霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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大正八年一月二日

インフォメーション
種類:伊都能売神諭 年月日:1919(大正8)年1月2日(旧12月1日)
神霊界掲載号:大正8年1月15日号(第78号) 11頁 神霊界八幡書店復刻版:第4巻 65頁 八幡書店版伊都能売神諭:50頁
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2017-08-22 23:32:31 文字数:4485 OBC :is09
001 艮(うしとら)の金神(こんじん)変性男子(へんぜうなんし)の御霊(みたま)が、002丹波国(たんばのくに)は南桑田郡(みなみくわたごうり)曽我部村(そがべむら)大字(おほあざ)穴太(あなを)の延喜式内(えんぎしきない)小幡神社(をばたじんじや)の御主神(ごしゆしん)、003開化天皇(かいかてんのう)の御引合(おひきあ)はせに由(よ)り、004氏子(うじこ)の中(なか)の変性女子(へんぜうによし)の御魂(みたま)を申受(もうしう)けて、005明治(めいじ)三十一年の二月の八日に、006何彼(なにか)の因縁(いんねん)を打(う)ち明(あ)けて、007弥々(いよいよ)氏神様(うじがみさま)の御承知(ごしようち)が出来(でき)たから、008翌(あく)る日(ひ)の九日(ここのか)の夜(よ)から女子(によし)の身魂(みたま)を高熊山(たかくまやま)に連(つ)れ参(まい)りて、009帰神(かんがかり)の修行(しゆぎやう)を致(いた)させてあるのも、010昔(むかし)の神代(かみよ)からの経綸(しぐみ)の時節(じせつ)が参(まい)りたので在(あ)るぞよ。011其(その)折(をり)には不二(ふじ)の山(やま)の芙蓉坊(ふようぼう)と、012男山(おとこやま)八幡様(はちまんさま)の松岡殿(まつをかどの)とに守護(しゆごう)が命(さ)せて在(あ)りたので在(あ)るぞよ。013高熊山(たかくまやま)で女子(によし)に神界(しんかい)から授(さづ)けた、014不思議(ふしぎ)な物(もの)は今度(こんど)東京(とうきよう)から大本(おほもと)へ納(をさ)まりた十二の鶴石(かくせき)でありたぞよ。015弥々(いよいよ)時節(じせつ)が参(まい)りて来(き)たから、016実物(じつぶつ)を今日(こんにち)変性女子(へんぜうによし)の身魂(みたま)に授(さづ)けて守護(しゆごう)いたさすから、017世界(せかい)の国々(くにぐに)の様子(やうす)が是(これ)からは今迄(いままで)の世(よ)とは一日(いちにち)増(ま)して変(かわ)りて来(く)るから、018此(こ)の大本(おほもと)の中(なか)と世界(せかい)とを気(き)を付(つ)けて見(み)て居(を)ると、019何彼(なにか)の神界(しんかい)の仕組(しぐみ)が身魂(みたま)の研(みが)けた人民(じんみん)でありたら大方(おほかた)の見当(けんとう)が付(つ)くやうに成(な)るぞよ。020今(いま)はモチト筆先(ふでさき)にも口(くち)にも肝心(かんじん)の事(こと)は出(だ)されんから、021自己(われ)の心(こころ)を研(みが)いて悟(さと)りた上(うへ)、022神界(しんかい)の生(い)きた御用(ごよう)を致(いた)して下(くだ)され。023神界(しんかい)からは誰(だれ)に何役(なにやく)彼(かれ)に此(こ)の役(やく)と申(もう)す事(こと)は言(い)はんから、024其人(そのひと)の心(こころ)次第(しだい)の御用(ごよう)を致(いた)さすぞよ。025今度(こんど)の大戦争(おほたたかい)は世(よ)の立替(たてかへ)の三番叟(さんばんそう)が済(す)みたので在(あ)るから、026モウ是(これ)で天下泰平(てんかたいへい)に世界(せかい)が治(をさ)まるであらうと申(もう)して歓(よろ)こびて居(を)ると大変(たいへん)な大間違(おほまちが)いが出来(しゆつたい)致(いた)すぞよ。027是(これ)から後(さき)になると露国(ろこく)の悪神(あくがみ)さえ能(よ)う掘(ほ)り出(だ)さなんだ竜宮(りうぐう)の御宝(みたから)を、028今度(こんど)は英米西大国(えべすだいこく)が自由(じゆう)に致(いた)す仕組(しぐみ)を致(いた)して居(を)るが、029此(こ)の宝(たから)は今度(こんど)の二度目(にどめ)の世(よ)の立替(たてかへ)の神(かみ)の宝(たから)で、030昔(むかし)から隠(かく)して有(あ)りたので在(あ)るから、031体主霊従(あく)の国魂(くにたま)には自由(じゆう)には致(いた)させんぞよ。032金銀(きんぎん)銅(どう)鉄(てつ)水鉛(すいえん)石炭(せきたん)木材(もくざい)食物(しよくもつ)は、033何程(なにほど)でも竜宮(りうぐう)の乙姫(をとひめ)が守護(しゆごう)致(いた)して日出(ひので)の神(かみ)に渡(わた)してあるから、034肝腎(かんじん)の時(とき)には掘上(ほりあ)げて、035三千世界(さんぜんせかい)の立直(たてなを)しに使(つか)ふて、036五六七(みろく)の神代(かみよ)を建(たて)るぞよ。037寒(さむ)い国(くに)では在(あ)れど、038今(いま)まで人民(じんみん)の自由(じゆう)に致(いた)さぬ様(やう)に、039態(わざ)とに寒(さむ)い国(くに)の広(ひろ)い所(ところ)に創造(こしらへ)て蓄(たくわ)へてありたので有(あ)るぞよ。040日本(にほん)の人民(じんみん)も外国(がいこく)の人民(じんみん)も大変(たいへん)な目的(もくてき)を立(たて)て、041我(われ)の自由(じゆう)に致(いた)さうと思(おも)ふて一生懸命(いつせうけんめい)に骨(ほね)を折(を)りて居(を)るなれど、042神(かみ)の宝(たから)に人民(じんみん)が勝手(かつて)に手(て)を掛(か)けたら大騒動(おほそうどう)が起(をこ)るぞよ。043是(これ)も時節(じせつ)であるから、044外国(がいこく)の身魂(みたま)がモウ手(て)を出(だ)し掛(か)けて居(を)るなれど、045九分九厘(くぶくりん)まで行(い)つた所(ところ)で手(て)の掌(ひら)を覆(かへ)して、046欲(よく)の皮(かわ)を脱(む)いて見(み)せてやるぞよ。047海(うみ)は一(ひと)つ隔(へだ)てて居(を)りても日本(にほん)の神(かみ)の宝(たから)であるから、048外国(がいこく)の自由(じゆう)には神界(しんかい)から致(いた)させんぞよ。049神(かみ)が一度(いちど)申(もう)した事(こと)は何時(いつ)になりても間違(まちが)いは無(な)いぞよ。
050 日本(にほん)の人民(じんみん)は皆(みな)天地(てんち)の神(かみ)の殊愛(べつ)の御子(おんこ)と拵(こし)らへて、051誠(まこと)一(ひと)つを貫(つらぬ)きて世界(せかい)の人民(じんみん)を愛撫(たすけ)るやうに、052斯(こ)の結構(けつこう)な神国(しんこく)に生(うま)れさして在(あ)る神(かみ)の容器(いれもの)の身魂(みたま)であるから、053一日(いちにち)半時(はんとき)でも泣(な)いたり悔(くや)みたり、054不足(ふそく)を申(もう)して暮(くら)すやうな事(こと)では日本(にほん)に生(うま)れた甲斐(かひ)が無(な)いぞよ。055誠(まこと)の日本魂(やまとだましい)が授(さづ)けてある日本(にほん)の人民(じんみん)は、056何(ど)んな難渋(なんぢう)が出来(でき)て来(き)ても苦(くる)しみが在(あ)りても微躯(びく)付(つ)く様(やう)な事(こと)では、057神国(しんこく)の神民(しんみん)とは申(もう)されんぞよ。058日本(にほん)の国(くに)は天地(てんち)を日夜(にちや)に讃美(いわい)して神(かみ)の活動(はたらき)を致(いた)し、059悪(わる)い国(くに)を善(ぜん)に進開(ひら)き導(みち)びき、060勇(いさ)んで神(かみ)の行為(おこない)を致(いた)し、061世界(せかい)万国(ばんこく)を統一(すべ)守(まも)り、062一家(いつか)を修(をさ)め身(み)を修(をさ)めて、063天地(てんち)に代(かわ)りての大事業(たいもう)を身魂(みたま)に享(う)けて居(を)る、064神(かみ)の御宮(おみや)の神民(しんみん)であるから、065御土(おつち)も家(いへ)も身(み)も霊魂(たま)も日々(にちにち)清(きよ)らかに致(いた)して、066天国(てんごく)極楽(ごくらく)の花(はな)を咲(さ)かし、067実(み)を結(むす)ぶ天職(やくめ)のある尊(とほ)といものであるのに、068薩張(さつぱ)り外国(がいこく)の宗教(おしえ)に身魂(みたま)を自由自在(じゆうじざい)に汚(いた)され曇(くも)らされて、069今(いま)の日本(にほん)の神民(しんみん)の腰抜様(こしぬけさま)と申(もう)すものは、070ドーして天地(てんち)の祖神様(をやがみさま)に顔(かほ)が合(あ)はされようか。071外国人(がいこくじん)の身魂(みたま)よりも劣(をと)りた人民(じんみん)が八分(はちぶ)までも出来(でき)て居(を)るが、072是(これ)も時節(じせつ)とは申(もう)し乍(なが)ら、073余(あま)りの事(こと)で、074腰(こし)の立(た)たせやうが無(な)いぞよ。075夏(なつ)咲(さ)く花(はな)の紫陽花(あじさい)の色(いろ)ほど変(かわ)る魂線(たましい)で、076此(こ)の後(さき)の世(よ)をドウして立(たて)て行(ゆ)かうとするのか。077一(ひと)つも日本魂(やまとだましい)の活動(はたらき)が有(あ)りはせんぞよ。078今(いま)の中(うち)に一人(いちにん)なり共(とも)多(おほ)く日本魂(やまとだましい)に立帰(たちかへ)りて居(を)らむと、079日本(にほん)の国(くに)は此儘(このまま)でウツカリ致(いた)して居(を)ると、080今(いま)に外国(がいこく)の四(よ)ツ足(あし)の餌食(ゑじき)に致(いた)されて了(しも)ふぞよ。081夫(そ)れで綾部(あやべ)の大本(おほもと)は神界(しんかい)の因縁(いんねん)の在(あ)る結構(けつこう)な地場(ぢば)であるから、082二度目(にどめ)の天之岩戸(あまのいわと)を開(ひら)いて、083日本(にほん)の霊主体従(ひのもと)の光(ひかり)を天晴(あつぱ)れ世界(せかい)へ輝(かがや)かして、084天下万民(しんみん)を神国(しんこく)に助(たす)けたさに、085明治(めいじ)二十五年から、086大出口(おほでぐち)直(なを)に艮(うしとら)の金神(こんじん)が憑(うつ)りて、087間(ま)に合(あ)ふ人民(じんみん)を引寄(ひきよ)して経綸(しぐみ)を致(いた)して居(を)るので有(あ)るぞよ。088それで此(この)大本(おほもと)へ引寄(ひきよ)せられた人民(じんみん)は、089男(をとこ)女(をんな)に関(かか)はらず、090皆(みな)神界(しんかい)の経綸(しぐみ)の綱(つな)が掛(か)けて在(あ)るのであるから、091充分(じうぶん)に心(こころ)を落付(をちつ)けて御神徳(おかげ)を落(をと)さぬやう、092神(かみ)の結構(けつこう)な御用(ごよう)に離(はな)れんやうに、093能(よ)く明治(めいじ)二十五年からの筆先(ふでさき)を腹(はら)へ入(い)れて下(くだ)され、094筆先(ふでさき)が少(すこ)しでも腹(はら)へ這入(はい)りたら、095這入(はい)りた丈(だけ)の誠(まこと)を尽(つく)して、096日本(にほん)の為(ため)世界(せかい)の救助(たすけ)のために、097力(ちから)を尽(つく)して下(くだ)され、098尽(つく)した丈(だ)けの事(こと)は神(かみ)が万倍(まんばい)に致(いた)して御礼(おれい)申(もう)すぞよ。099今(いま)が世(よ)の境(さかい)の大峠(おほとほげ)であるから、100国(くに)を助(たす)け人民(じんみん)を助(たす)ける真心(まごころ)のある誠(まこと)の役員(やくいん)信者(しんじや)は、101今(いま)の間(うち)は家(いへ)や妻子(つまこ)に心(こころ)を曳(ひ)かれるやうな事(こと)では物事(ものごと)成就(ぜうじゆ)いたさんぞよ。102大正(たいせう)の忠臣蔵(ちうしんぐら)は綾部(あやべ)の大本(おほもと)高天原(たかあまはら)の神境(しんかい)に仕組(しぐみ)が致(いた)してあるぞよ。103万古末代(まんごまつだい)死(し)なず亡(ほろ)びず生通(いきとほ)しの日本(にほん)義士(ぎし)、104数(かず)は四八の瑞秀(みつひで)の身魂(みたま)、105三千世界(さんぜんせかい)を照(て)らす生魂(いくみたま)斗(ばか)りを集(あつ)めて、106弥々(いよいよ)敵討(かたきうち)の段(だん)になりたら世界中(せかいぢう)の神(かみ)、107守護神(しゆごうじん)、108人民(じんみん)に歓(よろ)こばれて、109千歳(ちとせ)の松(まつ)の緑(みど)り益々(ますます)青(あを)く、110弥々(いよいよ)清(きよ)く、111鶴(つる)は空(そら)より舞下(まいくだ)り、112地(ち)に這(は)ふたる万代(よろづよ)の亀(かめ)は御空(みそら)に舞上(まいのぼ)り、113天地(てんち)揃(そろ)ふて穏(をだや)かに松(まつ)の神代(かみよ)と相(あい)成(な)るから、114夫(そ)れ迄(まで)に教監役員信者(をしえのたね)は用意(ようゐ)を致(いた)しておいて下(くだ)され。115肝腎(かんじん)の性念場(せうねんば)に成(な)りてから何程(なにほど)あせりても役(やく)には立(た)たぬから、116今(いま)の世界(せかい)の一寸(ちよつと)静(しづ)まりて居(を)る間(うち)に、117我一(われいち)と身魂(みたま)を研(みが)いて神(かみ)の経綸(しぐみ)の御用(ごよう)を悟(さと)りて其様(そのよう)の施設(おこない)[*ママ]を致(いた)して下(くだ)され。118世(よ)の元(もと)の昔(むかし)の初(はじま)りから未(ま)だ一度(いちど)も無(な)い大望(たいもう)な世(よ)の立替(たてかへ)立直(たてなを)しで在(あ)るから、119今(いま)の世界(せかい)の人民(じんみん)と変(かわ)りて居(を)らねば、120今度(こんど)の神界(しんかい)の御用(ごよう)は到底(とうてい)勤(つと)め上(あが)らんぞよ。121中々(なかなか)今(いま)の役員(やくいん)の思(おも)ふて居(を)るやうな立替(たてかへ)立直(たてなを)しの経綸(しぐみ)で無(な)いぞよ。122九分九厘(くぶくりん)まで行(い)た所(ところ)で一厘(いちりん)の経綸(しぐみ)は人民(じんみん)には解(わか)らず、123神(かみ)は今(いま)の今(いま)まで肝心(かんじん)の一厘(いちりん)の仕組(しぐみ)はドンナ結構(けつこう)な身魂(みたま)にも明(あ)かして知(し)らすと云(い)ふ訳(わけ)には行(ゆ)かんから、124余程(よほど)胴(どう)を据(す)えて居(を)らん事(こと)には、125一厘(いちりん)の所(ところ)に成(な)りてから神徳(しんとく)を落(をと)す者(もの)が出来(でき)るぞよ。126夫(そ)れで此(こ)の大本(おほもと)の経綸(しぐみ)の御用(ごよう)致(いた)す人民(じんみん)は、127気宥(きゆる)しはチツトも出来(でき)んと申(もう)して毎度(まいど)知(し)らして在(あ)るのぢやぞよ。128抜刀(ぬきみ)の中(なか)に据(すわ)りて居(を)るやうの覚悟(かくご)を致(いた)して居(を)れと申(もう)して気(き)を付(つ)けてあるぞよ。129一寸(ちよつと)でも慢神(まんしん)と油断(ゆだん)が在(あ)りたら直(す)ぐに変(かわ)る恐(こわ)い所(ところ)の結構(けつこう)な所(ところ)であるぞよ。130来年(らいねん)は余程(よほど)世界(せかい)には国難(こくなん)が出(で)て来(く)るなれど、131誠(まこと)の日本魂(やまとだましい)さえ研(みが)けて居(を)りたら別(べつ)に心配(しんぱい)は要(い)らぬから、132大本(おほもと)の役員(やくいん)信者(しんじや)は申(もう)すに及(およ)ばず、133日本(にほん)の人民(じんみん)も確(しつ)かり致(いた)して、134利己主義(われよし)の行(や)り方(かた)を変(か)へて了(しま)はんと凌(しの)げん事(こと)が出来(しゆつたい)いたすぞよ。135日本(にほん)も金(かね)が殖(ふ)えたと申(もう)して安心(あんしん)致(いた)して居(を)るなれど、136此(こ)の金(かね)は滅多(めつた)に日本(にほん)の役(やく)には立(たた)んから、137向(むか)ふの国(くに)に預(あづ)けてある金(かね)は当(あて)にならぬぞよ。138早速(さつそく)の間(ま)に逢(あ)いは致(いた)さんぞよ。139外国人(がいこくじん)に自由自在(じゆうじざい)に致(いた)されて居(を)りても、140未(ま)だ気(き)が付(つ)かぬ人民(じんみん)が八分(はちぶ)あるから可愛相(かあいそう)なものであるぞよ。141日本(にほん)の上(うへ)の守護神(しゆごうじん)に結構(けつこう)な日本(にほん)神国(しんこく)の因縁(いんねん)が解(わか)りて居(を)らんから、142斯(こ)んな損害(そんがい)が出来(でき)るので有(あ)るぞよ。143中(ちう)の守護神(しゆごうじん)も下(げ)の守護神(しゆごうじん)も、144薩張(さつぱ)り盲目(めくら)同様(どうよう)で一寸(ちよつと)先(さ)きが見(み)えぬから、145日本(にほん)も段々(だんだん)苦(くる)しく成(な)るので在(あ)るぞよ。146何程(なにほど)人民(じんみん)が骨(ほね)を折(を)りても天下泰平(てんかたいへい)に治(をさ)まると云(い)ふ事(こと)は無(な)いから、147今度(こんど)は天(てん)の御三体(ごさんたい)の大神様(おほかみさま)の御許(おゆる)しを戴(いただ)きて、148尉(ぜう)と姥(うば)との生神(いきがみ)が世界(せかい)の始末(しまつ)を就(つ)けるのであるぞよ。149夫(そ)れに就(つい)ては日本(にほん)の人民(じんみん)を道具(だうぐ)に使(つか)ふて、150二度目(にどめ)の岩戸開(いわとびら)きを致(いた)すので在(あ)るから、151因縁(いんねん)の深(ふか)い身魂(みたま)から地(ち)の高天原(たかあまはら)へ綱(つな)かけて引(ひき)よして霊魂(たま)を研(みが)かすので在(あ)るから、152今(いま)大本(おほもと)に御用(ごよう)致(いた)して居(を)る人民(じんみん)は、153一人(いちにん)も粗末(そまつ)に来(く)る人(ひと)を扱(あつか)ふ事(こと)は成(な)らぬぞよ。154結構(けつこう)な神様(かみさま)が世(よ)に落(を)ちて御座(ござ)るから、155何人(だれ)に憑(うつ)りて御出(おいで)なさるやら、156人民(じんみん)では解(わか)らぬから、157其人(そのひと)の姿(すがた)を見(み)て取扱(とりあつか)ひを替(かへ)る様(やう)な事(こと)は致(いた)されんから、158皆(みな)心得(こころえ)て下(くだ)されよ。159明治(めいじ)に成(な)りてからの人民(じんみん)は追々(おいおい)と日本魂(やまとだましい)が外国(がいこく)へ移(うつ)りて了(しも)ふて、160人民(じんみん)の格(かく)といふものが低(ひく)うなりたから、161名(な)よりも格(かく)よりも金銀(きんぎん)斗(ばか)りに心(こころ)を奪(と)られて、162昔(むかし)の剣(つるぎ)より今(いま)の菜刀(ながたな)と申(もう)して、163国(くに)の位(くらい)も人(ひと)の格(かく)も忘(わす)れて、164体主霊従(あく)の行(や)り方(かた)斗(ばか)りに成(な)りて居(を)りたなれど、165今度(こんど)二度目(にどめ)の岩戸(いわと)を開(ひら)いて夜(よ)が明(あ)けたら、166昔(むかし)の剣(つるぎ)を世(よ)に出(だ)して、167日本魂(やまとだましい)の光(ひかり)を出(だ)して、168天下(てんか)を泰平(たいへい)に末永(すへなが)き神国(しんこく)の政治(よ)に立直(たてなを)すぞよ。169綾部(あやべ)の大本(おほもと)、170地(ち)の高天原(たかあまはら)へ、171天目一之命(あめのまひとつのみこと)を引寄(ひきよ)して、172日本魂(やまとだましい)の篭(こも)りた剣(つるぎ)を鍛(きた)えさすぞよ。173モウ時節(じせつ)が来(き)たから何時(いつ)から始(はじ)めるやら知(し)れんぞよ。174天(あめ)の斑駒(ふちこま)も引寄(ひきよ)して神界(しんかい)の経綸(しぐみ)を開(ひら)き初(はじ)めるぞよ。175鶴(つる)と亀(かめ)とが竜宮館(りうぐうやかた)へ舞下(まひさ)がる時節(じせつ)が近寄(ちかよ)りて来(き)たぞよ。176吃驚(びつくり)いたす事(こと)があるぞよ。177珍(めづ)らしき経綸(しぐみ)の蓋(ふた)を開(あ)けて見(み)せるぞよ。
178 艮(うしとら)の金神(こんじん)国常立之尊(くにとこたちのみこと)変性男子(へんぜうなんし)の御魂(みたま)が、179竜宮館(りうぐうやかた)の高天原(たかあまはら)を守護(しゆごう)致(いた)さす変性女子(へんぜうによし)の御魂(みたま)の手(て)を借(か)りて、180世(よ)の立直(たてなを)しの筆先(ふでさき)を書(か)きおくぞよ。181今(いま)の日本(にほん)の人民(じんみん)は外国(がいこく)の体主霊従(あく)の行(や)り方(かた)に心酔(ほうけ)て了(しも)ふて居(を)るから、182家(いへ)や倉庫(くら)を立派(りつぱ)に建並(たてなら)べ、183要(い)りもせぬ別荘(べつそう)なぞに金(かね)を惜(をし)まず、184人夫(にんぷ)を惜(をし)まず、185神(かみ)の大宮(おほみや)でも叶(かな)はんやうな贅沢(ぜいたく)な生活方(くらし)をいたし、186家(いへ)の柱(はしら)は桧作(ひのきづく)り、187何(なに)も彼(か)も桧(ひのき)づくめで、188屋根(やね)迄(まで)も桧皮茸(ひのきかわぶき)に致(いた)して、189肝腎(かんじん)の氏神(うじがみ)の社(やしろ)は粗末(そまつ)な事(こと)に打捨(うちすて)て、190雨(あめ)が漏(も)りても柱(はしら)が朽(く)ちても、191産土神(うぶすながみ)や氏神(うじがみ)の社(やしろ)を修繕(なほす)と申(もう)す事(こと)は、192金(かね)を惜(をし)みてゴテゴテ申(もう)して出(だ)さず、193要(い)らぬ事(こと)には金(かね)を湯水(ゆみづ)の様(やう)に使(つか)ふて、194ヱライ人間(にんげん)の様(やう)に鼻(はな)斗(ばか)り高(たか)ふ致(いた)して居(を)る野天狗(のてんぐ)や、195四(よ)ツ足(あし)の守護神(しゆごうじん)斗(ばか)りで有(あ)るから、196世界(せかい)に幸福(よ)き事(こと)は一(ひと)つも出来(でき)は致(いた)さうまいがな。197村々(むらむら)に仏(ぶつ)の堂(どう)は見晴(みはら)しの良(よ)い高(たか)い場所(ばしよ)へ持(も)つて行(ゆ)きて、198無暗(むやみ)に立派(りつぱ)なものを拵(こし)らへ乍(なが)ら、199肝心(かんじん)の天地(てんち)の祖神(をやがみ)と氏神(うじがみ)を地(ち)に落(をと)し、200村下(むらしも)の低(ひく)い所(ところ)に小(ちい)さい粗末(そまつ)な御宮(おみや)を建(た)て、201年(ねん)に一度(いちど)の祭典(まつり)も形(かたち)斗(ばか)りで、202食(く)たり飲(の)んだり空騒(からさわ)ぎ斗(ばか)り致(いた)して、203食(く)ふと呑(の)むと寝(ね)る事(こと)より知(し)らん四(よ)ツ足(あし)御魂(みたま)斗(ばか)りで在(あ)ろうがな。204日本(にほん)の人民(じんみん)の中(なか)に心(こころ)の底(そこ)から神(かみ)を大切(たいせつ)に思(おも)ふものも、205丁重(ていちやう)に御給仕(おきゆうじ)をいたして、206神(かみ)の大恩(だいをん)、207先祖(せんぞ)の御恩(ごをん)に報(むく)いる精神(せいしん)の人民(じんみん)は、208僅(わづか)に一分(いちぶ)が六(むつ)ケ敷(し)き、209今(いま)の日本(にほん)の神国(しんこく)の現状(ありさま)であるぞよ。210今(いま)の間(うち)に一時(いちじ)も早(はや)く守護神(しゆごうじん)が改心(かいしん)致(いた)さんと、211肉体(にくたい)に気(き)の毒(どく)な事(こと)が出来(しゆつたい)いたして、212外国(がいこく)へ行(ゆ)かねば成(な)らぬ様(やう)に成(な)るぞよ。213折角(せつかく)に結構(けつこう)な日本(にほん)の国(くに)へ上(あ)げて貰(もら)ふた守護神(しゆごうじん)も肉体(にくたい)も、214神(かみ)から外国(がいこく)行(ゆ)きに致(いた)されては、215今迄(いままで)の御魂(みたま)の苦労(くろう)が水(みづ)の泡(あわ)に成(な)りては、216モウ此(こ)の先(さき)は末代(まつだい)取返(とりかへ)しの成(な)らん約(つま)らん事(こと)とは思(おも)はぬか。217我身(わがみ)知(し)らずの我魂(わがたま)知(し)らずと申(もう)しても余(あま)りであるぞよ。218今(いま)の日本(にほん)の神国(しんこく)は外国魂(がいこくだま)斗(ばか)りが蜘蛛(くも)の巣(す)を張(は)りた様(やう)に、219天地(てんち)を搦(から)みて居(を)るから、220天(てん)の日輪様(にちりんさま)の御威光(ごいこう)も恐(をそ)れぬ様(やう)に成(な)りて了(しも)ふて、221神国(しんこく)と申(もう)すのは名(な)斗(ばか)りで、222暗黒(くらやみ)の世(よ)の中(なか)であるから、223上(うへ)の守護神(しゆごうじん)も下(した)の人民(じんみん)も脚下(あしもと)に在(あ)る深溝(ふかみぞ)が眼(め)に付(つ)かぬ、224誠(まこと)に一寸(ちよつと)先(さ)きの見(み)えぬ盲目(めくら)ばかりの世(よ)であるから、225綾部(あやべ)の大本(おほもと)、226地(ち)の高天原(たかあまはら)から光(ひか)りを出(だ)して、227身魂(みたま)を照(て)らしてやろうと思(おも)へぼ、228まばゆがりて迯(に)げて去(い)ぬもの斗(ばか)りで在(あ)るから、229未(ま)だ未(ま)だ誠(まこと)の事(こと)は申(もう)して与(や)れんぞよ。230誠(まこと)の守護神(しゆごうじん)人民(じんみん)は我(われ)と我(わが)身魂(みたま)を研(みが)ひて、231斯(こ)の大本(おほもと)の教(をしえ)を腹(はら)へ入(い)れて下(くだ)されたら、232神界(しんかい)から何(なに)も申(もう)して与(や)らいでも、233自(おの)づと判(わか)りて来(く)るから、234結構(けつこう)な御用(ごよう)が出来(でき)て、235日々(にちにち)勇(いさ)みて嬉(うれ)し嬉(うれ)しで暮(くら)せる様(やう)になりて来(く)るぞよ。236三千世界(さんぜんせかい)に大本(おほもと)の神(かみ)の御用(ごよう)ほど結構(けつこう)な尊(とほ)とい楽(たの)もしひ御用(ごよう)は、237何国(どこ)にも在(あ)りは致(いた)さんぞよ。
238大正(たいせう)八年一月二日 旧(きう)同七年十二月一日
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