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左側だけに表示する【標準】
表示しない
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宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して（ただし二段目は分かるように一文字下げて）表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]

一段組【標準】二段組

脚注［※］用語解説 [?]［※］、［＊］、［＃］で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。［※］は主に用語説明、［＊］は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。［＃］は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

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脚注マークを表示しない

脚注［＊］編集用 [?]［※］、［＊］、［＃］で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。［※］は主に用語説明、［＊］は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。［＃］は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

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適齢

インフォメーション

題名：適齢著者：出口王仁三郎

ページ：54

概要：備考：『故山の夢』p93-96 タグ：データ凡例：データ最終更新日：2023-10-30 19:03:29 OBC ：B121808c27

─二十一二歳の頃─

徴兵の検査に召(め)され丈(せ)の高さ五尺二寸で乙種(おつしゆ)にまはさる

穴太(あなを)より適齢の者(もの)四人ありていづれも丙種(へいしゆ)乙種(おつしゆ)のみなる

悪戯(いたづら)の太吉(たきち)は身の丈(たけ)四尺九寸山椒(さんせう)は小粒でも辛(から)いと威張りぬ

細うても樫(かし)の木(き)強いと腕まくり負け惜しみいふ太吉(たきち)をかしき

○

十八になりたる春よりあほら誌(し)といふ月刊に投書始めぬ

狂歌(きやうか)狂句(きやうく)都都逸(どどいつ)戯文(ぎぶん)を作成し月月(つきづき)かかさず投書したりき

あほら誌(し)の刊行日をば待ちかねて唯一(ゆいつ)の慰安と楽しみ暮(くら)しぬ

○

偕行社(かいかうしや)冠句(くわんく)の会に出句(しゆつく)して天位(てんゐ)をもらひしときの嬉しさ

ひきつづき三年間に冠句(くわんく)巻(まき)四十八(しじゆうはつ)冊(さつ)とりたる若き日

度変窟(どへんくつ)烏峰(うほう)宗匠(そうしやう)朝寝坊(あさねばう)閑楽(かんらく)宗匠(そうしやう)に冠句(くわんく)まなべり

○

百姓の閑散(かんさん)な日は荷車を曳(ひ)きてかよへり京都と伏見に

京都市や伏見の菓子屋に原料の種粉(たねこ)をいつも配りて行けり

ひと袋(ふくろ)種粉(たねこ)の袋やぶれをり土にこぼして弁償させらる

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