霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三二章 水晶玉(すいしやうだま)〔三三二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 篇:第6篇 肥の国へ よみ(新仮名遣い):ひのくにへ
章:第32章 水晶玉 よみ(新仮名遣い):すいしょうだま 通し章番号:332
口述日:1922(大正11)年02月01日(旧01月05日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月31日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
日の出神が人夫たちに案内されて、肥の国の都に来てみると、八島別の館は群集に包囲されていた。
日の出神は人夫たちの道案内をねぎらい、水晶玉の宝を三人に上げようとした。この水晶玉を持っていれば世界のことはなんでもわかり、病人も全快し死者もよみがえる宝である、という。
すると一人が、これを見せびらかして威張ってやろう、というので、日の出神はこの宝は威張ると消えてしまう、と気をつけた。
すると人夫たちは、三人が同じ宝をもらってもしようがない、一人に水晶玉を、後の二人には隠れ蓑と隠れ笠をください、という。
日の出神が、隠れ蓑と隠れ笠で何をするのだ、と問うと、姿を隠して八島別の館に忍び込み、首を取って虎転別に差し出し、褒美をもらうのだ、という。
日の出神は、これから自分は虎転別をこらしめに行くのだ、そんな心根なら水晶玉も返せ、と叱り付ける。人夫の甲は改心するから水晶玉を賜りたい、と懇願した。
日の出神は心をまっすぐに持て、と諭して、八島別の館を指して進んでいく。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-08 17:46:02 OBC :rm0732
愛善世界社版:201頁 八幡書店版:第2輯 106頁 修補版: 校定版:208頁 普及版:86頁 初版: ページ備考:
001 ()出神(でのかみ)以下(いか)二人(ふたり)宣伝使(せんでんし)は、002()(くに)(みやこ)(やうや)辿(たど)()きぬ。003八島別(やしまわけ)(やかた)巍然(ぎぜん)として(たか)(そび)()たり。004数多(あまた)群集(ぐんしふ)は、005ウロー、006ウローと(さけ)びながら十重(とへ)二十重(はたへ)()()き、007(さき)()つたる案内(あんない)甲乙丙(かふおつへい)(あと)振返(ふりかへ)()出神(でのかみ)(むか)ひ、
008甲乙丙の三人『モシモシ、009(やま)(おく)大天狗(だいてんぐ)(さま)010(わたし)()はこれからご(めん)(かうむ)ります。011(ひと)呶鳴(どな)つて(みな)(やつ)一泡(ひとあわ)()かさして()せて(くだ)さいませぬか』
012日出(ひのでの)(かみ)『よし、013よし、014あゝ遠方(ゑんぱう)(ところ)をお(まへ)(たち)(いそが)しいのに()苦労(くらう)であつた。015(おれ)(ただ)使(つか)はぬ、016これをお(れい)にその(はう)らに(あた)へる』
017懐中(ふところ)より()()したるは立派(りつぱ)水晶(すゐしやう)(たま)なりける。この水晶玉は、第34巻第9章「玉の黒点」で再び登場する。
018(かふ)『これは一体(いつたい)(なん)御座(ござ)いますか、019立派(りつぱ)なもので(うま)れてから()(こと)もありませぬ。020これは如何(どう)して()ふので御座(ござ)いませう』
021日出(ひのでの)(かみ)『これは()ふものぢやない、022立派(りつぱ)(たから)だ。023これさへ()つて()れば世界(せかい)(こと)(なん)でも(わか)る。024さうして病人(びやうにん)でもあつたらこれで()でてやつたら(たちま)全快(ぜんくわい)する、025()ンだ(もの)でも(よみが)へる、026起死(きし)回生(くわいせい)(たま)だよ』
027(さん)(にん)『それは有難(ありがた)うございます。028(さん)(にん)(なか)()つまで、029()()いた天狗(てんぐ)さまだ。030これさへあれば大丈夫(だいぢやうぶ)だ。031(ひと)(かへ)つて(みな)(もの)()せびらかして威張(ゐば)つてやらうかい』
032日出(ひのでの)(かみ)『オイ、033この(たま)威張(ゐば)ると()えてしまふぞ、034(こころ)真直(まつすぐ)()つて(ひと)(たす)ける(こころ)になれ。035一寸(ちよつと)しても今迄(いままで)のやうにぶりぶり(おこ)つてはいかないぞ。036(まこと)(ひと)つを(つらぬ)(とほ)す、037水晶玉(すいしやうだま)だ、038よいか』
039(さん)(にん)『それは結構(けつこう)(たから)(いただ)きました。040(しか)しながら、041(さん)(にん)ながら(おな)(もの)()つて()てもあまり(たふと)くもありませぬ、042(ひと)つより()いものが天下(てんか)(たから)でございますから、043(ひと)つは頂戴(ちやうだい)いたします、044さうしてその(かは)りに(おつ)には貴神(あなた)(かく)(みの)をやつて(くだ)さい。045(へい)には(かく)(がさ)をやつて(くだ)さらば、046(まこと)有難(ありがた)うございます』
047日出(ひのでの)(かみ)(かく)(みの)048(かく)(がさ)(もら)つて(なん)にする心算(つもり)か』
049(おつ)(くだ)さるのならば申上(まをしあげ)ます。050(かふ)水晶(すゐしやう)(たま)八島別(やしまわけ)(やかた)(なか)()(とほ)して()ますなり、051(わたくし)らは(かく)(がさ)(みの)()(やかた)(なか)(しの)()み、052八島別(やしまわけ)素首(そつくび)()()き、053虎転別(とらてんわけ)(さま)(おく)ります。054さうすると虎転別(とらてんわけ)(さま)は、055(まへ)世界(せかい)比類(たぐひ)なき(おほ)手柄者(てがらもの)だと()つて、056きつと(わたくし)()をお側付(そばづき)として毎日(まいにち)日日(ひにち)(うま)(さけ)()まして(くだ)さいませう、057それが(なに)より(わたくし)(のぞ)みです』
058日出(ひのでの)(かみ)我々(われわれ)虎転別(とらてんわけ)といふ(わる)(やつ)往生(わうじやう)させに()くのだ。059虎転別(とらてんわけ)助太刀(すけだち)をしやうと()ふやうな不量見(ふりやうけん)(やつ)には、060もう(なに)もやらない、061その水晶玉(すいしやうだま)もかやせ』
062(かふ)(わたくし)はこの(たま)のやうに水晶魂(すゐしやうだま)になります。063(おつ)(へい)があのやうな(わけ)(わか)らぬ(こと)()つたのです。064(わたくし)(あれ)との(こころ)はお月様(つきさま)(すつぽん)ほど(ちが)つて()ます。065この(たま)はどうぞ(わたくし)(くだ)さいませ』
066日出(ひのでの)(かみ)『それならやらう。067(こころ)真直(まつすぐ)にもて、068そして(たま)(くも)らぬやうにせい』
069()()てて八島別(やしまわけ)(やかた)()してどんどんと(すす)()る。
070大正一一・二・一 旧一・五 加藤明子録)
071(第二七章~第三二章 昭和一〇・二・二四 於呉市徳田屋旅館 王仁校正)

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