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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第10巻(酉の巻)
序歌
凡例
総説歌
信天翁(一)
第1篇 千軍万馬
第1章 常世城門
第2章 天地暗澹
第3章 赤玉出現
第4章 鬼鼻団子
第5章 狐々怪々
第6章 額の裏
第7章 思はぬ光栄
第8章 善悪不可解
第9章 尻藍
第10章 注目国
第11章 狐火
第12章 山上瞰下
第13章 蟹の将軍
第14章 松風の音
第15章 言霊別
第16章 固門開
第17章 乱れ髪
第18章 常世馬場
第19章 替玉
第20章 還軍
第21章 桃の実
第22章 混々怪々
第23章 神の慈愛
第24章 言向和
第25章 木花開
第26章 貴の御児
第2篇 禊身の段
第27章 言霊解一
第28章 言霊解二
第29章 言霊解三
第30章 言霊解四
第31章 言霊解五
第3篇 邪神征服
第32章 土竜
第33章 鰤公
第34章 唐櫃
第35章 アルタイ窟
第36章 意想外
第37章 祝宴
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(三)
余白歌
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第10巻(酉の巻)
> 第1篇 千軍万馬 > 第25章 木花開
<<< 言向和
(B)
(N)
貴の御児 >>>
第二五章
木花
(
このはな
)
開
(
びらき
)
〔四五五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
篇:
第1篇 千軍万馬
よみ(新仮名遣い):
せんぐんばんば
章:
第25章 木花開
よみ(新仮名遣い):
このはなびらき
通し章番号:
455
口述日:
1922(大正11)年02月25日(旧01月29日)
口述場所:
筆録者:
上西真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年8月20日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
伊弉諾命の凱旋に、伊弉冊命は戦勝の歌を歌った。そしてあをぎが原の神殿の奥深くに姿を隠した。
続いて木花姫命、日の出神が喜びの歌を歌った。天教山は、神々の歓喜の声に包まれた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-07-16 00:57:18
OBC :
rm1025
愛善世界社版:
187頁
八幡書店版:
第2輯 458頁
修補版:
校定版:
194頁
普及版:
87頁
初版:
ページ備考:
001
天雲
(
あまぐも
)
も
伊行
(
いゆ
)
きはばかる
遠近
(
をちこち
)
の
002
鮮岳
(
せんがく
)
清山
(
せいざん
)
抜
(
ぬ
)
き
出
(
い
)
でし
003
天教山
(
てんけうざん
)
の
真秀良場
(
まほらば
)
や
004
心
(
こころ
)
もつくしの
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
005
地底
(
ちそこ
)
の
国
(
くに
)
より
吐
(
は
)
き
出
(
いだ
)
す
006
猛
(
たけ
)
き
火口
(
くわこう
)
に
向
(
むか
)
ひたる
007
天津
(
あまつ
)
日向
(
ひむか
)
のあをぎ
原
(
はら
)
008
穢
(
きたな
)
き
国
(
くに
)
に
到
(
いた
)
りたる
009
醜
(
しこ
)
のけがれを
清
(
きよ
)
めむと
010
神
(
かむ
)
伊邪那岐
(
いざなぎ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
011
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
012
千五百
(
ちいほ
)
軍
(
いくさ
)
を
呼
(
よ
)
び
集
(
つど
)
へ
013
浅間
(
あさま
)
の
海
(
うみ
)
に
下
(
お
)
り
立
(
た
)
ちて
014
御
(
おん
)
身
(
み
)
の
穢
(
けがれ
)
を
払
(
はら
)
ひます
015
大神業
(
だいしんげふ
)
ぞ
勇
(
いさ
)
ましき
016
天
(
てん
)
の
教
(
をしへ
)
を
杖
(
つゑ
)
となし
017
進
(
すす
)
む
衝立
(
つきたち
)
船戸
(
ふなど
)
神
(
がみ
)
018
心
(
こころ
)
の
帯
(
おび
)
を
固
(
かた
)
く
締
(
し
)
め
019
曲言向
(
まがことむ
)
けし
神
(
かむ
)
ながら
020
道之
(
みちの
)
長乳歯彦
(
ながちはひこ
)
の
神
(
かみ
)
021
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
022
御稜威
(
みいづ
)
の
御裳
(
みも
)
になり
出
(
い
)
でし
023
道
(
みち
)
の
蘊奥
(
おくが
)
を
時置師
(
ときおかし
)
024
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
025
散
(
ち
)
りては
結
(
むす
)
ぶ
大御衣
(
おほみけし
)
026
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
も
和豆良比
(
わづらひ
)
能
(
の
)
027
宇斯能
(
うしの
)
御神
(
みかみ
)
や
御褌
(
みはかま
)
に
028
なります
神
(
かみ
)
は
道俣神
(
ちまたがみ
)
029
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
も
飽咋
(
あくぐひ
)
の
030
宇斯能
(
うしの
)
御神
(
みかみ
)
と
冠
(
かかぶ
)
りに
031
戴
(
いただ
)
き
奉
(
まつ
)
り
左手
(
ゆんで
)
の
手纏
(
たまき
)
に
032
救
(
すく
)
ひの
御手
(
みて
)
を
曲神
(
まがかみ
)
の
033
穢
(
けが
)
れの
上
(
うへ
)
に
奥疎
(
おきさかる
)
神
(
かみ
)
034
四方
(
よも
)
の
大海
(
おほうみ
)
国原
(
くにはら
)
も
035
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
奥津
(
おきつ
)
那芸佐
(
なぎさ
)
毘古
(
びこ
)
036
奥津
(
おきつ
)
甲斐弁羅
(
かひべらの
)
神
(
かみ
)
037
神世
(
かみよ
)
幽界
(
かくりよ
)
辺疎
(
へざかるの
)
神
(
かみ
)
038
辺津
(
へつ
)
那芸佐
(
なぎさ
)
毘古
(
びこ
)
039
辺津
(
へつ
)
甲斐辺羅
(
かひべらの
)
神
(
かみ
)
040
十二柱
(
じふにはしら
)
の
神
(
かみ
)
たちは
041
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
へ
出
(
い
)
でまして
042
この
世
(
よ
)
の
曲霊
(
まがひ
)
を
照
(
てら
)
し
給
(
たま
)
ふとき
043
穢
(
けがれ
)
に
生
(
あ
)
れし
神
(
かみ
)
ぞかし
044
アヽ
麗
(
うるは
)
しく
尊
(
たふと
)
さの
045
限
(
かぎ
)
り
知
(
し
)
られぬ
神業
(
かむわざ
)
よ
046
限
(
かぎ
)
り
知
(
し
)
られぬ
神業
(
かむわざ
)
よ。
047
伊邪那美
(
いざなみの
)
大神
(
おほかみ
)
048
伊邪那美大神
『
久方
(
ひさかた
)
の
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
049
伊吹
(
いぶき
)
の
狭霧
(
さぎり
)
に
黄泉島
(
よもつじま
)
050
黄泉軍
(
よもついくさ
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
051
暗
(
やみ
)
よりくらき
烏羽玉
(
うばたま
)
の
052
常夜
(
とこよ
)
の
空
(
そら
)
も
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
り
053
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
とに
冴
(
さ
)
え
渡
(
わた
)
る
054
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
功績
(
いさをし
)
は
055
この
世
(
よ
)
の
光
(
ひかり
)
となりぬべし
056
三五
(
もちひ
)
の
月
(
つき
)
に
弥
(
いや
)
まさり
057
御魂
(
みたま
)
も
清
(
きよ
)
き
月照彦
(
つきてるひこ
)
の
058
神
(
かみ
)
のみことの
宣伝使
(
せんでんし
)
059
尊
(
たふと
)
き
御代
(
みよ
)
に
大足彦
(
おほだるひこ
)
の
060
神
(
かみ
)
のみことの
言霊別
(
ことたまわけ
)
や
061
嶮
(
さか
)
しき
国
(
くに
)
は
平
(
たひら
)
けく
062
狭
(
せま
)
けき
国
(
くに
)
は
弘子
(
ひろやす
)
の
063
神
(
かみ
)
の
伊吹
(
いぶき
)
に
払
(
はら
)
はれて
064
世
(
よ
)
の
曲神
(
まがかみ
)
も
少彦名
(
すくなひこな
)
065
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
の
高照姫
(
たかてるひめ
)
や
066
心
(
こころ
)
も
清
(
きよ
)
き
真澄姫
(
ますみひめ
)
067
八咫
(
やあた
)
の
鏡
(
かがみ
)
の
純世姫
(
すみよひめ
)
068
清
(
きよ
)
き
教
(
をしへ
)
も
竜世姫
(
たつよひめ
)
069
地教
(
ちけう
)
の
山
(
やま
)
に
現
(
あら
)
はれし
070
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみの
)
大神
(
おほかみ
)
の
071
御稜威
(
みいづ
)
輝
(
かがや
)
く
瑞御魂
(
みづみたま
)
072
世
(
よ
)
は
望月
(
もちづき
)
の
永遠
(
とこしへ
)
に
073
円
(
まる
)
く
治
(
をさ
)
まる
五六七
(
みろく
)
の
世
(
よ
)
074
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
も
国原
(
くにはら
)
も
075
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
常立
(
とこたち
)
と
076
開化
(
ひら
)
くる
御世
(
みよ
)
ぞ
楽
(
たの
)
しけれ
077
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
は
078
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
079
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふなる
天教山
(
てんけうざん
)
の
080
嶺
(
みね
)
永遠
(
とこしへ
)
に
動揺
(
ゆるぎ
)
なく
081
天津
(
あまつ
)
日嗣
(
ひつぎ
)
の
何時
(
いつ
)
までも
082
変
(
かは
)
らざらまし
神
(
かみ
)
の
御世
(
みよ
)
083
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
084
御稜威
(
みいづ
)
も
高
(
たか
)
き
厳御魂
(
いづみたま
)
085
この
世
(
よ
)
の
泥
(
どろ
)
をことごとく
086
洗
(
あら
)
ひ
清
(
きよ
)
むる
瑞御魂
(
みづみたま
)
087
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
との
二神柱
(
ふたはしら
)
は
088
天
(
てん
)
に
現
(
あら
)
はれ
地
(
ち
)
に
生
(
うま
)
れ
089
清
(
きよ
)
き
神世
(
かみよ
)
を
経緯
(
たてよこ
)
の
090
錦
(
にしき
)
の
御旗
(
みはた
)
織
(
お
)
りなして
091
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
の
星
(
ほし
)
の
如
(
ごと
)
092
八洲
(
やしま
)
の
国
(
くに
)
の
砂
(
すな
)
の
如
(
ごと
)
093
天
(
あめ
)
の
益人
(
ますひと
)
生
(
う
)
み
生
(
う
)
みて
094
世
(
よ
)
を
永久
(
とこしへ
)
に
永遠
(
とことは
)
に
095
雲
(
くも
)
に
抜
(
ぬ
)
き
出
(
で
)
た
高砂
(
たかさご
)
の
096
珍
(
うづ
)
の
島ケ根
(
しまがね
)
の
尉
(
じやう
)
と
姥
(
うば
)
097
千歳
(
ちとせ
)
の
松
(
まつ
)
の
弥
(
いや
)
茂
(
しげ
)
り
098
栄
(
さか
)
え
尽
(
つ
)
きせぬ
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
099
限
(
かぎ
)
りも
知
(
し
)
れぬ
青雲
(
あをくも
)
の
100
棚引
(
たなび
)
く
極
(
きは
)
み
白雲
(
しらくも
)
の
101
向伏
(
むかふ
)
す
限
(
かぎ
)
りたてよこの
102
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
に
治
(
をさ
)
むべし
103
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
に
治
(
をさ
)
むべし』
104
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
らせ、
105
伊邪那美
(
いざなみの
)
大神
(
おほかみ
)
は
あをぎ
が
原
(
はら
)
の
神殿
(
しんでん
)
深
(
ふか
)
く
御姿
(
みすがた
)
を
隠
(
かく
)
し
給
(
たま
)
ふ。
106
木花姫
(
このはなひめの
)
命
(
みこと
)
は
満面
(
まんめん
)
に
笑
(
ゑみ
)
を
湛
(
たた
)
へ、
107
諸神
(
しよしん
)
の
前
(
まへ
)
に
現
(
あら
)
はれ
給
(
たま
)
ひて
声音
(
せいおん
)
朗
(
ほがら
)
かに
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ。
108
木花姫命
『
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
中国
(
なかくに
)
に
109
一輪
(
いちりん
)
清
(
きよ
)
く
芳
(
かん
)
ばしく
110
匂
(
にほ
)
へる
白
(
しろ
)
き
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
111
神世
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
廻
(
めぐ
)
り
来
(
き
)
て
112
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
が
113
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
に
心
(
こころ
)
配
(
くば
)
らせし
114
常夜
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
も
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
り
115
曲津軍
(
まがついくさ
)
も
服従
(
まつろ
)
ひて
116
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
117
うましき
御代
(
みよ
)
となりにけり
118
闇
(
やみ
)
より
暗
(
くら
)
き
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
119
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
の
神言
(
みこと
)
もて
120
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
に
天降
(
あまくだ
)
り
121
醜
(
しこ
)
の
国原
(
くにばら
)
言向
(
ことむ
)
けて
122
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
と
現
(
あらは
)
れし
123
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
大道別
(
おほみちわけ
)
の
124
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
と
勇
(
いさ
)
ましく
125
事戸
(
ことど
)
を
渡
(
わた
)
し
琴平別
(
ことひらわけ
)
の
126
厳
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
百引
(
ももびき
)
千引
(
ちびき
)
127
岩
(
いは
)
をも
射
(
い
)
ぬく
誠心
(
まごころ
)
を
128
貫
(
つらぬ
)
き
徹
(
とほ
)
す
桑
(
くは
)
の
弓
(
ゆみ
)
129
弓張月
(
ゆみはりづき
)
の
空
(
そら
)
高
(
たか
)
く
130
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
神々
(
かみがみ
)
の
131
功
(
いさを
)
は
清
(
きよ
)
し
天教山
(
てんけうざん
)
の
132
尾根
(
をね
)
に
湧
(
わ
)
き
出
(
づ
)
る
言霊
(
ことたま
)
は
133
湖
(
うみ
)
の
鏡
(
かがみ
)
に
映
(
うつ
)
るなり
134
移
(
うつ
)
り
替
(
かは
)
るは
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
135
習
(
なら
)
ひと
聞
(
き
)
けど
兄
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
や
136
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふなる
春
(
はる
)
の
日
(
ひ
)
も
137
瞬
(
またた
)
く
間
(
うち
)
に
紅
(
くれなゐ
)
の
138
色香
(
いろか
)
も
夏
(
なつ
)
の
若緑
(
わかみどり
)
139
涼
(
すず
)
しき
風
(
かぜ
)
に
送
(
おく
)
られて
140
四方
(
よも
)
の
山々
(
やまやま
)
錦織
(
にしきお
)
り
141
紅葉
(
もみぢ
)
も
散
(
ち
)
りて
木枯
(
こがらし
)
の
142
風
(
かぜ
)
吹
(
ふ
)
き
荒
(
すさ
)
み
雪霜
(
ゆきしも
)
の
143
ふる
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
にかへり
見
(
み
)
て
144
心
(
こころ
)
を
配
(
くば
)
れ
神々
(
かみがみ
)
よ
145
心
(
こころ
)
を
配
(
くば
)
れ
神々
(
かみがみ
)
よ
146
春
(
はる
)
の
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
は
147
吾
(
わが
)
胸
(
むね
)
さへも
開
(
ひら
)
くなり
148
吾
(
わが
)
胸
(
むね
)
さへもかをるなり
149
かをりゆかしき
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
150
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
151
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
152
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
』
153
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
は、
154
神人
(
かみがみ
)
らの
総代
(
そうだい
)
として
凱旋
(
がいせん
)
の
歌
(
うた
)
を
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ひぬ。
155
その
歌
(
うた
)
、
156
日の出神
『
日
(
ひ
)
の
若宮
(
わかみや
)
に
現
(
あ
)
れませる
157
神
(
かむ
)
伊邪那岐
(
いざなぎ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
158
妹
(
いも
)
伊邪那美
(
いざなみ
)
の
大神
(
おほかみ
)
と
159
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
の
神言
(
みこと
)
もて
160
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
中空
(
なかぞら
)
に
161
架
(
か
)
け
渡
(
わた
)
されし
浮橋
(
うきはし
)
に
162
立
(
た
)
たせ
給
(
たま
)
ひて
二柱
(
ふたはしら
)
163
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
大神
(
おほかみ
)
と
164
天
(
あま
)
の
瓊矛
(
ぬほこ
)
をさしおろし
165
溢
(
あふ
)
れ
漲
(
みなぎ
)
る
泥海
(
どろうみ
)
を
166
こをろこをろにかきなして
167
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
中津国
(
なかつくに
)
168
筑紫
(
つくし
)
の
日向
(
ひむか
)
のたちばなの
169
をどのあをぎが
原
(
はら
)
の
辺
(
べ
)
に
170
天降
(
あまくだ
)
りまし
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
171
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
172
この
世
(
よ
)
の
泥
(
どろ
)
を
清
(
きよ
)
めつつ
173
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
生
(
う
)
み
島
(
しま
)
を
生
(
う
)
み
174
万
(
よろづ
)
の
神人
(
かみびと
)
生
(
う
)
みまして
175
山川
(
やまかは
)
草木
(
くさき
)
の
神
(
かみ
)
を
任
(
ま
)
け
176
大宮柱
(
おほみやはしら
)
太知
(
ふとし
)
りて
177
鎮
(
しづ
)
まり
給
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
からに
178
天足
(
あだる
)
の
彦
(
ひこ
)
や
胞場姫
(
えばひめ
)
の
179
醜
(
しこ
)
の
魂
(
たま
)
より
現
(
あらは
)
れし
180
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
や
鬼狐
(
おにきつね
)
181
荒
(
あら
)
ぶる
神
(
かみ
)
の
訪
(
おとなひ
)
に
182
万
(
よろづ
)
の
災
(
わざはひ
)
群
(
む
)
れ
起
(
おこ
)
り
183
常夜
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
となり
果
(
は
)
てし
184
世
(
よ
)
を
照
(
てら
)
さむと
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
185
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
に
事依
(
ことよ
)
さし
186
大道別
(
おほみちわけ
)
と
名乗
(
なの
)
らせて
187
世界
(
せかい
)
の
枉
(
まが
)
をことごとに
188
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
せと
詔
(
の
)
り
給
(
たま
)
ふ
189
力
(
ちから
)
も
稜威
(
いづ
)
もなき
吾
(
われ
)
は
190
恵
(
めぐ
)
みの
深
(
ふか
)
き
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
191
三十三相
(
みそみすがた
)
に
身
(
み
)
を
変
(
へん
)
じ
192
助
(
たす
)
け
給
(
たま
)
ひし
御恵
(
みめぐ
)
みに
193
力
(
ちから
)
添
(
そ
)
はりて
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
194
荒振
(
あらぶ
)
る
曲
(
まが
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
195
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
の
戦
(
たたか
)
ひに
196
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
を
顕
(
あら
)
はせし
197
その
功績
(
いさをし
)
は
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
198
神
(
かみ
)
のみことの
稜威
(
いづ
)
ぞかし
199
厳
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
や
瑞御魂
(
みづみたま
)
200
三五
(
もちひ
)
の
月
(
つき
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
201
世界
(
せかい
)
隈
(
くま
)
なく
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
り
202
千尋
(
ちひろ
)
の
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
深
(
ふか
)
く
203
竜
(
たつ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
も
烏羽玉
(
うばたま
)
の
204
暗
(
くら
)
き
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
までも
205
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
かげの
永遠
(
とこしへ
)
に
206
明
(
あか
)
し
照
(
てら
)
さむ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
207
富士
(
ふじ
)
と
鳴門
(
なると
)
のこの
経綸
(
しぐみ
)
208
富士
(
ふじ
)
と
鳴門
(
なると
)
のこの
経綸
(
しぐみ
)
209
弥
(
いや
)
永遠
(
とこしへ
)
に
永遠
(
とこしへ
)
に
210
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
を
天地
(
あめつち
)
と
211
共
(
とも
)
に
開
(
ひら
)
かむ、いざさらば
212
鎮
(
しづ
)
まりませよ
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
213
鎮
(
しづ
)
まりいませ
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
214
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
215
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
の
松代姫
(
まつよひめ
)
216
心
(
こころ
)
すぐなる
竹野姫
(
たけのひめ
)
217
色香
(
いろか
)
目出
(
めで
)
たき
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
218
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
三柱
(
みはしら
)
は
219
意富加牟豆美
(
おほかむづみ
)
の
桃
(
もも
)
の
実
(
み
)
と
220
この
世
(
よ
)
に
現
(
あらは
)
れ
厳御魂
(
いづみたま
)
221
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
と
何時
(
いつ
)
までも
222
三五
(
みいづ
)
の
月
(
つき
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
223
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
守
(
まも
)
り
坐
(
ま
)
せ
224
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
守
(
まも
)
り
坐
(
ま
)
せ』
225
この
御歌
(
みうた
)
に
数多
(
あまた
)
の
神々
(
かみがみ
)
は
歓喜
(
くわんき
)
の
声
(
こゑ
)
に
満
(
み
)
たされて、
226
さしもに
高
(
たか
)
き
天教山
(
てんけうざん
)
も
破
(
わ
)
るる
許
(
ばか
)
りの
光景
(
くわうけい
)
なりき。
227
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
鎮
(
しづ
)
まり
給
(
たま
)
ふこの
峰
(
みね
)
は
228
不二
(
ふじ
)
の
三山
(
みやま
)
と
世
(
よ
)
に
鳴
(
な
)
り
渡
(
わた
)
る
229
(
大正一一・二・二五
旧一・二九
上西真澄
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
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(B)
(N)
貴の御児 >>>
霊界物語
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霊主体従(第1~12巻)
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