かくり世のことを細かにしるしたる書は霊魂の力なりけり〈総説〉
この書をおとぎ話と笑ふ人は瑞の御魂の足もとみへずも〈総説〉
昼夜の別ちも知らず神代よりの更生の道に心砕きつ〈第1章〉
霊幸ふ神の守りの強ければ病まず死なずの身魂となるべし〈第1章〉
如何ならむ事に逢ふとも真心を国に尽せよ神にある身は〈第4章〉
海陸の別ちも知らに伝へ行く誠の教は世の光なり〈第5章(三版)〉
奴婆玉の闇の光とかがやける世に伊都能売の教の尊とさ〈第5章(三版)〉
霊主体従と体主霊従とを分けて人皆を神の教に改めて見む〈第6章〉
国所家々のみか人草の心の内も立替ゆるなり〈第6章〉
月の光昔も今も変らねど遙の高峰にかかる黒雲〈第7章〉
高山の嵐は如何に強くとも渓間の木草倒されもせず〈第7章〉
世を救ふ神は渓間に現はれて深き心の経綸を遂げつつ〈第7章〉
今までの智慧や学びを頼らずに神に眼ざめよ亡ぶことなし〈第11章〉
千早振る遠き神代の昔より世人の為にこころ配り給ふ〈第11章〉
世の人に普く好かれ世の人にまたそねまれむ神の宮居は〈第12章〉
海津見の深きに潜む曲神も浮びて神代を讃美なすらむ〈第14章(校正)〉
久方の天津空より鳴き渡る鳥の叫びに眼を覚ますべし〈第17章(校正)〉
世の元の神の心は急ぐらむ立替の日も迫り来れば〈第17章〉
神は世に出る道つけて出でませり誰も此の道安く歩めよ〈第17章〉
立替の経綸の奥は沢あれど人に言はれぬ事の多かり〈第17章〉
身も魂も月日の神の与へたる賜物なればおろそかにすな〈第19章(三版)〉
この度のふかきしぐみは惟神ただ一息も人ごころなし〈第20章〉
天の時今や到りて諸々の罪に満ちたるものは亡びむ〈第20章(校正)〉
久方の天の鳥船かずの限り舞ひつ狂ひつ神代は到らむ〈第21章(校正)〉
あら鷲は爪研ぎ澄まし葦原の国の御空に世を窺がへり〈第21章(校正)〉
常磐木の弥栄えゆく足御代を神の心は松ばかりなり〈第23章〉
神人の夢にも知らぬ立替は生ける昔の神の勲功〈第23章〉
この度の世の改めは万世にただ一度の経綸なりけり〈第23章〉
常暗の世を照らさむと東の空より落つる火弾のかずかず〈第23章(校正)〉
驚きて逃げ惑ひつつ諸人は神知らざりし愚をかこつらむ〈第23章(校正)〉
霊幸ふ神の心を高山の雲霧分けて照らせたきもの〈第25章〉
天地の御祖の神の生れますも国の祖国なればなりけり〈第27章〉
葦原の瑞穂の国は世界なり中津御国は日の本の国〈第28章〉
天地の神の稜威は現はれて上下睦ぶ神代となるらむ〈第28章〉
日の本の国に幸はふ言霊の稜威に亡ぶ百の曲神〈第31章〉
国魂の神よ出でませ日の本の国の安危は日に迫りたり〈第32章(校正)〉
日の光四方に輝く常磐木の松の神代は静かなりけり〈第34章〉
押並べて高き低きの隔てなく世人を救ふ三五の道〈第41章〉
久方の天津御空に照る月は人の住む世の鏡なりけり〈第41章(三版)〉
故郷は何処なるらむ月と日の常久にまします天津御国か〈第41章(三版)〉
日本魂曇り果てたる今の世に国魂生かすは三五の神〈第42章(三版)〉
百八十の国のことごと大本の誠の道に救はれて生く〈第44章(三版)〉
大本の教を嫌ひし世の人も一度は必ず合掌するなり〈第44章(三版)〉
五大洲遺る隅なく麻柱の真言宣り行く大本神教〈第47章(三版)〉
いすくはし吾が三五の大道を開くは御代を守る為なり〈第47章(三版)〉
常世行く闇を晴らして月と日のかがやき渡る御代ぞ待たるる〈第47章(三版)〉
霊幸ふ神の出口の道開く直霊の魂の光り渡るかな〈第48章〉
本宮の竜宮館に神集ひ三十一文字に教へをくなり〈第48章〉
八十の国皆大本を信ひて弥勒の神代を謳ふ日待たるる〈第49章(三版)〉
月読の神は地上に天降りまして闇の世人を照らし玉へり〈第50章(三版)〉
国々の清き御魂の集まりて御国を開く大本の教〈巻末(三版)〉
素盞烏の神の守らす海原の国を助くる三五の道〈巻末(三版)〉
昔より神の大道はありながら真理を伝へし教祖なかりき〈巻末(三版)〉
昔より世に隠れたる真言を具さに覚す三五の美智〈巻末(三版)〉
(「校正」は昭和十年二月、王仁三郎が校正した時に挿入したもの。)
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]