霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第四三章 言霊解(げんれいかい)五〔三九三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻 篇:第6篇 黄泉比良坂 よみ(新仮名遣い):よもつひらさか
章:第43章 言霊解五 よみ(新仮名遣い):げんれいかい五 通し章番号:393
口述日:1922(大正11)年02月11日(旧01月15日) 口述場所: 筆録者:谷村真友(再録) 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年6月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
そして最後には、世界全体が一致して日の神の御国へ攻め寄せてくるのである。これが最後の世界の大峠である。
千引岩とは、君国を思う勇士の軍隊のことである。国家鎮護の神霊の御威徳、国防軍である。霊主体従国と、体主霊従国は、その国魂相応のやり方で立て分ける、という神勅が、事戸を渡す、ということである。和光同塵的なやり方ではもう行かない、ということである。
古事記に伊邪那美命が一日に千人を殺す、というのは大本の信者を一日に千人妨害して離教させようという邪神の企みを示している。それに対して、生まれ赤子の人民を千五百人養成しよう、と返しているのである。
人民を養成するチイホウブヤとは、神の血筋の因縁の御魂が寄り集まって霊主体従の本領を発揮する聖場である。綾部大本の神示の経綸がチイホウブヤ(千五百産屋)である。
黄泉大神は道敷大神とも言われる。チシキとは外に向かって乱を起こし、正道を妨害する大神、ということである。
それにたえして伊邪那岐命が道に置かれた道返大神は、邪道・邪神を防ぐ神ということである。
古事記に言うイフヤザカ(伊賦夜坂)とは、善悪正邪の分水嶺である。黄泉軍の経綸は惟神の大道に反している。ゆえに大動乱の末に破滅に至るのである。
どこまでも徳を積み重ね、よく隠忍して天下の大徳を保つ日本に対して、世界各国はほとんど争乱の極みに達して、正義人道は地を払い、⦿スに事のある暴国となっている。
ここに、仁義の神の国は、一切の善事瑞祥を発生して、仁慈大神の神世に復し治めるべきである。そうして、暗黒界に光を輝かせて、妖軍に悩まされて滅亡せんとする国土人民に対して、身命を投げ出して救助するべきである。
治国平天下の神の鍵を握るときであり、治乱・興亡の大境界線である現代も、またこれ、古事記に言う「出雲の伊賦夜坂」というべきものなのである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-06-10 23:37:00 OBC :rm0843
愛善世界社版:314頁 八幡書店版:第2輯 263頁 修補版: 校定版:317頁 普及版:141頁 初版: ページ備考:
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正9年12月1日号(第132号) > 皇典と現代(二)
001最後(いやはて)(その)(いも)伊弉冊(いざなみの)(みこと)002()(みづか)追来(おひき)ましき』
003 (いま)(まで)は、004千五百(ちいほ)黄泉軍(よもつぐん)(もつ)攻撃(こうげき)(むか)つて()たのが、005最後(さいご)には世界(せかい)全体(ぜんたい)一致(いつち)して()(かみ)御国(みくに)()()せて()たと()(こと)は、006伊弉冊(いざなみの)(みこと)身自(みみづか)()()ましきといふ意義(いぎ)であります。007(これ)最后(さいご)世界(せかい)大峠(おほたうげ)であります。008すなはち神軍(しんぐん)魔軍(まぐん)との勝敗(しようはい)(けつ)する、009天下(てんか)興亡(こうばう)一大(いちだい)分水嶺(ぶんすゐれい)であります。
010(すなは)千引岩(ちびきいは)を、011()黄泉(よもつ)比良坂(ひらさか)引塞(ひきさ)へて、012一日(ひとひ)千頭(ちがしら)(くび)(ころ)さむと(まを)したまひき』
013 千引岩(ちびきいは)とは、014非常(ひじやう)重量(ぢうりやう)()千万(せんまん)(にん)(ちから)(もつ)てせざれば、015微躯(びく)とも(うご)かぬ(いは)といふ意義(いぎ)であります。016千引岩(ちびきいは)血日国金剛数多(ちびきいは)といふ意義(いぎ)で、017君国(くんこく)(おも)赤誠(せきせい)()(なが)れたる(だい)金剛力(こんがうりき)勇士(ゆうし)群隊(ぐんたい)()ふことであつて、018国家(こくか)干城(かんじやう)たる忠勇(ちうゆう)無比(むひ)軍人(ぐんじん)のことであります。019また国家(こくか)鎮護(ちんご)神霊(しんれい)()威徳(ゐとく)も、020国防軍(こくばうぐん)(みな)千引岩(ちびきいは)であつて、021侵入(しんにふ)(きた)魔軍(まぐん)撃退(げきたい)(また)防止(ばうし)する兵力(へいりよく)意義(いぎ)であります。
022 『(なか)()事戸(ことど)(わた)す』と()(こと)は、023霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)国家(こくか)国民(こくみん)と、024体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)国家(こくか)国民(こくみん)とは、025到底(たうてい)融合(ゆうがふ)親睦(しんぼく)(のぞ)みは()たぬ。026(だう)しても天賦(てんぷ)(てき)に、027国魂(くにたま)(ことな)つて()るから、028神国(しんこく)()(かた)029異国(いこく)黄泉国(よもつのくに))はその国魂(くにたま)相応(さうおう)()(かた)で、030霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)(こく)体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)(こく)とを立別(たてわけ)ると()神勅(しんちよく)事戸(ことど)(わた)すと()(こと)であります。
031 善一筋(ぜんひとすぢ)政治(せいぢ)神軍(しんぐん)兵法(へいはふ)は、032体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)(こく)軍法(ぐんぱふ)とは根本(こんぽん)(てき)相違(さうゐ)して()るから、033一切(いつさい)(ここ)立別(たてわけ)て、034霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)(こく)霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)(こく)()持方(もちかた)035体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)()(をさ)(かた)と、036区別(くべつ)()けられた(こと)であります。037(えう)するに神国(しんこく)土地(とち)へは、038黄泉軍(よもつぐん)不良(ふりやう)分子(ぶんし)立入(たちい)るべからずとの()神勅(しんちよく)であります。039人皇(じんくわう)第十代(だいじふだい)崇神(すじん)天皇(てんわう)(さま)が、040皇運(くわううん)発展(はつてん)時機(じき)()たせ(たま)()神慮(しんりよ)より、041(ひかり)(やはら)(ちり)(まじ)はりて、042海外(かいぐわい)文物(ぶんぶつ)我国(わがくに)輸入(ゆにふ)せしめ(たま)ひし(ごと)く、043何時(いつ)までも和光(わくわう)同塵(どうぢん)制度(せいど)を、044墨守(ぼくしゆ)する(こと)出来(でき)ないので、045断然(だんぜん)として、046事戸(ことど)(わた)さねば()らぬ現代(げんだい)立到(たちいた)つた(ごと)有様(ありさま)であります。047(こと)言辞(げんじ)論説(ろんせつ)意味(いみ)で、048()閉塞(へいそく)するの(よう)であります。049(えう)するに日本(につぽん)皇祖(くわうそ)大神(おほかみ)()聖訓(せいくん)(もつ)て、050治国(ちこく)安民(あんみん)要道(えうだう)決定(けつてい)され、051一切(いつさい)体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)(こく)不相応(ふさうおう)なる言論(げんろん)輸入(ゆにふ)されないと()意義(いぎ)が、052(すなは)事戸(ことど)(わた)(たま)うと()(こと)であり、053(これ)夫婦(ふうふ)(あひだ)(たと)へますと離縁状(りえんじやう)(わた)して、054一切(いつさい)関係(くわんけい)()つと()(こと)であります。055何時(いつ)までも和光(わくわう)同塵(どうじん)(てき)方針(はうしん)()るのは我々(われわれ)今日(こんにち)処世(しよせい)(じやう)(おい)ても一考(いつかう)せなくては()らぬ。056悪思想(あくしさう)貧乏神(びんばふがみ)には、057(いち)(にち)(はや)絶縁(ぜつえん)するが、058(いへ)()めにも一身(いつしん)(じやう)(ため)にも得策(とくさく)であります。059今日(こんにち)(わが)国家(こくか)も、060(いち)(にち)(はや)目覚(めざ)めて(わが)国土(こくど)不相応(ふさうおう)なる思想(しさう)や、061論説(ろんせつ)哲学(てつがく)宗教(しうけう)なぞと絶縁(ぜつえん)して、062所謂(いはゆる)事戸(ことど)()(わた)()いもので()ります。
063伊弉冊(いざなみの)(みこと)()りたまはく(うつ)くしき(あが)那勢(なせの)(みこと)如此為(かくなし)たまはば(いまし)(くに)人草(ひとくさ)064一日(ひとひ)千頭(ちかしら)(くび)(ころ)さむとまをしたまひき』
065 黄泉(よもつ)大神(おほかみ)宣言(せんげん)には、066我々(われわれ)愛慕(あいぼ)して()まない、067神国兄(なせ)(くに)神宣示(みこと)(もつ)て、068(かく)(ごと)黄泉国(よもつのくに)宗教(しうけう)学説(がくせつ)排斥(はいせき)さるるならば、069此方(こちら)にも(ひと)(かんが)へがある。070(なんぢ)(くに)人民(じんみん)の、071(うへ)()つて()(ところ)(かしら)役人(やくにん)どもを黄泉軍(よもついくさ)術策(じゆつさく)(もつ)て、072(いち)(にち)(せん)(にん)(すなは)(ただ)一挙(いつきよ)にして、073(かみ)(はう)役人(やくにん)どもを(くびき)つて(しま)つてやる、074(すなは)免職(めんしよく)をさせて()せようと()(こと)である。
075 惟神(かむながら)大道(だいだう)(すなは)皇祖(くわうそ)()遺訓(ゐくん)()つて思想界(しさうかい)統一(とういつ)せむとする守護神(しゆごじん)があれば、076(ただち)時代(じだい)(おく)れた骨董(こつとう)品格(ひんかく)にして、077役人(やくにん)(かしら)採用(さいよう)せないのみならず、078(ただち)(くび)()られて(しま)ふから、079伊弉諾(いざなぎの)(みこと)(すなは)日本(につぽん)固有(こいう)大道(だいだう)を、080宣伝(せんでん)実行(じつかう)する(こと)を、081()けむとする利己(りこ)主義(しゆぎ)のみが発達(はつたつ)するのであります。
082 (これ)(みな)黄泉軍(よもつぐん)083体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)(だま)頤使(いし)(あま)んずる腐腸漢(ふちやうかん)(ばか)りに()つて()現代(げんだい)であります。084我々(われわれ)伊弉諾(いざなぎの)(みこと)神教(しんけう)085(すなは)天神(てんしん)天祖(てんそ)聖訓(せいくん)天下(てんか)宣伝(せんでん)実行(じつかう)せむとするに(あた)つて、086黄泉(よもつ)(いくさ)体主霊従国魂(とつくにだま)守護神(しゆごじん)から圧迫(あつぱく)され、087日々(にちにち)(せん)(にん)(すなは)赤誠(せきせい)信者(しんじや)を、088大本(おほもと)より(はな)れさせむとして、089黄泉神(よもつがみ)手先(てさき)が、090百方(ひやつぱう)邪魔(じやま)をひろぐのも(おな)意味(いみ)であります。
091 たとへ日本(にほん)(かみ)(をしへ)結構(けつこう)()り、092(また)大本(おほもと)出現(しゆつげん)が、093現代(げんだい)(すく)ふには大必要(だいひつえう)である(こと)を、094充分(じゆうぶん)了解(れうかい)(なが)世間(せけん)(はばか)()(また)095(きう)思想家(しさうか)()はれ、096(つひ)には現今(げんこん)位置(ゐち)より(くびき)られ、097社会(しやくわい)(てき)(ころ)され(はうむ)られて(しま)(こと)(おそ)れて世間並(せけんなみ)至誠(しせい)貫天(くわんてん)(てき)の、098社会(しやくわい)奉仕(ほうし)大本(おほもと)悪評(あくへう)し、099かつ圧迫(あつぱく)するを(もつ)て、100安全(あんぜん)(さく)心得(こころえ)()守護神(しゆごじん)(ばか)りで表面(へうめん)(じやう)大本(おほもと)信者(しんじや)たる(こと)標榜(へうぼう)するが最後(さいご)101(ただち)()赤誠人(せきせいじん)軍人(ぐんじん)()はず、102教育家(けういくか)()はず会社員(くわいしやゐん)()はず、103(くびき)られ(しよく)(めん)ぜられると()(こと)が『(いち)(にち)(せん)(にん)(くびき)(ころ)さむとまをしたまひき』と()(こと)になるので()ります。
104(ここ)伊弉諾(いざなぎの)(みこと)()(たま)はく、105(うつ)くしき(あが)那邇妹(なにもの)(みこと)106(いまし)然為(しかし)たまはば(あれ)はや、107(いち)(にち)千五百(ちいほ)産屋(うぶや)()ててむと()りたまひき。108(これ)(もつ)(いち)(にち)(かなら)(せん)(にん)()(いち)(にち)(かなら)千五百(ちいほ)(にん)なも(うま)るる』
109 (ここ)伊弉諾(いざなぎの)(みこと)は、110(あが)(あい)する那邇妹(なにもの)(みこと)よ、111思想(しさう)問題(もんだい)(もつ)()御国(みくに)混乱(こんらん)せしめ()(また)112(いま)一致(いつち)して武力(ぶりよく)(もつ)て、113我国(わがくに)()(たま)ふならば、114(われ)にも(また)大決心(だいけつしん)がある。115()惟神(かむながら)大道(だいだう)発揮(はつき)して、116(もつ)(いち)(にち)千五百(ちいほ)産屋(うぶや)()てて()ませうと(あふ)せられた。117()神諭(しんゆ)にある(うぶ)精神(せいしん)人民(じんみん)118(うま)赤子(あかご)(こころ)人民(じんみん)養成(やうせい)する霊地(れいち)を、119産屋(うぶや)()ふのであります。
120 ()なり赤誠(せきせい)(なり)121霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)()(なり)122(ちち)(とく)(なり)123(ちち)(なり)124(しほ)(なり)
125 ヤ行イ(むす)(たま)(なり)126()(さだ)めて不動(ふどう)(なり)
127 は、128(うへ)(あら)はる(なり)129太陽(たいやう)明分(めいぶん)(なり)130照込(てりこみ)(なり)131(てん)(こころ)(なり)
132 ア行ウ(むす)()(なり)133真実(しんじつ)金剛力(こんがうりき)(なり)134(おや)(はたら)(なり)
135 (しげ)(さか)(なり)136()(むす)(どころ)(なり)137父母(ふぼ)(おも)()(なり)
138 固有(こいう)大父(たいふ)(なり)139(てん)(かへ)(なり)140経綸(けいりん)(かた)(なり)
141以上(いじやう)チイホウブヤ六言霊(ろくげんれい)(をさ)むる(とき)は、142(かみ)血筋(ちすぢ)因縁(いんねん)身魂(みたま)()()ひて、143赤誠(せきせい)実行(じつかう)(おさ)め、144霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)本領(ほんりやう)発揮(はつき)し、145(てん)(ちち)たり、146()(はは)たるの(くらゐ)(たも)ちて、147仁恵(めぐみ)(ちち)万民(ばんみん)(ふく)ませ、148大海(たいかい)(しほ)(ごと)く、149(すべ)ての(けが)れを(きよ)め、150(すべ)ての(もの)(うる)はしき(あぢ)(あた)腐敗(ふはい)(ふせ)ぎ、151有為(いうゐ)人材(じんざい)一団(いちだん)()りて、152我身(わがみ)方向(はうかう)進路(しんろ)安定(あんてい)し、153(もつ)邪説(じやせつ)貪欲(どんよく)(こころ)(うご)かさず、154俗界(ぞくかい)(うへ)超然(てうぜん)として(あら)はれ、155大神(おほかみ)大御心(おほみこころ)宇内(うだい)()()ませ、156太陽(たいやう)明分(めいぶん)(すなは)()神国(しんこく)天職(てんしよく)(あきら)かに(をし)(さと)し、157至真(ししん)至実(しじつ)(だい)金剛力(こんがうりき)(たくは)へ、158世界(せかい)(おや)たるの活動(くわつどう)()し、159上下(しやうか)階級(かいきふ)(ひと)つの真道(まみち)()りて結合(けつがふ)し、160日々(にちにち)(むす)びの(ちから)(くは)へ、161(つひ)には世界(せかい)統一(とういつ)結合(けつがふ)し、162父母(ふぼ)として万民(ばんみん)(した)(あつ)まり固有(こいう)大父(たいふ)なる国祖(こくそ)大国常立(おほくにとこたちの)(かみ)御稜威(みいづ)(あふ)ぎ、163天賦(てんぷ)霊性(れいせい)(かへ)りて世界(せかい)経綸(けいりん)(もつ)て、164三千(さんぜん)世界(せかい)開発(かいはつ)し、165救済(きうさい)する聖場(せいぢやう)意義(いぎ)であります。166(えう)するに、167()高天原(たかあまはら)なる綾部(あやべ)大本(おほもと)の、168神示(しんじ)経綸(けいりん)は、169(すなは)千五百(ちいほ)産屋(うぶや)相当(さうたう)するのであります。170大本(おほもと)()神諭(しんゆ)には『綾部(あやべ)三千(さんぜん)世界(せかい)()立替(たてかへ)立直(たてなほ)しの地場(ぢば)であるから、171()大神(おほかみ)(さま)()命令(めいれい)によりて、172世界(せかい)人民(じんみん)(てん)大神(おほかみ)(まこと)()とつで()()(をさ)める結構(けつこう)()高天原(たかあまはら)であるぞよ』と(しめ)されてあるも、173所謂(いはゆる)千五百(ちいほ)産屋(うぶや)意義(いぎ)にして、174(うま)赤子(あかご)純良(じゆんりやう)なる身魂(みたま)()(そだ)(たま)神界(しんかい)大経綸(だいけいりん)中府(ちうふ)であります。175(ゆゑ)何程(なにほど)黄泉(よもつ)大神(おほかみ)精神(せいしん)より()でたる、176過激(くわげき)(てき)思想(しさう)侵略(しんりやく)(てき)体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)(こく)(ぐん)も、177綾部(あやべ)千五百(ちいほ)産屋(うぶや)儼存(げんぞん)する(かぎ)りは、178如何(いかん)ともする(こと)出来(でき)ないのであります。179(また)(これ)文章(ぶんしやう)(まま)(かい)する(とき)は、180(いち)(にち)(せん)(にん)()して千五百(せんごひやく)(にん)(うま)()づる(とき)は、181結局(けつきよく)人口(じんこう)(とし)()うて増進(ぞうしん)する(ゆゑ)に、182(これ)(あめ)益人(ますひと)()ふのであります。183(あめ)益人(ますひと)天下(てんか)国家(こくか)(ため)利益(りえき)(はか)る、184至誠(しせい)(ひと)意味(いみ)にも()るのであります。185(わが)大本(おほもと)(まこと)信徒(しんと)は、186(みな)一同(いちどう)(あめ)益人(ますひと)とならねば()らぬ。187(また)日本(にほん)全体(ぜんたい)(つう)じて(あめ)益人(ますひと)たるの行動(かうどう)をとつて、188国家(こくか)開発(かいはつ)進展(しんてん)せしめ、189黄泉国(よもつのくに)なる国々(くにぐに)()(はん)()(しめ)さねば、190神国(しんこく)神民(しんみん)たる天職(てんしよく)(つく)(こと)出来(でき)ぬのであります。191今日(こんにち)社会(しやくわい)主義(しゆぎ)過激派(くわげきは)にかぶれた、192不良(ふりやう)国民(こくみん)黄泉軍(よもついくさ)眷属(けんぞく)となり、193大官(だいくわん)連中(れんちう)不穏(ふおん)なる脅迫状(けうはくじやう)(おく)つたり、194大本(おほもと)幹部(かんぶ)連中(れんちう)(むか)つて、195同様(どうやう)脅迫状(けうはくじやう)()()んで()るのも、196(せん)(にん)(ころ)さむと(まを)したまひきの意味(いみ)であります。197米国(べいこく)加州(かしう)排日案(はいにちあん)通過(つうくわ)したのも、198西伯利亜(しべりや)満洲(まんしう)支那(しな)朝鮮(てうせん)排日(はいにち)行動(かうどう)も、199排貨(はいくわ)運動(うんどう)実現(じつげん)も、200各地(かくち)小吏(せうり)大本(おほもと)極力(きよくりよく)反対(はんたい)し、201()(わが)行動(かうどう)妨害(ばうがい)しつつあるのも、202(みな)黄泉軍(よもつぐん)(いち)(にち)(せん)(にん)くびらむ、203(まを)(たま)ひきの実現(じつげん)であります。
204 太陽面(たいやうめん)に、205地球(ちきう)七八倍(しちはちばい)もある円形(ゑんけい)にして巨大(きよだい)なる黒点(こくてん)出現(しゆつげん)し、206(やく)七万(しちまん)(マイル)直径(ちよくけい)(いう)し、207吾人(ごじん)肉眼(にくがん)(もつ)明視(めいし)()(ごと)くに()つて()るのも、208()若宮(わかみや)()伊弉諾(いざなぎの)(みこと)を、209黄泉軍(よもつぐん)(をか)しつつある表徴(へうちよう)であります。210(また)この黒点(こくてん)(あら)はれると、211()(とし)(およ)前後(ぜんご)(すう)年間(ねんかん)は、212従来(じうらい)記録(きろく)()つて調(しら)べて()ると、213第一(だいいち)気候(きこう)不順(ふじゆん)で、214悪病(あくびやう)天下(てんか)蔓延(まんえん)し、215饑饉(ききん)旱魃(かんばつ)(とう)大抵(たいてい)その(とき)(あら)はれ、216人心(じんしん)騒擾(さうぜう)極点(きよくてん)(たつ)する(とき)であります。217天明(てんめい)大饑饉(だいききん)も、218太陽(たいやう)黒点(こくてん)(とき)(おな)じうして(あら)はれて()る。219今日(けふ)(この)(ごろ)天候(てんこう)不順(ふじゆん)(また)この黒点(こくてん)影響(えいきやう)である。220(いは)んや今度(こんど)(ごと)き、221開闢(かいびやく)以来(いらい)未曾有(みぞう)大黒点(だいこくてん)(おい)ておやであります。222アヽ一天(いつてん)一日(いちじつ)太陽(たいやう)黒点(こくてん)223(はた)して(なに)意味(いみ)するものぞ。224伊弉諾(いざなぎの)(みこと)()たせ(たま)へる(ひと)()(ひかり)も、225(なか)消滅(せうめつ)せむとするには(あら)ざるか、226(われ)()(いち)(にち)(はや)千五百(ちいほ)産屋(うぶや)(おろか)227八千五百(やちいほ)産屋(うぶや)万産屋(よろづうぶや)()て、228(もつ)君国(くんこく)()めに大活動(だいくわつどう)開始(かいし)せざるべからざるを(せつ)(かん)ぜざるを()ないのであります。
229(かれ)(その)伊弉冊(いざなみの)(みこと)を、230黄泉津(よもつ)大神(おほかみ)(まを)す。231(また)()追及(おひき)しに()りて、232道敷(ちしきの)大神(おほかみ)(まを)すとも()へり』
233 チシキ大神(おほかみ)言霊(ことたま)(かい)すれば、
234 ()(なり)235(かず)()(たも)(なり)236(ほか)(みだ)()(なり)
237 (かへつ)(ゆる)(さばえ)(なり)238()現在(げんざい)(なり)
239 打返(うちかへ)(なり)240()(くだ)(なり)
241 (これ)一言(いちげん)(やく)する(とき)は、242数多(あまた)()(すなは)千五百(ちいほ)(いくさ)部下(ぶか)(いう)し、243血脈(けつみやく)(たも)(そと)(むか)つて(らん)(おこ)(つひ)(みづか)散乱(さんらん)現在(げんざい)()一切(いつさい)弛廃(しはい)せしめ、244(もつ)正道(せいだう)打返(うちかへ)して、245邪道(じやだう)(くわ)し、246至仁(しじん)至愛(しあい)惟神(かむながら)の、247生成(せいせい)化育(くわいく)(みち)打砕(うちくだ)く、248大神(おほかみ)()(こと)であります。249現代(げんだい)(くに)内外(ないぐわい)()はず、250(やう)東西(とうざい)(ろん)ぜず道敷(ちしき)大神(おほかみ)(もつと)活動(くわつどう)続行(ぞくかう)(たま)(とき)であります。
251(また)()黄泉(よもつ)(さか)(さや)れりし(いし)道反(ちがへしの)大神(おほかみ)とも(まを)塞坐(さやります)黄泉戸(よみどの)大神(おほかみ)とも(まを)す』
252 チカヘシ大神(おほかみ)ウチカヘシ大神(おほかみ)()(こと)()り、253(また)邪道(じやだう)(ふさ)ぎて邪道(じやだう)通過(つうくわ)せしめずと()意義(いぎ)であります。254古来(こらい)(まち)入口(いりぐち)出口(でぐち)には、255(さえ)(かみ)()うて巨大(きよだい)なる(いし)(まつ)つて()つたもので()ります。256(これ)邪悪(じやあく)町村内(ちやうそんない)侵入(しんにふ)させぬ(ため)目的(もくてき)であります。257吾人(ごじん)家屋(かをく)()つるにしても、258礎石(そせき)(もち)ゐ、259(また)その周囲(しうゐ)(いし)()み、260(また)()(いし)(めぐ)らすも、261(みな)悪鬼(あくき)邪神(じやしん)侵入(しんにふ)防止(ばうし)するの意義(いぎ)より、262起元(きげん)したもので()ります。263今日(こんにち)思想界(しさうかい)にも()大石(おほいし)沢山(たくさん)()しいものであります。
264(かれ)()所謂(いはゆる)黄泉津(よもつ)比良坂(ひらさか)は、265(いま)出雲国(いづものくに)伊賦夜(いふや)(ざか)とも()ふ』
266 伊賦夜(いふや)(ざか)言霊(ことたま)(かい)すれば、
267 ア行イ(つよ)(おも)()(なり)268(おな)じく平等(べうどう)(なり)269(みだ)(うご)(なり)270(やぶ)(うご)(なり)
271 (すす)()(なり)272至極(しごく)鋭敏(えいびん)(なり)273(たちま)(のぼ)(たちま)(くだ)(なり)274()()(なり)
275 (そと)(おほ)(なり)276固有(こいう)大父(たいふ)(なり)277()(なり)278(しつ)(なり)「失」は「矢」の誤字の可能性がある。「言霊の大要」(『神霊界』大正7年3月1日号p20)では「矢」でフリガナが無いが、大石凝眞素美の『大日本言霊』では「矢」に「ヤ」とフリガナが付いている。黄泉比良坂の古事記言霊解は大正9年11月1日に綾部の五六七殿で講演した講演録であり、3つの文献に掲載されている。『神の国』大正9年12月1日号(皇典と現代2)p24では「失(うしなふ)」、『霊界物語』第8巻第43章「言霊解五」(大正11年2月9日再録、昭和10年3月4日校正)では「失(しつ)」、『出口王仁三郎全集 第5巻』(昭和10年6月30日発行)p59は「失(しつ)」になっている。279裏面(りめん)天地(てんち)(なり)
280 以下の活用は「ザ」ではなく「サ」の言霊の活用である。(さわ)(みだ)(なり)281⦿()(こと)()(なり)282(くだ)(きま)(なり)283破壊(はくわい)(なり)
284 一切(いつさい)発生(はつせい)(なり)285(ひかり)(かがや)(なり)286()()(たす)くる(なり)287(けん)(なり)
288 イフヤザカ()言霊(ことたま)約言(やくげん)する(とき)善悪(ぜんあく)正邪(せいじや)分水嶺(ぶんすゐれい)であります。289男神(をがみ)伊弉諾(いざなぎの)(みこと)女神(めがみ)伊弉冊(いざなみの)(みこと)と、290(たが)ひに自分(じぶん)(ぢう)し、291かつ占有(せんいう)する国土(こくど)発展(はつてん)せしめむと、292(つよ)(おも)()ひて(あらそ)(たま)(ところ)(おな)じく平等(べうどう)にして(なん)差別(さべつ)もなく、293只々(ただただ)施政(しせい)方針(はうしん)(だい)なる正反対(せいはんたい)意見(いけん)あるのみ。294()れど女神(めがみ)黄泉神(よもついくさ)()経綸(けいりん)惟神(かむながら)大道(だいだう)背反(はいはん)せるが(ゆゑ)に、295(つひ)海外(かいぐわい)某々(ぼうぼう)(ごと)(ことごと)大動乱(だいどうらん)大破裂(だいはれつ)惨状(さんじやう)露出(ろしゆつ)したのは、296近来(きんらい)事実(じじつ)確証(かくしよう)する(ところ)であります。
297 男神(をがみ)神国(しんこく)は、298日進(につしん)月歩(げつぽ)至極(しごく)鋭敏(えいびん)にして、299(つひ)世界(せかい)大強国(だいきやうこく)仲間入(なかまい)りを()したり。300されど(たちま)(のぼ)(たちま)(くだ)るの(おそ)れあり。301黄泉国(よもつくに)()(まひ)(えん)ぜざる(やう)302注意(ちうい)(えう)する次第(しだい)であります。303日本(にほん)にして、304何処(どこ)までも(とく)()(かがや)きを(かさ)ねつつ、305外面(ぐわいめん)(おほ)ひ、306(もつ)()隠忍(いんにん)し、307天下(てんか)大徳(だいとく)(たも)ちて天下(てんか)(のぞ)むと(いへど)黄泉国(よもつくに)八雷神(やくさのいかづちがみ)や、308千五百(ちいほ)妖軍(ようぐん)(なん)容赦(ようしや)荒々(あらあら)しく、309(せう)(なり)310(てん)(なり)311活動(くわつどう)()し、312裏面(りめん)天地(てんち)()()しつつあり。313(ゆゑ)世界(せかい)各国(かくこく)(ほとん)騒乱(さうらん)(きは)みに(たつ)正義(せいぎ)仁道(じんだう)()(はら)ひ、314⦿()(こと)()りし暴国(ぼうこく)なり。315(ここ)仁義(じんぎ)(かみ)(くに)一切(いつさい)善事(ぜんじ)瑞祥(ずいしやう)発生(はつせい)して、316仁慈(みろく)大神(おほかみ)神世(しんせい)(ふく)(をさ)め、317暗黒界(あんこくかい)(ひか)(かがや)かせ、318妖軍(ようぐん)(なや)まされ滅亡(めつぼう)せむとする、319国土(こくど)人民(じんみん)(たい)しては身命(しんめい)()げだして救助(きうじよ)治国(ちこく)(へい)天下(てんか)神鍵(しんけん)(にぎ)()き、320治乱(ちらん)興亡(こうばう)(だい)境界線(きやうかいせん)(くわく)せる、321現代(げんだい)(また)これ出雲(いづも)(くに)伊賦夜(いふや)(ざか)()ふべきものであります。322(完)
323大正九・一一・一 午前 五六七殿講演 外山豊二録)
324大正一一・二・一一 旧一・一五 谷村真友再録)
325(第三七章~第四三章 昭和一〇・三・四 於綾部穹天閣 王仁校正)

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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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