霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二〇章 (こころ)(かがみ)〔四一三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 篇:第4篇 千山万水 よみ(新仮名遣い):せんざんばんすい
章:第20章 心の鏡 よみ(新仮名遣い):こころのかがみ 通し章番号:413
口述日:1922(大正11)年02月15日(旧01月19日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年7月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
三姉妹は月に照らされて崇高な面持ちで船のへさきに立ち、海面に向かって拍手し、虎公と熊公の身の安全を琴平別大神に祈願する歌を歌い、また元の座に復した。
船客たちは、松代姫の宣伝歌や熊公の神懸りの宣示について、雑談にふけっている。自らの身の上を見直したり、虎公は神の教示に感じて海に飛び込んだところから、意外にも根は善人であった、などと話あっている。
また、智利のアリナの滝に現れた宣伝使・狭依彦の噂をなし、鏡の池の洗礼を受けに行こう、と神徳話にふけっている。
船客たちは海に飛び込んだ虎公・熊公の身の上についても心配をしているが、珍山彦はにこにこしながらその話を聞いているのみであった。
アタル丸がようやく港に安着すると、波止場には虎公・熊公が無事に立ってこの船を待ち迎えていた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-06-23 22:43:55 OBC :rm0920
愛善世界社版:160頁 八幡書店版:第2輯 332頁 修補版: 校定版:166頁 普及版:66頁 初版: ページ備考:
001 (ろく)(ぐわつ)十三夜(じふさんや)皎々(かうかう)たる月光(げつくわう)(てら)されて、002(さん)(にん)(まつ)003(たけ)004(うめ)(むすめ)005(かほ)皮膚(ひふ)(なめ)らかに(うるほ)ひのある(まなじり)006(やなぎ)(まゆ)007(くれなゐ)(ほほ)008(ゆき)(はだ)009殊更(ことさら)目立(めだ)ちて(うるは)しく、010三五(さんご)明月(めいげつ)か、011(ふゆ)()(つき)宿(やど)した積雪(せきせつ)か、012(もも)(さくら)白梅(しらうめ)か、013丹頂(たんちやう)(つる)掃溜(はきだめ)()りて(あそ)ぶが(ごと)き、014()()はれぬ崇高(すうかう)面容(おももち)である。015三柱(みはしら)女神(めがみ)舷頭(げんとう)()ち、016海面(かいめん)(むか)つて拍手(はくしゆ)しながら(こゑ)しとやかに(うた)ふ。
017松、竹、梅(かみ)(おもて)(あら)はれて
018(ぜん)(あく)とを()()ける
019この()(つく)りし神直日(かむなほひ)
020(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
021ただ何事(なにごと)(ひと)()
022直日(なほひ)見直(みなほ)()(なほ)
023()(あやま)ちは()(なほ)
024この()(つく)りし皇神(すめかみ)
025(いづ)御息(みいき)(うま)れたる
026青人草(あをひとぐさ)神々(かみがみ)
027(しづ)まりいます生宮(いきみや)
028(ひと)霊魂(みたま)(はじ)めより
029(くも)(けが)れしものならず
030(きよ)(たふと)天地(あめつち)
031御息(みいき)()けて(かみ)()
032(うま)()でにしものなれば
033いとも(ひろ)けき御心(みこころ)
034(よろづ)(つみ)()(なほ)
035(たす)(たま)へや天津(あまつ)(かみ)
036国津(くにつ)御神(みかみ)(もも)(かみ)
037琴平別(ことひらわけ)大神(おほかみ)
038(うみ)より(ふか)罪咎(つみとが)
039(ゆる)して(かみ)(ふね)()
040(はな)()(にほ)高砂(たかさご)
041島根(しまね)(すく)(たま)へかし
042(こころ)(なみ)(をさ)まりて
043(つみ)()いたる虎公(とらこう)
044(こころ)(そら)真寸鏡(ますかがみ)
045(ひか)りも(きよ)月照彦(つきてるひこ)
046(かみ)(こころ)見直(みなほ)して
047身魂(みたま)(すく)照彦(てるひこ)
048(きよ)身魂(みたま)()(なほ)
049(うみ)()ちたる(くま)(とら)
050二人(ふたり)御子(みこ)(すく)ひませ
051二人(ふたり)御子(みこ)(すく)ひませ
052三五教(あななひけう)現世(うつしよ)
053(けが)れを(きよ)人草(ひとぐさ)
054(なや)みを(すく)(かみ)(みち)
055(とり)(けだもの)はまだ(おろか)
056虫族(むしけら)までも御恵(みめぐ)みの
057(をしへ)(つゆ)(うるほ)ひて
058天地(あめつち)四方(よも)海原(うなばら)
059(きよ)めて()ます神心(かみごころ)
060大御心(おほみこころ)(さち)はひに
061(たす)(たま)はれ(うづ)御子(みこ)
062憂瀬(うきせ)(しづ)人々(ひとびと)
063身体(からだ)(けが)れと村肝(むらきも)
064(こころ)(ちり)()(はら)
065朝日(あさひ)(きよ)くテルの(くに)
066(よる)なきヒルの国原(くにはら)
067月日(つきひ)(ひかり)(くま)もなく
068アタルの(みなと)(すく)ひませ
069アタルの(みなと)(すく)ひませ』
070(うた)神言(かみごと)奏上(そうじやう)し、071(ふたた)びもとの()(かへ)りぬ。072船中(せんちう)にはヒソビソと雑談(ざつだん)がまた(はじ)まる。
073(かふ)(いま)神懸(かむがか)りや(うた)(こころ)(なん)(おも)ふか。074(じつ)(おそ)ろしいやうな、075有難(ありがた)いやうな、076結構(けつこう)なことだのう。077(おれ)はモウあの神懸(かむがか)りの言葉(ことば)()いて、078(ひと)(ひと)()にこたへて、079自分(じぶん)(しか)られた(やう)()がしたよ』
080(おつ)『さうだな、081(おい)らも(おな)(こと)だ。082虎公(とらこう)とか()悪人(あくにん)ばかりぢやない。083(むね)()()いて(かんが)へて()ると、084吾々(われわれ)(はら)(なか)にも(わる)(やつ)()つて、085暗々裡(あんあんり)(つみ)(はう)(つみ)(はう)へと引張(ひつぱ)つて()かるる(やう)()がしてならぬワ』
086(へい)『ヤ、087(たれ)しも(ふた)をあけたらチヨボチヨボだよ。088虎公(とらこう)のやうに露骨(ろこつ)(あく)をやるか、089やらぬかだけのものだ。090善人(ぜんにん)らしい(のみ)(ひと)(ころ)さぬやうな(やさ)しい(かほ)した(やつ)(なか)(かへつ)(わる)(やつ)があるものだ。091人間(にんげん)から悪人(あくにん)ぢや悪人(あくにん)ぢやと(きら)はれる(もの)(かへつ)善人(ぜんにん)があつたり、092聖人(せいじん)君子(くんし)気取(きど)つて、093()(なか)(ひと)賢人(けんじん)ぢや、094善人(ぜんにん)ぢやと()(はや)される人間(にんげん)(なか)(かへつ)悪人(あくにん)があるものだ。095悪魔(あくま)()ふものは善人(ぜんにん)身体(からだ)容器(いれもの)にして()けて(わる)(こと)をやるものだよ。096(これ)だけ(あく)九分(くぶ)九厘(くりん)まで(さか)えた()(なか)人間(にんげん)()めらるる(もの)はきつと悪人(あくにん)だ。097彼奴(あいつ)(わる)(やつ)だと()(なか)から攻撃(こうげき)される人間(にんげん)真実(ほんたう)善人(ぜんにん)があるものだ。098あの虎公(とらこう)()(やつ)随分(ずゐぶん)名高(なだか)悪人(あくにん)だが、099真実(ほんたう)彼奴(あいつ)性来(しやうらい)善人(ぜんにん)だと()えて、100悔悟(くわいご)(ねん)()()ね、101大切(たいせつ)生命(いのち)()てたぢやないか。102人間(にんげん)矢張(やつぱ)(かみ)()だ、103(とり)(まさ)()なむとするやその(こゑ)(かな)し。104(ひと)(まさ)()なむとするやその(げん)()し」と()ふ。105吾々(われわれ)(いち)()(はや)(こころ)(くも)()(はら)つて、106今夜(こんや)(つき)(やう)(うつく)しい(こころ)になつて()(なか)(わた)りたいものだなア』
107(てい)(しか)し、108この(ごろ)(めう)(こと)があるぢやないか、109アリナの(たき)水上(みなかみ)(おほ)きな巌窟(いはや)があつて、110そこには(かがみ)(いけ)とやら()不思議(ふしぎ)(いけ)出来(でき)たと()(こと)だ。111其処(そこ)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)狭依彦(さよりひこ)とか()(めう)(つら)した(をとこ)がやつて()て、112数多(あまた)人間(にんげん)洗礼(せんれい)(ほどこ)してゐるさうなが、113そこで洗礼(せんれい)()けた(もの)は、114みな立派(りつぱ)人間(にんげん)になつて(わる)(こと)もせず、115喧嘩(けんくわ)もなし、116盗人(ぬすびと)這入(はい)らず、117戸締(とじま)りもせずとも(よる)安楽(あんらく)(ねむ)れるやうになつたと()(こと)だよ。118吾々(われわれ)一度(いちど)洗礼(せんれい)()けたいと(おも)つて()るのだ。119さうした(ところ)今度(こんど)120またヒルの(くに)玉川(たまがは)(たき)(えら)宣伝使(せんでんし)(あら)はれたと()(こと)だよ。121その(たき)にも(たき)(かたはら)(めう)洞穴(ほらあな)があつて、122(かみ)(さま)もの()つて(なに)かの(こと)()かして(くだ)さるさうだ。123(わし)はそこへ一遍(いつぺん)(まゐ)らうと(おも)つて()たのだが、124(まへ)らも(なん)なら一緒(いつしよ)()かうではないか』
125(かふ)『さうか、126そんな(こと)があるのか。127(じつ)吾々(われわれ)は、128その狭依彦(さよりひこ)()宣伝使(せんでんし)洗礼(せんれい)()けたのだ。129(いま)までは随分(ずゐぶん)大酒(おほざけ)()喧嘩(けんくわ)もし、130(ひと)()かした(こと)沢山(たくさん)あつたが、131あの(かがみ)(いけ)(なか)から(めう)(かみ)さまの(こゑ)(きこ)えて、132吾々(われわれ)(いま)までやつて()(こと)素破(すつぱ)()かれた(とき)(おそ)ろしさと()つたら、133(おも)()しても()()がよだつやうだ。134それから宣伝使(せんでんし)洗礼(せんれい)()けて家内中(かないぢう)(むつま)じう(くら)し、135(むら)(ひと)からも(いま)重宝(ちようほう)がられる(やう)になつたのも、136(まつた)(かみ)(さま)()(かげ)だよ』
137(おつ)『それは結構(けつこう)だが、138あの虎公(とらこう)如何(どう)なつたであらうか。139(いま)(さん)(にん)綺麗(きれい)宣伝使(せんでんし)がお(いの)りになつたから、140(かみ)(さま)至仁(しじん)至愛(しあい)だから(たす)けて(くだ)さるではあらうが、141真実(ほんたう)可哀(かあい)さうだなア』
142(てい)『それは心配(しんぱい)するには(およ)ばぬよ、143改心(かいしん)した(もの)はきつと(かみ)(さま)(たす)けて(くだ)さる。144まあアタルの(みなと)へこの(ふね)()時分(じぶん)には、145チヤン竜神(りうじん)さまに(たす)けられて波止場(はとば)に「(みな)さま、146(さき)失礼(しつれい)しました」と()(やう)調子(てうし)()つてゐるだらう』
147(へい)『そんなうまい(こと)があらうかなア。148()しも二人(ふたり)(たす)かつて()(やう)(こと)だつたら、149吾々(われわれ)村中(むらぢう)あの宣伝使(せんでんし)(をしへ)(したが)つて仕舞(しま)はう』
150 (かふ)(おつ)(へい)(てい)はヒソビソと、151神徳(しんとく)(はなし)(かた)つてゐる。152珍山彦(うづやまひこ)無言(むごん)のまま、153()(にん)(はなし)をニコニコとして()いて()た。
154 アタル(まる)(やうや)うにして、155翌日(よくじつ)(いつ)(どき)にアタルの(みなと)安着(あんちやく)した。156波止場(はとば)には虎公(とらこう)157熊公(くまこう)()つてこの(ふね)()(むか)へて()る。
158大正一一・二・一五 旧一・一九 北村隆光録)

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