あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
朝香比女の神による「グロスの島」(葦原の国土)と「歎(なげき)の島」の物語。真火(まひ)の力と言霊(ことたま)の威力で、曲津を追い払って行く。
- 第1~6章
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朝香比女の神の一行は「万里(まで)の島」を発ち、曲神の集まる「グロスの島」に近づくと、グロノス、ゴロスの二巨頭はあらゆる曲神を呼び集めて攻撃し、舟の行く手を妨害する。
一行は島に上陸して火打ち石で雑草に火を点けると、大原野は焼き尽くし、グロノスとゴロスは逃げ去った。
- 第7~12章
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朝香比女の神は忍ケ丘(しのぶがをか)に大本営を構え、四柱の神を邪神の根拠地「グロスの沼」に向かわした。四柱が言霊を宣り上げると、グロノスとゴロスはのたうち回り、空高く逃げて行く。
御樋代神(みひしろがみ)の葦原比女(あしはらひめ)の神は鷹巣の山の宮を出て、朝香比女の神を迎えに現れた。
- 第13~20章
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朝香比女の神は火打ち石と万里の島のダイアモンドを葦原比女の神に贈る。
天に上弦の月と金星と土星が並んで輝くのを見て、この葦原の国土を改革すべき時が来たことを神々は感知する。葦原比女の神は国津神を天津神に昇格させ、今までの天津神を国津神に任じて、「葦原新国」と改称した。
- 第21~25章
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朝香比女の神の一行は南に舟を進ませ「歎の島」に上陸。国津神に迎えられるが、大蛇(おろち)の災いが多いことを聞き、それは主(ス)の大神を祭らずに邪神を祭っているためであると教える。
火打ち石を与え、再び舟に乗って「万里の海」を西方へ進んで行く。