あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
「真善美愛」篇は17歳の宣伝使・初稚姫(はつわかひめ)が活躍する。
まず第49・50巻はフサの国の河鹿峠の「祠の森」の物語である。
本巻では、「祠の森」の神殿を乗っ取った高姫を、妖幻坊(ようげんぼう)が悪へ誘いこんでゆく。
- 第1~5章
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フサの国(ペルシャ)河鹿峠の南坂にある「祠の森」に、玉国別(たまくにわけ)が神殿を築くことになった(第44巻第6章)。完成後、失明していた玉国別の目が見えるようになり、珍彦(うずひこ)を宮司に命じて、玉国別一行は森を去る。
- 第6~8章
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初稚姫は大黒主調伏のためイソ館を出発。途中で霊犬スマートと出会い、以後行動を共にする。
- 第9~20章
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祠の森の神殿に高姫が現れ、宮司の珍彦らをうまく丸め込んで、掌中に収めてしまう。
高姫は、初稚姫の父親の杢助(もくすけ)と夫婦になるが、実は妖幻坊という兇党界の兇霊が変身した偽の杢助で、以後、高姫の霊魂はますます悪化して行く。
高姫は妖幻坊にそそのかされて、珍彦・静子夫婦を毒殺しようと謀るが、初稚姫とスマートによって阻止される。妖幻坊はスマートに怯えて森へ逃げ去った。