霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二五章 木花(このはな)(びらき)〔四五五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 篇:第1篇 千軍万馬 よみ(新仮名遣い):せんぐんばんば
章:第25章 木花開 よみ(新仮名遣い):このはなびらき 通し章番号:455
口述日:1922(大正11)年02月25日(旧01月29日) 口述場所: 筆録者:上西真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年8月20日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
伊弉諾命の凱旋に、伊弉冊命は戦勝の歌を歌った。そしてあをぎが原の神殿の奥深くに姿を隠した。
続いて木花姫命、日の出神が喜びの歌を歌った。天教山は、神々の歓喜の声に包まれた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-07-16 00:57:18 OBC :rm1025
愛善世界社版:187頁 八幡書店版:第2輯 458頁 修補版: 校定版:194頁 普及版:87頁 初版: ページ備考:
001天雲(あまぐも)伊行(いゆ)きはばかる遠近(をちこち)
002鮮岳(せんがく)清山(せいざん)()()でし
003天教山(てんけうざん)真秀良場(まほらば)
004(こころ)もつくしの(やま)(うへ)
005地底(ちそこ)(くに)より()(いだ)
006(たけ)火口(くわこう)(むか)ひたる
007天津(あまつ)日向(ひむか)のあをぎ(はら)
008(きたな)(くに)(いた)りたる
009(しこ)のけがれを(きよ)めむと
010(かむ)伊邪那岐(いざなぎ)大神(おほかみ)
011()出神(でのかみ)諸共(もろとも)
012千五百(ちいほ)(いくさ)()(つど)
013浅間(あさま)(うみ)()()ちて
014(おん)()(けがれ)(はら)ひます
015大神業(だいしんげふ)(いさ)ましき
016(てん)(をしへ)(つゑ)となし
017(すす)衝立(つきたち)船戸(ふなど)(がみ)
018(こころ)(おび)(かた)()
019曲言向(まがことむ)けし(かむ)ながら
020道之(みちの)長乳歯彦(ながちはひこ)(かみ)
021国治立(くにはるたち)大神(おほかみ)
022御稜威(みいづ)御裳(みも)になり()でし
023(みち)蘊奥(おくが)時置師(ときおかし)
024一度(いちど)(ひら)()(はな)
025()りては(むす)大御衣(おほみけし)
026(かみ)(こころ)和豆良比(わづらひ)()
027宇斯能(うしの)御神(みかみ)御褌(みはかま)
028なります(かみ)道俣神(ちまたがみ)
029(こころ)(そら)飽咋(あくぐひ)
030宇斯能(うしの)御神(みかみ)(かかぶ)りに
031(いただ)(まつ)左手(ゆんで)手纏(たまき)
032(すく)ひの御手(みて)曲神(まがかみ)
033(けが)れの(うへ)奥疎(おきさかる)(かみ)
034四方(よも)大海(おほうみ)国原(くにはら)
035(かみ)(こころ)奥津(おきつ)那芸佐(なぎさ)毘古(びこ)
036奥津(おきつ)甲斐弁羅(かひべらの)(かみ)
037神世(かみよ)幽界(かくりよ)辺疎(へざかるの)(かみ)
038辺津(へつ)那芸佐(なぎさ)毘古(びこ)
039辺津(へつ)甲斐辺羅(かひべらの)(かみ)
040十二柱(じふにはしら)(かみ)たちは
041黄泉(よもつ)(しま)()でまして
042この()曲霊(まがひ)(てら)(たま)ふとき
043(けがれ)()れし(かみ)ぞかし
044アヽ(うるは)しく(たふと)さの
045(かぎ)()られぬ神業(かむわざ)
046(かぎ)()られぬ神業(かむわざ)よ。
047 伊邪那美(いざなみの)大神(おほかみ)
048伊邪那美大神久方(ひさかた)天津(あまつ)御神(みかみ)言霊(ことたま)
049伊吹(いぶき)狭霧(さぎり)黄泉島(よもつじま)
050黄泉軍(よもついくさ)言向(ことむ)けて
051(やみ)よりくらき烏羽玉(うばたま)
052常夜(とこよ)(そら)()(わた)
053(あめ)(つち)とに()(わた)
054()出神(でのかみ)功績(いさをし)
055この()(ひかり)となりぬべし
056三五(もちひ)(つき)(いや)まさり
057御魂(みたま)(きよ)月照彦(つきてるひこ)
058(かみ)のみことの宣伝使(せんでんし)
059(たふと)御代(みよ)大足彦(おほだるひこ)
060(かみ)のみことの言霊別(ことたまわけ)
061(さか)しき(くに)(たひら)けく
062(せま)けき(くに)弘子(ひろやす)
063(かみ)伊吹(いぶき)(はら)はれて
064()曲神(まがかみ)少彦名(すくなひこな)
065(かみ)(ひかり)高照姫(たかてるひめ)
066(こころ)(きよ)真澄姫(ますみひめ)
067八咫(やあた)(かがみ)純世姫(すみよひめ)
068(きよ)(をしへ)竜世姫(たつよひめ)
069地教(ちけう)(やま)(あら)はれし
070(かむ)伊邪那美(いざなみの)大神(おほかみ)
071御稜威(みいづ)(かがや)瑞御魂(みづみたま)
072()望月(もちづき)永遠(とこしへ)
073(まる)(をさ)まる五六七(みろく)()
074天津(あまつ)御国(みくに)国原(くにはら)
075堅磐(かきは)常磐(ときは)常立(とこたち)
076開化(ひら)くる御世(みよ)(たの)しけれ
077天津(あまつ)御神(みかみ)御教(みをしへ)
078一度(いちど)(ひら)()(はな)
079()(にほ)ふなる天教山(てんけうざん)
080(みね)永遠(とこしへ)動揺(ゆるぎ)なく
081天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)何時(いつ)までも
082(かは)らざらまし(かみ)御世(みよ)
083豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みづほくに)
084御稜威(みいづ)(たか)厳御魂(いづみたま)
085この()(どろ)をことごとく
086(あら)(きよ)むる瑞御魂(みづみたま)
087(いづ)(みづ)との二神柱(ふたはしら)
088(てん)(あら)はれ()(うま)
089(きよ)神世(かみよ)経緯(たてよこ)
090(にしき)御旗(みはた)()りなして
091天津(あまつ)御空(みそら)(ほし)(ごと)
092八洲(やしま)(くに)(すな)(ごと)
093(あめ)益人(ますひと)()()みて
094()永久(とこしへ)永遠(とことは)
095(くも)()()高砂(たかさご)
096(うづ)島ケ根(しまがね)(じやう)(うば)
097千歳(ちとせ)(まつ)(いや)(しげ)
098(さか)()きせぬ(かみ)(くに)
099(かぎ)りも()れぬ青雲(あをくも)
100棚引(たなび)(きは)白雲(しらくも)
101向伏(むかふ)(かぎ)りたてよこの
102(かみ)御稜威(みいづ)(をさ)むべし
103(かみ)御稜威(みいづ)(をさ)むべし』
104(うた)(をは)らせ、105伊邪那美(いざなみの)大神(おほかみ)あをぎ(はら)神殿(しんでん)(ふか)御姿(みすがた)(かく)(たま)ふ。
106 木花姫(このはなひめの)(みこと)満面(まんめん)(ゑみ)(たた)へ、107諸神(しよしん)(まへ)(あら)はれ(たま)ひて声音(せいおん)(ほがら)かに(うた)(たま)ふ。
108木花姫命豊葦原(とよあしはら)中国(なかくに)
109一輪(いちりん)(きよ)(かん)ばしく
110(にほ)へる(しろ)(うめ)(はな)
111神世(かみよ)(むかし)(めぐ)()
112国治立(くにはるたち)大神(おほかみ)
113()()(こころ)(くば)らせし
114常夜(とこよ)(くに)()(わた)
115曲津軍(まがついくさ)服従(まつろ)ひて
116一度(いちど)(ひら)()(はな)
117うましき御代(みよ)となりにけり
118(やみ)より(くら)()(なか)
119天津(あまつ)御神(みかみ)神言(みこと)もて
120黄泉(よもつ)(しま)天降(あまくだ)
121(しこ)国原(くにばら)言向(ことむ)けて
122()出神(でのかみ)(あらは)れし
123(あめ)(つち)との大道別(おほみちわけ)
124(かみ)(みこと)(いさ)ましく
125事戸(ことど)(わた)琴平別(ことひらわけ)
126(いづ)御魂(みたま)百引(ももびき)千引(ちびき)
127(いは)をも()ぬく誠心(まごころ)
128(つらぬ)(とほ)(くは)(ゆみ)
129弓張月(ゆみはりづき)(そら)(たか)
130(かがや)(わた)神々(かみがみ)
131(いさを)(きよ)天教山(てんけうざん)
132尾根(をね)()()言霊(ことたま)
133(うみ)(かがみ)(うつ)るなり
134(うつ)(かは)るは()(なか)
135(なら)ひと()けど()花姫(はなひめ)
136()(にほ)ふなる(はる)()
137(またた)(うち)(くれなゐ)
138色香(いろか)(なつ)若緑(わかみどり)
139(すず)しき(かぜ)(おく)られて
140四方(よも)山々(やまやま)錦織(にしきお)
141紅葉(もみぢ)()りて木枯(こがらし)
142(かぜ)()(すさ)雪霜(ゆきしも)
143ふる(こと)()にかへり()
144(こころ)(くば)神々(かみがみ)
145(こころ)(くば)神々(かみがみ)
146(はる)(はな)()今日(けふ)()
147(わが)(むね)さへも(ひら)くなり
148(わが)(むね)さへもかをるなり
149かをりゆかしき(かみ)(みち)
150一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
151一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
152一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
153 ()出神(でのかみ)は、154神人(かみがみ)らの総代(そうだい)として凱旋(がいせん)(うた)()ませ(たま)ひぬ。155その(うた)
156日の出神()若宮(わかみや)()れませる
157(かむ)伊邪那岐(いざなぎ)大神(おほかみ)
158(いも)伊邪那美(いざなみ)大神(おほかみ)
159天津(あまつ)御神(みかみ)神言(みこと)もて
160(あめ)(つち)との中空(なかぞら)
161()(わた)されし浮橋(うきはし)
162()たせ(たま)ひて二柱(ふたはしら)
163(つき)御柱(みはしら)大神(おほかみ)
164(あま)瓊矛(ぬほこ)をさしおろし
165(あふ)(みなぎ)泥海(どろうみ)
166こをろこをろにかきなして
167豊葦原(とよあしはら)中津国(なかつくに)
168筑紫(つくし)日向(ひむか)のたちばなの
169をどのあをぎが(はら)()
170天降(あまくだ)りまし()花姫(はなひめ)
171(かみ)(みこと)諸共(もろとも)
172この()(どろ)(きよ)めつつ
173(うづ)(くに)()(しま)()
174(よろづ)神人(かみびと)()みまして
175山川(やまかは)草木(くさき)(かみ)()
176大宮柱(おほみやはしら)太知(ふとし)りて
177(しづ)まり(たま)(をり)からに
178天足(あだる)(ひこ)胞場姫(えばひめ)
179(しこ)(たま)より(あらは)れし
180八岐(やまた)大蛇(をろち)鬼狐(おにきつね)
181(あら)ぶる(かみ)(おとなひ)
182(よろづ)(わざはひ)()(おこ)
183常夜(とこよ)(やみ)となり()てし
184()(てら)さむと(うづ)御子(みこ)
185()出神(でのかみ)事依(ことよ)さし
186大道別(おほみちわけ)名乗(なの)らせて
187世界(せかい)(まが)をことごとに
188言向(ことむ)(やは)せと()(たま)
189(ちから)稜威(いづ)もなき(われ)
190(めぐ)みの(ふか)()花姫(はなひめ)
191三十三相(みそみすがた)()(へん)
192(たす)(たま)ひし御恵(みめぐ)みに
193(ちから)()はりて四方(よも)(くに)
194荒振(あらぶ)(まが)言向(ことむ)けて
195黄泉(よもつ)(しま)(たたか)ひに
196(かみ)御稜威(みいづ)(あら)はせし
197その功績(いさをし)()花姫(はなひめ)
198(かみ)のみことの稜威(いづ)ぞかし
199(いづ)御魂(みたま)瑞御魂(みづみたま)
200三五(もちひ)(つき)御教(みをしへ)
201世界(せかい)(くま)なく()(わた)
202千尋(ちひろ)(うみ)(そこ)(ふか)
203(たつ)宮居(みやゐ)烏羽玉(うばたま)
204(くら)根底(ねそこ)(くに)までも
205天津(あまつ)()かげの永遠(とこしへ)
206(あか)(てら)さむ(かみ)(みち)
207富士(ふじ)鳴門(なると)のこの経綸(しぐみ)
208富士(ふじ)鳴門(なると)のこの経綸(しぐみ)
209(いや)永遠(とこしへ)永遠(とこしへ)
210(かみ)大道(おほぢ)天地(あめつち)
211(とも)(ひら)かむ、いざさらば
212(しづ)まりませよ(もも)(かみ)
213(しづ)まりいませ(もも)(かみ)
214桃上彦(ももがみひこ)(うづ)御子(みこ)
215堅磐(かきは)常磐(ときは)松代姫(まつよひめ)
216(こころ)すぐなる竹野姫(たけのひめ)
217色香(いろか)目出(めで)たき梅ケ香姫(うめがかひめ)
218(かみ)(みこと)三柱(みはしら)
219意富加牟豆美(おほかむづみ)(もも)()
220この()(あらは)厳御魂(いづみたま)
221(みづ)御魂(みたま)何時(いつ)までも
222三五(みいづ)(つき)御教(みをしへ)
223堅磐(かきは)常磐(ときは)(まも)()
224堅磐(かきは)常磐(ときは)(まも)()せ』
225 この御歌(みうた)数多(あまた)神々(かみがみ)歓喜(くわんき)(こゑ)()たされて、226さしもに(たか)天教山(てんけうざん)()るる(ばか)りの光景(くわうけい)なりき。
 
227 ()(はな)(しづ)まり(たま)ふこの(みね)
228  不二(ふじ)三山(みやま)()()(わた)
229大正一一・二・二五 旧一・二九 上西真澄録)
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