霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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大正八年二月一八日

インフォメーション
種類:伊都能売神諭 年月日:1919(大正8)年2月18日(旧1月18日)
神霊界掲載号:大正8年3月1日号(第81号) 5頁 神霊界八幡書店復刻版:第4巻 199頁 八幡書店版伊都能売神諭:99頁
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-06-16 11:43:18 文字数:7606 OBC :is22
001 大正八年二月十八日 旧正月の十八日
002 艮(うしとら)の金神(こんじん)国常立之尊(くにとこたちのみこと)が世界(せかい)の中心(まんなか)田庭(たには)の国(くに)の神屋敷(かみやしき)、003神宮(じんぐう)本宮(ほんぐう)坪(つぼ)の内(うち)、004竜宮(りうぐう)やかたの地(ち)の高天原(たかあまはら)に現(あら)はれて、005瑞(みづ)の御魂(みたま)の宿(やど)りて居(を)る言霊幸彦命(ことたまさちひこのみこと)の手(て)を借(か)りて、006世(よ)の根本(こつぽん)からの大略(あらまし)の因縁(いんねん)を書(か)いて置(お)くぞよ。007恋(こひ)しくば尋(たづ)ね来(き)て見(み)よ丹波(あかなみ)の、008山(やま)と山(やま)との畳(たたみ)並(なら)べる綾部(あやべ)の里(さと)の谷間(たにあい)の、009世(よ)の大本(おほもと)に咲(さ)く花(はな)の薫(かほ)る在所(あるとこ)を。
010 二度目(にどめ)の世(よ)の立替(たてかへ)改造(たてなをし)は、011天(てん)の在(あ)る限(かぎ)り地(ち)の在(あ)る極(きは)み、012根底(そこ)の国(くに)のドン底(そこ)までも、013説(と)いて聞(き)かせる綾部(あやべ)の大本(おほもと)であるぞよ。014変性男子(へんぜうなんし)と変性女子(へんぜうによし)の身魂(みたま)が現(あら)はれて、015世界(せかい)の改造(たてなをし)を致(いた)して居(を)る事(こと)は、016此(こ)の節分(せつぶん)からは明白(ありやか)に成(な)りて来(き)て居(を)ろうがな。017明治(めいじ)二十五年から三十年で世(よ)の立替(たてかへ)立直(たてなを)しを致(いた)すと申(もう)して、018出口(でぐち)直(なを)の手(て)と口(くち)とで知(し)らした事(こと)の実地(じつち)が、019誰(だれ)の眼(め)にも付(つ)く如(よ)うになりて来(き)て居(を)るのに、020肝心(かんじん)の大本(おほもと)へ這入(はい)りて永(なが)らく筆先(ふでさき)を読(よ)みて居(を)る人民(じんみん)に何(なに)も判(わか)らぬので、021神界(しんかい)の経綸(しぐみ)は世界(せかい)から一日(いちにち)ましに実現(じつげん)するなり、022膝下(ひざもと)はアフンと致(いた)して結構(けつこう)な神徳(しんとく)を後(あと)の烏(からす)に奪(と)つて帰(かい)られるからと、023毎度(まいど)気(き)を付(つ)けてありたから、024今(いま)に成(な)りて元(もと)の役員(やくいん)は何程(なにほど)地団駄(ぢだんだ)踏(ふ)んで悔(くや)しがりても追付(をつつ)かぬから、025素直(すなを)に致(いた)して何(なん)なりと身(み)に合(あ)ふた御用(ごよう)を、026一生懸命(いつせうけんめい)に勤(つと)めて下(くだ)されよ。027今迄(いままで)は元(もと)の役員(やくいん)は皆(みな)慢神(まんしん)いたして瑞(みづ)の御魂(みたま)の五六七(みろく)の世(よ)の御用(ごよう)の邪魔(じやま)計(ばか)り致(いた)して居(を)りたから、028大変(たいへん)な神界(しんかい)の御気障(おきざわ)り、029世界改造(よのたてなをし)の御用(ごよう)が十年も後(をく)れて居(を)るから、030明治(めいじ)二十五年に三十年の間(あいだ)に全部(ぜんぶ)世界改造(よのたてなをし)を遂功(しあげ)て、031結構(けつこう)な神界(しんかい)に致(いた)そうと思(おも)ふた仕組(しぐみ)を、032元(もと)の役員(やくいん)が女子(によし)の御用(ごよう)の邪魔(じやま)計(ばか)り致(いた)して、033十年余(あま)り後(をく)れさして居(を)るから、034余程(よほど)御詫(おわび)を致(いた)して、035十分(じうぶん)の活動(はたらき)を致(いた)さんと天地(てんち)から御許(おゆる)しがないぞよ。036毎時(いつも)出口(でぐち)直(なを)の手(て)で、037変性女子(へんぜうによし)は大化物(おほばけもの)であるから、038取違(とりちが)いを致(いた)すなと申(もう)して知(し)らしてあれど、039余(あま)り慢神(まんしん)の強(つよ)い、040訳(わけ)の分(わか)らぬ身魂(みたま)で在(あ)るから、041力(ちから)一杯(いつぱい)変性女子(へんぜうによし)の御用(ごよう)の邪魔(じやま)を致(いた)して置(お)いて、042大変(たいへん)な結構(けつこう)な御用(ごよう)を致(いた)して来(き)た様(やう)に思(おも)ふて、043今(いま)に大(おほ)きな取違(とりちが)い計(ばか)り致(いた)して居(を)るぞよ。044此(こ)の大本(おほもと)は元(もと)の役員(やくいん)が在(あ)りたならこそ、045茲(ここ)まで発達(はつたつ)したのぢやと云(い)ふやうな心(こころ)で居(を)るが、046それがヱライ慢神(まんしん)取違(とりちが)いであるぞよ。047元(もと)の役員(やくいん)が覇張(はば)らずに控(ひか)えて居(を)りたなら、048モウ十年早(はや)く物事(ものごと)が運(はこ)びて、049世界(せかい)の人民(じんみん)も早(はや)く助(たす)かり、050神界(しんかい)もモチト早(はや)ふ満足(まんぞく)して戴(いただ)けるので在(あ)りたなれど、051十二人の役員(やくいん)の慢神(まんしん)取違(とりちが)いが今(いま)に響(ひび)ひて来(き)て、052世界(せかい)の事(こと)が大変(たいへん)に後(をく)れて了(しも)ふて、053神(かみ)も迷惑(めいわく)を致(いた)して居(を)るぞよ。054早(はや)く大本(おほもと)の中(なか)の元(もと)からの役員(やくいん)の身魂(みたま)の改正(あらため)を致(いた)さねば、055神界(しんかい)の経綸(しぐみ)の邪魔(じやま)に成(な)る計(ばか)りで在(あ)るから、056今(いま)の中(なか)に改心(かいしん)が出来(でき)れば良(よ)し、057堂(どう)しても改心(かいしん)が出来(でき)ねば、058可愛想(かあいそう)でも世界(せかい)の万民(ばんみん)と少(すこ)しの人民(じんみん)とは代(か)えられんから、059小(せう)の虫(むし)を殺(ころ)してでも大(だい)の虫(むし)を助(たす)けねば成(な)らぬから、060重(かさ)ねて気(き)を付(つ)けるぞよ。061後(あと)から参(まい)りた役員(やくいん)も未(ま)だ時日(ひ)が浅(あさ)いから、062判(わか)らぬのも無理(むり)はないから、063余(あま)り八釜敷(やかまし)うは申(もう)さぬなれど、064世界(せかい)の物事(ものごと)が絶命(ぜつめい)の所(とこ)まで迫(せま)りて居(を)るから、065神界(しんかい)も急(いそ)ぐから、066一日(いちにち)も早(はや)く身魂(みたま)を研(みが)いて、067誠(まこと)の日本魂(やまとだましい)を発揮(はつき)して下(くだ)され。068油断(ゆだん)はチツトも出来(でき)ぬ世界(せかい)の大本(おほもと)であるぞよ。
069いよいよ三千年(さんぜんねん)の神界(しんかい)の経綸(しぐみ)の時節(じせつ)が来(き)たぞよ。070三千年(さんぜんねん)と申(もう)しても、071百(ひやく)を三十重(かさ)ねた意味(いみ)では無(な)いぞよ。072数十万年(すうじうまんねん)の永(なが)き神(かみ)の世(よ)一代(いちだい)を指(さ)して申(もう)す事(こと)であるぞよ。073古(ふる)き神世(かみよ)の有様(ありさま)を早(はや)く世界(せかい)の人民(じんみん)に解(と)いて聞(き)かさんと、074日本(にほん)の神国(しんこく)の人民(じんみん)が、075天地(てんち)を経綸(しぐみ)する主宰者(つかさ)で在(あ)りながら、076外国(がいこく)の人民(じんみん)と同(おな)じ如(よ)うに成(な)りて了(しも)ふて居(を)るから、077第一番(だいいちばん)に日本(にほん)の人民(じんみん)が我(わが)身魂(みたま)の天職(てんしよく)を覚(さと)りて、078日本魂(やまとだましい)に立帰(たちかへ)りて、079神世(かみよ)からの尊(とうと)い因縁(いんねん)を覚(さと)りた上(うへ)、080世界(せかい)の人民(じんみん)を助(たす)けて与(や)らねば成(な)らぬ、081天来(てんらい)の大責任者(だいせきにんしや)であるぞよ。082世界(せかい)に大混雑(だいこんざつ)が起(をこ)るのも、083悪(わる)い病(やまい)が流行(はや)るのも、084日本(にほん)の人民(じんみん)の上下(うへした)の身魂(みたま)が曇(くも)りて、085天(てん)までも曇(くも)らして、086日本魂(やまとだましい)の活動(はたらき)が出来(でき)ぬからの事(こと)で在(あ)るぞよ。087世界(せかい)の小言(こごと)の絶(た)えぬのも、088日本国(にほんこく)の責任(せきにん)であるから、089斯(こ)の地(ち)の世界(せかい)を守護(しゆごう)いたす、090日本(にほん)の守護神(しゆごうじん)と人民(じんみん)が一番(いちばん)に改心(かいしん)を致(いた)して、091天地(てんち)の間(あいだ)を清浄(きよらか)に致(いた)さねば、092何時(いつ)までも天下泰平(てんかたいへい)には治(をさ)まらんぞよ。093日本(にほん)の人民(じんみん)は尊(とう)とき天地(てんち)の神(かみ)の宮(みや)に拵(こし)らへてあるので在(あ)るから、094神(かみ)の生(い)き宮(みや)を余程(よほど)清浄(きれい)に致(いた)さんと、095神(かみ)が生(い)きた宮(みや)に住(す)みて、096天地(てんち)経綸(しぐみ)の御用(ごよう)を勤(つと)める事(こと)は出来(でき)んから一日(いちにち)も早(はや)く今(いま)までの汚(きた)ない心(こころ)や、097小(ちい)さい物欲(ものよく)を速川(はやかは)の瀬(せ)に流(なが)し捨(す)てて、098身禊(みそぎ)の行(ぎやう)を致(いた)して居(を)らんと、099肝腎(かんじん)要(かな)めの世界改造(よのたてなをし)の御用(ごよう)が勤(つと)め上(あ)がらんぞよ。100此(こ)の時代(よ)に生(うま)れて来(き)た日本(にほん)の人民(じんみん)は、101特別(とくべつ)に神界(しんかい)の仕組(しぐみ)に仕(つか)ふやうに生(うま)れさして在(あ)るのであるから、102今(いま)の日本(にほん)の人民(じんみん)は、103天地(てんち)の使命(しめい)が中昔(ちうこう)の世(よ)の人民(じんみん)とは一層(いつそう)重大(おも)いのであるぞよ。104同(おな)じ地(ち)の世界(せかい)でも日本(にほん)の国(くに)ぐらい結構(けつこう)な国(くに)はないぞよ。105其(そ)の結構(けつこう)な日本(にほん)の神国(しんこく)に生(せい)を享(う)けた神民(しんみん)は、106猶更(なほさら)この上(うへ)もなき仕合(しあは)せもので在(あ)るから、107世界(せかい)万国(ばんこく)に対(たい)する責任(せきにん)が、108外国(がいこく)の人民(じんみん)よりは何十倍(なんじうばい)も重(をも)いので在(あ)るから、109自己本意(われよし)の精神(せいしん)では日本(にほん)の人民(じんみん)とは申(もう)されんぞよ。110斯(こ)の結構(けつこう)な神国(しんこく)の神民(しんみん)が、111霊主体従(ぜん)の行(や)り方(かた)を薩張(さつぱ)り忘(わす)れて了(しも)ふて、112外国(がいこく)の体主霊従(あく)の世(よ)の持(も)ち方(かた)に八分(はちぶ)も九分(くぶ)も成(な)りて了(しも)ふて居(を)るのも、113昔(むかし)の神代(かみよ)に露国(ろこく)で育(そだ)ちた八尾八頭(やつをうやつがしら)の大蛇(だいじや)の悪霊(あくれい)に欺(だま)し込(こ)まれて、114泥(どろ)の世界(せかい)に浸(し)み切(き)つて居(を)るから、115艮(うしとら)の金神(こんじん)が神世(かみよ)一代(いちだい)の苦労(くろう)を致(いた)して、116五六七(みろく)の大神様(おほかみさま)の御加勢(おてつだい)で、117水晶(すいしよう)の神世(かみよ)に立直(たてなを)す経綸(しぐみ)であれども、118永(なが)らくの間(あいだ)泥(どろ)に浸(し)みた守護神(しゆごうじん)人民(じんみん)であるから、119何程(なにほど)言(い)ひ聞(き)かしても耳(みみ)へ這入(はい)らず、120泥(どろ)の世界(せかい)から暗(やみ)の世界(せかい)へ落(を)ち行(ゆこ)うと致(いた)す、121一寸(ちよつと)先(さ)きの見(み)えぬ盲目(めくら)同様(どうよう)の身魂(みたま)に成(な)りて、122今(いま)では外国人(がいこくじん)よりも劣(をと)りた人民(じんみん)が沢山(たくさん)出来(でき)て居(を)るから、123神(かみ)も中々(なかなか)骨(ほね)が折(を)れるぞよ。124今(いま)が世界(せかい)の大峠(おほとほげ)の坂(さか)に掛(かか)りた所(ところ)で危機一髪(ききいつぱつ)の場合(ばあい)であるから、125攻(せ)めて因縁(いんねん)ありて引(ひ)き寄(よ)せられた大本(おほもと)の役員(やくいん)信者(しんじや)が、126一日(いちにち)も早(はや)く改心(かいしん)いたして、127我身(わがみ)の荷物(にもつ)を軽(かる)くいたして、128千騎一騎(せんきいつき)の活動(はたらき)を致(いた)して、129千載一遇(せんさいいちぐう)の神業(しんげう)に参加(さんか)いたして、130末代(まつだい)の晴(は)れの舞台(ぶたい)を踏(ふ)みて下(くだ)されよ。131神(かみ)は信心(しんじん)の旧(ふる)い新(あたら)しいは申(もう)さんから、132判(わか)りた人(ひと)から我一(われいち)と神国(しんこく)成就(ぜうじゆ)の為(ため)に活動(かつだう)いたして、133天地(てんち)の祖神様(をやがみさま)の御神慮(ごしんりよ)を安(やす)んじ奉(まつ)るように致(いた)して下(くだ)され。134小(ちい)さい物質(ぶつしつ)の欲(よく)位(ぐら)いに心(こころ)を曳(ひ)かれて居(を)るやうな事(こと)では、135到底(とうてい)此度(このたび)の大神業(だいしんげう)は勤(つと)まりは致(いた)さんぞよ。136神(かみ)の方(ほう)には役員(やくいん)信者(しんじや)の区別(くべつ)は致(いた)さん、137身魂(みたま)の研(みが)けた人民(じんみん)から神徳(しんとく)を渡(わた)すから誰(だれ)に由(よ)らず身魂(みたま)次第(しだい)で、138神界(しんかい)から黙(だま)りて居(を)りて御用(ごよう)を其人(そのひと)の知(し)らぬ間(ま)に致(いた)さして居(を)るから、139其(そ)の覚悟(かくご)を致(いた)してをらねば大間違(おほまちが)いが出来(でき)るぞよ。140神界(しんかい)は誰彼(だれかれ)の区別(くべつ)はないから、141身魂(みたま)の研(みが)けた人民(じんみん)から其(そ)れ其(ぞ)れの御用(ごよう)に使(つか)ふてをるから、142未(ま)だ此(こ)の大本(おほもと)の名(な)も在所(ありか)も何(なに)も知(し)らぬ人民(じんみん)でも結構(けつこう)な御用(ごよう)が命(さ)して在(あ)るぞよ。143其(そ)れで此(こ)の大本(おほもと)は外(ほか)にも沢山(たくさん)に経綸(しぐみ)の御用(ごよう)が致(いた)さして在(あ)るから、144油断(ゆだん)は一寸(ちよつと)も出来(でき)んと申(もう)して、145いつも筆先(ふでさき)で気(き)を注(つ)けてありたのじやぞよ。146是(これ)から未(ま)だ未(ま)だ神界(しんかい)の経綸(しぐみ)の良(よ)く解(わか)る、147結構(けつこう)な御用(ごよう)の出来(でき)る守護神(しゆごうじん)人民(じんみん)を、148地(ち)の高天原(たかあまはら)へ引(ひ)き寄(よ)せるから、149大本(おほもと)の神霊界(しんれいかい)を充分(じうぶん)に骨折(ほねを)りて世界(せかい)へ拡(ひろ)めて下(くだ)され、150神(かみ)が守護(しゆごう)を致(いた)すから、151未(ま)だ未(ま)だ経綸(しぐみ)の人民(じんみん)が世(よ)に隠(かく)れてをるぞよ。152其人(そのにん)を一日(いちにち)も早(はや)く引(ひ)き寄(よ)して、153経綸(しぐみ)の御用(ごよう)に使(つか)はねば、154神界(しんかい)が後(をく)れる計(ばか)りで、155世界(せかい)の人民(じんみん)の困難(こんなん)が永(なが)く成(な)る計(ばか)りで在(あ)るぞよ。156神(かみ)の警告(しら)した筆先(ふでさき)を見(み)いでも、157少(すこ)しでも身魂(みたま)の光(ひか)りた守護神(しゆごうじん)人民(じんみん)で在(あ)りたら、158此(この)後(さき)の世界(せかい)の成行(なりゆ)きの様子(やうす)が見当(けんとう)が付(つ)かねば成(な)らぬやうに、159世(よ)の中(なか)の様子(やうす)が変(かわ)りて来(き)て居(を)るのに、160体主霊従(あく)の外国(がいこく)の身魂(みたま)に染(し)み切(き)りて居(を)るから、161先(さ)きが見(み)えぬどころか、162我身(わがみ)の脚下(あしもと)へ火(ひ)が焼(も)えて来(き)て、163身体(からだ)が半分(はんぶん)火傷(やけど)する所(ところ)まで気(き)が付(つ)かぬやうな、164動物(どうぶつ)よりも劣(をと)りた穀潰(ごくつぶ)しの人民(じんみん)が、165幾千万人(いくせんまんにん)居(を)りた所(ところ)で、166何(なん)の役(やく)にも立(た)ちは致(いた)さん。167米喰虫(こめくひむし)の蛆虫(うじむし)同然(だうぜん)、168国(くに)が立(たと)うが立(た)つまいが、169外国(がいこく)に奪(と)られようが何(ど)うなろうが、170我身(わがみ)さへ気楽(きらく)に食(く)えさえしたら良(よ)いと云(い)ふ今(いま)の世界(せかい)の有様(ありさま)、171今(いま)に人(ひと)が人(ひと)を喰(く)ふやうに成(な)るから、172其(そ)う成(な)りたら一旦(いつたん)この世界(せかい)を根本(こんぽん)から元(もと)の○○に致(いた)して、173改造(やりなを)さねば成(な)らぬから、174可成(なるべく)は此儘(このまま)で世界(せかい)の人民(じんみん)を改心(かいしん)さして、175世(よ)を立(た)てたいのが艮(うしとら)の金神(こんじん)の一心(いつしん)であるから、176後(あと)で取返(とりかへ)しは成(な)らんから、177同(おな)じ事(こと)をクドウ申(もう)して知(し)らすので在(あ)るから、178日本(にほん)の人民(じんみん)神(かみ)の生(い)き宮(みや)ならチツトは神(かみ)の心(こころ)も推量(すいれう)して下(くだ)されよ。
179 艮(うしとら)の金神(こんじん)大国常立之尊(おほくにとこたちのみこと)が、180天照彦之命(あまてるひこのみこと)の御魂(みたま)の宿(やど)りて居(を)る、181坤(ひつじさる)の金神(こんじん)の生(い)き宮(みや)、182言霊幸彦命(ことたまさちひこのみこと)の手(て)を借(か)りて天地(てんち)の開(ひら)けた時(とき)からの世(よ)の成立(なりたち)から、183神々(かみがみ)の各自(めんめ)の御活動(おはたらき)を書(か)いて知(し)らすぞよ。184田庭(たには)の国(くに)は世界(せかい)の始(はじま)り、185游能碁呂島(おのごろじま)の正中(まんなか)で、186天地(てんち)を造(つく)り固(かた)めた世(よ)の音(ね)の世(よ)の元(もと)、187言霊(ことたま)の最初(もと)に鳴(な)り出(い)でし、188天地(てんち)経綸(しぐみ)の霊地(れいち)であるぞよ。189出口(でぐち)の守(かみ)と申(もう)すのも言霊(ことたま)の活用(はたらき)の事(こと)であるぞよ。190夫(そ)れで綾部(あやべ)の大本(おほもと)へ出(で)て来(こ)ねば、191天地(てんち)を一声(いつせい)の下(もと)に震動(しんどう)させ、192雨風(あめかぜ)を自由(じゆう)に使(つか)い、193雷神(らいしん)を駆使(くし)すると云(い)ふ事(こと)は出来(でき)ぬので在(あ)るぞよ。194天地(てんち)経綸(しぐみ)の神力(しんりき)なる言霊(ことたま)アオウエイ五大(ごだい)母音(ぼおん)[※「母音」は底本通り。]は綾(あや)の高天原(たかあまはら)の神屋敷(かみやしき)が大本(おほもと)であるぞよ。195人体(じんたい)を備(そな)へた五男三女(ごなんさんによ)の神(かみ)は、196近江(おほみ)の国(くに)が始(はじま)り、197其他(そのた)の生物(せいぶつ)は八木(やぎ)が始(はじ)まりで在(あ)るぞよ。198この言霊(ことたま)の初(はじま)り、199丹波(たんば)綾部(あやべ)、200竜宮館(りうぐうやかた)の地(ち)の高天原(たかあまはら)、201神宮(じんぐう)本宮(ほんぐう)の神屋敷(かみやしき)に、202伊都(いづ)の身魂(みたま)、203瑞能身魂(みづのみたま)の二柱(ふたはしら)が表(あら)はれて、204元(もと)の神世(かみよ)へ世(よ)を捻(ね)じ直(なを)す時節(じせつ)が来(き)たのであるぞよ。205式三番叟(しきさんばんそう)の歌(うた)にも、206今日(こんにち)の三番叟(さんばんそう)、207天下泰平(てんかたいへい)、208国土(こくか)成就(ぜうじゆ)、209日(ひ)は照(て)るとも曇(くも)るとも、210鳴(な)るは五十鈴(いすず)の滝(たき)の水々々々(みづみづみづみづ)、211千秋万歳(せんしうばんざい)、212処(ところ)も富貴繁昌(ふうきはんぜう)、213この色(いろ)の白(しろ)き尉(ぜう)どのが治(をさ)め参(まい)らせ候(さふらふ)事(こと)は何(なに)よりも易(やす)き事(こと)にて候(さふらふ)。214元(もと)の屋敷(やしき)へ御直(おなを)り候(さふらふ)と申(もう)す事(こと)は、215今度(こんど)の二度目(にどめ)の世(よ)の立替(たてかへ)の、216変性男子(へんぜうなんし)と女子(によし)との活動(はたらき)の事(こと)やら、217綾部(あやべ)に二柱(ふたはしら)の神(かみ)の立帰(たちかへ)りて、218天下泰平(てんかたいへい)に世(よ)を治(をさ)めて、219万古末代(まんごまつだい)続(つづ)かすと云(い)ふ事(こと)の神示(しらせ)が、220神界(しんかい)から作(つく)りて在(あ)りたのじやぞよ。221三千世界(さんぜんせかい)の立替(たてかへ)の三番叟(さんばんそう)も恙(つつが)なく相(あい)済(す)みて、222弥々(いよいよ)初段(しよだん)が世界(せかい)に初(はじま)りたから、223皆(みな)一日(いちにち)も早(はや)く改心(かいしん)致(いた)さぬと後(あと)の祭(まつ)りに成(な)りて、224肝心(かんじん)の晴(はれ)の舞台(ぶたい)に登場(とうぜう)出来(でき)んぞよ。
225◎
226 世界(せかい)の人民(じんみん)は皆(みな)天地(てんち)の神(かみ)の分霊(ぶんれい)分体(ぶんたい)であり、227亦(ま)た神々(かみがみ)の宿(やど)にて世界(せかい)を開発(ひら)く生(い)き宮(みや)であるぞよ。228中(なか)にも日本(にほん)は豊葦原(とよあしはら)の中津国(なかつくに)と申(もう)して在(あ)るが、229其(その)中津国(なかつくに)に生(うま)れた人民(じんみん)は殊更(ことさら)上級(ぜうきう)の神々(かみがみ)の生宮(いきみや)で在(あ)るから、230神国(しんこく)の神民(しんみん)は上御一人(かみごいちにん)の現人神(あらひとかみ)を真(しん)の親(をや)とし主(しゆ)となし師(し)と致(いた)して上下(じやうげ)心(こころ)を一(いつ)に固(かた)めて、231天地(てんち)の経綸(しぐみ)を行(をこな)ふ可(べ)き天職(てんしよく)の有(あ)る事(こと)を悟(さと)り、232一日(いちにち)も早(はや)く今迄(いままで)の誤(あや)まりた精神(せいしん)を立直(たてなを)して、233二度目(にどめ)の天(あま)の岩戸(いわと)を開(ひら)ひて、234常世(とこよ)往(ゆ)く黒白(あやめ)も分(わ)かぬ暗黒界(やみのよ)を光(ひか)り輝(かが)やく神世(かみよ)に致(いた)さねば、235天地(てんち)の神々様(かみがみさま)に申訳(もうしわけ)が立(た)たぬぞよ。236此(こ)の大本(おほもと)の教(をしえ)が真実(しんじつ)に腹(はら)に納(おさ)まりて、237其(その)行(おこな)いが出来(でき)る人民(じんみん)でありたら夫(そ)れが誠(まこと)の差添(さしそへ)の種(たね)で在(あ)るぞよ。238是(これ)から本(もと)の種(たね)を現(あら)はして善(ぜん)と悪(あく)とを分(わ)けて見(み)せるぞよ。239此(こ)の神(かみ)の経綸(しぐみ)は何程(なにほど)悪(あく)の種(たね)でも今度(こんど)の際(きは)に改心(かいしん)さえ致(いた)したなら、240元(もと)の胤(たね)を表(あら)はさずに善(ぜん)と悪(あく)との真釣合(まつりあ)はせを致(いた)して御用(ごよう)を致(いた)さすから、241此(こ)の金神(こんじん)の慈悲心(じひごころ)が心(こころ)の底(そこ)に浸徹(しみとほ)りたら、242如何(どん)な悪魔(あくま)も改心(かいしん)せずには居(を)れぬやうに成(な)りて、243心(こころ)から発根(ほつこん)と改心(かいしん)いたすやうに成(な)るから、244第一番(だいいちばん)にこの大本(おほもと)の内部(ないぶ)から充分(じうぶん)身魂(みたま)を清(きよ)らかに致(いた)さんと、245世界(せかい)の神(かみ)と守護神(しゆごうじん)人民(じんみん)に押(を)しが利(き)かんぞよ。246今(いま)が大本(おほもと)の千騎一騎(せんきいつき)の改心(かいしん)の時(とき)で在(あ)るぞよ。247一日(いちにち)でも後(をく)れる程(ほど)世界(せかい)が永(なが)く苦(くる)しむぞよ。
248 この地(ち)の世界(せかい)の初(はじま)りは世界(せかい)一体(いつたい)に泥海(どろうみ)で在(あ)つて、249光(ひか)りも温(ぬく)みも何(なに)ものもなかりたぞよ。250丁度(てふど)譬(たと)へて曰(い)へば朧月夜(おぼろつきよ)の二三層倍(にさんそうばい)も暗(くら)い冷(つめ)たい世界(せかい)で、251山(やま)も河(かわ)も草木(くさき)も何(なに)一種(ひといろ)なかつたので在(あ)るぞよ。252其(その)泥(どろ)の世界(せかい)に身(み)の丈(た)けは五百丈(ごひやくぜう)ばかり、253身(み)の太(ふと)さは三百丈(さんびやくぜう)程(ほど)も在(あ)る蛇体(じやたい)の荒神(あらがみ)が住居(すまゐ)して居(を)られたのが、254御精神(ごせいしん)の良(よ)い大神様(おほかみさま)の前身(ぜんしん)で、255是(これ)が五六七(みろく)の大神様(おほかみさま)と御成(おな)り遊(あそ)ばしたので在(あ)るぞよ。256誠(まこと)に長閑(のどか)やかな御神姿(おすがた)で、257鱗(うろこ)は一枚(いちまい)もなし、258角(つの)も一本(いつぽん)もなし、259体(からだ)の色(いろ)は青水晶(あをずいせう)のやうな立派(りつぱ)な神様(かみさま)で、260天地(てんち)の元(もと)の祖神(をやがみ)と成(な)られたので在(あ)るぞよ。261斯世(このよ)を創造(さうぞう)して、262天地(てんち)を開(ひら)く事(こと)に非常(ひじよう)に苦心(くしん)遊(あそ)ばしましたのが、263此(こ)の大神様(おほかみさま)が第一番(だいいちばん)で、264ミロクの大神(おほかみ)ともツキの大神(おほかみ)とも申上(もうしあ)げる御神様(おんかみさま)であるぞよ。265世界(せかい)を造(つく)るに就(つい)て非常(ひじよう)に独神(ひとり)で御心配(ごしんぱい)を遊(あそ)ばして御座(ござ)る所(ところ)へ、266同(おな)じく似(に)たやうな御神姿(おすがた)の大蛇神(だいじやじん)が現(あら)はれたが、267此(こ)の神(かみ)には十六本(じふろくほん)の頭(あたま)に角(つの)が生(は)えて、268其(その)角(つの)の先(さき)から大変(たいへん)な光(ひか)りが現(あら)はれて居(を)る神様(かみさま)に、269五六七(みろく)の大神様(おほかみさま)が世界(せかい)創造(さうぞう)の御相談(ごさうだん)をお掛(か)けになつたので在(あ)るぞよ。270扨(さ)て其(その)時(とき)の六六六(みろく)の大神様(おほかみさま)の御言葉(おことば)には、271何時(いつ)まで斯(こ)うして泥(どろ)の世界(せかい)の暗(くら)い所(ところ)に住居(すまゐ)を致(いた)して居(を)つても、272何(なに)一(ひと)つの楽(たのし)みもなし、273何(なん)の功能(かうなう)もなし、274沢山(たくさん)の眷属(けんぞく)も有(あ)る事(こと)なり。275何(なん)とか致(いた)して立派(りつぱ)な天地(てんち)を造(つく)り上(あ)げ、276万(よろづ)の眷属(けんぞく)の楽(たの)しく暮(くら)すやうに致(いた)したいのが、277我(われ)の大望(たいもう)で在(あ)るが、278其方様(そなたさま)は我(われ)の片腕(かたうで)となりて天地(てんち)を立別(たてわ)け、279美(うる)はしき地上(ちぜう)の世界(せかい)を造(つく)る御心(おこころ)は有(あ)りませぬかと御尋(おたづ)ね遊(あそ)ばしたら、280日(ひ)の大神(おほかみ)の前身(ぜんしん)なる頭(あたま)に十六本(じふろくほん)の光(ひか)る角(つの)を生(は)やした大蛇神様(だいじやじんさま)が御答(おこたへ)には、281我身(わがみ)は女体(によたい)の事(こと)なり、282且(か)つ又(ま)た斯(こ)んな業(ごう)の深(ふか)い見苦(みぐる)しき姿(すがた)で在(あ)りますから、283貴神様(あなたさま)の如(よ)うな御精神(ごせいしん)の良(よ)い、284立派(りつぱ)な神様(かみさま)の片腕(かたうで)に成(な)ると云(い)ふ事(こと)は、285恐(をそ)れ入(い)りて御言葉(おことば)に従(したが)ふ事(こと)が出来(でき)ませぬと、286大変(たいへん)に謙(へりく)だつて御辞退(ごじたい)遊(あそ)ばしたなれど、287六六六(みろく)の大神様(おほかみさま)が強(し)いて御頼(おたの)みに成(な)り我(われ)の片腕(かたうで)に成(な)るのは其方様(そなたさま)より外(ほか)にない、288我(わ)が見込(みこ)んで居(を)るからとの仰(おほ)せに、289日(ひ)の大神様(おほかみさま)も左様(さやう)なれば御本望(ごほんもう)の遂(と)ぐるまで我身(わがみ)の力(ちから)一杯(いつぱい)活動(かつだう)いたして見(み)ます、290去(さ)る代(かは)りに天地(てんち)が立派(りつぱ)に出来上(できあが)りましたら、291我(われ)を末代(まつだい)貴神様(あなたさま)の女房役(にようぼうやく)と致(いた)して下(くだ)され私(わたし)は女房役(にようぼうやく)となりて万古末代(まんごまつだい)世界(せかい)を照(てら)しますとの御約束(おやくそく)が地(ち)の高天原(たかあまはら)の竜宮館(りうぐうやかた)で結(むす)ばれたので在(あ)りたぞよ。292其所(そこ)へ艮(うしとら)の金神(こんじん)の前身(ぜんしん)国常立尊(くにとこたちのみこと)の荒神(あらがみ)が現(あら)はれて、293世界(せかい)を造(つく)り遊(あそ)ばす御手伝(おてつだい)を命(さ)して下(くだ)されと御願(おねがい)申上(もうしあ)げたので在(あ)りたぞよ。294そこで六六六(みろく)の大神様(おほかみさま)が早速(さつそく)に御承知(ごせうち)被下(くざさ)て仰(おほ)せ遊(あそ)ばすには、295其方(そのほう)は見掛(みかけ)に由(よ)らぬ誠忠無比(せいちうむひ)の神(かみ)であるから世界(せかい)の一切(いつさい)を委(まか)すから、296落度(おちど)のなきやうに致(いた)すが良(よ)かろうと仰(おほ)せられ、297其上(そのうへ)に国常立之命(くにとこたちのみこと)に思兼(おもひやり)の神(かみ)と申(もう)す御名(おんな)を下(くだ)され、298八百万(やほよろづ)の神様(かみさま)を天(あま)の山河澄(やす)の川原(かわはら)に集(あつ)めて一人(いちにん)の眷属(けんぞく)も残(のこ)さず相談(さうだん)の中間(なかま)え入(い)れて大集会(だいしゆうかい)を遊(あそ)ばしたので地(ち)の在(あ)る限(かぎ)りに住居(すまゐ)いたして居(を)れる蛇体(じやたい)の神々様(かみがみさま)が集(あつま)り合(あ)ふて御協議(ごきやうぎ)の上(うへ)、299六六六様(みろくさま)の仰(おほ)せの通(とほ)りに国常立之命(くにとこたちのみこと)を総体(そうたい)の局(つぼね)に選(えら)み下(くだ)さりたのであるぞよ。
300 そこで八百万(やほよろづ)の神々(かみがみ)の意見(いけん)を聞(き)き取(と)りて、301其(そ)の由(よし)を五六七(みろく)の大神様(おほかみさま)へ申上(もうしあ)げたら、302日(ひ)の大神(おほかみ)伊邪那岐之尊(いざなぎのみこと)様(さま)と月(つき)の大神(おほかみ)五六七様(みろくさま)との御弐体(おふたかた)の大神様(おほかみさま)が更(さら)に集会(しうかい)あそばして、303国常立之尊(くにとこたちのみこと)を地(ち)の造(つく)り主(ぬし)と致(いた)すぞよとの御命令(ごめいれい)が下(くだ)りたので、304此(こ)の方(ほう)が地(ち)の主宰(しゆさい)となりて多陀与弊流地面(ただよへるくに)を修理固成(つくりかため)いたしたのであるぞよ。305天(てん)も水(み)(六(み))中界(ちうかい)も水(み)(六(み))下界(げかい)も水(み)(六(み))で世界中(せかいぢう)の天地中界(てんちちうかい)三才(さんさい)が水(み)(六(み))計(ばか)りで在(あ)りた世(よ)に一番(いちばん)の大将神(たいせうがみ)の御位(みくらい)で御出(おいで)遊(あそ)ばしたので六(み)(水(み))を三(みつ)つ合(あわ)せてミロクの大神(おほかみ)と申(もう)すのであるが、306天(てん)の水(みづ)の(六(み))の中(なか)からヽ(ほち)の一霊(いちれい)が地(ち)に下(くざ)りて五(いづ)(火(ひ))と天(てん)が固(かた)まり地(ち)の六(み)(水(み))にヽ(ほち)の一霊(いちれい)が加(くわ)はりて地(ち)は七(なな)(地成(ななり))となりたから、307世(よ)の元(もと)から申(もう)せばミロクは六六六(みろく)なり、308今(いま)の世(よ)の立直(たてなを)しの御用(ごよう)から申(もう)せばミロクは五六七(みろく)と成(な)るのであるから、309六百六十六の守護(しゆごう)は今(いま)までのミロクで、310是(これ)からのミロクの御働(おはたら)きは五六七(みろく)と成(な)るので在(あ)るぞよ。311国常立之尊(くにとこたちのみこと)が世(よ)の元(もと)を修理固成(かためしめ)るに就(つい)て、312天地中界(てんちちうかい)の区別(くべつ)もなく、313世界(せかい)は一団(いちだん)の泥土(どろつち)泥水(どろみづ)で手(て)の付(つ)け様(やう)がなかりたので、314堅(かた)いお土(つち)の種(たね)をミロクの大神様(おほかみさま)に御願(おねが)い申(もう)し上(あ)げたら、315大神様(おほかみさま)が直(す)ぐに御承知(ごしようち)になりて一生懸命(いつせうけんめい)に息(いき)を吹(ふ)き懸(か)けなされて一凝(ひとこ)りの堅(かた)いお土(つち)が出来(でき)たのを国常立之尊(くにとこたちのみこと)の此方(このほう)に御授(おさづ)けに成(な)りたので其(その)一団(いちだん)の御土(おつち)を種(たね)に致(いた)して土(つち)と水(みづ)とを立別(たてわ)け、316山(やま)、317川(かわ)、318原(はら)、319野(の)、320海(うみ)を拵(こし)らえたのが地(ち)の先祖(せんぞ)の大国常立之尊(おほくにとこたちのみこと)であるぞよ。321艮(うしとら)の金神(こんじん)大国常立之尊(おほくにとこたちのみこと)の姿(すがた)は今(いま)まで筆先(ふでさき)にも現(あら)はした事(こと)はなかりたなれど、322畏(おそ)れ多(おほ)きミロクの大神様(おほかみさま)、323日(ひ)の大神(おほかみ)さまの御神姿(おんみすがた)まで筆先(ふでさき)に出(だ)して知(し)らしたから、324何時(いつ)までも発表(はつぴやう)を見合(みあ)はす事(こと)が出来(でき)ぬから、325実地(じつち)の姿(すがた)を書(か)き誌(しる)すぞよ。
326 大国常立之尊(おほくにとこたちのみこと)の元(もと)の誠(まこと)の姿(すがた)は頭(かしら)に八本(はちほん)角(つの)の生(は)えた鬼神(おにかみ)の姿(すがた)で、327皆(みな)の神々(かみがみ)が余(あま)り恐(おそ)ろしいと申(もう)して寄(よ)り付(つ)かぬやうに致(いた)した位(くら)いの姿(すがた)で在(あ)るから、328今(いま)の人民(じんみん)に元(もと)の真(しん)の姿(すがた)を見(み)せたら、329震(ふる)い上(あが)りて眼(め)を廻(まわ)すぞよ。
330 月(つき)の大神(おほかみ)に御成(おなり)遊(あそ)ばした五六七(みろく)の大神様(おほかみさま)と日(ひ)の大神様(おほかみさま)と、331御二体(おふたかた)の大神(おほかみ)が(水火(いき))を合(あ)はして天(てん)を固(かた)めに御上(おあが)り遊(あそ)ばした霊場(れいじやう)が今(いま)の綾部(あやべ)の神宮(じんぐう)本宮(ほんぐう)の坪(つぼ)の内(うち)、332竜宮館(りうぐうやかた)の地(ち)の高天原(たかあまはら)であるぞよ。333日本(にほん)は世界(せかい)の中心(まんなか)であり、334綾部(あやべ)は日本(にほん)の中心(まんなか)で在(あ)るから、335天地(てんち)の神々(かみがみ)が世(よ)の元(もと)から昇(のぼ)り降(くだ)りを致(いた)されたり集会(しうかい)を遊(あそ)ばし坐(まし)て、336天地(てんち)を造(つく)られる折(をり)に御相談(ごさうだん)なされた結構(けつこう)な霊地(とち)であるから、337其(その)時分(じぶん)にはたつ鳥(とり)も落(お)ちる勢(いきほ)いの場所(ばしよ)で言霊(ことたま)の世(よ)の元(もと)でありたぞよ。338其(その)後(のち)に艮(うしとら)の金神(こんじん)が八百万(やほよろづ)の邪神(あくがみ)に艮(うしとら)へ押込(おしこ)められてから、339一旦(いつたん)は悉皆(みな)影(かげ)も形(かたち)もなきやうに亡(ほろ)びて了(しも)ふたが、340時節(じせつ)参(まい)りて煎豆(いりまめ)にも花(はな)が咲(さ)きて再(ふたた)び国常立之尊(くにとこたちのみこと)の世(よ)に世(よ)が戻(もど)りて来(き)たから、341変性男子(へんぜうなんし)と女子(によし)との身魂(みたま)を借(か)りて、342世(よ)の元(もと)からの因縁(ゐんねん)を説(と)いて聞(き)かせる世界一(せかいいち)の大本(おほもと)と成(な)りたので在(あ)るぞよ。343天(てん)の固(かた)まりたのは御弐体(おふたかた)の大神様(おほかみさま)が天(てん)へ上(あが)りて各自(めいめい)に水火(いき)を合(あ)はしてキリキリと左右(さゆう)に三遍(さんぺん)御舞(おま)い成(な)されて伊吹(いぶき)の狭霧(さぎり)を遊(あそ)ばすと、344夫(そ)れで天(てん)が完全(かんぜん)に固成(かたまり)たので在(あ)るぞよ。345次(つぎ)に亦(ま)た吹(ふ)き出(だ)し玉(たま)ふ伊吹(いぶき)の狭霧(さぎり)に由(よ)りて天(てん)に幾億万(いくおくまん)の星(ほし)が出現(しゆつげん)したので在(あ)るぞよ。346其(その)星(ほし)の数(かづ)だけ地(ち)の世界(せかい)に生物(いきもの)が育(そだ)ちたら夫(そ)れで一旦(いつたん)世(よ)の洗(あら)い替(かえ)に成(な)るので在(あ)るぞよ。347天(てん)は判然(はつきり)と造(つく)れたなれど、348未(ま)だ地(ち)の世界(せかい)が充分(じうぶん)に固(かた)まりて居(お)らなんだ際(さい)に、349頭(かしら)に十本(じつぽん)の角(つの)の生(は)へた大蛇神(だいじやじん)が我(われ)は地(ち)の世界(せかい)の修理固成(つくりかため)の加勢(かせい)よりも天(てん)へ上(あが)りて天上(てんぜう)から働(はたら)き度(た)いと申(もう)されて天(てん)で○○○○○○と成(な)られたのであるが、350大変(たいへん)な御神力(ごしんりき)が強(つよ)いので御惣領(ごそうりやう)に為(し)てあるなれど、351今(いま)の世界(せかい)の人民(じんみん)の思(おも)ふて居(を)る様(やう)な事(こと)とは神界(しんかい)の様子(やうす)は又(ま)た大変(たいへん)な違(ちが)いであるぞよ。352それで先(ま)づ天(てん)の方(ほう)は固(かた)まりて動(うご)かぬ事(こと)に成(な)りたなれど、353国常立之尊(くにとこたちのみこと)の主宰(しゆさい)する地(ち)の世界(せかい)は未(ま)だ充分(じうぶん)の所(とこ)へは行(い)て居(お)らんから、354此方(このほう)が先途(せんど)に立(た)ちて地(ち)の在(あ)らん限(かぎ)り方々(ほうぼう)の神(かみ)に申付(もうしつ)けて持場(もちば)持場(もちば)を固(かた)めさしたのが国々(くにぐに)の国魂神(くにたまかみ)で在(あ)るぞよ。355其(その)折(をり)には何(いづ)れの神(かみ)も心(こころ)一(ひと)つに素直(すなほ)に活動(かつどう)なされて、356地(ち)の世界(せかい)も程(ほど)なく固(かた)まりて眼鼻(めはな)が付(つ)く様(やう)に結構(けつこう)に成(な)つたのであるが、357今(いま)の露国(ろこく)の方面(ほうめん)に八頭八尾(やつがしらやつを)の大蛇神(だいじやじん)が住居(すまゐ)いたして居(お)りたか、358其(その)蛇神(じやじん)の目的(もくてき)は綾部(あやべ)の高天原(たかあまはら)を中心(まんなか)として置(お)いて、359自身(われ)が天(てん)へ上(あが)りて天(てん)から末代(まつだい)地(ち)の世界(せかい)を守護(しゆごう)いたし度(た)いと云(い)ふ思(おも)わくで在(あ)りたなれど、360夫(そ)れより先(さき)に天(てん)を造(つく)りたいと思(おも)ふて夫(そ)れ夫(ぞ)れ苦労(くろう)を遊(あそ)ばしたミロク様(さま)なり、361一番(いちばん)に相談(さうだん)に乗(の)つて供々(ともども)に活動(かつどう)なされた日(ひ)の大神様(おほかみさま)なり、362地(ち)の世界(せかい)は国常立之尊(くにとこたちのみこと)なり、363世(よ)の元(もと)の根本(こんぽん)の始(はじま)りに天地(てんち)三体(さんたい)の神(かみ)が八百万(やほよろづ)の神(かみ)を集(あつ)めて天地(てんち)を創造(さうぞう)いたした其(その)後(あと)へ八頭八尾(やつがしらやつを)の巨蛇神(おうじやじん)が現(あら)はれて、364何程(なにほど)天地(てんち)を自由(じゆう)に致(いた)そうと思(おも)ふても誰(だれ)も相手(あいて)に致(いた)すものがなかつたのであるぞよ。365其(そ)の八頭八尾(やつがしらやつを)の蛇神(じやじん)が地(ち)の世界(せかい)を充分(じうぶん)乱(みだ)らして置(お)いて、366我(われ)の自由(じゆう)に致(いた)す考(かんが)えで種々(いろいろ)と甘(うま)い事(こと)を申(もう)して誠(まこと)の神(かみ)まで手(て)に入(い)れて、367此(こ)の神国(しんこく)の世(よ)を持荒(もちあ)らし、368終(しまい)には地(ち)の先祖(せんぞ)の此方(このほう)まで押込(おしこ)めるやうに企(たく)みて悪(あく)の目的(もくてき)が今(いま)まではトントン拍子(びやうし)に面白(おもしろ)い程(ほど)来(き)たなれど、369今度(こんど)は艮(うしとら)へ押込(おしこ)められて居(お)りた此方(このほう)が時節(じせつ)で世(よ)に出(で)て地(ち)の世界(せかい)の一切(いつさい)を主宰(つかさ)するやうに成(な)りたから、370改心(かいしん)いたせば供々(ともども)に手(て)を曳合(ひきあ)ふて神界(しんかい)の御用(ごよう)に立(た)てて与(や)るなり、371改心(かいしん)出来(でき)ねば弥々(いよいよ)艮(とど)めを刺(さ)して往生(おうぜう)さすぞよ。
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