霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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後姿

インフォメーション
題名:後姿 著者:出口王仁三郎
ページ:152
概要: 備考:『故山の夢』p289-294 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-11-06 15:02:38 OBC :B121808c69
─二十五六歳の頃─
野上(のあ)がりの青草刈らむと山にゆきて彼女に逢ひぬ谷川の()
話すべきことは山ほどありながら口篭(くちご)もるかな(ゆゑ)は知らねど
谷川の水を(かま)にていぢりつつ彼女も(われ)もうつむき(むか)へり
盗み目に彼女の(おも)をながむれば色(くれなゐ)に染まりてあるも
瀬をはやみ岩にせかるる谷川の百人一首の歌()にせまる
この歌をひそびそよみつ何ゆゑか彼女の前に声ふるふなり
()の女つと立ちあがり(かご)を背に負ひたる刹那人声(ひとごゑ)きこゆる
人声(ひとごゑ)の近づくままによく見ればあはれ彼女の叔父にてありけり
このやうなところに二人何してる早くかへれと叔父の高声(たかごゑ)
()の女ハイと答へて(かご)を負ひかへる後姿(うしろで)何か淋しき
()の女しほしほかへる後姿(うしろで)を見おくるわれは胸さわぎすも
あきらめし女なれどもゆくりなく今日(けふ)逢ひしより再び(むね)燃ゆ
人なきを(さいは)ひわれと()がこころ大馬鹿者よと呶鳴りてもみし
石垣の崩るる如くガラガラと木の茂みよりわらひごゑわく
谷川辺(たにがはべ)(われ)呆然とたたずめば草刈りの(とも)四五人あらはる
馬鹿野郎あんなすべたがどこがよい見捨ててしまへと草刈りの友いふ
梟鳥(ふくろふ)夜食(やしよく)にはづれし心地して体裁わるくわれ(もだ)しゐぬ
この日より噂ますます高まりて肌に知られぬ濡衣(ぬれぎぬ)きにけり
朝夕(あさゆふ)牛乳(ちち)の配達おこたらず昼は野山に草を刈りたり
一寸(いつすん)に足らぬ芝草(しばぐさ)刈る夏のあつさに汗はたきとながるる
石ころに鎌すべらして中指の先をしたたか()ぎとりにけり
中指の尖端(かま)にむしられて草刈るわざを是非なくやすむ
浄瑠璃(じやうるり)夜半(よは)に逢ひたる中村のをみな訪ひ()ぬ夏の夕暮
背は高く身体(からだ)は肥えて色(しろ)(ゆふ)べのわが目に(うるは)しかりけり
今日(けふ)からは炊事裁縫(さいほう)手伝ふと女房気どりて彼女は言ひけり
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