霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三〇章 (すくひ)(かみ)〔四二三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 篇:第5篇 百花爛漫 よみ(新仮名遣い):ひゃっからんまん
章:第30章 救の神 よみ(新仮名遣い):すくいのかみ 通し章番号:423
口述日:1922(大正11)年02月16日(旧01月20日) 口述場所: 筆録者:河津雄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年7月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
春山彦、夏姫、月・雪・花の三人娘、松・竹・梅の宣伝使らは、鷹取別の手下に連れて行かれた身代わりの宣伝使たちが何神の化身であったかと、合点がいかない様子であった。
夏姫は身代わりの神の化身にわが子を宣伝使を助けられた嬉しさに、三五教への感謝の念を深くした。
一同が喜び感謝を捧げているところへ、鷹取別の手下として身代わりの宣伝使らを捕縛して連れ去ったはずの竹山彦が、再び門内に入ってきた。春山彦は宣伝使を守ろうと竹山彦に斬ってかかる。
竹山彦は春山彦をかわして奥殿に進むと、一同に自分の正体を明かした。竹山彦は大江山の鬼武彦の化身であった。これより、松・竹・梅の宣伝使は鬼武彦の守護の下に目の国に宣伝に進んで行く。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-06-23 23:30:35 OBC :rm0930
愛善世界社版:237頁 八幡書店版:第2輯 359頁 修補版: 校定版:247頁 普及版:101頁 初版: ページ備考:
001 春山彦(はるやまひこ)002夏姫(なつひめ)(はじ)め、003(まつ)004(たけ)005(うめ)宣伝使(せんでんし)006(ならび)(つき)007(ゆき)008(はな)姉妹(おとどい)はこの()不思議(ふしぎ)合点(がてん)ゆかず、009(ゆめ)かとばかり驚喜(きやうき)(ねん)()られゐる。010夏姫(なつひめ)(やうや)くに(くち)(ひら)き、
011夏姫()(たふと)有難(ありがた)(かみ)(さま)(おん)(めぐみ)012(まこと)(まこと)天地(てんち)(つう)じて、013(かみ)(さま)(たふと)きお(すく)ひに(あづ)かつたので御座(ござ)いませう。014日頃(ひごろ)(しん)ずる野立彦(のだちひこ)015野立姫(のだちひめ)016木花姫(このはなひめ)(おん)身代(みがは)り、017(おも)へば(おも)へば有難(ありがた)し、018勿体(もつたい)なし三五教(あななひけう)御教(みをしへ)
019春山彦『オー、020女房(にようばう)021(わか)つたか。022(むすめ)でさへも、023(ちち)(こころ)()()つて、024宣伝使(せんでんし)(さま)のお身代(みがは)りに()たうと()健気(けなげ)(こころ)()つて()るに、025(なんぢ)はまた(なん)とした未練(みれん)(こころ)であつたか。026(をつと)女房(にようばう)()()はして、027どうぞ(むすめ)身代(みがは)りに()てて()れと(たの)んだ(とき)028其方(そち)一言(いちごん)返辞(へんじ)もせなかつたであらう。029(はら)(いた)めて(わら)(うへ)から(そだ)()げた、030(てん)にも()にも(かけ)がへのない(さん)(にん)(むすめ)を、031身代(みがは)りに()てるのであるから、032そなたが一遍(いつぺん)に、033ウンと()はぬのも(あなが)無理(むり)ではない。034(まへ)信仰(しんかう)徹底(てつてい)してゐないのだ。035信仰(しんかう)(ちから)(やま)をも(うご)かすとかや。036()くのごとき結構(けつこう)霊験(れいけん)(あら)はれたるも、037まつたく(まつ)038(たけ)039(うめ)宣伝使(せんでんし)(さま)()神徳(しんとく)()盛運(せいうん)(つよ)いのは(まを)すに(およ)ばず、040吾々(われわれ)親子(おやこ)天地(てんち)(つう)じた真心(まごころ)(すめ)大神(おほかみ)(あはれ)(たま)ひ、041(すく)うて(くだ)さつたのであらう。042アヽ、043有難(ありがた)(かたじ)けなや』
044(また)もや(うれ)(なみだ)をしぼる。
045 (まつ)046(たけ)047(うめ)宣伝使(せんでんし)048(つき)049(ゆき)050(はな)(さん)(にん)(むすめ)は、051夫婦(ふうふ)二人(ふたり)(いた)はりながら、052(あらた)めて宣伝歌(せんでんか)(うた)神言(かみごと)奏上(そうじやう)する(をり)しも、053門戸(もんこ)(たた)(もの)あり。054春山彦(はるやまひこ)(しもべ)にも言付(いひつ)けず、055(みづか)()つて表門(おもてもん)()()き、056()(ひら)くや(いな)や、057ヌツと()()一人(ひとり)(をとこ)058()れば(いま)(さん)(にん)宣伝使(せんでんし)()(かへ)つた竹山彦(たけやまひこ)なるにぞ、059春山彦(はるやまひこ)はハツと(おどろ)き、060(ひと)(まぬが)れてまた(ひと)つ、061折角(せつかく)(たす)かつて、062ヤレ(うれ)しやと(おも)()もなく、063竹山彦(たけやまひこ)のあとへ引返(ひきかへ)して、064これに(きた)りしは、065途中(とちう)(おい)身代(みがは)りを(さと)り、066(ふたた)(きた)りしならむ。067(わが)()()れては一大事(いちだいじ)と、068(もの)をも()はず猿臂(えんぴ)(のば)して首筋(くびすぢ)をグツと(つか)み、069大地(だいち)()(たふ)し、070一刀(いつたう)(つか)()をかけて、071頭上(づじやう)より()(ぷた)つにせむと、072真向(まつかう)()(かざ)すを、073竹山彦(たけやまひこ)大地(だいち)(たふ)れながら悠々(いういう)(せま)らず、
074竹山彦春山彦(はるやまひこ)075(こころ)落着(おちつ)けられよ。076これには(ふか)仔細(しさい)がある。077(われ)(まを)(こと)一通(ひととほ)()いて(うたが)ひを(はら)されよ』
078()(なほ)つて、079門口(かどぐち)(しきゐ)(また)げようとする。080(また)げさしては大変(たいへん)と、081春山彦(はるやまひこ)は、
082春山彦主人(しゆじん)(ゆる)しなくして、083たとへ荒屋(あばらや)なりとも、084勝手(かつて)気儘(きまま)(わが)()(しきゐ)(また)ぐるとは無礼(ぶれい)千万(せんばん)085(おも)()れよ』
086とまたもや()つてかかるを、087竹山彦(たけやまひこ)はヒラリと(たい)(かは)したまま、088ツカツカと座敷(ざしき)(すす)()る。089夏姫(なつひめ)(はじ)(ろく)(にん)(むすめ)は、090竹山彦(たけやまひこ)(ふたた)(あら)はれしに(おどろ)き、091(ゆめ)(ゆめ)()心地(ここち)し、092呆然(ばうぜん)として(かほ)凝視(みつめ)ゐる。093春山彦(はるやまひこ)は、094両刃(もろは)(つるぎ)()(かざ)し、095座敷(ざしき)(あが)り、
096春山彦『ヤア、097悪逆(あくぎやく)無道(ぶだう)鷹取別(たかとりわけ)(くみ)する悪魔(あくま)張本(ちやうほん)竹山彦(たけやまひこ)098この春山彦(はるやまひこ)正義(せいぎ)(やいば)()つて()よ』
099と、100(また)もや()()くるを、101竹山彦(たけやまひこ)利腕(ききうで)確乎(しつか)(にぎ)り、
102竹山彦『アハヽヽヽ、103春山彦(はるやまひこ)104(こころ)落着(おちつ)けられよ。105(われ)こそは、106大江山(たいかうざん)(あら)はれたる鬼武彦(おにたけひこ)化身(けしん)にして、107竹山彦(たけやまひこ)とは(かり)()108(まつ)109(たけ)110(うめ)(さん)(にん)宣伝使(せんでんし)(すく)はむがために、111竹山彦(たけやまひこの)(みこと)(いつは)つて、112悪神(あくがみ)鷹取別(たかとりわけ)部下(ぶか)となり、113今日(こんにち)あるを前知(ぜんち)して、114(わが)部下(ぶか)白狐(びやくこ)115高倉(たかくら)116(あさひ)117月日(つきひ)眷属神(けんぞくがみ)使(つか)ひ、118身代(みがは)りを()てたは(きつね)七化(ななばけ)119もうかうなる(うへ)大磐石(だいばんじやく)120何方(いづれ)()安心(あんしん)なされよ』
121一部(いちぶ)始終(しじう)物語(ものがた)れば、122春山彦(はるやまひこ)夫婦(ふうふ)(はじ)(ろく)(にん)(むすめ)は、123一度(いちど)(おも)はず()()つて神徳(しんとく)讃美(さんび)し、124鬼武彦(おにたけひこ)(むか)ひて感謝(かんしや)()(へう)しける。
125 これより、126(まつ)127(たけ)128(うめ)(さん)(にん)は、129鬼武彦(おにたけひこ)(まも)られて()(くに)(わた)り、130追々(おひおひ)(すす)んでロッキー(ざん)(のぼ)り、131(ふたた)(ふね)()黄泉島(よもつじま)無事(ぶじ)安着(あんちやく)し、132黄泉(よもつ)比良坂(ひらさか)神業(しんげふ)参加(さんか)しぬ。
133大正一一・二・一六 旧一・二〇 河津雄録)

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