霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一四章 秘露(ひる)の邂逅(かいこう)〔三六四〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻 篇:第3篇 秘露より巴留へ よみ(新仮名遣い):ひるよりはるへ
章:第14章 秘露の邂逅 よみ(新仮名遣い):ひるのかいこう 通し章番号:364
口述日:1922(大正11)年02月07日(旧01月11日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年6月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
表玄関から上がってきた声の主は、日の出神であった。日の出神は高座の前に来ると、清彦、蚊々虎に挨拶した。清彦はこの騒動を日の出神に陳謝した。
蚊々虎は日の出神の後ろに控えた淤縢山津見を見て、かつての自分の主人であった醜国別であることを認め、急に態度を変えて手もみしながら挨拶した。
清彦はまた、桃上彦が日の出神と供に現れたことに驚いて声をかけた。醜国別は一同に向かって、自分がかつて大自在天の宰相として悪事を働いたことを明かし、かつ救われて心を改め、竜宮城の門番・淤縢山津見として仕えてきたことを明かした。
また桃上彦も同じく改心して門番・正鹿山津見となり、日の出神にまた救われて今ここに現れたことを明かした。そして清彦についても、最前蚊々虎が述べたとおりの悪人であったが、やはり改心して日の出神の代理となったことを説き明かし、人々の疑いと迷いを払拭した。
日の出神は宣伝歌を歌い始めた。壇上の四柱も、その声にあわせて面白く歌い、かつ舞った。
群集もまた各自手をうち踊り狂い、今までの騒動は消えてしまった。清彦はこれより紅葉彦命と名を賜り、秘露の国の守護職となった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-06-04 17:18:58 文字数:1353 OBC :rm0814
愛善世界社版:89頁 八幡書店版:第2輯 183頁 修補版: 校定版:91頁 普及版:39頁 初版: ページ備考:
001 折(をり)から表玄関(おもてげんくわん)よりツカツカと上(あが)り来(きた)る三(さん)人(にん)の宣伝使(せんでんし)ありき。002宣伝使(せんでんし)は直(ただち)に清彦(きよひこ)、003蚊々虎(かがとら)の直立(ちよくりつ)せる前(まへ)に進(すす)み寄(よ)り、
004宣伝使(日の出神)『オー、005清彦(きよひこ)殿(どの)久(ひさ)し振(ぶ)りだなあ、006オー、007その方(はう)は蚊々虎(かがとら)か』
008清彦(きよひこ)『ハア、009思(おも)ひがけなき処(ところ)にてお目(め)に懸(かか)りました。010貴下(あなた)は日(ひ)の出神(でのかみ)様(さま)、011斯(かか)る混乱(こんらん)紛糾(ふんきう)の状態(じやうたい)をお目(め)にかけ誠(まこと)に汗顔(かんがん)の至(いた)りに堪(た)へませぬ』
012と詫入(わびい)る。013蚊々虎(かがとら)は醜国別(しこくにわけ)の顔(かほ)を熟視(じゆくし)し、
014蚊々虎『やあ、015あなたは御(ご)主人(しゆじん)様(さま)、016根(ね)の国(くに)とやらにお出(で)ましになつたと承(うけたま)はりしに、017今(いま)如何(どう)して此処(ここ)にお出(いで)になりましたか』
018と頭(あたま)をピヨコピヨコさせ手(て)を揉(も)み乍(なが)ら恐(こは)さうに挨拶(あいさつ)する。019清彦(きよひこ)は桃上彦(ももがみひこ)を見(み)て驚(おどろ)き、
020清彦『やあ、021あなたは如何(どう)して日(ひ)の出神(でのかみ)様(さま)と御(ご)同行(どうかう)を何(な)されましたか』
022と不思議(ふしぎ)相(さう)に尋(たづ)ねる。023数多(あまた)の人々(ひとびと)はこの光景(くわうけい)を見(み)て善悪(ぜんあく)正邪(せいじや)の区別(くべつ)に迷(まよ)ひ、024各自(めいめい)に耳(みみ)に口(くち)を寄(よ)せて種々(いろいろ)と囁(ささや)き始(はじ)めたり。
025 醜国別(しこくにわけ)は一同(いちどう)に向(むか)ひ、
026淤縢山津見(醜国別)『満場(まんぢやう)の人々(ひとびと)よ。027我(われ)は大自在天(だいじざいてん)大国彦(おほくにひこ)の宰相(さいしやう)なりしが重大(ぢうだい)なる罪(つみ)を犯(をか)し、028生命(いのち)を奪(うば)はれ根底(ねそこ)の国(くに)に陥(お)ち行(ゆ)かむとする時(とき)、029大慈(だいじ)大悲(だいひ)の国治立(くにはるたちの)尊(みこと)の御(お)取計(とりはから)ひによつて竜宮城(りうぐうじやう)に救(すく)はれ、030乙米姫(おとよねひめの)命(みこと)の守護(まも)らせ給(たま)ふ照妙城(てるたへじやう)の金門(かなもん)の守護(まもり)となり、031今(いま)までの悪心(あくしん)を改(あらた)め昼夜(ちうや)勤務(きんむ)を励(はげ)む所(ところ)へ、032ゆくりなくも日(ひ)の出神(でのかみ)の御(ご)来場(らいぢやう)、033茲(ここ)に救(すく)はれて淤縢山(おどやま)津見(づみの)司(かみ)となり、034桃上彦(ももがみひこ)は正鹿(まさか)山津見(やまづみの)司(かみ)となり、035伊邪那美(いざなみ)之(の)大神(おほかみ)のお供(とも)仕(つか)へ奉(まつ)りて、036夜(よる)無(な)き秘露(ひる)の国(くに)へ漸(やうや)く着(つ)きたるなり。037今(いま)清彦(きよひこ)の身(み)の上(うへ)につき蚊々虎(かがとら)の証言(しようげん)は真実(しんじつ)なれども、038清彦(きよひこ)もまた悪心(あくしん)を翻(ひるがへ)し日(ひ)の出神(でのかみ)の代理(だいり)として秘露(ひる)の都(みやこ)に現(あら)はれたるものなれば決(けつ)して偽者(いつはりもの)に非(あら)ず。039汝(なんぢ)らは清彦(きよひこ)を親(おや)と敬(うやま)ひ、040よく信(しん)じ以(もつ)て三五教(あななひけう)の教理(けうり)を感得(かんとく)し、041黄泉(よもつ)比良坂(ひらさか)の大神業(だいしんげふ)に参加(さんか)されよ』
042と宣(の)り了(をは)り口(くち)を結(むす)び玉(たま)ふ。043拍手(かしはで)の音(おと)はさしもに広(ひろ)き道場(だうぢやう)も揺(ゆる)がむ許(ばか)りなり。
044 日(ひ)の出神(でのかみ)は群衆(ぐんしう)に向(むか)ひ宣伝歌(せんでんか)を歌(うた)ひ始(はじ)めたまへば、045壇上(だんじやう)の四柱(よはしら)もその声(こゑ)に合(あは)せて節(ふし)面白(おもしろ)く歌(うた)ひかつ踊(をど)り舞(ま)ひ狂(くる)ひける。
046日の出神『黄金山(わうごんざん)に現(あ)れませる
047埴安彦(はにやすひこ)や埴安姫(はにやすひめ)の
048貴(うづ)の命(みこと)の作(つく)られし
049厳(いづ)と瑞(みづ)との玉鉾(たまぼこ)の
050道(みち)を広(ひろ)むる神司(かむづかさ)
051大道別(おほみちわけ)の又(また)の御名(みな)
052黒雲(くろくも)四方(よも)に塞(ふさ)がれる
053暗世(やみよ)を照(て)らす朝日子(あさひこ)の
054日(ひ)の出神(でのかみ)と現(あら)はれて
055善(ぜん)と悪(あく)とをそぐり別(わ)け
056山(やま)の尾(を)の上(へ)や河(かは)の瀬(せ)に
057猛(たけ)り狂(くる)へる枉津見(まがつみ)を
058真澄(ますみ)の鏡(かがみ)に照(てら)しつつ
059恵(めぐ)みの剣(つるぎ)ふり翳(かざ)し
060醜(しこ)の身魂(みたま)を照(てら)さむと
061山(やま)の尾(を)渡(わた)り和田(わだ)の原(はら)
062海(うみ)の底(そこ)まで隈(くま)もなく
063清(きよ)めて廻(まは)る宣伝使(せんでんし)
064駒山彦(こまやまひこ)や猿世彦(さるよひこ)
065醜国別(しこくにわけ)や桃上彦(ももがみひこ)の
066貴(うづ)の命(みこと)の宣伝使(せんでんし)
067昔(むかし)は昔(むかし)今(いま)は今(いま)
068時世(ときよ)時節(じせつ)に従(したが)ひて
069白梅(しらうめ)薫(かを)る初春(はつはる)の
070優雅心(みやびごころ)になり鳴(な)りて
071吾(わが)言霊(ことたま)も清彦(きよひこ)の
072教(のり)に服(まつろ)へ百(もも)の人(ひと)
073教(のり)に従(したが)へ諸人(もろびと)よ
074世(よ)は紫陽花(あぢさゐ)の七変(ななかは)り
075天地(あめつち)日月(ひつき)さかしまに
076変(かは)り輝(かがや)く世(よ)ありとも
077この世(よ)を造(つく)りし神直日(かむなほひ)
078心(こころ)も広(ひろ)き大直日(おほなほひ)
079天地(あめつち)四方(よも)をかねの神(かみ)
080珍(うづ)の御言(みこと)の麻柱(あななひ)に
081世(よ)は永久(とこしへ)に開(ひら)け行(ゆ)く
082世(よ)は永遠(とこしへ)に栄(さか)え行(ゆ)く
083誠(まこと)をつくせ百(もも)の人(ひと)
084神(かみ)の御言(みこと)を畏(かしこ)みて
085身魂(みたま)を磨(みが)け幾千代(いくちよ)も
086ミロクの世(よ)までも変(かは)らざれ
087ミロクの世(よ)までも移(うつ)らざれ
088世(よ)は烏羽玉(うばたま)の暗(くら)くとも
089やがて晴(は)れ行(ゆ)く朝日子(あさひこ)の
090日(ひ)の出国(でのくに)の神国(かみくに)と
091なり響(ひび)くらむ天(あめ)と地(つち)
092天地(あめつち)四方(よも)の神人(かみがみ)よ
093天地(あめつち)四方(よも)の神人(かみがみ)よ
094海(うみ)の内外(うちと)の国人(くにびと)よ』
095との歌(うた)につれて数多(あまた)の群衆(ぐんしう)は、096各自(てんで)に手(て)を拍(う)ち踊(をど)り狂(くる)ひ、097今迄(いままで)の騒動(さうだう)は一場(いちぢやう)の夢(ゆめ)と消(き)え失(う)せ、098館(やかた)の外(そと)には長閑(のどか)な春風(はるかぜ)吹(ふ)き渡(わた)りゐる。099之(これ)より清彦(きよひこ)は紅葉彦(もみぢひこの)命(みこと)[※御校正本・愛世版では「紅葉別命」だが、校定版・八幡版では「紅葉彦命」に直してある。紅葉別は別人であり、ヒルの国の清彦は「紅葉彦」だと後ろの方の巻に書いてある。たとえば第9巻第13章「秘露の国には紅葉彦の宣伝使が控へて居るから」。したがって霊界物語ネットでも「紅葉彦」に直した。]と名(な)を賜(たまは)り、100秘露(ひる)の国(くに)の守護職(まもりのかみ)となりにける。
101(大正一一・二・七 旧一・一一 北村隆光録)
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