あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
第37・38巻は出口王仁三郎の若い頃の自叙伝である。
本巻には主に明治31年から32年にかけての出来事が記されている。
- 第1~6章
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明治31年(1898年)旧2月8日、亀岡で精乳館を営んでいた28歳(数え年)の上田喜三郎(王仁三郎の幼名)は五人の侠客に襲撃され重傷を負う。翌9日(新暦3月1日)に神の使いに導かれて高熊山に入山し、一週間の霊的修行を行う。
- 第7~12章
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友人宅を借りて幽斎の修業を開始する。幽斎とは鎮魂帰神、簡単に言うと神懸りの修業である。
- 第13~19章
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大阪へ宣教に出向く。無理算段で調達した旅費は旅館にぼったくられ、王仁三郎は歩いて郷里に帰るはめになる。
- 第20章
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静岡の霊学者・長沢雄楯(かつたて)を訪ね、霊学の教えを受けた王仁三郎は、神器と巻物を授かる。
- 第21~23章
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綾部で大本を開いていた出口直と面会し、その後、大本入りし、金明会(きんめいかい)を組織する。
- 第24~25章
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上谷(うえだに)で幽斎修行を始め、人が集まり盛んになる。再度、静岡の長沢雄楯を訪ねて教えを受け、綾部に帰ると、上谷の修行者たちは邪神に憑依され、大本の悪口を触れ回っており、大変な状況になっていた。