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大正八年四月二三日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1919(大正8)年4月23日(旧3月23日)
神霊界掲載号:
大正8年5月15日号(第86号) 12頁
神霊界八幡書店復刻版:
第4巻 456頁
八幡書店版伊都能売神諭:
158頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-08-28 10:42:46
OBC :
is31
001
大正八年四月二十三日
002
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立
(
くにとこたち
)
の
命
(
みこと
)
の
筆先
(
ふでさき
)
であるぞよ。
003
明治
(
めいじ
)
二十五年から、
004
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
御魂
(
みたま
)
の
宿
(
やど
)
りて
居
(
を
)
る、
005
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
り
口
(
くち
)
を
借
(
か
)
りて
警告
(
しらし
)
た
事実
(
こと
)
の
実地
(
じつち
)
が
参
(
まい
)
りたぞよ。
006
邪神界
(
がいこく
)
は
一腹
(
ひとはら
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
ると
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
りたが、
007
神
(
かみ
)
が
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
はイツに
成
(
な
)
りても
毛筋
(
けすじ
)
の
横巾
(
よこはば
)
も
間違
(
まちが
)
いの
無
(
な
)
いのが、
008
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
一々万々確固不易経言
(
うごかぬをしえ
)
であるぞよ。
009
日本
(
にほん
)
は
神国
(
しんこく
)
で
在
(
あ
)
るから、
010
太古
(
むかし
)
の
神世
(
かみよ
)
からの
固有
(
もと
)
の
教
(
をしえ
)
を
守
(
まも
)
りて
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
せば
何
(
なに
)
一
(
ひと
)
つ
邪神界
(
がいこく
)
の
自由
(
じゆう
)
には
出来
(
でき
)
ぬ
神国
(
しんこく
)
であるなれど、
011
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
は、
012
肝腎
(
かんじん
)
の
脚下
(
あしもと
)
にある
結構
(
けつこう
)
な
神宝
(
たから
)
を、
013
我
(
われ
)
と
我手
(
わがで
)
に
踏
(
ふ
)
み
付
(
つ
)
けて
少
(
すこ
)
しも
顧
(
かへり
)
みず、
014
遠
(
とほ
)
き
遠
(
とほ
)
き
西
(
にし
)
の
大空
(
おほぞら
)
斗
(
ばか
)
り
眺
(
なが
)
めて、
015
浮雲
(
うきぐも
)
の
天
(
てん
)
に
御魂
(
みたま
)
を
取
(
と
)
られて
了
(
しも
)
ふて、
016
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
今
(
いま
)
の
困難
(
こんなん
)
、
017
跡
(
あと
)
にも
先
(
さき
)
にも
此世
(
このよ
)
始
(
はじま
)
りてから
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
き
事変
(
こと
)
が
日増
(
ひま
)
しに
出
(
で
)
て
来
(
き
)
て、
018
国
(
くに
)
の
大難
(
だいなん
)
が
差迫
(
さしせま
)
つて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るのに、
019
其日
(
そのひ
)
暮
(
ぐらし
)
の
今
(
いま
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
、
020
何程
(
なにほど
)
智慧
(
ちゑ
)
や
学
(
がく
)
の
力
(
ちから
)
でも
今度
(
こんど
)
は
到底
(
とうてい
)
間
(
ま
)
に
合
(
あは
)
んから、
021
神国
(
しんこく
)
は
神国
(
しんこく
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
に
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
立替
(
たてかへ
)
て、
022
日輪様
(
にちりんさま
)
を
背
(
せ
)
に
負
(
を
)
ひて、
023
何彼
(
なにか
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
さむと、
024
今
(
いま
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
は
日輪
(
にちりん
)
に
向
(
むか
)
うて
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
戦
(
たた
)
かうて
居
(
を
)
るので
在
(
あ
)
るから、
025
邪神界
(
がいこくじん
)
に
薩張
(
さつぱ
)
り
馬鹿
(
ばか
)
に
知
(
し
)
られて、
026
尻
(
しり
)
の
毛
(
け
)
まで
一本
(
いつぽん
)
も
無
(
な
)
き
所
(
とこ
)
まで
曳抜
(
ひきぬ
)
かれて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るので
在
(
あ
)
るから、
027
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りて
何程
(
なにほど
)
立派
(
りつぱ
)
な
事
(
こと
)
を
申
(
もう
)
しても
致
(
いた
)
しても
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
の
耳
(
みみ
)
へは
這入
(
はい
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
028
日本
(
にほん
)
は
結構
(
けつこう
)
な
神国
(
しんこく
)
であり、
029
天子
(
てんし
)
は
天照皇大神
(
あまてらすおほかみ
)
様
(
さま
)
の
直系
(
じき
)
の
生神様
(
いきがみさま
)
であるから、
030
是
(
これ
)
位
(
ぐら
)
ひ
立派
(
りつぱ
)
な
神国
(
しんこく
)
は、
031
此
(
こ
)
の
広
(
ひろ
)
い
世界
(
せかい
)
に
外
(
ほか
)
にモ
一
(
ひと
)
つは
無
(
な
)
いなれど、
032
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
は
全然
(
さつぱり
)
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
の
精神
(
せいしん
)
と
日本魂
(
やまとだましい
)
とを
摺替
(
すりかえ
)
られて
了
(
しも
)
ふて、
033
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
行状
(
をこない
)
、
034
是
(
これ
)
では
到底
(
とうてい
)
神国
(
しんこく
)
の
責任
(
せきにん
)
が
果
(
はた
)
せぬから、
035
永
(
なが
)
らく
出口
(
でぐち
)
の
手
(
て
)
で
充分
(
じうぶん
)
に
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けたので
在
(
あ
)
るぞよ。
036
日本
(
にほん
)
の
国体
(
こくたい
)
を
学理的
(
がくりてき
)
に
闡明
(
せんめい
)
して、
037
世界
(
せかい
)
の
人文
(
じんぶん
)
の
発達
(
はつたつ
)
に
於
(
を
)
ける、
038
日本
(
にほん
)
独特
(
どくとく
)
の
使命
(
しめい
)
を
発揮
(
はつき
)
すると
申
(
もう
)
して、
039
一生懸命
(
いつせうけんめい
)
に
国家
(
こくか
)
の
為
(
ため
)
に
骨
(
ほね
)
を
折
(
を
)
つて
居
(
を
)
る
大学者
(
だいがくしや
)
が
在
(
あ
)
るが、
040
日本
(
にほん
)
の
国体
(
こくたい
)
と
申
(
もう
)
すものは、
041
世界
(
せかい
)
に
類例
(
るい
)
の
無
(
な
)
い
神
(
かみ
)
の
建
(
た
)
てたる
立派
(
りつぱ
)
な
国体
(
こくたい
)
であるから、
042
今日
(
こんにち
)
の
如
(
よ
)
うな
不完全
(
ふくわんぜん
)
な
幼稚
(
ようち
)
な
学理
(
がくり
)
で
解決
(
かいけつ
)
の
出来
(
でき
)
るやうな、
043
ソンナ
国体
(
こくたい
)
では
無
(
な
)
いから、
044
今
(
いま
)
の
体主霊従
(
から
)
の
精神
(
こころ
)
を
根本
(
こんぽん
)
から
立直
(
たてなを
)
して
掛
(
かか
)
らぬと、
045
到底
(
とうてい
)
見当
(
けんとう
)
は
取
(
と
)
れは
致
(
いた
)
さんぞよ。
046
敬神
(
けいしん
)
尊皇
(
そんのう
)
愛国
(
あいこく
)
の
精神
(
せいしん
)
が、
047
日本
(
にほん
)
の
天賦
(
てんぶ
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
で
在
(
あ
)
れども、
048
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
学者
(
がくしや
)
は、
049
神
(
かみ
)
の
建
(
た
)
てた
神国
(
しんこく
)
と
言
(
い
)
ふことを
忘
(
わす
)
れてをるから、
050
何程
(
なにほど
)
立派
(
りつぱ
)
な
尊王愛国論
(
そんのうあいこくろん
)
を
唱導
(
せうだう
)
致
(
いた
)
しても、
051
肝腎
(
かんじん
)
の
皇祖
(
くわうそ
)
の
神
(
かみ
)
が
判
(
わか
)
らぬから、
052
御魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いから、
053
何程
(
なにほど
)
骨
(
ほね
)
を
折
(
をり
)
ても
駄目
(
だめ
)
であるぞよ。
054
斯
(
こ
)
う
云
(
い
)
ふことを
申
(
もう
)
すと
又
(
また
)
今
(
いま
)
の
鼻高
(
はなだか
)
は、
055
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
は
世界
(
せかい
)
の
大勢
(
おほぜい
)
に
逆行
(
ぎやくこう
)
する、
056
危険
(
きけん
)
な
頑迷
(
ぐわんめい
)
思想
(
しさう
)
であると
申
(
もう
)
して、
057
力一杯
(
ちからいつぱい
)
反対
(
はんたい
)
いたすものが
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るなれど、
058
何程
(
なにほど
)
反対
(
はんたい
)
いたしても、
059
ソンなことに
往生
(
わうぜう
)
いたす
如
(
よ
)
うな
神
(
かみ
)
でありたら、
060
三千年
(
さんぜんねん
)
の
永
(
な
)
がい
間
(
あいだ
)
の
苦労
(
くろう
)
をいたして、
061
世
(
よ
)
の
改造
(
たてかへ
)
は
仕組
(
しぐみ
)
は
致
(
いた
)
さむぞよ。
062
一日
(
いちにち
)
も
一刻
(
いつこく
)
も
速
(
すみやか
)
に
改心
(
かいしん
)
いたして、
063
神国
(
しんこく
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
にいたさんと、
064
今
(
いま
)
に
上
(
あ
)
げも
下
(
を
)
ろしも
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすから、
065
日本
(
にほん
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
に
神
(
かみ
)
から
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けるぞよ。
066
神
(
かみ
)
は
毫末
(
ちつと
)
も
嘘
(
うそ
)
は
申
(
もう
)
さむから、
067
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
して、
068
世界
(
せかい
)
神国
(
しんこく
)
成就
(
ぜうじゆ
)
の
準備
(
じゆんび
)
に
掛
(
かか
)
りて、
069
日本
(
にほん
)
の
国民
(
こくみん
)
の
天職
(
てんしよく
)
を
全
(
まつた
)
う
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
070
神
(
かみ
)
が
今度
(
こんど
)
は
現
(
あら
)
はれて、
071
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
から
守護
(
しゆご
)
いたすから、
072
一旦
(
いつたん
)
は
何
(
なに
)
が
在
(
あ
)
ろうとも
艮
(
とどめ
)
は
刺
(
さ
)
すから、
073
安神
(
あんしん
)
いたして
早
(
はや
)
く
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
ひて
下
(
くだ
)
されよ。
074
モウ
愚図々々
(
ぐづぐづ
)
致
(
いた
)
してをる
間
(
ま
)
が
無
(
な
)
いから、
075
跡
(
あと
)
のカラスに
追越
(
をひこ
)
されんやうに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
076
大正
(
たいせう
)
七年
(
しちねん
)
の十一月に
宿替
(
やどがへ
)
いたした
悪神
(
あくがみ
)
の
大将
(
たいせう
)
が、
077
今
(
いま
)
化
(
ば
)
けの
皮
(
かわ
)
を
現
(
あら
)
はしかけて
来
(
き
)
てをるが、
078
中々
(
なかなか
)
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
油断
(
ゆだん
)
が
出来
(
でき
)
ぬぞよ。
079
是
(
こ
)
れから
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
悪神
(
あくがみ
)
の
正体
(
せうたい
)
を
表
(
あら
)
はして、
080
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
に
見
(
み
)
せて
与
(
や
)
るから、
081
九分九厘
(
くぶくりん
)
までは
日本
(
にほん
)
も
心配
(
しんぱい
)
いたす
事
(
こと
)
がまだまだ
湧
(
わ
)
いて
来
(
く
)
るなれど、
082
人民
(
じんみん
)
の
改心
(
かいしん
)
さえ
出来
(
でき
)
たなれば、
083
昔
(
むかし
)
の
神世
(
かみよ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
すから、
084
一厘
(
いちりん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
で
艮
(
とどめ
)
を
刺
(
さ
)
して、
085
三千世界
(
さんぜんせかい
)
を
泰平
(
たいへい
)
に
治
(
をさ
)
めて、
086
万劫末代
(
まんごうまつだい
)
動
(
うご
)
かぬ
松
(
まつ
)
の
神代
(
かみよ
)
に
建替
(
たてか
)
えて
了
(
しも
)
ふて、
087
天地
(
てんち
)
の
神々
(
かみがみ
)
の
大宮
(
おほみや
)
を
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
に
建
(
たて
)
て、
088
世界
(
せかい
)
一列
(
いちれつ
)
勇
(
いさ
)
んで
暮
(
くら
)
すミロクの
大神
(
おほかみ
)
の
美代
(
みよ
)
と
致
(
いた
)
すぞよ。
089
◎
090
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
永
(
なが
)
らく
世
(
よ
)
に
落
(
をち
)
て、
091
三千年
(
さんぜんねん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
致
(
いた
)
した
事
(
こと
)
の
実地
(
じつち
)
が
参
(
まい
)
りて、
092
明治
(
めいじ
)
二十五年から
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて、
093
三千年
(
さんぜんねん
)
の
現界
(
げんかい
)
の
守護
(
しゆごう
)
で、
094
松
(
まつ
)
の
代
(
よ
)
五六七
(
みろく
)
の
神代
(
かみよ
)
に
致
(
いた
)
して、
095
天下泰平
(
てんがたいへい
)
に
世
(
よ
)
を
治
(
をさ
)
めて、
096
国会開
(
こくかいびら
)
きを
致
(
いた
)
す
経綸
(
しぐみ
)
でありたなれど、
097
余
(
あま
)
り
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
の
曇
(
くも
)
りが
思
(
をも
)
ふたよりも
激
(
ひど
)
いので、
098
国会開
(
こくかいびら
)
きの
仕組
(
しぐみ
)
が
十年
(
じゆうねん
)
斗
(
ばか
)
り
延
(
の
)
びたなれど
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は
早
(
はや
)
く
致
(
いた
)
さねば、
099
日本
(
にほん
)
も
立
(
た
)
たず
世界
(
せかい
)
も
潰
(
つぶ
)
れるより
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いから、
100
脚下
(
あしもと
)
から
始
(
はじ
)
まるから、
101
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
元
(
もと
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
に
立帰
(
たちかへ
)
りて、
102
艮
(
とど
)
めの
折
(
を
)
りの
用意
(
ようい
)
に
御魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
ひて、
103
神国
(
しんこく
)
の
為
(
ため
)
に
一身
(
いつしん
)
を
献
(
ささ
)
げる
覚悟
(
かくご
)
を
致
(
いた
)
さぬと、
104
今迄
(
いままで
)
のやうな
気楽
(
きらく
)
な
考
(
かんが
)
えを
以
(
もつ
)
てをりたら、
105
国中
(
くにぢう
)
がアフンと
致
(
いた
)
さなならぬことが
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
106
ス
と
フ
と
ヨ
との
大戦
(
おほたたか
)
ひは
是
(
これ
)
からであるぞよ。
107
一旦
(
いつたん
)
は
フ
と
ヨ
の
天下
(
てんが
)
と
成
(
な
)
る
所
(
とこ
)
まで
行
(
ゆ
)
くなれど、
108
ナの
御魂
(
みたま
)
とノの
御魂
(
みたま
)
の
和合
(
わがう
)
一致
(
いつち
)
が
出来
(
でき
)
て、
109
ス
の
御魂
(
みたま
)
が
統一
(
とういつ
)
することに
成
(
な
)
るぞよ。
110
それに
就
(
つい
)
ては
通力
(
つうりき
)
自在
(
じざい
)
の
大真人
(
だいしんじん
)
が
底津
(
そこつ
)
巌根
(
いわね
)
に
埋
(
うづ
)
めてあるから、
111
此者
(
このもの
)
を
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
世
(
よ
)
に
挙
(
あ
)
げて
御用
(
ごよう
)
に
使
(
つか
)
はねば、
112
ミロクの
神代
(
かみよ
)
は
成立
(
なりた
)
たんのであるぞよ。
113
此者
(
このもの
)
は
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大化物
(
おほばけもの
)
であるから、
114
現
(
あら
)
はれたら
此
(
こ
)
の
地
(
ち
)
の
上
(
うえ
)
には、
115
是迄
(
これまで
)
の
如
(
よ
)
うな
惨酷
(
ざんこく
)
な
戦争
(
せんさう
)
も
根
(
ね
)
を
絶
(
た
)
ち、
116
悪
(
わ
)
るい
病魔
(
びやうま
)
も
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せ、
117
世界
(
せかい
)
に
大
(
おほ
)
きい
困難
(
こんなん
)
も
無
(
な
)
く、
118
盗人
(
ぬすびと
)
も
出来
(
でき
)
ず、
119
天災
(
てんさい
)
も
地変
(
ちへん
)
も
末代
(
まつだい
)
起
(
をこ
)
らず、
120
誠
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
な
平穏
(
をだやか
)
な
神代
(
かみよ
)
に
成
(
な
)
るので
在
(
あ
)
るぞよ。
121
禁闕金乃神
(
きんかつかねのかみ
)
と
申
(
もう
)
す
勝金木神
(
しようきんきしん
)
が
世界
(
せかい
)
の
艮
(
とどめ
)
に
表
(
あら
)
はれて、
122
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
艮
(
とど
)
めを
刺
(
さ
)
すのは、
123
モウ
暫
(
しばら
)
くの
間
(
ま
)
であるから、
124
誠
(
まこと
)
の
真人
(
ひと
)
は
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
ひて、
125
ス
の
御用
(
ごよう
)
の
輔
(
たす
)
けに
成
(
な
)
る
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
されよ。
126
万劫末代
(
まんごうまつだい
)
名
(
な
)
の
残
(
のこ
)
る
結構
(
けつこう
)
な
御用
(
ごよう
)
であるぞよ。
127
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
有様
(
ありさま
)
を
見
(
み
)
てをりては、
128
真
(
しん
)
の
人民
(
じんみん
)
なればヂツトしてはをれよまいぞよ。
129
是
(
これ
)
から
段々
(
だんだん
)
と
半日
(
はんにち
)
の
間
(
ま
)
にも
世界
(
せかい
)
の
様子
(
ようす
)
が
変
(
かは
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
130
◎
131
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
、
132
陸
(
あげ
)
の
竜宮館
(
りゆうぐうやかた
)
に
八
(
やつ
)
ツの
社
(
やしろ
)
を
建
(
たて
)
て、
133
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れに
神力
(
しんりき
)
の
在
(
あ
)
る
生神
(
いきがみ
)
を
御祭
(
おまつ
)
り
申
(
もう
)
して、
134
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
岩戸開
(
いわとびら
)
きの
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
させる
経綸
(
しぐみ
)
であれども、
135
肝腎
(
かんじん
)
の
御三体
(
ごさんたい
)
の
御宮
(
おみや
)
が
出来上
(
できあが
)
らぬので、
136
経綸
(
しぐみ
)
が
後
(
をく
)
れるので
在
(
あ
)
るから、
137
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
因縁
(
いんねん
)
の
御魂
(
みたま
)
が
竜宮
(
りゆうぐう
)
の
乙姫殿
(
おとひめどの
)
の
心
(
こころ
)
に
立帰
(
たちかへ
)
りて
下
(
くだ
)
さらぬと、
138
後
(
おく
)
れた
丈
(
だ
)
けは
世界
(
せかい
)
のことが
後
(
おく
)
れて、
139
人民
(
じんみん
)
が
永
(
なが
)
く
苦
(
くる
)
しむから、
140
今
(
いま
)
までの
小
(
ちい
)
さい
心
(
こころ
)
を
早
(
はや
)
く
改
(
あらた
)
めて
下
(
くだ
)
されよ。
141
神
(
かみ
)
の
言
(
ことば
)
に
二言
(
ふたこと
)
は
無
(
な
)
いから、
142
一言
(
ひとこと
)
で
聞
(
き
)
く
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
でないと、
143
今度
(
こんど
)
の
誠
(
まこと
)
の
御用
(
ごよう
)
に
外
(
はづ
)
れるぞよ。
144
五六七
(
みろく
)
の
神代
(
かみよ
)
になるまでに、
145
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
から、
146
日本
(
にほん
)
の
内
(
うち
)
の
大社
(
たいしや
)
大社
(
たいしや
)
へ、
147
神
(
かみ
)
の
命令
(
めいれい
)
で
参拜
(
さんぱい
)
いたすことが
在
(
あ
)
るが、
148
此
(
この
)
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
つ
人民
(
じんみん
)
は
身魂
(
みたま
)
の
研
(
みが
)
けたものから
選
(
よ
)
り
抜
(
ぬ
)
いて
神
(
かみ
)
が
御用
(
ごよう
)
を
申
(
もうし
)
付
(
つ
)
けるぞよ。
149
今
(
いま
)
ではモチト
身魂
(
みたま
)
が
研
(
みが
)
けておらぬから
御用
(
ごよう
)
が
定
(
き
)
まらんなれど、
150
夫
(
そ
)
れが
定
(
き
)
まるやうになりたら、
151
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
が
世界
(
せかい
)
へ
天晴
(
あつぱ
)
れ
表
(
あら
)
はれて
来
(
き
)
て
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
が
口
(
くち
)
を
揃
(
そろ
)
へて
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
は
昔
(
むかし
)
から
未
(
ま
)
だ
聞
(
きい
)
たことの
無
(
な
)
い
結構
(
けつこう
)
な
教
(
をしへ
)
でありたと
感心
(
かんしん
)
いたすやうになるから、
152
夫
(
そ
)
れまでは
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくいん
)
信者
(
しんじや
)
は
御苦労
(
ごくろう
)
であるぞよ。
153
就
(
つい
)
ては
変性女子
(
へんぜうによし
)
の
身魂
(
みたま
)
と
金勝兼
(
きんかつかね
)
の
神
(
かみ
)
の
身魂
(
みたま
)
に
一層
(
いつそう
)
ヱライ
気苦労
(
きぐろう
)
があるから
女子
(
によし
)
が
何事
(
なにごと
)
を
致
(
いた
)
しても
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
154
黙
(
だま
)
りて
見
(
み
)
ておりて
下
(
くだ
)
されよ。
155
細工
(
さいく
)
は
流々
(
りうりう
)
あるから
仕上
(
しあ
)
げを
見
(
み
)
んと、
156
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
157
普腎菩薩
(
ふじんぼさつ
)
の
身魂
(
みたま
)
が
美濃
(
みの
)
の
国
(
くに
)
に
表
(
あら
)
はれて
八咫鏡
(
やたのかがみ
)
を
説
(
と
)
きをいて
国替
(
くにがえ
)
いたされたなれど、
158
今
(
いま
)
では
肉体
(
にくたい
)
が
無
(
な
)
くなりて
居
(
お
)
るから、
159
跡
(
あと
)
を
継
(
つ
)
ぐものも
無
(
な
)
し、
160
其
(
その
)
流
(
なが
)
れを
汲
(
く
)
むものが
尾張
(
おはり
)
にもあるなれど、
161
肝腎
(
かんじん
)
の
五六七
(
みろく
)
の
出現地
(
しゆつげんち
)
が
判
(
わか
)
り
居
(
お
)
らんから、
162
世界
(
せかい
)
の
艮
(
とどめ
)
は
刺
(
さ
)
せんから、
163
色々
(
いろいろ
)
の
所
(
ところ
)
へ
首
(
くび
)
を
突込
(
つきこ
)
むと
終
(
おはり
)
には
何
(
なに
)
も
解
(
わか
)
らぬ
如
(
よ
)
うになりて
跡
(
あと
)
で
地団太
(
じだんた
)
踏
(
ふ
)
んでヂリヂリ
舞
(
まひ
)
を
致
(
いた
)
しても
行
(
い
)
かむ
事
(
こと
)
になるぞよ。
164
斯
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
は
艮
(
とどめ
)
の
教
(
をしへ
)
であるから
大本
(
おほもと
)
の
大橋
(
おほはし
)
を
一旦
(
いつたん
)
渡
(
わた
)
りたものが
外
(
ほか
)
へ
参
(
まい
)
りて
何程
(
なにほど
)
結構
(
けつこう
)
な
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いても
行
(
い
)
けば
行
(
い
)
く
程
(
ほど
)
道
(
みち
)
が
無
(
な
)
くなりて
跡戻
(
あともど
)
り
斗
(
ばか
)
りになるから
神
(
かみ
)
が
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けてやるぞよ。
165
今
(
いま
)
は
何処
(
どこ
)
の
教
(
をしへ
)
も
表面
(
ひやうめん
)
は
立派
(
りつぱ
)
であれども
誠
(
まこと
)
の
生神
(
いきがみ
)
の
守護
(
しゆごう
)
が
無
(
な
)
くなりて
人民
(
じんみん
)
の
智慧
(
ちゑ
)
や
学
(
がく
)
で
考
(
かんが
)
へた
事
(
こと
)
であるから、
166
肝心
(
かんじん
)
の
艮
(
とど
)
めは
刺
(
さ
)
せんぞよ。
167
誰
(
たれ
)
に
由
(
よ
)
らず
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
の
筆先
(
ふでさき
)
に
背
(
そむ
)
いて
研究
(
けんきう
)
に
行
(
い
)
て
見
(
み
)
よれ、
168
跡戻
(
あともど
)
り
斗
(
ばか
)
りで
一
(
ひと
)
つも
思
(
おも
)
ひは
立
(
た
)
たんぞよ。
169
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
艮
(
とどめ
)
を
刺
(
さ
)
すのは
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
大本
(
おほもと
)
より
外
(
ほか
)
には
世界中
(
せかいぢう
)
探
(
さが
)
しても
一所
(
ひととこ
)
も
無
(
な
)
いぞよ。
170
心
(
こころ
)
の
狹
(
せま
)
い
腹
(
はら
)
の
小
(
ちい
)
さい
誠
(
まこと
)
の
無
(
な
)
いものは
迯
(
に
)
げて
去
(
い
)
ぬぞよと
毎度
(
まいど
)
申
(
もう
)
して
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
171
肝心
(
かんじん
)
の
時
(
とき
)
になりて
迯
(
に
)
げ
帰
(
かへ
)
りて
結構
(
けつこう
)
な
神徳
(
しんとく
)
を
落
(
おと
)
すものが
沢山
(
たくさん
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
172
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
は
物事
(
ものごと
)
に
移
(
うつ
)
り
易
(
やす
)
いと
今
(
いま
)
に
申
(
もう
)
して
神諭
(
ふでさき
)
を
取違
(
とりちが
)
い
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
るものが
在
(
あ
)
るが、
173
何程
(
なにほど
)
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
はうつり
易
(
やす
)
いと
申
(
もう
)
しても
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
に
就
(
つい
)
ては
毛筋
(
けすじ
)
ほども
違
(
ちが
)
はさんから、
174
其
(
そ
)
んな
考
(
かんがへ
)
で
居
(
お
)
ると一も
取
(
と
)
らず二も
取
(
と
)
らず、
175
御蔭
(
おかげ
)
の
段
(
だん
)
になりた
折
(
おり
)
には
指
(
ゆび
)
を
喰
(
く
)
はへてアフンと
致
(
いた
)
さなならぬ
事
(
こと
)
になりて
来
(
く
)
るぞよ。
176
明治
(
めいぢ
)
二十五年からの
変性男子
(
へんぜうなんし
)
の
筆先
(
ふでさき
)
と
大正
(
たいせう
)
元年
(
がんねん
)
からの
女子
(
によし
)
の
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
や
書
(
か
)
いた
筆先
(
ふでさき
)
を
熟
(
とく
)
と
考
(
かんが
)
えて
見
(
み
)
よれ、
177
皆
(
みな
)
その
通
(
とほ
)
りに
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
ておるぞよ。
178
まだ
斯後
(
このさき
)
で
実地
(
じつち
)
が
来
(
く
)
る
事
(
こと
)
も
沢山
(
たくさん
)
にあるぞよ。
179
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
今
(
いま
)
が
大峠
(
おほとほげ
)
に
掛
(
かか
)
りた
所
(
とこ
)
であるから、
180
守護神
(
しゆごうじん
)
も
人民
(
じんみん
)
も
充分
(
じうぶん
)
に
腹帯
(
はらおび
)
を
〆
(
しめ
)
ておりて
天地
(
てんち
)
の
神々
(
かみがみ
)
を
敬
(
うや
)
まひ
大君
(
おほきみ
)
を
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
から
主
(
しゆ
)
、
181
師
(
し
)
、
182
親
(
しん
)
と
仰
(
あふ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
り、
183
愛国心
(
あいこくしん
)
を
養
(
やしの
)
ふて
置
(
お
)
かぬと、
184
天地
(
てんち
)
の
御先祖
(
ごせんぞう
)
へ
申訳
(
もうしわけ
)
の
立
(
た
)
たぬ
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたすぞよ。
185
◎
186
鶏津鳥
(
にはつとり
)
かけ
鳴
(
な
)
き
騒
(
さは
)
ぎ
立上
(
たちあが
)
り
米
(
こめ
)
の
餌
(
えさ
)
をば
食
(
くい
)
飽
(
あ
)
きて、
187
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
に
立向
(
たちむか
)
ふ、
188
吾妻
(
あづま
)
の
空
(
そら
)
は
茜
(
あかね
)
刺
(
さ
)
す
日
(
ひ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
守
(
まも
)
りまし
常世
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
を
照
(
て
)
り
返
(
かへ
)
し、
189
一度
(
いちど
)
は
晴
(
は
)
るる
葦原
(
あしはら
)
の
中津御国
(
なかつみくに
)
の
功績
(
かうせき
)
も、
190
ヱベス
大国
(
だいこく
)
現
(
あら
)
はれて、
191
大土
(
おほづち
)
小土
(
こづち
)
ふり
廻
(
ま
)
はし
猛
(
たけ
)
ひ
狂
(
くる
)
ひつ
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
に
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
るぞ
恐
(
おそ
)
ろしき。
192
然
(
さ
)
れども
霊主体従
(
ひのもと
)
火水
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
。
193
三
(
み
)
つ
巴
(
どもえ
)
が
表
(
あら
)
はれて、
194
四
(
よ
)
つ
尾
(
を
)
の
峰
(
みね
)
の
弥高
(
いやたか
)
き
稜威
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
神力
(
しんりき
)
に
六
(
むつ
)
の
此世
(
このよ
)
を
平穏
(
おだやか
)
に
治
(
おさ
)
むる
地成
(
なな
)
の
年
(
とし
)
よりも、
195
天
(
てん
)
に
登
(
のぼ
)
りて
稚日女
(
わかひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
弥尊
(
いやたか
)
く、
196
九
(
ここの
)
つ
花
(
はな
)
の
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
高天原
(
たかあまはら
)
の
神屋敷
(
かみやしき
)
。
197
十方
(
じゆつぽう
)
世界
(
せかい
)
の
艮
(
とど
)
めを
刺
(
さ
)
して
塵
(
ちり
)
や
埃
(
あくた
)
をサルの
年
(
とし
)
、
198
万代
(
よろずよ
)
朽
(
く
)
ちぬ
美
(
うる
)
はしき、
199
高
(
たか
)
き
与
(
ほま
)
れをトリ
年
(
どし
)
の、
200
世
(
よ
)
の
根
(
ね
)
の
神
(
かみ
)
は
丑艮
(
うしとら
)
に
光
(
ひか
)
りかがやく
目出度
(
めでた
)
さよ。
201
二十二人の
生御魂
(
いくみたま
)
、
202
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
宮殿
(
きうでん
)
の
幹
(
みき
)
の
柱
(
あしら
)
[
※
ルビ「あしら」は底本通り
]
と
鳴戸海
(
なるとうみ
)
、
203
渦卷
(
うづま
)
き
来
(
きた
)
る
国津神
(
くにつかみ
)
。
204
国
(
くに
)
の
礎
(
いしづゑ
)
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
、
205
動
(
うご
)
かぬ
神代
(
みよ
)
ぞ
楽
(
たの
)
もしき。
206
◎
207
二
(
ふた
)
つの
入
(
にう
)
の
入
(
い
)
りかけた
此
(
この
)
品物
(
しなもの
)
を
方々
(
ほうぼう
)
から、
208
我
(
われ
)
の
自由
(
じゆう
)
にせむものと、
209
神
(
かみ
)
の
敏
(
さかし
)
き
目
(
め
)
も
顧
(
かへり
)
みず、
210
ヱベス
大国
(
だいこく
)
大盗梁
(
だいとうりよう
)
、
211
仏
(
ほとけ
)
さんまで
捻鉢卷
(
ねぢはちまき
)
の
大車輪
(
だいしやりん
)
、
212
九分
(
くぶ
)
にイタりて
迯
(
に
)
げ
出
(
いだ
)
せば、
213
西
(
にし
)
の
御寺
(
おてら
)
の
和尚
(
おせう
)
まで
此場
(
このば
)
を
引
(
ひ
)
くとの
権幕
(
けんまく
)
に、
214
コリヤ
惨酷
(
ざんこく
)
じや
堂
(
どう
)
しようと、
215
ヱベスと
仏
(
ほとけ
)
が
一思案
(
ひとしあん
)
、
216
一時
(
いちじ
)
和尚
(
おせう
)
の
言前
(
いひまへ
)
を
立
(
たて
)
てやろかい
又
(
ま
)
た
跡
(
あと
)
は
跡
(
あと
)
の
考
(
かんが
)
え
合点
(
がてん
)
か
合点々々
(
がてんがてん
)
と
額体合
(
うなづきあ
)
ひチント
談
(
はなし
)
は
済
(
す
)
んだなれど
葉
(
は
)
マキの
煙草
(
たばこ
)
の
一服
(
いつぷく
)
休
(
やす
)
み、
217
舞台
(
ぶたい
)
換
(
か
)
はれば
大平
(
たいへい
)
の、
218
夢
(
ゆめ
)
を
醒
(
さま
)
した
海若
(
うなわか
)
の、
219
その
驚
(
おど
)
ろきや
如何
(
いか
)
ばかり、
220
トントン
拍子
(
ひやうし
)
の
悪神
(
あくがみ
)
も、
221
鯨
(
くぢら
)
に
鯱
(
しやち
)
の
戦
(
たたか
)
いに
果敢
(
はか
)
なき
最后
(
さいご
)
を
酉
(
とり
)
の
年
(
とし
)
、
222
猛悪無道
(
もうあくむどう
)
の
獅子王
(
ししわう
)
も
身中
(
みうち
)
の
小
(
ちい
)
さき
虫
(
むし
)
に
仆
(
たふ
)
さるる、
223
昔
(
むかし
)
のたとゑも
目
(
ま
)
のあたり、
224
日出
(
ひので
)
の
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
の
柱
(
あしら
)
[
※
ルビ「あしら」は底本通り
]
は
永遠
(
とこしえ
)
に、
225
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
言向
(
ことむ
)
けて、
226
名
(
な
)
も
高砂
(
たかさご
)
の
千代
(
ちよ
)
の
松
(
まつ
)
、
227
松
(
まつ
)
の
緑
(
みど
)
りの
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
く
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
を
仰
(
あふ
)
ぐなり。
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(N)
大正8年5月5日 >>>
神諭
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伊都能売神諭
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