霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三八章 世界(せかい)宗教(しうけう)聯合会(れんがふくわい)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 特別篇 山河草木 入蒙記 篇:第5篇 雨後月明 よみ(新仮名遣い):うごげつめい
章:第38章 世界宗教聯合会 よみ(新仮名遣い):せかいしゅうきょうれんごうかい 通し章番号:
口述日:1925(大正14)年08月 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:1935(昭和10)年4月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
天恩郷に新設する光照殿の礎石は、同義的世界統一の基礎である世界宗教聯合の証であるので、一石を積み重ねるにも、心するべきとして、日出雄は親しく基礎工事監督の任に当たった。
一方、岡崎鉄首が同道した李松年を先駆者とし、真澄別に全権をゆだねて、世界宗教聯合の設立を促すべく、北京に派遣した。
真澄別は神命をかしこみ、隆光彦、岡崎鉄首と、頭山満・内田良平両氏の代理である岡貞吉氏を伴って、陰暦四月十二日、北京に向かった。北京では熱心な仏教家である洪徳滋や章嘉活仏らと会見した。
章嘉活仏は内蒙全部、外蒙の十個の廟、五大山の五個廟、北京のラマ廟を統括している。寒気は北京に滞在している。
真澄別一行は、各宗教の代表を訪れ、大正十四年五月二十日、北京悟善社において、世界宗教聯合会の発会式を挙げた。従来三五教と提携していた普天教、五大教のほか、道教、救世新教、仏陀教、支那仏教、支那回教、支那基督教、儒教などが提携した。
さらに真澄別は霊地五台山を訪問して神勅を受け、日出雄の下に復命したのは、日出雄が大阪刑務所に到着したときから十一ケ月を経た六月二十七日であった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考:2024/2/19出口王仁三郎全集第6巻を底本として校正。 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-02-19 13:44:35 文字数:1434 OBC :rmnm38
愛善世界社版:342頁 八幡書店版:第14輯 673頁 修補版: 校定版:345頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 天恩郷(てんおんきやう)に新築(しんちく)せられる光照殿(くわうせうでん)の礎石(そせき)は、002道義(だうぎ)的(てき)世界(せかい)統一(とういつ)の基礎(きそ)たるべき世界(せかい)宗教(しうけう)聯合(れんがふ)の証兆(しようてう)なれば、003一石塊(いちせきくわい)を積(つ)み重(かさ)ぬるにも、004心(こころ)せざる可(べ)からずとて、005源(みなもと)日出雄(ひでを)は親(した)しく基礎(きそ)工事(こうじ)監督(かんとく)の任(にん)に当(あた)り、006一方(いつぱう)岡崎(をかざき)鉄首(てつしゆ)の報告(はうこく)に基(もとづ)き、007同人(どうにん)が同道(どうだう)して綾(あや)の聖地(せいち)に参拝(さんぱい)せし、008李(り)松年(しようねん)を先駆者(せんくしや)となし、009真澄別(ますみわけ)に全権(ぜんけん)を委(ゆだ)ねて、010世界(せかい)宗教(しうけう)聯合(れんがふ)の成立(せいりつ)を促(うなが)すべく之(これ)を北京(ペキン)に派遣(はけん)する事(こと)とした。
011 真澄別(ますみわけ)は神命(しんめい)を畏(かしこ)み012隆光彦(たかてるひこ)、013岡崎(をかざき)鉄首(てつしゆ)並(ならび)に頭山(とうやま)満(みつる)及(および)内田(うちだ)良平(りやうへい)両氏(りやうし)の代表者(だいへうしや)たる岡(をか)貞吉(ていきち)氏(し)の三(さん)名(めい)を伴(ともな)ひ、014陰暦(いんれき)四(し)月(ぐわつ)十二(じふに)日(にち)、015天恩郷(てんおんきやう)を後(あと)に船路(ふなぢ)を北京(ペキン)に向(むか)ふ事(こと)となつた。
016 北京(ペキン)にては熱心(ねつしん)なる仏教家(ぶつけうか)として知(し)られたる洪(こう)徳滋(とくじ)が、017李(り)松年(しようねん)より伝(つた)へられたる使命(しめい)を知得(ちとく)し、018出来得(できう)る限(かぎ)りの準備(じゆんび)を整(ととの)へ、019真澄別(ますみわけ)一行(いつかう)の来着(らいちやく)を待(ま)つて居(ゐ)た。
020 真澄別(ますみわけ)は先(ま)づ以(もつ)て、021折柄(をりから)北京(ペキン)に滞在(たいざい)し一行(いつかう)の来意(らいい)を伝聞(でんぶん)して歓迎(くわんげい)の意(い)を表(へう)すべく心待(こころまち)に待(ま)つて居(ゐ)た章嘉(しやうか)活仏(くわつぶつ)と会見(くわいけん)し、022将来(しやうらい)を約(やく)し、023且(かつ)此(この)際(さい)支那(しな)に於(おい)て世界(せかい)宗教(しうけう)聯合会(れんがふくわい)の発起(ほつき)せられる事(こと)の、024機宜(きぎ)に適(てき)した事(こと)、025昨春(さくしゆん)蒙古入(もうこいり)の神意(しんい)など、026神界(しんかい)経綸(けいりん)一部(いちぶ)の消息(せうそく)を伝(つた)へた。027章嘉(しやうか)は怡々(いい)として、028自分(じぶん)の本懐(ほんくわい)も実(じつ)に此(ここ)に存(そん)するとて固(かた)き握手(あくしゆ)を交換(かうくわん)した。
029 昨春(さくしゆん)盧(ろ)占魁(せんくわい)は大庫倫(だいクーロン)に進(すす)むに先立(さきだ)ち、030内蒙(ないもう)を横断(わうだん)し章嘉(しやうか)の許(もと)に日出雄(ひでを)一行(いつかう)を導(みちび)き、031内蒙(ないもう)に於(お)ける根拠(こんきよ)を之(これ)に依(よ)つて堅(かた)めたいと声明(せいめい)してゐたが、032一箇(いつか)年(ねん)を経(へ)し今日(こんにち)、033神(かみ)は真澄別(ますみわけ)を遣(つか)はしてこれを実現(じつげん)せしめられたのである。034茲(ここ)に活仏(くわつぶつ)の現状(げんじやう)に関(くわん)し簡単(かんたん)なる説明(せつめい)を添(そ)へる事(こと)とする。
035 喇嘛教(ラマけう)即(すなは)ち仏陀教(ぶつだけう)が国教(こくけう)となつてゐるのは、036西蔵(チベツト)、037内蒙(ないもう)及(およ)び外蒙(ぐわいもう)の大(だい)庫倫(クーロン)地方(ちはう)以西(いせい)である。038其(その)他(た)に喇嘛廟(ラマメウ)のある主(おも)なる地方(ちはう)は039山西省(さんせいしやう)の五台山(ごだいざん)及(およ)び北京(ペキン)である。040而(しか)して四(よ)人(にん)の活仏(くわつぶつ)がこれを四分(しぶん)して、041各(かく)其(その)管内(くわんない)を統轄(とうかつ)してゐる。042活仏(くわつぶつ)の下(した)には、043ザスク、044カンブ、045大喇嘛(だいラマ)、046ツオングワン、047クワンジヤ等(とう)の階級(かいきふ)があり、048各(かく)王公爺(わんこんえ)廟(べう)の主宰者(しゆさいしや)は主(しゆ)としてカンブ以下(いか)であるが、049俗(ぞく)に此(これ)等(ら)をも活仏(くわつぶつ)と称(しよう)するのである。
050 西蔵(チベツト)の前蔵(ぜんざう)は達頼(タアライ)活仏(くわつぶつ)、051後蔵(こうざう)は班禅(ハンゼン)活仏(くわつぶつ)の管掌(くわんしやう)に属(ぞく)し、052猶(なほ)山西省(さんせいしやう)五台山(ごだいざん)にも所管廟(しよくわんべう)を各(おのおの)有(いう)してゐる。
053 章嘉(しやうか)活仏(くわつぶつ)は内蒙(ないもう)全部(ぜんぶ)、054外蒙(ぐわいもう)の十個廟(じつこべう)、055五台山(ごだいざん)の五個廟(ごこべう)並(ならび)に北京(ペキン)の喇嘛廟(ラマメウ)を統掌(とうしやう)し、056支那(しな)の大国師(だいこくし)として尊崇(そんそう)せられてゐる。057そして本来(ほんらい)察哈爾(チヤハル)の多倫(ターロン)に居(を)るべきであるが、058地方(ちはう)巡錫(じゆんしやく)の時(とき)以外(いぐわい)は、059便宜(べんぎ)上(じやう)暑季(しよき)は五台山(ごだいざん)に、060寒季(かんき)は北京(ペキン)に駐在(ちうざい)してゐる。
061 また外蒙(ぐわいもう)を管掌(くわんしやう)してゐる──先年(せんねん)皇帝(くわうてい)の宣言(せんげん)した大庫倫(だいクーロン)の活仏(くわつぶつ)は、062昨年(さくねん)帰幽(きいう)して[※ジェプツンダンバ・ホトクト八世(ボグド・ハーン)のこと。大正13年(1924年)5月20日帰幽。]、063今(いま)は欠員(けつゐん)となつてゐる。064欠員中(けつゐんちう)は他(ほか)の三(さん)活仏(くわつぶつ)の中(うち)、065何(いづ)れかが兼掌(けんしやう)する慣例(くわんれい)であるが、066外蒙(ぐわいもう)は未(いま)だ赤露(せきろ)の勢力(せいりよく)範囲(はんゐ)を脱(だつ)せず、067如何(いかん)とも施(ほどこ)すべき策(さく)なき状態(じやうたい)である。068而(しか)して活仏(くわつぶつ)の後継者(こうけいしや)は、069各(かく)其(その)遺言(ゆひごん)に従(したが)ひ、070帰幽後(きいうご)三(さん)年(ねん)以内(いない)に再生(さいせい)するのを待(ま)たねばならぬから、071今後(こんご)大庫倫(だいクーロン)に如何(いか)なる神(かみ)の経綸(けいりん)が行(おこな)はれるか、072それは神業(しんげふ)の進展(しんてん)と共(とも)に自(おのづか)ら闡明(せんめい)すべき問題(もんだい)である。
073 斯(か)くして真澄別(ますみわけ)一行(いつかう)は、074支那(しな)に於(お)ける各宗教(かくしうけう)の本部(ほんぶ)を訪(と)ひ、075各(かく)代表者(だいへうしや)に神意(しんい)を伝(つた)へ、076機(き)は熟(じゆく)して、077大正(たいしやう)十四(じふよ)年(ねん)五(ご)月(ぐわつ)二十日(はつか)陰暦(いんれき)四(し)月(ぐわつ)二十八(にじふはち)日(にち)、078北京(ペキン)悟善社(ごぜんしや)に於(おい)て、079世界(せかい)宗教(しうけう)聯合会(れんがふくわい)は発会式(はつくわいしき)を挙(あ)げ、080先(ま)づ東亜(とうあ)の聯盟(れんめい)を確実(かくじつ)にし而(しか)して後(のち)西漸(せいざん)することに方針(はうしん)が定(さだ)められたのである。081従来(じうらい)三五教(あななひけう)と提携(ていけい)し居(を)りし、082普天教(ふてんけう)、083五大教(ごだいけう)の外(ほか)、084今回(こんくわい)の聯合会(れんがふくわい)に依(よ)り、085三五教(あななひけう)に結(むす)びしは、086道教(だうけう)、087救世(きうせい)新教(しんけう)、088仏陀教(ぶつだけう)、089支那(しな)仏教(ぶつけう)、090支那(しな)回教(くわいけう)、091支那(しな)基督教(キリストけう)、092儒教(じゆけう)などである。
093 更(さら)に真澄別(ますみわけ)は支那(しな)に於(お)ける因縁(いんねん)の霊地(れいち)五台山(ごだいざん)を訪問(はうもん)して神勅(しんちよく)を仰(あふ)ぎ、094日出雄(ひでを)の許(もと)に復命(ふくめい)したのは、095日出雄(ひでを)が昨年(さくねん)大阪(おほさか)刑務所(けいむしよ)に到着(たうちやく)した時(とき)より十一(じふいつ)ケ月(げつ)を経(へ)し六(ろく)月(ぐわつ)廿七(にじふしち)日(にち)であつたのも奇(き)と云(い)ふべしである。
096(大正一四、八、筆録)
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