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第27巻(寅の巻)
序文
凡例
総説歌
第1篇 聖地の秋
01 高姫館
〔783〕
02 清潔法
〔784〕
03 魚水心
〔785〕
第2篇 千差万別
04 教主殿
〔786〕
05 玉調べ
〔787〕
06 玉乱
〔788〕
07 猫の恋
〔789〕
第3篇 神仙霊境
08 琉と球
〔790〕
09 女神託宣
〔791〕
10 太平柿
〔792〕
11 茶目式
〔793〕
第4篇 竜神昇天
12 湖上の怪物
〔794〕
13 竜の解脱
〔795〕
14 草枕
〔796〕
15 情意投合
〔797〕
第5篇 清泉霊沼
16 琉球の神
〔798〕
17 沼の女神
〔799〕
18 神格化
〔800〕
余白歌
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第四章
教主殿
(
けうしゆでん
)
〔七八六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第27巻 海洋万里 寅の巻
篇:
第2篇 千差万別
よみ(新仮名遣い):
せんさばんべつ
章:
第4章 教主殿
よみ(新仮名遣い):
きょうしゅでん
通し章番号:
786
口述日:
1922(大正11)年07月23日(旧閏05月29日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年6月20日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
教主殿の奥の広間には、言依別命をはじめとして、梅子姫、五十子姫、英子姫、亀彦、音彦、玉能姫、玉治別、初稚姫、杢助が集まって、麻邇の宝珠の処置について協議を凝らしていた。
そこへ高姫・黒姫・高山彦の三人がやってきた。言依別命は三人を上座に招くが、高姫は嫌味を言い、ついでに玉能姫に当り散らし、ついで玉治別、梅子姫、五十子姫、英子姫にもひととおり当たり散らした。
玉治別は、なにほど系統だといっても、高姫に迎合盲従はできない、と反撃する。高姫は黒姫・高山彦にも言い負けぬようにとけしかける。黒姫は、杢助・初稚姫・玉能姫につっかかる。
玉治別が割って入って黒姫の話の腰を折ろうとしたので、高姫は玉治別をたしなめた。そして怒り心頭に達した振りをして、その場を立って帰ろうとする。英子姫が下手に出て高姫を留めると、高姫はしてやったりとその場に居直った。
高姫は、麻邇の宝珠を信者に公開するに当たってまず自分たちが玉を検めると手はずを決めだした。玉治別が茶々を入れたが、英子姫、五十子姫にたしなめられ、高姫の指図どおりに麻邇の宝珠公開の段取りが決められた。
杢助は来る九月二十三日を公開日と定め、一同賛成の後、各自退場していった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2021-10-23 19:59:39
OBC :
rm2704
愛善世界社版:
81頁
八幡書店版:
第5輯 271頁
修補版:
校定版:
85頁
普及版:
35頁
初版:
ページ備考:
001
松
(
まつ
)
の
老木
(
らうぼく
)
、
梅林
(
うめばやし
)
002
楓
(
かへで
)
の
紅葉
(
もみぢ
)
、
百日紅
(
さるすべり
)
003
木斛
(
もくこく
)
、
木犀
(
もくせい
)
、
樅
(
もみ
)
、
多羅樹
(
たら
)
や
004
緑紅
(
みどりくれなゐ
)
こきまぜて
005
幽邃
(
いうすゐ
)
閑雅
(
かんが
)
の
神苑地
(
しんゑんち
)
006
魚鱗
(
ぎよりん
)
の
波
(
なみ
)
を
湛
(
たた
)
へたる
007
金竜池
(
きんりういけ
)
に
影
(
かげ
)
映
(
うつ
)
す
008
言霊閣
(
ことたまかく
)
は
雲表
(
うんぺう
)
に
009
聳
(
そそ
)
りて
下界
(
げかい
)
を
睥睨
(
へいげい
)
し
010
神威
(
しんゐ
)
は
四方
(
よも
)
に
赫々
(
くわくくわく
)
と
011
轟
(
とどろ
)
き
亘
(
わた
)
る
三五
(
あななひ
)
の
012
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
教主殿
(
けうしゆでん
)
013
八咫
(
やた
)
の
広間
(
ひろま
)
に
寄
(
よ
)
り
集
(
つど
)
ふ
014
梅子
(
うめこ
)
の
姫
(
ひめ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
015
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
に
朝夕
(
あさゆふ
)
に
016
いそしみ
仕
(
つか
)
ふる
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
017
闇
(
やみ
)
をはらして
英子姫
(
ひでこひめ
)
018
万代
(
よろづよ
)
寿
(
ことほ
)
ぐ
亀彦
(
かめひこ
)
や
019
五十鈴
(
いすず
)
の
滝
(
たき
)
の
音彦
(
おとひこ
)
や
020
心
(
こころ
)
も
光
(
ひか
)
る
玉能姫
(
たまのひめ
)
021
玉治別
(
たまはるわけ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
022
初稚姫
(
はつわかひめ
)
や
杢助
(
もくすけ
)
は
023
言依別
(
ことよりわけ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
024
奥
(
おく
)
の
広間
(
ひろま
)
に
座
(
ざ
)
を
占
(
し
)
めて
025
玉依姫
(
たまよりひめ
)
の
賜
(
たま
)
ひたる
026
麻邇
(
まに
)
の
宝珠
(
ほつしゆ
)
の
処置
(
しよち
)
につき
027
互
(
たがひ
)
に
協議
(
けふぎ
)
を
凝
(
こ
)
らし
居
(
を
)
る
028
時
(
とき
)
しもあれや
玄関
(
げんくわん
)
に
029
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
る
三人
(
みたり
)
連
(
づ
)
れ
030
御免
(
ごめん
)
々々
(
ごめん
)
と
訪
(
おとな
)
へば
031
玉治別
(
たまはるわけ
)
は
出迎
(
いでむか
)
へ
032
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
るより
慇懃
(
いんぎん
)
に
033
笑顔
(
ゑがほ
)
を
作
(
つく
)
り
腰
(
こし
)
屈
(
かが
)
め
034
高姫
(
たかひめ
)
さまか
黒姫
(
くろひめ
)
か
035
高山彦
(
たかやまひこ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
036
ようこそお
入来
(
いで
)
下
(
くだ
)
さつた
037
言依別
(
ことよりわけ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
038
其
(
その
)
他
(
た
)
数多
(
あまた
)
のお
歴々
(
れきれき
)
039
今朝
(
けさ
)
からひどう
御
(
お
)
待兼
(
まちか
)
ね
040
サアサア
御
(
お
)
通
(
とほ
)
りなさいませ
041
高姫
(
たかひめ
)
軽
(
かる
)
く
会釈
(
ゑしやく
)
して
042
それは
皆
(
みな
)
さまお
待兼
(
まちか
)
ね
043
奥
(
おく
)
へ
案内
(
あんない
)
願
(
ねが
)
ひませう
044
黒姫
(
くろひめ
)
さまや
高山彦
(
たかやまひこ
)
の
045
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
のお
二方
(
ふたかた
)
046
サアサア
共
(
とも
)
に
参
(
まゐ
)
りませう
047
黒姫
(
くろひめ
)
夫婦
(
ふうふ
)
は
黙々
(
もくもく
)
と
048
ものをも
言
(
い
)
はず
足摺
(
あしず
)
りし
049
静々
(
しづしづ
)
あとに
従
(
したが
)
うて
050
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
さして
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
る。
051
高姫
(
たかひめ
)
『ヤア
是
(
これ
)
は
是
(
これ
)
は
言依別
(
ことよりわけ
)
様
(
さま
)
を
始
(
はじ
)
め、
052
英子姫
(
ひでこひめ
)
様
(
さま
)
其
(
その
)
他
(
た
)
のお
歴々
(
れきれき
)
様
(
さま
)
方
(
がた
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
も
憚
(
はばか
)
らず、
053
賤
(
いや
)
しき
高姫
(
たかひめ
)
、
054
恐
(
おそ
)
れ
気
(
げ
)
もなく
御
(
お
)
伺
(
うかが
)
ひ
致
(
いた
)
しまして、
055
さぞ
御
(
お
)
居間
(
ゐま
)
を
汚
(
けが
)
すことで
御座
(
ござ
)
いませう。
056
何事
(
なにごと
)
も
神直日
(
かむなほひ
)
大直日
(
おほなほひ
)
に
広
(
ひろ
)
き
御心
(
みこころ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
しまして、
057
此
(
この
)
老骨
(
らうこつ
)
をお
咎
(
とが
)
めなく
可愛
(
かあい
)
がつて
下
(
くだ
)
さいませ』
058
一同
(
いちどう
)
は
一
(
いち
)
時
(
じ
)
に
手
(
て
)
をついて、
059
礼
(
れい
)
を
施
(
ほどこ
)
した。
060
言依別
(
ことよりわけ
)
『
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
、
061
そこは
端近
(
はしぢか
)
、
062
ここにあなた
方
(
がた
)
お
三人
(
さんにん
)
様
(
さま
)
のお
席
(
せき
)
が
拵
(
こしら
)
へて
御座
(
ござ
)
います。
063
どうぞこちらへお
坐
(
すわ
)
り
下
(
くだ
)
さいませ』
064
高姫
(
たかひめ
)
『
何分
(
なにぶん
)
にも
身魂
(
みたま
)
の
研
(
みが
)
けぬ、
065
偽日
(
にせひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
や、
066
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじう
)
の
身魂
(
みたま
)
計
(
ばか
)
りで
御座
(
ござ
)
いまするから、
067
そんな
正座
(
しやうざ
)
につきますのは
畏
(
おそ
)
れ
多
(
おほ
)
う
御座
(
ござ
)
います。
068
庭
(
には
)
の
隅
(
すみ
)
つこで
結構
(
けつこう
)
で
御座
(
ござ
)
いますが、
069
御
(
お
)
言葉
(
ことば
)
に
甘
(
あま
)
えて、
070
お
歴々
(
れきれき
)
様
(
さま
)
の
末席
(
ばつせき
)
を
汚
(
けが
)
さして
頂
(
いただ
)
くことになりました。
071
どうぞ
左様
(
さやう
)
な
御
(
ご
)
心配
(
しんぱい
)
は
下
(
くだ
)
さいますな』
072
玉能姫
(
たまのひめ
)
『
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
、
073
さういふ
御
(
ご
)
遠慮
(
ゑんりよ
)
には
及
(
およ
)
びますまい。
074
教主
(
けうしゆ
)
様
(
さま
)
の
御
(
お
)
言葉
(
ことば
)
、
075
どうぞお
三人
(
さんにん
)
様
(
さま
)
共
(
とも
)
快
(
こころよ
)
くお
坐
(
すわ
)
り
下
(
くだ
)
さいませ』
076
高姫
(
たかひめ
)
『コレお
節
(
せつ
)
、
077
御
(
ご
)
歴々
(
れきれき
)
様
(
さま
)
の
中
(
なか
)
も
憚
(
はばか
)
らず、
078
何
(
なに
)
をツベコベと……
女
(
をんな
)
のかしましい……
口出
(
くちだ
)
しなさるのだ。
079
チツと
御
(
お
)
慎
(
つつし
)
み
遊
(
あそ
)
ばせ。
080
もう
少
(
すこ
)
し
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
感化
(
かんくわ
)
に
依
(
よ
)
りて
淑女
(
しゆくぢよ
)
におなりなさつたかと
思
(
おも
)
へば、
081
ヤツパリお
里
(
さと
)
は
争
(
あらそ
)
はれぬもの、
082
平助
(
へいすけ
)
やお
楢
(
なら
)
の
娘
(
むすめ
)
のお
節
(
せつ
)
丈
(
だけ
)
あつて、
083
名
(
な
)
は
立派
(
りつぱ
)
な
玉能姫
(
たまのひめ
)
さまでも、
084
ヤツパリ
落付
(
おちつ
)
きがないので、
085
かういふ
時
(
とき
)
には
醜態
(
みつと
)
もない。
086
高姫
(
たかひめ
)
がかう
申
(
まを
)
すと、
087
猜疑心
(
さいぎしん
)
か、
088
意地悪
(
いぢわる
)
かの
様
(
やう
)
に
思
(
おも
)
ふでせうが、
089
決
(
けつ
)
して
私
(
わたし
)
はそんな
心
(
こころ
)
は
毛頭
(
まうとう
)
も
持
(
も
)
ちませぬ。
090
お
前
(
まへ
)
さまの
身魂
(
みたま
)
を
立派
(
りつぱ
)
なものに
研
(
みが
)
き
上
(
あ
)
げて、
091
神業
(
しんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
なさつた
手前
(
てまへ
)
、
092
恥
(
はづか
)
しくない
様
(
やう
)
に、
093
終始
(
しうし
)
一貫
(
いつくわん
)
した
神司
(
かむづかさ
)
にして
上
(
あ
)
げたい
計
(
ばか
)
り、
094
お
気
(
き
)
に
障
(
さは
)
る
様
(
やう
)
なことを
申
(
まを
)
しますワイ。
095
必
(
かなら
)
ず
必
(
かなら
)
ず
三五教
(
あななひけう
)
の
教
(
をしへ
)
は、
096
悪意
(
あくい
)
に
取
(
と
)
つてはなりませぬぞ。
097
序
(
ついで
)
に
初稚姫
(
はつわかひめ
)
にも
云
(
い
)
うておきますが、
098
お
前
(
まへ
)
もチツとは
我慢
(
がまん
)
が
強
(
つよ
)
い。
099
何程
(
なにほど
)
杢
(
もく
)
が
総務
(
そうむ
)
ぢやと
云
(
い
)
つて、
100
親
(
おや
)
を
笠
(
かさ
)
に
被
(
かぶ
)
り
年端
(
としは
)
も
行
(
ゆ
)
かぬ
癖
(
くせ
)
に
肩
(
かた
)
で
風
(
かぜ
)
を
切
(
き
)
り、
101
横柄面
(
わうへいづら
)
を
曝
(
さら
)
してはなりませぬぞ。
102
金剛
(
こんがう
)
不壊
(
ふえ
)
の
如意
(
によい
)
宝珠
(
ほつしゆ
)
を
何々
(
なになに
)
したと
思
(
おも
)
つて
慢心
(
まんしん
)
すると、
103
又
(
また
)
後戻
(
あともど
)
りを
致
(
いた
)
さねばなりませぬから、
104
慈母
(
じぼ
)
の
愛
(
あい
)
を
以
(
もつ
)
て
行末
(
ゆくすゑ
)
永
(
なが
)
きお
前
(
まへ
)
さまに
注意
(
ちうい
)
を
与
(
あた
)
へます』
105
玉能姫
(
たまのひめ
)
『ハイ
何
(
なに
)
から
何
(
なに
)
まで
御
(
お
)
心
(
こころ
)
をこめられし
御
(
ご
)
教訓
(
けうくん
)
、
106
猜疑心
(
さいぎしん
)
などは
少
(
すこ
)
しも
持
(
も
)
ちませぬ。
107
此
(
この
)
上
(
うへ
)
、
108
何事
(
なにごと
)
も
万事
(
ばんじ
)
足
(
た
)
らはぬ
玉能姫
(
たまのひめ
)
、
109
御
(
ご
)
指導
(
しだう
)
を
御
(
お
)
願
(
ねが
)
ひ
致
(
いた
)
します』
110
高姫
(
たかひめ
)
『お
前
(
まへ
)
さまはそれだから
可
(
い
)
かぬのだ。
111
ヘン、
112
言依別
(
ことよりわけ
)
の
教主
(
けうしゆ
)
さまから、
113
紫
(
むらさき
)
の
玉
(
たま
)
の
御用
(
ごよう
)
を
仰
(
あふ
)
せつけられ、
114
何々
(
なになに
)
へ
何々
(
なになに
)
したと
思
(
おも
)
つて、
115
鼻
(
はな
)
にかけ、
116
玉能姫
(
たまのひめ
)
なんて、
117
傲慢
(
ごうまん
)
不遜
(
ふそん
)
にも
程
(
ほど
)
があるぢやありませぬか。
118
そんな
保護色
(
ほごしよく
)
は
綺麗
(
きれい
)
サツパリと
払拭
(
ふつしき
)
し
去
(
さ
)
り、
119
何故
(
なぜ
)
お
節
(
せつ
)
と
仰有
(
おつしや
)
らぬのだ。
120
かう
申
(
まを
)
すと
又
(
また
)
お
前
(
まへ
)
さまは
平助
(
へいすけ
)
でもない、
121
お
楢
(
なら
)
でもない
様
(
やう
)
な、
122
お
節介
(
せつかい
)
ぢやと
御
(
ご
)
立腹
(
りつぷく
)
なさるだらうが、
123
人
(
ひと
)
は
謙遜
(
けんそん
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が
肝腎
(
かんじん
)
ですよ。
124
今後
(
こんご
)
はキツと
玉能姫
(
たまのひめ
)
なぞと
大
(
だい
)
それた
事
(
こと
)
は
御
(
ご
)
遠慮
(
ゑんりよ
)
なさつたがよからう。
125
何
(
なに
)
から
何
(
なに
)
まで、
126
酢
(
す
)
につけ
味噌
(
みそ
)
につけ、
127
八当
(
やつあた
)
りに
当
(
あた
)
つて
根性悪
(
こんじやうわる
)
を
高姫
(
たかひめ
)
さまがなさるなぞと
思
(
おも
)
つちや
大間違
(
おほまちがひ
)
ですよ。
128
……これお
節
(
せつ
)
さま、
129
わたしの
申
(
まを
)
すことに
点
(
てん
)
の
打
(
う
)
ち
所
(
どこ
)
がありますかなア』
130
玉能姫
(
たまのひめ
)
『ハイ、
131
実
(
じつ
)
に
聖者
(
せいじや
)
のお
言葉
(
ことば
)
、
132
名論
(
めいろん
)
卓説
(
たくせつ
)
、
133
玉能姫
(
たまのひめ
)
……エー
否々
(
いやいや
)
お
節
(
せつ
)
、
134
誠
(
まこと
)
に
感服
(
かんぷく
)
仕
(
つかまつ
)
りました。
135
其
(
その
)
剛情
(
がうじやう
)
……イエイエ
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
には
少
(
すこ
)
しも
仇
(
あだ
)
は
御座
(
ござ
)
いませぬ、
136
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
個人
(
こじん
)
としてはお
節
(
せつ
)
でも、
137
お
尻
(
いど
)
でも
少
(
すこ
)
しも
構
(
かま
)
ひませぬが、
138
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
します
時
(
とき
)
は、
139
教主
(
けうしゆ
)
様
(
さま
)
から
賜
(
たま
)
はつた
玉能姫
(
たまのひめ
)
の
職掌
(
しよくしやう
)
に
奉仕
(
ほうし
)
せねばなりませぬから、
140
公
(
おほやけ
)
の
席
(
せき
)
に
於
(
おい
)
ては、
141
どうぞ
玉能姫
(
たまのひめ
)
と
申
(
まを
)
すことをお
許
(
ゆる
)
し
下
(
くだ
)
さいませ』
142
高姫
(
たかひめ
)
『
女
(
をんな
)
と
云
(
い
)
ふ
者
(
もの
)
はさう
表
(
おもて
)
に
立
(
た
)
つて、
143
堂々
(
だうだう
)
と
神業
(
しんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
するものではありませぬ。
144
オツトドツコイ……それはエー、
145
ある
人
(
ひと
)
の
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
、
146
私
(
わたし
)
とても
女
(
をんな
)
宣伝使
(
せんでんし
)
、
147
女
(
をんな
)
でなくちや、
148
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
の
初
(
はじめ
)
から
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
けぬ
国
(
くに
)
、
149
言依別
(
ことよりわけ
)
の
教主
(
けうしゆ
)
様
(
さま
)
もヤツパリ
女
(
をんな
)
に……
綺麗
(
きれい
)
な
女
(
をんな
)
の
言葉
(
ことば
)
は
受取
(
うけとり
)
易
(
やす
)
いと
見
(
み
)
えますワイ。
150
オツホヽヽヽ、
151
もう
斯
(
こ
)
う
皺
(
しわ
)
が
寄
(
よ
)
つて
醜
(
みにく
)
うなると、
152
到底
(
たうてい
)
若
(
わか
)
い
教主
(
けうしゆ
)
様
(
さま
)
のお
気
(
き
)
に
入
(
い
)
らないのは
尤
(
もつと
)
もで
御座
(
ござ
)
います。
153
こんなことを
申
(
まを
)
すと、
154
又
(
また
)
高姫
(
たかひめ
)
鉄道
(
てつだう
)
の
脱線
(
だつせん
)
だと
仰有
(
おつしや
)
るかも
知
(
し
)
れませぬが、
155
決
(
けつ
)
して
脱線
(
だつせん
)
でも
転覆
(
てんぷく
)
でも
御座
(
ござ
)
いませぬぞ。
156
皆
(
みんな
)
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
さまが
私
(
わたし
)
の
口
(
くち
)
を
借
(
か
)
つての
御
(
ご
)
託宣
(
たくせん
)
、
157
冷静
(
れいせい
)
に
聞
(
き
)
き
流
(
なが
)
されては
高姫
(
たかひめ
)
聊
(
いささ
)
か
迷惑
(
めいわく
)
を
致
(
いた
)
します。
158
お
節
(
せつ
)
計
(
ばか
)
りでない、
159
お
初
(
はつ
)
も
其
(
その
)
通
(
とほ
)
り、
160
初稚姫
(
はつわかひめ
)
なぞと
大
(
だい
)
それたことを
言
(
い
)
つちやなりませぬぞ。
161
本末
(
ほんまつ
)
自他
(
じた
)
公私
(
こうし
)
を
明
(
あきら
)
かにせなならぬお
道
(
みち
)
、
162
神
(
かみ
)
第一
(
だいいち
)
、
163
人事
(
じんじ
)
第二
(
だいに
)
ぢやありませぬか。
164
私
(
わたし
)
は
系統
(
ひつぽう
)
の
身魂
(
みたま
)
、
165
四魂
(
しこん
)
の
中
(
なか
)
の
一人
(
ひとり
)
、
166
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
、
167
言依別
(
ことよりわけ
)
さまが
何程
(
なにほど
)
偉
(
えら
)
くても
人間
(
にんげん
)
さまぢや。
168
人間
(
にんげん
)
の
言
(
い
)
ふことを
聞
(
き
)
いて、
169
此
(
この
)
生神
(
いきがみ
)
の
言葉
(
ことば
)
を
冷
(
ひや
)
やかな
耳
(
みみ
)
で
聞
(
き
)
き
流
(
なが
)
すとは、
170
主客
(
しゆきやく
)
転倒
(
てんたふ
)
、
171
天地
(
てんち
)
転覆
(
てんぷく
)
も
甚
(
はなはだ
)
しいと
云
(
い
)
はねばなりませぬぞえ。
172
……コレ
田吾作
(
たごさく
)
、
173
お
前
(
まへ
)
も
余程
(
よほど
)
偉者
(
えらもの
)
になつたなア。
174
竜宮
(
りうぐう
)
の
一
(
ひつ
)
つ
島
(
じま
)
へ
行
(
い
)
つて、
175
玉依姫
(
たまよりひめ
)
様
(
さま
)
に
玉
(
たま
)
を
頂
(
いただ
)
き
乍
(
なが
)
ら、
176
スレツからしの
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
に
渡
(
わた
)
したぢやないか。
177
ヤツパリ
田吾作
(
たごさく
)
はどこ
迄
(
まで
)
も
田吾作
(
たごさく
)
ぢや、
178
どこともなく
目尻
(
めじり
)
が
下
(
さが
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
179
何程
(
なにほど
)
顔
(
かほ
)
が
美
(
うつく
)
しくても……
其
(
その
)
声
(
こゑ
)
で
蜴
(
とかげ
)
喰
(
くら
)
ふか
時鳥
(
ほととぎす
)
……、
180
心
(
こころ
)
の
奥
(
おく
)
の
奥
(
おく
)
まで、
181
なぜ
見抜
(
みぬ
)
きなさらぬ。
182
そんな
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
の
様
(
やう
)
な
若
(
わか
)
い
方
(
かた
)
に
渡
(
わた
)
すのならば、
183
なぜスツと
持
(
も
)
つて
帰
(
かへ
)
つて、
184
立派
(
りつぱ
)
な
生宮
(
いきみや
)
にお
渡
(
わた
)
しせぬのぢやい。
185
お
節
(
せつ
)
だつて、
186
お
初
(
はつ
)
だつて、
187
皆
(
みんな
)
量見
(
りやうけん
)
が
間違
(
まちが
)
つて
居
(
を
)
るぢやないか。
188
あんまり
甚
(
はなはだ
)
しい
矛盾
(
むじゆん
)
で、
189
開
(
あ
)
いた
口
(
くち
)
が
塞
(
ふさ
)
がりませぬワイな。
190
……コレコレ
英子姫
(
ひでこひめ
)
さま、
191
梅子姫
(
うめこひめ
)
さま、
192
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
さま、
193
お
前
(
まへ
)
さまは
変性
(
へんじやう
)
女子
(
によし
)
の
系統
(
ひつぽう
)
、
194
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
を
閉
(
し
)
めた
身魂
(
みたま
)
の
血筋
(
ちすぢ
)
だから、
195
よほど
遠慮
(
ゑんりよ
)
をなさらぬと
可
(
い
)
けませぬぞえ。
196
人
(
ひと
)
がチヤホヤ
言
(
い
)
うと、
197
つい
好
(
よ
)
い
気
(
き
)
になるものだ。
198
何程
(
なにほど
)
立派
(
りつぱ
)
な
賢
(
かしこ
)
い
人間
(
にんげん
)
でも、
199
悪
(
わる
)
くいはれるのは
気
(
き
)
の
好
(
よ
)
くないもの、
200
寄
(
よ
)
つてかかつて
持上
(
もちあ
)
げられると、
201
つい
好
(
よ
)
い
気
(
き
)
になり、
202
馬鹿
(
ばか
)
にしられますぞえ。
203
表
(
おもて
)
で
持上
(
もちあ
)
げておいて、
204
蔭
(
かげ
)
でソツと
舌
(
した
)
を
出
(
だ
)
す
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
で
御座
(
ござ
)
いますからな』
205
英子姫
(
ひでこひめ
)
『ハイ、
206
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います。
207
御
(
ご
)
懇切
(
こんせつ
)
な
御
(
ご
)
注意
(
ちうい
)
、
208
今後
(
こんご
)
の
神界
(
しんかい
)
に
奉仕
(
ほうし
)
する
上
(
うへ
)
に
於
(
おい
)
ても、
209
あなたのお
言葉
(
ことば
)
は
私
(
わたし
)
の
為
(
ため
)
には
貴重
(
きちよう
)
なる
羅針盤
(
らしんばん
)
で
御座
(
ござ
)
います。
210
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
面従
(
めんじう
)
腹背
(
ふくはい
)
的
(
てき
)
の
人間
(
にんげん
)
は、
211
此
(
この
)
質朴
(
しつぼく
)
なる
今
(
いま
)
の
時代
(
じだい
)
には
御座
(
ござ
)
いますまい。
212
善
(
ぜん
)
は
善
(
ぜん
)
、
213
悪
(
あく
)
は
悪
(
あく
)
とハツキリ
区劃
(
くくわく
)
が
立
(
た
)
つて
居
(
を
)
りまする。
214
左様
(
さやう
)
な
瓢鯰
(
へうねん
)
的
(
てき
)
の
行動
(
かうどう
)
をとる
人間
(
にんげん
)
は、
215
三十万
(
さんじふまん
)
年
(
ねん
)
未来
(
みらい
)
の
二十
(
にじつ
)
世紀
(
せいき
)
とか
云
(
い
)
ふ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
行
(
おこな
)
はれる
人間
(
にんげん
)
同志
(
どうし
)
の
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
でせう』
216
高姫
(
たかひめ
)
『
過去
(
くわこ
)
現在
(
げんざい
)
未来
(
みらい
)
一貫
(
いつくわん
)
の
真理
(
しんり
)
、
217
そんな
好
(
よ
)
い
気
(
き
)
な
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
らつしやるから、
218
無調法
(
ぶてうはふ
)
が
出来
(
でき
)
ますのだ。
219
エ、
220
併
(
しか
)
し
大
(
たい
)
した……あなた
方
(
がた
)
に
不調法
(
ぶてうはふ
)
は
出来
(
でき
)
て
居
(
を
)
らないから、
221
先
(
ま
)
づ
安心
(
あんしん
)
だが、
222
併
(
しか
)
し
三五教
(
あななひけう
)
は
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
は
誰
(
たれ
)
、
223
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
即
(
すなは
)
ち
玉依姫
(
たまよりひめ
)
の
生宮
(
いきみや
)
は
誰
(
たれ
)
だと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が
分
(
わか
)
らなければ、
224
どこまでも
御
(
ご
)
神業
(
しんげふ
)
は
成就
(
じやうじゆ
)
致
(
いた
)
しませぬぞ。
225
それが
分
(
わか
)
らねば
駄目
(
だめ
)
ですから、
226
今後
(
こんご
)
は
私
(
わたし
)
の
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
きますかな』
227
玉治別
(
たまはるわけ
)
『モシ
英子姫
(
ひでこひめ
)
様
(
さま
)
、
228
決
(
けつ
)
して
何事
(
なにごと
)
も
高姫
(
たかひめ
)
さまが
系統
(
ひつぽう
)
だと
云
(
い
)
つて、
229
一々
(
いちいち
)
迎合
(
げいがふ
)
盲従
(
まうじう
)
は
出来
(
でき
)
ませぬぞ。
230
婆心
(
ばしん
)
乍
(
なが
)
ら
一寸
(
ちよつと
)
一言
(
いちごん
)
申上
(
まをしあ
)
げておきます』
231
英子姫
(
ひでこひめ
)
『ハイ
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います』
232
高姫
(
たかひめ
)
『コレ
田吾
(
たご
)
、
233
お
前
(
まへ
)
の
出
(
で
)
る
幕
(
まく
)
とは
違
(
ちが
)
ひますぞ。
234
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
が
命令
(
めいれい
)
する。
235
此
(
この
)
場
(
ば
)
を
速
(
すみやか
)
に
退席
(
たいせき
)
なされ』
236
玉治別
(
たまはるわけ
)
『ここは
言依別
(
ことよりわけ
)
様
(
さま
)
の
御
(
おん
)
館
(
やかた
)
、
237
御
(
ご
)
主人側
(
しゆじんがは
)
より
退席
(
たいせき
)
せよと
仰
(
あふ
)
せになる
迄
(
まで
)
は、
238
一寸
(
いつすん
)
も
動
(
うご
)
きませぬ。
239
我々
(
われわれ
)
は
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
因縁
(
いんねん
)
はチツとも
存
(
ぞん
)
じませぬ。
240
只
(
ただ
)
言依別
(
ことよりわけ
)
の
教主
(
けうしゆ
)
に
盲従
(
もうじう
)
否
(
いな
)
明従
(
めいじう
)
して
居
(
を
)
るのですから、
241
御
(
お
)
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
乍
(
なが
)
ら
貴女
(
あなた
)
の
要求
(
えうきう
)
には
応
(
おう
)
じかねます。
242
何分
(
なにぶん
)
頻々
(
ひんぴん
)
として
註文
(
ちうもん
)
が
殺到
(
さつたう
)
して
居
(
ゐ
)
る、
243
今
(
いま
)
が
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
店
(
みせ
)
で
御座
(
ござ
)
いますから、
244
アハヽヽヽ』
245
高姫
(
たかひめ
)
『コレ
黒姫
(
くろひめ
)
さま、
246
高山彦
(
たかやまひこ
)
さま、
247
お
前
(
まへ
)
さまは
借
(
か
)
つて
来
(
き
)
た
狆
(
ちん
)
の
様
(
やう
)
に、
248
何
(
なに
)
を
怖
(
お
)
ぢ
怖
(
お
)
ぢしてるのだ。
249
日頃
(
ひごろ
)
の
鬱憤
(
うつぷん
)
………イヤイヤ
蘊蓄
(
うんちく
)
を
吐露
(
とろ
)
して、
250
お
前
(
まへ
)
さまの
真心
(
まごころ
)
を
皆
(
みな
)
さまの
前
(
まへ
)
に
披瀝
(
ひれき
)
し、
251
諒解
(
りやうかい
)
を
得
(
え
)
ておかねば
今後
(
こんご
)
の
目的
(
もくてき
)
……
否
(
いや
)
神業
(
しんげふ
)
が
完全
(
くわんぜん
)
に
勤
(
つと
)
まりますまい』
252
黒姫
(
くろひめ
)
『あまり
貴女
(
あなた
)
の……とつかけ
引
(
ひ
)
つかけ、
253
流暢
(
りうちやう
)
な
御
(
ご
)
弁舌
(
べんぜつ
)
で、
254
私
(
わたし
)
が
一言
(
いちごん
)
半句
(
はんく
)
も
申上
(
まをしあ
)
げる
余地
(
よち
)
がなかつたので
御座
(
ござ
)
います』
255
高姫
(
たかひめ
)
『アヽさうだつたか、
256
オホヽヽヽ。
257
余
(
あんま
)
り
話
(
はなし
)
に
実
(
み
)
が
入
(
い
)
つて
気
(
き
)
がつきませなんだ。
258
そんなら
黒姫
(
くろひめ
)
さま、
259
発言権
(
はつげんけん
)
を
貴女
(
あなた
)
にお
渡
(
わた
)
し
致
(
いた
)
します』
260
黒姫
(
くろひめ
)
『ハイ
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います。
261
私
(
わたし
)
としては
別
(
べつ
)
にこれと
云
(
い
)
ふ
意見
(
いけん
)
も
御座
(
ござ
)
いませぬが、
262
只
(
ただ
)
皆様
(
みなさま
)
に
御
(
ご
)
了解
(
れうかい
)
を
願
(
ねが
)
つておきたいのは、
263
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
様
(
さま
)
即
(
すなは
)
ち
玉依姫
(
たまよりひめ
)
様
(
さま
)
の
肉
(
にく
)
のお
宮
(
みや
)
は、
264
黒姫
(
くろひめ
)
だと
云
(
い
)
ふことを
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
御
(
ご
)
了解
(
れうかい
)
願
(
ねが
)
ひたいので
御座
(
ござ
)
います』
265
杢助
(
もくすけ
)
『アハヽヽヽ』
266
黒姫
(
くろひめ
)
『コレ
杢
(
もく
)
さま、
267
何
(
なに
)
が
可笑
(
をか
)
しいのですか。
268
チト
失敬
(
しつけい
)
ぢやありませぬか』
269
と
舌鋒
(
ぜつぽう
)
を
向
(
む
)
けかける。
270
杢助
(
もくすけ
)
『
黙
(
もく
)
して
語
(
かた
)
らず……
杢助
(
もくすけ
)
の
今日
(
こんにち
)
の
態度
(
たいど
)
、
271
さぞ
貴女
(
あなた
)
にも
飽
(
あ
)
き
足
(
た
)
らないでせう。
272
杢助
(
もくすけ
)
は
総務
(
そうむ
)
として、
273
責任
(
せきにん
)
の
地位
(
ちゐ
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
以上
(
いじやう
)
、
274
成行
(
なりゆ
)
きを
見
(
み
)
た
上
(
うへ
)
で、
275
何
(
なん
)
とか
申上
(
まをしあ
)
げませう』
276
黒姫
(
くろひめ
)
『コレ
玉治別
(
たまはるわけ
)
さま、
277
玉能姫
(
たまのひめ
)
さま、
278
一番
(
いちばん
)
お
偉
(
えら
)
い
初稚姫
(
はつわかひめ
)
さま、
279
お
前
(
まへ
)
さまはあの
玉
(
たま
)
を
誰
(
たれ
)
に
貰
(
もら
)
つたと
思
(
おも
)
うて
居
(
ゐ
)
ますか』
280
初稚姫
(
はつわかひめ
)
『ハイ、
281
竜
(
たつ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
の
玉依姫
(
たまよりひめ
)
様
(
さま
)
から……』
282
玉能姫
(
たまのひめ
)
『
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
さまから………』
283
黒姫
(
くろひめ
)
『そらさうに
違
(
ちが
)
ひありますまい。
284
そんなら
私
(
わたし
)
を
何
(
なん
)
とお
考
(
かんが
)
へですか』
285
初稚姫
(
はつわかひめ
)
『あなたは
怖
(
こは
)
いお
婆
(
ば
)
アさまの
黒姫
(
くろひめ
)
さまだと
思
(
おも
)
ひます。
286
違
(
ちが
)
ひますかな』
287
玉能姫
(
たまのひめ
)
『
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
様
(
さま
)
の
生宮
(
いきみや
)
だと
聞
(
き
)
いて
居
(
を
)
りまする』
288
黒姫
(
くろひめ
)
『さうか、
289
お
前
(
まへ
)
さまはヤツパリ
年
(
とし
)
とつとる
丈
(
だけ
)
で、
290
どこともなしに
確
(
しつか
)
りして
居
(
を
)
る。
291
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
聞
(
き
)
いた
計
(
ばか
)
りで、
292
信
(
しん
)
じなければ
何
(
なん
)
にもなりませぬぞ。
293
信
(
しん
)
じて
居
(
を
)
られますか、
294
居
(
を
)
られませぬか、
295
それが
根本
(
こんぽん
)
問題
(
もんだい
)
です』
296
玉能姫
(
たまのひめ
)
『ハイ、
297
帝国
(
ていこく
)
憲法
(
けんぱふ
)
第
(
だい
)
二十八
(
にじふはち
)
条
(
でう
)
に
依
(
よ
)
つて、
298
信仰
(
しんかう
)
の
自由
(
じいう
)
を
許
(
ゆる
)
されて
居
(
を
)
りますから、
299
信
(
しん
)
ずるも
信
(
しん
)
じないも、
300
私
(
わたし
)
の
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
にあるのですから……』
301
黒姫
(
くろひめ
)
『
成
(
な
)
るべくはハツキリと
言
(
い
)
つて
貰
(
もら
)
ひたいものですな』
302
玉能姫
(
たまのひめ
)
『ハツキリ
言
(
い
)
はない
方
(
はう
)
が
花
(
はな
)
でせう。
303
……ナア
初稚姫
(
はつわかひめ
)
さま、
304
あなた
如何
(
どう
)
思
(
おも
)
ひますか』
305
初稚姫
(
はつわかひめ
)
『
私
(
わたし
)
は
黒姫
(
くろひめ
)
さまを
厚
(
あつ
)
く
信
(
しん
)
じます。
306
併
(
しか
)
し
乙姫
(
おとひめ
)
様
(
さま
)
の
生宮
(
いきみや
)
問題
(
もんだい
)
に
就
(
つい
)
ては
不明
(
ふめい
)
だと
信
(
しん
)
ずるのです』
307
黒姫
(
くろひめ
)
『
誰
(
たれ
)
も
彼
(
かれ
)
も
歯切
(
はぎ
)
れのせぬ
御
(
ご
)
答弁
(
たふべん
)
だな。
308
女童
(
をんなわらべ
)
の
分
(
わか
)
る
所
(
ところ
)
でない、
309
神界
(
しんかい
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
、
310
どんな
人
(
ひと
)
にどんな
御用
(
ごよう
)
がさせてあるか
分
(
わか
)
らぬぞよ……とお
筆
(
ふで
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
ります。
311
マアそこまで
分
(
わか
)
れば
結構
(
けつこう
)
だ。
312
……コレコレ
玉治別
(
たまはるわけ
)
さま、
313
お
前
(
まへ
)
さまの
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
はどうだな』
314
玉治別
(
たまはるわけ
)
『
私
(
わたくし
)
の
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
ですか。
315
私
(
わたくし
)
の
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
はヤツパリ
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
ですな。
316
灰吹
(
はひふき
)
から
蛇
(
じや
)
が
出
(
で
)
たと
申
(
まを
)
さうか、
317
藪
(
やぶ
)
から
棒
(
ぼう
)
と
申
(
まを
)
さうか、
318
何
(
なに
)
が
何
(
なん
)
だかテンと
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ませぬワイ』
319
黒姫
(
くろひめ
)
『さうだろさうだろ、
320
分
(
わか
)
らな
分
(
わか
)
らぬでよい。
321
分
(
わか
)
つてたまる
事
(
こと
)
か。
322
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神界
(
しんかい
)
のお
仕組
(
しぐみ
)
を、
323
田吾作
(
たごさく
)
さま
上
(
あが
)
りでは
分
(
わか
)
らぬのが
本当
(
ほんたう
)
だ。
324
これから
私
(
わたし
)
が
神界
(
しんかい
)
の
事
(
こと
)
を
噛
(
か
)
んで
啣
(
ふく
)
める
様
(
やう
)
に
教
(
をし
)
へて
上
(
あ
)
げるから、
325
チツと
勉強
(
べんきやう
)
なされ』
326
玉治別
(
たまはるわけ
)
『お
前
(
まへ
)
さまに
教
(
をし
)
へて
貰
(
もら
)
ひますと、
327
竹生島
(
ちくぶじま
)
の
弁天
(
べんてん
)
の
床下
(
ゆかした
)
に
隠
(
かく
)
してある
三
(
み
)
つの
宝玉
(
はうぎよく
)
が
出
(
で
)
て
来
(
き
)
ますかな。
328
私
(
わたくし
)
も
其
(
その
)
所在
(
ありか
)
さへつきとめたら、
329
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
の
生宮
(
いきみや
)
だと
云
(
い
)
つて、
330
羽振
(
はぶり
)
を
利
(
き
)
かすのだけれどなア。
331
序
(
ついで
)
に
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
にも
成
(
な
)
り
澄
(
すま
)
すのだが、
332
……
黒姫
(
くろひめ
)
さま
教
(
をし
)
へて
下
(
くだ
)
さいますか』
333
高姫
(
たかひめ
)
『コレコレ
黒
(
くろ
)
、
334
黒
(
くろ
)
、
335
黒姫
(
くろひめ
)
さま、
336
タヽ
田吾
(
たご
)
に
相手
(
あひて
)
になんなさんな。
337
……コレ
田吾
(
たご
)
さま、
338
お
前
(
まへ
)
さまは
我々
(
われわれ
)
を
嘲弄
(
てうろう
)
するのですか』
339
玉治別
(
たまはるわけ
)
『
滅相
(
めつさう
)
もない、
340
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
から
御
(
ご
)
神徳
(
しんとく
)
を
タマハル
ワケを
聞
(
き
)
かして
下
(
くだ
)
さいと
言
(
い
)
つて
居
(
を
)
るのですよ。
341
何分
(
なにぶん
)
私
(
わたくし
)
の
身魂
(
みたま
)
が
黒姫
(
くろひめ
)
で、
342
慢心
(
まんしん
)
が
強
(
つよ
)
うて、
343
鼻
(
はな
)
が
高姫
(
たかひめ
)
で、
344
おまけに
頭
(
あたま
)
が
高
(
たか
)
うて、
345
福禄寿
(
げほう
)
の
様
(
やう
)
に
延長
(
えんちやう
)
し、
346
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
だと
思
(
おも
)
つて
一生
(
いつしやう
)
懸命
(
けんめい
)
になつてお
邪魔
(
じやま
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りまする
田吾作
(
たごさく
)
で
御座
(
ござ
)
いますから、
347
どうぞ
宜
(
よろ
)
しく
執着心
(
しふちやくしん
)
の
取
(
と
)
れますよう、
348
慢心
(
まんしん
)
の
鼻
(
はな
)
が
折
(
を
)
れますやう、
349
守
(
まも
)
り
玉
(
たま
)
へ
幸
(
さちは
)
ひ
玉
(
たま
)
へ、
350
アヽ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
』
351
高姫
(
たかひめ
)
『ヘン
仰有
(
おつしや
)
るワイ。
352
黒姫
(
くろひめ
)
さま、
353
高山彦
(
たかやまひこ
)
さま、
354
サア
帰
(
かへ
)
りませう。
355
アタ
阿呆
(
あはう
)
らしい。
356
お
節
(
せつ
)
やお
初
(
はつ
)
、
357
田吾
(
たご
)
や
杢
(
もく
)
に
馬鹿
(
ばか
)
にせられて、
358
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
様
(
さま
)
も、
359
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
さまも、
360
涙
(
なみだ
)
をこぼして
居
(
ゐ
)
やはりますぞえ。
361
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
つても
優勝
(
いうしよう
)
劣敗
(
れつぱい
)
、
362
弱肉
(
じやくにく
)
強食
(
きやうしよく
)
だ。
363
善
(
ぜん
)
の
分
(
わか
)
るのは
遅
(
おそ
)
いぞよ、
364
其
(
その
)
代
(
かは
)
り
立派
(
りつぱ
)
な
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
くぞよとお
筆
(
ふで
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
ります。
365
皆
(
みな
)
さま、
366
アフンとなさるなツ。
367
是
(
これ
)
から
是
(
これ
)
からサア
是
(
こ
)
れから
獅子
(
しし
)
奮迅
(
ふんじん
)
の
勢
(
いきほひ
)
を
以
(
もつ
)
て、
368
三五教
(
あななひけう
)
を
根本
(
こつぽん
)
から
立替
(
たてかへ
)
いたすから、
369
あとで
吠面
(
ほえづら
)
かわかぬようになされませや。
370
ヒン
阿呆
(
あはう
)
らしい』
371
と
座
(
ざ
)
を
立
(
た
)
つて
帰
(
かへ
)
らうとする。
372
英子姫
(
ひでこひめ
)
は、
373
英子姫
(
ひでこひめ
)
『モシモシ
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
、
374
一寸
(
ちよつと
)
お
待
(
ま
)
ち
下
(
くだ
)
さいませ。
375
それは
余
(
あま
)
りの
御
(
ご
)
短慮
(
たんりよ
)
と
申
(
まを
)
すもの、
376
十人
(
じふにん
)
十色
(
といろ
)
と
申
(
まを
)
しまして、
377
各自
(
めいめい
)
に
解釈
(
かいしやく
)
が
違
(
ちが
)
つて
居
(
を
)
りまするが
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
は
一
(
ひと
)
つで
御座
(
ござ
)
います。
378
さうお
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
てずに、
379
分
(
わか
)
らぬ
我々
(
われわれ
)
、
380
充分
(
じゆうぶん
)
納得
(
なつとく
)
のゆく
様
(
やう
)
にお
示
(
しめ
)
し
下
(
くだ
)
さいませ。
381
誠
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
ならばどこまでも
服従
(
ふくじゆう
)
いたします』
382
高姫
(
たかひめ
)
はニヤリと
笑
(
わら
)
ひ
乍
(
なが
)
ら、
383
俄
(
にはか
)
に
機嫌
(
きげん
)
をなほし、
384
高姫
(
たかひめ
)
『
流石
(
さすが
)
は
八乙女
(
やをとめ
)
の
随一
(
ずゐいつ
)
英子姫
(
ひでこひめ
)
様
(
さま
)
、
385
お
前
(
まへ
)
さま
丈
(
だけ
)
だ。
386
目
(
め
)
のキリツとした
所
(
とこ
)
から
口元
(
くちもと
)
の
締
(
しま
)
つた
所
(
ところ
)
、
387
ホンにお
賢
(
かしこ
)
い
立派
(
りつぱ
)
な
淑女
(
しゆくぢよ
)
の
鏡
(
かがみ
)
だ。
388
お
前
(
まへ
)
さまならば、
389
此
(
この
)
高姫
(
たかひめ
)
の
申
(
まを
)
すことの
分
(
わか
)
るだけの
素養
(
そやう
)
はありさうだ。
390
そんならモ
一度
(
いちど
)
坐
(
すわ
)
り
直
(
なほ
)
して、
391
トツクリと
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
を
伺
(
うかが
)
ひませう』
392
と
一旦
(
いつたん
)
立
(
た
)
つた
膝
(
ひざ
)
を、
393
又
(
また
)
元
(
もと
)
の
座
(
ざ
)
にキチンと
帰
(
かへ
)
つた。
394
英子姫
(
ひでこひめ
)
『
私
(
わたし
)
は
御存
(
ごぞん
)
じの
通
(
とほ
)
り、
395
まだ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
経験
(
けいけん
)
少
(
すくな
)
き
不束者
(
ふつつかもの
)
、
396
どうぞ
何
(
なに
)
から
何
(
なに
)
まで
御
(
ご
)
指導
(
しだう
)
をお
願
(
ねが
)
ひ
致
(
いた
)
します。
397
就
(
つ
)
きましては
御
(
お
)
聞
(
き
)
き
及
(
およ
)
びでも
御座
(
ござ
)
いませうが、
398
此
(
この
)
度
(
たび
)
竜宮
(
りうぐう
)
の
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
、
399
諏訪
(
すは
)
の
湖
(
みづうみ
)
より
五色
(
いついろ
)
の
貴重
(
きちよう
)
なる
麻邇
(
まに
)
の
宝珠
(
ほつしゆ
)
が
無事
(
ぶじ
)
御
(
ご
)
到着
(
たうちやく
)
になりまして、
400
言依別
(
ことよりわけ
)
様
(
さま
)
が
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
お
預
(
あづか
)
り
遊
(
あそ
)
ばして、
401
一般
(
いつぱん
)
の
信徒
(
しんと
)
等
(
ら
)
に
拝観
(
はいくわん
)
をさせ、
402
それから
一々
(
いちいち
)
役
(
やく
)
を
拵
(
こしら
)
へ、
403
大切
(
たいせつ
)
に
保管
(
ほくわん
)
をいたさねばなりませぬ。
404
何分
(
なにぶん
)
……
貴女
(
あなた
)
始
(
はじ
)
め
黒姫
(
くろひめ
)
さま、
405
高山彦
(
たかやまひこ
)
さまの
肝腎
(
かんじん
)
の
御
(
おん
)
方
(
かた
)
が
御
(
ご
)
不在
(
ふざい
)
でありましたので、
406
今日
(
けふ
)
まで
拝観
(
はいくわん
)
を
延期
(
えんき
)
して
居
(
を
)
りました
次第
(
しだい
)
で
御座
(
ござ
)
います。
407
先
(
ま
)
づ
第一
(
だいいち
)
に
其
(
その
)
玉
(
たま
)
の
御
(
ご
)
点検
(
てんけん
)
を、
408
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
、
409
黒姫
(
くろひめ
)
様
(
さま
)
に
御
(
お
)
願
(
ねが
)
ひ
致
(
いた
)
しまして、
410
それぞれ
保管者
(
ほくわんしや
)
を
定
(
き
)
めて
頂
(
いただ
)
かねばなりませぬ。
411
……
今日
(
けふ
)
は
言依別
(
ことよりわけ
)
様
(
さま
)
始
(
はじ
)
め
皆様
(
みなさま
)
と
御
(
ご
)
協議
(
けうぎ
)
で
御
(
ご
)
足労
(
そくらう
)
を
煩
(
わづら
)
はした
様
(
やう
)
な
次第
(
しだい
)
で
御座
(
ござ
)
いますから、
412
どうぞ
日
(
ひ
)
をお
定
(
さだ
)
め
下
(
くだ
)
さいまして、
413
御
(
ご
)
点検
(
てんけん
)
を
願
(
ねが
)
ひ、
414
其
(
その
)
上
(
うへ
)
で
保管者
(
ほくわんしや
)
をお
定
(
さだ
)
め
願
(
ねが
)
はねばなりませぬ』
415
高姫
(
たかひめ
)
ニツコと
笑
(
わら
)
ひ、
416
高姫
(
たかひめ
)
『
流石
(
さすが
)
は
英子姫
(
ひでこひめ
)
さま、
417
言依別
(
ことよりわけ
)
さまも
大分
(
だいぶ
)
によく
分
(
わか
)
つて
来
(
き
)
ました。
418
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら、
419
梅子姫
(
うめこひめ
)
様
(
さま
)
、
420
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
、
421
杢助
(
もくすけ
)
さまの
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
は……』
422
英子姫
(
ひでこひめ
)
『
何
(
いづ
)
れも
私
(
わたし
)
と
同意見
(
どういけん
)
で
御座
(
ござ
)
います』
423
高姫
(
たかひめ
)
『それならば
頂上
(
ちやうじやう
)
の
事
(
こと
)
、
424
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
が
先
(
ま
)
づ
麻邇
(
まに
)
の
宝珠
(
ほつしゆ
)
を
受取
(
うけと
)
り、
425
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
の
生宮
(
いきみや
)
が
玉
(
たま
)
を
検
(
あらた
)
めて、
426
其
(
その
)
上
(
うへ
)
、
427
各自
(
めいめい
)
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
、
428
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
の
指図
(
さしづ
)
に
従
(
したが
)
つて
一切
(
いつさい
)
万事
(
ばんじ
)
取行
(
とりおこな
)
ふことと
致
(
いた
)
しませう。
429
此
(
この
)
玉
(
たま
)
が
無事
(
ぶじ
)
に
納
(
をさ
)
まつたのも、
430
此
(
この
)
高姫
(
たかひめ
)
が
神界
(
しんかい
)
の
命
(
めい
)
に
依
(
よ
)
つて、
431
黒姫
(
くろひめ
)
さまを
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
へ
遣
(
つか
)
はしたのが
第一
(
だいいち
)
の
原因
(
げんいん
)
、
432
次
(
つぎ
)
に
黒姫
(
くろひめ
)
は
高山彦
(
たかやまひこ
)
さまと
共
(
とも
)
に
竜宮島
(
りうぐうじま
)
の
御
(
ご
)
守護
(
しゆご
)
を
遊
(
あそ
)
ばされ、
433
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
玉
(
たま
)
を
他
(
ほか
)
に
取
(
と
)
られない
様
(
やう
)
に、
434
其
(
その
)
身魂
(
みたま
)
をお
分
(
わ
)
け
遊
(
あそ
)
ばして
玉依姫
(
たまよりひめの
)
命
(
みこと
)
となし、
435
此
(
この
)
玉
(
たま
)
を
大切
(
たいせつ
)
に
保管
(
ほくわん
)
しておかれたからだ』
436
英子姫
(
ひでこひめ
)
『ハイ………』
437
玉治別
(
たまはるわけ
)
『
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
分霊
(
わけみたま
)
は
又
(
また
)
大変
(
たいへん
)
に
立派
(
りつぱ
)
なものだなア。
438
其
(
その
)
神格
(
しんかく
)
と
云
(
い
)
ひ、
439
御
(
ご
)
精神
(
せいしん
)
といひ、
440
容色
(
ようしよく
)
と
云
(
い
)
ひ、
441
御
(
ご
)
動作
(
どうさ
)
と
云
(
い
)
ひ、
442
実
(
じつ
)
に
天地
(
てんち
)
霄壤
(
せうぜう
)
の
相違
(
さうゐ
)
があつた。
443
これが
本当
(
ほんたう
)
なら、
444
雀
(
すずめ
)
が
鷹
(
たか
)
を
生
(
う
)
んだと
云
(
い
)
はうか、
445
途方
(
とはう
)
途徹
(
とてつ
)
もない
事件
(
じけん
)
だ。
446
此
(
この
)
玉治別
(
たまはるわけ
)
も
竜宮
(
りうぐう
)
の
玉依姫
(
たまよりひめ
)
様
(
さま
)
から
玉
(
たま
)
を
受取
(
うけと
)
つた
時
(
とき
)
の
心持
(
こころもち
)
、
447
一目
(
ひとめ
)
拝
(
をが
)
んだ
時
(
とき
)
の
気分
(
きぶん
)
と
云
(
い
)
ふものは、
448
中々
(
なかなか
)
以
(
もつ
)
て
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
前
(
まへ
)
へ
行
(
い
)
つた
時
(
とき
)
とは、
449
月
(
つき
)
と
鼈
(
すつぽん
)
ほど
違
(
ちが
)
つた
感
(
かん
)
じが
致
(
いた
)
しましたよ』
450
高姫
(
たかひめ
)
『コレ
田吾
(
たご
)
さま、
451
黙
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
なさい。
452
新米者
(
しんまいもの
)
の
分
(
わか
)
る
事
(
こと
)
ですかいな』
453
玉治別
(
たまはるわけ
)
『さうだと
云
(
い
)
つて、
454
其
(
その
)
玉
(
たま
)
に
直接
(
ちよくせつ
)
に
関係
(
くわんけい
)
のあるのは
私
(
わたくし
)
ですからなア』
455
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
『
玉治別
(
たまはるわけ
)
さま、
456
何事
(
なにごと
)
もお
年
(
とし
)
のめしたお
方
(
かた
)
の
仰有
(
おつしや
)
ることに
従
(
したが
)
ひなさる
方
(
はう
)
が
宜
(
よろ
)
しからう』
457
玉治別
(
たまはるわけ
)
『ヘーエ、
458
そらさうですな』
459
と
煮
(
に
)
え
切
(
き
)
らぬ
返事
(
へんじ
)
をし
乍
(
なが
)
ら
頭
(
あたま
)
をかいて
居
(
ゐ
)
る。
460
梅子姫
(
うめこひめ
)
『
今迄
(
いままで
)
の
経緯
(
いきさつ
)
は
何事
(
なにごと
)
もスツパリと
川
(
かは
)
へ
流
(
なが
)
し、
461
和気
(
わき
)
靄々
(
あいあい
)
として
御
(
ご
)
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
することに
致
(
いた
)
しませう。
462
……
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
、
463
黒姫
(
くろひめ
)
様
(
さま
)
、
464
高山彦
(
たかやまひこ
)
様
(
さま
)
、
465
従前
(
じゆうぜん
)
の
障壁
(
しやうへき
)
を
除
(
と
)
つて、
466
層一層
(
そういつそう
)
神界
(
しんかい
)
のため、
467
親密
(
しんみつ
)
な
御
(
ご
)
交際
(
かうさい
)
をお
願
(
ねが
)
ひ
致
(
いた
)
します』
468
高姫
(
たかひめ
)
『ヨシヨシ、
469
結構
(
けつこう
)
々々
(
けつこう
)
』
470
黒姫
(
くろひめ
)
『お
前
(
まへ
)
さまも
少々
(
せうせう
)
話
(
はな
)
せる
方
(
かた
)
だ』
471
玉治別
(
たまはるわけ
)
『
何
(
なん
)
だか
根
(
ね
)
つからよく
分
(
わか
)
りました。
472
何
(
なに
)
は
兎
(
と
)
も
有
(
あ
)
れ、
473
日
(
ひ
)
をきめて
頂
(
いただ
)
きませう。
474
信者
(
しんじや
)
一般
(
いつぱん
)
に
報告
(
はうこく
)
する
都合
(
つがふ
)
がありますから……』
475
言依別
(
ことよりわけ
)
は
杢助
(
もくすけ
)
の
方
(
はう
)
を
看守
(
みまも
)
つた。
476
杢助
(
もくすけ
)
は
厳然
(
げんぜん
)
として
立上
(
たちあが
)
り、
477
杢助
(
もくすけ
)
『かくも
双方
(
さうはう
)
平穏
(
へいおん
)
無事
(
ぶじ
)
に
了解
(
れうかい
)
が
出来
(
でき
)
ました
以上
(
いじやう
)
は、
478
来
(
きた
)
る
二十三
(
にじふさん
)
日
(
にち
)
を
以
(
もつ
)
て、
479
麻邇
(
まに
)
の
宝珠
(
ほつしゆ
)
を
一般
(
いつぱん
)
に
拝観
(
はいくわん
)
させることに
定
(
さだ
)
めたら
如何
(
どう
)
でせう。
480
先
(
ま
)
づ
第一
(
だいいち
)
に
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
、
481
黒姫
(
くろひめ
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
を
承
(
うけたま
)
はりたう
御座
(
ござ
)
います』
482
高姫
(
たかひめ
)
ニコニコし
乍
(
なが
)
ら
立上
(
たちあが
)
り、
483
高姫
(
たかひめ
)
『
何事
(
なにごと
)
も
此
(
この
)
件
(
けん
)
に
付
(
つき
)
ては、
484
杢助
(
もくすけ
)
さまの
総務
(
そうむ
)
に
一任
(
いちにん
)
致
(
いた
)
しませう』
485
黒姫
(
くろひめ
)
『
私
(
わたし
)
も
同様
(
どうやう
)
で
御座
(
ござ
)
います』
486
高山彦
(
たかやまひこ
)
『どちらなりとも
御
(
ご
)
都合
(
つがふ
)
に
願
(
ねが
)
ひます』
487
杢助
(
もくすけ
)
『
左様
(
さやう
)
ならば
愈
(
いよいよ
)
九
(
く
)
月
(
ぐわつ
)
二十三
(
にじふさん
)
日
(
にち
)
と
決定
(
けつてい
)
致
(
いた
)
します。
488
皆
(
みな
)
さま、
489
御
(
ご
)
異存
(
いぞん
)
あらば
今
(
いま
)
の
内
(
うち
)
に
御
(
ご
)
遠慮
(
ゑんりよ
)
なく
仰有
(
おつしや
)
つて
下
(
くだ
)
さい』
490
一同
(
いちどう
)
『
賛成
(
さんせい
)
々々
(
さんせい
)
』
491
と
言葉
(
ことば
)
を
揃
(
そろ
)
へる。
492
折柄
(
をりから
)
吹
(
ふ
)
き
来
(
く
)
る
秋風
(
あきかぜ
)
に
十二分
(
じふにぶん
)
の
涼味
(
りやうみ
)
を
浴
(
あ
)
び
乍
(
なが
)
ら
各自
(
かくじ
)
に
退場
(
たいぢやう
)
する
事
(
こと
)
となつた。
493
アヽ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
494
(
大正一一・七・二三
旧閏五・二九
松村真澄
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