霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第10巻(酉の巻)
序歌
凡例
総説歌
信天翁(一)
第1篇 千軍万馬
第1章 常世城門
第2章 天地暗澹
第3章 赤玉出現
第4章 鬼鼻団子
第5章 狐々怪々
第6章 額の裏
第7章 思はぬ光栄
第8章 善悪不可解
第9章 尻藍
第10章 注目国
第11章 狐火
第12章 山上瞰下
第13章 蟹の将軍
第14章 松風の音
第15章 言霊別
第16章 固門開
第17章 乱れ髪
第18章 常世馬場
第19章 替玉
第20章 還軍
第21章 桃の実
第22章 混々怪々
第23章 神の慈愛
第24章 言向和
第25章 木花開
第26章 貴の御児
第2篇 禊身の段
第27章 言霊解一
第28章 言霊解二
第29章 言霊解三
第30章 言霊解四
第31章 言霊解五
第3篇 邪神征服
第32章 土竜
第33章 鰤公
第34章 唐櫃
第35章 アルタイ窟
第36章 意想外
第37章 祝宴
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(三)
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい|
サブスク
のお知らせ
霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第10巻(酉の巻)
> 第2篇 禊身の段 > 第30章 言霊解四
<<< 言霊解三
(B)
(N)
言霊解五 >>>
第三〇章
言霊解
(
げんれいかい
)
四〔四六〇〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
篇:
第2篇 禊身の段
よみ(新仮名遣い):
みそぎのだん
章:
第30章 言霊解四
よみ(新仮名遣い):
げんれいかい四
通し章番号:
460
口述日:
1920(大正9)年01月15日(旧11月25日)
口述場所:
筆録者:
谷村真友[#講演筆録]
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年8月20日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
水底に生れる各綿津見神の段の言霊を解釈する。万物の穢れを洗浄し、清浄ならしむる活用をミナソコというのである。水は低きに集まり、熱によって姿を変え、雲雨となって地上一切を保育する。こうした活用のある神霊を称えて、水の御魂というのである。
ミは生成化育、ナは万物の統御、ソは神知妙徳を発揮、コは大神人が隠伏する低所を指している。
綿津見の神の言霊解
ワは物・人の起こりにして、世を保つ言霊である。タは対照力である。ツは大金剛力である。ミは身であり充ち満つるの意にして、惟神大道のミチである。
以上の四言霊をもって思考するときは、実に無限の神力を具備し、円満充全にして、天下の妖邪を一掃する、五六七の大神のご活動ある神であることがわかるのである。
筒之男命
ツツノオの言霊は、大金剛力を具有し、正邪・理非を決断し、水の性質を発揮して悪事を洗い清める、霊主体従日本魂の御魂に復帰せしめるという神名である。
その神名に、底・中・上が区別されているのは、大いに意味があることである。それぞれ、神界と現界社会の三段を現している。筒之男命は、三段に別れて厳社会の大改革を断行する、という御神事である。
神界の大祓行事でなくては、曲津神を征服することはできない。
神界の権威である宇宙の大修祓は、万物の霊長である人間の行為と密接な関係があるのである。地上の人間の行動によって、精神界の治乱に影響を与えてしまうからである。
皇国とは、世界を同義的に統一すべき神明の国である。体主霊従の経綸のように、征服とか占領とかの無法横暴なことは許されないのである。この皇典古事記の御遺訓を奉り、国政を革新する。それが皇道を広め興す基礎になるのである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2021-06-13 22:59:53
OBC :
rm1030
愛善世界社版:
227頁
八幡書店版:
第2輯 473頁
修補版:
校定版:
233頁
普及版:
103頁
初版:
ページ備考:
初出
[?]
この文献の初出または底本となったと思われる文献です。
[×閉じる]
:
神霊界
>
大正10年1月1日号(第133号)【出口王仁三郎執筆】
>
皇典と現代(四)
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
[×閉じる]
:
出口王仁三郎著作集 > 第三巻 愛と美といのち > [5] 自然といのち > [5-2] 生活と自然のリズム > [5-2-3] 天職を知り、天則を究めよ
001
『
次
(
つぎ
)
に
水底
(
みなそこ
)
に
滌
(
そそ
)
ぎ
玉
(
たま
)
ふ
時
(
とき
)
に
成
(
な
)
りませる
神
(
かみ
)
の
御名
(
みな
)
は、
002
底津
(
そこつ
)
綿津見
(
わたつみの
)
神
(
かみ
)
、
003
次
(
つぎ
)
に
底筒
(
そこづつ
)
之
(
の
)
男
(
をの
)
命
(
みこと
)
、
004
中
(
なか
)
に
滌
(
そそ
)
ぎたまふ
時
(
とき
)
に
成
(
な
)
りませる
神
(
かみ
)
の
御名
(
みな
)
は、
005
中津
(
なかつ
)
綿津見
(
わたつみの
)
神
(
かみ
)
、
006
次
(
つぎ
)
に
中筒
(
なかづつ
)
之
(
の
)
男
(
をの
)
命
(
みこと
)
、
007
水
(
みづ
)
の
上
(
うへ
)
に
滌
(
そそ
)
ぎたまふ
時
(
とき
)
に
成
(
な
)
りませる
神
(
かみ
)
の
御名
(
みな
)
は、
008
上津
(
うはつ
)
綿津見
(
わたつみの
)
神
(
かみ
)
、
009
次
(
つぎ
)
に
上筒
(
うはづつ
)
之
(
の
)
男
(
をの
)
命
(
みこと
)
、
010
此
(
この
)
三柱
(
みはしら
)
の
綿津見
(
わたつみの
)
神
(
かみ
)
は
阿曇
(
あづみ
)
の
連
(
むらじ
)
等
(
ら
)
が
祖神
(
そしん
)
ともち
斎
(
いつ
)
く
神
(
かみ
)
なり、
011
故
(
かれ
)
阿曇
(
あづみ
)
の
連
(
むらじ
)
等
(
ら
)
は、
012
其
(
そ
)
の
綿津見
(
わたつみの
)
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
、
013
宇都志日
(
うつしひ
)
金拆
(
かなさくの
)
命
(
みこと
)
の
子孫
(
しそん
)
なり。
014
其
(
その
)
底筒
(
そこづつ
)
之
(
の
)
男
(
をの
)
命
(
みこと
)
、
015
中筒
(
なかづつ
)
之
(
の
)
男
(
をの
)
命
(
みこと
)
、
016
上筒
(
うはづつ
)
之
(
の
)
男
(
をの
)
命
(
みこと
)
、
017
三柱
(
みはしら
)
の
神
(
かみ
)
は
墨江
(
すみのえ
)
の
三前
(
みまへ
)
の
大神
(
おほかみ
)
なり』
018
水底
(
みなそこ
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
一々
(
いちいち
)
解釈
(
かいしやく
)
する
時
(
とき
)
は、
019
ミ
は
形体
(
けいたい
)
具足
(
ぐそく
)
成就
(
じやうじゆ
)
也
(
なり
)
。
020
充実
(
じうじつ
)
也
(
なり
)
。
021
天真
(
てんしん
)
也
(
なり
)
。
022
道
(
みち
)
の
大本
(
たいほん
)
也
(
なり
)
。
023
肉体玉
(
にくたいたま
)
也
(
なり
)
。
024
ナ
は
万
(
よろづ
)
を
兼統
(
かねすぶ
)
る
也
(
なり
)
。
025
水素
(
すゐそ
)
の
全体
(
ぜんたい
)
也
(
なり
)
。
026
思兼
(
おもひかねの
)
神
(
かみ
)
也
(
なり
)
。
027
顕
(
けん
)
を
以
(
もつ
)
て
幽
(
いう
)
を
知
(
し
)
る
也
(
なり
)
。
028
行
(
ゆ
)
き
届
(
とど
)
き
居
(
を
)
る
也
(
なり
)
。
029
ソ
は
心
(
こころ
)
の
海
(
うみ
)
也
(
なり
)
。
030
金剛空
(
こんがうくう
)
也
(
なり
)
。
031
臍
(
へそ
)
也
(
なり
)
。
032
⦿
(
す
)
を
包
(
つつ
)
み
居
(
を
)
る
也
(
なり
)
。
033
無限
(
むげん
)
清澄
(
せいちやう
)
也
(
なり
)
。
034
コ
は
天津誠
(
あまつまこと
)
の
精髄
(
せいずゐ
)
也
(
なり
)
。
035
全
(
まつた
)
く
要
(
かな
)
むる
也
(
なり
)
。
036
一切
(
いつさい
)
の
真元
(
しんげん
)
と
成
(
な
)
る
也
(
なり
)
。
037
親
(
おや
)
の
元素
(
もと
)
也
(
なり
)
。
038
劣
(
おと
)
り
負
(
ま
)
くる
也
(
なり
)
。
039
要
(
えう
)
するに
水底
(
みなそこ
)
は、
040
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
とか
河
(
かは
)
の
底
(
そこ
)
、
041
池
(
いけ
)
の
底
(
そこ
)
なぞで、
042
水
(
みづ
)
の
集合
(
しふがふ
)
したる
場所
(
ばしよ
)
である。
043
水
(
みづ
)
は
総
(
すべ
)
てのものを
養
(
やしな
)
ひ
育
(
そだ
)
て、
044
生成
(
せいせい
)
の
功
(
こう
)
を
為
(
な
)
し、
045
且
(
か
)
つ
又
(
また
)
一切
(
いつさい
)
の
汚物
(
をぶつ
)
と
混交
(
こんかう
)
して
少
(
すこ
)
しも
厭
(
いと
)
はず、
046
万物
(
ばんぶつ
)
の
汚穢
(
をゑ
)
を
洗滌
(
せんでき
)
し、
047
以
(
もつ
)
て
清浄
(
せいじやう
)
ならしむるものは
水
(
みづ
)
ばかりである。
048
又
(
また
)
水
(
みづ
)
は
低
(
ひく
)
きに
向
(
むか
)
つて
流
(
なが
)
れ、
049
凹所
(
あふしよ
)
に
集
(
あつ
)
まり、
050
方円
(
はうゑん
)
の
器
(
うつは
)
に
従
(
したが
)
ひ、
051
以
(
もつ
)
て
利用
(
りよう
)
厚生
(
こうせい
)
の
活用
(
くわつよう
)
を
為
(
な
)
すもので、
052
宇宙間
(
うちうかん
)
に
於
(
おい
)
て
最
(
もつと
)
も
重要
(
ぢゆうえう
)
なる
神器
(
しんき
)
であります。
053
火
(
ひ
)
の
熱
(
ねつ
)
にあへば、
054
蒸発
(
じようはつ
)
して
天
(
てん
)
に
昇
(
のぼ
)
り、
055
雲雨
(
うんう
)
となりて
地上
(
ちじやう
)
一切
(
いつさい
)
を
哺育
(
ほいく
)
す。
056
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
活用
(
くわつよう
)
ある
神霊
(
しんれい
)
を
称
(
たた
)
へて、
057
水
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
と
申上
(
まをしあ
)
げるのである。
058
ミ
は
形体
(
けいたい
)
具足
(
ぐそく
)
成就
(
じやうじゆ
)
して、
059
一点
(
いつてん
)
の
空隙
(
くうげき
)
なく、
060
随所
(
ずゐしよ
)
に
充満
(
じうまん
)
し、
061
天真
(
てんしん
)
の
侭
(
まま
)
にして
少
(
すこ
)
しも
争
(
あらそ
)
はず、
062
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
の
大本
(
たいほん
)
をなし、
063
人身
(
じんしん
)
を
養
(
やしな
)
ひ
育
(
そだ
)
て、
064
玉
(
たま
)
と
成
(
な
)
るの
特性
(
とくせい
)
を
保
(
たも
)
ち、
065
ナ
は
万物
(
ばんぶつ
)
を
統御
(
とうぎよ
)
し、
066
有形
(
いうけい
)
を
以
(
もつ
)
て
無形
(
むけい
)
の
神界
(
しんかい
)
を
探知
(
たんち
)
し、
067
思兼
(
おもひかね
)
の
神
(
かみ
)
となりて
世
(
よ
)
を
開
(
ひら
)
き
治
(
をさ
)
め、
068
上中下
(
じやうちうげ
)
共
(
とも
)
に
完全
(
くわんぜん
)
に
行
(
ゆ
)
き
届
(
とど
)
き、
069
ソ
は
精神
(
せいしん
)
の
海
(
うみ
)
となりて
神智
(
しんち
)
妙能
(
めうのう
)
を
発揮
(
はつき
)
し、
070
臍下
(
さいか
)
丹田
(
たんでん
)
よく
整
(
ととの
)
ひて
事物
(
じぶつ
)
に
動
(
どう
)
ぜず、
071
限
(
かぎ
)
りなく
澄
(
す
)
み
切
(
き
)
りて
一片
(
いつぺん
)
の
野望
(
やばう
)
なく、
072
利己
(
りこ
)
的
(
てき
)
の
行動
(
かうどう
)
を
為
(
な
)
さず、
073
⦿
(
す
)
の
尊厳
(
そんげん
)
を
発揮
(
はつき
)
し、
074
コ
は
天津誠
(
あまつまこと
)
の
真理
(
しんり
)
を
顕彰
(
けんしやう
)
して
[
※
御校正本・愛世版では「ミは形体具足成就して(中略)万物を統御し(中略)精神の海となりて(中略)天津誠の真理を顕彰して」になっている。校定版・八幡版ではナ、ソ、コを付加して「ミは形体具足成就して(中略)
ナは
万物を統御し(中略)
ソは
精神の海となりて(中略)
コは
天津誠の真理を顕彰して」になっている。その方が意味が分かりやすいので、霊界物語ネットでもそのように直した。
]
親
(
しん
)
たるの
位
(
くらゐ
)
を
惟神
(
かむながら
)
に
保
(
たも
)
ち、
075
生類
(
せいるい
)
一切
(
いつさい
)
の
真元
(
しんげん
)
と
成
(
な
)
りて、
076
全地球
(
ぜんちきう
)
を
要
(
かな
)
むるの
神力
(
しんりき
)
霊能
(
れいのう
)
を
具有
(
ぐいう
)
するも、
077
和光
(
わくわう
)
同塵
(
どうぢん
)
、
078
以
(
もつ
)
て
時
(
とき
)
の
致
(
いた
)
るを
待
(
ま
)
ちて、
079
天
(
てん
)
にのぼる
蛟竜
(
かうりやう
)
の
如
(
ごと
)
く、
080
時
(
とき
)
非
(
ひ
)
なる
時
(
とき
)
は
努
(
つと
)
めて
自己
(
じこ
)
の
霊能
(
れいのう
)
を
隠伏
(
いんぷく
)
し、
081
劣者
(
れつしや
)
愚者
(
ぐしや
)
弱者
(
じやくしや
)
にも、
082
譲
(
ゆづ
)
りて
下位
(
かゐ
)
に
立
(
た
)
ち、
083
寸毫
(
すんがう
)
も
心意
(
しんい
)
に
介
(
かい
)
せざる
大真人
(
だいしんじん
)
の
潜居
(
せんきよ
)
せる
低所
(
ていしよ
)
を
指
(
さ
)
して
水底
(
みなそこ
)
と
云
(
い
)
ふのであります。
084
アヽ
海
(
うみ
)
よりも
深
(
ふか
)
く
山
(
やま
)
よりも
高
(
たか
)
き、
085
水
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
一日
(
いちじつ
)
も
速
(
はや
)
く
出現
(
しゆつげん
)
して、
086
無明
(
むみやう
)
常暗
(
じやうあん
)
の
天地
(
てんち
)
を
洗滌
(
せんでき
)
し、
087
以
(
もつ
)
て
天国
(
てんごく
)
極楽
(
ごくらく
)
浄土
(
じやうど
)
の
出現
(
しゆつげん
)
せむ
事
(
こと
)
を
待
(
ま
)
つ
間
(
ま
)
の
長
(
なが
)
き
鶴
(
つる
)
の
首
(
くび
)
、
088
亀
(
かめ
)
も
所
(
ところ
)
を
得
(
え
)
て
水底
(
すゐてい
)
より
浮
(
うか
)
び
上
(
のぼ
)
るの
祥瑞
(
しやうずゐ
)
を
希求
(
ききう
)
するの
時代
(
じだい
)
であります。
089
綿津見
(
わたつみ
)
の
神
(
かみ
)
の
言霊解
(
ことたまかい
)
090
ワ
は
輪
(
わ
)
にして
筒
(
つつ
)
の
体
(
たい
)
である。
091
紋理
(
あや
)
の
起
(
おこ
)
りである。
092
親子
(
しんし
)
である。
093
世
(
よ
)
を
知
(
し
)
り
初
(
そ
)
むる
言霊
(
ことたま
)
である。
094
物
(
もの
)
の
起
(
おこ
)
りにして
人
(
ひと
)
の
起
(
おこ
)
りである。
095
締寄
(
しめよ
)
する
言霊
(
ことたま
)
である。
096
順々
(
じゆんじゆん
)
に
世
(
よ
)
を
保
(
たも
)
つ
言霊
(
ことたま
)
である。
097
子
(
こ
)
の
世
(
よ
)
にして
親
(
おや
)
の
位
(
くらゐ
)
を
践
(
ふ
)
む
言霊
(
ことたま
)
であります。
098
タ
は
対照力
(
たいせうりよく
)
である。
099
東
(
ひがし
)
は
西
(
にし
)
に
対
(
たい
)
し、
100
南
(
みなみ
)
は
北
(
きた
)
に
対
(
たい
)
し、
101
天
(
てん
)
は
地
(
ち
)
に
対
(
たい
)
し、
102
生
(
せい
)
は
死
(
し
)
に
対
(
たい
)
する
如
(
ごと
)
きを
対照力
(
たいせうりよく
)
と
云
(
い
)
ふのであります。
103
ツ
は
大
(
だい
)
金剛力
(
こんがうりき
)
である。
104
強
(
つよ
)
く
続
(
つづ
)
き、
105
実相
(
じつさう
)
真如
(
しんによ
)
、
106
之
(
これ
)
を
ツ
と
言
(
い
)
ふのである。
107
又
(
また
)
応照
(
おうせう
)
応対力
(
おうたいりよく
)
対偶力
(
たいぐうりよく
)
であり、
108
産霊
(
むすび
)
の
大元
(
たいげん
)
であり、
109
平均力
(
へいきんりよく
)
の
極
(
きよく
)
であり、
110
霊々
(
れいれい
)
神々
(
しんしん
)
赫々
(
かくかく
)
として
間断
(
かんだん
)
なく、
111
大造化
(
だいざうくわ
)
の
力
(
ちから
)
にして、
112
機臨
(
さし
)
の
大元
(
おほもと
)
であり、
113
速力
(
そくりよく
)
の
極
(
きよく
)
であります。
114
ミ
は
水
(
みづ
)
であり、
115
身
(
み
)
であり、
116
充
(
み
)
ち
満
(
み
)
つるの
意
(
い
)
にして、
117
惟神
(
かむながらの
)
大道
(
たいだう
)
の
ミチ
であります。
118
以上
(
いじやう
)
の
四言霊
(
しげんれい
)
を
以
(
もつ
)
て
思考
(
しかう
)
する
時
(
とき
)
は、
119
実
(
じつ
)
に
無限
(
むげん
)
の
神力
(
しんりき
)
を
具備
(
ぐび
)
し、
120
円満
(
ゑんまん
)
充全
(
じうぜん
)
にして、
121
天下
(
てんか
)
の
妖邪神
(
えうじやしん
)
を
一掃
(
いつさう
)
し、
122
所在
(
あらゆる
)
罪悪
(
ざいあく
)
醜穢
(
しうゑ
)
を
洗滌
(
せんでき
)
し
玉
(
たま
)
ふ
威徳
(
ゐとく
)
兼備
(
けんび
)
の
勇猛
(
ゆうまう
)
なる
五六七
(
みろく
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
活動
(
くわつどう
)
ある
神
(
かみ
)
である
事
(
こと
)
が
分明
(
ぶんめい
)
するのであります。
123
筒之男
(
つつのをの
)
命
(
みこと
)
124
ツツノオ
の
言霊
(
ことたま
)
は、
125
大
(
だい
)
金剛力
(
こんがうりき
)
を
具有
(
ぐいう
)
し、
126
以
(
もつ
)
て
正邪
(
せいじや
)
理非
(
りひ
)
を
決断
(
けつだん
)
し、
127
水
(
みづ
)
の
元質
(
げんしつ
)
を
発揮
(
はつき
)
して、
128
一切
(
いつさい
)
の
悪事
(
あくじ
)
を
洗
(
あら
)
ひ
清
(
きよ
)
め、
129
霊主
(
れいしゆ
)
体従
(
たいじう
)
日本
(
やまと
)
魂
(
だましひ
)
の
身魂
(
みたま
)
に、
130
復帰
(
ふくき
)
せしめ
玉
(
たま
)
ふてふ
神名
(
しんめい
)
であります。
131
茲
(
ここ
)
に
底
(
そこ
)
中
(
なか
)
上
(
かみ
)
の
神
(
かみ
)
と
命
(
みこと
)
とが
区別
(
くべつ
)
して
載
(
の
)
せられて
在
(
あ
)
るのは、
132
大
(
おほい
)
に
意味
(
いみ
)
のある
事
(
こと
)
である。
133
古典
(
こてん
)
は
霊
(
れい
)
を
称
(
しよう
)
して
神
(
かみ
)
と
言
(
い
)
ひ、
134
体
(
たい
)
を
称
(
しよう
)
して
命
(
みこと
)
と
言
(
い
)
ふ。
135
神
(
かみ
)
とは
幽体
(
いうたい
)
、
136
隠身
(
かくれみ
)
、
137
即
(
すなは
)
ち
カミ
であつて、
138
命
(
みこと
)
とは
体異
(
みこと
)
、
139
体別
(
みこと
)
、
140
即
(
すなは
)
ち
身殊
(
みこと
)
の
意味
(
いみ
)
である。
141
後世
(
こうせい
)
の
古学
(
こがく
)
を
研究
(
けんきう
)
するもの、
142
無智
(
むち
)
蒙昧
(
もうまい
)
にして、
143
古義
(
こぎ
)
を
知
(
し
)
らずに
神
(
かみ
)
と
命
(
みこと
)
を
混用
(
こんよう
)
し、
144
幽顕
(
いうけん
)
を
同称
(
どうしよう
)
するが
故
(
ゆゑ
)
に、
145
古典
(
こてん
)
の
真義
(
しんぎ
)
は
何時
(
いつ
)
まで
研究
(
けんきう
)
しても、
146
分
(
わか
)
つて
来
(
こ
)
ないのであります。
147
又
(
また
)
底
(
そこ
)
とは
最
(
もつと
)
も
下級
(
かきふ
)
の
神界
(
しんかい
)
及
(
およ
)
び
社会
(
しやくわい
)
であり、
148
中
(
なか
)
とは
中流
(
ちうりう
)
の
神界
(
しんかい
)
及
(
およ
)
び
社会
(
しやくわい
)
であり、
149
上
(
かみ
)
とは
上流
(
じやうりう
)
の
神界
(
しんかい
)
及
(
およ
)
び
社会
(
しやくわい
)
を
指
(
さ
)
すのである。
150
故
(
ゆゑ
)
に
綿津見
(
わたつみの
)
神
(
かみ
)
は
底
(
そこ
)
中
(
なか
)
上
(
かみ
)
の
三段
(
さんだん
)
に
分
(
わか
)
れて、
151
神界
(
しんかい
)
の
大革正
(
だいかくせい
)
を
断行
(
だんかう
)
し
玉
(
たま
)
ひ、
152
筒之男
(
つつのをの
)
命
(
みこと
)
は、
153
同
(
おな
)
じく
三段
(
さんだん
)
に
分
(
わか
)
れて、
154
現社会
(
げんしやくわい
)
の
大革正
(
だいかくせい
)
を
断行
(
だんかう
)
し
玉
(
たま
)
ふ
御
(
ご
)
神事
(
しんじ
)
であります。
155
大本
(
おほもと
)
神諭
(
しんゆ
)
に『
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
と
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
との
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなほ
)
しを
致
(
いた
)
すぞよ』とあり、
156
亦
(
また
)
『
神
(
かみ
)
、
157
仏
(
ぶつ
)
儒
(
じゆ
)
人民
(
じんみん
)
なぞの
身魂
(
みたま
)
の
建替
(
たてかへ
)
建直
(
たてなほ
)
しを
致
(
いた
)
す
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まゐ
)
りたから、
158
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
大国常立
(
おほくにとこたちの
)
尊
(
みこと
)
が、
159
出口
(
でぐち
)
の
神
(
かみ
)
と
現
(
あらは
)
れて、
160
天
(
てん
)
の
御
(
ご
)
三体
(
さんたい
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
命令
(
めいれい
)
通
(
どほ
)
りに、
161
大洗濯
(
おほせんだく
)
大掃除
(
おほさうぢ
)
を
致
(
いた
)
して、
162
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
五六七
(
みろく
)
の
結構
(
けつこう
)
な
世
(
よ
)
にして
上中下
(
じやうちうげ
)
三段
(
さんだん
)
の
身魂
(
みたま
)
が
揃
(
そろ
)
うて、
163
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
を
神国
(
しんこく
)
に
致
(
いた
)
すぞよ』と
示
(
しめ
)
されてあるのも、
164
斯
(
こ
)
の
三柱
(
みはしら
)
の
神
(
かみ
)
と、
165
命
(
みこと
)
との
御
(
ご
)
活動
(
くわつどう
)
に
外
(
ほか
)
ならぬのであります。
166
現代
(
げんだい
)
の
如
(
ごと
)
く
世界
(
せかい
)
の
隅々
(
すみずみ
)
まで
面白
(
おもしろ
)
からぬ
思想
(
しさう
)
が
勃興
(
ぼつこう
)
し、
167
人心
(
じんしん
)
は
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
に
悪化
(
あくくわ
)
し、
168
暴動
(
ばうどう
)
や
爆弾
(
ばくだん
)
騒
(
さわ
)
ぎが
相次
(
あひつ
)
いで
起
(
おこ
)
り
天下
(
てんか
)
は
実
(
じつ
)
に
乱麻
(
らんま
)
の
如
(
ごと
)
き
状態
(
じやうたい
)
である。
169
斯
(
か
)
かる
醜
(
しこ
)
めき
穢
(
きたな
)
き
国
(
くに
)
になり
果
(
は
)
てたる
以上
(
いじやう
)
は、
170
どうしても
禊身祓
(
みそぎはらひ
)
の
大々
(
だいだい
)
的
(
てき
)
御
(
ご
)
神業
(
しんげふ
)
が
開始
(
かいし
)
されなくては、
171
到底
(
たうてい
)
人間
(
にんげん
)
の
智力
(
ちりよく
)
、
172
学力
(
がくりよく
)
、
173
武力
(
ぶりよく
)
などで
治
(
をさ
)
めると
云
(
い
)
ふことは
不可能
(
ふかのう
)
であります。
174
八十
(
やそ
)
曲津
(
まがつ
)
神
(
かみ
)
、
175
大曲津
(
おほまがつ
)
神
(
かみ
)
の
征服
(
せいふく
)
は
絶対
(
ぜつたい
)
無限
(
むげん
)
の
金剛力
(
こんがうりき
)
を
具有
(
ぐいう
)
し
玉
(
たま
)
ふ
神剣
(
しんけん
)
の
発動
(
はつどう
)
、
176
即
(
すなは
)
ち
神界
(
しんかい
)
の
大祓
(
おほはらひ
)
行事
(
ぎやうじ
)
に
待
(
ま
)
たなくば、
177
障子
(
しやうじ
)
一
(
いち
)
枚
(
まい
)
侭
(
まま
)
ならぬ
眼
(
まなこ
)
を
有
(
もつ
)
て
居
(
を
)
る
如
(
や
)
うな
人間
(
にんげん
)
が
何程
(
なにほど
)
焦慮
(
せうりよ
)
して
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、
178
百
(
ひやく
)
日
(
にち
)
の
説法
(
せつぽふ
)
屁
(
へ
)
一
(
ひと
)
つの
力
(
ちから
)
も
現
(
あらは
)
れないのである。
179
是
(
これ
)
はどうしても
神界
(
しんかい
)
の
一大
(
いちだい
)
権威
(
けんゐ
)
を
以
(
もつ
)
て
大祓
(
おほはらひ
)
を
遂行
(
すゐかう
)
され、
180
日本
(
につぽん
)
国体
(
こくたい
)
の
崇高
(
すうかう
)
至厳
(
しげん
)
を
根本
(
こんぽん
)
的
(
てき
)
に
顕彰
(
けんしやう
)
すべき
時機
(
じき
)
であつて、
181
実
(
じつ
)
に
古今
(
ここん
)
一轍
(
いつてつ
)
の
神典
(
しんてん
)
の
御
(
ご
)
遺訓
(
ゐくん
)
の、
182
絶対
(
ぜつたい
)
的
(
てき
)
神書
(
しんしよ
)
なるに
驚
(
おどろ
)
くのであります。
183
神界
(
しんかい
)
の
権威
(
けんゐ
)
なる、
184
宇宙
(
うちう
)
の
大修祓
(
だいしうばつ
)
は
人間
(
にんげん
)
としては
不可抗力
(
ふかかうりよく
)
である。
185
由来
(
ゆらい
)
天災
(
てんさい
)
地妖
(
ちえう
)
の
如
(
ごと
)
きは、
186
人間
(
にんげん
)
の
左右
(
さいう
)
し
得
(
う
)
るもので
無
(
な
)
いと、
187
現代
(
げんだい
)
の
物質
(
ぶつしつ
)
本能
(
ほんのう
)
主義
(
しゆぎ
)
の
学者
(
がくしや
)
や
世俗
(
せぞく
)
は
信
(
しん
)
じて
居
(
を
)
るが、
188
併
(
しか
)
しその
実際
(
じつさい
)
に
於
(
おい
)
ては、
189
天災
(
てんさい
)
地妖
(
ちえう
)
と
人事
(
じんじ
)
とは、
190
極
(
きは
)
めて
密接
(
みつせつ
)
の
関係
(
くわんけい
)
が
有
(
あ
)
るのである。
191
故
(
ゆゑ
)
に
国家
(
こくか
)
能
(
よ
)
く
治平
(
ちへい
)
なる
時
(
とき
)
は、
192
天上
(
てんじやう
)
地上
(
ちじやう
)
倶
(
とも
)
に
平穏
(
へいおん
)
無事
(
ぶじ
)
にして、
193
上下
(
しやうか
)
万民
(
ばんみん
)
鼓腹
(
こふく
)
撃壤
(
げきじやう
)
の
怡楽
(
ゐらく
)
を
享
(
う
)
くるのは
天理
(
てんり
)
である。
194
地上
(
ちじやう
)
二十億
(
にじふおく
)
の
生民
(
せいみん
)
は、
195
皆
(
みな
)
悉
(
ことごと
)
く
御
(
ご
)
皇祖
(
くわうそ
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
ご
)
実体
(
じつたい
)
なる、
196
大地
(
だいち
)
に
蕃殖
(
ばんしよく
)
するものであるが、
197
この
人間
(
にんげん
)
なるものは、
198
地上
(
ちじやう
)
を
経営
(
けいえい
)
すべき
本能
(
ほんのう
)
を
禀
(
う
)
け
得
(
え
)
て
生長
(
せいちやう
)
するのである。
199
然
(
しか
)
るに、
200
万物
(
ばんぶつ
)
の
霊長
(
れいちやう
)
とまで
称
(
とな
)
ふる
人間
(
にんげん
)
が
吾
(
われ
)
の
天職
(
てんしよく
)
をも
知
(
し
)
らず、
201
法則
(
はふそく
)
をも
究
(
きは
)
めずして、
202
日夜
(
にちや
)
横暴
(
わうばう
)
無法
(
むはふ
)
なる
醜行
(
しうかう
)
汚為
(
をゐ
)
を
敢行
(
かんかう
)
しつつあるは、
203
実
(
じつ
)
に
禽獣
(
きんじう
)
と
何
(
なん
)
等
(
ら
)
択
(
えら
)
ぶ
所
(
ところ
)
は
無
(
な
)
いのである。
204
全体
(
ぜんたい
)
宇宙
(
うちう
)
は
天之
(
あめの
)
御中主
(
みなかぬしの
)
神
(
かみ
)
の
御
(
ご
)
精霊体
(
せいれいたい
)
なる
以上
(
いじやう
)
は、
205
地上
(
ちじやう
)
の
生民
(
せいみん
)
等
(
ら
)
が
横暴
(
わうばう
)
無法
(
むはふ
)
の
行動
(
かうどう
)
によつて、
206
精神界
(
せいしんかい
)
の
順調
(
じゆんてう
)
も、
207
亦
(
また
)
乱
(
みだ
)
れざるを
得
(
え
)
ない
次第
(
しだい
)
である。
208
要
(
えう
)
するに
天災
(
てんさい
)
地妖
(
ちえう
)
の
原因
(
げんいん
)
結果
(
けつくわ
)
は、
209
所謂
(
いはゆる
)
天
(
てん
)
に
唾
(
つばき
)
して
自己
(
じこ
)
の
顔面
(
がんめん
)
に
被
(
かぶ
)
るのと
同一
(
どういつ
)
である。
210
人間
(
にんげん
)
を
始
(
はじ
)
め
動物
(
どうぶつ
)
や
植物
(
しよくぶつ
)
が、
211
天賦
(
てんぷ
)
の
生命
(
せいめい
)
を
保
(
たも
)
つ
能
(
あた
)
はずして、
212
夭死
(
えうし
)
し
或
(
あるひ
)
は
病災
(
びやうさい
)
病毒
(
びやうどく
)
の
為
(
ため
)
に、
213
変死
(
へんし
)
し
枯朽
(
こきう
)
する
其
(
そ
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
原因
(
げんいん
)
は、
214
要
(
えう
)
するに
天則
(
てんそく
)
に
違反
(
ゐはん
)
し、
215
矛盾
(
むじゆん
)
せる
国家
(
こくか
)
経綸
(
けいりん
)
の
結果
(
けつくわ
)
にして、
216
政弊
(
せいへい
)
腐敗
(
ふはい
)
の
表徴
(
へうちよう
)
である。
217
現時
(
げんじ
)
の
如
(
ごと
)
く
天下
(
てんか
)
挙
(
こぞ
)
つて
人生
(
じんせい
)
の
天職
(
てんしよく
)
を
忘却
(
ばうきやく
)
し、
218
天賦
(
てんぷ
)
の
衣食
(
いしよく
)
を
争奪
(
そうだつ
)
するが
為
(
ため
)
に
営々
(
えいえい
)
たるが
如
(
ごと
)
き、
219
国家
(
こくか
)
の
経綸
(
けいりん
)
は
実
(
じつ
)
に
矛盾
(
むじゆん
)
背理
(
はいり
)
の
極
(
きよく
)
である。
220
皇国
(
くわうこく
)
は
世界
(
せかい
)
を
道義
(
だうぎ
)
的
(
てき
)
に
統一
(
とういつ
)
すべき、
221
神明
(
しんめい
)
の
国
(
くに
)
であつて、
222
決
(
けつ
)
して
体主霊従的
(
がいこく
)
の
経綸
(
けいりん
)
の
如
(
ごと
)
く、
223
征服
(
せいふく
)
とか
占領
(
せんりやう
)
とかの、
224
無法
(
むはふ
)
横暴
(
わうばう
)
を
為
(
な
)
す
事
(
こと
)
を
許
(
ゆる
)
さぬ
神国
(
しんこく
)
である。
225
皇典
(
くわうてん
)
古事記
(
こじき
)
の
斯
(
こ
)
の
御
(
ご
)
遺訓
(
ゐくん
)
に
由
(
よ
)
り
奉
(
たてまつ
)
りて、
226
国政
(
こくせい
)
を
革新
(
かくしん
)
し、
227
以
(
もつ
)
て
皇道
(
くわうだう
)
宣揚
(
せんやう
)
の
基礎
(
きそ
)
を
確立
(
かくりつ
)
し、
228
以
(
もつ
)
て
皇祖
(
くわうそ
)
天照
(
あまてらす
)
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
神勅
(
しんちよく
)
を
仰
(
あふ
)
ぎ、
229
以
(
もつ
)
て
世界
(
せかい
)
経綸
(
けいりん
)
の
発展
(
はつてん
)
に
着手
(
ちやくしゆ
)
すべきものなる
事
(
こと
)
は、
230
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国常立
(
くにとこたちの
)
尊
(
みこと
)
の
終始
(
しうし
)
一貫
(
いつくわん
)
せる
御
(
ご
)
神示
(
しんじ
)
であります。
231
(
大正九・一・一五
講演筆録
谷村真友
)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 言霊解三
(B)
(N)
言霊解五 >>>
霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第10巻(酉の巻)
> 第2篇 禊身の段 > 第30章 言霊解四
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第30章 言霊解四|第10巻|霊主体従|霊界物語|/rm1030】
合言葉「みろく」を入力して下さい→