんみん
)
も
改心
(
かいしん
)
せずには
居
(
を
)
られんやうに
成
(
な
)
るぞよ。
344
この
大本
(
おほもと
)
は
誠
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
な
所
(
ところ
)
の
恐
(
おそ
)
ろしい
所
(
ところ
)
であるぞよ。
345
大化物
(
おほばけもの
)
が
隠
(
か
)
くして
在
(
あ
)
るぞよ。
346
この
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
は
普通
(
ふつう
)
の
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
でないから、
347
現
(
あら
)
はれたら
心
(
こころ
)
の
悪
(
わ
)
るき
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
は
腰
(
こし
)
が
抜
(
ぬ
)
けて
了
(
しも
)
ふて、
348
四
(
よ
)
ツ
這
(
ば
)
ひに
成
(
な
)
つて
苦
(
くる
)
しむぞよ。
349
この
大本
(
おほもと
)
には
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大気違
(
おほきちが
)
いやら
大化物
(
おほばけもの
)
が
表
(
あら
)
はれて、
350
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなを
)
しの
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
351
普通
(
ただ
)
の
人民
(
じんみん
)
の
眼
(
め
)
からは
見当
(
けんとう
)
は
一寸
(
ちよつと
)
取
(
と
)
れ
難
(
にく
)
いなれど、
352
世界
(
せかい
)
の
大本
(
おほもと
)
に
現
(
あら
)
はれた
気違
(
きちが
)
いが
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は、
353
一分
(
いちぶ
)
一厘
(
いちりん
)
間違
(
まちが
)
いのない、
354
チト
実
(
み
)
のある
気違
(
きちが
)
いであるぞよ。
355
神
(
かみ
)
から
見
(
み
)
れば
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
真正
(
せうまつ
)
の
狂人
(
きちがい
)
斗
(
ばか
)
りで、
356
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
も
為
(
す
)
る
事
(
こと
)
も
皆
(
みな
)
間違
(
まちが
)
ひだらけであるぞょ。
357
それで
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
はチツトも
尻
(
しり
)
が
結
(
むす
)
べて
居
(
を
)
らぬから、
358
何時
(
いつ
)
も
縮尻
(
しくじ
)
るので
在
(
あ
)
るぞよ。
359
毎日
(
まいにち
)
毎夜
(
まいよ
)
嘘
(
うそ
)
つく
事
(
こと
)
ばかり
勉強
(
べんきやう
)
いたして、
360
是
(
これ
)
が
文明開化
(
ひらけた
)
世
(
よ
)
の
行方
(
やりかた
)
と
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
るが、
361
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
致
(
いた
)
した
事
(
こと
)
は、
362
政治
(
せいじ
)
に
因
(
よ
)
らず
教育
(
きよういく
)
に
由
(
よ
)
らず、
363
何
(
なに
)
一
(
ひと
)
つも
碌
(
ろく
)
な
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
ては
居
(
を
)
ろまいがな。
364
夫
(
そ
)
れで
日本
(
にほん
)
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
と
申
(
もう
)
されやうか、
365
判
(
わか
)
らぬと
申
(
もう
)
しても
盲目
(
めくら
)
と
申
(
もう
)
しても
余
(
あま
)
りであるぞよ。
366
外国人
(
がいこくじん
)
に
自由自在
(
じゆうじざい
)
に
致
(
いた
)
され、
367
眉毛
(
まゆげ
)
の
数
(
かず
)
まで
読
(
よ
)
まれて
居
(
を
)
りても、
368
未
(
ま
)
だ
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
かず、
369
ケツのケまでも
抜
(
ぬ
)
かれて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
り
乍
(
なが
)
ら、
370
未
(
ま
)
だ
眼尻
(
めじり
)
を
下
(
さ
)
げて
歓
(
よろ
)
こんで
居
(
を
)
ると
云
(
い
)
ふ、
371
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の○○○○の
体裁
(
ていさい
)
、
372
開
(
あ
)
いた
口
(
くち
)
が
塞
(
ふさ
)
がらぬと
申
(
もう
)
すのは、
373
此所
(
ここ
)
の
事
(
こと
)
であるぞよ。
374
今
(
いま
)
に
脚下
(
あしもと
)
から
唐土
(
とうど
)
の
烏
(
からす
)
がたつが
判
(
わか
)
ろまいがな。
375
○○の○○と
申
(
もう
)
しても
余
(
あま
)
りで
無
(
な
)
いか。
376
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く○○いたして
下
(
くだ
)
されよ。
377
梅
(
うめ
)
で
開
(
ひら
)
いて
松
(
まつ
)
で
治
(
をさ
)
める、
378
竹
(
たけ
)
は
外国
(
がいこく
)
の
守護
(
しゆごう
)
と
致
(
いた
)
して、
379
万古末代
(
まんごまつだい
)
世界中
(
せかいぢう
)
を
泰平
(
たいへい
)
に
治
(
をさ
)
める
経綸
(
しぐみ
)
の
致
(
いた
)
してある、
380
神国
(
しんこく
)
の○○と
人民
(
じんみん
)
が
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
らむとは、
381
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
に
曇
(
くも
)
り
切
(
き
)
りたものであるぞよ。
382
是
(
これ
)
から
三千年
(
さんぜんねん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
、
383
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
玉手箱
(
たまてばこ
)
を
明
(
あ
)
けのカラスと
致
(
いた
)
して、
384
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
守護
(
しゆごう
)
に
掛
(
かか
)
るから、
385
日本
(
にほん
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
の
内
(
うち
)
にも
大分
(
だいぶ
)
慮見
(
りようけん
)
の
違
(
ちが
)
ふ
御方
(
おんかた
)
が
出来
(
でき
)
るぞよ。
386
明治
(
めいじ
)
二十五年から
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
無間
(
むげん
)
の
鐘
(
かね
)
を
掘
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
して、
387
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
で
変性男子
(
へんぜうなんし
)
と
女子
(
によし
)
の
身魂
(
みたま
)
が
力限
(
ちからかぎ
)
り
根
(
こん
)
かぎり
打
(
う
)
ち
鳴
(
な
)
らして、
388
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
に
警告
(
しら
)
せ
共
(
ども
)
、
389
聾
(
つんぼ
)
か
生倉
(
なまくら
)
か
一人
(
いちにん
)
も
誠
(
まこと
)
の
者
(
もの
)
が
無
(
なか
)
りたなれど、
390
大正
(
たいせう
)
五年の五月に、
391
五六七
(
みろく
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
が
大本
(
おほもと
)
へ
御降臨
(
をいで
)
あそばしてから、
392
余程
(
よほど
)
判
(
わか
)
る
人民
(
じんみん
)
が
大本
(
おほもと
)
へボツボツ
参
(
まい
)
りて
来
(
く
)
るやうになりて、
393
今
(
いま
)
では
世界
(
せかい
)
の
大本
(
おほもと
)
と
申
(
もう
)
しても、
394
余
(
あま
)
り
耻
(
はづ
)
かしう
無
(
な
)
い
様
(
やう
)
なれど、
395
神
(
かみ
)
から
見
(
み
)
れば
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だいろはのいの
片方
(
かたほう
)
までも
判
(
わか
)
りては
居
(
を
)
らんぞよ。
396
この
節分
(
せつぶん
)
を
堺
(
さかい
)
といたして、
397
ソロソロと
経綸
(
しぐみ
)
の
玉手箱
(
たまてばこ
)
を
開
(
あ
)
けるから、
398
浦島太郎
(
うらしまたろう
)
の
日本男子
(
にほんだんじ
)
よ、
399
腹帯
(
はらをび
)
を
確
(
しつか
)
りと
〆
(
しめ
)
て
御座
(
ござ
)
れよ。
400
今迄
(
いままで
)
一生懸命
(
いつせうけんめい
)
に
成
(
な
)
りて
善
(
ぜん
)
と
思
(
おも
)
ふて
歓
(
よろ
)
こんで
致
(
いた
)
して
来
(
き
)
た
事
(
こと
)
が、
401
薩張
(
さつぱり
)
煙
(
けむり
)
と
成
(
な
)
つて
消
(
き
)
えて
了
(
しも
)
ふから、
402
了見
(
りやうけん
)
の
違
(
ちが
)
ふ
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
が
大多数
(
たつぴつ
)
出現
(
でる
)
ぞよ。
403
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
精神
(
せいしん
)
の
持方
(
もちかた
)
では、
404
余程
(
よほど
)
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
さんと、
405
日本男子
(
にほんだんじ
)
の
桃太郎殿
(
ももたろうどの
)
も、
406
何程
(
なにほど
)
かしこい
猿智慧
(
さるぢゑ
)
でも、
407
何程
(
なにほど
)
強
(
つよ
)
い
犬
(
いぬ
)
を
使
(
つか
)
ふても、
408
雉子
(
きじ
)
長泣女
(
ななきめ
)
の
先導
(
みちびき
)
でも、
409
鬼
(
をに
)
が
島
(
しま
)
の
征伐
(
せいばつ
)
が
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
いぞよ。
410
正反対
(
さかさま
)
に
鬼
(
をに
)
に
征服
(
やら
)
れるやうな
事
(
こと
)
になるぞよ。
411
変性男子
(
へんぜうなんし
)
と
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
尉
(
ぜう
)
と
姥
(
うば
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
が、
412
耳
(
みみ
)
へ
這入
(
はい
)
らぬやうな
事
(
こと
)
では、
413
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
は
到底
(
とて
)
も
立
(
た
)
ちては
行
(
ゆ
)
かぬから、
414
神
(
かみ
)
は
昔
(
むかし
)
から
斯世
(
このよ
)
が
来
(
く
)
るのが
能
(
よ
)
く
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
りての、
415
三千年
(
さんぜんねん
)
の
永
(
なが
)
い
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
416
攻
(
せ
)
めては
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしえ
)
を
一口
(
ひとくち
)
なりと
聞
(
き
)
いた
守護神
(
しゆごうじん
)
は、
417
其
(
その
)
覚悟
(
かくご
)
を
致
(
いた
)
して、
418
神界
(
しんかい
)
の
御助
(
おたす
)
けを
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
され。
419
神
(
かみ
)
は
取
(
と
)
りもぎには
致
(
いた
)
さんぞよ。
420
今度
(
こんど
)
日本
(
にほん
)
が
潰
(
つぶ
)
れたら
世界中
(
せかいぢう
)
が
暗黒
(
くらやみ
)
となりて、
421
悪神
(
あくがみ
)
の
自由
(
じゆう
)
になるから、
422
斯
(
こ
)
の
暗
(
くら
)
き
世
(
よ
)
を、
423
天照
(
あまてら
)
す
皇大御神
(
すめおほみかみ
)
の
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
が、
424
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
光
(
ひかり
)
を
現
(
あら
)
はして
世界
(
せかい
)
を
照
(
てら
)
さねば、
425
天地
(
てんち
)
の
祖神様
(
おやがみさま
)
へ
申訳
(
もうしわけ
)
が
立
(
た
)
たぬ
事
(
こと
)
になるぞよ。
426
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
天
(
てん
)
の
大神様
(
おほかみさま
)
の
分霊
(
わけみたま
)
なり。
427
肉体
(
にくたい
)
は
国常立之尊
(
くにとこたちのみこと
)
の
守護
(
しゆごう
)
であるから、
428
人民
(
じんみん
)
は
神
(
かみ
)
と
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
であるぞよ。
429
この
結構
(
けつこう
)
な
神
(
かみ
)
の
御宮
(
おみや
)
の
玉
(
たま
)
を
追出
(
おいだ
)
して、
430
薩張
(
さつぱ
)
り
悪神
(
あくがみ
)
やら
四足
(
よつあし
)
の
住宅
(
すみか
)
に
致
(
いた
)
されて
居
(
を
)
るのであるから、
431
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
所作柄
(
しよさがら
)
と
申
(
もう
)
す
者
(
もの
)
は、
432
サツパリ
鬼
(
をに
)
か
蛇
(
をろち
)
か
畜生
(
ちくせう
)
にも
劣
(
をと
)
りて
居
(
を
)
るぞよ。
433
夫
(
そ
)
れで
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
は、
434
逆様
(
さかさま
)
斗
(
ばか
)
りより
出来
(
でき
)
は
致
(
いた
)
さんので
在
(
あ
)
るぞよ。
435
それで
今度
(
こんど
)
は
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
とを
拵
(
こし
)
らえた
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
が、
436
綾部
(
あやべ
)
本宮
(
ほんぐう
)
の
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
の
地場
(
ぢば
)
に
現
(
あら
)
はれて、
437
今度
(
こんど
)
の
世界
(
せかい
)
を
構
(
かま
)
ふて
遣
(
や
)
らねば、
438
何時
(
いつ
)
までも
天下泰平
(
てんかたいへい
)
には
成
(
な
)
らんから、
439
経
(
たて
)
と
緯
(
よこ
)
との
機織
(
はた
)
の
仕組
(
しぐみ
)
が
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
致
(
いた
)
してありたのじやぞよ。
440
機
(
はた
)
の
初
(
はじま
)
り
丹波
(
たんば
)
の
綾部
(
あやべ
)
、
441
あやの
神戸
(
かんべ
)
にあるわいなと、
442
昔
(
むかし
)
から
歌
(
うた
)
が
遺
(
のこ
)
してありたのは
今度
(
こんど
)
の
世界
(
せかい
)
の
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなを
)
しに
就
(
つい
)
ての
譬
(
たとへ
)
であるぞよ。
443
経糸
(
たていと
)
はモウ
出来上
(
できあが
)
りて
天
(
てん
)
へ
上
(
あが
)
りたから、
444
是
(
これ
)
から
先
(
さき
)
は
変性女子
(
へんぜうによし
)
が
御苦労
(
ごくろう
)
なれど、
445
緯糸
(
よこいと
)
をかけて
棚機姫殿
(
たなばたひめどの
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
さすのであるぞよ。
446
珍
(
めづ
)
らしき
機
(
はた
)
の
仕組
(
しぐみ
)
であるぞよ。
447
二十七年に
渡
(
わた
)
りて、
448
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
手
(
て
)
と
口
(
くち
)
とで
知
(
し
)
らして
置
(
お
)
いた
事
(
こと
)
の
実地
(
じつち
)
が
今年
(
ことし
)
から
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るから、
449
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
は
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
忙
(
せ
)
はしく
成
(
な
)
りて、
450
目
(
め
)
の
廻
(
まわ
)
る
如
(
ごと
)
くに
成
(
な
)
るから、
451
モチト
役員
(
やくいん
)
しつかり
致
(
いた
)
して、
452
神界
(
しんかい
)
の
忙
(
いそ
)
がしいやうに、
453
人間界
(
にんげんかい
)
も
急
(
いそ
)
いで
御用
(
ごよう
)
いたして
下
(
くだ
)
されよ。
454
一日
(
いちにち
)
が
愚
(
をろ
)
かでないぞよ。
455
片時
(
かたとき
)
も
早
(
はや
)
く
人間界
(
にんげんかい
)
で
出来
(
でき
)
る
丈
(
だ
)
けの
仕組
(
しぐみ
)
にかかりて
下
(
くだ
)
されよ。
456
今
(
いま
)
の
大本
(
おほもと
)
の
立廻
(
たちまわ
)
りの
人民
(
じんみん
)
余
(
あま
)
り
気楽
(
きらく
)
過
(
す
)
ぎるぞよ。
457
斯
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
で
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
には
成
(
な
)
らんぞよ。
458
我一
(
われいち
)
と
骨
(
ほね
)
を
折
(
を
)
りて
勤
(
つと
)
め
上
(
あ
)
げねば
今
(
いま
)
の
立廻
(
たちまわ
)
り
心
(
こころ
)
が
緩
(
ゆる
)
みて
居
(
を
)
るぞよ。
459
怠惰
(
ずんだら
)
な
人民
(
じんみん
)
が
一人
(
いちにん
)
でも
居
(
を
)
ると
何彼
(
なにか
)
の
一切
(
いつさい
)
の
邪魔
(
じやま
)
になるから、
460
可愛相
(
かあいさう
)
でも
暫
(
しば
)
らく
成就
(
ぜうじゆ
)
する
迄
(
まで
)
控
(
ひか
)
えさして
下
(
くだ
)
されよ。
461
大本
(
おほもと
)
の
上
(
うへ
)
の
枝
(
ゑだ
)
に
頼
(
たの
)
むぞよ。
462
今
(
いま
)
の
大本
(
おほもと
)
には
外国
(
がいこく
)
の
御魂
(
みたま
)
は
寄
(
よ
)
せられんぞよ。
463
十日も
大本
(
おほもと
)
に
居
(
を
)
りて、
464
未
(
ま
)
だ
神
(
かみ
)
の
事
(
こと
)
が
解
(
わか
)
らいで
疑
(
うたが
)
ふやうな
人民
(
じんみん
)
は
帰
(
かい
)
らすがよいぞよ。
465
却
(
かへつ
)
て
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
の
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
な
)
るぞよ。
466
一寸
(
ちよつと
)
でも
邪魔
(
じやま
)
が
這入
(
はい
)
りた
丈
(
だけ
)
は、
467
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなを
)
しが
遅
(
おく
)
れるから、
468
一日
(
いちにち
)
でも
遅
(
おく
)
れただけは
世界
(
せかい
)
が
苦
(
くる
)
しまねば
成
(
な
)
らぬから、
469
大本
(
おほもと
)
の
上
(
うへ
)
の
枝
(
ゑだ
)
になりた
役員
(
やくいん
)
は
遠慮
(
ゑんりよ
)
は
要
(
い
)
らぬから、
470
ビシビシと
筆先
(
ふでさき
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
され。
471
今
(
いま
)
が
一大事
(
いちだいじ
)
の
時
(
とき
)
であるぞよ。
472
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
神影
(
すがた
)
は
金銀
(
きんぎん
)
取
(
と
)
りては
下
(
さ
)
げられんぞよ。
473
神界
(
しんかい
)
に
伺
(
うかが
)
ふて
許可
(
ゆるし
)
を
請
(
う
)
けてからで
無
(
な
)
いと、
474
売物
(
うりもの
)
に
致
(
いた
)
したら
厳
(
きび
)
しき
戒
(
いましめ
)
があるから、
475
一寸
(
ちよつと
)
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
置
(
お
)
くぞよ。
476
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
神影
(
すがた
)
には
人民
(
じんみん
)
の
名
(
な
)
を
出
(
だ
)
す
事
(
こと
)
は
相
(
あい
)
成
(
な
)
らんぞよ。
477
是
(
これ
)
は
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
御用
(
ごよう
)
であるから、
478
神影
(
すがた
)
は
神
(
かみ
)
が
憑
(
うつ
)
りて
書
(
かか
)
すなれど、
479
女子
(
によし
)
の
身魂
(
みたま
)
は
日増
(
ひまし
)
に
忙
(
いそ
)
がしう
成
(
な
)
るから、
480
因縁
(
いんねん
)
の
在
(
あ
)
る
身魂
(
みたま
)
に
御手伝
(
おてつだ
)
いを
許
(
ゆる
)
すぞよ。
481
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
は
何程
(
なにほど
)
大事
(
だいじ
)
の
役員
(
やくいん
)
でも
妄
(
みだ
)
りに
筆
(
ふで
)
を
執
(
と
)
られんぞよ。
482
能
(
よ
)
く
心得
(
こころえ
)
て
居
(
を
)
りて
下
(
くだ
)
され。
483
教監役員
(
いちのゑだ
)
に
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
置
(
お
)
くぞよ。
484
大正
(
たいせう
)
七年十二月二十二日、
485
旧
(
きう
)
十一月の二十日、
486
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
に
女子
(
によし
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
書
(
か
)
きおくぞよ。
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< (年月日不明)
(B)
(N)
大正7年12月23日 >>>
神諭
>
伊都能売神諭
> 大正7年12月22日
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【大正7年12月22日|伊都能売神諭|/is03】
合言葉「みろく」を入力して下さい→