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霊界物語
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
特別編 入蒙記
第1篇 日本より奉天まで
第1章 水火訓
第2章 神示の経綸
第3章 金剛心
第4章 微燈の影
第5章 心の奥
第6章 出征の辞
第7章 奉天の夕
第2篇 奉天より洮南へ
第8章 聖雄と英雄
第9章 司令公館
第10章 奉天出発
第11章 安宅の関
第12章 焦頭爛額
第13章 洮南旅館
第14章 洮南の雲
第3篇 洮南より索倫へ
第15章 公爺府入
第16章 蒙古の人情
第17章 明暗交々
第18章 蒙古気質
第19章 仮司令部
第20章 春軍完備
第21章 索倫本営
第4篇 神軍躍動
第22章 木局収ケ原
第23章 下木局子
第24章 木局の月
第25章 風雨叱咤
第26章 天の安河
第27章 奉天の渦
第28章 行軍開始
第29章 端午の日
第30章 岩窟の奇兆
第5篇 雨後月明
第31章 強行軍
第32章 弾丸雨飛
第33章 武装解除
第34章 竜口の難
第35章 黄泉帰
第36章 天の岩戸
第37章 大本天恩郷
第38章 世界宗教聯合会
第39章 入蒙拾遺
附 入蒙余録
大本の経綸と満蒙
世界経綸の第一歩
蒙古建国
蒙古の夢
神示の世界経綸
余白歌
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霊界物語
>
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
>
特別編 入蒙記
> 第4篇 神軍躍動 > 第29章 端午の日
<<< 行軍開始
(B)
(N)
岩窟の奇兆 >>>
第二九章
端午
(
たんご
)
の
日
(
ひ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 特別篇 山河草木 入蒙記
篇:
第4篇 神軍躍動
よみ(新仮名遣い):
しんぐんやくどう
章:
第29章 端午の日
よみ(新仮名遣い):
たんごのひ
通し章番号:
口述日:
1925(大正14)年08月
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年2月14日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
ところが、六月五日になると進路はにわかに南方に転じた。日本人側からは方向が違う、と不審の声が上がったが、すでに先方は遠くへ進んでおり、地理に不案内のこともあってどうしようもない。
一同はあたりの沃野の広さ、自然や資源の豊かさに感嘆しながらのんびりと行軍を続けていた。
ある晩、三方が山の谷間で宿営を張ることになったが、雨模様であった。そこで日出雄が神言を奏上し、晴天をもたらした。ところがその後、盧占魁から夜間行軍の命令が出て、部隊は再び出発したが、今度は豪雨に見舞われてしまった。
部隊からは、先生がせっかく雨を止めてくださったのに、司令が宿営地を勝手に変更したために、神罰を受けたのだ、という者もあった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
2024/2/9出口王仁三郎全集第6巻を底本として校正。
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2024-02-10 19:29:48
OBC :
rmnm29
愛善世界社版:
256頁
八幡書店版:
第14輯 641頁
修補版:
校定版:
260頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
西北
(
せいほく
)
に
向
(
むか
)
つて
続
(
つづ
)
けられた
行軍
(
かうぐん
)
は、
002
山
(
やま
)
を
越
(
こ
)
え
谷
(
たに
)
を
渡
(
わた
)
り
高原
(
かうげん
)
を
横切
(
よこぎ
)
りつつ
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
003
ふと
見
(
み
)
れば
前方
(
ぜんぱう
)
に
素晴
(
すば
)
らしい
高山
(
かうざん
)
が
横
(
よこ
)
たはつてゐる。
004
あの
山
(
やま
)
が
馬
(
うま
)
で
越
(
こ
)
えられやうかなと
案
(
あん
)
じつつ
進
(
すす
)
む
間
(
うち
)
に、
005
何時
(
いつ
)
しか
其
(
その
)
頂
(
いただき
)
に
達
(
たつ
)
してゐるといふ
様
(
やう
)
な
緩勾配
(
くわんこうばい
)
は、
006
全
(
まつた
)
く
大陸
(
たいりく
)
の
特徴
(
とくちやう
)
であらう。
007
六
(
ろく
)
月
(
ぐわつ
)
五日
(
いつか
)
になると
如何
(
いか
)
なる
都合
(
つがふ
)
か、
008
針路
(
しんろ
)
は
俄
(
には
)
かに
南方
(
なんぱう
)
へ
転
(
てん
)
ぜられて
居
(
ゐ
)
た。
009
方向
(
はうかう
)
が
違
(
ちが
)
ふぢやないか
一体
(
いつたい
)
何処
(
どこ
)
へ
行
(
い
)
くのだ、
010
興安嶺
(
こうあんれい
)
の
聖地
(
せいち
)
へ
行
(
ゆ
)
くのぢやないか、
011
などと
日本人
(
につぽんじん
)
側
(
がは
)
から
不審
(
ふしん
)
の
声
(
こゑ
)
が
出
(
で
)
たが、
012
既
(
すで
)
に
先鋒
(
せんぽう
)
は
遠
(
とほ
)
く
進
(
すす
)
んでゐる
事
(
こと
)
とて、
013
地理
(
ちり
)
不案内
(
ふあんない
)
の
者
(
もの
)
の
自由
(
じいう
)
行動
(
かうどう
)
は
困難
(
こんなん
)
である。
014
四囲
(
しゐ
)
の
景色
(
けしき
)
は
何時
(
いつ
)
しか
変
(
かは
)
つて、
015
眼
(
め
)
の
届
(
とど
)
く
限
(
かぎ
)
り
火山
(
くわざん
)
爆発
(
ばくはつ
)
の
跡
(
あと
)
らしく、
016
熔岩
(
ようがん
)
或
(
あるひ
)
は
火山灰
(
くわざんばい
)
凝固
(
ぎようこ
)
の
中
(
なか
)
を
通
(
とほ
)
り
抜
(
ぬ
)
けて、
017
其
(
その
)
壮観
(
さうくわん
)
筆紙
(
ひつし
)
の
能
(
よ
)
く
尽
(
つく
)
す
所
(
ところ
)
でない。
018
岡崎
(
をかざき
)
は
馬上
(
ばじやう
)
乍
(
なが
)
ら
日出雄
(
ひでを
)
に
声
(
こゑ
)
をかけ、
019
岡崎
(
をかざき
)
『
先生
(
せんせい
)
、
020
何
(
なん
)
と
大
(
おほ
)
きな
火山
(
くわざん
)
ぢやありませぬか』
021
日出雄
(
ひでを
)
『さうです
実
(
じつ
)
に
雄大
(
いうだい
)
なものです』
022
真澄
(
ますみ
)
『
先生
(
せんせい
)
、
023
阿蘇
(
あそ
)
の
火山
(
くわざん
)
も
大規模
(
だいきぼ
)
で、
024
世界一
(
せかいいち
)
の
大火山
(
だいくわざん
)
と
地文
(
ちもん
)
学者
(
がくしや
)
から
言
(
い
)
はれる
丈
(
だけ
)
あつて
実際
(
じつさい
)
壮観
(
さうくわん
)
ですが、
025
此処
(
ここ
)
はモ
一
(
ひと
)
つ
大規模
(
だいきぼ
)
ぢやないでせうか、
026
何
(
なに
)
か
曰
(
いは
)
くのありさうな
所
(
ところ
)
ですな』
027
日出雄
(
ひでを
)
『さうです、
028
之
(
こ
)
れが
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
の
第一
(
だいいつ
)
巻
(
くわん
)
にある
天保山
(
てんぱうざん
)
の
一部
(
いちぶ
)
ですよ、
029
地文
(
ちもん
)
学者
(
がくしや
)
の
足跡
(
あしあと
)
が
至
(
いた
)
らないので、
030
まだ
世間
(
せけん
)
へ
紹介
(
せうかい
)
されて
居
(
ゐ
)
ないのだらう』
031
真澄
(
ますみ
)
『
今度
(
こんど
)
の
蒙古入
(
もうこいり
)
には
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
中
(
ちう
)
の
実現
(
じつげん
)
が
大分
(
だいぶん
)
含
(
ふく
)
まれて
居
(
ゐ
)
ると、
032
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
数
(
かぞ
)
へて
居
(
ゐ
)
ましたが、
033
お
蔭
(
かげ
)
でモ
一
(
ひと
)
つ
判
(
わか
)
りました』
034
など
語
(
かた
)
り
合
(
あ
)
ひつつ、
035
草
(
くさ
)
の
褥
(
しとね
)
に
星蒲団
(
ほしぶとん
)
の
大陸
(
たいりく
)
自由
(
じいう
)
ホテルを
目指
(
めざ
)
して
行
(
ゆ
)
く。
036
六
(
ろく
)
月
(
ぐわつ
)
六日
(
むいか
)
陰暦
(
いんれき
)
五
(
ご
)
月
(
ぐわつ
)
五日
(
いつか
)
の
正午
(
しやうご
)
頃
(
ごろ
)
、
037
遠
(
とほ
)
く
山屏風
(
やまびやうぶ
)
を
引廻
(
ひきめぐら
)
した
広大
(
くわうだい
)
な
草野
(
さうや
)
の
中
(
なか
)
に、
038
缶詰
(
くわんづめ
)
やメリケン
粉
(
こ
)
製
(
せい
)
の
餅
(
もち
)
などくさぐさの
食料
(
しよくれう
)
を
口
(
くち
)
にし
乍
(
なが
)
ら
雑談
(
ざつだん
)
に
耽
(
ふけ
)
つて
居
(
ゐ
)
るのは、
039
云
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もなく
日出雄
(
ひでを
)
の
一行
(
いつかう
)
である。
040
此
(
この
)
日
(
ひ
)
五
(
ご
)
月
(
ぐわつ
)
五日
(
いつか
)
の
吉日
(
きちにち
)
とて
幹部
(
かんぶ
)
連
(
れん
)
は
記念
(
きねん
)
撮影
(
さつえい
)
をなし、
041
各
(
かく
)
兵団
(
へいだん
)
はそれぞれ
適当
(
てきたう
)
の
地位
(
ちゐ
)
を
卜
(
ぼく
)
し、
042
団旗
(
だんき
)
の
下
(
もと
)
に
集
(
あつ
)
まつて
遥
(
はるか
)
に
護衛
(
ごゑい
)
の
任務
(
にんむ
)
を
尽
(
つく
)
してゐる。
043
岡崎
(
をかざき
)
『なんとこれ
丈
(
だけ
)
広
(
ひろ
)
い
野原
(
のはら
)
に、
044
真中
(
まんなか
)
を
河
(
かは
)
が
流
(
なが
)
れてゐるし、
045
草
(
くさ
)
の
出来
(
でき
)
按配
(
あんばい
)
から
見
(
み
)
ても
地味
(
ちみ
)
が
佳
(
よ
)
さ
相
(
さう
)
だが、
046
立派
(
りつぱ
)
な
水田
(
すゐでん
)
が
出来
(
でき
)
るやうに
思
(
おも
)
ふね』
047
守高
(
もりたか
)
『
私
(
わたし
)
が
北海道
(
ほくかいだう
)
に
居
(
を
)
つて
開懇
(
かいこん
)
に
従事
(
じうじ
)
した
経験
(
けいけん
)
から
考
(
かんが
)
へても、
048
立派
(
りつぱ
)
な
水田
(
すゐでん
)
が
出来
(
でき
)
ます。
049
今日
(
けふ
)
迄
(
まで
)
旅行
(
りよかう
)
した
蒙古
(
もうこ
)
の
中
(
なか
)
で
公爺府
(
コンエフ
)
以西
(
いせい
)
は
素晴
(
すば
)
らしい
沃野
(
よくや
)
が
遊
(
あそ
)
んでゐますなア。
050
気候
(
きこう
)
風土
(
ふうど
)
の
感
(
かん
)
じから
云
(
い
)
つても、
051
北海道
(
ほくかいだう
)
に
出来
(
でき
)
る
物
(
もの
)
は
何
(
なん
)
でも
作
(
つく
)
れますよ、
052
惜
(
をし
)
いものですな』
053
坂本
(
さかもと
)
『これ
丈
(
だけ
)
私
(
わたし
)
に
頂
(
いただ
)
けたらモウ
満足
(
まんぞく
)
です。
054
半分
(
はんぶん
)
は
水田
(
すゐでん
)
や
畑
(
はたけ
)
にし、
055
半分
(
はんぶん
)
は
牧場
(
ぼくぢやう
)
にして
好
(
す
)
きなナイスと、
056
羊
(
ひつじ
)
の
皮
(
かは
)
の
天幕張
(
てんとばり
)
の
蒙古包
(
もうこはう
)
で
十分
(
じふぶん
)
だから、
057
一緒
(
いつしよ
)
に
暮
(
くら
)
して
見
(
み
)
たいなア』
058
真澄
(
ますみ
)
『
坂本
(
さかもと
)
さん、
059
ナイス
は
後
(
あと
)
から
送
(
おく
)
り
届
(
とど
)
けるとして、
060
先
(
ま
)
づ
君
(
きみ
)
一人
(
ひとり
)
此処
(
ここ
)
へ
残
(
のこ
)
つて
準備
(
じゆんび
)
に
取掛
(
とりかか
)
つたら
何
(
ど
)
うです、
061
アハヽヽ』
062
坂本
(
さかもと
)
『アハヽヽヽマア
優先権
(
いうせんけん
)
さへ
認
(
みと
)
めて
頂
(
いただ
)
けりや
結構
(
けつこう
)
です』
063
真澄
(
ますみ
)
『
実際
(
じつさい
)
何
(
なん
)
等
(
ら
)
束縛
(
そくばく
)
も
干渉
(
かんせふ
)
もないこんな
大天地
(
だいてんち
)
が
豊
(
ゆたか
)
に
横
(
よこた
)
はつて、
064
人間
(
にんげん
)
さまのお
越
(
こ
)
しを
待
(
ま
)
つてゐるのに、
065
狭苦
(
せまくる
)
しい
所
(
ところ
)
で
啀
(
いが
)
み
合
(
あ
)
ひしてゐるのは
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なものだ。
066
時
(
とき
)
に
曼陀汗
(
マンダハン
)
さん、
067
此
(
この
)
附近
(
ふきん
)
に
鉱山
(
くわうざん
)
の
良
(
よ
)
いのはありませぬか、
068
早
(
はや
)
く
趙
(
てう
)
徹
(
てつ
)
さんに
一億
(
いちおく
)
円
(
ゑん
)
儲
(
まう
)
けて
貰
(
もら
)
ひたいですからな、
069
アハツハヽ』
070
曼陀汗
(
マンダハン
)
『サアよく
存
(
ぞん
)
じませぬが、
071
外蒙
(
ぐわいもう
)
の
砂漠
(
さばく
)
の
中
(
なか
)
には
水晶洞
(
すゐしやうどう
)
がチヨイチヨイあります。
072
又
(
また
)
中央
(
ちうあう
)
の
火山脈
(
くわざんみやく
)
の
水源地
(
すゐげんち
)
の
樹木
(
じゆもく
)
鬱蒼
(
うつさう
)
たる
所
(
ところ
)
にルビーの
岩
(
いは
)
があると
聞
(
き
)
いてゐますが、
073
まだ
私
(
わたし
)
は
行
(
い
)
つた
事
(
こと
)
はありませぬ』
074
坂本
(
さかもと
)
『
外蒙
(
ぐわいもう
)
の
喇嘛廟
(
ラマメウ
)
には
十二三
(
じふにさん
)
の
子供
(
こども
)
位
(
ぐらゐ
)
の
大
(
おほ
)
きさの
金無垢
(
きんむく
)
の
仏像
(
ぶつざう
)
があるさうだから、
075
それ
一体
(
いつたい
)
丈
(
だけ
)
せめて
頂戴
(
ちやうだい
)
したいものだなア』
076
井上
(
ゐのうへ
)
『
坂本
(
さかもと
)
さん、
077
今
(
いま
)
そんな
重
(
おも
)
い
物
(
もの
)
を
貰
(
もら
)
つたつて
運搬
(
うんぱん
)
に
困
(
こま
)
るよ。
078
それよりも
新彊
(
シンキヤン
)
へでも
行
(
い
)
つて
見
(
み
)
ろ、
079
砂金
(
しやきん
)
の
大粒
(
おほつぶ
)
が
幾
(
いく
)
らでも
転
(
ころ
)
がつて
居
(
ゐ
)
るサ』
080
盧
(
ろ
)
占魁
(
せんくわい
)
『
新彊
(
シンキヤン
)
は
世界
(
せかい
)
の
宝庫
(
はうこ
)
だと
私
(
わたし
)
は
思
(
おも
)
ひます。
081
山間
(
さんかん
)
の
堅
(
かた
)
い
氷
(
こほり
)
の
様
(
やう
)
な
雪
(
ゆき
)
を
欠
(
か
)
いで
引起
(
ひきおこ
)
すと、
082
雪
(
ゆき
)
の
裏
(
うら
)
に
十八金
(
じふはちきん
)
程度
(
ていど
)
の
砂金
(
しやきん
)
がベツタリくつついて
居
(
ゐ
)
るやうな
所
(
ところ
)
は
珍
(
めづ
)
らしくない
位
(
くらゐ
)
です』
083
日出雄
(
ひでを
)
『
私
(
わたし
)
の
霊界
(
れいかい
)
で
見
(
み
)
てる
所
(
ところ
)
では、
084
安爾泰
(
アルタイ
)
地方
(
ちはう
)
から
新彊
(
シンキヤン
)
の
西蔵
(
チベツト
)
境
(
ざかひ
)
の
方面
(
はうめん
)
には、
085
砂金
(
しやきん
)
と
云
(
い
)
ふより
寧
(
むし
)
ろ
金
(
きん
)
の
岩
(
いは
)
とも
云
(
い
)
ふべき
程
(
ほど
)
の
物
(
もの
)
が
沢山
(
たくさん
)
隠
(
かく
)
されてゐる。
086
鉱物
(
くわうぶつ
)
のみでなく
087
新彊
(
シンキヤン
)
は
神
(
かみ
)
の
経綸
(
けいりん
)
に
枢要
(
すうえう
)
な
場所
(
ばしよ
)
で、
088
一般
(
いつぱん
)
に
天恵
(
てんけい
)
の
豊富
(
ほうふ
)
な
土地
(
とち
)
なのだ』
089
真澄
(
ますみ
)
『
先生
(
せんせい
)
、
090
御
(
ご
)
神諭
(
しんゆ
)
に
示
(
しめ
)
されてる
通
(
とほ
)
りですがな。
091
実地
(
じつち
)
を
見
(
み
)
る
迄
(
まで
)
神
(
かみ
)
を
信
(
しん
)
じない
人
(
ひと
)
が
多
(
おほ
)
いのだから
随分
(
ずゐぶん
)
面倒
(
めんだう
)
ですなア』
092
日出雄
(
ひでを
)
『だから
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
は
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるのだ』
093
盧
(
ろ
)
占魁
(
せんくわい
)
『
併
(
しか
)
し
新彊
(
シンキヤン
)
へ
入
(
い
)
り
込
(
こ
)
むには
勝手
(
かつて
)
を
知
(
し
)
つた
者
(
もの
)
に
案内
(
あんない
)
させないと、
094
妙
(
めう
)
な
砂漠
(
さばく
)
がありまして、
095
うつかり
踏
(
ふ
)
み
込
(
こま
)
うものなら
人馬
(
じんば
)
諸共
(
もろとも
)
ズブズブと
滅入
(
めい
)
り
込
(
こ
)
んで
了
(
しま
)
ひます』
096
真澄
(
ますみ
)
『
先生
(
せんせい
)
097
今
(
いま
)
盧
(
ろ
)
さんの
言
(
い
)
つた
場所
(
ばしよ
)
は
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
第十
(
だいじつ
)
巻
(
くわん
)
の
安爾泰
(
アルタイ
)
地方
(
ちはう
)
の
章
(
しやう
)
に
説明
(
せつめい
)
されてる
場所
(
ばしよ
)
に
当
(
あた
)
るぢやないでせうか』
098
日出雄
(
ひでを
)
『さうらしいなア』
099
それからそれへと
談話
(
はなし
)
が
交換
(
かうくわん
)
されてる
時
(
とき
)
、
100
猪野
(
ゐの
)
軍医長
(
ぐんいちやう
)
は
手
(
て
)
に
大
(
おほ
)
きな
氷塊
(
ひやうくわい
)
を
掴
(
つか
)
み
乍
(
なが
)
ら
走
(
はし
)
つて
来
(
き
)
た。
101
猪野
『
先生
(
せんせい
)
、
102
こんな
氷
(
こほり
)
を
見
(
み
)
つけて
来
(
き
)
ました、
103
地下
(
ちか
)
三尺
(
さんじやく
)
位
(
ぐらゐ
)
までは
十分
(
じふぶん
)
解氷
(
かいひやう
)
してゐますが、
104
六七
(
ろくしち
)
尺
(
しやく
)
の
所
(
ところ
)
はまだ
此
(
この
)
通
(
とほ
)
りです。
105
河
(
かは
)
の
縁
(
ふち
)
の
地
(
ち
)
の
割
(
わ
)
れ
目
(
め
)
に
這入
(
はい
)
り
込
(
こ
)
んで、
106
辛苦
(
しんく
)
して
割
(
わ
)
つて
参
(
まゐ
)
りました』
107
一同
(
いちどう
)
猪野
(
ゐの
)
軍医
(
ぐんい
)
の
心尽
(
こころづく
)
しの
氷
(
こほり
)
の
破片
(
はへん
)
に
渇
(
かつ
)
を
癒
(
い
)
やし、
108
再
(
ふたた
)
び
行軍
(
かうぐん
)
を
続
(
つづ
)
けた。
109
青野
(
あをの
)
ケ
原
(
はら
)
の
尽
(
つ
)
くる
辺
(
あた
)
りから
見渡
(
みわた
)
す
限
(
かぎ
)
り
一面
(
いちめん
)
の
花野
(
はなの
)
を
進
(
すす
)
む。
110
福寿草
(
ふくじゆさう
)
に
似
(
に
)
た
黄色
(
きいろ
)
い
花
(
はな
)
や
紫雲英
(
げんげ
)
に
似
(
に
)
た
花
(
はな
)
、
111
菖蒲
(
しやうぶ
)
に
似
(
に
)
た
紫
(
むらさき
)
など、
112
紅
(
あか
)
黄
(
き
)
白
(
しろ
)
紫
(
むらさき
)
各々
(
おのおの
)
艶
(
えん
)
を
競
(
きそ
)
うてゐる。
113
(真澄別)
月光
(
げつくわう
)
愈
(
いよいよ
)
世
(
よ
)
に
出
(
い
)
でて
114
精神界
(
せいしんかい
)
の
王国
(
わうこく
)
は
115
東
(
あづま
)
の
国
(
くに
)
に
開
(
ひら
)
かれぬ
116
真理
(
しんり
)
の
太陽
(
たいやう
)
晃々
(
くわうくわう
)
と
117
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
り
永遠
(
とことは
)
に
118
尽
(
つ
)
きぬ
生命
(
いのち
)
の
真清水
(
ましみづ
)
は
119
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
にあふれつつ
120
慈愛
(
じあい
)
の
雨
(
あめ
)
は
降
(
ふ
)
り
注
(
そそ
)
ぐ
121
荘厳
(
さうごん
)
無比
(
むひ
)
の
光明
(
くわうみやう
)
は
122
世人
(
よびと
)
の
身魂
(
みたま
)
を
照
(
てら
)
すべく
123
現
(
あら
)
はれませり
人々
(
ひとびと
)
よ
124
一日
(
ひとひ
)
も
早
(
はや
)
く
目
(
め
)
をさませ
125
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
より
聞
(
きこ
)
え
来
(
く
)
る
126
真
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
け
127
霊
(
たま
)
の
清水
(
しみづ
)
に
渇
(
かは
)
く
人
(
ひと
)
128
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
にうるほへよ
129
と
歌
(
うた
)
ひつつ
本部隊
(
ほんぶたい
)
より
十数町
(
じふすうちやう
)
遅
(
おく
)
れて、
130
此
(
この
)
広
(
ひろ
)
き
花野
(
はなの
)
を
吾物顔
(
わがものがほ
)
に
馬上
(
ばじやう
)
豊
(
ゆた
)
かに
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
くのは
真澄別
(
ますみわけ
)
であつた。
131
坂本
(
さかもと
)
は
後
(
あと
)
に
引添
(
ひきそ
)
ひ
乍
(
なが
)
ら『
全
(
まつた
)
くですなア』と
感嘆
(
かんたん
)
の
声
(
こゑ
)
を
漏
(
も
)
らし
乍
(
なが
)
ら
近頃
(
ちかごろ
)
内地
(
ないち
)
で
流行
(
りうかう
)
する
唄
(
うた
)
だとて
節面白
(
ふしおもしろ
)
く
唄
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
した。
132
(坂本)
僕
(
ぼく
)
も
行
(
ゆ
)
くから
君
(
きみ
)
も
行
(
ゆ
)
け
133
狭
(
せま
)
い
日本
(
にほん
)
にや
住
(
す
)
み
飽
(
あ
)
いた
134
波
(
なみ
)
の
彼方
(
あなた
)
に
支那
(
しな
)
がある
135
支那
(
しな
)
には
四億
(
しおく
)
の
民
(
たみ
)
が
待
(
ま
)
つ
136
昨日
(
きのふ
)
は
東
(
ひがし
)
今日
(
けふ
)
は
西
(
にし
)
137
身
(
み
)
は
浮草
(
うきぐさ
)
のそれの
如
(
ごと
)
138
果
(
はて
)
しなき
野
(
の
)
に
唯
(
ただ
)
一人
(
ひとり
)
139
月
(
つき
)
を
仰
(
あふ
)
いで
草枕
(
くさまくら
)
140
玉
(
たま
)
の
肌
(
はだ
)
なる
此
(
この
)
体
(
からだ
)
141
今
(
いま
)
ぢや
鎗創
(
やりきず
)
刀傷
(
かたなきず
)
142
これぞ
誠
(
まこと
)
の
男
(
をとこ
)
ぢやと
143
ほほ
笑
(
え
)
む
顔
(
かほ
)
に
針
(
はり
)
の
髭
(
ひげ
)
144
僕
(
ぼく
)
には
父
(
ちち
)
も
母
(
はは
)
もなく
145
生
(
うま
)
れ
故郷
(
こきやう
)
に
家
(
いへ
)
もなし
146
幾年
(
いくとせ
)
馴
(
な
)
れし
山
(
やま
)
あれど
147
別
(
わか
)
れを
惜
(
を
)
しむ
者
(
もの
)
もなし
148
唯
(
ただ
)
悼
(
いた
)
はしの
恋人
(
こひびと
)
や
149
幼
(
をさな
)
き
頃
(
ころ
)
の
友達
(
ともだち
)
は
150
何処
(
いづこ
)
に
住
(
す
)
むのか
今
(
いま
)
は
只
(
ただ
)
151
夢路
(
ゆめぢ
)
に
姿
(
すがた
)
を
偲
(
しの
)
ぶのみ
152
興安嶺
(
こうあんれい
)
の
朝風
(
あさかぜ
)
に
153
剣
(
つるぎ
)
をかざして
俯
(
ふ
)
し
見
(
み
)
れば
154
北満州
(
きたまんしう
)
の
大平野
(
だいへいや
)
155
僕
(
ぼく
)
の
住家
(
すみか
)
にやまだ
狭
(
せま
)
い
156
国
(
くに
)
を
出
(
で
)
てから
十余
(
じふよ
)
年
(
ねん
)
157
今
(
いま
)
ぢや
蒙古
(
もうこ
)
の
大馬賊
(
だいばぞく
)
158
亜細亜
(
あじあ
)
高根
(
たかね
)
の
間
(
あひだ
)
より
159
繰
(
く
)
り
出
(
だ
)
す
部下
(
てした
)
が
五千
(
ごせん
)
人
(
にん
)
160
駒
(
こま
)
の
蹄
(
ひづめ
)
も
忍
(
しの
)
ばせつ
161
月
(
つき
)
は
雲間
(
くもま
)
を
抜
(
ぬ
)
け
出
(
い
)
でて
162
明日
(
あす
)
は
襲
(
おそ
)
はむ
奉天府
(
ほうてんふ
)
163
ゴビの
砂漠
(
さばく
)
を
照
(
て
)
らすなり
164
花野
(
はなの
)
も
尽
(
つ
)
きて
三方
(
さんぱう
)
山
(
やま
)
[
*
「山」のフリガナは底本(全集)では「さん」、王仁蒙古入記318頁では「ざん」、校定版や愛善世界社版では「やま」。「三方山」という名前の山なのではなく、「三つの方向」が「山」という意味だと思われるので「やま」にする。
]
の
谷間
(
たにま
)
に
着
(
つ
)
いた
頃
(
ころ
)
、
165
空
(
そら
)
はどんよりと
曇
(
くも
)
り
始
(
はじ
)
め、
166
遂
(
つひ
)
に
雲
(
くも
)
は
綻
(
ほころ
)
びて
雨
(
あめ
)
となつた。
167
日
(
ひ
)
は
既
(
すで
)
に
傾
(
かたむ
)
きかけた
上
(
うへ
)
、
168
前途
(
ぜんと
)
は
山
(
やま
)
又
(
また
)
山
(
やま
)
が
重畳
(
ぢうじやう
)
と
折重
(
をりかさ
)
なつて
見
(
み
)
えてゐる。
169
併
(
しか
)
し
此
(
この
)
雨
(
あめ
)
では
野営
(
やえい
)
の
夢
(
ゆめ
)
を
結
(
むす
)
ぶなどは
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らぬ
事
(
こと
)
である。
170
此
(
この
)
時
(
とき
)
こそはと、
171
日出雄
(
ひでを
)
は
小高
(
こだか
)
き
岩上
(
がんじやう
)
に
登
(
のぼ
)
り
立
(
た
)
ち
神言
(
かみごと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
初
(
はじ
)
むるや、
172
一天
(
いつてん
)
ガラリと
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
り、
173
五日
(
いつか
)
の
月
(
つき
)
西天
(
せいてん
)
に
玲瓏
(
れいろう
)
たる
慈光
(
じくわう
)
を
放
(
はな
)
ち
初
(
はじ
)
めた。
174
茲
(
ここ
)
に
日出雄
(
ひでを
)
一行
(
いつかう
)
も
心
(
こころ
)
を
安
(
やすん
)
じ、
175
就寝
(
しうしん
)
の
準備
(
じゆんび
)
にかかると、
176
如何
(
いか
)
なる
軍議
(
ぐんぎ
)
が
参謀
(
さんぼう
)
の
間
(
あひだ
)
に
纏
(
まとま
)
りしか、
177
引続
(
ひきつづ
)
き
夜間
(
やかん
)
行軍
(
かうぐん
)
開始
(
かいし
)
の
報告
(
はうこく
)
が
来
(
き
)
たので、
178
一行
(
いつかう
)
は
呟
(
つぶや
)
き
乍
(
なが
)
ら
又
(
また
)
行進
(
かうしん
)
し
始
(
はじ
)
めると、
179
間
(
ま
)
もなく
再
(
ふたた
)
び
小雨
(
こさめ
)
そぼ
降
(
ふ
)
る
空
(
そら
)
となつた。
180
日出雄
(
ひでを
)
は『
最早
(
もはや
)
我々
(
われわれ
)
の
責任
(
せきにん
)
でない』と
云
(
い
)
ひ、
181
真澄別
(
ますみわけ
)
も
別
(
べつ
)
に
祈願
(
きぐわん
)
しようとしない、
182
終
(
つひ
)
に
豪雨
(
がうう
)
に
見舞
(
みま
)
はれて、
183
全軍
(
ぜんぐん
)
山間
(
さんかん
)
の
岩影
(
いはかげ
)
に
夜
(
よ
)
を
明
(
あか
)
すの
已
(
や
)
むを
得
(
え
)
ざる
事
(
こと
)
となつた。
184
此
(
この
)
時
(
とき
)
張
(
ちやう
)
彦三
(
けんさん
)
は『
先生
(
せんせい
)
が
折角
(
せつかく
)
雨
(
あめ
)
を
止
(
と
)
めて
下
(
くだ
)
さつたのに
司令
(
しれい
)
が
無断
(
むだん
)
で
宿営地
(
しゆくえいち
)
を
変更
(
へんかう
)
したから
神罰
(
しんばつ
)
を
受
(
う
)
けたのだ』と
吐息
(
といき
)
を
漏
(
も
)
らして
大
(
おほい
)
に
歎
(
たん
)
じた。
185
(
大正一四、八
、筆録)
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