あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
「玉木の里」の里庄テームス家の霊的因縁が潔斎される物語。
- 第1~10章
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治国別(はるくにわけ)一行は、玉木の里(玉置の村)の里庄テームスの家に、誘拐されていた二人の娘を無事に送り届けた。治国別の弟子の万公は、次女スガールと結婚することになり、すっかりこの家の若主人気取りで下女や下男にあれこれ指図をする。
- 第11~18章
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テームスは、バラモン軍の鬼春別(おにはるわけ)・久米彦(くめひこ)らが改心したことを信じることが出来ず、敵愾心を抱き続けている。鬼春別はバラモンの経典を読経すると、テームスは気絶してしまう。
テームスの精霊は地獄界をさまよい、祖先の霊が地獄に堕ちている惨状を見て泣き叫ぶ。鬼に虐待されているとき、鬼春別の精霊が現れてテームスを救う。
テームスは感謝し、心を改めて神に祈ると、無事に蘇生することが出来た。
テームスは鬼春別たちと心から和解して、広大な家を開放して三五教の社殿をつくる。また山林田畑を村人の共有として、新しき村をつくることになった。
- 第19~22章
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失脚した元・右守のベルツは王を憎み、その怨霊によってビクトリア王は重病になるが、万公別(まんこうわけ)によって怨霊は逃げ去った。
王は落胤のお民とめぐり会い、左守キュービットは落胤のアーシスとめぐり会い、歓喜の涙にむせぶ。