霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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大正八年四月一三日

インフォメーション
種類:伊都能売神諭 年月日:1919(大正8)年4月13日(旧3月13日)
神霊界掲載号:大正8年5月1日号(第85号) 1頁 神霊界八幡書店復刻版:第4巻 393頁 八幡書店版伊都能売神諭:151頁
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2017-08-28 10:11:46 文字数:3325 OBC :is30
001 大正八年四月十三日
002 艮(うしとら)の金神(こんじん)大国常立尊(おほくにとこたちのみこと)が竜宮館(りうぐうやかた)の地(ち)の高天原(たかあまはら)に現(あら)はれて、003世界(せかい)の事(こと)を書(か)きおくぞよ。004変性男子(へんぜうなんし)の御魂(みたま)の宿(やど)りて居(を)る出口(でぐち)直(なを)の手(て)を借(か)り口(くち)を借(か)りて明治(めいじ)二十五年から大正(たいせう)七年まで二十七年かかりて知(し)らして置(お)いた言葉(こと)の実地(じつち)が出(で)て来(き)たぞよ。005由良川(よるだんがは)の水上(みなかみ)の渭水(いすい)の辺(ほと)りに流(なが)れも清(きよ)き和知川(いすずがは)十二の支流(ながれ)を寄(よ)せ集(あつ)め、006三千世界(さんぜんせかい)の隅々(すみずみ)へ。007澄(す)める教(をしへ)を伝(つた)えむと探(ふか)き思(おもひ)は神(かみ)の胸(むね)。008広(ひろ)しと雖(いへど)三千歳(みちとせ)の。009経綸(しぐみ)も茲(ここ)にアオウエイ。010五大父音(ごだいふおん)の音無瀬(おとなせ)や、011科戸(しなど)の風(かぜ)の福知山(ふくちやま)。012空(そら)吹(ふ)く東風(とうふう)や北風(きたかぜ)の。013塵(ちり)も埃(あくた)も外(よそ)の国(くに)。014皆(みな)舞鶴(まいづる)の入海(いりうみ)に、015流(なが)し清(きよ)めて惟神(かんながら)。016火水(かみ)の稜威(みゐづ)も荒磯(あらいそ)の、017砕(くだ)くる日影(ひかげ)月(つき)の影(かげ)月日(つきひ)も仲良(なかよ)く治(おさ)まりて、018神教(みのり)の奥(おく)は大正(たいせう)の、019一二御代(ひふみよ)に厳々(いついつ)し。020伊都(いづ)の御魂(みたま)の表(あら)はれて、021燃(むゆ)の斯世(このよ)を開(ひら)きつつ、022地成(なな)の春(はる)夏(なつ)秋(あき)の空(そら)。023峰(みね)の頂(いただ)き四(よ)ツ尾(を)の、024木々(きぎ)のそよぎて畏(かし)こくも、025高天原(たかあまはら)に登(のぼ)ります。026最(いと)も尊(とふ)とき惟神(かんながら)、027真道弥広(まみちいやひろ)大出口(おほでぐち)、028国地王霊主(くになほひぬし)の神魂(かんみたま)、029国稚姫(くにわかひめ)の久良芸如(くらげな)す、030漂(ただよ)ふ神国(かみくに)を、031造(つく)り初(はじ)め。032経(たて)と緯(よこ)とに織(お)る機(はた)は、033綾(あや)の錦(にしき)の棚機(たなばた)や、034千々(ちぢ)に心(こころ)を配(くば)らせつ、035鬼(おに)も大蛇(おろち)も瑞(みづ)の霊(たま)、036光(ひか)りさやけく美(うる)はしく、037天(あま)の岩戸(いわと)を開(ひら)かむと、038二代(にだい)三代(さんだい)澄(すみ)直霊(なをひ)、039三千世界(さんぜんせかい)の梅(うめ)の花(はな)、040開(ひら)く常盤(ときわ)の松(まつ)みどり、041竹(たけ)の園生(そのふ)の弥栄(いやさか)に、042栄(さか)えを松(まつ)の神代(かみよ)かな。043弥々(いよいよ)ひらく大正(たいせう)の、044八(や)ツの御年(みとし)の春(はる)よりぞ。045花(はな)の香(か)清(きよ)く実(み)を結(むす)び、046世界(せかい)の花(はな)と鳴(な)り渡(わた)り、047東(ひがし)も西(にし)も南北(なんぼく)も、048神(かみ)の都(みやこ)と称(とな)へつつ、049凝(こ)り固(かた)まれる九年(ここのとし)、050十年(ととし)の春(はる)や秋(あき)の空(そら)、051高(たか)く清(きよ)けき神(かみ)の国(くに)、052世(よ)の大本(おほもと)と美(うる)はしき、053名(な)を酉年(とりとし)の芽出度(めでた)けれ。
054◎
055 今(いま)の世界(せかい)の人民(じんみん)は余(あま)り学(がく)や智慧(ちゑ)が有(あ)り過(す)ぎて神徳(しんとく)は言(い)ふに及(およ)ばず、056人徳(じんとく)と云(い)ふものが、057一(ひと)つも無(な)いから、058今(いま)の世界(せかい)の此(こ)の有様(ありさま)を何(なん)とも思(おも)はずに、059我身(わがみ)さえ好(よ)けりや他人(ひと)は死(し)のうが倒(たを)れうがチツトも構(かま)はぬ自己本位(われよし)の人民(じんみん)が九分九厘(くぶくりん)まで湧(わ)いて居(お)るから、060何時(いつ)までも神国(しんこく)成就(じやうじゆ)の経綸(しぐみ)が出来上(できあが)らむから、061今度(こんど)は昔(むかし)の元(もと)の天地(てんち)の先祖(せんぞ)が現(あら)はれて三千世界(さんぜんせかい)の改造(かいざう)を致(いた)すために天(てん)の大神様(おほかみさま)の御命令(ごめいれい)を戴(いただ)きて、062地(ち)の先祖(せんぞ)の国常立尊(くにとこたちのみこと)が神代(かみよ)一代(いちだい)世(よ)に落(お)ちて仕組(しぐみ)いたした誠(まこと)の道(みち)の玉手箱(たまてばこ)、063開(ひら)けても暮(く)れても一筋(ひとすじ)の天津日継(あまつひつぎ)の弥高(いやたか)く四方(よも)に輝(かが)やき渡(わた)す時節(じせつ)が参(まい)りたぞよ。064綾部(あやべ)の大本(おほもと)は神界(しんかい)の経綸(しぐみ)で、065変性男子(へんぜうなんし)の大気違(おほきちが)いを現(あら)はして天地(てんち)の神々(かみがみ)や守護神(しゆごうじん)人民(じんみん)に警告(しらし)て在(あ)りたなれど、066斯(こ)の大気違(おほきちがい)は最早(もはや)天(てん)に帰(かへ)りて天(てん)からの守護(しゆごう)となりたから、067是(これ)からは弥々(いよいよ)変性女子(へんぜうによし)の大化物(おほばけもの)を現(あら)はして、068三千年(さんぜんねん)の経綸(しぐみ)の艮(とど)めを差(さ)して世界(せかい)を水晶(すいしよう)の神世(かみよ)に造(つく)り代(か)えて了(しま)ふぞよ。069それに就(つい)ては大本(おほもと)の金竜殿(きんりやうでん)の説教(せつきやう)や演説(えんぜつ)の行(や)り方(かた)から立直(たてなを)さぬと天地(てんち)の先祖(せんぞ)の神慮(きかん)に叶(かな)はんぞよ。070今(いま)は世(よ)の堺(さかい)の金輪際(こんりんざい)の千騎一騎(せんきいつき)の性念場(せうねんば)であるから、071因縁(ゐんねん)の御魂(みたま)を日々(にちにち)遠近(えんきん)から引寄(ひきよ)して明治(めいじ)二十五年からの筆先(ふでさき)と此(こ)の大本(おほもと)の中(なか)に在(あ)りた実地(じつち)の談(はなし)さえ致(いた)して、072天地(てんち)の先祖(せんぞ)の苦労(くろう)やら変性男子(へんぜうなんし)が鏡(かがみ)に出(だ)した其(そ)の行状(ぎやうじやう)の有様(ありさま)やら、073女子(によし)の心(こころ)の底(そこ)にある炬火(たいまつ)を世(よ)に現(あら)はして充分(じうぶん)に立寄(たちよ)る人民(じんみん)の腹(はら)の底(そこ)へ浸(し)み込(こ)むやうに平(ひら)たう説(と)いて聞(き)かせる世界(せかい)の大本(おほもと)で在(あ)るのに学者(がくしや)が聞(き)いても容易(ようい)に判(わか)りかけの致(いた)さん言霊学(げんれいがく)やら哲学(てつがく)の如(よう)な話(はなし)を仕(し)て居(お)りては物事(ものごと)が段々(だんだん)遅(おく)れる斗(ばか)りで、074神界(しんかい)は却(かへ)つて迷惑(めいわく)を致(いた)して居(お)るぞよ。075此(こ)の大本(おほもと)は改心(かいしん)改心(かいしん)と一点張(いつてんば)りに申(もう)す所(ところ)で在(あ)るが、076其(その)改心(かいしん)は堂(どう)したら良(よ)いかと申(もう)せば、077生(うま)れ赤子(あかご)の何(なに)も知(し)らぬ天真爛漫(そのまま)の心(こころ)に立帰(たちかへ)りて大馬鹿(おほばか)に成(な)ると云(い)ふ事(こと)であるぞよ。078今(いま)の金竜殿(きんりやうでん)の先生(せんせい)は智者(ちしや)学者(がくしや)の集(あつま)り合(あ)ひで在(あ)るから、079知(しら)ず知(しら)ずに自分(じぶん)の腹(はら)の中(なか)の智利(ちり)や誤目(ごもく)が飛(と)んで出(で)て神(かみ)と人(ひと)とを酔(よ)はして土(つち)を耳(みみ)や目(め)や鼻(はな)に入(い)れるから溜(たま)つたもので無(な)いぞよ。080今(いま)の鼻高(はなだか)さんには神(かみ)も感心(かんしん)致(いた)して居(お)るぞよ。081神(かみ)が一度(いちど)申(もう)したら其(その)通(とほ)りに致(いた)さねば斯(こ)の大本(おほもと)は神(かみ)が因縁(ゐんねん)の身魂(みたま)を引寄(ひきよ)して致(いた)す神策地(とこ)であるから、082賢(かし)こい御方(おかた)の結構(けつこう)な考(かんが)えとは薩張(さつぱり)大反対(だいはんたい)であるぞよ。083世界(せかい)の日々(にちにち)の説法(せつぽう)を見(み)て改心(かいしん)いたして今迄(いままで)の行(や)り方(かた)を根本(こつぽん)から立替(たてかへ)て下(くだ)さらぬと神界(しんかい)の邪魔(じやま)に成(な)るぞよ。084神(かみ)の為(ため)君(きみ)の為(ため)国(くに)の為(ため)に一身一家(いつしんいつか)を捧(ささ)げて居乍(ゐなが)ら知(し)らず知(し)らずに神慮(きかん)に背(そむ)く如(よ)うな事(こと)で在(あ)りたら折角(せつかく)の役員(やくゐん)の苦心(くしん)が水(みづ)の泡(あわ)と成(な)つては其人(そのひと)も気(き)の毒(どく)なり神(かみ)が第一(だいいち)に迷惑(めいわく)いたすなり、085引寄(ひきよ)せられた因縁(ゐんねん)の御魂(みたま)も苦(くる)しむから、086一日(いちにち)も早(はや)く何彼(なにか)の行方(やりかた)を改正(かへ)て下(くだ)されよ。087一時(いちじ)後(おく)れても神界(しんかい)では大変(たいへん)であるぞよ。088筆先(ふでさき)一方(いつぽう)で開(ひら)くと迄(まで)申(もう)して在(あ)る位(くらい)の大本(おほもと)であるから、089入(い)れ言(ごと)やら混(まぜ)りの教(をしへ)は神(かみ)は大変(たいへん)にいやで在(あ)るぞよ。090斯(こ)の大本(おほもと)は世界中(せかいじゆう)の人民(じんみん)を阿房(あほ)に致(いた)す神(かみ)の大本(おほもと)で在(あ)るから、091変性女子(へんぜうによし)の大化物(おほばけもの)の大馬鹿(おほばか)が申(もう)す事(こと)と行動(をこない)行(や)り方(かた)を気(き)を付(つ)けて居(お)りて下(くだ)されたら何(なに)も判(わか)るので在(あ)るぞよ。
092 是(これ)までに変性男子(へんぜうなんし)が一度(いちど)極(き)めて置(おい)た役目(やくめ)は例之(たとへ)変性女子(へんぜうによし)の教主(きやうしゆ)と雖(いへ)ども猥(みだ)りに立替(たてかへ)る事(こと)は成(な)らぬ神(かみ)の深(ふか)い経綸(しぐみ)であるから、093大本(おほもと)の役員(やくゐん)の勝手(かつて)に致(いた)す事(こと)は成(な)らぬぞよ。094我(が)を出(だ)して行(や)るなら一寸(ちよつと)やつて見(み)よ直(すぐ)に手(て)の掌(ひら)が覆(かへ)りて後戻(あともど)り斗(ばか)りに成(な)りて苦(くる)しむだけの事(こと)じやぞよ。095神界(しんかい)の仕組(しぐみ)はまだ外(ほか)にも色々(いろいろ)と致(いた)して在(あ)るから、096変性女子(へんぜうによし)の胸(むね)の内(うち)は誠(まこと)に辛(つら)いぞよ。097神界(しんかい)の誠(まこと)の一方(いつぽう)の助(たす)けに成(な)りて呉(く)れる役員(やくゐん)が大本(おほもと)に在(あ)りたら女子(によし)も御用(ごよう)が致(いた)し良(よ)いなれど、098肝心(かんじん)の女子(によし)の心(こころ)は解(わか)らぬから無理(むり)は無(な)いぞよ。099今(いま)の大本(おほもと)の役員(やくゐん)は赤誠(まこと)一図(ひとつ)で一生懸命(いつせうけんめい)の御用(ごよう)を致(いた)して居(お)れる国家(こくか)の大忠臣(だいちうしん)斯世(このよ)の加賀美(かがみ)で在(あ)れども、100余(あま)り正直(せうじき)すぎて融通(ゆうづう)の利(き)かぬ人民(じんみん)も在(あ)るから、101神(かみ)の目放(めはな)しが一(ひと)つも出来(でき)んぞよ。102今(いま)の役員(やくゐん)信者(しんじや)は結構(けつこう)な立派(りつぱ)な御方(おかた)ばかりで人間界(にんげんかい)では申分(もうしぶん)は無(な)けれども、103水晶(すいしよう)の世(よ)に致(いた)す神(かみ)の眼(め)から見(み)ると丁度(てふど)狭(せま)い山路(やまみち)を自転車(じてんしや)に乗(の)つて馳(はし)りて行(ゆ)くやうに在(あ)りて神(かみ)が横目(よこめ)を振(ふ)る間(ま)も無(な)い馬車馬式(ばしやばしき)の御方(おかた)斗(ばか)りで仕末(しまつ)に困(こま)るぞよ。104けれ共(ども)斯(こ)の始末(しまつ)に了(しま)えぬ人民(じんみん)で無(な)いと今度(こんど)の御用(ごよう)には間(ま)に合(あ)はず、105六(むつ)ケ敷(しき)神界(しんかい)の経綸(しぐみ)であるぞよ。
106◎
107 変性男子(へんぜうなんし)の御魂(みたま)若姫君(わかひめぎみ)の命(みこと)は天(てん)に上(あが)りて五六七大神(みろくのおほかみ)様(さま)の差添(さしそへ)を遊(あそ)ばすなり、108坤(ひつじさる)の金神(こんじん)豊雲野命(とよくもぬのみこと)は地(ち)へ降(を)りて大国常立尊(おほくにとこたちのみこと)の女房役(にようぼうやく)となりて働(はたら)くなり、109天(てん)にも地(ち)にも夫婦(ふうふ)揃(そろ)ふて守護(しゆごう)いたす時節(じせつ)が参(まい)りたから、110是(これ)からは世界(せかい)の物事(ものごと)は急転直下(きうてんちよつか)の勢(いきほ)いで天地(てんち)の岩戸(いわと)が開(あ)けるぞよ。111天(てん)では撞(つき)の大神様(おほかみさま)が一の主(ぬし)なり、112五六七(みろく)の神(かみ)と若姫君命(わかひめぎみのみこと)の夫婦(ふうふ)が御側役(おそばやく)の御用(ごよう)なり、113地(ち)では禁闕要乃大神(きんかつかねのおほかみ)様(さま)が一の主(ぬし)なり、114国常立尊(くにとこたちのみこと)と豊国主尊(とよくにぬしのみこと)が夫婦(ふうふ)揃(そろ)ふて御側役(おそばやく)をいたすなり、115木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の御魂(みたま)は日出乃神(ひのでのかみ)と現(あら)はれて立派(りつぱ)な神代(かみよ)を建(たて)る御役(おんやく)なり、116彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)に引添(ひきそ)ふて日出(ひので)の神(かみ)の御手伝(おてつだい)を成(な)さるので在(あ)るぞよ。117出口(でぐち)直(なを)は(イ)の御役(おんやく)を地(ち)の上(うへ)で済(すま)して天(てん)へ上(あが)り、118出口(でぐち)の王仁(おに)は(ロ)の役(やく)を地(ち)で致(いた)すなり、119(ハ)の御役(おんやく)は二代(にだい)澄子(すみこ)の御役(おんやく)であるから、120是(これ)から后(さき)は一番(いちばん)御苦労(ごくろう)であるぞよ。121次(つぎ)に日出乃神(ひのでのかみ)の御用(ごよう)は(ニ)の御用(ごよう)を致(いた)すのであるぞよ。122今(いま)の大本(おほもと)は(イ)の御用(ごよう)だけ片付(かたづ)きて、123(ロ)の御用(ごよう)の初発(しよつぱつ)であるから、124混沌(こんとん)時代(じだい)で四方八方(しほうはつぽう)からイロイロと噂(うわ)さを致(いた)すなれど、125是(これ)がロの守護(しゆごう)であるから神界(しんかい)の経綸(しぐみ)通(どほ)りで在(あ)るから、126皆(みな)安心(あんしん)して御用(ごよう)を勤(つと)めて下(くだ)されよ。127是(これ)から二代(にだい)の御用(ごよう)は筆先(ふでさき)を読(よ)んで修行(しゆぎやう)に参(まゐ)る人民(じんみん)に説(と)き聞(き)かす御役(おんやく)であるぞよ。128遠国(ゑんごく)から参(まい)りた人民(じんみん)は是非(ぜひ)一回(いつくわい)に一度(いちど)や二度(にど)は面会(めんかい)いたさせねば因縁(ゐんねん)が明白(ありやか)に解(わか)らんから、129大本(おほもと)の役員(やくゐん)は是(これ)が一番(いちばん)の大事(だいじ)であるから、130取違(とりちが)いの無(な)きやうに致(いた)して下(くだ)されよ。
131◎
132 三千世界(さんぜんせかい)一度(いちど)に開(ひら)く梅(うめ)の花(はな)開(ひら)ひて散(ち)りて若日女(わかひめ)の再(ふたた)び天(てん)に高(たか)く咲(さ)く、133地(ち)は豊国主(とよくにぬし)の良(よ)き果実(み)を結(むす)ぶ、134夫(そ)れ迄(まで)に世界(せかい)は未(ま)だ未(ま)だ大(おほ)きい稲荷(いなり)の御礼(おふだ)が湧(わ)いて来(く)るぞよ。135大(おほ)きな馬(うま)の四(よ)ツ足(あし)と蚤(のみ)とが動(うご)き出(だ)すぞよ。136木(き)に日(ひ)が懸(かか)り小里(こさと)の者(もの)がさはき出(だ)し日月(にちげつ)雲(くも)に掩(おほ)はれて常夜(とこよ)の暗(やみ)やサルの年(とし)、137トリ越(こし)苦労(くろう)致(いた)すより早(はや)く身魂(みたま)を研(みが)くが一等(いつとう)ぞよ。
138◎
139 銀貨(ぎんくわ)銅貨(どうくわ)が凝(かた)まりて大(おほ)きな一箇(いつこ)の丸(たま)となり、140金貨(きんくわ)の山(やま)へ攻(せ)め寄(よ)せて来(く)るなれど、141元(もと)から貴(たふと)き光(ひか)りの在(あ)る金(きん)は容積(かさ)少(すく)なくも終(をはり)には一の宝(たから)と勝(か)ちほこるぞよ。
142◎
143 若日女君命(わかひめぎみのみこと)は昔(むかし)の神代(かみよ)に天(てん)の規則(きそく)が破(やぶ)れた折(をり)、144イとロの機(はた)の経綸(しぐみ)の最中(さいちう)に素盞嗚命(すさのをのみこと)の天斑駒(あめのふちこま)の為(ため)に御国替(おくにがへ)遊(あそ)ばして地(ち)の底(そこ)へ埋(うづ)もりて居(お)られたなれど、145二度目(にどめ)の天(あま)の岩戸(いわと)が開(ひら)く時節(じせつ)が参(まい)りて来(き)て、146我子(わがこ)の禁闕要(きんかつかね)の大神(おほかみ)に地(ち)の主宰権(しゆさいけん)を譲(ゆづ)りて今度(こんど)は天(てん)へ還(かへ)りて五六七大神(みろくのおほかみ)様(さま)と力(ちから)を協(あわ)せ心(こころ)を一にして天(てん)の御守護(ごしゆご)を遊(あそ)ばすなり、147地(ち)の神界(しんかい)は国常立尊(くにとこたちのみこと)豊雲野尊(とよくもぬのみこと)が左右(さゆう)の御脇立(おわきだち)となりて地(ち)の上(うへ)に高天原(たかあまはら)を建(た)て三千世界(さんぜんせかい)を守護(しゆごう)遊(あそ)ばして天津日継(あまつひつぎ)の御尾前(おんみまへ)を幸(さちは)へ助(たす)け心安(うらやす)の元(もと)の神代(かみよ)に捻(ね)ぢ直(なほ)し給(たま)ふぞ尊(たふ)とき金勝要(きんかつかね)の大神(おほかみ)の純(すみ)きり坐(い)ます梅(うめ)と松(まつ)との世界(せかい)の神(かみ)の大本(おほもと)ぞ。
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