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第2巻(丑の巻)
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第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
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第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
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第61巻(子の巻)
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第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
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第24巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 流転の涙
01 粉骨砕身
〔731〕
02 唖呍
〔732〕
03 波濤の夢
〔733〕
04 一島の女王
〔734〕
第2篇 南洋探島
05 蘇鉄の森
〔735〕
06 アンボイナ島
〔736〕
07 メラの滝
〔737〕
08 島に訣別
〔738〕
第3篇 危機一髪
09 神助の船
〔739〕
10 土人の歓迎
〔740〕
11 夢の王者
〔741〕
12 暴風一過
〔742〕
第4篇 蛮地宣伝
13 治安内教
〔743〕
14 タールス教
〔744〕
15 諏訪湖
〔745〕
16 慈愛の涙
〔746〕
霊の礎(一〇)
霊の礎(一一)
神諭
余白歌
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霊
(
たま
)
の
礎
(
いしずゑ
)
(一一)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻
篇:
後付
よみ(新仮名遣い):
章:
霊の礎(一一)
よみ(新仮名遣い):
たまのいしずえ
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年12月
口述場所:
筆録者:
王仁
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年5月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
天界においても、宮殿や堂宇があって、神を礼拝し神事を行っている。説教また講義を行うのは宣伝使である。天人は智的また意的福音を聴く事によって、ますます円満たらしめようと望むからである。
智は智慧に属する真理により、意は愛に属する善によって常に円満具足の領域に進んで行く。
天界の説法は、天人各自が処世上の事項について教訓を垂れるに留まっている。説法者は高い講壇の中央に立ち、聴聞者は円形に座っている。殿堂や説教所は天国では木造に見え、霊国では石造に見える。
宣伝使はすべて霊国から来る。天国浄土においては、愛の徳によって真を得て知覚するのであり、言説をあえて試みることはない。
神の祭祀を行うのは霊国ではなく天国に住む天人の業である。祭祀の神業は、霊国に住む主の神の愛の御徳に酬いるべく奉仕することなのである。
高天原の主権は霊国にある。説示の主眼は、主神の備える神的人格を各人が承認するべく教えていく、そのことを除けば他にはないのである。これを思えば現界の宣伝使も、主の神の神格威厳を他にして説示することは無いはずである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm249902
愛善世界社版:
289頁
八幡書店版:
第4輯 723頁
修補版:
校定版:
298頁
普及版:
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
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:
出口王仁三郎全集 > 第二巻 宗教・教育編 > 【宗教編】第四篇 神霊世界 > 第三章 霊の礎
001
一、
002
天界
(
てんかい
)
即
(
すなは
)
ち
神界
(
しんかい
)
高天原
(
たかあまはら
)
にも、
003
又
(
また
)
地上
(
ちじやう
)
の
如
(
ごと
)
く
宮殿
(
きうでん
)
や
堂宇
(
だうう
)
があつて、
004
神
(
かみ
)
を
礼拝
(
らいはい
)
し
神事
(
しんじ
)
を
行
(
おこな
)
つて
居
(
ゐ
)
るのである。
005
その
説教
(
せつけう
)
又
(
また
)
は
講義
(
かうぎ
)
等
(
とう
)
に
従事
(
じうじ
)
するものは、
006
勿論
(
もちろん
)
天界
(
てんかい
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
である。
007
天人
(
てんにん
)
は
常
(
つね
)
に
愛
(
あい
)
と
証覚
(
しようかく
)
の
上
(
うへ
)
に
於
(
おい
)
て、
008
益々
(
ますます
)
円満
(
ゑんまん
)
具足
(
ぐそく
)
ならむ
事
(
こと
)
を
求
(
もと
)
めて、
009
霊身
(
れいしん
)
の
餌
(
ゑ
)
となすからである。
010
天人
(
てんにん
)
に
智性
(
ちせい
)
や
意性
(
いせい
)
の
有
(
あ
)
ることは、
011
猶
(
なほ
)
地上
(
ちじやう
)
現界
(
げんかい
)
の
人間
(
にんげん
)
同様
(
どうやう
)
である。
012
天人
(
てんにん
)
は
天界
(
てんかい
)
の
殿堂
(
でんだう
)
や
説教所
(
せつけうしよ
)
に
集合
(
しふがふ
)
して、
013
其
(
そ
)
の
智的
(
ちてき
)
又
(
また
)
は
意的
(
いてき
)
福音
(
ふくいん
)
を
聴聞
(
ちやうもん
)
し、
014
共
(
とも
)
に
益々
(
ますます
)
円満
(
ゑんまん
)
ならむことを
望
(
のぞ
)
むものであつて、
015
智性
(
ちせい
)
は
智慧
(
ちゑ
)
に
属
(
ぞく
)
する
諸
(
もも
)
の
真理
(
しんり
)
に
依
(
よ
)
り、
016
意性
(
いせい
)
は
愛
(
あい
)
に
属
(
ぞく
)
する
諸
(
もも
)
の
善
(
ぜん
)
に
由
(
よ
)
つて、
017
常
(
つね
)
に
円満
(
ゑんまん
)
具足
(
ぐそく
)
の
境域
(
きやうゐき
)
に
進
(
すす
)
みて
止
(
や
)
まぬものである。
018
一、
019
天界
(
てんかい
)
の
説法
(
せつぱふ
)
は
天人
(
てんにん
)
各自
(
かくじ
)
が
処世
(
しよせい
)
上
(
じやう
)
の
事項
(
じかう
)
に
就
(
つい
)
て、
020
教訓
(
けうくん
)
を
垂
(
た
)
るるに
止
(
とど
)
まつて
居
(
ゐ
)
る。
021
要
(
えう
)
するに
愛
(
あい
)
と
仁
(
じん
)
と
信
(
しん
)
とを
完全
(
くわんぜん
)
に
体現
(
たいげん
)
せる
生涯
(
しやうがい
)
を
営
(
いとな
)
まむが
為
(
ため
)
に
説示
(
せつじ
)
し
聴聞
(
ちやうもん
)
するのである。
022
説法者
(
せつぱふしや
)
は
高壇
(
かうだん
)
の
中央
(
ちうあう
)
に
立
(
た
)
ち、
023
其
(
その
)
面前
(
めんぜん
)
には
証覚
(
しようかく
)
の
光明
(
くわうみやう
)
勝
(
すぐ
)
れたるもの
座
(
ざ
)
を
占
(
し
)
め、
024
聴聞者
(
ちやうもんしや
)
は
宣伝使
(
せんでんし
)
の
視線
(
しせん
)
を
外
(
そ
)
れぬ
様
(
やう
)
に
円形
(
ゑんけい
)
の
座
(
ざ
)
を
造
(
つく
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
025
その
殿堂
(
でんだう
)
や
説教所
(
せつけうしよ
)
は
天国
(
てんごく
)
にあつては
木造
(
もくざう
)
の
如
(
ごと
)
く
見
(
み
)
え、
026
霊国
(
れいごく
)
にあつては
石造
(
せきざう
)
の
如
(
ごと
)
くに
見
(
み
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
027
石
(
いし
)
は
真
(
しん
)
に
相応
(
さうおう
)
し、
028
木
(
き
)
は
善
(
ぜん
)
に
相応
(
さうおう
)
して
居
(
ゐ
)
るからである。
029
又
(
また
)
天国
(
てんごく
)
の
至聖場
(
しせいぢやう
)
は
之
(
これ
)
を
殿堂
(
でんだう
)
とも
説教所
(
せつけうしよ
)
とも
云
(
い
)
はず、
030
只
(
ただ
)
単
(
たん
)
に
神
(
かみ
)
の
家
(
いへ
)
と
称
(
とな
)
へてゐる。
031
そして
其
(
その
)
建築
(
けんちく
)
は
余
(
あま
)
り
崇大
(
すうだい
)
なものではない。
032
されど
霊国
(
れいごく
)
のものは
多少
(
たせう
)
の
崇大
(
すうだい
)
な
所
(
ところ
)
がある。
033
○
034
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
天人
(
てんにん
)
を
035
教導
(
けうだう
)
すべき
宣伝使
(
せんでんし
)
036
一名
(
いちめい
)
神
(
かみ
)
の
使者
(
ししや
)
といふ
037
宣伝
(
せんでん
)
神使
(
しんし
)
は
何人
(
なにびと
)
も
038
霊
(
れい
)
の
国
(
くに
)
より
来
(
きた
)
るなり
039
天国人
(
てんごくじん
)
の
任
(
にん
)
ならず
040
そも
霊国
(
れいごく
)
の
天人
(
てんにん
)
は
041
善
(
ぜん
)
より
来
(
きた
)
り
真
(
しん
)
に
居
(
を
)
り
042
真理
(
しんり
)
に
透徹
(
とうてつ
)
すればなり
043
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
に
住
(
す
)
むものは
044
愛
(
あい
)
の
徳
(
とく
)
にて
真
(
しん
)
を
得
(
え
)
て
045
知覚
(
ちかく
)
するのみ
言説
(
げんせつ
)
を
046
試
(
こころ
)
むること
敢
(
あへ
)
て
無
(
な
)
し
047
彼
(
か
)
れ
天国
(
てんごく
)
の
天人
(
てんにん
)
は
048
己
(
おのれ
)
が
既
(
すで
)
に
知
(
し
)
り
得
(
え
)
たる
049
所
(
ところ
)
を
益々
(
ますます
)
明白
(
めいはく
)
に
050
体得
(
たいとく
)
せむと
思
(
おも
)
へばなり
051
又
(
また
)
その
未
(
いま
)
だ
知
(
し
)
らざりし
052
真理
(
しんり
)
を
覚
(
さと
)
り
円満
(
ゑんまん
)
に
053
認識
(
にんしき
)
せむと
努
(
つと
)
め
行
(
ゆ
)
く
054
一度
(
ひとたび
)
真
(
まこと
)
を
聴
(
き
)
く
時
(
とき
)
は
055
直様
(
すぐさま
)
之
(
これ
)
を
認識
(
にんしき
)
し
056
つづいて
之
(
これ
)
を
知
(
し
)
り
覚
(
さと
)
る
057
真
(
まこと
)
を
愛
(
あい
)
して
措
(
お
)
かざるは
058
その
生涯
(
しやうがい
)
に
活用
(
くわつよう
)
し
059
之
(
これ
)
をば
己
(
おの
)
が
境涯
(
きやうがい
)
の
060
中
(
なか
)
に
同化
(
どうくわ
)
し
実現
(
じつげん
)
し
061
その
向上
(
かうじやう
)
を
計
(
はか
)
るなり。
062
○
063
高天原
(
たかあまはら
)
の
主神
(
すしん
)
より
064
任
(
よ
)
さし
給
(
たま
)
ひし
宣伝使
(
せんでんし
)
は
065
自
(
みづか
)
ら
説法
(
せつぽふ
)
の
才能
(
さいのう
)
あり
066
霊国
(
れいごく
)
以外
(
いぐわい
)
の
天人
(
てんにん
)
は
067
神
(
かみ
)
の
家
(
いへ
)
にて
説
(
と
)
くを
得
(
え
)
ず
068
而
(
しか
)
して
神
(
かみ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
は
069
祭司
(
さいし
)
となるを
許
(
ゆる
)
されず
070
神
(
かみ
)
の
祭祀
(
さいし
)
を
行
(
おこな
)
ふは
071
天国人
(
てんごくじん
)
の
所業
(
しよげふ
)
にて
072
霊国人
(
れいごくじん
)
の
職
(
しよく
)
ならず
073
その
故
(
ゆゑ
)
如何
(
いかん
)
と
尋
(
たづ
)
ぬれば
074
高天原
(
たかあまはら
)
の
神界
(
しんかい
)
の
075
祭司
(
さいし
)
を
行
(
おこな
)
ふ
職掌
(
しよくしやう
)
は
076
天国
(
てんごく
)
に
住
(
す
)
む
天人
(
てんにん
)
の
077
惟神
(
ゐしん
)
の
神業
(
しんげふ
)
なればなり
078
そもそも
祭司
(
さいし
)
の
神業
(
しんげふ
)
は
079
霊国
(
れいごく
)
に
坐
(
ま
)
す
主
(
す
)
の
神
(
かみ
)
の
080
愛
(
あい
)
の
御徳
(
みとく
)
に
酬
(
むく
)
ゆべく
081
奉仕
(
ほうし
)
し
尽
(
つく
)
す
為
(
ため
)
ぞかし
082
高天原
(
たかあまはら
)
の
天界
(
てんかい
)
(
神界
(
しんかい
)
)の
083
主権
(
しゆけん
)
を
有
(
いう
)
すは
霊国
(
れいごく
)
ぞ
084
善
(
ぜん
)
より
来
(
き
)
たる
真徳
(
しんとく
)
を
085
義
(
ぎ
)
として
真
(
しん
)
に
居
(
を
)
ればなり
086
高天原
(
たかあまはら
)
の
最奥
(
さいおう
)
に
087
おける
説示
(
せつじ
)
は
証覚
(
しようかく
)
の
088
極度
(
きよくど
)
に
達
(
たつ
)
し
中天
(
ちうてん
)
の
089
説示
(
せつじ
)
は
最下
(
さいか
)
の
天国
(
てんごく
)
の
090
説示
(
せつじ
)
に
比
(
ひ
)
して
智慧
(
ちゑ
)
に
充
(
み
)
つ
091
如何
(
いかん
)
となれば
天人
(
てんにん
)
の
092
智覚
(
ちかく
)
に
応
(
おう
)
じて
説
(
と
)
けばなり
093
説示
(
せつじ
)
の
主眼
(
しゆがん
)
要点
(
えうてん
)
は
094
何
(
いづ
)
れも
主神
(
すしん
)
の
具
(
そな
)
へたる
095
神的
(
しんてき
)
人格
(
じんかく
)
を
各人
(
かくじん
)
が
096
承認
(
しようにん
)
すべく
教
(
をし
)
へ
行
(
ゆ
)
く
097
事
(
こと
)
を
除
(
のぞ
)
けば
何
(
なに
)
もなし
098
之
(
これ
)
を
思
(
おも
)
へば
現界
(
げんかい
)
の
099
宣伝使
(
せんでんし
)
また
主
(
す
)
の
神
(
かみ
)
の
100
神格
(
しんかく
)
威厳
(
ゐげん
)
を
外
(
ほか
)
にして
101
説示
(
せつじ
)
すること
無
(
な
)
かるべし
102
アヽ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
103
高天原
(
たかあまはら
)
の
天界
(
てんかい
)
の
104
主神
(
すしん
)
の
愛
(
あい
)
とその
真
(
しん
)
に
105
歓喜
(
くわんき
)
し
恭
(
うや
)
まひ
奉
(
たてまつ
)
る。
106
大正十一年十二月 王仁
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