霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第四〇章 三人(さんにん)奇遇(きぐう)〔三四〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 篇:第8篇 一身四面 よみ(新仮名遣い):いっしんしめん
章:第40章 三人奇遇 よみ(新仮名遣い):さんにんきぐう 通し章番号:340
口述日:1922(大正11)年02月02日(旧01月06日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月31日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
日の出神は、自分は神伊弉諾大神の落胤である、と名乗った。
世の大立替に際して撞の大神は天の浮橋に立ち、その後天教山に下って八百万の国魂の神を生ませ給い、日の出神に命じて国魂神を間配られ給うのである、と説いた。そして、今後は自分の指示に従ってもらいたい、と八十熊別に諭した。
八十熊別は日の出神の説示を承知し、自分は国治立命の落胤で、高照彦であると正体を明かした。
高照彦は国祖御退隠の後は、八十熊別と名を変えて、阿弗利加の原野に都を造って時節を待っていたのだ、と明かし、日の出神に出会えた嬉しさに涙をこぼした。
日の出神はこのような地にも仕組みを用意していた神様の経綸に思いを致した。
豊日別は立ち上がり、扇を開いて松葉を左手に持ちながら、自ら歌い舞った。その歌で、自分は醜の曲霊に取り憑かれて虎転別と成り果ててはいたが、神素盞嗚大神の隠し給うた御子・豊国別神であることが明かした。
日の出神、高照彦はこの奇遇に神恩の深きを感謝し、国治立大神、豊国姫大神、伊弉諾大神、撞の御柱大神を鎮祭し、天津祝詞を奏上して宴を閉じた。
日の出神は、澄世姫命の神霊を鎮祭し、豊日別を豊の国の守護職に任命した。日の出神は高照彦、面那芸、祝姫とともに筑紫を指して進んでいった。
この島は身一つに面四つあり、豊国、肥国、熊襲国、筑紫国という。この四つの国を総称して、筑紫の洲という。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-06 19:34:51 文字数:1437 OBC :rm0740
愛善世界社版:245頁 八幡書店版:第2輯 122頁 修補版: 校定版:253頁 普及版:104頁 初版: ページ備考:
001 熊公(くまこう)に連(つ)れられて、002四(よ)人(にん)の宣伝使(せんでんし)は宏大(くわうだい)なる構(かま)への館(やかた)に導(みちび)かれ、003種々(しゆじゆ)の馳走(ちそう)は堆高(うづたか)く並(なら)べられぬ。004数多(あまた)の侍女(じぢよ)は盛装(せいさう)を凝(こ)らして果物(くだもの)の酒(さけ)を取(と)り出(だ)し、005四(よ)人(にん)の宣伝使(せんでんし)を饗応(きやうおう)したり。006而(しか)して一行(いつかう)は宣伝歌(せんでんか)を盛(さかん)に歌(うた)ひ始(はじ)むる。007数多(あまた)の侍女(じぢよ)は松(まつ)の小枝(こえだ)を手(て)に手(て)に携(たづさ)へて、008歌(うた)に連(つ)れて淑(しと)やかに舞(ま)ふ。009日(ひ)の出神(でのかみ)一行(いつかう)は長途(ちやうと)の疲(つか)れをここに慰(なぐさ)め元気(げんき)は頓(とみ)に回復(くわいふく)したりけり。
010日出(ひのでの)神(かみ)『貴下(きか)は熊公(くまこう)と仰(あふ)せになつたが、011初(はじ)めてお目(め)にかかつた時(とき)より、012凡人(ただびと)ならじと睨(にら)ンでおきましたが、013果(はた)して我(わ)が推量(すゐりやう)に違(たが)はず此(この)国(くに)の大酋長(だいしうちやう)なりしか、014重(かさ)ね重(がさ)ねのお心(こころ)遣(づか)ひ感謝(かんしや)の至(いた)りに堪(た)へませぬ。015我々(われわれ)は神(かむ)伊弉諾(いざなぎの)大神(おほかみ)の落胤(らくいん)にして、016日(ひ)の出神(でのかみ)と申(まを)すもの、017世(よ)の大立替(おほたてかへ)に際(さい)し撞(つき)の大神(おほかみ)は天(あま)の浮橋(うきはし)に立(た)ち、018それより天教山(てんけうざん)に降(くだ)り玉(たま)ひて八百万(やほよろづ)の国魂(くにたま)の神(かみ)を生(う)ませ玉(たま)ひ、019我々(われわれ)をして国魂神(くにたまがみ)を間配(まくば)らせ玉(たま)ふのであります。020この後(ご)はどうか私(わたくし)の指揮(しき)に従(したが)つて貰(もら)ひたい』
021と厳(おごそ)かに云(い)ひ渡(わた)したり。
022熊公(くまこう)『承知(しようち)いたしました。023私(わたくし)は熊公(くまこう)とは仮(かり)の名(な)、024国治立(くにはるたちの)命(みこと)の落胤(らくいん)、025高照彦(たかてるひこ)と申(まを)すもの、026大神(おほかみ)の御(ご)退隠後(たいいんご)は八十(やそ)熊別(くまわけ)と名(な)を変(か)へてこの亜弗利加(アフリカ)の原野(げんや)に都(みやこ)を造(つく)り、027時(とき)を待(ま)ちつつあつたものであります。028時節(じせつ)の到来(たうらい)か神(かみ)の御(お)引(ひ)き合(あは)せにて貴(たつと)き日(ひ)の出神(でのかみ)様(さま)との今日(けふ)の対面(たいめん)』
029と云(い)ひながら嬉(うれ)し涙(なみだ)をボロボロと流(なが)しける。030日(ひ)の出神(でのかみ)はこの物語(ものがたり)を聞(き)いて感(かん)に打(う)たれ独語(ひとりごと)、
031日の出神『あゝ神(かみ)様(さま)は何処(どこ)までも注意(ちうい)周到(しうたう)なものだナア。032水(みづ)も漏(もら)さぬ神(かみ)の御(おん)仕組(しぐみ)、033何処(いづこ)の果(はて)に如何(いか)なる尊(たふと)き神(かみ)様(さま)が隠(かく)してあるか、034分(わか)つたものでない』
035と俯(うつ)むいて首(くび)を傾(かたむ)け、036暫(しばら)くは物(もの)をも云(い)はず溜息(ためいき)を吐(つ)く。
037 日(ひ)の出神(でのかみ)は三(さん)人(にん)の宣伝使(せんでんし)に向(むか)つて、
038日の出神『皆(みな)の衆(しう)、039今(いま)の命(みこと)のお言葉(ことば)を聞(き)きましたか。040世(よ)の中(なか)にはどンな偉(えら)い神(かみ)様(さま)が落(お)ちてござるか分(わか)りませぬ。041皆(みな)さまも是(これ)からは、042どンな落魄(おちぶれ)た神(かみ)でも人間(にんげん)でも侮(あなど)る事(こと)は出来(でき)ませぬよ。043あゝ今日(けふ)は何(なん)たる結構(けつこう)な日(ひ)であるか、044高照彦(たかてるひこ)といふ立派(りつぱ)な神(かみ)様(さま)がこの世界(せかい)に隠(かく)してあるといふ事(こと)は、045天教山(てんけうざん)の木花姫(このはなひめ)より承(うけたま)はつて居(を)りました。046何(なん)とかしてその御(お)方(かた)に一度(いちど)お目(め)に懸(かか)り度(たい)と忘(わす)れた暇(ひま)とては無(な)かつたのです。047今日(けふ)は嬉(うれ)しくも、048斯(かく)も貴(たふと)き御(お)方(かた)に出遇(であ)ひ、049何(なん)とはなしに心強(こころづよ)くなりました』
050 末座(まつざ)に控(ひか)へたる豊日別(とよひわけ)は立上(たちあが)り、051扇(あふぎ)を披(ひら)いて松葉(まつば)を左手(ゆんで)に持(も)ちながら、052席上(せきじやう)に立(た)つて自(みづか)ら歌(うた)ひ且(か)つ舞(ま)ひ始(はじ)めたり。
053豊日別『久方(ひさかた)の天津空(あまつそら)より天降(あも)ります
054神(かむ)伊弉諾(いざなぎ)の大神(おほかみ)の
055珍(うづ)のかくしの御子(みこ)とます
056光(ひかり)も清(きよ)き日本(ひのもと)の
057日出(ひいづ)る神(かみ)の宣伝使(せんでんし)
058我(われ)は輝(かがや)く肥(ひ)の国(くに)の
059守(まもり)の神(かみ)と現(あら)はれて
060虎転別(とらてんわけ)と名告(なの)れども
061その源(みなもと)をたづぬれば
062神(かむ)素盞嗚(すさのを)の大神(おほかみ)の
063隠(かく)し給(たま)ひし珍(うづ)の御子(みこ)
064豊国別(とよくにわけ)の神(かみ)なるぞ
065豊国別(とよくにわけ)の神(かみ)なるぞ
066世(よ)の荒浪(あらなみ)に隔(へだ)てられ
067醜(しこ)の曲霊(まがひ)に取(と)り憑(つ)かれ
068身(み)を持(も)ち崩(くづ)し虎転別(とらてんわけ)の
069虎(とら)狼(おほかみ)や獅子(しし)熊(くま)に
070劣(おと)らぬばかり荒(あ)れ果(はて)し
071心(こころ)の空(そら)の村曇(むらくも)り
072曇(くも)りを晴(は)らす日(ひ)の神(かみ)の
073御胤(みたね)と現(あ)れし宣伝使(せんでんし)
074日(ひ)の出神(でのかみ)に救(すく)はれて
075豊(とよ)の御国(みくに)の主宰神(つかさがみ)
076任(ま)けのまにまに出(い)で来(きた)る
077心(こころ)の空(そら)ぞ涼(すず)しけれ』
078と歌(うた)によそへてわが素性(すじやう)を明(あか)しける。079日(ひ)の出神(でのかみ)も高照彦(たかてるひこの)神(かみ)も此(この)奇遇(きぐう)に神恩(しんおん)の深(ふか)きを感謝(かんしや)し、080直(ただち)に神籬(ひもろぎ)を立(た)て国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)、081豊国姫(とよくにひめの)大神(おほかみ)、082伊弉諾(いざなぎの)大神(おほかみ)、083撞(つき)の御柱(みはしらの)大神(おほかみ)を鎮祭(ちんさい)し、084天津(あまつ)祝詞(のりと)を奏上(そうじやう)し、085一同(いちどう)歓(よろこ)びを尽(つく)して宴会(えんくわい)を閉(と)ぢたりにける。
086 此(これ)より日(ひ)の出神(でのかみ)は澄世姫(すみよひめの)命(みこと)[※筑紫島の国魂が「澄世姫」と書かれているのはここだけ。他の箇所ではみな「純世姫」になっている。]の神霊(しんれい)を国魂(くにたま)として鎮祭(ちんさい)し、087豊日別(とよひわけ)をして豊(とよ)の国(くに)の守護職(しゆごしよく)となし、088日(ひ)の出神(でのかみ)、089高照彦(たかてるひこの)神(かみ)、090外(ほか)二人(ふたり)の宣伝使(せんでんし)は筑紫(つくし)を指(さ)して足(あし)に任(まか)せて勇(いさ)み進(すす)み行(ゆ)く。
091 この島(しま)は身(み)一(ひと)つに面(おも)四(よ)つあり、092豊国(とよのくに)、093肥国(ひのくに)、094熊襲国(くまそのくに)、095筑紫国(つくしのくに)と区別(くべつ)され居(ゐ)るなり。096しかしてこの四(よ)つの国(くに)を総称(そうしよう)して又(また)筑紫(つくし)の洲(しま)といふなり。
097(大正一一・二・二 旧一・六 加藤明子録)
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