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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第10巻(酉の巻)
序歌
凡例
総説歌
信天翁(一)
第1篇 千軍万馬
第1章 常世城門
第2章 天地暗澹
第3章 赤玉出現
第4章 鬼鼻団子
第5章 狐々怪々
第6章 額の裏
第7章 思はぬ光栄
第8章 善悪不可解
第9章 尻藍
第10章 注目国
第11章 狐火
第12章 山上瞰下
第13章 蟹の将軍
第14章 松風の音
第15章 言霊別
第16章 固門開
第17章 乱れ髪
第18章 常世馬場
第19章 替玉
第20章 還軍
第21章 桃の実
第22章 混々怪々
第23章 神の慈愛
第24章 言向和
第25章 木花開
第26章 貴の御児
第2篇 禊身の段
第27章 言霊解一
第28章 言霊解二
第29章 言霊解三
第30章 言霊解四
第31章 言霊解五
第3篇 邪神征服
第32章 土竜
第33章 鰤公
第34章 唐櫃
第35章 アルタイ窟
第36章 意想外
第37章 祝宴
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(三)
余白歌
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霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第10巻(酉の巻)
> 第1篇 千軍万馬 > 第7章 思はぬ光栄
<<< 額の裏
(B)
(N)
善悪不可解 >>>
第七章
思
(
おも
)
はぬ
光栄
(
くわうえい
)
〔四三七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
篇:
第1篇 千軍万馬
よみ(新仮名遣い):
せんぐんばんば
章:
第7章 思はぬ光栄
よみ(新仮名遣い):
おもわぬこうえい
通し章番号:
437
口述日:
1922(大正11)年02月21日(旧01月25日)
口述場所:
筆録者:
外山豊二
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年8月20日
概要:
舞台:
常世城
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
わけのわからない事態がつぎつぎに起こり、中依別は、照彦がいなくなってしまった失態を、門番の固虎、赤熊に着せようとして詰問し始めた。
竹山彦は、照彦を逃がした失態の責任は、中依別が取るべきである、として、中依別に辞職を促した。
蟹彦は竹山彦の審判に喝采し、馬鹿口をたたいて中依別を罵り始めた。竹山彦は蟹彦をたしなめ、罰として門番を罷免し、常世神王の側付きに任命する、とおかしなことを言い出した。
その場はひとまず、蟹彦・赤熊の二人は門番として戻ることになった。すると、間の国から本物の遠山別が、月・雪・花の三人娘を連れて帰って来た。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-07-15 19:01:54
OBC :
rm1007
愛善世界社版:
63頁
八幡書店版:
第2輯 413頁
修補版:
校定版:
67頁
普及版:
29頁
初版:
ページ備考:
001
ロッキー
山
(
ざん
)
の
山颪
(
やまおろし
)
002
篠
(
しの
)
つく
雨
(
あめ
)
に
百川
(
ももかは
)
は
003
漲
(
みなぎ
)
り
溢
(
あふ
)
れ
轟々
(
がうがう
)
と
004
西北
(
にしきた
)
指
(
さ
)
して
流
(
なが
)
れ
行
(
ゆ
)
く
005
その
水音
(
みなおと
)
も
高野川
(
たかのがは
)
006
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
の
神人
(
しんじん
)
の
007
心
(
こころ
)
も
騒
(
さわ
)
ぐ
荒波
(
あらなみ
)
に
008
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
始
(
はじ
)
めとし
009
鼻
(
はな
)
の
潰
(
つぶ
)
れた
鷹取別
(
たかとりわけ
)
や
010
激
(
はげ
)
しき
憂目
(
うきめ
)
を
美山別
(
みやまわけ
)
011
立帰
(
たちかへ
)
つたるその
後
(
あと
)
に
012
中依別
(
なかよりわけ
)
は
門番
(
もんばん
)
の
蟹彦
(
かにひこ
)
、
013
赤熊
(
あかぐま
)
を
庭前
(
ていぜん
)
に
呼出
(
よびだ
)
し、
014
中依別
『ヤア、
015
蟹彦
(
かにひこ
)
、
016
赤熊
(
あかぐま
)
、
017
その
方
(
はう
)
は
門番
(
もんばん
)
として
今日
(
けふ
)
の
不体裁
(
ふていさい
)
、
018
照彦
(
てるひこ
)
を
取遁
(
とりに
)
がせし
罪
(
つみ
)
に
依
(
よ
)
つて、
019
唯今
(
ただいま
)
より
暇
(
ひま
)
を
遣
(
つか
)
はす。
020
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
くこの
場
(
ば
)
を
立去
(
たちさ
)
れ』
021
竹山彦
(
たけやまひこ
)
『これはこれは、
022
中依別
(
なかよりわけ
)
殿
(
どの
)
の
御
(
お
)
言葉
(
ことば
)
とも
覚
(
おぼ
)
えぬ。
023
今日
(
こんにち
)
の
不始末
(
ふしまつ
)
は、
024
些々
(
ささ
)
たる
門番
(
もんばん
)
の
知
(
し
)
る
所
(
ところ
)
にあらず。
025
大切
(
たいせつ
)
の
玉
(
たま
)
を
取遁
(
とりに
)
がせしは、
026
監督
(
かんとく
)
の
任
(
にん
)
に
当
(
あた
)
らるる
貴下
(
きか
)
中依別
(
なかよりわけ
)
にあらずや。
027
蟹彦
(
かにひこ
)
、
028
赤熊
(
あかぐま
)
が
如
(
ごと
)
き
門番
(
もんばん
)
に
当
(
あた
)
り
散
(
ち
)
らさるるは、
029
吾々
(
われわれ
)
として
一
(
いち
)
円
(
ゑん
)
合点
(
がてん
)
ゆかず。
030
貴下
(
きか
)
は
先
(
ま
)
ず
良心
(
りやうしん
)
あらば
責任
(
せきにん
)
をもつて
自
(
みづか
)
ら
退職
(
たいしよく
)
せられよ』
031
蟹彦
(
かにひこ
)
『イヤア、
032
偉
(
えら
)
いえらい、
033
流石
(
さすが
)
は
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
御
(
おん
)
大将
(
たいしやう
)
、
034
それでこそ
人民
(
じんみん
)
の
水上
(
みなかみ
)
に
立
(
た
)
ち、
035
人
(
ひと
)
を
治
(
をさ
)
むる
寛仁
(
くわんじん
)
大度
(
たいど
)
の
御
(
ご
)
仁徳
(
じんとく
)
、
036
蟹彦
(
かにひこ
)
実
(
まこと
)
に
恐
(
おそ
)
れ
入
(
い
)
る。
037
ヤアヤア
中依別
(
なかよりわけ
)
、
038
良心
(
りやうしん
)
あらば
貴下
(
きか
)
先
(
ま
)
づ
責任
(
せきにん
)
を
以
(
もつ
)
て
退職
(
たいしよく
)
せられよ』
039
竹山彦
(
たけやまひこ
)
『コラコラ
蟹彦
(
かにひこ
)
、
040
門番
(
もんばん
)
の
分際
(
ぶんざい
)
として
声名
(
せいめい
)
高
(
たか
)
き
中依別
(
なかよりわけ
)
の
上役
(
うはやく
)
に
向
(
むか
)
つて
無礼
(
ぶれい
)
であろうぞよ』
041
蟹彦
(
かにひこ
)
『これはこれは
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
御
(
おん
)
大将
(
たいしやう
)
様
(
さま
)
、
042
中依別
(
なかよりわけ
)
は
常世城
(
とこよじやう
)
に、
043
大勢
(
おほぜい
)
上役
(
うはやく
)
の
坐
(
ま
)
します
中
(
なか
)
より
別
(
わけ
)
て、
044
イヤハヤもう
話
(
はなし
)
にも、
045
杭
(
くひ
)
にもかからぬ
奴
(
やつ
)
でござる。
046
どうぞ
公明
(
こうめい
)
正大
(
せいだい
)
なる
御
(
ご
)
判断
(
はんだん
)
のほど
願
(
ねが
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
ります』
047
竹山彦
『
門番
(
もんばん
)
に
似合
(
にあ
)
はぬ
面白
(
おもしろ
)
いことを
申
(
まを
)
す
奴
(
やつ
)
、
048
併
(
しか
)
しながら
今迄
(
いままで
)
は、
049
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
り、
050
尾
(
を
)
を
掉
(
ふ
)
り、
051
喪家
(
さうか
)
の
狗
(
いぬ
)
の
如
(
ごと
)
く、
052
唯々
(
ゐゐ
)
諾々
(
だくだく
)
として
上長
(
じやうちやう
)
と
仰
(
あふ
)
ぎし
中依別
(
なかよりわけ
)
に
対
(
たい
)
し、
053
余
(
あま
)
りと
云
(
い
)
へば
余
(
あま
)
りの
現金
(
げんきん
)
ではないか』
054
蟹彦
『ヤア、
055
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
は
時
(
とき
)
の
天下
(
てんか
)
に
随
(
したが
)
へといふ
事
(
こと
)
があります。
056
旗色
(
はたいろ
)
の
好
(
よ
)
き
方
(
はう
)
につくのが
当世
(
たうせい
)
、
057
もはや
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
一声
(
ひとこゑ
)
にて
日
(
ひ
)
ごろ
傲慢
(
がうまん
)
不遜
(
ふそん
)
なる
中依別
(
なかよりわけ
)
が
退職
(
たいしよく
)
となりしは、
058
この
蟹彦
(
かにひこ
)
一人
(
ひとり
)
ではござらぬ、
059
城内
(
じやうない
)
一同
(
いちどう
)
の
下役
(
したやく
)
共
(
ども
)
は
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らず
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つて
喜
(
よろこ
)
ぶことと
存
(
ぞん
)
じます。
060
イヤもう
気味
(
きみ
)
のよい
事
(
こと
)
で、
061
余
(
あま
)
り
麦飯
(
むぎ
めし
)
……ドツコイ……
むぎ
道
(
だう
)
な
事
(
こと
)
をいたした
罰
(
ばつ
)
で、
062
あは
喰
(
く
)
つて
貴方
(
あなた
)
様
(
さま
)
に
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
いね
だとか
米
(
こめ
)
だとか
言
(
い
)
はれたその
時
(
とき
)
の
面付
(
つらつき
)
、
063
見
(
み
)
られた
ざま
ぢやありませぬわ。
064
そば
に
見
(
み
)
て
居
(
を
)
る
私
(
わたくし
)
は、
065
イヤもう
うどん
でも
呑
(
の
)
み
込
(
こ
)
んだ
様
(
やう
)
に、
066
つるつると
咽
(
のんど
)
の
溜飲
(
りういん
)
が
下
(
さが
)
りました。
067
何時迄
(
いつまで
)
も
驕
(
おご
)
る
何
(
なん
)
たらは
久
(
ひさ
)
しからずとかや。
068
是
(
これ
)
も
世間
(
せけん
)
の
みせしめ
、
069
中々
(
なかなか
)
以
(
もつ
)
て
より
に
よつた
中依別
(
なかよりわけ
)
の
がらくた
役人
(
やくにん
)
、
070
籾
(
もみ
)
から
米
(
こめ
)
を
取
(
と
)
つた
後
(
あと
)
の
粕役人
(
かすやくにん
)
、
071
この
蟹彦
(
かにひこ
)
が
一
(
ひと
)
つ
鼻息
(
はないき
)
したら
十間先
(
じつけんさき
)
へペロペロペロと
散
(
ち
)
るやうな
ざま
になりました。
072
どうぞ
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
御
(
おん
)
大将
(
たいしやう
)
、
073
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
御
(
ご
)
英断
(
えいだん
)
を
願
(
ねが
)
ひます。
074
私
(
わたくし
)
一人
(
ひとり
)
が
喜
(
よろこ
)
ぶのではなく、
075
城中
(
じやうちう
)
もこれからは
皆
(
みな
)
の
役人
(
やくにん
)
共
(
ども
)
が
喜
(
よろこ
)
んで
勇
(
いさ
)
んで、
076
寝転
(
ねころ
)
んで、
077
ころこんで、
078
滑
(
すべ
)
つて
跳
(
は
)
ねて、
079
尻餅
(
しりもち
)
搗
(
つ
)
いて、
080
涎
(
よだれ
)
をくつて……』
081
竹山彦
『コラコラ、
082
止度
(
とめど
)
もなく
何
(
なに
)
をべらべら
囀
(
さへづ
)
るか。
083
控
(
ひか
)
へて
居
(
を
)
らう』
084
蟹彦
『ハイハイ、
085
かに
して
下
(
くだ
)
さいませ。
086
あまり
逆上
(
のぼせ
)
て、
087
蟹
(
かに
)
が
一寸
(
ちよつと
)
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
いたのでございます。
088
泡
(
あわ
)
に
就
(
つい
)
て
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
した。
089
あは
喰
(
く
)
つたのは
中依別
(
なかよりわけ
)
、
090
哀
(
あは
)
れなものぢや。
091
こんな
毒性
(
どくしやう
)
な
目
(
め
)
に
遇
(
あ
)
は
ぬ
昔
(
むかし
)
がまだよかつたに、
092
ア
ンポンタンの
真黒気
(
まつくろけ
)
の
黒焼
(
くろやき
)
奴
(
め
)
が、
093
案外
(
あ
んぐわい
)
はやく
失策
(
しくじ
)
つた。
094
昼行灯
(
ひる
あ
んどん
)
の
餡
(
あ
ん
)
ころ
餅
(
もち
)
、
095
暗夜
(
あ
んや
)
に
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふのは
提燈
(
ちやうちん
)
、
096
行灯
(
あ
んどん
)
の
明
(
あ
か
)
り。
097
常世
(
とこよ
)
の
城
(
しろ
)
に
昼行灯
(
ひる
あ
んどん
)
は、
098
イヤもう
一寸
(
ちよつと
)
も
御用
(
ごよう
)
は
あ
りますまい。
099
イ
ヽヽ
因縁
(
い
んねん
)
か
因果
(
い
んぐわ
)
か、
100
い
んちき
野郎
(
やらう
)
が
陰気
(
い
んき
)
陰鬱
(
い
んうつ
)
なその
陰険
(
い
んけん
)
な
陰謀
(
い
んぼう
)
を
企
(
たく
)
んだ
因縁
(
い
んねん
)
に
依
(
よ
)
つて、
101
今
(
い
ま
)
この
通
(
とほ
)
り
夢
(
ゆめ
)
にも
知
(
し
)
らぬ
大鉄槌
(
だいてつつゐ
)
を
頭上
(
づじやう
)
から
痛々
(
い
た
い
た
)
しくも
下
(
おろ
)
され、
102
これ
迄
(
まで
)
の
位置
(
ゐ
ち
)
をすつかりと
返上
(
へんじやう
)
し、
103
何時
(
い
つ
)
にない
曲
(
い
ぢ
)
けた
顔
(
かほ
)
して
い
としいことだ。
104
早
(
はや
)
く
帰
(
い
な
)
して
下
(
くだ
)
さいな。
105
古
(
い
にしへ
)
も
今
(
い
ま
)
も
悪人
(
あくにん
)
の
栄
(
さか
)
えた
例
(
ためし
)
はない。
106
猪
(
ゐ
のしし
)
武者
(
むしや
)
の
中依別
(
なかよりわけ
)
、
107
一
(
い
ち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
家
(
い
へ
)
に
帰
(
かへ
)
つて
隠居
(
い
んきよ
)
でもしたがよからう。
108
い
らざる
事
(
こと
)
に
肝煎
(
きも
い
り
)
致
(
い
た
)
したその
罰
(
ばち
)
で、
109
居
(
ゐ
)
るに
居
(
ゐ
)
られぬこの
場
(
ば
)
の
仕儀
(
しぎ
)
、
110
曲津
(
まがつ
)
の
容器
(
い
れもの
)
、
111
色
(
い
ろ
)
は
真黒
(
まつくろ
)
けの
黒助
(
くろすけ
)
』
112
竹山彦
『アハヽヽヽ、
113
よう
貴様
(
きさま
)
は
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
く
奴
(
やつ
)
だ。
114
よしよし、
115
中依別
(
なかよりわけ
)
も
唯今
(
ただいま
)
限
(
かぎ
)
り
常世城
(
とこよじやう
)
の
規則
(
きそく
)
に
照
(
てら
)
し、
116
退職
(
たいしよく
)
を
命
(
めい
)
ずる。
117
就
(
つい
)
てはその
部下
(
ぶか
)
の
蟹彦
(
かにひこ
)
も
罪
(
つみ
)
は
同然
(
どうぜん
)
』
118
蟹彦
『モシモシ、
119
そりやちつと
違
(
ちが
)
ひは
致
(
いた
)
しませぬか。
120
オイ
赤熊
(
あかぐま
)
、
121
俺
(
おれ
)
が
御
(
お
)
払
(
はら
)
ひ
箱
(
ばこ
)
となつたら
貴様
(
きさま
)
も
同然
(
どうぜん
)
だぞ』
122
赤熊
(
あかぐま
)
『チヨツ、
123
何
(
なに
)
を
吐
(
ぬか
)
しよるのだ、
124
受売
(
うけうり
)
ばつかりしよつて、
125
偽物
(
にせもの
)
を
売
(
う
)
つたつて
買手
(
かひて
)
がないぞ。
126
ウ
ヽヽ
運
(
う
ん
)
の
悪
(
わる
)
い
貴様
(
きさま
)
だ。
127
動
(
う
ご
)
きのとれぬ
御
(
おん
)
仰
(
あふ
)
せ、
128
う
ぢ
う
ぢ
致
(
いた
)
さず
早
(
はや
)
く
帰
(
かへ
)
れ。
129
常世城
(
とこよじやう
)
の
鉄門
(
かなど
)
はこの
方
(
はう
)
一人
(
ひとり
)
で
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だ。
130
貴様
(
きさま
)
のやうな
泡
(
あわ
)
吹
(
ふ
)
き
野郎
(
やらう
)
がけつかると、
131
俺
(
おれ
)
までが、
132
しまひには
いね
と
云
(
い
)
はれて、
133
そば
杖
(
づゑ
)
を
喰
(
く
)
はねばならぬ。
134
エヽヽ
きび
の
悪
(
わる
)
い。
135
早
(
はや
)
く
帰
(
かへ
)
るがよからうぞよ』
136
蟹彦
(
かにひこ
)
『オイ、
137
そんな
偉
(
え
ら
)
さうなことを
申
(
まを
)
すと、
138
もう
斯
(
か
)
うなつては
友達
(
ともだち
)
でもない、
139
赤
(
あか
)
の
他人
(
たにん
)
だ。
140
エ
ヽヽ
遠慮
(
ゑ
んりよ
)
会釈
(
ゑ
しやく
)
があるものか。
141
貴様
(
きさま
)
の
腸
(
はらわた
)
を
抉
(
え
ぐ
)
つて
え
らい
目
(
め
)
に
遇
(
あ
)
はしてやるのだ。
142
今
(
いま
)
まで
偉
(
え
ら
)
さうな
面構
(
つらがまへ
)
をして
居
(
を
)
つたが、
143
もう
叶
(
かな
)
ふまい。
144
高野川
(
たかのがは
)
にでも
身
(
み
)
を
投
(
な
)
げて
死
(
し
)
んで
了
(
しま
)
へ』
145
竹山彦
(
たけやまひこ
)
『コラコラ
両人
(
りやうにん
)
、
146
此処
(
ここ
)
を
何
(
なん
)
と
心得
(
こころえ
)
て
居
(
を
)
る、
147
勿体
(
もつたい
)
なくも
常世城
(
と
こよじやう
)
の
常暗
(
と
こやみ
)
の
御
(
ご
)
城内
(
じやうない
)
だ。
148
面黒
(
おもくろ
)
い
事
(
こと
)
を
吐
(
ほざ
)
かずに
早
(
はや
)
く
狐
(
きつね
)
の
尾
(
を
)
を
下
(
さ
)
げて、
149
コンコン
今後
(
こんご
)
はきつと
慎
(
つつし
)
みます、
150
クワイクワイ
改心
(
かいしん
)
改良
(
かいりやう
)
仕
(
つかまつ
)
ると
四這
(
よつんばひ
)
になつて
謝
(
あやま
)
れ。
151
然
(
しか
)
らば
竹山彦
(
たけやまひこ
)
が
暫
(
しば
)
らくの
猶予
(
いうよ
)
を
与
(
あた
)
へる。
152
その
間
(
あひだ
)
によつく
胸
(
むね
)
に
手
(
て
)
を
当
(
あ
)
てて
去就
(
きよしう
)
を
決
(
けつ
)
するがよからう。
153
不届
(
ふとど
)
きな
奴
(
やつ
)
、
154
門番
(
もんばん
)
を
免職
(
めんしよく
)
さして
中依別
(
なかよりわけ
)
の
後釜
(
あとがま
)
に
据
(
す
)
ゑてやらうか。
155
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
の
御
(
お
)
側附
(
そばづき
)
に
致
(
いた
)
してやらうか』
156
蟹彦
(
かにひこ
)
『あゝモシモシ、
157
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
御
(
おん
)
大将
(
たいしやう
)
、
158
ソヽヽそれは
本当
(
ほんたう
)
でございますか。
159
叱
(
しか
)
られて
上
(
うへ
)
の
役
(
やく
)
になると
云
(
い
)
ふことは、
160
根
(
ね
)
つから
葉
(
は
)
つから
蕪
(
かぶら
)
から
訳
(
わけ
)
が
解
(
わか
)
りませぬ。
161
今後
(
こんご
)
はもつともつと
不都合
(
ふつがふ
)
を
致
(
いた
)
してドツサリ
叱
(
しか
)
らるることですな。
162
私
(
わたくし
)
が
今日
(
けふ
)
より
中依別
(
なかよりわけ
)
、
163
ヤア、
164
有難
(
ありがた
)
いありがたい、
165
夢
(
ゆめ
)
に
牡丹餅
(
ぼたもち
)
食
(
く
)
つたやうだ』
166
赤熊
(
あかぐま
)
『コラコラ、
167
貴様
(
きさま
)
は
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
さぬと
今後
(
こんご
)
は
赦
(
ゆる
)
さぬぞ。
168
中依別
(
なかよりわけ
)
の
後釜
(
あとがま
)
に
赤熊
(
あかぐま
)
を
命
(
めい
)
ずるぞよ』
169
蟹彦
『ナヽヽ
何
(
なに
)
を
吐
(
ぬか
)
しやがる。
170
自分
(
じぶん
)
のことを
自分
(
じぶん
)
が
命
(
めい
)
ずる
奴
(
やつ
)
が
何処
(
どこ
)
にあるか。
171
コン
畜生
(
ちくしやう
)
、
172
貴様
(
きさま
)
狐
(
きつね
)
に
魅
(
つま
)
まれてそんな
うさ
言
(
ごと
)
を
吐
(
ほざ
)
きやがるのだな。
173
俺
(
おれ
)
が
一言
(
ひとこと
)
云
(
い
)
つたつて、
174
さうきつう
根
(
ね
)
にもつて、
175
コンコン
吐
(
ぬか
)
すに
及
(
およ
)
ばぬではないか』
176
竹山彦
(
たけやまひこ
)
『
矢釜敷
(
やかまし
)
いワイ。
177
ぐづぐづ
吐
(
ぬか
)
すと
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
の
御
(
お
)
脇立
(
わきだち
)
にして
了
(
しま
)
ふぞ。
178
中依別
(
なかよりわけ
)
の
後
(
あと
)
の
役
(
やく
)
を
仰付
(
おほせつ
)
けるぞ』
179
蟹彦
(
かにひこ
)
『ナンダか
狐
(
きつね
)
に
魅
(
つま
)
まれたやうだな。
180
斯
(
こ
)
んな
結構
(
けつこう
)
なやうな、
181
怪体
(
けつたい
)
なやうな、
182
こんがらがつた、
183
混沌
(
こんとん
)
としたことが
又
(
また
)
と
世
(
よ
)
にあらうか』
184
竹山彦
『
何
(
なに
)
はともあれ、
185
両人
(
りやうにん
)
は
元
(
もと
)
の
如
(
ごと
)
く
赤門
(
あかもん
)
に
退
(
さが
)
つて
門番
(
もんばん
)
を
致
(
いた
)
せ。
186
追
(
お
)
つて
沙汰
(
さた
)
を
致
(
いた
)
す』
187
二人
(
ふたり
)
は、
188
赤熊、蟹彦
『ハイハイ、
189
しやちこば
りました。
190
しやつちけのう
ございます』
191
と
云
(
い
)
ひながら、
192
元
(
もと
)
の
門番
(
もんばん
)
の
溜
(
たま
)
り
所
(
しよ
)
に
腑
(
ふ
)
に
落
(
お
)
ちぬやうな
面構
(
つらがまへ
)
をして
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
193
門外
(
もんぐわい
)
にはかに
騒
(
さわ
)
がしく、
194
人馬
(
じんば
)
の
物音
(
ものおと
)
手
(
て
)
に
取
(
と
)
る
如
(
ごと
)
く
聞
(
きこ
)
え
来
(
きた
)
る。
195
蟹彦
(
かにひこ
)
『オイオイ
又
(
また
)
だ。
196
照彦
(
てるひこ
)
の
奴
(
やつ
)
、
197
蒸返
(
むしかへ
)
しに
来
(
き
)
やがつたのだらう。
198
豪
(
えら
)
い
勢
(
いきほひ
)
だ。
199
今度
(
こんど
)
は
沢山
(
たくさん
)
の
手下
(
てした
)
を
伴
(
つ
)
れて
居
(
を
)
るらしい。
200
一
(
ひと
)
つ
貴様
(
きさま
)
と
俺
(
おれ
)
と、
201
とつときの
智慧
(
ちゑ
)
と
力
(
ちから
)
を
放
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
して、
202
照彦
(
てるひこ
)
をふん
縛
(
じば
)
つて
神王
(
しんわう
)
様
(
さま
)
の
前
(
まへ
)
へ
突
(
つ
)
き
出
(
だ
)
したら、
203
御
(
ご
)
褒美
(
ほうび
)
が
頂
(
いただ
)
けようも
知
(
し
)
れぬぞよ』
204
赤熊
(
あかぐま
)
『オケオケ、
205
そんなことしたら
何時迄
(
いつまで
)
も
門番
(
もんばん
)
だ。
206
貴様
(
きさま
)
は
門番
(
もんばん
)
に
適当
(
てきたう
)
な
奴
(
やつ
)
だ。
207
貴様
(
きさま
)
に
限
(
かぎ
)
ると
一口
(
ひとくち
)
言
(
い
)
はれたが
最後
(
さいご
)
、
208
門附
(
もんつき
)
になつて
一代
(
いちだい
)
浮
(
うか
)
ぶ
瀬
(
せ
)
はありはしないぞ。
209
こんな
失敗
(
しつぱい
)
があつた
御
(
お
)
蔭
(
かげ
)
で、
210
中依別
(
なかよりわけ
)
は
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
だが、
211
吾々
(
われわれ
)
は
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
の
御
(
お
)
側附
(
そばづき
)
、
212
一段
(
いちだん
)
下
(
さが
)
つた
所
(
ところ
)
で
中依別
(
なかよりわけ
)
の
後釜
(
あとがま
)
だ。
213
傘屋
(
かさや
)
の
丁稚
(
でつち
)
ぢやないが、
214
骨
(
ほね
)
折
(
を
)
つて
叱
(
しか
)
られるより
優
(
ま
)
しだ。
215
貴様
(
きさま
)
も
割
(
わり
)
とは
気
(
き
)
の
利
(
き
)
かぬ
奴
(
やつ
)
ぢや。
216
とつくりと
思案
(
しあん
)
をしたがよからうぞ』
217
この
時
(
とき
)
門外
(
もんぐわい
)
より
声
(
こゑ
)
高
(
たか
)
く、
218
遠山別
『ヤアヤア
遠山別
(
とほやまわけ
)
、
219
月
(
つき
)
、
220
雪
(
ゆき
)
、
221
花
(
はな
)
を
召伴
(
めしつ
)
れ
立帰
(
たちかへ
)
つたり。
222
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
くこの
門
(
もん
)
開
(
ひら
)
け』
223
と
呼
(
よば
)
はる
声
(
こゑ
)
に
両人
(
りやうにん
)
、
224
赤熊、蟹彦
『
何
(
なに
)
が
何
(
なん
)
だか
一寸
(
ちよつと
)
も
聞
(
きこ
)
えはしない。
225
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けだとか、
226
遠山
(
とほやま
)
あけ
だとか、
227
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
だい、
228
遠
(
とほ
)
の
昔
(
むかし
)
に
俺
(
おれ
)
の
耳
(
みみ
)
は
遠山別
(
とほやまわけ
)
になつて
了
(
しま
)
つた』
229
門
(
もん
)
を
叩
(
たた
)
き、
230
遠山別
『
開
(
あ
)
けよあけよ』
231
と
叫
(
さけ
)
ぶ
声
(
こゑ
)
、
232
ますます
激
(
はげ
)
しくなり
来
(
きた
)
る。
233
蟹彦
(
かにひこ
)
『
豆腐屋
(
とうふや
)
でも
遠山
(
とほやま
)
でも、
234
左官
(
さくわん
)
でも
構
(
かま
)
ふものかい。
235
この
門
(
もん
)
開
(
あ
)
けて
堪
(
たま
)
らうかい。
236
この
方
(
はう
)
は
勿体
(
もつたい
)
なくも
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
の
御
(
お
)
脇立
(
わきだち
)
だ。
237
中依別
(
なかよりわけ
)
の
後継
(
あとつ
)
ぎだ。
238
遠山
(
とほやま
)
が
何
(
なん
)
だ、
239
豆腐
(
とうふ
)
のやうな
腰
(
こし
)
しよつて
偉
(
えら
)
さうに
云
(
い
)
ふない。
240
御
(
お
)
役
(
やく
)
が
違
(
ちが
)
ふぞ。
241
仕損
(
しぞこな
)
ふな』
242
中門
(
なかもん
)
の
方
(
はう
)
より、
243
馬鹿
(
ばか
)
役人
(
やくにん
)
の
粕熊
(
かすぐま
)
馳
(
は
)
せ
来
(
きた
)
り、
244
粕熊
『ヤア、
245
ギヤアイ、
246
赤
(
あか
)
よ、
247
蟹
(
かに
)
よ、
248
竹山
(
たけやま
)
さまが
赤蟹
(
あかがに
)
にちよつと
来
(
こ
)
いて
仰有
(
おつしや
)
るぞ』
249
二人
(
ふたり
)
(赤熊、蟹彦)
『
赤蟹
(
あかがに
)
なんて
莫迦
(
ばか
)
にしやがる。
250
まるで
二
(
ふた
)
つ
一
(
いち
)
だ。
251
オイ
粕熊
(
かすぐま
)
の
粕
(
かす
)
野郎
(
やらう
)
、
252
そら
何
(
なに
)
吐
(
ぬか
)
す。
253
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
の
御
(
お
)
脇立
(
わきだち
)
様
(
さま
)
に
向
(
むか
)
つて、
254
一寸
(
ちよつと
)
来
(
こ
)
いだの
赤蟹
(
あかがに
)
だのと、
255
貴様
(
きさま
)
は
狐
(
きつね
)
にでも
魅
(
つま
)
まれよつたな』
256
折
(
をり
)
しも
六時
(
むつどき
)
を
報
(
はう
)
ずる
常世城
(
とこよじやう
)
の
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
は、
257
コーンコーンコーン、
258
コンコンコンと
響
(
ひび
)
き
渡
(
わた
)
る。
259
(
大正一一・二・二一
旧一・二五
外山豊二
録)
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【第7章 思はぬ光栄|第10巻|霊主体従|霊界物語|/rm1007】
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