あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
フサの国(ペルシャ)のイソの館からバラモン教を言向け和すために出発した言霊隊の第一陣・黄金姫、清照姫の母娘と、第二陣・照国別の物語。
- 第1~5章
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バラモン教主の大黒主(おおくろぬし)はインドのハルナ(ボンベイ、現在のムンバイ)に都をつくり、インドの王族の大半を従えていた。しかしデカタン高原のカルマタ国には常暗彦がウラル教の勢力を拡げ、フサの国のイソの館では神素盞嗚大神の三五教が勢力を伸ばしていた。
大黒主はウラル教を攻撃するため大足別(おおだるわけ)に、三五教を攻撃するため鬼春別(おにはるわけ)に、それぞれ進軍を命じる。
鬼春別は片彦将軍とランチ将軍を従えてイソ館へ進軍した。また大足別は釘彦将軍とエール将軍を従えてカルマタ国へ進軍した。
- 第6~9章
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言霊隊の第二陣・照国別は「クルスの森」で片彦将軍の部隊と出会い、一戦を交える。木花姫命(このはなひめのみこと)が杢助(もくすけ)の姿となって現れ、唐獅子(からじし)に乗ってバラモン軍を追い払った。
- 第10~14章
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言霊隊の第一陣・黄金姫と清照姫の母娘は玉山峠でランチ将軍の部隊と衝突するが、幾百頭もの狼が現れてバラモン軍を追い払ってくれた。
玉山峠の河底で気絶したレーブとカルは中有界(ちゅううかい)に迷い込み、天国を遊行する。
- 第15~20章
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照国別一行はデカタン高原へ出て、霊鷲山(りょうしゅうざん)に立ち寄り、バラモン教を言向け和しながらハルナの都へ進むことになった。黄金姫・清照姫一行はフサの国を横断し、船に乗り、海路からハルナの都へ進むことになった。