霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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合図

インフォメーション
題名:合図 著者:出口王仁三郎
ページ:42
概要: 備考:『故山の夢』p63-68 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-10-30 11:27:56 OBC :B121808c22
─十七八歳の頃─
口笛を吹いて二人の友垣(ともがき)(ゆふ)べの(かど)にわれを呼び出す
無理やりに咳払(せきばら)ひして(そと)の友にしばらく待てと合図なしける
垂乳根(たらちね)の父にさとられつぎの(よひ)咳払(せきばら)ひして頭なぐらる
口笛を(さと)られてより()が友は下駄の音させ合図しにける
塵払(ちりはら)ひ障子の穴より突き出してしばらく待てと合図の返事す
父母(ちちはは)寝息(ねいき)うかがひ裏戸(うらど)あけて三人(いたり)西瓜畑(すゐくわばたけ)()せ行く
月の()(つゆ)に冷えたる西瓜(すゐくわ)をば地上に打てばぽんと割れたり
真二(まふた)つに割れし西瓜(すゐくわ)(あか)あかと月に(にほ)へる夜半(よは)の楽しさ
石榴(ざくろ)のやうにはじけし西瓜(すゐくわ)()餓鬼のごとくにつかみ食ひけり
(よる)食ひし西瓜(すゐくわ)に腹をいためつつ泣顔(なきがほ)おさへて草刈りにゆく
真昼間(まひるま)に父は野良より帰り来て西瓜(すゐくわ)盗まれたとこはい顔せり
盗人(ぬすびと)をたづねて見れば()が子ぞと知らぬ親父の顔のをかしさ
(はら)痛みやうやくなほりつぎの()は友の(はたけ)三人(みたり)()でゆく
例のごと西瓜(すゐくわ)を割りてくらひあきその翌朝は又(はら)くだる
()が父と友の父とがよりあひて迷惑(さう)にはなし合ひをり
真夜中にお前がとつて()たのかと問はれて胸をとどろかす(われ)
知らないとこばみて見たれど何となく心をののき声ちぢみける
白浴衣(しろゆかた)西瓜(すゐくわ)(しる)に染まりをりて言ひわけたたずあやまり泣きぬ
田に水をひかむと夜半(よは)畦道(あぜみち)をかよひて狸の(やつ)につままる
(とほ)()提灯(ちやうちん)見えて人のかほ声まできこゆる狸の仕業(しわざ)
()が作る田の水口(みなくち)をふさぐ(やつ)追はむと走りて小溝(こみぞ)に落ちたる
(やうや)くに(みぞ)はひ(あが)れば月()えて()がそばちかく(たぬき)あゆめり
こん畜生(たぬき)の奴めと追ひかけて再びもとの小溝(こみぞ)に落ちたり
何処(どこ)までもたたる狸と(いか)りつつ泥まぶれにて夜半(よは)家に帰る
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