霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第9巻(申の巻)
序歌
凡例
総説歌
第1篇 長途の旅
第1章 都落
第2章 エデンの渡
第3章 三笠丸
第4章 大足彦
第5章 海上の神姿
第6章 刹那信心
第7章 地獄の沙汰
第2篇 一陽来復
第8章 再生の思
第9章 鴛鴦の衾
第10章 言葉の車
第11章 蓬莱山
第3篇 天涯万里
第12章 鹿島立
第13章 訣別の歌
第14章 闇の谷底
第15章 団子理屈
第16章 蛸釣られ
第17章 甦生
第4篇 千山万水
第18章 初陣
第19章 悔悟の涙
第20章 心の鏡
第21章 志芸山祇
第22章 晩夏の風
第23章 高照山
第24章 玉川の滝
第25章 窟の宿替
第26章 巴の舞
第5篇 百花爛漫
第27章 月光照梅
第28章 窟の邂逅
第29章 九人娘
第30章 救の神
第31章 七人の女
第32章 一絃琴
第33章 栗毛の駒
第34章 森林の囁
第35章 秋の月
第36章 偽神憑
第37章 凱歌
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(二)
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい|
サブスク
のお知らせ
霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第9巻(申の巻)
> 第2篇 一陽来復 > 第11章 蓬莱山
<<< 言葉の車
(B)
(N)
鹿島立 >>>
第一一章
蓬莱山
(
ほうらいざん
)
〔四〇四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
篇:
第2篇 一陽来復
よみ(新仮名遣い):
いちようらいふく
章:
第11章 蓬莱山
よみ(新仮名遣い):
ほうらいざん
通し章番号:
404
口述日:
1922(大正11)年02月13日(旧01月17日)
口述場所:
筆録者:
東尾吉雄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年7月5日
概要:
舞台:
ウヅの館
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
松代姫は、三五教が黄金山に現れた経緯から歌い始めた。厳のみろくの守り神が瑞霊と現れて、三五教の宣伝使・三葉彦の神魂となった。三葉彦は広道別と名を改めて、黄金山に宮柱を立てた、という。
そして、三五教の神のよさしによって、高砂洲への長旅を無事に終え、親子の対面を果たすことのできた喜びを歌いこんだ。
竹野姫と梅ケ香姫も、言霊歌の慶歌を披露した。最後に従者の照彦が祝歌を歌い終わると、珍山彦は天晴と手を打って祝いの口上を述べた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-06-27 19:11:36
OBC :
rm0911
愛善世界社版:
86頁
八幡書店版:
第2輯 305頁
修補版:
校定版:
91頁
普及版:
35頁
初版:
ページ備考:
001
松代姫
(
まつよひめ
)
の
歌
(
うた
)
。
002
松代姫
『
松
(
まつ
)
は
千年
(
ちとせ
)
の
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
く
003
厳
(
いづ
)
のみろくの
守
(
まも
)
り
神
(
がみ
)
004
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
と
現
(
あら
)
はれし
005
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
006
三葉
(
みつば
)
の
彦
(
ひこ
)
の
神魂
(
かむみたま
)
007
清
(
きよ
)
き
尊
(
たふと
)
き
玉鉾
(
たまぼこ
)
の
008
広道別
(
ひろみちわけ
)
と
改
(
あらた
)
めて
009
黄金山
(
わうごんざん
)
に
宮柱
(
みやばしら
)
010
太知
(
ふとし
)
り
立
(
た
)
てて
神
(
かみ
)
の
代
(
よ
)
を
011
治
(
をさ
)
め
給
(
たま
)
ひし
神業
(
かむわざ
)
を
012
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
嬉
(
うれ
)
しみて
013
天地
(
てんち
)
に
願
(
ねが
)
ひを
掛巻
(
かけまく
)
も
014
畏
(
かしこ
)
き
神
(
かみ
)
の
引
(
ひ
)
き
合
(
あは
)
せ
015
恋
(
こひ
)
しき
父
(
ちち
)
に
邂逅
(
めぐりあ
)
ひ
016
心
(
こころ
)
の
丈
(
たけ
)
を
語
(
かた
)
りあふ
017
今日
(
けふ
)
の
月日
(
つきひ
)
を
松代姫
(
まつよひめ
)
018
待
(
ま
)
つ
甲斐
(
かひ
)
ありて
今
(
いま
)
茲
(
ここ
)
に
019
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
姉妹
(
おとどい
)
は
020
恋
(
こひ
)
しき
父
(
ちち
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
021
又
(
また
)
もや
母
(
はは
)
の
懐
(
ふところ
)
に
022
抱
(
だ
)
かれて
眠
(
ねむ
)
る
雛鳥
(
ひなどり
)
の
023
吾身
(
わがみ
)
の
上
(
うへ
)
ぞ
楽
(
たの
)
しけれ
024
吾身
(
わがみ
)
の
上
(
うへ
)
ぞ
楽
(
たの
)
しけれ
025
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
026
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
027
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
変
(
かは
)
りなき
028
心
(
こころ
)
やさしき
五月姫
(
さつきひめ
)
029
母
(
はは
)
の
命
(
みこと
)
と
敬
(
ゐやま
)
ひて
030
心
(
こころ
)
を
尽
(
つく
)
し
身
(
み
)
を
尽
(
つく
)
し
031
力
(
ちから
)
の
限
(
かぎ
)
り
仕
(
つか
)
ふべし
032
あゝ
垂乳根
(
たらちね
)
の
父母
(
ちちはは
)
よ
033
親
(
おや
)
と
現
(
あら
)
はれ
子
(
こ
)
となるも
034
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
より
035
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
や
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
036
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
037
結
(
むす
)
び
給
(
たま
)
ひし
神業
(
かむわざ
)
と
038
聞
(
き
)
くも
嬉
(
うれ
)
しき
今日
(
けふ
)
の
宵
(
よひ
)
039
竜世
(
たつよ
)
の
姫
(
ひめ
)
や
月照彦
(
つきてるひこ
)
の
040
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
守
(
まも
)
ります
041
高砂島
(
たかさごじま
)
は
幾千代
(
いくちよ
)
も
042
山
(
やま
)
は
繁
(
しげ
)
れよ
野
(
の
)
は
栄
(
さか
)
え
043
花
(
はな
)
は
匂
(
にほ
)
へよ
百
(
もも
)
の
実
(
み
)
は
044
枝
(
えだ
)
もたわわに
結
(
むす
)
べかし
045
五日
(
いつか
)
の
風
(
かぜ
)
や
十
(
とを
)
の
日
(
ひ
)
の
046
雨
(
あめ
)
も
秩序
(
ついで
)
をあやまたず
047
稲
(
いね
)
麦
(
むぎ
)
豆
(
まめ
)
粟
(
あは
)
黍
(
きび
)
までも
048
豊
(
ゆたか
)
に
稔
(
みの
)
れ
永久
(
とこしへ
)
に
049
蓬莱山
(
ほうらいざん
)
も
啻
(
ただ
)
ならず
050
鶴
(
つる
)
の
齢
(
よはひ
)
の
末
(
すゑ
)
長
(
なが
)
く
051
亀
(
かめ
)
の
寿
(
よはひ
)
のいつまでも
052
夫婦
(
めをと
)
親子
(
おやこ
)
の
契
(
ちぎり
)
をば
053
続
(
つづ
)
かせ
給
(
たま
)
へ
国治立
(
くにはるたち
)
の
054
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
よ
豊国姫
(
とよくにひめ
)
の
055
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
よ
平
(
たひら
)
けく
056
いと
安
(
やす
)
らけく
聞
(
きこ
)
しめせ
057
天教山
(
てんけうざん
)
にあれませる
058
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
御守
(
みまも
)
りは
059
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
変
(
かは
)
らざれ
060
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
変
(
かは
)
らざれ
061
神
(
かみ
)
に
任
(
まか
)
せし
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
の
062
心
(
こころ
)
は
清
(
きよ
)
し
惟神
(
かむながら
)
063
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましまして
064
世
(
よ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
065
開
(
ひら
)
き
給
(
たま
)
ひし
三五
(
あななひ
)
の
066
言葉
(
ことば
)
の
花
(
はな
)
は
天地
(
あめつち
)
と
067
共
(
むた
)
永遠
(
とこしへ
)
に
栄
(
さか
)
えませ
068
いや
永遠
(
とこしへ
)
に
栄
(
さか
)
えませ』
069
と
述懐歌
(
じゆつくわいか
)
をうたひ、
070
しとやかに
舞
(
ま
)
ひ
納
(
をさ
)
めたれば、
071
竹野姫
(
たけのひめ
)
は
又
(
また
)
もや
起
(
た
)
つて、
072
長袖
(
ちやうしう
)
ゆたかに
歌
(
うた
)
ひ
舞
(
ま
)
ふ。
073
竹野姫
『
あ
ゝ
有難
(
ありがた
)
し
有難
(
ありがた
)
し
074
い
づの
身魂
(
みたま
)
のみ
守
(
まも
)
りに
075
う
づの
都
(
みやこ
)
を
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
076
え
にしも
深
(
ふか
)
き
海
(
うみ
)
の
上
(
うへ
)
077
お
さまる
胸
(
むね
)
は
智利
(
てる
)
の
国
(
くに
)
078
か
がやき
渡
(
わた
)
る
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
079
き
しに
昇
(
のぼ
)
りて
山河
(
やまかは
)
を
080
く
もなく
渡
(
わた
)
る
四人
(
よにん
)
連
(
づ
)
れ
081
け
しき
勝
(
すぐ
)
れし
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
082
こ
ころも
晴
(
は
)
るる
今日
(
けふ
)
の
空
(
そら
)
083
さ
かえに
充
(
み
)
てる
父
(
ちち
)
の
顔
(
かほ
)
084
し
ら
雪
(
ゆき
)
紛
(
まが
)
ふ
母
(
はは
)
の
面
(
おも
)
085
す
ずしき
眼
(
まなこ
)
月
(
つき
)
の
眉
(
まゆ
)
086
せ
みの
小川
(
をがは
)
の
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
く
087
そ
そぎ
清
(
きよ
)
めし
神御魂
(
かむみたま
)
088
た
なばた
姫
(
ひめ
)
の
織
(
お
)
りませる
089
ち
はた
百機
(
ももはた
)
綾錦
(
あやにしき
)
090
つ
ぼみも
開
(
ひら
)
く
梅ケ香
(
うめがか
)
に
091
て
る
月
(
つき
)
さへも
清
(
きよ
)
くして
092
と
こよの
暗
(
やみ
)
も
晴
(
は
)
れてゆく
093
な
に
負
(
お
)
ふ
清
(
きよ
)
き
高砂
(
たかさご
)
の
094
に
しきの
機
(
はた
)
を
織
(
お
)
りなして
095
ぬ
なとも
母揺
(
もゆら
)
にとり
揺
(
ゆ
)
らし
096
ね
がひ
叶
(
かな
)
ひし
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
は
097
の
どかな
春
(
はる
)
に
逢
(
あ
)
ふ
心地
(
ここち
)
098
は
るる
思
(
おも
)
ひの
鏡池
(
かがみいけ
)
099
ひ
びに
教
(
をし
)
ふる
言霊
(
ことたま
)
の
100
ふ
かき
恵
(
めぐ
)
みを
仰
(
あふ
)
ぎつつ
101
へ
に
来
(
こ
)
し
夢
(
ゆめ
)
も
今
(
いま
)
はただ
102
ほ
ーほけきよーの
鶯
(
うぐひす
)
の
103
ま
声
(
こゑ
)
とこそはなりにけれ
104
み
じかき
夏
(
なつ
)
の
一夜
(
ひとよ
)
さに
105
む
すぶも
果敢
(
はか
)
なき
夢
(
ゆめ
)
の
世
(
よ
)
の
106
め
ぐりて
此処
(
ここ
)
に
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
は
107
も
も
夜
(
よ
)
の
春
(
はる
)
に
逢
(
あ
)
ふ
心地
(
ここち
)
108
や
ちよの
椿
(
つばき
)
優曇華
(
うどんげ
)
も
109
い
や
永遠
(
とこしへ
)
に
薫
(
かを
)
れかし
110
ゆ
くへも
知
(
し
)
らぬ
波
(
なみ
)
の
上
(
うへ
)
111
え
にしの
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
せられて
112
よ
を
果敢
(
はか
)
なみつ
進
(
すす
)
み
来
(
く
)
る
113
わ
が
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
憐
(
あはれ
)
みて
114
い
づの
御魂
(
みたま
)
や
瑞御魂
(
みづみたま
)
115
う
きに
悩
(
なや
)
める
姉妹
(
おとどい
)
の
116
ゑ
がほも
清
(
きよ
)
き
今日
(
けふ
)
の
宵
(
よひ
)
117
を
さまる
夫婦
(
めをと
)
親子
(
おやこ
)
仲
(
なか
)
118
四十五
(
よそいつ
)
文字
(
もじ
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
119
花
(
はな
)
も
開
(
ひら
)
いて
実
(
み
)
を
結
(
むす
)
ぶ
120
結
(
むす
)
びの
神
(
かみ
)
の
引
(
ひ
)
き
合
(
あは
)
せ
121
娘
(
むすめ
)
と
父
(
ちち
)
と
母神
(
ははがみ
)
の
122
今日
(
けふ
)
の
団欒
(
つどひ
)
ぞ
嬉
(
うれ
)
しけれ
123
今日
(
けふ
)
の
団欒
(
つどひ
)
ぞ
楽
(
たの
)
しけれ』
124
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
は
又
(
また
)
もや
起
(
た
)
つて
歌
(
うた
)
ひ
舞
(
ま
)
ふ。
125
梅ケ香姫
『
ひ
は
照
(
て
)
る
光
(
ひか
)
る
月
(
つき
)
は
冴
(
さ
)
ゆ
126
ふ
かき
恵
(
めぐ
)
みの
父母
(
ちちはは
)
よ
127
み
たりの
娘
(
むすめ
)
を
何時
(
いつ
)
までも
128
よ
は
紫陽花
(
あぢさゐ
)
と
変
(
かは
)
るとも
129
い
つくしみませ
永久
(
とこしへ
)
に
130
む
すぶ
縁
(
えにし
)
の
糸柳
(
いとやなぎ
)
131
な
がながしくも
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
は
132
や
ちよの
春
(
はる
)
の
来
(
きた
)
るまで
133
こ
ころ
変
(
かは
)
らぬ
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
134
と
きは
堅磐
(
かきは
)
に
何時
(
いつ
)
までも
135
も
も
上彦
(
がみひこ
)
と
現
(
あら
)
はれて
136
千々
(
ち
ぢ
)
の
民草
(
たみぐさ
)
守
(
まも
)
りませ
137
よ
ろづのものを
救
(
すく
)
ひませ
138
ひ
がしに
昇
(
のぼ
)
る
朝日影
(
あさひかげ
)
139
二日
(
ふ
つか
)
の
月
(
つき
)
は
上弦
(
じやうげん
)
の
140
み
いづかくして
世
(
よ
)
を
守
(
まも
)
る
141
よ
しも
悪
(
あ
)
しきも
難波江
(
なにはえ
)
の
142
い
つしか
晴
(
は
)
るる
神
(
かみ
)
の
胸
(
むね
)
143
む
かしの
神代
(
かみよ
)
廻
(
めぐ
)
り
来
(
き
)
て
144
な
く
杜鵑
(
ほととぎす
)
声
(
こゑ
)
高
(
たか
)
く
145
八千代
(
や
ちよ
)
の
春
(
はる
)
を
祝
(
いは
)
ふらむ
146
こ
ころも
清
(
きよ
)
き
梅ケ香
(
うめがか
)
の
147
と
こよの
春
(
はる
)
を
迎
(
むか
)
へつつ
148
も
もの
千花
(
ちばな
)
に
魁
(
さきが
)
けて
149
ち
り
行
(
ゆ
)
く
後
(
あと
)
に
実
(
み
)
を
結
(
むす
)
ぶ
150
よ
ろづ
代
(
よ
)
祝
(
いは
)
ふ
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
151
ひ
かり
洽
(
あまね
)
き
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
152
ふ
かき
恵
(
めぐ
)
みに
包
(
つつ
)
まれて
153
み
ろくの
御代
(
みよ
)
を
松代姫
(
まつよひめ
)
154
よ
し
野
(
の
)
に
開
(
ひら
)
く
花
(
はな
)
よりも
155
い
つも
青々
(
あをあを
)
松緑
(
まつみどり
)
156
む
つびに
睦
(
むつ
)
ぶ
神人
(
しんじん
)
の
157
な
さへ
目出度
(
めでた
)
き
高砂
(
たかさご
)
や
158
や
ま
河
(
かは
)
田畑
(
たはた
)
美
(
うる
)
はしく
159
こ
ころも
直
(
なほ
)
き
竹野姫
(
たけのひめ
)
160
と
きは
堅磐
(
かきは
)
に
栄
(
さか
)
ゆべし
161
も
も
上彦
(
がみひこ
)
の
知
(
し
)
らす
世
(
よ
)
は
162
千代
(
ち
よ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
限
(
かぎ
)
りなく
163
よ
ろづ
代
(
よ
)
までも
栄
(
さか
)
えませ
164
万代
(
よろづよ
)
までも
栄
(
さか
)
えませ
165
思
(
おも
)
ひは
胸
(
むね
)
に
三千年
(
みちとせ
)
の
166
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
167
心
(
こころ
)
のたけのすくすくと
168
世
(
よ
)
は
治
(
をさ
)
まりて
伏
(
ふ
)
し
拝
(
をが
)
む
169
み
民
(
たみ
)
の
心
(
こころ
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ
170
み
民
(
たみ
)
の
心
(
こころ
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ
171
常世
(
とこよ
)
の
松代
(
まつよ
)
くれ
竹野
(
たけの
)
172
世
(
よ
)
のふしぶしに
潔
(
いさぎよ
)
く
173
色
(
いろ
)
も
香
(
か
)
もある
桃
(
もも
)
の
花
(
はな
)
174
梅ケ香
(
うめがか
)
慕
(
した
)
ふ
鶯
(
うぐひす
)
の
175
声
(
こゑ
)
も
春
(
はる
)
めき
渡
(
わた
)
りつつ
176
血
(
ち
)
を
吐
(
は
)
く
思
(
おも
)
ひの
杜鵑
(
ほととぎす
)
177
声
(
こゑ
)
も
静
(
しづ
)
かに
治
(
をさ
)
まりて
178
松
(
まつ
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
となりにけり
179
松
(
まつ
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
となりにけり
180
緑
(
みどり
)
滴
(
したた
)
る
夏山
(
なつやま
)
の
181
霞
(
かすみ
)
をわけて
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
182
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
五月姫
(
さつきひめ
)
183
三月
(
みつき
)
三日
(
みつか
)
の
桃
(
もも
)
の
花
(
はな
)
184
五月
(
いつつき
)
五日
(
いつか
)
の
花菖蒲
(
はなあやめ
)
185
桃
(
もも
)
と
菖蒲
(
あやめ
)
の
睦
(
むつ
)
びあひ
186
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
187
栄
(
さか
)
ゆる
御代
(
みよ
)
ぞ
目出度
(
めでた
)
けれ
188
栄
(
さか
)
ゆる
御代
(
みよ
)
ぞ
目出度
(
めでた
)
けれ』
189
と
節
(
ふし
)
なだらかに、
190
舞
(
ま
)
ひ
終
(
をは
)
り
座
(
ざ
)
に
着
(
つ
)
きぬ。
191
珍山彦
(
うづやまひこ
)
は、
192
珍山彦
『ヤア、
193
天晴
(
あつぱれ
)
々々
(
あつぱれ
)
、
194
これは
秀逸
(
しういつ
)
だ。
195
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
を
三度
(
さんど
)
も
繰返
(
くりかへ
)
された
御
(
お
)
手際
(
てぎは
)
は、
196
三月
(
さんぐわつ
)
三日
(
みつか
)
の
桃
(
もも
)
の
花
(
はな
)
よりも、
197
五月
(
ごぐわつ
)
五日
(
いつか
)
の
花菖蒲
(
はなあやめ
)
よりも、
198
美
(
うる
)
はしい、
199
尊
(
たふと
)
い
目出度
(
めでた
)
い
歌
(
うた
)
であつた。
200
さあさあ、
201
これからは
照彦
(
てるひこ
)
さまの
番
(
ばん
)
だよ』
202
照彦
(
てるひこ
)
は
儼然
(
げんぜん
)
として
立上
(
たちあが
)
り、
203
声
(
こゑ
)
高々
(
たかだか
)
と
自
(
みづか
)
ら
歌
(
うた
)
ひ
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ふ。
204
照彦
『
天地
(
あめつち
)
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
たちの
205
その
喜
(
よろこ
)
びをただ
一人
(
ひとり
)
206
うけさせ
給
(
たま
)
ふ
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
207
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
208
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
を
出
(
い
)
でまして
209
御稜威
(
みいづ
)
も
高
(
たか
)
き
高砂
(
たかさご
)
の
210
島
(
しま
)
に
現
(
あら
)
はれ
正鹿山
(
まさかやま
)
211
津見
(
づみ
)
の
命
(
みこと
)
の
珍都
(
うづみやこ
)
212
音
(
おと
)
に
名高
(
なだか
)
き
淤縢山祇
(
おどやまづみ
)
の
213
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
や
村肝
(
むらきも
)
の
214
心
(
こころ
)
の
駒山彦
(
こまやまひこ
)
司
(
つかさ
)
215
御稜威
(
みいづ
)
輝
(
かがや
)
く
蚊々虎
(
かがとら
)
の
216
名
(
な
)
もあらたまの
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
217
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
に
218
珍山彦
(
うづやまひこ
)
と
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
し
219
心
(
こころ
)
も
晴
(
は
)
るる
五月姫
(
さつきひめ
)
220
鴛鴦
(
をし
)
の
衾
(
ふすま
)
の
幾千代
(
いくちよ
)
も
221
外
(
ほか
)
へはやらぬ
悦
(
よろこ
)
びは
222
御稜威
(
みいづ
)
も
高
(
たか
)
き
高砂
(
たかさご
)
の
223
浜辺
(
はまべ
)
に
繁
(
しげ
)
る
松代姫
(
まつよひめ
)
224
世
(
よ
)
は
呉竹野
(
くれたけの
)
すくすくと
225
梅ケ香
(
うめがか
)
匂
(
にほ
)
ふ
神
(
かみ
)
の
島
(
しま
)
226
月日
(
つきひ
)
は
清
(
きよ
)
く
照彦
(
てるひこ
)
の
227
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ
228
波
(
なみ
)
も
静
(
しづ
)
かな
国彦
(
くにひこ
)
の
229
従属
(
みとも
)
の
神
(
かみ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
230
珍
(
うづ
)
の
御国
(
みくに
)
に
永久
(
とこしへ
)
に
231
鎮
(
しづ
)
まりまして
高砂
(
たかさご
)
や
232
この
浦船
(
うらふね
)
に
帆
(
ほ
)
を
揚
(
あ
)
げて
233
月照彦
(
つきてるひこ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
234
出潮
(
でしほ
)
入潮
(
いりしほ
)
平
(
たひら
)
けく
235
いと
安
(
やす
)
らけく
凪
(
な
)
ぎ
渡
(
わた
)
る
236
大海原
(
おほうなばら
)
に
浮
(
う
)
く
島
(
しま
)
の
237
国
(
くに
)
の
栄
(
さか
)
えぞめでたけれ
238
国
(
くに
)
の
栄
(
さか
)
えぞめでたけれ』
239
駒山彦
(
こまやまひこ
)
は、
240
駒山彦
『
妙々
(
めうめう
)
、
241
天晴
(
あつぱれ
)
々々
(
あつぱれ
)
』
242
と
感嘆
(
かんたん
)
の
声
(
こゑ
)
をもらすのみ。
243
珍山彦
(
うづやまひこ
)
も
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つて、
244
珍山彦
『
天晴
(
あつぱれ
)
々々
(
あつぱれ
)
。
245
天
(
てん
)
晴
(
は
)
れ
国
(
くに
)
晴
(
は
)
れ
皆
(
みな
)
晴
(
は
)
れよ、
246
晴
(
は
)
れよ
晴
(
は
)
れ
晴
(
は
)
れ
晴
(
は
)
れの
場所
(
ばしよ
)
、
247
晴
(
は
)
れの
盃
(
さかづき
)
親子
(
おやこ
)
の
縁
(
えにし
)
、
248
ここに
目出度
(
めでた
)
く
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も、
249
弥
(
いや
)
永久
(
とこしへ
)
に
祝
(
いは
)
ひ
納
(
をさ
)
むる』
250
(
大正一一・二・一三
旧一・一七
東尾吉雄
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 言葉の車
(B)
(N)
鹿島立 >>>
霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第9巻(申の巻)
> 第2篇 一陽来復 > 第11章 蓬莱山
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第11章 蓬莱山|第9巻|霊主体従|霊界物語|/rm0911】
合言葉「みろく」を入力して下さい→