霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第五章 黒死病(ペスト)の由来(ゆらい)〔五五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻 篇:第1篇 神界の混乱 よみ(新仮名遣い):しんかいのこんらん
章:第5章 黒死病の由来 よみ(新仮名遣い):ぺすとのゆらい 通し章番号:55
口述日:1921(大正10)年10月28日(旧09月28日) 口述場所: 筆録者:谷口正治 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年1月27日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
邪神が美山彦、国照姫の名を騙って活動を始めたため、稚桜姫命の命により、美山彦命は以降、言霊別命と改名し、国照姫も言霊姫と改名した。
さて、長白山の山腹に古くから鎮まる智勇を兼ね備えた神将に、神国別命、佐倉姫の二神人があった。彼らは国治立命のご系統で、木星の精が降ってここに顕れた神人であった。両神は力を蓄えつつ、天使の来迎を待ちわびていた
言霊別命は神国別命一派を地の高天原に招致しようと自ら赴いた。神国別命は承諾し、部下に長白山を守らせて、自ら地の高天原の部将となることを承諾した。
ここに美山彦命は神国別命の動静を察知し、長白山に言霊別命も滞在しているときを狙って多数の邪鬼・悪竜・毒蛇を派遣して急襲を仕掛けた。また、邪神軍は死海の黒玉を爆発させて、山の周囲に邪気を発生させた。この邪気は無数の病魔神となって襲い掛かり、神国別命の神軍には死者が続出した。
佐倉姫は天の木星に向かって救援を請い、神言を奏上した。すると木星から一枝の榊が降ってきた。佐倉姫はこの榊に神霊を取り掛けて左右左に打ち振ると、長白山の邪気は東風に散逸した。
ここに神軍は蘇生した。神国別命は神恩に感謝し、神授の榊葉を部下の豊春彦に授け、長白山を守らせた。そして神国別命、佐倉姫は地の高天原に参向することになった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2016-12-23 06:51:35 文字数:1286 OBC :rm0205
愛善世界社版:28頁 八幡書店版:第1輯 168頁 修補版: 校定版:30頁 普及版:14頁 初版: ページ備考:
001 死海(しかい)の悪霊(あくれい)となりし竹熊(たけくま)、002木常姫(こつねひめ)は、003再生(さいせい)して棒振彦(ぼうふりひこ)、004高虎姫(たかとらひめ)と化(な)り、005ふたたび初志(しよし)を貫徹(くわんてつ)せむため、006神界(しんかい)に声望(せいばう)高(たか)き美山彦(みやまひこの)命(みこと)、007国照姫(くにてるひめ)の神名(しんめい)を偽(いつは)り、008種々(しゆじゆ)の謀計(ぼうけい)をもつて正神界(せいしんかい)の諸神司(しよしん)を攪乱(かくらん)せむと必死(ひつし)の活動(くわつどう)を続(つづ)けてをる。009茲(ここ)に美山彦(みやまひこの)命(みこと)は諸神司(しよしん)の正邪(せいじや)去就(きよしう)の判別(はんべつ)に迷(まよ)はされむことを慮(おもんぱか)り、010稚桜姫(わかざくらひめの)命(みこと)の神命(しんめい)を奉(ほう)じて言霊別(ことたまわけの)命(みこと)と改名(かいめい)し、011これを諸神司(しよしん)に内報(ないはう)しおかれた。012また国照姫(くにてるひめ)も言霊姫(ことたまひめ)と改名(かいめい)されることになつた。013したがつて以下(いか)述(の)ぶるところの言霊別(ことたまわけの)命(みこと)は、014真(まこと)の美山彦(みやまひこの)命(みこと)のことであり、015言霊姫(ことたまひめ)は真(まこと)の国照姫(くにてるひめ)のことである。016さうして美山彦(みやまひこ)といふのは真(まこと)の棒振彦(ぼうふりひこ)のことであり、017国照姫(くにてるひめ)といふのは真(まこと)の高虎姫(たかとらひめ)であることをあらかじめ述(の)べておく。
 
018  月(つき)の夜(よ)にそのに立出(たちい)でながむれば 黄菊(きぎく)白菊(しらぎく)一(ひと)つ色(いろ)なる
 
019 長白山(ちやうはくざん)の山腹(さんぷく)に古(ふる)くより鎮(しづ)まります智仁勇(ちじんゆう)兼備(けんび)の神将(しんしやう)に、020神国別(かみくにわけの)命(みこと)、021佐倉姫(さくらひめ)の二神人(にしん)があつた。022その麾下(きか)には豊春彦(とよはるひこ)、023猛虎彦(たけとらひこ)ありて一切(いつさい)の神務(しんむ)を掌握(しやうあく)し、024八百万(やほよろづ)の神司(かみがみ)を集(あつ)めて天下(てんか)の趨勢(すうせい)を観望(くわんばう)し、025鋭気(えいき)を養(やしな)ひ、026潜勢力(せんせいりよく)を備(そな)へて天使(てんし)の来迎(らいげい)を待(ま)ちわびてゐた。027この神人(かみ)は国治立(くにはるたちの)命(みこと)の御(ご)系統(けいとう)にして、028木星(もくせい)の精(せい)降(くだ)つてここに顕(あら)はれたのである。029大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)は、030一旦(いつたん)神界(しんかい)は平穏(へいおん)無事(ぶじ)に治(おさ)まりしといへども、031執念深(しふねんぶか)き僣偽(にせ)の美山彦(みやまひこ)、032国照姫(くにてるひめ)および鬼熊(おにくま)の再生(さいせい)なる鬼猛彦(おにたけひこ)、033杵築姫(きづきひめ)等(とう)の、034各所(かくしよ)に魔軍(まぐん)を集(あつ)めて、035ふたたび世界(せかい)を撹乱(かくらん)するの気勢(きせい)明(あき)らかとなりたれば、036これらの魔軍(まぐん)を殲滅(せんめつ)し、037世界(せかい)の憂慮(いうりよ)を除(のぞ)かむがために種々(しゆじゆ)の神策(しんさく)をめぐらされた。038そこで、039言霊別(ことたまわけの)命(みこと)に滝津彦(たきつひこ)を副(そ)へて長白山(ちやうはくざん)にのぼり、040神国別(かみくにわけの)命(みこと)、041佐倉姫(さくらひめ)を地(ち)の高天原(たかあまはら)に招致(せうち)せむと計(はか)りたまうた。042神国別(かみくにわけの)命(みこと)は神命(しんめい)を奉(ほう)じて豊春彦(とよはるひこ)、043猛虎彦(たけとらひこ)をして長白山(ちやうはくざん)の神営(しんえい)にとどまつて守備(しゆび)せしめ、044みづから進(すす)んで地(ち)の高天原(たかあまはら)の部将(ぶしやう)たるを拝授(はいじゆ)された。
045 このとき偽(にせ)美山彦(みやまひこ)の一味(いちみ)の邪神(じやしん)は、046言霊別(ことたまわけの)命(みこと)の長白山(ちやうはくざん)に到(いた)りしことを探知(たんち)し、047あまたの邪鬼(じやき)悪竜(あくりゆう)毒蛇(どくじや)を遣(つか)はし、048八方(はつぱう)より言霊別(ことたまわけの)命(みこと)、049神国別(かみくにわけの)命(みこと)を攻(せ)め悩(なや)まさむとした。050神国別(かみくにわけの)命(みこと)は三徳(さんとく)兼備(けんび)の神将(しんしやう)なれども、051あまりの巧妙(かうめう)なる邪神(じやしん)の戦略(せんりやく)にいかんともする能(あた)はず、052言霊別(ことたまわけの)命(みこと)とともに非常(ひじやう)なる苦境(くきやう)に陥(おちい)つた。
053 偽(にせ)美山彦(みやまひこ)、054国照姫(くにてるひめ)は死海(しかい)に沈(しづ)みたる黒玉(こくぎよく)を爆発(ばくはつ)せしめ、055山(やま)の周囲(しうゐ)に邪気(じやき)を発生(はつせい)せしめた。056この邪気(じやき)は億兆(おくてう)無数(むすう)の病魔神(やまひがみ)と変(へん)じ、057神国別(かみくにわけの)命(みこと)の神軍(しんぐん)に一々(いちいち)憑依(ひやうい)して大熱(だいねつ)を発(はつ)せしめた。058神軍(しんぐん)はのこらず、059この病魔(びやうま)に冒(をか)されて地上(ちじやう)に倒(たふ)れ、060中(なか)には死滅(しめつ)する者(もの)も多数(たすう)に現(あら)はれてきた。061この病魔(びやうま)は漸次(ぜんじ)に四散(しさん)して世界(せかい)の各所(かくしよ)に拡(ひろ)がり、062つひにペストの病菌(びやうきん)となつた。
063 ここに佐倉姫(さくらひめ)は神軍(しんぐん)の惨状(さんじやう)を見(み)るにしのびず、064天(てん)の木星(もくせい)にむかつて救援(きうゑん)を請(こ)ひ、065神言(かみごと)を朗(ほがら)かに奏上(そうじやう)された。066このとき木星(もくせい)より一枝(いつし)の榊(さかき)の枝(えだ)がくだつてきた。067佐倉姫(さくらひめ)は天(てん)の与(あた)へと喜(よろこ)び勇(いさ)んで感謝(かんしや)し、068この榊葉(さかきば)に神霊(しんれい)を取懸(とりか)けて「左右左(さいうさ)」と打(う)ちふられた。069東風(とうふう)にはかに吹(ふ)ききたり、070長白山(ちやうはくざん)の邪気(じやき)は遠(とほ)く散逸(さんいつ)してロッキー山(ざん)の方(はう)に向(む)かつて消滅(せうめつ)した。071たちまち神軍(しんぐん)は蘇生(そせい)しその元気(げんき)は平素(へいそ)に百倍(ひやくばい)した。072ここに神国別(かみくにわけの)命(みこと)は神恩(しんおん)の深(ふか)きに感謝(かんしや)し、073神授(しんじゆ)の榊葉(さかきば)を豊春彦(とよはるひこ)に授(さづ)け、074猛虎彦(たけとらひこ)とともに長白山(ちやうはくざん)を守(まも)らしめ、075二神人(にしん)は地(ち)の高天原(たかあまはら)に参向(さんかう)さるることとなつた。
076(大正一〇・一〇・二八 旧九・二八 谷口正治録)
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