霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
×
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
ルビの表示


アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[※]用語解説 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

脚注[*]編集用 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

外字の外周色 [?]一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。[×閉じる]
現在のページには次の外字 2 文字が計 2 箇所で使われています

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】サブスク完了しました。どうもありがとうございます。サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は従来バージョンをお使い下さい

第二七章 言霊解(げんれいかい)一〔四五七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 篇:第2篇 禊身の段 よみ(新仮名遣い):みそぎのだん
章:第27章 言霊解一 よみ(新仮名遣い):げんれいかい一 通し章番号:457
口述日:1920(大正9)年01月15日(旧11月25日) 口述場所: 筆録者:谷村真友[#講演筆録] 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年8月20日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
伊邪那岐神は陽神、伊邪那美神は陰神である。天地の陰陽はめぐるが、人の息は双んで出入をなす。人の息は、両神の宮である。
天の浮橋は、水火おのずからめぐって縦横を成す。孕んで胎内に初めて動くのが、天の浮橋である。
伊邪那岐命と伊邪那美命の神徳は、地球を修理固成し、生成化育を止まないようにする御神徳を持ち、発揮する。
伊邪那岐命は天津神の心を奉戴して大地を保ち、善道にいざなう水火様である。伊邪那美命は身体地球の基台となり暗黒界を照らし給う。太陰の活用あり、月の大神様、瑞の御魂である。
伊邪那岐命が『吾は厭醜悪穢国に到りて在りけり』と言ったのは、現代が道義の廃れた状態であることを言うのである。
筑紫の日向の立花の小門の阿波岐原に到り、禊をしたというのは、大々的宇宙の大修祓を断行することを宣言したのである。「筑紫の日向の立花の小門の阿波岐原」は、霊系である高皇産霊神の神業を大成する霊場である。
美曾岐は風と水の霊徳を発揮してあらゆる汚穢を祓い塵埃を清める修祓である。
伊邪那岐命が帯を投げ捨てたというのは、すべての教育・宗教・倫理の学説を、根本から革正する、ということである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-05-24 12:16:33 OBC :rm1027
愛善世界社版:203頁 八幡書店版:第2輯 464頁 修補版: 校定版:209頁 普及版:92頁 初版: ページ備考:
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正10年1月1日号(第133号)【出口王仁三郎執筆】 > 皇典と現代(四)
001   皇典(くわうてん)美曽岐(みそぎ)(だん)
 
002(ここ)(もつ)伊邪那岐(いざなぎの)大神(おほかみ)()(たま)はく』
003(ここ)(もつ)て』とは(さき)の「黄泉(よもつ)大神(おほかみ)事戸(ことど)(わた)(たま)ひ」云々(うんぬん)()本文(ほんぶん)()けて()へる言葉(ことば)であります。
004 イザナギ(みこと)()名義(めいぎ)は、005大本(おほもと)言霊(ことたま)(すなは)(たい)より解釈(かいしやく)する(とき)は、006(いき)なり、007(さそ)ふなり、008(ならぶ)ことなり、009()にして(すなは)()(かみ)010陽神(やうしん)なり。011イザナミ(みづ)にして陰神(いんしん)なり、012所謂(いはゆる)気誘双(いざなみの)(かみ)()御名(みな)であつて、013天地(てんち)陰陽(いんやう)(なら)びて(めぐ)り、014(ひと)(いき)(なら)びて出入(しゆつにふ)呼吸(いき)をなす、015(ゆゑ)呼吸(いき)両神(りやうしん)(いま)すの(みや)である。016(いき)胞衣(えな)(うち)(はじ)めて()くを(なづ)けて天浮橋(あめのうきはし)()ふ。017その意義(いぎ)(おのづか)らと()ふこと、018(めぐ)ることである。019ウキはウキ、020ウクと活用(はたら)き、021ハシはハシ、022ハス活用(はたら)(ことば)である。023(みづ)にして(うき)(なり)024(みづ)にして(よこ)をなす、025(すなは)(はし)である。026水火(いき)自然(おのづから)(めぐ)り、027浮発(ふはつ)して縦横(たてよこ)()すを天浮橋(あめのうきはし)()ふ。028大本(おほもと)神諭(しんゆ)に『()大本(おほもと)世界(せかい)大橋(おほはし)029この(はし)(わた)らねば世界(せかい)(こと)(わか)らぬぞよ。030(たて)(よこ)との守護(しゆご)()(ひら)くぞよ。031()大神(おほかみ)(つき)(かみ)(さま)は、032(この)()()先祖(せんぞ)(さま)であるぞよ』とあるは()意味(いみ)(ほか)ならぬのであります。
033 天地(てんち)(およ)人間(にんげん)(はじ)めて()(ひら)く、034(これ)二神(にしん)天浮橋(あめのうきはし)()ちてと()ふのである。035(はら)みて胎内(たいない)(はじ)めて(うご)くは、036天浮橋(あめのうきはし)であり(あや)大橋(おほはし)である。037(かく)(ごと)天地(てんち)()()()き、038(ひと)(いき)()()きて、039(その)(すゑ)(しめ)りて(つゆ)(ごと)(たま)()す、040()(しほ)(かさなり)(つもり)()(しま)である。041水火(みづひ)シホであり、042シマ(みづ)なり、043(まどら)かと()(こと)で、044水火累積(しほこり)水円(しま)()し、045(いき)(しめり)をなす、046その(いき)(おの)づと()(かた)まる、047(これ)淤能碁呂(おのころ)(しま)()ふのである。048(えう)するに伊邪那岐(いざなぎ)049伊邪那美(いざなみ)二神(にしん)は、050地球(ちきう)修理(しうり)固成(こせい)し、051(もつ)生成(せいせい)化々(くわくわ)()まざるの()神徳(しんとく)保有(ほいう)し、052(かつ)(これ)発揮(はつき)し、053万有(ばんいう)根元(こんげん)()(たま)大神(おほかみ)である。054(しか)一旦(いつたん)黄泉国(よみのくに)(かみ)(くだ)らせ(たま)へる(とき)伊邪那美(いざなみ)大神(おほかみ)は、055(つひ)(いち)(にち)(せん)(にん)(ころ)さむ、056(まを)(たま)ふに立到(たちいた)つたのであります。057(さら)日本(につぽん)言霊学(げんれいがく)(よう)より二神(にしん)神名(しんめい)解釈(かいしやく)すれば、058伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)万有(ばんいう)基礎(きそ)となり土台(どだい)となり、059(だい)金剛力(こんがうりき)発揮(はつき)して修理(しうり)固成(こせい)神業(しんげふ)成就(じやうじゆ)し、060天津(あまつ)(かみ)(こころ)奉体(ほうたい)して大地(だいち)(たも)ち、061万能(ばんのう)万徳(ばんとく)兼備(けんび)⦿()根元(こんげん)(さだ)め、062永遠(ゑいゑん)無窮(むきう)()(とほ)し、063天津(あまつ)御祖(みおや)(しん)となり、064善道(ぜんだう)(いざな)火水(かみ)(さま)である。065(つぎ)伊邪那美(いざなみの)(みこと)は、066三元(さんげん)()(たい)根元(こんげん)()し、067身体(しんたい)地球(ちきう)基台(きだい)となり(たま)となりて暗黒界(あんこくかい)(てら)(たま)ふ、068太陰(たいいん)活用(くわつよう)ある(かみ)(さま)であつて、069(つき)大神(おほかみ)(さま)であり、070(みづ)御霊(みたま)である。071(かく)(ごと)尊貴(そんき)円満(ゑんまん)仁慈(じんじ)(かみ)も、072黄泉国(よもつのくに)神去(かむさ)ります(とき)は、073やむを()ずして体主(たいしゆ)霊従(れいじう)(かみ)化生(くわせい)(たま)ふのである。074此処(ここ)には()本文(ほんぶん)により男神(をがみ)のみの()活動(くわつどう)解釈(かいしやく)(たてまつ)るのであります。
075()厭醜悪(いなしこめしこめき)穢国(きたなきくに)(いた)りて()りけり』
076 言霊(げんれい)(あめ)(なり)077(あま)(なり)078自然(しぜん)(なり)079()(なり)080七十五(しちじふご)(せい)総名(そうみやう)(なり)081()にして(いう)(なり)082空中(くうちう)水霊(すゐれい)(なり)083これを(もつ)(かんが)ふれば、084()とは宇宙(うちう)万有(ばんいう)一切(いつさい)代名詞(だいめいし)である。085この宇宙(うちう)万有(ばんいう)一切(いつさい)(うへ)醜悪(しうあく)汚穢(をゑ)充満(じうまん)して、086(じつ)黄泉国(よみのくに)状態(じやうたい)立到(たちいた)つたと()(こと)である。087現代(げんだい)(じつ)(てん)()(その)()一切(いつさい)事物(じぶつ)(みな)イナシコメシコメキキタナキ(くに)()()てて()るのである。088政治(せいぢ)外交(ぐわいかう)教育(けういく)実業(じつげふ)道義(だうぎ)(みな)(ことごと)(すた)れて、089(かみ)(まも)(たま)ふてふ天地(てんち)なるを(うたが)ふばかりになつて()()るのであります。
090(ゆゑ)()()(ほみま)祓為(はらひせ)なと()りたまひて、091筑紫(つくし)日向(ひむか)立花(たちはな)小門(をど)阿波岐(あはぎ)(はら)(いた)りまして美曽岐(みそぎ)(はら)ひたまひき』
092 大々(だいだい)(てき)宇宙(うちう)(およ)国家(こくか)修祓(しうばつ)断行(だんかう)せむと()りたまうたのである。093()神諭(しんゆ)に、094三千(さんぜん)世界(せかい)大洗濯(おほせんだく)095大掃除(おほさうぢ)(てん)()三体(さんたい)大神(おほかみ)()命令(めいれい)()りて、096(うしとら)金神(こんじん)立替(たてかへ)立直(たてなほ)しを(いた)()になりたぞよ』と(しめ)されたるは、097(すなは)美曽岐(みそぎ)大神事(だいしんじ)であります。
098 実相(じつさう)真如(しんによ)決断力(けつだんりよく)(なり)099照応力(せうおうりよく)(なり)
100 (くらやみ)交代(かうたい)(なり)101三大暦(さんだいれき)本元(ほんげん)(なり)102深奥(しんおう)(きよく)(なり)
103 ()現在(げんざい)(なり)104皇国(くわうこく)北極(ほくきよく)(なり)105天橋立(あまのはしだて)(なり)
106 天賦(てんぷ)(まま)(なり)107産霊子(むすびのこ)(なり)108無障(さはりなき)(なり)
109 顕幽(けんいう)貫徹(くわんてつ)(なり)110無狂(くるひなき)(なり)111本末(ほんまつ)一貫(いつくわん)(なり)
112 ()(さだ)(なり)113(くに)億兆(おくてう)()(なり)114真身(まみ)(むすび)(なり)
115 ()()(なり)116際立(きはだ)(かは)(なり)117(ひか)(かがや)(なり)
118 (つづ)(ことば)(なり)
119 対照力(たいせうりよく)(なり)120平均力(へいきんりよく)(なり)121()(あま)(なり)
122 (あふ)(きは)まる(なり)123造化(ざうくわ)(ともな)(なり)124(おや)(くらゐ)(なり)
125 太陽(たいやう)材料(ざいれう)(なり)126天体(てんたい)(たも)(なり)127(はる)(なり)
128 火水(ひみづ)(なり)129真空(しんくう)全体(ぜんたい)(なり)130()調(ととの)(なり)131水素(すゐそ)全体(ぜんたい)(なり)
132 大本(おほもと)初頭(はじめ)(なり)133大母公(だいぼこう)(なり)134円象(ゑんしやう)入眼(にふがん)(なり)
135 ()(ひら)(なり)136(あめ)(いろ)(なり)137()(なり)138()(なり)
139 霊魂(れいこん)本相(ほんさう)(なり)140天津(あまつ)御祖(みおや)(しん)(なり)141循環(じゆんかん)無端(むたん)(なり)
142 切断力(せつだんりよく)(なり)143フアの(むすび)(なり)144辺際(へんさい)()(なり)
145 高皇(たかみ)産霊(むすび)(なり)146本末(ほんまつ)打合(うちあ)(なり)147無量寿(むりやうじゆ)(もとゐ)(なり)
148 以上(いじやう)言霊(ことたま)(つづ)むる(とき)は、149筑紫(つくし)日向(ひむか)(たちばな)小戸(をど)阿波岐(あはぎ)(はら)は、150実相(じつさう)真如(しんによ)顕彰(けんしやう)にして一切(いつさい)事物(じぶつ)照応(せうおう)し、151決断力(けつだんりよく)具有(ぐいう)して、152暗黒界(あんこくかい)照変(せうへん)し、153神政(しんせい)樹立(じゆりつ)し、154御倉棚(みくらたな)(かみ)なる宇宙(うちう)経綸(けいりん)三大暦(さんだいれき)(すなは)恒天暦(かうてんれき)155太陽暦(たいやうれき)156太陰暦(たいいんれき)大本元(だいほんげん)(きは)めて、157深甚(しんじん)玄妙(げんめう)(きよく)闡明(せんめい)し、158現在(げんざい)()(さい)する(ため)天橋立(あまのはしだて)なる皇国(くわうこく)北極(ほくきよく)天賦(てんぷ)自然(しぜん)産霊子(むすびのこ)生成(せいせい)化育(くわいく)して、159障壁(しやうへき)なく(くる)ひなく顕幽(けんいう)貫徹(くわんてつ)160本末(ほんまつ)一貫(いつくわん)161(もつ)万象(ばんしやう)押定(おしさだ)め、162真身(しんしん)(むすび)()りて(くに)億兆(おくてう)悉皆(しつかい)完成(くわんせい)し、163光輝(くわうき)(もつ)神徳(しんとく)発揚(はつやう)し、164青天(せいてん)白日(はくじつ)瑞祥(ずゐしやう)(てら)して、165宇宙(うちう)一切(いつさい)大変革(たいへんかく)(もつと)迅速(じんそく)敢行(かんかう)(たま)ひ、166上下(しやうか)一致(いつち)167顕幽(けんいう)一本(いつぽん)168平均力(へいきんりよく)(もつ)て、169善悪(ぜんあく)美醜(びしう)清濁(せいだく)対照(たいせう)し、170全智(ぜんち)全能(ぜんのう)にして、171(おや)たるの(くらゐ)(たも)ち、172(あふ)(きは)まる霊力(れいりよく)(もつ)造化(ざうくわ)(ともな)ひ、173太陽(たいやう)(ひと)しき稜威(りようゐ)顕彰(けんしやう)して天体(てんたい)保有(ほいう)し、174(はる)長閑(のどか)なる(まつ)()改立(かいりつ)し、175真空(しんくう)全体(ぜんたい)たる霊魂球(れいこんきう)涵養(かんやう)し、176水素(すゐそ)本元(ほんげん)たる(つき)本能(ほんのう)(てら)して、177宇宙(うちう)一切(いつさい)完成(くわんせい)調理(てうり)し、178万有(ばんいう)(むす)びて(いち)()し、179天地(てんち)(まつ)人道(じんだう)(まも)り、180国家(こくか)(たひら)けく(やす)らけく(をさ)(さち)はひ、181男性(だんせい)(てき)機能(きのう)発揮(はつき)し、182大仁(だいじん)大慈(だいじ)神心(しんしん)(てら)し、183造化(ざうくわ)機関(きくわん)たる(くらゐ)(たも)ち、184(もと)(うる)はしき神世(かみよ)()(もど)し、185円象(ゑんしやう)入眼(にふがん)186(すべ)ての(れい)(たい)生命(せいめい)眼目(がんもく)(あた)へ、187大母公(だいぼこう)として()大本(おほもと)となり、188初頭(はじめ)(あら)はれ、189無限(むげん)()無極(むきよく)(ひら)き、190蒼天(さうてん)(いろ)(ごと)(きよ)く、191()(たか)(ひろ)く、192生成(せいせい)化育(くわいく)(とく)上下(しやうか)末葉(まつえう)(およ)ぼし、193天津(あまつ)御祖神(みおやがみ)(しん)体得(たいとく)し、194循環(じゆんかん)(きは)まりなく、195各自(かくじ)霊魂(れいこん)本相(ほんさう)()(つく)し、196妖邪(えうじや)切断(せつだん)()辺際(へんさい)見極(みきは)め、197言霊力(げんれいりよく)(もつ)破邪(はじや)顕正(けんせい)し、198本末(ほんまつ)相対(あひたい)して()(きよ)(あら)ひ、199一切(いつさい)無量寿(むりやうじゆ)たるの根基(こんき)達成(たつせい)すべき霊系(れいけい)高皇(たかみ)産霊(むすび)神業(しんげふ)大成(たいせい)する霊場(れいぢやう)()ふことである。200現代(げんだい)()(おい)て、201(かく)(ごと)霊場(れいぢやう)たる神界(しんかい)経綸地(けいりんち)が、202(はた)して日本国(につぽんこく)存在(そんざい)するであらう()203()存在(そんざい)せりとせば、204(その)地点(ちてん)何国(いづくに)(いづ)れの方面(はうめん)であらう()205大本人(おほもとびと)()はず、206日本人(につぽんじん)()はず、207世界(せかい)人類(じんるゐ)は、208(いそ)探究(たんきう)すべき問題(もんだい)であらうと(おも)ふのであります。
209 (つぎ)美曽岐(みそぎ)言霊(ことたま)解釈(かいしやく)すれば、
210 (みづ)(なり)211太陰(たいいん)(なり)212(みつ)(なり)213()(なり)214(みち)(なり)215(たま)()(なり)
216 (かぜ)(たね)(なり)217()衣服(いふく)(なり)218⦿()包裏(つつみ)()(なり)
219 活貫(いきつらぬ)(なり)220(しろ)()(なり)221(いろ)(うしな)(なり)222(よろづ)(わた)(なり)
223 (えう)するに、224所在(あらゆる)汚穢(をゑ)(きよ)塵埃(ぢんあい)(はら)ひ、225(かぜ)(みづ)との霊徳(れいとく)発揮(はつき)して、226清浄(せいじやう)無垢(むく)神世(かみよ)玉成(ぎよくせい)し、227虚栄(きよえい)虚飾(きよしよく)()り、228万事(ばんじ)(わた)りて充実(じうじつ)し、229活気(くわつき)凛々(りんりん)たる神威(しんゐ)顕彰(けんしやう)し、230金甌(きんおう)無欠(むけつ)神政(しんせい)施行(しかう)して、231宇内(うだい)一点(いつてん)妖邪(えうじや)(とど)めざる大修祓(だいしうばつ)大神事(だいしんじ)()ふのである。232現代(げんだい)趨勢(すうせい)は、233世界(せかい)一般(いつぱん)美曽岐(みそぎ)大神事(だいしんじ)厳修(げんしう)すべき時運(じうん)遭遇(さうぐう)せる(こと)(わす)れては()らぬ。234大本(おほもと)目的(もくてき)(また)235この天下(てんか)美曽岐(みそぎ)断行(だんかう)するに()るのであります。
236(かれ)投棄(なげす)つる御杖(みつゑ)()りませる(かみ)御名(みな)衝立(つきたつ)船戸(ふなどの)(かみ)
237 御杖(みつゑ)言霊(ことたま)238(だい)金剛力(こんがうりき)決断力(けつだんりよく)(たま)(くら)であり、239中腹(ちうふく)成就(じやうじゆ)()(すす)(たま)(たも)つことであつて、240(すなは)(かみ)御力添(みちからぞ)へをする役目(やくめ)であります。241(しか)るに(かみ)は、242この(つゑ)までも()()(たま)うたと()ふことは、243よくも(けが)れたものであります。244現代(げんだい)()へば大政(たいせい)補弼(ほひつ)する大官(たいくわん)のことであります。
245 衝立(つきたて)船戸(ふなどの)(かみ)名義(めいぎ)は、246(うへ)(した)との(なか)衝立(つきた)(さへぎ)り、247下情(かじやう)(かみ)(たつ)せしめず、248(かみ)()(しも)()らしめざる近親(きんしん)(かみ)()ふことである。249現代(げんだい)何事(なにごと)にも(すべ)てこの(かみ)(さま)(さへぎ)(たま)()(なか)であります。250(つゑ)とも(はしら)とも()るべき守護神(しゆごじん)が、251(かへつ)(ちから)()らず邪魔(じやま)になると()ふので、252伊邪那岐(いざなぎの)大神(おほかみ)は、253第一着(だいいちちやく)(おん)(つゑ)()()(たま)うたのであります。
254(つぎ)投棄(なげす)つる御帯(みおび)()りませる(かみ)御名(みな)(みち)長乳歯(ながちは)(かみ)
255 御帯(みおび)言霊(ことたま)は、256霊魂(れいこん)257精神(せいしん)(をさ)(をさ)むることで、258(また)神人(しんじん)合一(がふいつ)連結帯(れんけつたい)である。259光華(くわうか)明彩(めいさい)260照徹(せうてつ)六合(りくがふ)()である。261(すなは)顕界(けんかい)(まつりごと)()すに(あた)りては、262(かなら)精神(せいしん)(てき)天地(てんち)人道(じんだう)()(さと)し、263(もつ)億兆(おくてう)をして帰依(きえ)せしめ、264顕界(けんかい)政治(せいぢ)悦服(えつぷく)帰順(きじゆん)せしめねば()らぬのである。265(これ)所謂(いはゆる)(かみ)御帯(みおび)であります。266(かみ)(この)御帯(みおび)(けが)れて使(つか)へなく()つたから()()(たま)うたのであります。
267 (みち)長乳歯(ながちは)意義(いぎ)は、268天理(てんり)人道(じんだう)()宗教家(しうけうか)269教育家(けういくか)270倫理(りんり)学者(がくしや)271敬神(けいしん)尊皇(そんのう)愛国(あいこく)(とな)ふる神道家(しんだうか)272皇道(くわうだう)宣伝者(せんでんしや)273演説(えんぜつ)説教家(せつけうか)(とう)大家(たいか)()(こと)である。274この(おび)投棄(なげす)(たま)ふと()(こと)は、275(すべ)ての教育(けういく)276宗教(しうけう)277倫理(りんり)学説(がくせつ)根本(こんぽん)より革正(かくせい)(たま)ふと()(こと)であります。
278大正九・一・一五 講演筆録 谷村真友
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→