霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第八章 嫉視(しつし)反目(はんもく)〔五八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻 篇:第1篇 神界の混乱 よみ(新仮名遣い):しんかいのこんらん
章:第8章 嫉視反目 よみ(新仮名遣い):しっしはんもく 通し章番号:58
口述日:1921(大正10)年10月28日(旧09月28日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年1月27日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
常世の国に、武豊彦、鬼雲彦の二神があった。両神はそれぞれ、あまたの神々を率いて地の高天原の神政に参加すべく、はせ参じた。
武豊彦は真摯に神政に使えたが、鬼雲彦は、神国別命の声望をねたみ、何とかして陥れようとするようになった。
しかし、鬼雲彦のよからぬ心と、神国別命の徳の違いを目の当たりにした部下の神々は、次々に鬼雲彦を去って、神国別命の下へとついてしまった。嫉妬の念に燃える鬼雲彦を武豊彦は諭すが、逆に恨みをかってしまう有様であった。
鬼雲彦はついに、言霊別命に、神国別命を讒言するまでになった。言霊別命は、鬼雲彦にしかるべき地位を与えてなだめようと苦心したが、ついに果たせず、鬼雲彦は勢力争いを起こして敗れ、邪神となって地の高天原を追われてしまった。
鬼雲彦は鬼城山に逃れて国照姫の傘下に入った。また、清熊という利欲に深い神も、神国別命の清廉潔白さと合わず、その心魂を言霊別命に見透かされ、竜宮上を脱して鬼城山に合流してしまった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0208
愛善世界社版:38頁 八幡書店版:第1輯 172頁 修補版: 校定版:40頁 普及版:19頁 初版: ページ備考:
001 ここに言霊別(ことたまわけの)(みこと)天使(てんし)稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)002大八洲彦(おほやしまひこの)(みこと)(めい)(ほう)じ、003天道別(あまぢわけの)(みこと)004天真道彦(あめのまみちひこの)(みこと)とともに神業(しんげふ)奉仕(ほうし)し、005大神(おほかみ)(みことのり)宇内(うだい)宣伝(せんでん)し、006神国別(かみくにわけの)(みこと)()高天原(たかあまはら)にありて神政(しんせい)総轄(そうかつ)することとなつた。
007 この(とき)常世(とこよ)(くに)武豊彦(たけとよひこ)といふ神司(かみ)あり、008こは(ただ)しき神司(かみ)にして、009言霊別(ことたまわけの)(みこと)神業(しんげふ)(さん)し、010数多(あまた)神司(かみがみ)(ひき)ゐて、011神業(しんげふ)参加(さんか)すべく()(さん)じた。012武豊彦(たけとよひこ)全力(ぜんりよく)(つく)して奉仕(ほうし)した。013また(おな)常世(とこよ)(くに)より鬼雲彦(おにくもひこ)(あら)はれ、014神国別(かみくにわけの)(みこと)神政(しんせい)輔翼(ほよく)せむとして、015(いそ)群神司(ぐんしん)(ひき)ゐて()高天原(たかあまはら)(のぼ)り、016神政(しんせい)参加(さんか)した。017鬼雲彦(おにくもひこ)米彦(よねひこ)018岡彦(をかひこ)左右(さいう)補佐(ほさ)としてゐた。019(しか)るに鬼雲彦(おにくもひこ)神国別(かみくにわけの)(みこと)声望(せいばう)をみて(ふか)くこれを(ねた)み、020米彦(よねひこ)021岡彦(をかひこ)をして(つね)神国別(かみくにわけの)(みこと)身辺(しんぺん)をうかがはしめてゐた。022米彦(よねひこ)023岡彦(をかひこ)は、024神国別(かみくにわけの)(みこと)清廉(せいれん)潔白(けつぱく)にして、025いささかも野望(やばう)(いだ)かず、026智仁勇(ちじんゆう)三徳(さんとく)兼備(けんび)したる無比(むひ)神将(しんしやう)にして、027一意(いちい)専心(せんしん)大神(おほかみ)奉仕(ほうし)し、028()をもつて神政(しんせい)奉職(ほうしよく)せるその至誠(しせい)(かん)ずるとともに、029鬼雲彦(おにくもひこ)奸侫(かんねい)邪智(じやち)にして野心(やしん)満々(まんまん)たるに心底(しんてい)より嫌気(いやき)(しやう)じ、030一度(いちど)諫言(かんげん)をも(こころ)みず鬼雲彦(おにくもひこ)(そむ)きて、031神国別(かみくにわけの)(みこと)直轄(ちよくかつ)配下(はいか)たらむとし、032花森彦(はなもりひこ)(かい)して神国別(かみくにわけの)(みこと)臣従(しんじゆう)せむことを(ねが)ふた。
033 神国別(かみくにわけの)(みこと)一応(いちおう)鬼雲彦(おにくもひこ)承認(しようにん)()たる(うへ)にてこれを(ゆる)さむとし、034その(むね)花森彦(はなもりひこ)(つた)へた。035花森彦(はなもりひこ)鬼雲彦(おにくもひこ)のたうてい(ゆる)さざるを(さと)り、036かつ米彦(よねひこ)037岡彦(をかひこ)のすでに鬼雲彦(おにくもひこ)にたいして(こころ)(はな)れたるを知悉(ちしつ)したれば、038神国別(かみくにわけの)(みこと)(むね)鬼雲彦(おにくもひこ)一言(いちごん)(つた)へずして、039二神司(にしん)神国別(かみくにわけの)(みこと)従臣(じゆうしん)推挙(すゐきよ)した。
040 ここに鬼雲彦(おにくもひこ)神国別(かみくにわけの)(みこと)041花森彦(はなもりひこ)(われ)排除(はいじよ)せるものとなし、042いたく(いか)りて常世(とこよ)(くに)より(のぼ)りきたれる武豊彦(たけとよひこ)とともに、043神国別(かみくにわけの)(みこと)044花森彦(はなもりひこ)排除(はいじよ)し、045みづから(かは)りて高天原(たかあまはら)神政(しんせい)総轄(そうかつ)せむと(はか)つた。046ここに武豊彦(たけとよひこ)言葉(ことば)(つく)してその()()(さと)した。047されど鬼雲彦(おにくもひこ)(こころ)はますます(すさ)びにすさびてこれを(もち)いず、048つひには武豊彦(たけとよひこ)仇敵(きうてき)見做(みな)すにいたつた。
049 ここに鬼雲彦(おにくもひこ)(こころ)(けつ)し、050言霊別(ことたまわけの)(みこと)(まへ)()て、051(くち)(きは)めて神国別(かみくにわけの)(みこと)052花森彦(はなもりひこ)讒誣(ざんぶ)(はな)ち、053かつ反逆(はんぎやく)準備(じゆんび)あることを言葉(ことば)たくみに進言(しんげん)した。054言霊別(ことたまわけの)(みこと)彼我(ひが)両神司(りやうしん)心中(しんちゆう)推知(すゐち)し、055鬼雲彦(おにくもひこ)野望(やばう)()りながら、056(いま)このとき正邪(せいじや)裁決(さいけつ)をなさば、057かへつて平地(へいち)(なみ)をおこすのおそれあり、058()かず、059鬼雲彦(おにくもひこ)相当(さうたう)地位(ちゐ)(あた)(たが)ひに和衷(わちう)協同(けふどう)せしめむと苦心(くしん)した。060されど彼我(ひが)二神司(にしん)言霊別(ことたまわけの)(みこと)真意(しんい)(さと)らず、061(たが)ひに対立(たいりつ)して正邪(せいじや)(あらそ)ひ、062鬼雲彦(おにくもひこ)はつひにその勢力(せいりよく)失墜(しつつゐ)して()高天原(たかあまはら)()はれ、063悪鬼(あくき)(くわ)して東方(とうはう)()つた。
064 鬼雲彦(おにくもひこ)(のが)れて鬼城山(きじやうざん)にいたり、065国照姫(くにてるひめ)(ちから)(あは)せ、066言霊別(ことたまわけの)(みこと)(ほろ)ぼし、067つひに(すす)んで()高天原(たかあまはら)占領(せんりやう)せむことを凝議(ぎやうぎ)した。068国照姫(くにてるひめ)はここに有力(いうりよく)なる味方(みかた)()たりと()(よろこ)び、069(にせ)美山彦(みやまひこ)とともに八方(はつぱう)魔軍(まぐん)(つの)り、070種々(しゆじゆ)準備(じゆんび)着手(ちやくしゆ)した。
071 ここに清熊(きよくま)といふものあり、072神国別(かみくにわけの)(みこと)にしたがひて神政(しんせい)奉仕(ほうし)せしが、073鬼雲彦(おにくもひこ)鬼城山(きじようざん)(のが)れ、074反逆(はんぎやく)(くはだ)てをるを(みみ)にし、075われもこれに参加(さんか)せむとてひそかに(くわん)(つう)じてゐた。076清熊(きよくま)利欲(りよく)(ふか)(かみ)なれば、077清廉(せいれん)潔白(けつぱく)なる神国別(かみくにわけの)(みこと)部下(ぶか)にありては、078わが欲望(よくばう)()たすこと(あた)はず、079むしろ鬼雲彦(おにくもひこ)加担(かたん)して目的(もくてき)(たつ)せむとした。080しかるに清熊(きよくま)言霊別(ことたまわけの)(みこと)神眼(しんがん)心中(しんちゆう)看破(かんぱ)され、081つひにゐたたまらずして(みづか)鬼城山(きじやうざん)(のが)れ、082美山彦(みやまひこ)魔軍(まぐん)(くは)はり、083その参謀役(さんぼうやく)となつた。
084大正一〇・一〇・二八 旧九・二八 加藤明子録)

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