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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第10巻(酉の巻)
序歌
凡例
総説歌
信天翁(一)
第1篇 千軍万馬
第1章 常世城門
第2章 天地暗澹
第3章 赤玉出現
第4章 鬼鼻団子
第5章 狐々怪々
第6章 額の裏
第7章 思はぬ光栄
第8章 善悪不可解
第9章 尻藍
第10章 注目国
第11章 狐火
第12章 山上瞰下
第13章 蟹の将軍
第14章 松風の音
第15章 言霊別
第16章 固門開
第17章 乱れ髪
第18章 常世馬場
第19章 替玉
第20章 還軍
第21章 桃の実
第22章 混々怪々
第23章 神の慈愛
第24章 言向和
第25章 木花開
第26章 貴の御児
第2篇 禊身の段
第27章 言霊解一
第28章 言霊解二
第29章 言霊解三
第30章 言霊解四
第31章 言霊解五
第3篇 邪神征服
第32章 土竜
第33章 鰤公
第34章 唐櫃
第35章 アルタイ窟
第36章 意想外
第37章 祝宴
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(三)
余白歌
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第10巻(酉の巻)
> 第1篇 千軍万馬 > 第24章 言向和
<<< 神の慈愛
(B)
(N)
木花開 >>>
第二四章
言向
(
ことむけ
)
和
(
やはし
)
〔四五四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
篇:
第1篇 千軍万馬
よみ(新仮名遣い):
せんぐんばんば
章:
第24章 言向和
よみ(新仮名遣い):
ことむけやわし
通し章番号:
454
口述日:
1922(大正11)年02月25日(旧01月29日)
口述場所:
筆録者:
井上留五郎
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年8月20日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
黄泉島の戦場で、神軍の言霊に戦意を喪失していた魔軍は、ロッキー山の伊弉冊命(=大国姫)自らの出陣を聞いて、再び勢いを盛り返し始めた。
このとき日の出神は黄泉比良坂の上に立ち、天地神明に祈りを捧げると、大火球となって魔軍の前後左右を唸りを上げて飛び回り始めた。
魔軍は神光に照らされて化石のごとく強直してしまった。
正鹿山津見は進み出て、魔軍に降伏を諭す宣伝歌を歌い始めた。そして大国姫に対して、幽界に出て黄泉醜女を言向け和し、幽界に落ち行く魂を和める役割をなせ、黄泉の神となれ、と呼びかけた。
大国姫はこの歌に感じ、黄泉の大神となって幽政を支配することとなった。ついに伊弉諾神の軍勢は、言霊によって魔軍を言向け和すことに成功し、天教山に凱旋した。
魔神たちは、そのまま行きながら悔改めて善道に立ち返るものもあり、また根底の国に落ち行きて、黄泉大神の戒めを受けて長い年月の苦しみを受け、その結果霊魂を清めて現界に生まれ変わり、神業に参加するものも多数あった、とのことである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-07-16 00:56:19
OBC :
rm1024
愛善世界社版:
180頁
八幡書店版:
第2輯 456頁
修補版:
校定版:
187頁
普及版:
84頁
初版:
ページ備考:
001
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立別
(
たてわけ
)
る
002
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
大峠
(
おほたうげ
)
003
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
の
戦
(
たたか
)
ひに
004
弱
(
よわ
)
りきつたる
美山別
(
みやまわけ
)
005
国玉姫
(
くにたまひめ
)
の
部下
(
ぶか
)
たちは
006
朝日
(
あさひ
)
輝
(
かがや
)
く
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
007
味方
(
みかた
)
の
軍
(
いくさ
)
に
艱
(
なや
)
まされ
008
天地
(
てんち
)
に
轟
(
とどろ
)
く
言霊
(
ことたま
)
の
009
貴
(
うづ
)
の
力
(
ちから
)
に
這々
(
はふはふ
)
の
体
(
てい
)
010
悶
(
もだ
)
え
苦
(
くる
)
しむ
折
(
をり
)
からに
011
黒雲
(
くろくも
)
塞
(
ふさ
)
がる
大空
(
おほぞら
)
を
012
轟
(
とどろ
)
かしつつ
舞
(
ま
)
ひ
降
(
くだ
)
る
013
磐樟船
(
いはくすふね
)
の
刻々
(
こくこく
)
に
014
地上
(
ちじやう
)
に
向
(
むか
)
つて
降
(
くだ
)
り
来
(
く
)
る
015
大国姫
(
おほくにひめ
)
を
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみの
)
大神
(
おほかみ
)
と
016
敵
(
てき
)
や
味方
(
みかた
)
を
偽
(
いつは
)
りて
017
日頃
(
ひごろ
)
企
(
たく
)
みし
枉業
(
まがわざ
)
を
018
遂
(
と
)
げむとするぞ
浅
(
あさ
)
ましき。
019
神軍
(
しんぐん
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
魂
(
たましひ
)
を
抜
(
ぬ
)
かし、
020
胆
(
きも
)
を
挫
(
くじ
)
かれ、
021
腰
(
こし
)
を
抜
(
ぬ
)
かした
醜女
(
しこめ
)
探女
(
さぐめ
)
の
悪神
(
あくがみ
)
等
(
たち
)
は、
022
泥
(
どろ
)
に
酔
(
よ
)
うたる
鮒
(
ふな
)
の
如
(
ごと
)
く、
023
毒酒
(
どくざけ
)
に
酔
(
ゑ
)
うた
猩々
(
しやうじやう
)
の
如
(
ごと
)
く、
024
骨
(
ほね
)
も
筋
(
すぢ
)
も
菎蒻然
(
こんにやくぜん
)
と
悶
(
もだ
)
え
苦
(
くる
)
しむ
其
(
その
)
処
(
ところ
)
へ、
025
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
の
総大将
(
そうだいしやう
)
、
026
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみの
)
神
(
かみ
)
の
御
(
ご
)
出陣
(
しゆつぢん
)
と
聞
(
き
)
いて、
027
再
(
ふたた
)
び
元気
(
げんき
)
を
盛
(
も
)
り
返
(
かへ
)
し、
028
八種
(
やくさ
)
の
雷神
(
いかづちがみ
)
を
始
(
はじ
)
めとし、
029
百千万
(
ももちよろづ
)
の
魔軍
(
まぐん
)
は
一度
(
いちど
)
にどつと
鬨
(
とき
)
をつくつて、
030
黄泉
(
よもつ
)
比良坂
(
ひらさか
)
指
(
さ
)
して
破竹
(
はちく
)
の
如
(
ごと
)
くに
攻
(
せ
)
め
登
(
のぼ
)
る。
031
「ウロー、
032
ウロー」の
叫
(
さけ
)
び
声
(
ごゑ
)
、
033
天地
(
てんち
)
も
震撼
(
しんかん
)
するばかりにて、
034
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
は
黒雲
(
くろくも
)
益々
(
ますます
)
濃厚
(
のうこう
)
となり、
035
雷霆
(
いかづち
)
鳴
(
な
)
り
轟
(
とどろ
)
き、
036
大地
(
だいち
)
は
震動
(
しんどう
)
し、
037
海嘯
(
つなみ
)
は
山
(
やま
)
の
中央
(
ちうあう
)
までも
襲
(
おそ
)
ひ
来
(
きた
)
り、
038
黄泉
(
よもつ
)
の
国
(
くに
)
か、
039
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
か、
040
底
(
そこ
)
の
判
(
わか
)
らぬ
無残
(
むざん
)
の
光景
(
くわうけい
)
に、
041
美山別
(
みやまわけ
)
、
042
国玉姫
(
くにたまひめ
)
は、
043
美山別、国玉姫
『
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
の
興亡
(
こうばう
)
此
(
この
)
一挙
(
いつきよ
)
にあり』
044
と、
045
部下
(
ぶか
)
の
魔軍
(
まぐん
)
を
励
(
はげ
)
まして、
046
美山別、国玉姫
『
進
(
すす
)
め
進
(
すす
)
め』
047
と
下知
(
げち
)
すれば、
048
命
(
いのち
)
知
(
し
)
らずの
魔軍
(
まいくさ
)
は、
049
醜女
(
しこめ
)
探女
(
さぐめ
)
を
先頭
(
せんとう
)
に、
050
心
(
こころ
)
の
闇
(
やみ
)
に
迷
(
まよ
)
ひつつ、
051
力
(
ちから
)
限
(
かぎ
)
りに
戦
(
たたか
)
ひける。
052
爆弾
(
ばくだん
)
の
響
(
ひび
)
き、
053
砲
(
つつ
)
の
音
(
おと
)
、
054
矢
(
や
)
の
通
(
かよ
)
ふ
音
(
おと
)
は、
055
暴風
(
ばうふう
)
の
声
(
こゑ
)
と
相和
(
あひわ
)
して
益々
(
ますます
)
凄
(
すさま
)
じくなり
来
(
きた
)
る。
056
此
(
こ
)
の
時
(
とき
)
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
は
比良坂
(
ひらさか
)
の
坂
(
さか
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
ちて、
057
攻
(
せ
)
め
登
(
のぼ
)
り
来
(
く
)
る
数万
(
すうまん
)
の
魔軍
(
まぐん
)
に
向
(
むか
)
ひ、
058
日の出神
『
神
(
かむ
)
伊邪那岐
(
いざなぎの
)
大神
(
おほかみ
)
、
059
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみの
)
大神
(
おほかみ
)
、
060
守
(
まも
)
らせ
給
(
たま
)
へ。
061
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
より
疎
(
うと
)
び
荒
(
すさ
)
び
来
(
きた
)
る
黄泉神
(
よもつがみ
)
、
062
大国姫
(
おほくにひめ
)
の
伊邪那美
(
いざなみの
)
命
(
みこと
)
に
一泡
(
ひとあわ
)
吹
(
ふ
)
かせ、
063
心
(
こころ
)
の
曲
(
まが
)
を
払
(
はら
)
ひ
去
(
さ
)
り、
064
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神嘉言
(
かむよごと
)
の
声
(
こゑ
)
に
邪
(
まが
)
の
心
(
こころ
)
を
照
(
てら
)
させ
給
(
たま
)
へ。
065
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
六
(
むゆ
)
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
万
(
よろづ
)
の
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
よ、
066
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
一
(
ひと
)
つ
炬
(
び
)
を、
067
天地
(
てんち
)
に
照
(
てら
)
すは
今
(
いま
)
この
時
(
とき
)
ぞ。
068
許
(
ゆる
)
させ
給
(
たま
)
へ』
069
と
云
(
い
)
ふより
早
(
はや
)
く、
070
姿
(
すがた
)
は
消
(
き
)
えて
巨大
(
きよだい
)
なる
大火球
(
たいくわきう
)
と
変
(
へん
)
じ、
071
魔軍
(
まぐん
)
の
頭上
(
づじやう
)
に
向
(
むか
)
つて
唸
(
うな
)
りを
立
(
た
)
て、
072
前後
(
ぜんご
)
左右
(
さいう
)
に
飛
(
と
)
び
廻
(
まは
)
るにぞ、
073
数多
(
あまた
)
の
魔軍
(
まぐん
)
は、
074
神光
(
しんくわう
)
に
照
(
てら
)
されて
眼
(
まなこ
)
眩
(
くら
)
み、
075
炬
(
ひ
)
の
唸
(
うな
)
りに
頭
(
あたま
)
痛
(
いた
)
み、
076
耳
(
みみ
)
痺
(
しび
)
れ、
077
身体
(
しんたい
)
忽
(
たちま
)
ち
強直
(
きやうちよく
)
して
化石
(
くわせき
)
の
如
(
ごと
)
く、
078
幾万
(
いくまん
)
の
立像
(
りつざう
)
は
大地
(
だいち
)
の
砂
(
すな
)
の
数
(
かず
)
の
如
(
ごと
)
くに
現
(
あら
)
はれける。
079
正鹿山津見
(
まさかやまづみ
)
は
涼
(
すず
)
しき
声
(
こゑ
)
を
張
(
は
)
りあげて、
080
正鹿山津見
『
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
081
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立別
(
たてわけ
)
る
082
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
083
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
084
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
085
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
せ
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
せ
086
身
(
み
)
の
過失
(
あやまち
)
は
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
せ
087
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
は
善悪
(
ぜんあく
)
の
088
道
(
みち
)
を
隔
(
へだ
)
つる
大峠
(
おほたうげ
)
089
言問
(
ことと
)
ひわたす
神々
(
かみがみ
)
の
090
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
091
定
(
さだ
)
むる
世界
(
せかい
)
の
大峠
(
おほたうげ
)
092
鬼
(
おに
)
も
大蛇
(
をろち
)
も
曲津見
(
まがつみ
)
も
093
言問
(
ことと
)
ひ
和
(
やは
)
す
言問岩
(
ことどいは
)
094
此
(
この
)
坂
(
さか
)
の
上
(
へ
)
に
塞
(
さや
)
りたる
095
千引
(
ちびき
)
の
岩
(
いは
)
は
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
と
096
邪曲世
(
まがよ
)
を
隔
(
へだ
)
つる
八重
(
やへ
)
の
垣
(
かき
)
097
出雲
(
いづも
)
八重垣
(
やへがき
)
妻
(
つま
)
ごみに
098
八重垣
(
やへがき
)
造
(
つく
)
る
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
099
ソモ
伊邪那美
(
いざなみ
)
の
大神
(
おほかみ
)
と
100
詐
(
いつは
)
り
来
(
きた
)
る
曲神
(
まがかみ
)
の
101
大国姫
(
おほくにひめ
)
よ
国姫
(
くにひめ
)
よ
102
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
は
幽界
(
かくりよ
)
の
103
黄泉
(
よもつ
)
醜女
(
しこめ
)
を
悉
(
ことごと
)
く
104
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
せ
現世
(
うつしよ
)
を
105
あとに
見捨
(
みす
)
てて
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
106
百
(
もも
)
の
霊魂
(
みたま
)
を
守
(
まも
)
れかし
107
黄泉
(
よもつ
)
の
国
(
くに
)
に
出
(
い
)
でまして
108
一日
(
ひとひ
)
に
千人
(
ちひと
)
八千人
(
やちひと
)
の
109
落
(
お
)
ち
行
(
ゆ
)
く
魂
(
たま
)
を
和
(
なご
)
めつつ
110
現
(
うつつ
)
の
国
(
くに
)
に
来
(
きた
)
らじと
111
黄泉
(
よみ
)
の
鉄門
(
かなど
)
をよく
守
(
まも
)
れ
112
神
(
かむ
)
伊邪那岐
(
いざなぎ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
113
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
の
御
(
おん
)
徳
(
とく
)
に
114
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
と
現
(
あら
)
はれて
115
一日
(
ひとひ
)
に
千五百
(
ちいほ
)
の
人草
(
ひとぐさ
)
や
116
万
(
よろづ
)
民草
(
たみぐさ
)
を
大空
(
おほぞら
)
の
117
星
(
ほし
)
の
如
(
ごと
)
くに
生
(
う
)
み
殖
(
ふ
)
やし
118
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
を
開
(
ひら
)
くべし
119
那岐
(
なぎ
)
と
那美
(
なみ
)
との
二柱
(
ふたはしら
)
120
互
(
たがひ
)
に
呼吸
(
いき
)
を
合
(
あは
)
せまし
121
国
(
くに
)
の
八十国
(
やそくに
)
八十
(
やそ
)
の
嶋
(
しま
)
122
青人草
(
あをひとぐさ
)
や
諸々
(
もろもろ
)
の
123
活
(
い
)
ける
物
(
もの
)
らを
生
(
う
)
みなして
124
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
を
125
樹
(
た
)
てさせ
給
(
たま
)
へ
常世国
(
とこよくに
)
126
ロッキー
山
(
ざん
)
をふり
捨
(
す
)
てて
127
心
(
こころ
)
をしづめ
幽界
(
かくりよ
)
の
128
黄泉
(
よもつ
)
の
神
(
かみ
)
と
現
(
あ
)
れませよ
129
黄泉
(
よもつ
)
の
神
(
かみ
)
と
現
(
あ
)
れませよ』
130
大国姫
(
おほくにひめ
)
はこの
歌
(
うた
)
に
感
(
かん
)
じてや、
131
千引
(
ちびき
)
の
岩
(
いは
)
の
前
(
まへ
)
に
現
(
あら
)
はれて、
132
大国姫
『
吾
(
われ
)
は
常世
(
とこよ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
133
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみ
)
の
大神
(
おほかみ
)
と
134
百
(
もも
)
の
神人
(
かみびと
)
詐
(
いつは
)
りて
135
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
に
枉
(
まが
)
を
行
(
おこな
)
ひつ
136
心
(
こころ
)
を
曇
(
くも
)
らせ
悩
(
なや
)
ませて
137
あらぬ
月日
(
つきひ
)
を
送
(
おく
)
りしが
138
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
も
明
(
あきら
)
けき
139
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
や
諸神
(
ももがみ
)
の
140
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
に
照
(
てら
)
されて
141
胸
(
むね
)
に
一
(
ひと
)
つ
炬
(
び
)
輝
(
かがや
)
きぬ
142
輝
(
かがや
)
きわたる
村肝
(
むらきも
)
の
143
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
は
美
(
うる
)
はしき
144
誠
(
まこと
)
の
月日
(
つきひ
)
現
(
あ
)
れましぬ
145
嗚呼
(
ああ
)
天地
(
あめつち
)
を
固
(
かた
)
めたる
146
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
147
吾
(
われ
)
は
黄泉
(
よみぢ
)
に
身
(
み
)
をひそめ
148
醜
(
しこ
)
の
枉霊
(
まがひ
)
の
醜
(
しこ
)
みたま
149
醜女
(
しこめ
)
探女
(
さぐめ
)
を
悉
(
ことごと
)
く
150
神
(
かみ
)
の
御教
(
みのり
)
に
導
(
みちび
)
きて
151
霊魂
(
みたま
)
を
洗
(
あら
)
ひ
清
(
きよ
)
めさせ
152
再
(
ふたた
)
び
生
(
い
)
きて
現世
(
うつしよ
)
の
153
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
と
生
(
あ
)
れしめむ
154
美
(
うつ
)
し
神世
(
かみよ
)
に
住
(
す
)
みながら
155
曲業
(
まがわざ
)
たくむ
醜神
(
しこがみ
)
を
156
一日
(
ひとひ
)
に
千人
(
ちひと
)
迎
(
むか
)
へ
取
(
と
)
り
157
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
に
連
(
つ
)
れ
行
(
ゆ
)
きて
158
百
(
もも
)
の
責苦
(
せめく
)
を
与
(
あた
)
へつつ
159
きたなき
魂
(
たま
)
を
清
(
きよ
)
むべし
160
あゝ
皇神
(
すめかみ
)
よ
皇神
(
すめかみ
)
よ
161
常世
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
の
黄泉国
(
よもつのくに
)
162
暗
(
やみ
)
を
照
(
てら
)
して
日月
(
じつげつ
)
の
163
底
(
そこ
)
ひも
知
(
し
)
れぬ
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
や
164
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
まで
隅
(
くま
)
もなく
165
照
(
てら
)
させ
給
(
たま
)
へ
朝日
(
あさひ
)
照
(
て
)
る
166
夕日
(
ゆふひ
)
輝
(
かがや
)
く
一
(
ひと
)
つ
炬
(
び
)
の
167
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
よいざさらば
168
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
いざさらば』
169
と
歌
(
うた
)
つて
改心
(
かいしん
)
の
誠
(
まこと
)
を
現
(
あら
)
はし、
170
黄泉
(
よみ
)
の
大神
(
おほかみ
)
となつて
幽政
(
いうせい
)
を
支配
(
しはい
)
する
事
(
こと
)
を
誓
(
ちか
)
ひ
給
(
たま
)
ひたるぞ
畏
(
かしこ
)
けれ。
171
ここに
伊邪那岐
(
いざなぎの
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
以
(
も
)
ちて、
172
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
その
他
(
た
)
の
諸神
(
しよしん
)
将卒
(
しやうそつ
)
は、
173
刃
(
やいば
)
に
衂
(
ちぬ
)
らず、
174
言霊
(
ことたま
)
の
威力
(
ゐりよく
)
によつて、
175
黄泉軍
(
よもついくさ
)
を
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し、
176
神
(
かみ
)
の
守護
(
まもり
)
の
下
(
もと
)
に
天教山
(
てんけうざん
)
に
向
(
むか
)
つて
凱旋
(
がいせん
)
されたり。
177
数多
(
あまた
)
の
曲津
(
まがつ
)
神
(
かみ
)
は
悔
(
く
)
い
改
(
あらた
)
めて、
178
生
(
い
)
きながら
善道
(
ぜんだう
)
に
立帰
(
たちかへ
)
るもあり、
179
霊魂
(
みたま
)
となりて
悔
(
く
)
い
改
(
あらた
)
むるもあり、
180
或
(
あるひ
)
は
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
に
落
(
お
)
ち
行
(
ゆ
)
きて
黄泉
(
よもつ
)
大神
(
おほかみ
)
の
戒
(
いまし
)
めを
受
(
う
)
け、
181
長年月
(
ちやうねんげつ
)
の
間
(
あひだ
)
苦
(
くる
)
しみて、
182
その
心
(
こころ
)
を
改
(
あらた
)
め
霊魂
(
れいこん
)
を
清
(
きよ
)
め、
183
現界
(
げんかい
)
に
向
(
むか
)
つて
生
(
うま
)
れ
来
(
きた
)
り、
184
神業
(
しんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
する
神々
(
かみがみ
)
も
少
(
すくな
)
からずとの
神言
(
みこと
)
なりけり。
185
(
大正一一・二・二五
旧一・二九
井上留五郎
録)
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(B)
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