あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
太元顕津男(おほもとあきつを)の神の後を追って旅立った朝香比女の神の物語。国津神に火食の道を授ける話が記されている。
- 総説
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日本を始め世界各地の神話伝説がたくさん列記しており、霊界物語における天地開闢宇宙創造説と比較して、天地の相違があることが示されている。
- 第1~5章
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太元顕津男の神が「高地秀(たかちほ)の宮」を出て国生み神生みの旅に出発した後、高野比女の神を始め八柱の御樋代神(みひしろがみ)は、天津高宮に詣でた。高地秀の宮に帰る途中、曲津神が深い渓流と化して進路を妨害していたため、言霊の力で追い払う。再び曲津神が長大な山脈となり、その前に深い渓流をつくって妨害するが、これも言霊の力で消え去った。
- 第6~8章
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高地秀の宮に帰った後、御樋代神の一人・朝香比女の神は、太元顕津男の神に対する恋慕の心が募り、一人で太元顕津男の神の元へ旅立つ決心をする。他の神々がそれを制止するが、朝香比女の神は一人で駒に乗って一目散に駆けて行く。
- 第9~15章
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大野ケ原を一人で進む朝香比女の神の前に曲津神が巨大な怪物となって現れる。しかし火打ち石を打って真火(まひ)の光で追い払う。
栄城山の聖場で一夜を明かし、再び出発するが、その前に大沼が横たわっている。火で枯れ草を焼き、曲津神の化身である岩石を言霊の力で木舟に変じ、その舟で沼を渡る。
丘陵に国津神の村があり、朝香比女の神は魚介類を真火の力で火食する方法を教える。こうして紫微天界(しびてんかい)で火食の道が始まった。
朝香比女の神は、国津神の長の狭野比古(さぬひこ)を従えて、「西方(にしかた)の国」へ向かって進んで行く。
主な登場人物[?]基本的にセリフやアクションがある人物のみ採録しています。名前だけしか出てこない人は省いています。[×閉じる]: