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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第8巻(未の巻)
序文
凡例
総説
第1篇 智利の都
第1章 朝日丸
第2章 五十韻
第3章 身魂相応
第4章 烏の妻
第5章 三人世の元
第6章 火の玉
第2篇 四十八文字
第7章 蛸入道
第8章 改心祈願
第9章 鏡の池
第10章 仮名手本
第3篇 秘露より巴留へ
第11章 海の竜宮
第12章 身代り
第13章 修羅場
第14章 秘露の邂逅
第15章 ブラジル峠
第16章 霊縛
第17章 敵味方
第18章 巴留の関守
第4篇 巴留の国
第19章 刹那心
第20章 張子の虎
第21章 滝の村
第22章 五月姫
第23章 黒頭巾
第24章 盲目審神
第25章 火の車
第26章 讃嘆
第27章 沙漠
第28章 玉詩異
第29章 原山祇
第5篇 宇都の国
第30章 珍山峠
第31章 谷間の温泉
第32章 朝の紅顔
第33章 天上眉毛
第34章 烏天狗
第35章 一二三世
第36章 大蛇の背
第37章 珍山彦
第38章 華燭の典
第6篇 黄泉比良坂
第39章 言霊解一
第40章 言霊解二
第41章 言霊解三
第42章 言霊解四
第43章 言霊解五
余白歌
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<<< ブラジル峠
(B)
(N)
敵味方 >>>
第一六章
霊縛
(
れいばく
)
〔三六六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻
篇:
第3篇 秘露より巴留へ
よみ(新仮名遣い):
ひるよりはるへ
章:
第16章 霊縛
よみ(新仮名遣い):
れいばく
通し章番号:
366
口述日:
1922(大正11)年02月08日(旧01月12日)
口述場所:
筆録者:
東尾吉雄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年6月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
一行はブラジル峠の山頂辺りの風景を眺めながら、四方山話をしていた。風が次第に強くなり、周囲の樹木も倒れんばかりに激しくなってきた。
蚊々虎は側の木の根にしがみついて、泣き言を言っている。蚊々虎を皆でからかい、蚊々虎はそれに負けずにおかしな答えでやり返す。
義太夫調にまぜっかえすその歌の中に、蚊々虎は常世姫の落胤である常照彦であり、稚桜姫命の孫神である、と自分の出自を織り込んでいた。
蚊々虎が一人狂言芝居をして淤縢山津見と滑稽な問答をしている折から、突然幾十万とも知れない声が辺りから聞こえてきた。淤縢山津見は顔色を変えて両手を組み、その場に座り込んだ。
蚊々虎はにわかに前後左右を飛び回り、くにてるひめ、と口を切った。淤縢山津見は天の数歌を唱えて審神に着手した。
蚊々虎は自分は鬼城山の国照姫と名乗り、淤縢山津見に巴留の国から引き返してアーメニヤに戻れ、と託宣した。淤縢山津見は力を込めて、神言を奏上して蚊々虎に霊光を放射すると、蚊々虎は大地に七転八倒した。
淤縢山津見は、自分を巴留の国から追い返そうとする邪神であると断じた。認めない蚊々虎の神懸りに対して霊縛を施すと、霊は自分は八岐大蛇の眷属で、淤縢山津見を高砂洲から追い返すつもりだったのだ、と白状した。そして、ロッキー山へ逃げるから霊縛を解いてくれ、と懇願した。
淤縢山津見はロッキー山への退去を禁じ、変わりに巴留の国を去って海の外へ退去するように命じた。蚊々虎に懸った邪霊はうなずいて承知した。
淤縢山津見が霊縛を解くと、蚊々虎の身体は元のようになおった。そしてまた馬鹿話をしながら先にたって、ブラジル山を西へと下っていく。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2018-03-30 15:19:22
OBC :
rm0816
愛善世界社版:
101頁
八幡書店版:
第2輯 187頁
修補版:
校定版:
103頁
普及版:
44頁
初版:
ページ備考:
001
一行
(
いつかう
)
はブラジル
峠
(
たうげ
)
の
山頂
(
さんちやう
)
に
四辺
(
あたり
)
の
風景
(
ふうけい
)
を
眺
(
なが
)
めながら、
002
下
(
くだ
)
らぬ
話
(
はなし
)
に
耽
(
ふけ
)
り
居
(
ゐ
)
たり。
003
涼
(
すず
)
しき
風
(
かぜ
)
は
吹
(
ふ
)
き
捲
(
まく
)
り、
004
次第
(
しだい
)
に
烈
(
はげ
)
しく
周囲
(
あたり
)
の
樹木
(
じゆもく
)
も
倒
(
たふ
)
れむ
許
(
ばか
)
りなりけり。
005
蚊々虎
(
かがとら
)
は
側
(
そば
)
の
樹
(
き
)
の
根
(
ね
)
にしつかとしがみ
付
(
つ
)
き、
006
蚊々虎
『モシモシ
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
、
007
どうしませう。
008
散
(
ち
)
ります
散
(
ち
)
ります』
009
淤縢山津見
『それだから
蚊
(
か
)
と
言
(
い
)
ふのだ。
010
これつ
許
(
ばか
)
りの
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
いたと
云
(
い
)
つて、
011
木
(
き
)
の
根
(
ね
)
にしがみ
付
(
つ
)
いて
散
(
ち
)
ります
散
(
ち
)
りますもあつたものかい。
012
まるで
酒
(
さけ
)
でも
注
(
つ
)
いで
貰
(
もら
)
ふ
時
(
とき
)
の
様
(
やう
)
なことを
言
(
い
)
ひよつて、
013
弱虫
(
よわむし
)
奴
(
め
)
が、
014
これから
巴留
(
ハル
)
の
国
(
くに
)
へ
行
(
い
)
つたら、
015
これしきの
風
(
かぜ
)
は
毎日
(
まいにち
)
吹
(
ふ
)
き
通
(
とほ
)
しだよ。
016
大沙漠
(
だいさばく
)
を
駱駝
(
らくだ
)
の
背
(
せな
)
に
乗
(
の
)
つて
横断
(
わうだん
)
しなくてはならぬが、
017
貴様
(
きさま
)
の
様
(
やう
)
な
弱
(
よわ
)
いことでは、
018
駱駝
(
らくだ
)
の
背
(
せな
)
から
蚊
(
か
)
のやうに
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばされて
了
(
しま
)
ふかも
知
(
し
)
れぬ。
019
あーあ
旅
(
たび
)
は
一人
(
ひとり
)
に
限
(
かぎ
)
るナ。
020
コンナ
足手
(
あして
)
纏
(
まと
)
ひを
連
(
つ
)
れて
居
(
ゐ
)
ては、
021
後髪
(
うしろがみ
)
を
牽
(
ひ
)
かれて、
022
進
(
すす
)
むことも、
023
何
(
ど
)
うする
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
やしない
嫌
(
いや
)
な
事
(
こと
)
だワイ』
024
蚊々虎
『モシモシ
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
、
025
偉
(
えら
)
さうに
仰有
(
おつしや
)
るな、
026
後髪
(
うしろがみ
)
を
牽
(
ひ
)
かるると
云
(
い
)
つても、
027
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
は
一本
(
いつぽん
)
もありやしないワ。
028
俺
(
わし
)
の
頭
(
あたま
)
を
見
(
み
)
やつしやれ、
029
棕梠
(
しゆろ
)
のやうな
立派
(
りつぱ
)
な
毛
(
け
)
が
沢山
(
どつさり
)
と、
030
エヘン、
031
アハン』
032
淤縢山津見
『
貴様
(
きさま
)
のは
髪
(
かみ
)
ぢや
無
(
な
)
いよ。
033
それは
毛
(
け
)
だ。
034
誠
(
まこと
)
の
人間
(
にんげん
)
には
髪
(
かみ
)
が
生
(
は
)
えるし、
035
獣
(
けだもの
)
には
頭
(
あたま
)
に
毛
(
け
)
が
生
(
は
)
えるのだ。
036
俺
(
おれ
)
の
頭
(
あたま
)
は
髪
(
かみ
)
だぞ。
037
髪
(
かみ
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は、
038
鏡
(
かがみ
)
を
縮
(
ちぢ
)
めたのだ。
039
よう
光
(
ひか
)
つとらうがな』
040
蚊々虎
『
蚊
(
か
)
が
止
(
と
)
まつても
辷
(
すべ
)
り
落
(
お
)
ちる
様
(
やう
)
な
頭
(
あたま
)
をして、
041
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
も
何
(
なに
)
もあつたものか。
042
蚊
(
か
)
が
止
(
と
)
まつて
噛様
(
かみさま
)
だ。
043
アハヽヽヽヽ』
044
淤縢山津見
『
何
(
なに
)
を
言
(
い
)
ふ。
045
俺
(
おれ
)
は
勿体
(
もつたい
)
なくも
頭
(
あたま
)
照
(
てら
)
す
大御神
(
おほみかみ
)
様
(
さま
)
だ。
046
頭
(
あたま
)
照
(
てら
)
す
大御神
(
おほみかみ
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
神体
(
しんたい
)
は
八咫
(
やあた
)
の
御鏡
(
みかがみ
)
ぢやといふ
事
(
こと
)
は
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
るだらう』
047
蚊々虎
『ヘン、
048
甘
(
うま
)
いことを
仰有
(
おつしや
)
いますな。
049
流石
(
さすが
)
は
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
。
050
大自在天
(
だいじざいてん
)
の
一
(
いち
)
の
御
(
ご
)
家来
(
けらい
)
、
051
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
ばかり
遊
(
あそ
)
ばして、
052
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
に
追
(
お
)
ひやられて、
053
終
(
しまひ
)
には
国処
(
くにところ
)
を
売
(
う
)
つて、
054
世界中
(
せかいぢう
)
を
迂路
(
うろ
)
つき
廻
(
まは
)
つて、
055
負
(
ま
)
け
惜
(
をし
)
みの
強
(
つよ
)
い
体
(
てい
)
のよい
乞食
(
こじき
)
だ。
056
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
と
云
(
い
)
へば
立派
(
りつぱ
)
な
様
(
やう
)
だが、
057
乞食
(
こじき
)
の
親分
(
おやぶん
)
見
(
み
)
た
様
(
やう
)
なものだ。
058
頭
(
あたま
)
照
(
てら
)
す
大御神
(
おほみかみ
)
様
(
さま
)
も
有
(
あ
)
つたものか。
059
国処
(
くにところ
)
立退
(
たちのき
)
の
命
(
みこと
)
だ』
060
淤縢山津見
『
貴様
(
きさま
)
にはもう
暇
(
ひま
)
を
遣
(
つか
)
はす。
061
これから
帰
(
かへ
)
れ。
062
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
つても
連
(
つ
)
れて
行
(
ゆ
)
かぬ』
063
(
義太夫
(
ぎだいふ
)
調
(
てう
)
)
064
蚊々虎
『
私
(
わたくし
)
を
何
(
ど
)
うしても
連
(
つ
)
れないと
言
(
い
)
ふのですか。
065
それはあんまり
無情
(
つれな
)
い、
066
胴欲
(
どうよく
)
ぢや。
067
思
(
おも
)
ひ
廻
(
まは
)
せば
廻
(
まは
)
すほど、
068
俺
(
わし
)
ほど
因果
(
いんぐわ
)
な
者
(
もの
)
が
世
(
よ
)
に
有
(
あ
)
らうか。
069
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
に
顕
(
あ
)
れませる、
070
大自在天
(
だいじざいてん
)
の
其
(
そ
)
の
家来
(
けらい
)
、
071
醜国別
(
しこくにわけ
)
と
歌
(
うた
)
はれて、
072
空
(
そら
)
行
(
ゆ
)
く
鳥
(
とり
)
も
撃
(
う
)
ち
落
(
おと
)
す、
073
勲
(
いさを
)
もしるき
神
(
かみ
)
さまの、
074
家来
(
けらい
)
となつた
嬉
(
うれ
)
しさに、
075
有
(
あ
)
らう
事
(
こと
)
かあるまい
事
(
こと
)
か、
076
勿体
(
もつたい
)
ない
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しづ
)
まり
遊
(
あそ
)
ばした、
077
ヱルサレムの
宮
(
みや
)
を
穢
(
けが
)
し
奉
(
たてまつ
)
り、
078
その
天罰
(
てんばつ
)
で
腰
(
こし
)
痛
(
いた
)
み、
079
腰
(
こし
)
は
く
の
字
(
じ
)
に
曲
(
まが
)
り
果
(
は
)
て、
080
蚊々虎
(
かがとら
)
さまと
綽名
(
あだな
)
をつけられ、
081
今
(
いま
)
は
屈
(
かが
)
みて
居
(
を
)
るけれど、
082
元
(
もと
)
を
糺
(
ただ
)
せば
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
血筋
(
ちすぢ
)
、
083
稚桜姫
(
わかざくらひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
の
常世姫
(
とこよひめ
)
が
内証
(
ないしよう
)
の
子
(
こ
)
と
生
(
うま
)
れた
常照彦
(
とこてるひこ
)
。
084
世
(
よ
)
が
世
(
よ
)
であれば、
085
コンナ
判
(
わか
)
らぬ
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
のお
供
(
とも
)
となつて、
086
重
(
おも
)
い
荷物
(
にもつ
)
を
担
(
かつ
)
がされ、
087
ブラジル
山
(
やま
)
をブラブラと、
088
汗
(
あせ
)
と
涙
(
なみだ
)
で
駆
(
か
)
け
登
(
のぼ
)
り
一息
(
ひといき
)
する
間
(
ま
)
もなく、
089
もうよいこれで
帰
(
かへ
)
れとは、
090
実
(
じつ
)
につれない
情
(
なさけ
)
ない、
091
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立別
(
たてわけ
)
る、
092
神
(
かみ
)
がこの
世
(
よ
)
に
坐
(
ゐ
)
ますなら、
093
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
の
醜国別
(
しこくにわけ
)
、
094
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじゆう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
095
義理
(
ぎり
)
も
情
(
なさけ
)
も
知
(
し
)
らぬ
奴
(
やつ
)
、
096
矢張
(
やつぱ
)
り
悪
(
あく
)
は
悪
(
あく
)
なりき。
097
猫
(
ねこ
)
を
冠
(
かぶ
)
つた
虎猫
(
とらねこ
)
の
蚊々虎
(
かがとら
)
さえも
舌
(
した
)
を
捲
(
ま
)
いて、
098
泣
(
な
)
くにも
泣
(
な
)
かれぬ
今
(
いま
)
の
仕儀
(
しぎ
)
、
099
どうして
恨
(
うらみ
)
を
晴
(
は
)
らさうか、
100
今
(
いま
)
は
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
と、
101
厳
(
いか
)
めしさうな
名
(
な
)
をつけて、
102
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
魂
(
たましひ
)
は、
103
醜
(
しこ
)
の
枉津
(
まがつ
)
の
醜国別
(
しこくにわけ
)
、
104
その
本性
(
ほんしやう
)
が
表
(
あら
)
はれて、
105
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なりける
次第
(
しだい
)
なり。
106
それよりまだまだ
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なは、
107
この
山奥
(
やまおく
)
で
只
(
ただ
)
一人
(
ひとり
)
、
108
足
(
あし
)
の
痛
(
いた
)
みし
蚊々虎
(
かがとら
)
に、
109
放
(
ほつ
)
とけぼりを
喰
(
く
)
はすとは、
110
ホンに
呆
(
あき
)
れた
悪魂
(
あくだま
)
よ。
111
玉
(
たま
)
の
緒
(
お
)
の
命
(
いのち
)
の
続
(
つづ
)
く
限
(
かぎ
)
り、
112
こいつの
後
(
あと
)
に
引添
(
ひつそ
)
うて、
113
昔
(
むかし
)
の
欠点
(
あら
)
を
ヒン
剥
(
む
)
いて、
114
邪魔
(
じやま
)
して
遣
(
や
)
らねば
置
(
お
)
くものか。
115
ヤア、
116
トンツンテンチンチンチンだ』
117
淤縢山津見
『こらこら
蚊々虎
(
かがとら
)
、
118
馬鹿
(
ばか
)
な
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
ふな。
119
貴様
(
きさま
)
そら
本性
(
ほんしやう
)
か、
120
心
(
こころ
)
からさう
思
(
おも
)
つてるのか』
121
蚊々虎
『
本性
(
ほんしやう
)
で
無
(
な
)
うて
何
(
な
)
んとせう』
122
と
手
(
て
)
を
振
(
ふ
)
り
口
(
くち
)
を
歪
(
ゆが
)
め、
123
身振
(
みぶ
)
り
可笑
(
をか
)
しく
踊
(
をど
)
り
出
(
だ
)
したり。
124
淤縢山津見
『ハヽヽ
貴様
(
きさま
)
は
気楽
(
きらく
)
な
奴
(
やつ
)
だナ。
125
コンナ
処
(
ところ
)
で
狂言
(
きやうげん
)
したつて、
126
見
(
み
)
る
者
(
もの
)
も、
127
聞
(
き
)
く
者
(
もの
)
も
有
(
あ
)
りやせぬぞ。
128
誰
(
たれ
)
に
見
(
み
)
せる
積
(
つも
)
りぢや』
129
蚊々虎
『お
前
(
まへ
)
は
天下
(
てんか
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
130
これ
丈
(
だけ
)
沢山
(
たくさん
)
の
御
(
ご
)
守護神
(
しゆごじん
)
が
隙間
(
すきま
)
もなしに
聞
(
き
)
いて
居
(
を
)
るのが
分
(
わか
)
らぬか。
131
俺
(
わし
)
はお
前
(
まへ
)
に
聞
(
き
)
かすのぢや
無
(
な
)
い。
132
其処
(
そこ
)
らあたりの
守護神
(
しゆごじん
)
に、
133
お
前
(
まへ
)
の
恥
(
はぢ
)
を
振舞
(
ふれま
)
うて
行
(
ゆ
)
く
先
(
さ
)
き
先
(
ざ
)
きで
神懸
(
かむがか
)
りさせて、
134
お
前
(
まへ
)
の
欠点
(
あら
)
を
ヒン
剥
(
む
)
かす
俺
(
わし
)
の
仕組
(
しぐみ
)
を
知
(
し
)
らぬのか。
135
それそれそこにも
守護神
(
しゆごじん
)
、
136
それそれあそこにも
守護神
(
しゆごじん
)
、
137
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
身魂
(
みたま
)
も
沢山
(
たくさん
)
に
面白
(
おもしろ
)
がつて
聞
(
き
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
138
夫
(
そ
)
れが
見
(
み
)
えぬか
見
(
み
)
えないか。
139
お
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
ぢや、
140
御
(
おん
)
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
では
無
(
な
)
いかいな』
141
このとき
幾十万
(
いくじふまん
)
とも
知
(
し
)
れぬ
叫
(
さけ
)
び
声
(
ごゑ
)
が
四辺
(
しへん
)
を
圧
(
あつ
)
して、
142
蚊
(
か
)
の
鳴
(
な
)
く
如
(
ごと
)
くウワーンと
響
(
ひび
)
きぬ。
143
稍
(
やや
)
あつて
幾十万
(
すうじふまん
)
人
(
にん
)
の
声
(
こゑ
)
として、
144
ウワハヽヽヽとそこら
中
(
ぢう
)
から、
145
声
(
こゑ
)
のみが
聞
(
きこ
)
え
来
(
き
)
たる。
146
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
は
両手
(
りやうて
)
を
組
(
く
)
み、
147
顔
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
を
変
(
か
)
へ、
148
大地
(
だいち
)
に
胡坐
(
あぐら
)
をかき、
149
思案
(
しあん
)
に
暮
(
く
)
るるものの
如
(
ごと
)
くなりけり。
150
蚊々虎
(
かがとら
)
は
俄
(
にはか
)
に
顔色
(
がんしよく
)
火
(
ひ
)
の
如
(
ごと
)
くなり、
151
両手
(
りやうて
)
を
組
(
く
)
みしまま
前後
(
ぜんご
)
左右
(
さいう
)
に
飛
(
と
)
び
廻
(
まは
)
り、
152
蚊々虎(国照姫が憑依)
『くヽヽくにくにくに
153
てヽヽてるてる
154
ひヽヽめヽヽ
155
くにてるひめ』
156
と
口
(
くち
)
を
切
(
き
)
りぬ。
157
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
は、
158
直
(
ただち
)
に
姿勢
(
しせい
)
を
正
(
ただ
)
し
両手
(
りやうて
)
を
組
(
く
)
み
審神
(
さには
)
に
着手
(
ちやくしゆ
)
したり。
159
淤縢山津見
『
一
(
ひと
)
、
160
二
(
ふた
)
、
161
三
(
み
)
、
162
四
(
よ
)
、
163
五
(
いつ
)
、
164
六
(
むゆ
)
、
165
七
(
なな
)
、
166
八
(
や
)
、
167
九
(
ここの
)
、
168
十
(
たり
)
、
169
百
(
もも
)
、
170
千
(
ち
)
、
171
万
(
よろづ
)
』
172
と、
173
唱
(
とな
)
ふる
神文
(
しんもん
)
につれて
蚊々虎
(
かがとら
)
は
大地
(
だいち
)
を
踏
(
ふ
)
み
轟
(
とどろ
)
かし
踊
(
をど
)
り
出
(
だ
)
したり。
174
淤縢山津見
『
汝
(
なんぢ
)
国照姫
(
くにてるひめ
)
とは
何
(
いづ
)
れの
神
(
かみ
)
なるぞ』
175
蚊々虎(国照姫が憑依)
『キヽ
鬼城山
(
きじやうざん
)
に
立籠
(
たてこも
)
り、
176
美山彦
(
みやまひこ
)
と
共
(
とも
)
に
常世姫
(
とこよひめ
)
の
命
(
みこと
)
の
命令
(
めいれい
)
を
奉
(
ほう
)
じ、
177
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
を
占領
(
せんりやう
)
せむと、
178
昼夜
(
ちうや
)
苦労
(
くらう
)
を
致
(
いた
)
した
木常姫
(
こつねひめ
)
の
再来
(
さいらい
)
、
179
国照姫
(
くにてるひめ
)
であるぞよ。
180
その
方
(
はう
)
は
醜国別
(
しこくにわけ
)
、
181
今
(
いま
)
は
尊
(
たふと
)
き
淤縢山
(
おどやま
)
津見
(
づみの
)
司
(
かみ
)
となりて、
182
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
高弟
(
かうてい
)
、
183
立派
(
りつぱ
)
な
宣伝使
(
せんでんし
)
、
184
妾
(
わらは
)
は
前非
(
ぜんぴ
)
を
悔
(
く
)
い
木花姫
(
このはなひめ
)
の
神
(
かみ
)
に
見出
(
みいだ
)
され、
185
アーメニヤの
野
(
の
)
に
神都
(
しんと
)
を
開
(
ひら
)
くウラル
彦
(
ひこ
)
と
共
(
とも
)
に、
186
発根
(
ほつこん
)
と
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
して
今
(
いま
)
は
尊
(
たふと
)
き
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
と
成
(
な
)
り、
187
アーメニヤの
野
(
の
)
に
三五教
(
あななひけう
)
を
開
(
ひら
)
き
神政
(
しんせい
)
を
樹立
(
じゆりつ
)
し、
188
埴安彦
(
はにやすひこの
)
命
(
みこと
)
の
教
(
をしへ
)
を
天下
(
てんか
)
に
布
(
し
)
くものである。
189
これより
巴留
(
はる
)
の
国
(
くに
)
に
宣伝
(
せんでん
)
の
為
(
ため
)
に
出
(
い
)
で
行
(
ゆ
)
かむとするが、
190
暫
(
しばら
)
く
見合
(
みあは
)
して
後
(
あと
)
へ
引
(
ひ
)
き
返
(
かへ
)
し、
191
この
海
(
うみ
)
を
渡
(
わた
)
つてアーメニヤの
都
(
みやこ
)
に
立帰
(
たちかへ
)
れ。
192
巴留
(
はる
)
の
国
(
くに
)
は
神界
(
しんかい
)
の
仕組
(
しぐみ
)
変
(
かは
)
つて
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
自
(
みづか
)
ら
御
(
ご
)
出張
(
しゆつちやう
)
、
193
ゆめゆめ
疑
(
うたが
)
ふな。
194
国照姫
(
くにてるひめ
)
に
間違
(
まちがひ
)
は
無
(
な
)
いぞよ』
195
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
は、
196
全身
(
ぜんしん
)
に
力
(
ちから
)
を
籠
(
こ
)
めて
神言
(
かみごと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
197
ウンと
一声
(
いつせい
)
蚊々虎
(
かがとら
)
の
神懸
(
かみがか
)
りに
向
(
むか
)
つて
霊光
(
れいくわう
)
を
放射
(
はうしや
)
したるに、
198
蚊々虎
(
かがとら
)
は
大地
(
だいち
)
に
顛倒
(
てんたう
)
し、
199
七転
(
しちてん
)
八倒
(
はつたう
)
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
きだしたり。
200
淤縢山津見
『
其
(
その
)
方
(
はう
)
は
邪神
(
じやしん
)
であらう。
201
今
(
いま
)
吾々
(
われわれ
)
の
巴留
(
はる
)
の
国
(
くに
)
に
到
(
いた
)
る
事
(
こと
)
を
恐
(
おそ
)
れて、
202
この
蚊々虎
(
かがとら
)
の
肉体
(
にくたい
)
を
使
(
つか
)
つて、
203
天下
(
てんか
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
誑
(
たぶら
)
かさむとする
枉津
(
まがつ
)
の
張本
(
ちやうほん
)
、
204
容赦
(
ようしや
)
は
成
(
な
)
らぬ。
205
白状
(
はくじやう
)
いたせ』
206
蚊々虎(国照姫が憑依)
『
畏
(
おそ
)
れ
多
(
おほ
)
くも
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
御
(
おん
)
使
(
つかひ
)
、
207
国照姫
(
くにてるひめ
)
に
向
(
むか
)
つて
無礼
(
ぶれい
)
千万
(
せんばん
)
。
208
容赦
(
ようしや
)
はせぬぞ』
209
淤縢山津見
『
容赦
(
ようしや
)
するもせぬも
有
(
あ
)
つたものか、
210
この
方
(
はう
)
から
容赦
(
ようしや
)
いたさぬ』
211
と
云
(
い
)
ひながら、
212
又
(
また
)
もやウンと
一声
(
いつせい
)
、
213
右
(
みぎ
)
の
食指
(
ひとさしゆび
)
を
以
(
もつ
)
て
空中
(
くうちう
)
に
円
(
まる
)
を
画
(
えが
)
き
霊縛
(
れいばく
)
を
施
(
ほどこ
)
しければ、
214
蚊々虎(国照姫が憑依)
『イヽ
痛
(
いた
)
い
痛
(
いた
)
い、
215
赦
(
ゆる
)
せ
赦
(
ゆる
)
せハヽ
白状
(
はくじやう
)
する。
216
妾
(
われ
)
はヤヽ
八岐
(
やまた
)
の
大蛇
(
をろち
)
の
眷属
(
けんぞく
)
、
217
八衢彦
(
やちまたひこ
)
である。
218
この
巴留
(
はる
)
の
国
(
くに
)
は
妾
(
われ
)
らが
隠
(
かく
)
れ
場処
(
ばしよ
)
、
219
いま
汝
(
なんぢ
)
に
来
(
こ
)
られては
吾々
(
われわれ
)
仲間
(
なかま
)
の
一大事
(
いちだいじ
)
だから、
220
国照姫
(
くにてるひめ
)
が
改心
(
かいしん
)
したと
詐
(
いつは
)
つて、
221
汝
(
なんぢ
)
をこの
嶋
(
しま
)
よりボツ
返
(
かへ
)
す
企
(
たく
)
みであつた。
222
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
縛
(
しば
)
られては
何
(
ど
)
うすることも
出来
(
でき
)
ぬ。
223
サアもうこれから
吾々
(
われわれ
)
一族
(
いちぞく
)
は、
224
ロッキー
山
(
ざん
)
を
指
(
さ
)
して
逃
(
に
)
げ
行
(
ゆ
)
く
程
(
ほど
)
に、
225
どうぞ
吾身
(
わがみ
)
の
霊縛
(
れいばく
)
を
解
(
と
)
いて
下
(
くだ
)
さい。
226
タヽ
頼
(
たの
)
む
頼
(
たの
)
む』
227
淤縢山津見
『
巴留
(
はる
)
の
国
(
くに
)
を
立去
(
たちさ
)
つて
海
(
うみ
)
の
外
(
そと
)
に
出
(
で
)
て
行
(
ゆ
)
くならば
赦
(
ゆる
)
してやらう。
228
ロッキー
山
(
ざん
)
へは
断
(
だん
)
じて
行
(
ゆ
)
く
事
(
こと
)
ならぬ。
229
どうだ
承知
(
しようち
)
か』
230
蚊々虎
(
かがとら
)
の
神懸
(
かみがか
)
りは、
231
首
(
くび
)
を
幾度
(
いくど
)
とも
無
(
な
)
く
無言
(
むごん
)
のまま
縦
(
たて
)
に
振
(
ふ
)
つてゐる。
232
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
は、
233
ウンと
一声
(
いつせい
)
霊縛
(
れいばく
)
を
解
(
と
)
けば、
234
蚊々虎
(
かがとら
)
の
身体
(
しんたい
)
は
元
(
もと
)
の
如
(
ごと
)
くケロリとなほり、
235
流
(
なが
)
るる
汗
(
あせ
)
を
拭
(
ぬぐ
)
ひ
乍
(
なが
)
ら、
236
蚊々虎
『あゝ
偉
(
えら
)
い
事
(
こと
)
だつたワイ。
237
何
(
なん
)
だか
知
(
し
)
らぬが
俺
(
わし
)
の
身体
(
からだ
)
にぶら
下
(
さが
)
りよつて、
238
ウスイ
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
うた。
239
サアサア
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
、
240
もういい
加減
(
かげん
)
に
行
(
ゆ
)
きませうかい。
241
コンナ
処
(
ところ
)
に
居
(
を
)
つては
碌
(
ろく
)
なことは
出来
(
でき
)
ませぬよ』
242
と
正気
(
しやうき
)
に
帰
(
かへ
)
つた
蚊々虎
(
かがとら
)
は
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
つてブラジル
山
(
ざん
)
を
西
(
にし
)
へ
下
(
くだ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
243
(
大正一一・二・八
旧一・一二
東尾吉雄
録)
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【第16章 霊縛|第8巻|霊主体従|霊界物語|/rm0816】
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