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大正八年二月二一日
インフォメーション
種類:
伊都能売神諭
年月日:
1919(大正8)年2月21日(旧1月21日)
神霊界掲載号:
大正8年3月1日号(第81号) 16頁
神霊界八幡書店復刻版:
第4巻 210頁
八幡書店版伊都能売神諭:
117頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
is24
001
大正八年二月二十一日 旧正月二十一日
002
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立之尊
(
くにとこたちのみこと
)
が
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
の
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
の
神屋敷
(
かみやしき
)
に
現
(
あら
)
はれて、
003
天照彦之尊
(
あまてるひこのみこと
)
の
御魂
(
みたま
)
の
宿
(
やど
)
りた
言霊幸彦命
(
ことたまさちひこのみこと
)
の
体内
(
たいない
)
を
借
(
か
)
りて
世界改造
(
よのたてかえ
)
の
筆先
(
ふでさき
)
を
誌
(
しる
)
しおくぞよ。
004
明治
(
めいぢ
)
二十五年から
大出口
(
おほでぐち
)
直
(
なほ
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
りて
世界
(
せかい
)
に
出現事変
(
あること
)
一切
(
いつさい
)
を
日本
(
にほん
)
の
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
に
警告
(
しらし
)
てをいた
事
(
こと
)
の
実地
(
じつち
)
が
近
(
ちか
)
よりて
来
(
き
)
たぞよ。
005
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
に
生
(
うま
)
れて
来
(
き
)
た
身魂
(
みたま
)
は
皆
(
みな
)
日本魂
(
やまとだましい
)
の
性来
(
せうらい
)
が
授
(
さづ
)
けて
在
(
あ
)
りて
上中下
(
じやうちうげ
)
の
三段
(
さんだん
)
の
身魂
(
みたま
)
が
天
(
てん
)
から
降
(
くざ
)
して
世界
(
せかい
)
を
経綸
(
しぐみ
)
させるやうに
天国
(
てんごく
)
の
政治
(
せいぢ
)
が
地上
(
ちじやう
)
に
写
(
うつ
)
して、
006
君
(
きみ
)
と
臣
(
をみ
)
と
民
(
たみ
)
とに
立別
(
たてわ
)
けて
在
(
あ
)
れども、
007
今
(
いま
)
は
世
(
よ
)
が
逆様
(
さかさま
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
お
)
るから、
008
民
(
たみ
)
の
身魂
(
みたま
)
が
大臣
(
をおみ
)
小臣
(
おみ
)
となり、
009
大臣
(
おうみ
)
小臣
(
をみ
)
の
身魂
(
みたま
)
が
民
(
たみ
)
の
位置
(
くらい
)
に
落
(
を
)
ち、
010
其上
(
そのうへ
)
に
八頭八尾
(
やつがしらやつを
)
の
邪神
(
じやじん
)
が
守護
(
しゆごう
)
いたして、
011
斯世
(
このよ
)
を
体主霊従
(
あく
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
に
乱
(
みだ
)
して
了
(
しま
)
ふて
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
此
(
こ
)
の
惨害
(
ありさま
)
、
012
是
(
これ
)
を
何
(
な
)
んとも
思
(
おも
)
はぬやうに
成
(
な
)
りたのは、
013
日本
(
にほん
)
及
(
およ
)
び
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
が
皆
(
み
)
な
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
に
欺
(
ばか
)
され
切
(
き
)
つて
居
(
お
)
るからであるぞよ。
014
世界
(
せかい
)
を
経綸
(
けいりん
)
する
天職
(
てんしよく
)
の
備
(
そな
)
はりた
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
日本魂
(
やまとだましい
)
が
薩張
(
さつぱ
)
り
抜
(
ぬ
)
けて
了
(
しま
)
ふて、
015
九分
(
くぶ
)
まで
獣蓄
(
けもの
)
の
身魂
(
みたま
)
に
成
(
な
)
つて
居
(
お
)
るぞよ。
016
天地
(
てんち
)
開闢
(
かいびやく
)
の
初
(
はじめ
)
の
世
(
よ
)
からの
約束
(
やくそく
)
の
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたから、
017
愚図々々
(
ぐずぐず
)
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
れんから、
018
今
(
いま
)
の
静
(
しづ
)
まりて
在
(
あ
)
る
間
(
うち
)
に
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
いて
居
(
お
)
らんと、
019
東
(
ひがし
)
の
大空
(
おほぞら
)
から
西
(
にし
)
の
谷底
(
たにそこ
)
へ
天
(
てん
)
の
火
(
ひ
)
が
降
(
ふ
)
る
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたしたら
俄
(
にわか
)
に、
020
栃面貌
(
とちめんぼう
)
を
振
(
ふ
)
つてアフンと
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らぬやうになるぞよ。
021
それで
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
日本魂
(
やまとだましい
)
を
研
(
みが
)
けと
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るぞよ。
022
日本魂
(
やまとだましい
)
と
申
(
もう
)
すものは
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
神
(
かみ
)
の
精神
(
せいしん
)
と
合一
(
あわ
)
した
心
(
こころ
)
で
在
(
あ
)
るぞよ。
023
至仁至愛
(
ぜん
)
の
大精神
(
だいせいしん
)
にして、
024
何事
(
なにごと
)
にも
心
(
こころ
)
を
配
(
くば
)
り
行届
(
ゆきとど
)
き、
025
凶事
(
きやうじ
)
に
逢
(
あ
)
ふとも、
026
大山
(
おほやま
)
の
如
(
ごと
)
く
微躯
(
びく
)
とも
致
(
いた
)
さず、
027
物質欲
(
ぶつしつよく
)
を
断
(
た
)
ちて
精神
(
せいしん
)
は
最
(
いと
)
も
安静
(
あんぜい
)
な
心
(
こころ
)
であるぞよ。
028
天
(
てん
)
を
相手
(
あいて
)
とし
凡人
(
ぼんじん
)
と
争
(
あらそ
)
はず、
029
天地
(
てんち
)
万有
(
ばんゆう
)
山野
(
やまぬの
)
海川
(
うみかわ
)
を
我
(
われ
)
の
所有
(
しよゆう
)
となし、
030
春夏秋冬
(
はるなつあきふゆ
)
も
昼
(
ひる
)
も
夜
(
よ
)
も
暗
(
やみ
)
も
雨
(
あめ
)
も
風
(
かぜ
)
も
雷
(
かみなり
)
も
霜
(
しも
)
も
雪
(
ゆき
)
も
皆
(
みな
)
我
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
の
自由
(
じゆう
)
に
為
(
な
)
し
得
(
え
)
る
魂
(
たま
)
であるぞよ。
031
如何
(
いか
)
なる
災禍
(
わざわい
)
に
逢
(
あ
)
ふも
艱苦
(
かんく
)
を
甞
(
なめ
)
るも
意
(
い
)
に
介
(
かい
)
せず、
032
幸運
(
こううん
)
に
向
(
むか
)
ふも
油断
(
ゆだん
)
せず、
033
生死一如
(
せいしいちによ
)
にして
昼夜
(
ちゆうや
)
の
往来
(
おうらい
)
する
如
(
ごと
)
く、
034
世事
(
せじ
)
一切
(
いつさい
)
を
惟神
(
かんながら
)
の
大道
(
おほみち
)
に
任
(
ま
)
かせ、
035
好
(
この
)
みも
無
(
な
)
く
憎
(
うら
)
みも
為
(
な
)
さず、
036
義
(
ぎ
)
を
重
(
おも
)
んじて
心裏
(
しんり
)
常
(
つね
)
に
安静
(
あんせい
)
なる
魂
(
たま
)
が
日本魂
(
やまとだましい
)
であるぞよ。
037
常
(
つね
)
に
心中
(
しんちう
)
長閑
(
のどか
)
にして、
038
川水
(
かわみづ
)
の
流
(
なが
)
るる
如
(
ごと
)
く、
039
末
(
すゑ
)
に
至
(
いた
)
る
程
(
ほど
)
深
(
ふか
)
くなりつつ
自然
(
しぜん
)
に
四海
(
しかい
)
に
達
(
たつ
)
し、
040
我意
(
わがい
)
を
起
(
おこ
)
さず、
041
才智
(
さいち
)
を
頼
(
たよ
)
らず、
042
天
(
てん
)
の
時
(
とき
)
に
応
(
おう
)
じて
神意
(
しんい
)
に
随
(
したが
)
つて
天下
(
てんか
)
公共
(
こうきやう
)
の
為
(
ため
)
に
活動
(
かつどう
)
し、
043
万難
(
ばんなん
)
を
撓
(
たゆ
)
まず
屈
(
くつ
)
せず、
044
無事
(
ぶじ
)
にして
善
(
ぜん
)
を
行
(
おこの
)
ふを
日本魂
(
やまとだましい
)
と
申
(
もう
)
すぞよ。
045
奇魂
(
くしみたま
)
能
(
よ
)
く
活動
(
かつどう
)
する
時
(
とき
)
は
大人
(
だいにん
)
の
行
(
おこな
)
ひ
備
(
そな
)
はり、
046
真
(
しん
)
の
智者
(
ちしや
)
となり、
047
物
(
もの
)
を
以
(
もつ
)
て
物
(
もの
)
を
見極
(
みきわ
)
め、
048
自己
(
おのれ
)
に
等
(
ひと
)
しからん
事
(
こと
)
を
欲
(
よく
)
せずして
身魂
(
みたま
)
共
(
とも
)
に
平静
(
へいぜい
)
なり。
049
小人
(
せうにん
)
なるものは
自己
(
おのれ
)
を
本
(
もと
)
として
物
(
もの
)
を
見
(
み
)
、
050
自已
(
おのれ
)
に
等
(
ひと
)
しからん
事
(
こと
)
を
欲
(
よく
)
するが
故
(
ゆへ
)
に、
051
常
(
つね
)
に
心中
(
しんちう
)
静
(
しづ
)
かならず、
052
之
(
これ
)
を
体主霊従
(
あく
)
の
精神
(
せいしん
)
と
申
(
もう
)
すぞよ。
053
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
一般
(
いつぱん
)
の
心
(
こころ
)
は
皆
(
みな
)
この
心
(
こころ
)
で
在
(
あ
)
るぞよ。
054
誠
(
まこと
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
のある
人民
(
じんみん
)
は
其
(
その
)
意志
(
こころ
)
平素
(
つね
)
に
内
(
うち
)
にのみ
向
(
むか
)
ひ、
055
自己
(
おのれ
)
の
独
(
ひと
)
り
知
(
し
)
る
所
(
ところ
)
を
慎
(
つつし
)
み、
056
自已
(
おのれ
)
の
力量
(
りきりやう
)
才覚
(
さいかく
)
を
人
(
ひと
)
に
知
(
し
)
られん
事
(
こと
)
を
求
(
もと
)
めず、
057
天地
(
てんち
)
神明
(
しんめい
)
の
道
(
みち
)
に
従
(
したが
)
ひ
交
(
まじ
)
はり、
058
神
(
かみ
)
の
代表
(
だいひやう
)
となりて
善言美辞
(
ぜんげんびし
)
を
用
(
もち
)
ひ、
059
光風
(
こうふう
)
霽月
(
さいげつ
)
の
如
(
ごと
)
き
人格
(
じんかく
)
を
具
(
そな
)
へて
自然
(
しぜん
)
に
世
(
よ
)
に
光輝
(
こうき
)
を
放
(
はな
)
つ
身魂
(
みたま
)
であるぞよ。
060
心神
(
しんしん
)
常
(
つね
)
に
空虚
(
くうきよ
)
にして
一点
(
いつてん
)
の
私心
(
ししん
)
無
(
な
)
ければ、
061
常永
(
とこしえ
)
に
胸中
(
きやうちう
)
に
神国
(
しんこく
)
あり、
062
何事
(
なにごと
)
も
優
(
すぐ
)
れ
勝
(
まさ
)
りたる
行動
(
こうどう
)
を
好
(
この
)
み、
063
善者
(
ぜんしや
)
を
喜
(
よろ
)
こびて
友
(
とも
)
となし、
064
劣
(
おと
)
り
汚
(
けが
)
れたるを
憐
(
あわれ
)
み
且
(
か
)
つ
恵
(
めぐ
)
む、
065
富貴
(
ふうき
)
を
欲
(
よく
)
せず
羨
(
うらや
)
まず、
066
貧賤
(
ひんせん
)
を
厭
(
いと
)
はず
侮
(
あなど
)
らず、
067
只々
(
ただただ
)
天下
(
てんか
)
の
為
(
ため
)
に
至善
(
しぜん
)
を
尽
(
つく
)
す
事
(
こと
)
のみに
焦心
(
せうしん
)
す、
068
是
(
こ
)
の
至心
(
ししん
)
至情
(
しぜう
)
は
日本魂
(
やまとだましい
)
の
発動
(
はつどう
)
であるぞよ。
069
我身
(
わがみ
)
富貴
(
ふうき
)
に
処
(
しよ
)
しては
君国
(
くんこく
)
の
為
(
ため
)
に
心魂
(
しんこん
)
を
捧
(
ささ
)
げ、
070
貧
(
ひん
)
に
処
(
しよ
)
しては
簡易
(
かんやう
)
の
生活
(
せいかつ
)
に
甘
(
あま
)
んじ、
071
欲望
(
よくぼう
)
を
制
(
せい
)
し
暇
(
いとま
)
にも
他
(
た
)
を
害
(
がい
)
せず、
072
自暴
(
じばう
)
自棄
(
じしつ
)
せず、
073
天命
(
てんめい
)
を
楽
(
たのし
)
みて
自己
(
じこ
)
応分
(
おうぶん
)
の
天職
(
てんしよく
)
を
守
(
まも
)
る、
074
是
(
これ
)
が
日本魂
(
やまとだましい
)
の
発動
(
はつどう
)
であるぞよ。
075
天下修齋
(
てんかしうさい
)
の
大神業
(
だいしんぎやう
)
に
参加
(
さんか
)
する
共
(
とも
)
決
(
けつ
)
して
周章
(
あわて
)
ず
騷
(
さわ
)
がず、
076
身魂
(
しんこん
)
常
(
つね
)
に
洋々
(
やうやう
)
として
大海
(
だいかい
)
の
如
(
ごと
)
く、
077
天
(
てん
)
の
空
(
むなし
)
うして
鳥
(
とり
)
の
飛
(
と
)
ぶに
任
(
まか
)
すが
如
(
ごと
)
く、
078
海
(
うみ
)
の
広
(
ひろ
)
くして
魚
(
うを
)
の
踊
(
おど
)
るに
従
(
したが
)
ふが
如
(
ごと
)
き
不動
(
ふどう
)
の
精神
(
せいしん
)
を
常
(
つね
)
に
養
(
やしな
)
ふ、
079
是
(
これ
)
が
神政成就
(
しんせいじようじゆ
)
の
神業
(
しんげう
)
に
奉仕
(
ほうじ
)
する
身魂
(
みたま
)
の
行動
(
こうどう
)
でなけねば
成
(
な
)
らぬのであるぞよ。
080
凡人
(
ぼんじん
)
の
見
(
み
)
て
善事
(
ぜんじ
)
と
為
(
な
)
す
事
(
こと
)
にても
神
(
かみ
)
の
法
(
ほう
)
に
照
(
てら
)
して
悪
(
あ
)
しき
事
(
こと
)
は
是
(
これ
)
を
為
(
な
)
さず、
081
凡人
(
ぼんじん
)
の
見
(
み
)
て
悪
(
あく
)
と
為
(
な
)
す
事
(
こと
)
にても
神
(
かみ
)
の
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
照
(
てら
)
して
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
は
勇
(
いさ
)
みて
之
(
これ
)
を
遂行
(
すいこう
)
すべし。
082
天意
(
てんい
)
に
従
(
した
)
がひ
大業
(
たいぎやう
)
を
為
(
な
)
さんとするものは
一疋
(
いつぴき
)
の
虫
(
むし
)
と
雖
(
いへど
)
も
妄
(
みだり
)
に
之
(
これ
)
を
傷害
(
しやうがい
)
せず、
083
至仁
(
しじん
)
至愛
(
しあい
)
にして
万有
(
ばんゆう
)
を
保護
(
ほご
)
し、
084
世
(
よ
)
の
乱
(
らん
)
に
乗
(
ぜう
)
じて
望
(
のぞみ
)
を
興
(
おこ
)
さぬ
至粋
(
しすい
)
至純
(
しじゆん
)
の
精神
(
せいしん
)
を
保
(
たも
)
つ、
085
是
(
これ
)
が
誠
(
まこと
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
の
発動
(
はつどう
)
であるぞよ。
086
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
天之岩戸開
(
あまのいわとびら
)
きの
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
つ
身魂
(
みたま
)
は
是丈
(
これだけ
)
の
身魂
(
みたま
)
の
覚悟
(
かくご
)
が
無
(
な
)
ければ
到底
(
とうてい
)
終
(
をは
)
りまで
勤
(
つと
)
めると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んから、
087
毎度
(
いつも
)
筆先
(
ふでさき
)
で
日本魂
(
やまとだましい
)
を
研
(
みが
)
いて
下
(
くだ
)
されと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
088
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
九分九厘
(
くぶくりん
)
まで
日本魂
(
やまとだましい
)
が
曇
(
くも
)
り
切
(
き
)
りて
了
(
しま
)
ふて
居
(
お
)
るから、
089
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
所作柄
(
しよさがら
)
と
申
(
もう
)
すものは
薩張
(
さつぱ
)
り
精神
(
せいしん
)
を
利害
(
りがい
)
のために
左右
(
さゆう
)
せられて、
090
一寸
(
いつすん
)
先
(
さ
)
きは
暗黒
(
あんこく
)
であるから、
091
何時
(
いつ
)
も
心
(
こころ
)
が
急
(
せつ
)
ろしうて、
092
一寸
(
ちよつと
)
の
事変
(
こと
)
にも
狼狽
(
うろた
)
え
騷
(
いそ
)
いで
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
まで
変
(
か
)
えて
了
(
しま
)
ふ
人民
(
じんみん
)
計
(
ばか
)
りで
在
(
あ
)
るぞよ。
093
是
(
これ
)
では
到底
(
とうてい
)
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
とは
申
(
もう
)
されんぞよ。
094
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
精神
(
せいしん
)
と
申
(
もう
)
すものは
体主霊従
(
あく
)
であるから
心
(
こころ
)
は
平素
(
いつも
)
外面
(
そと
)
ばかりに
走
(
はし
)
り、
095
人前
(
ひとまへ
)
だけは
殊勝
(
しうせう
)
らしく
慎
(
つつ
)
しみて
居
(
お
)
れど、
096
内心
(
ないしん
)
と
申
(
もう
)
すものは
頑空
(
がんくう
)
妄慮
(
もうりやう
)
であるから、
097
少
(
すこ
)
しの
事
(
こと
)
にも
微躯
(
びく
)
付
(
つ
)
いて
外国
(
がいこく
)
の
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
に
喰
(
くわ
)
えて
振
(
ふ
)
るやうな
難
(
め
)
に
逢
(
あは
)
されて
居
(
お
)
りても
未
(
ま
)
だ
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
かぬ
厄介
(
やつかい
)
な
人民
(
じんみん
)
であるぞよ。
098
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
霊界
(
れいかい
)
の
事実
(
こと
)
が
頭
(
あたま
)
から
少
(
ちつ
)
とも
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
らんから、
099
万古末代
(
まんごまつだい
)
生
(
い
)
き
通
(
とほ
)
しの
真理
(
しんり
)
を
弁
(
わき
)
まへず、
100
現世
(
このよ
)
でさえ
立派
(
りつぱ
)
に
暮
(
くら
)
したら
死後
(
しご
)
は
堂
(
どう
)
でも
搆
(
かま
)
はぬと
云
(
い
)
ふ
一般
(
いつぱん
)
の
馬鹿
(
ばか
)
な
身魂
(
みたま
)
で
在
(
あ
)
るから、
101
天地神明
(
てんちしんめい
)
の
御威光
(
ごいこう
)
も
畏
(
おそ
)
れず、
102
現世
(
げんざい
)
の
富貴
(
ふうき
)
安逸
(
あんいつ
)
快楽
(
くわいらく
)
のみに
心
(
こころ
)
を
奪
(
と
)
られて
貧
(
まづしき
)
を
蛇蠍
(
だかつ
)
の
如
(
ごと
)
くに
忌
(
い
)
み
嫌
(
きら
)
い、
103
精神
(
せいしん
)
が
腐
(
くさ
)
ろうが
天則
(
てんそく
)
を
外
(
はず
)
そうが
其
(
そ
)
んな
事
(
こと
)
には
毛程
(
けほど
)
も
心配
(
しんぱい
)
いたさず、
104
黄金
(
おうごん
)
万能
(
ばんのう
)
主義
(
しゆぎ
)
の
信者
(
しんじや
)
に
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
み、
105
国家
(
こつか
)
の
為
(
ため
)
に
身命
(
しんめい
)
を
捧
(
ささ
)
げんとする
真人
(
もの
)
を
馬鹿
(
ばか
)
ものの
如
(
よ
)
うに
詈
(
ののし
)
り
嘲
(
あざけ
)
り、
106
死
(
し
)
ぬ
事
(
こと
)
を
厭
(
いと
)
ひ
下
(
くだ
)
らぬ
体欲
(
たいよく
)
に
耽
(
ふけ
)
りて、
107
肝心
(
かんじん
)
の
天
(
てん
)
の
使命
(
しめい
)
の
降
(
くざ
)
つた
神
(
かみ
)
の
生
(
い
)
き
宮
(
みや
)
の
身魂
(
みたま
)
である
事
(
こと
)
を
忘
(
わす
)
れて
居
(
お
)
るから、
108
世界
(
せかい
)
は
日
(
ひ
)
に
増
(
ま
)
しに
悪事
(
あくじ
)
災害
(
さいがい
)
が
発生
(
はつせい
)
いたすので
在
(
あ
)
るぞよ。
109
少
(
すこ
)
し
順境
(
じゆんきやう
)
に
向
(
むか
)
えば
千年
(
せんねん
)
も
万年
(
まんねん
)
も
生
(
い
)
き
度
(
た
)
いと
申
(
もう
)
し、
110
少
(
すこ
)
し
逆境
(
ぎやくきやう
)
に
落
(
お
)
つれば
直
(
ただち
)
に
斯
(
こ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
神国
(
しんこく
)
を
畏
(
をそ
)
れ
果敢
(
はか
)
なみ、
111
名聞
(
なきく
)
に
恥
(
はじ
)
るが
故
(
ゆへ
)
に
誠
(
まこと
)
を
忘
(
わす
)
れ
利欲
(
りよく
)
に
眼
(
まなこ
)
眩
(
くら
)
みて
義
(
ぎ
)
を
弁
(
わきま
)
へず
天命
(
てんめい
)
を
覚
(
さと
)
らず、
112
自己
(
おのれ
)
よりも
富貴
(
ふうき
)
の
人
(
ひと
)
を
羨
(
うら
)
やみ
且
(
か
)
つソネミ、
113
自己
(
おのれ
)
よりも
貧賤
(
ひんせん
)
なる
人
(
ひと
)
を
侮
(
あなど
)
り
軽蔑
(
さげす
)
み
凌
(
しの
)
ぎ
苦
(
くる
)
しめ、
114
才智
(
さいち
)
芸能
(
げいのう
)
の
自己
(
おのれ
)
より
勝
(
すぐ
)
れたる
人
(
ひと
)
に
従
(
したが
)
ひ
学
(
まな
)
ぶ
事
(
こと
)
を
為
(
な
)
さず、
115
却
(
かへつ
)
て
之
(
これ
)
を
譏
(
そし
)
り、
116
自己
(
おのれ
)
の
足
(
た
)
らざるを
補
(
おぎな
)
ふ
精神
(
せいしん
)
毫
(
ごう
)
もなく、
117
善
(
よ
)
かれ
悪
(
わる
)
かれ
自己
(
おのれ
)
を
賞
(
ほ
)
め、
118
且
(
か
)
つ
自己
(
おのれ
)
に
追従
(
ついせう
)
するものを
親
(
した
)
しみて
害毒
(
がいどく
)
を
招
(
まね
)
き、
119
遂
(
つい
)
に
又
(
ま
)
た
之
(
これ
)
を
悪
(
にく
)
み、
120
智者
(
ちしや
)
賢者
(
けんしや
)
に
問
(
と
)
ふ
事
(
こと
)
を
愧
(
は
)
ぢて
一生
(
いつせう
)
無知
(
むち
)
愚鈍
(
ぐどん
)
の
生活
(
せいかつ
)
を
送
(
おく
)
る
憐
(
あわ
)
れな
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
の
度根性
(
どこんぜう
)
で
在
(
あ
)
るから、
121
何時
(
いつ
)
までも
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
暗黒界
(
くらがり
)
で、
122
我
(
われ
)
と
我手
(
わがで
)
に
要
(
い
)
らん
困難
(
こんなん
)
を
致
(
いた
)
す
人民
(
じんみん
)
計
(
ばか
)
りで、
123
神
(
かみ
)
の
眼
(
め
)
からは
可愛想
(
かあいそう
)
で
見
(
み
)
て
居
(
お
)
れんから、
124
今度
(
こんど
)
は
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
の
目
(
め
)
を
醒
(
さま
)
して
改心
(
かいしん
)
さして
結構
(
けつこう
)
な
神代
(
かみよ
)
に
立直
(
たてなほ
)
すので
在
(
あ
)
るぞよ。
125
余
(
あま
)
り
世界
(
せかい
)
の
曇
(
くも
)
りやうが
激
(
はげ
)
しいから、
126
神界
(
しんかい
)
も
中々
(
なかなか
)
骨
(
ほね
)
が
折
(
お
)
れるぞよ。
127
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
の
中
(
なか
)
の
悪
(
あく
)
の
身魂
(
みたま
)
を
平
(
たひら
)
げて
了
(
しま
)
ふて、
128
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
し
致
(
いた
)
すのなれば
容易
(
たやすい
)
なれど
神
(
かみ
)
は
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
を
一人
(
いちにん
)
もツツボに
致
(
いた
)
し
度
(
と
)
もないから、
129
色々
(
いろいろ
)
と
申
(
もう
)
して
永
(
なが
)
らく
出口
(
でぐち
)
直
(
なほ
)
の
手
(
て
)
で
警告
(
しらし
)
たので
在
(
あ
)
れども、
130
余
(
あま
)
り
何時
(
いつ
)
までも
守護神
(
しゆごうじん
)
人民
(
じんみん
)
が
聞
(
き
)
いて
下
(
くだ
)
さらぬと
止
(
や
)
むを
得
(
え
)
ずの
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
さねば
成
(
な
)
らぬから、
131
神
(
かみ
)
も
中々
(
なかなか
)
辛
(
つら
)
い
思
(
おも
)
ひを
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
るから、
132
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
ならチツトは
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
も
推量
(
すいりよう
)
いたして
早
(
はや
)
く
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
いて
神国
(
しんこく
)
の
行動
(
おこない
)
を
為
(
し
)
て
下
(
くだ
)
され。
133
何時
(
いつ
)
までも
神
(
かみ
)
は
人民
(
じんみん
)
に
説
(
と
)
き
諭
(
さと
)
して
居
(
お
)
る
暇
(
いとま
)
がないから、
134
改心
(
かいしん
)
いたすなら
今
(
いま
)
の
間
(
うち
)
であるぞよ。
135
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
に
合
(
あ
)
ふやうな
行為
(
おこない
)
は
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
叶
(
かな
)
はず、
136
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
叶
(
かな
)
ふ
行為
(
おこない
)
いたす
人民
(
じんみん
)
は
俗悪
(
ぞくあく
)
世界
(
せかい
)
の
鼻
(
はな
)
の
高
(
たか
)
い
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
に
叶
(
かな
)
はぬから、
137
腰
(
こし
)
の
弱
(
よわ
)
い
日本魂
(
やまとだましい
)
の
腐
(
くさ
)
りた
人民
(
じんみん
)
は
残
(
のこ
)
らず
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
に
従
(
つ
)
いて
了
(
しま
)
ふて、
138
譬
(
たと
)
え
天道
(
てんどう
)
に
叶
(
かな
)
はぬ
事
(
こと
)
でも
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
の
善
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は
靡
(
なび
)
くなり、
139
天道
(
てんどう
)
に
叶
(
かな
)
ふた
結構
(
けつこう
)
な
事業
(
こと
)
でも
世界
(
せかい
)
から
悪
(
わる
)
く
言
(
ゆ
)
はれたら
直
(
す
)
ぐに
止
(
や
)
めて
了
(
しま
)
ふなり、
140
只
(
ただ
)
眼
(
め
)
の
前
(
まへ
)
の
名利
(
めいり
)
を
求
(
もと
)
め、
141
形
(
かたち
)
の
欲
(
よく
)
に
迷
(
まよ
)
ふて
天津誠
(
あまつまこと
)
を
知
(
し
)
らず、
142
故
(
ゆへ
)
に
斯
(
こ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
の
誠
(
まこと
)
の
教
(
をしへ
)
を
迷信教
(
めいしんきやう
)
とか、
143
怪宗
(
かいしう
)
とか、
144
危険集団
(
きけんしうだん
)
とか
申
(
もう
)
して、
145
新聞
(
しんぶん
)
にまで
書
(
か
)
いて
悪
(
わる
)
く
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るが、
146
今
(
いま
)
の
俗悪
(
ぞくあく
)
世界
(
せかい
)
の
新聞
(
しんぶん
)
などに
良
(
よ
)
く
言
(
ゆ
)
はれる
様
(
やう
)
な
世間向
(
せけんむ
)
きのする
教
(
をしへ
)
で
在
(
あ
)
りたら
却
(
かへつ
)
て
斯
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
は
悪
(
あく
)
の
教
(
をしへ
)
であるぞよ。
147
悪
(
わる
)
く
言
(
い
)
はれて
良
(
よ
)
く
成
(
な
)
る
経綸
(
しぐみ
)
であると
明治
(
めいぢ
)
二十五年から
知
(
し
)
らして
置
(
お
)
いた
事
(
こと
)
の
実地
(
じつち
)
が
出
(
で
)
て
参
(
まい
)
りたので
在
(
あ
)
るから、
148
世間
(
せけん
)
から
悪
(
わる
)
く
言
(
ゆ
)
はれる
程
(
ほど
)
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
は
結構
(
けつこう
)
になるので
在
(
あ
)
るぞよ。
149
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
は
人
(
ひと
)
から
褒
(
ほ
)
められると
過
(
す
)
ぎた
事
(
こと
)
でも
大変
(
たいへん
)
に
歓
(
よろ
)
こび
且
(
か
)
つ
人
(
ひと
)
にほこり
高振
(
たかぶ
)
りたがり、
150
又
(
また
)
自己
(
おのれ
)
を
譏
(
そし
)
るのを
聞
(
き
)
いては
実際
(
じつさい
)
なれば
驚
(
おどろ
)
き
周章
(
あわ
)
て
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
まで
蒼
(
あを
)
くし、
151
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
を
譏
(
そし
)
られると
大変
(
たいへん
)
に
立腹
(
りつぷく
)
いたして
名譽
(
めいよ
)
恢復
(
くわいふく
)
の
訴訟
(
そせう
)
を
起
(
おこ
)
し、
152
自己
(
おのれ
)
の
過失
(
くわしつ
)
を
飾
(
かざ
)
り、
153
又
(
また
)
は
隠
(
かく
)
し、
154
非
(
ひ
)
を
遂
(
と
)
げて
改心
(
かいしん
)
する
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らず、
155
自己
(
おのれ
)
の
心
(
こころ
)
の
邪悪
(
じやあく
)
なるを
知
(
し
)
りつつ
人
(
ひと
)
が
賞
(
ほ
)
めて
呉
(
く
)
れると
自己
(
おのれ
)
の
邪悪
(
じやあく
)
は
誰
(
たれ
)
も
知
(
し
)
らぬと
気
(
き
)
を
赦
(
ゆる
)
し、
156
自己
(
おのれ
)
の
欲
(
よく
)
する
事
(
こと
)
は
譬
(
たと
)
え
少々
(
せうせう
)
罪悪
(
つみあく
)
なりと
承知
(
せうち
)
しながら
善人
(
ぜんじん
)
の
諫言
(
れんげん
)
を
耳
(
みみ
)
に
入
(
い
)
れず、
157
却
(
かへつ
)
て
其
(
その
)
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
を
悪人
(
あくにん
)
扱
(
あつか
)
ひに
致
(
いた
)
すやうに
成
(
な
)
りた
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
であるから、
158
况
(
ま
)
して
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は
聞
(
き
)
きさうな
筈
(
はづ
)
はなけれども、
159
天
(
てん
)
から
貰
(
もら
)
ふた
直霊
(
ちよくれい
)
の
御魂
(
みたま
)
にチツトは
尋
(
たづ
)
ねて
見
(
み
)
たら
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は
解
(
わか
)
らねば
成
(
な
)
らぬ
筈
(
はづ
)
で
在
(
あ
)
るぞよ。
160
結構
(
けつこう
)
な
直霊
(
たま
)
を
我身
(
わがみ
)
に
抱
(
かか
)
え
乍
(
なが
)
ら、
161
小人
(
せうにん
)
罪
(
つみ
)
を
作
(
つく
)
りて
知
(
し
)
らぬとは
余
(
あま
)
りで
在
(
あ
)
るぞよ。
162
間
(
ま
)
がな
隙
(
すき
)
がな
人
(
ひと
)
の
非事
(
ひじ
)
を
探
(
さが
)
したり、
163
人
(
ひと
)
の
名与
(
めいよ
)
を
毀
(
きづづ
)
けて
自己
(
おのれ
)
の
眼識
(
がんしき
)
が
高
(
たか
)
く
成
(
な
)
つたやうに
考
(
かん
)
がへ
且
(
か
)
つ
又
(
ま
)
たそれを
偉
(
えら
)
いやうに
思
(
おも
)
ふて
自慢
(
じまん
)
を
致
(
いた
)
したり、
164
天道
(
てんどう
)
に
背
(
そむ
)
いて
俗悪
(
ぞくあく
)
世界
(
せかい
)
の
名与
(
めいよ
)
を
求
(
もと
)
めたり、
165
義
(
ぎ
)
に
背
(
そむ
)
いて
利己主義
(
りこしゆぎ
)
を
立貫
(
たてぬ
)
き
高貴
(
かうき
)
に
媚
(
こ
)
びへつらい、
166
以
(
もつ
)
て
我身
(
わがみ
)
の
栄達
(
はんたつ
)
を
計
(
はか
)
り
人
(
ひと
)
の
目
(
め
)
を
眩
(
くら
)
まして
利
(
り
)
を
企
(
たく
)
み、
167
浮雲
(
うきぐも
)
の
如
(
ごと
)
き
富貴
(
ふうき
)
を
希望
(
きぼう
)
して
一生懸命
(
いつせうけんめい
)
に
心身
(
しんしん
)
を
労
(
ろう
)
し、
168
終
(
つい
)
には
子孫
(
しそん
)
断絶
(
だんぜつ
)
の
因
(
いん
)
と
成
(
な
)
るを
覚
(
さと
)
らず、
169
我
(
わが
)
霊魂
(
みたま
)
の
永苦
(
えいく
)
を
省
(
かへり
)
みず、
170
只
(
ただ
)
現在
(
げんざい
)
に
於
(
おい
)
てのみ
自己
(
おのれ
)
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
つて
人
(
ひと
)
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らず、
171
自己
(
おのれ
)
に
利益
(
りえき
)
あれば
公道
(
こうどう
)
を
破
(
やぶ
)
り、
172
人
(
ひと
)
を
害
(
そこの
)
ふをも
顧
(
かへり
)
みずして
近
(
ちか
)
きは
其
(
その
)
身
(
み
)
を
亡
(
ほろ
)
ぼし、
173
遠
(
とほ
)
きは
其
(
その
)
家
(
いへ
)
を
亡
(
ほろ
)
ぼす
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らず、
174
我程
(
われほど
)
の
立派
(
りつぱ
)
な
利発
(
りはつ
)
ものはなしと
慢心
(
まんしん
)
して
獣族
(
けもの
)
境界
(
きやうかい
)
に
安
(
やす
)
んじ、
175
親子
(
おやこ
)
兄弟
(
きやうだい
)
他人
(
たにん
)
の
区別
(
くべつ
)
もなく、
176
利害
(
りがい
)
の
為
(
ため
)
には
互
(
たがひ
)
に
敵視
(
てきし
)
する
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
有様
(
ありさま
)
。
177
此様
(
こん
)
な
沒義道
(
もぎどう
)
な
汚
(
けが
)
らはしき
世
(
よ
)
が
何時
(
いつ
)
までも
続
(
つづ
)
きそうな
事
(
こと
)
はないぞよ。
178
此世
(
このよ
)
が
何時
(
いつ
)
までも
此
(
この
)
調子
(
ちようし
)
で
行
(
ゆ
)
く
如
(
よ
)
うな
事
(
こと
)
で
在
(
あ
)
りたら
天地
(
てんち
)
の
間
(
あいだ
)
は
神
(
かみ
)
は
一柱
(
ひとはしら
)
もないので
在
(
あ
)
るぞよ。
179
今度
(
こんど
)
は
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
の
竜宮館
(
りうぐうやかた
)
から
天地
(
てんち
)
に
神
(
かみ
)
が
在
(
あ
)
るかないかを
明白
(
あきらか
)
に
解
(
わ
)
けて
見
(
み
)
せて、
180
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
に
改心
(
かいしん
)
さして
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
ミロクの
神代
(
かみよ
)
と
致
(
いた
)
して、
181
世界
(
せかい
)
一列
(
いちれつ
)
勇
(
いさ
)
んで
暮
(
くら
)
すやうに
世
(
よ
)
を
替
(
か
)
へて
了
(
しま
)
ふのであるぞよ。
182
夫
(
そ
)
れに
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
世界
(
せかい
)
の
黄泉津比良坂
(
おほとうげ
)
が
在
(
あ
)
るから、
183
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
精神
(
せいしん
)
を
根本
(
こつぽん
)
から
立替
(
たてかへ
)
て
了
(
しま
)
ふて
誠
(
まこと
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
に
立帰
(
たちかへ
)
り、
184
神国
(
しんこく
)
成就
(
じやうじゆう
)
の
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めて、
185
末代
(
まつだい
)
神国
(
しんこく
)
の
名
(
な
)
を
残
(
のこ
)
して
下
(
くだ
)
され、
186
神
(
かみ
)
が
誠
(
まこと
)
のものにはドンナ
神力
(
しんりき
)
も
蔭
(
かげ
)
から
渡
(
わた
)
して
与
(
や
)
るぞよ。
187
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
い
改心
(
かいしん
)
が
結構
(
けつこう
)
であるぞよ。
188
明治
(
めいぢ
)
二十五年からの
筆先
(
ふでさき
)
は
充分
(
じうぶん
)
に
腹
(
はら
)
へ
入
(
い
)
れて
見
(
み
)
て
貰
(
もら
)
はぬと、
189
大変
(
たいへん
)
な
取違
(
とりちが
)
いを
致
(
いた
)
すものが
出来
(
でき
)
るぞよ。
190
この
綾部
(
あやべ
)
へ
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
ねば
神徳
(
しんとく
)
が
貰
(
もら
)
えんやうに
思
(
おも
)
ふて、
191
一家
(
いつか
)
を
挙
(
あ
)
げて
移住
(
いじう
)
したり、
192
今迄
(
いままで
)
の
結構
(
けつこう
)
な
職業
(
しよくぎやう
)
まで
捨
(
す
)
てたり、
193
学校
(
がくこう
)
を
退学
(
たいがく
)
したりして
迄
(
まで
)
大本
(
おほもと
)
へ
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るやうな
事
(
こと
)
は
神慮
(
しんりよ
)
に
叶
(
かな
)
はぬぞよ。
194
大本
(
おほもと
)
の
祝詞
(
のりと
)
の
中
(
なか
)
にも
学
(
まな
)
びの
術
(
わざ
)
に
戦
(
いくさ
)
の
法
(
のり
)
に
益々
(
いやます
)
も
開
(
ひら
)
け
添
(
そ
)
はりて
玉垣
(
たまがき
)
の
内津御国
(
うちつみくに
)
は
細矛
(
くわちほこ
)
千足国
(
ちたるのくに
)
心安国
(
うらやすくに
)
と
云々
(
うんぬん
)
と
出
(
で
)
てあらうがな。
195
学
(
まな
)
びの
術
(
わざ
)
を
捨
(
すて
)
てまで
信心
(
しんじん
)
いたせとは
申
(
もう
)
さんぞよ。
196
それとも
事情
(
じじやう
)
止
(
や
)
むを
得
(
え
)
ぬ
事
(
こと
)
があれば
仕方
(
しかた
)
はなけれども、
197
悔
(
くや
)
しい
残念
(
ざんねん
)
を
忍耐
(
こば
)
ることの
出来
(
でき
)
んやうな
身魂
(
みたま
)
でありたら
到底
(
とうてい
)
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
どころか
我身
(
わがみ
)
一
(
ひと
)
つさえも
修
(
おさ
)
まらんぞよ。
198
是
(
これ
)
から
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
も
充分
(
じうぶん
)
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
け
合
(
あ
)
ふて
落度
(
おちど
)
のなき
様
(
やう
)
に
心得
(
こころえ
)
て
下
(
くだ
)
さらんと
斯
(
こ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
神国
(
しんこく
)
の
教
(
をしへ
)
の
名
(
な
)
を
汚
(
けが
)
す
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
却
(
かへつ
)
て
世界
(
せかい
)
から
悪
(
わ
)
るく
申
(
もう
)
されても
弁解
(
べんかい
)
の
出来
(
でき
)
ぬ
事
(
こと
)
が
出来
(
しつたい
)
するぞよ。
199
此
(
こ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
名
(
な
)
を
汚
(
けが
)
すものは
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
から
出現
(
しつげん
)
するぞよ。
200
外部
(
そと
)
からは
指
(
ゆび
)
一本
(
いつぽん
)
さわる
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
ぬ
完全
(
かんぜん
)
で
在
(
ある
)
と
毎度
(
まいど
)
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だし
)
て
知
(
しら
)
したが
余程
(
よほど
)
是
(
ここ
)
からは
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
を
気配
(
きくばり
)
いたして
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
背
(
そむ
)
かぬ
様
(
やう
)
に
善
(
ぜん
)
一筋
(
ひとすじ
)
の
行
(
おこな
)
ひを
致
(
いた
)
して
神
(
かみ
)
の
善
(
よ
)
き
名
(
な
)
を
出
(
だす
)
やうに
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
201
何
(
なに
)
も
分
(
わか
)
らずに
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
の
騒
(
さわ
)
ぐ
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
を
申
(
もうす
)
で
無
(
ない
)
ぞよ
気
(
き
)
を
付
(
つけ
)
るぞよ。
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