霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第四五章 天地(てんち)律法(りつぱう)〔九五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻 篇:第7篇 天地の大道 よみ(新仮名遣い):てんちのだいどう
章:第45章 天地の律法 よみ(新仮名遣い):てんちのりっぽう 通し章番号:95
口述日:1921(大正10)年11月08日(旧10月09日) 口述場所: 筆録者:桜井重雄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年1月27日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
地の高天原をしろしめします国治立命、豊国姫命は、神界の混乱は厳格な神律が定められていなかったためであるとして、天道別命とともに、律法を制定された。
内面的な律法:
反省よ。恥ぢよ。悔改めよ。天地を畏れよ。正しく覚れよ。
外面的な律法:
第一に夫婦の道を厳守し、一夫一婦たるべきこと。
第二に神を敬い長上を尊み、博く万物を愛すること。
第三には、互いに嫉妬み、誹り、偽り、盗み、殺しなどの悪行を厳禁すること。
この律法を天下万神人に宣布する前に、竜宮城と地の高天原で実行して模範とすることとなった。この律法により竜宮城と地の高天原はよく治まった。また大足彦が魔軍を追い払ったことで、黄金時代が現出した。
しかし遠い国はいまだ泰平でなく、律法も行き渡っていなかった。
稚桜姫命は天下泰平のお喜びに、諸神の遊楽場にお出ましになった。そこで眉目秀麗な男神が舞うのを見て、にわかに顔色蒼白になって倒れ伏した。
大八洲彦命は驚いて介抱し、奥殿に運び入れた。そして薬を選び手を尽くして看病したが、容態はよくならなかった。あるとき稚桜姫命は舞を見せよと仰せられ、諸神は神楽を奏上した。
舞曲を一心に眺めていた稚桜姫命はまた吐息をもらして倒れ伏した。その夜、大八洲彦命が看病していると、稚桜姫命は玉照彦の名を連呼された。大八洲彦命は稚桜姫命に玉照彦について尋ねたが、命は寝入ってしまって返事がなかった。
大八洲彦命はただちに玉照彦を招き、稚桜姫命の看病を命じた。するとそれより命の病は日に日に回復した。そして玉照彦は稚桜姫命の側近く仕えることになった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0245
愛善世界社版:229頁 八幡書店版:第1輯 241頁 修補版: 校定版:233頁 普及版:109頁 初版: ページ備考:
001 ()高天原(たかあまはら)宮柱太(みやはしらふと)しき()千木(ちぎ)(たか)しりて(しづ)まりゐます、002国治立(くにはるたちの)(みこと)003豊国姫(とよくにひめの)(みこと)二神(にしん)は、004神界(しんかい)のかくまで混乱(こんらん)(きよく)(たつ)し、005収拾(しうしふ)()からざるにいたりしは、006諸神人(しよしん)(たい)し、007厳格(げんかく)なる神律(しんりつ)制定(せいてい)されざるに(もと)づくものなりとし、008ここに天道別(あまぢわけの)(みこと)とともに律法(りつぱう)制定(せいてい)したまうた。
009 その律法(りつぱう)内面(ないめん)(てき)には、010反省(かへりみ)よ。011()ぢよ。012悔改(くいあらた)めよ。013天地(てんち)(おそ)れよ。014(ただ)しく(さと)れよ」の五戒律(ごかいりつ)であつた。015また外面(ぐわいめん)(てき)律法(りつぱう)としては、016第一(だいいち)に、017夫婦(ふうふ)(みち)厳守(げんしゆ)し、018一夫(いつぷ)一婦(いつぷ)たるべきこと。019第二(だいに)に、020(かみ)(うやま)長上(ちやうじやう)(たふと)み、021(ひろ)万物(ばんぶつ)(あい)すること。022第三(だいさん)には、023(たが)ひに嫉妬(ねた)み、024(そし)り、025(いつは)り、026(ぬす)み、027(ころ)しなどの悪行(あくかう)厳禁(げんきん)すること」(とう)三大(さんだい)綱領(かうりやう)である。
028 この律法(りつぱう)天下(てんか)(ひろ)むるに先立(さきだ)ち、029まづ竜宮城(りゆうぐうじやう)および()高天原(たかあまはら)より実行(じつかう)し、030これが模範(もはん)天下(てんか)万神人(ばんしん)伝示(でんじ)(かた)遵奉(じゆんぽう)せしむることと(さだ)められた。031これより高天原(たかあまはら)規律(きりつ)(ただ)しく、032ことに一夫(いつぷ)一婦(いつぷ)(みち)厳格(げんかく)(まも)られてゐた。
033 竜宮城(りゆうぐうじやう)()高天原(たかあまはら)も、034天使(てんし)大八洲彦(おほやしまひこの)(みこと)035大足彦(おほだるひこ)らの機略(きりやく)縦横(じうわう)神策(しんさく)により、036常世姫(とこよひめ)魔軍(まぐん)()ちはらひ、037平穏(へいおん)無事(ぶじ)(おさ)まり、038諸神司(しよしん)太平(たいへい)(ゆめ)()ひ、039(はな)(たはむ)れ、040(つき)()で、041荘厳(さうごん)なる神楽(かぐら)奏上(そうじやう)して(かみ)御祭(みまつり)盛大(せいだい)挙行(きよかう)し、042()(あそ)黄金(わうごん)時代(じだい)となつた。
043 しかるに(とほ)国々(くにぐに)はいまだ泰平(たいへい)ならず、044したがつて大神(おほかみ)律法(りつぱう)もゆきわたるまでに(いた)らなかつた。045(ここ)において稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)天上(てんじやう)および天下(てんか)泰平(たいへい)()(よろこ)びに、046盛装(せいさう)()らして諸神司(しよしん)遊楽場(いうらくぢやう)出場(しゆつぢやう)(あそ)ばされ、047高座(かうざ)より愉快気(ゆくわいげ)にこれを(なが)めてをられた。048このとき、049眉目(びもく)清秀(せいしう)なる年若(としわか)男神司(だんしん)は、050(なが)(そで)錦衣(きんい)(ちやく)中央(ちうあう)()ち、051音楽(おんがく)につれて(しと)やかに()ひはじめた。052(じつ)万緑(ばんりよく)叢中(そうちう)紅一点(こういつてん)(くわん)があつた。053(とき)稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)は、054にはかに顔色(がんしよく)蒼白(さうはく)となり、055吐息(といき)をつき、056その()(たふ)()したまうた。
057 大八洲彦(おほやしまひこの)(みこと)以下(いか)神将(しんしやう)(おどろ)いて介抱(かいはう)し、058奥殿(おくでん)(おく)りたてまつり、059(やはら)かき夜具(やぐ)八重(やへ)(かさ)ね、060その(うへ)(みこと)安臥(あんぐわ)させたてまつり、061いろいろと介抱(かいはう)余念(よねん)なかつた。062神司(かみがみ)はめいめいに病床(びやうしやう)(たづ)ね、063いろいろの薬草(やくさう)遠近(をちこち)山々(やまやま)より(もと)(きた)つてこれを(すす)めた。064されども(みこと)御首(みくび)左右(さいう)()つてこれを拒絶(きよぜつ)したまひ、065(みこと)様子(やうす)()をおふて疲労(ひらう)()すばかりであつた。066神司(かみがみ)種々(しゆじゆ)()をつくし、067(こころ)をつくした。068されど、069(みこと)病気(びやうき)にたいしては(なん)効能(かうのう)もなかつた。070このとき(みこと)(おも)()つたやうに、071神楽(かぐら)(まひ)()せよと(あふ)せられた。072(ただ)ちに諸神司(しよしん)準備(じゆんび)()りかかり、073(みこと)御前(ごぜん)神楽(かぐら)奏上(そうじやう)した。074音楽(おんがく)につれて数多(あまた)乙女(をとめ)長袖(ちやうしう)をひるがへし、075(しと)やかに()ひはじめた。076諸神人(しよしん)歓呼(くわんこ)(こゑ)077拍手(はくしゆ)(ひび)きは(てん)(とどろ)くばかりであつた。
078 稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)はその舞曲(ぶきよく)一心(いつしん)(なが)め、079(まなこ)諸方(しよはう)(くば)り、080また「あゝ」と吐息(といき)をもらして床上(しやうじやう)()したまうた。081大八洲彦(おほやしまひこの)(みこと)()(やまひ)のかへつて(おも)らむことをおそれ、082舞曲(ぶきよく)中止(ちゆうし)し、083自分(じぶん)はただ一柱(ひとり)枕頭(ちんとう)()して看護(かんご)余念(よねん)なかつたのである。084夜中(やちう)稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)は、
085『あゝ玉照彦(たまてるひこ)086玉照彦(たまてるひこ)
087連呼(れんこ)された。088大八洲彦(おほやしまひこの)(みこと)はあわてて、
089玉照彦(たまてるひこ)如何(いか)にいたせしや』
090()ひたてまつつた。091(みこと)(なん)返答(へんたふ)もなく、092すやすやと(ねむ)らせゐたまうのであつた。
093 大八洲彦(おほやしまひこの)(みこと)はただちに玉照彦(たまてるひこ)(まね)き、094(みこと)看護(かんご)(めい)じた。095それより稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)(おん)(やまひ)()()恢復(くわいふく)し、096玉照彦(たまてるひこ)(みこと)のそば(ちか)奉仕(ほうし)することとなつた。097(あめ)()(かぜ)(あら)()瞬時(しゆんじ)()(そば)(はな)したまはず、098玉照彦(たまてるひこ)掌中(しやうちう)(たま)のごとくに(あい)されたまうた。
099大正一〇・一一・八 旧一〇・九 桜井重雄録)

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