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霊界物語
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第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
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第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
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第13巻(子の巻)
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第25巻(子の巻)
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第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
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第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
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第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
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第14巻(丑の巻)
序歌
信天翁(四)
凡例
総論歌
第1篇 五里夢中
01 三途川
〔551〕
02 銅木像
〔552〕
03 鷹彦還元
〔553〕
04 馬詈
〔554〕
05 風馬牛
〔555〕
第2篇 幽山霊水
06 楽隠居
〔556〕
07 難風
〔557〕
08 泥の川
〔558〕
09 空中滑走
〔559〕
第3篇 高加索詣
10 牡丹餅
〔560〕
11 河童の屁
〔561〕
12 復縁談
〔562〕
13 山上幽斎
〔563〕
14 一途川
〔564〕
15 丸木橋
〔565〕
16 返り咲
〔566〕
第4篇 五六七号
17 一寸一服
〔567〕
跋文
余白歌
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<<< 一寸一服
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跋文
(
ばつぶん
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第14巻 如意宝珠 丑の巻
篇:
後付
よみ(新仮名遣い):
章:
跋文
よみ(新仮名遣い):
ばつぶん
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年11月04日(旧09月16日)
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年11月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
現幽神三界を説いた第十四巻の終わりに、三途の川の真相を述べておく。三途の川は、現幽神三界に、諸人たちの霊魂が行く先が定まる場所である。八洲の河、またヨルダンの河とも言われる聖場である。
悪の御魂には脱衣婆が現れて衣服をはぎ、善の御魂には美女が錦の服を授ける。善悪未定の霊魂は、婆が竹箒で娑婆へ追い返す。善悪正邪を立て別ける、御魂の分水嶺である。
川水は、集まってきた人々の霊魂によって清くも濁りもする。激しい上の瀬を渡るのは、現界に生まれ変わったり蘇生したりする霊魂である。弱い下津瀬を渡るのは、根底の国に落ち行く人たちである。温かく美しい中津瀬を渡るのは、天国に行く人たちである。
一方一途の川は、至善至真の天国に一直線に上って行く稀有な御魂や、地獄に一筋に堕ち行く極悪の御魂が渡る、善と悪の一途の川である。
物語は滑稽交じりに述べたが、ぜひ意を留めて反省悔悟の念を起こし、人生の行路を清く正しく歩ませ給え。
神諭にミロクは宇宙一切万有の親神であるとあるが、仏教においてはそうではない、という人がある。仏典にある菩薩は、それぞれ何神・何命にあたるのかは、物語を全部通読すれば、わかってくるのである。
大本教祖の筆先は、仏神一体の神理によって、現代人の耳に入りやすいように仏教の用語を用いられているのである。筆先は、仏教の用語が主となって現れていることを、ここに示しておくものである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm149901
愛善世界社版:
284頁
八幡書店版:
第3輯 265頁
修補版:
校定版:
297頁
普及版:
133頁
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
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:
出口王仁三郎全集 > 第二巻 宗教・教育編 > 【宗教編】第四篇 神霊世界 > 第六章 三途川と一途川
001
神
(
かみ
)
の
御諭
(
みこと
)
を
蒙
(
かうむ
)
りて
002
述
(
の
)
べ
始
(
はじ
)
めたる
霊界
(
れいかい
)
の
003
奇
(
く
)
しき
神代
(
かみよ
)
の
物語
(
ものがたり
)
004
神代
(
かみよ
)
許
(
ばか
)
りか
幽界
(
いうかい
)
も
005
また
現界
(
げんかい
)
も
押並
(
おしな
)
べて
006
神
(
かみ
)
の
随
(
ま
)
に
随
(
ま
)
に
口車
(
くちぐるま
)
007
現幽神
(
げんいうしん
)
の
三界
(
さんかい
)
の
008
峠
(
たうげ
)
に
立
(
た
)
ちて
三
(
み
)
ツ
瀬川
(
せがは
)
009
三
(
み
)
ツ
尾
(
を
)
峠
(
たうげ
)
や
四
(
よ
)
ツ
尾
(
を
)
の
010
峰
(
みね
)
の
麓
(
ふもと
)
にそそり
立
(
た
)
つ
011
黄金閣
(
わうごんかく
)
の
蔭
(
かげ
)
清
(
きよ
)
き
012
教主館
(
けうしゆやかた
)
に
横臥
(
わうぐわ
)
して
013
三途
(
せうづ
)
の
流
(
ながれ
)
滔々
(
たうたう
)
と
014
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
走
(
はし
)
り
書
(
が
)
き
015
十四
(
じふし
)
の
巻
(
まき
)
のいや
終
(
はて
)
に
016
その
真相
(
しんさう
)
を
示
(
しめ
)
すべし
017
三途
(
せうづ
)
の
河
(
かは
)
は
神界
(
しんかい
)
と
018
現界
(
げんかい
)
又
(
また
)
は
幽界
(
いうかい
)
へ
019
諸人
(
もろびと
)
等
(
たち
)
の
霊魂
(
れいこん
)
の
020
行衛
(
ゆくゑ
)
の
定
(
さだ
)
まる
裁断所
(
さばきどこ
)
021
八洲
(
やす
)
の
河原
(
かはら
)
とヨルダンの
022
河
(
かは
)
とも
唱
(
とな
)
ふ
神聖場
(
しんせいぢやう
)
023
悪
(
あく
)
の
霊魂
(
みたま
)
が
行
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
は
024
その
川守
(
かはもり
)
は
鬼婆
(
おにばば
)
と
025
忽
(
たちま
)
ち
変
(
へん
)
じ
着衣
(
ちやくい
)
剥
(
は
)
ぎ
026
裸体
(
らたい
)
となりて
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
や
027
底
(
そこ
)
つ
幽世
(
かくりよ
)
へ
落
(
おと
)
し
捨
(
す
)
て
028
善
(
ぜん
)
の
御魂
(
みたま
)
の
来
(
く
)
る
時
(
とき
)
は
029
川守
(
かはもり
)
忽
(
たちま
)
ち
美女
(
びぢよ
)
となり
030
優
(
やさ
)
しき
言葉
(
ことば
)
を
使
(
つか
)
ひつつ
031
旧
(
ふる
)
き
衣服
(
いふく
)
を
脱却
(
だつきやく
)
し
032
錦
(
にしき
)
の
衣服
(
いふく
)
と
着替
(
きか
)
へさせ
033
高天原
(
たかあまはら
)
の
楽園
(
らくゑん
)
へ
034
行
(
ゆ
)
くべき
印綬
(
いんじゆ
)
を
渡
(
わた
)
す
也
(
なり
)
035
善悪
(
ぜんあく
)
未定
(
みてい
)
の
霊魂
(
れいこん
)
が
036
来
(
き
)
たれば
川守
(
かはもり
)
また
婆
(
ばば
)
と
037
忽
(
たちま
)
ち
変
(
かは
)
り
竹箒
(
たけばうき
)
038
振
(
ふ
)
り
上
(
あ
)
げ
娑婆
(
しやば
)
へ
追返
(
おひかへ
)
し
039
朝
(
あさ
)
と
夕
(
ゆふべ
)
の
区別
(
くべつ
)
なく
040
川
(
かは
)
の
流
(
なが
)
れの
変
(
かは
)
る
如
(
ごと
)
041
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
の
活動
(
くわつどう
)
を
042
いや
永遠
(
とこしへ
)
に
開
(
ひら
)
き
行
(
ゆ
)
く
043
善悪
(
ぜんあく
)
正邪
(
せいじや
)
を
立別
(
たてわ
)
ける
044
是
(
これ
)
ぞ
霊魂
(
みたま
)
の
分水河
(
ぶんすゐか
)
045
千代
(
ちよ
)
に
流
(
なが
)
れて
果
(
はて
)
もなし
046
抑
(
そもそ
)
もこれの
川水
(
かはみづ
)
は
047
清
(
きよ
)
く
流
(
なが
)
るることもあり
048
濁
(
にご
)
り
汚
(
けが
)
るることもあり
049
清濁
(
せいだく
)
不定
(
ふてい
)
の
有様
(
ありさま
)
は
050
集
(
あつ
)
まり
来
(
き
)
たる
人々
(
ひとびと
)
の
051
霊魂
(
みたま
)
々々
(
みたま
)
に
映
(
うつ
)
り
行
(
ゆ
)
く
052
奇
(
く
)
しき
尊
(
たふ
)
とき
珍
(
めづ
)
らしき
053
宇宙
(
うちう
)
唯一
(
ゆいつ
)
の
流
(
なが
)
れなり
054
激
(
はげ
)
しき
上
(
うは
)
つ
瀬
(
せ
)
渉
(
わた
)
るのは
055
現実界
(
げんじつかい
)
へ
生
(
うま
)
れ
行
(
ゆ
)
く
056
霊魂
(
みたま
)
や
蘇生
(
そせい
)
する
人
(
ひと
)
許
(
ばか
)
り
057
弱
(
よわ
)
き
下津瀬
(
しもつせ
)
渉
(
わた
)
り
行
(
ゆ
)
く
058
霊魂
(
みたま
)
は
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
059
暗黒
(
あんこく
)
無明
(
むみやう
)
の
世界
(
せかい
)
へと
060
落
(
お
)
ち
行
(
ゆ
)
く
悲
(
かな
)
しき
魂
(
たま
)
のみぞ
061
緩
(
ゆる
)
けく
強
(
つよ
)
く
清
(
きよ
)
らけく
062
且
(
か
)
つ
温
(
あたた
)
かく
美
(
うる
)
はしき
063
中津瀬
(
なかつせ
)
渉
(
わた
)
り
行
(
ゆ
)
くものは
064
至喜
(
しき
)
と
至楽
(
しらく
)
の
花
(
はな
)
開
(
ひら
)
く
065
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
に
登
(
のぼ
)
る
魂
(
たま
)
066
それぞれ
霊魂
(
みたま
)
の
因縁
(
いんねん
)
の
067
綱
(
つな
)
に
曳
(
ひ
)
かれて
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
068
神
(
かみ
)
の
律法
(
みのり
)
ぞ
尊
(
たふ
)
とけれ
069
三途
(
せうづ
)
の
川
(
かは
)
の
物語
(
ものがたり
)
070
外
(
ほか
)
に
一途
(
いちづ
)
の
川
(
かは
)
もあり
071
抑
(
そもそ
)
も
一途
(
いちづ
)
の
因縁
(
いんねん
)
は
072
現世
(
げんせ
)
に
一旦
(
いつたん
)
生
(
うま
)
れ
来
(
き
)
て
073
至善
(
しぜん
)
至真
(
ししん
)
の
神仏
(
しんぶつ
)
の
074
教
(
をしへ
)
を
守
(
まも
)
り
道
(
みち
)
を
行
(
ゆ
)
き
075
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
たる
天職
(
てんしよく
)
を
076
尽
(
つく
)
し
了
(
を
)
はせし
神魂
(
かむみたま
)
077
大聖
(
たいせい
)
美人
(
びにん
)
の
天国
(
てんごく
)
へ
078
進
(
すす
)
みて
登
(
のぼ
)
る
八洲
(
やす
)
の
川
(
かは
)
079
清
(
きよ
)
めし
御魂
(
みたま
)
も
今
(
いま
)
一度
(
いちど
)
080
浄
(
きよ
)
めて
進
(
すす
)
み
渉
(
わた
)
り
行
(
ゆ
)
く
081
善
(
ぜん
)
一途
(
ひとみち
)
の
生命川
(
いのちがは
)
082
渡
(
わた
)
る
人
(
ひと
)
こそ
稀
(
めづ
)
らしき
083
一旦
(
いつたん
)
現世
(
げんせ
)
へ
生
(
うま
)
れ
来
(
き
)
て
084
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじう
)
の
悪業
(
あくげふ
)
を
085
山
(
やま
)
と
積
(
つ
)
みたる
邪霊
(
まがたま
)
の
086
裁断
(
さばき
)
も
受
(
う
)
けず
一筋
(
ひとすぢ
)
に
087
渉
(
わた
)
りて
根底
(
ねそこ
)
の
暗界
(
あんかい
)
へ
088
堕
(
お
)
ち
行
(
ゆ
)
く
亡者
(
まうじや
)
の
濁水
(
だくすゐ
)
に
089
溺
(
おぼ
)
れ
苦
(
くる
)
しみ
渡
(
わた
)
り
行
(
ゆ
)
く
090
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
との
一途川
(
いちづがは
)
091
実
(
げ
)
にも
忌々
(
ゆゆ
)
しき
流
(
なが
)
れ
也
(
なり
)
092
アヽ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
093
御霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
へましまして
094
三途
(
せうづ
)
の
川
(
かは
)
や
一途川
(
いちづがは
)
095
滑稽
(
こつけい
)
交
(
まじ
)
りに
述
(
の
)
べ
立
(
た
)
てし
096
この
物語
(
ものがたり
)
意
(
い
)
を
留
(
と
)
めて
097
読
(
よ
)
み
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
の
霊魂
(
たましひ
)
に
098
反省
(
はんせい
)
改悟
(
かいご
)
の
信念
(
しんねん
)
を
099
発
(
おこ
)
させ
給
(
たま
)
ひて
人生
(
じんせい
)
の
100
行路
(
かうろ
)
を
清
(
きよ
)
く
楽
(
たの
)
もしく
101
歩
(
あゆ
)
ませ
玉
(
たま
)
へと
天地
(
あめつち
)
の
102
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
る
103
大空
(
おほぞら
)
輝
(
かがや
)
く
瑞月
(
ずゐげつ
)
が
104
天照
(
あまてら
)
し
坐
(
ま
)
す
大神
(
おほかみ
)
の
105
遍
(
あま
)
ねく
照
(
てら
)
す
光明
(
くわうみやう
)
に
106
照
(
てら
)
され
乍
(
なが
)
ら
人々
(
ひとびと
)
の
107
身魂
(
みたま
)
の
行衛
(
ゆくゑ
)
を
明
(
あきら
)
かに
108
説
(
と
)
き
示
(
しめ
)
し
行
(
ゆ
)
く
嬉
(
うれ
)
しさよ
109
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
る
共
(
とも
)
110
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
111
たとへ
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
む
共
(
とも
)
112
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
御諭
(
みさと
)
しは
113
万劫
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
いつ
迄
(
まで
)
も
114
天地
(
てんち
)
の
続
(
つづ
)
くその
限
(
かぎ
)
り
115
変
(
かは
)
りて
朽
(
く
)
ちて
亡
(
ほろ
)
び
行
(
ゆ
)
く
116
ためしは
永遠
(
とは
)
にあらざらめ
117
アヽ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
118
御魂
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ。
119
○
120
神諭
(
しんゆ
)
に『
松
(
まつ
)
の
代
(
よ
)
弥勒
(
みろく
)
の
代
(
よ
)
神世
(
かみよ
)
に
致
(
いた
)
すぞよ
云々
(
うんぬん
)
』とあり、
121
弥勒
(
みろく
)
は
至仁
(
しじん
)
至愛
(
しあい
)
の
意
(
い
)
にして、
122
宇宙
(
うちう
)
万有
(
ばんいう
)
一切
(
いつさい
)
の
親
(
おや
)
也
(
なり
)
師
(
し
)
也
(
なり
)
主
(
しゆ
)
也
(
なり
)
と
説
(
と
)
きたまへり。
123
読者
(
どくしや
)
の
中
(
なか
)
には、
124
仏教
(
ぶつけう
)
の
教典
(
けうてん
)
に
由
(
よ
)
りて
釈迦
(
しやか
)
の
説
(
せつ
)
と
引
(
ひ
)
き
合
(
あは
)
せ、
125
ミロクは
七仏
(
しちぶつ
)
出生説
(
しゆつしやうせつ
)
の
中
(
なか
)
にある
一仏
(
いちぶつ
)
にして、
126
大本
(
おほもと
)
の
神諭
(
しんゆ
)
にある
如
(
ごと
)
き
尊
(
たふと
)
き
位置
(
ゐち
)
にある
仏
(
ぶつ
)
又
(
また
)
は
神
(
かみ
)
にあらずと
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
あり。
127
仏書
(
ぶつしよ
)
のみを
読
(
よ
)
みたる
人
(
ひと
)
の
意見
(
いけん
)
としては、
128
最
(
もつと
)
も
至極
(
しごく
)
なる
見解
(
けんかい
)
と
謂
(
い
)
ふべしである。
129
王仁
(
おに
)
は、
130
序
(
ついで
)
を
以
(
もつ
)
て
本巻
(
ほんくわん
)
の
末尾
(
まつび
)
に
於
(
おい
)
て
仏典
(
ぶつてん
)
に
現
(
あら
)
はれたる
弥勒
(
みろく
)
の
位置
(
ゐち
)
を
茲
(
ここ
)
に
掲載
(
けいさい
)
して、
131
読者
(
どくしや
)
の
参考
(
さんかう
)
に
供
(
きよう
)
して
見
(
み
)
ようと
思
(
おも
)
ふ。
132
法華経
(
ほけきやう
)
の
序品
(
じよほん
)
第一
(
だいいち
)
に
133
前略
(
ぜんりやく
)
134
菩薩
(
ぼさつ
)
摩訶薩
(
まかさつ
)
八万
(
はちまん
)
人
(
にん
)
あり。
135
皆
(
みな
)
阿耨
(
あのく
)
多羅
(
だら
)
三藐
(
さんみやく
)
三菩提
(
さんぼだい
)
に
於
(
おい
)
て
退転
(
たいてん
)
せず、
136
皆
(
みな
)
陀羅尼
(
だらに
)
を
得
(
え
)
、
137
楽説
(
げうせつ
)
弁才
(
べんさい
)
あつて
不退転
(
ふたいてん
)
の
法輪
(
ほふりん
)
を
転
(
てん
)
じ、
138
無量
(
むりやう
)
百千
(
ひやくせん
)
の
諸仏
(
しよぶつ
)
を
供養
(
くやう
)
し、
139
諸仏
(
しよぶつ
)
の
所
(
ところ
)
に
於
(
おい
)
て
衆
(
もろもろ
)
の
徳本
(
とくほん
)
を
植
(
う
)
ゑ、
140
常
(
つね
)
に
諸仏
(
しよぶつ
)
に
称嘆
(
しようたん
)
せらるることを
為
(
え
)
、
141
慈
(
じ
)
を
以
(
もつ
)
て
身
(
み
)
を
修
(
をさ
)
め、
142
善
(
よ
)
く
仏慧
(
ぶつゑ
)
に
入
(
い
)
り、
143
大智
(
だいち
)
に
通達
(
つうたつ
)
し、
144
彼岸
(
ひがん
)
に
到
(
いた
)
り
名称
(
みようしよう
)
普
(
あまね
)
く
無量
(
むりやう
)
の
世界
(
せかい
)
に
聞
(
きこ
)
えて、
145
能
(
よ
)
く
無数
(
むすう
)
百千
(
ひやくせん
)
の
衆生
(
しゆじやう
)
を
度
(
ど
)
す。
146
その
名
(
な
)
を、
147
一
文珠
(
もんじゆ
)
師利
(
しり
)
菩薩
(
ぼさつ
)
148
二
観世音
(
くわんぜおん
)
菩薩
(
ぼさつ
)
149
三
得大勢
(
とくだいぜい
)
菩薩
(
ぼさつ
)
150
四
常精進
(
じやうしやうじん
)
菩薩
(
ぼさつ
)
151
五
不休息
(
ふぐそく
)
菩薩
(
ぼさつ
)
152
六
宝掌
(
ほうしやう
)
菩薩
(
ぼさつ
)
153
七
薬王
(
やくわう
)
菩薩
(
ぼさつ
)
154
八
勇施
(
ゆうせ
)
菩薩
(
ぼさつ
)
155
九
宝月
(
ほうげつ
)
菩薩
(
ぼさつ
)
156
十
月光
(
げつくわう
)
菩薩
(
ぼさつ
)
157
十一
満月
(
まんげつ
)
菩薩
(
ぼさつ
)
158
十二
大力
(
たいりき
)
菩薩
(
ぼさつ
)
159
十三
無量力
(
むりやうりき
)
菩薩
(
ぼさつ
)
160
十四
越三界
(
おつさんかい
)
菩薩
(
ぼさつ
)
161
十五
跋陀婆羅
(
ばつだばら
)
菩薩
(
ぼさつ
)
162
十六
弥勒
(
みろく
)
菩薩
(
ぼさつ
)
163
十七
宝積
(
ほうしやく
)
菩薩
(
ぼさつ
)
164
十八
導師
(
だうし
)
菩薩
(
ぼさつ
)
165
右
(
みぎ
)
の
如
(
ごと
)
き
菩薩
(
ぼさつ
)
摩訶薩
(
まかさつ
)
八万
(
はちまん
)
人
(
にん
)
と
倶
(
とも
)
也
(
なり
)
166
と
記
(
しる
)
してある。
167
この
菩薩
(
ぼさつ
)
も
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
を
全部
(
ぜんぶ
)
通読
(
つうどく
)
されなば、
168
何
(
なに
)
菩薩
(
ぼさつ
)
は
何神
(
なにがみ
)
何
(
なに
)
命
(
みこと
)
に
当
(
あ
)
たるやといふことは
自
(
おのづか
)
ら
判明
(
はんめい
)
することと
思
(
おも
)
ひます。
169
釈提
(
しやくだい
)
桓因
(
くわんいん
)
その
眷属
(
けんぞく
)
二万
(
にまん
)
の
天子
(
てんし
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
170
復
(
また
)
171
一
名月
(
みやうげつ
)
天子
(
てんし
)
172
二
普香
(
ふかう
)
天子
(
てんし
)
173
三
宝光
(
ほうくわう
)
天子
(
てんし
)
四大
(
しだい
)
天王
(
てんわう
)
あり、
174
其
(
その
)
眷属
(
けんぞく
)
万
(
よろづ
)
の
天子
(
てんし
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
175
四
自在
(
じざい
)
天子
(
てんし
)
176
五
大自在
(
だいじざい
)
天子
(
てんし
)
177
その
眷属
(
けんぞく
)
三万
(
さんまん
)
の
天子
(
てんし
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
178
娑婆
(
しやば
)
世界
(
せかい
)
の
主
(
しゆ
)
179
六
梵天王
(
ぼんてんわう
)
180
七
尸棄
(
しき
)
大梵
(
だいぼん
)
181
八
光明
(
くわうみやう
)
大梵
(
だいぼん
)
182
等
(
とう
)
その
眷属
(
けんぞく
)
万二千
(
まんにせん
)
の
天子
(
てんし
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
183
八
(
やつ
)
の
竜王
(
りうわう
)
あり、
184
一
難陀
(
なんだ
)
竜王
(
りうわう
)
185
二
跋難陀
(
ばつなんだ
)
竜王
(
りうわう
)
186
三
娑伽羅
(
しやがら
)
竜王
(
りうわう
)
187
四
和修吉
(
わしうきつ
)
竜王
(
りうわう
)
188
五
徳叉迦
(
とくしやか
)
竜王
(
りうわう
)
189
六
阿那婆
(
あなば
)
達多
(
だつた
)
竜王
(
りうわう
)
190
七
摩那斯
(
まなし
)
竜王
(
りうわう
)
191
八
優鉢羅
(
うばつら
)
竜王
(
りうわう
)
なり。
192
各
(
かく
)
若干
(
じやくかん
)
百千
(
ひやくせん
)
の
眷属
(
けんぞく
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
193
四
(
よつ
)
の
緊那羅
(
きんなら
)
王
(
わう
)
あり
194
一
法
(
はふ
)
緊那羅
(
きんなら
)
王
(
わう
)
195
二
妙法
(
めうはふ
)
緊那羅
(
きんなら
)
王
(
わう
)
196
三
大法
(
だいはふ
)
緊那羅
(
きんなら
)
王
(
わう
)
197
四
持法
(
ぢはふ
)
緊那羅
(
きんなら
)
王
(
わう
)
なり。
198
各
(
かく
)
若干
(
じやくかん
)
百千
(
ひやくせん
)
の
眷属
(
けんぞく
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
199
四
(
よつ
)
の
乾闥婆
(
けんだつば
)
王
(
わう
)
あり。
200
一
楽
(
がく
)
乾闥婆
(
けんだつば
)
王
(
わう
)
201
二
楽音
(
がくおん
)
乾闥婆
(
けんだつば
)
王
(
わう
)
202
三
美
(
み
)
乾闥婆
(
けんだつば
)
王
(
わう
)
203
四
美音
(
みおん
)
乾闥婆
(
けんだつば
)
王
(
わう
)
なり。
204
各
(
かく
)
若干
(
じやくかん
)
百千
(
ひやくせん
)
の
眷属
(
けんぞく
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
205
四
(
よつ
)
の
阿修羅
(
あしゆら
)
王
(
わう
)
あり
206
一
婆稚
(
ばち
)
阿修羅
(
あしゆら
)
王
(
わう
)
207
二
佉羅騫駄
(
からけんだ
)
阿修羅
(
あしゆら
)
王
(
わう
)
208
三
毘
(
び
)
摩
(
ま
)
質
(
しつ
)
多
(
た
)
羅
(
ら
)
阿修羅
(
あしゆら
)
王
(
わう
)
209
四
羅睺
(
らご
)
阿修羅
(
あしゆら
)
王
(
わう
)
なり。
210
各
(
かく
)
若干
(
じやくかん
)
百千
(
ひやくせん
)
の
眷属
(
けんぞく
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
211
四
(
よつ
)
の
迦楼羅
(
かるら
)
王
(
わう
)
あり、
212
一
大威徳
(
だいゐとく
)
迦楼羅
(
かるら
)
王
(
わう
)
213
二
大身
(
だいしん
)
迦楼羅
(
かるら
)
王
(
わう
)
214
三
大満
(
たいまん
)
迦楼羅
(
かるら
)
王
(
わう
)
215
四
如意
(
によい
)
迦楼羅
(
かるら
)
王
(
わう
)
なり。
216
各
(
かく
)
若干
(
じやくかん
)
百千
(
ひやくせん
)
の
眷属
(
けんぞく
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり。
217
韋提希
(
ゐだいけ
)
の
子
(
こ
)
阿闍世
(
あじやせ
)
王
(
わう
)
若干
(
じやくかん
)
百千
(
ひやくせん
)
の
眷属
(
けんぞく
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なり
云々
(
うんぬん
)
。
218
と、
219
示
(
しめ
)
されてある。
220
之
(
これ
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
を
見
(
み
)
る
時
(
とき
)
は、
221
大本
(
おほもと
)
教祖
(
けうそ
)
の
筆先
(
ふでさき
)
なるものは
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
とは
云
(
い
)
ひながら、
222
最初
(
さいしよ
)
より
仏神
(
ぶつしん
)
一体
(
いつたい
)
の
神理
(
しんり
)
により、
223
現代人
(
げんだいじん
)
の
耳
(
みみ
)
に
入
(
い
)
り
易
(
やす
)
きやうに
仏教
(
ぶつけう
)
の
用語
(
ようご
)
をも
用
(
もち
)
ゐられてあることを
覚
(
さと
)
り
得
(
え
)
らるるのである。
224
明治
(
めいぢ
)
二十五
(
にじふご
)
年
(
ねん
)
正
(
しやう
)
月
(
ぐわつ
)
元日
(
ぐわんじつ
)
に
初
(
はじ
)
めて
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
様
(
さま
)
が
出口
(
でぐち
)
教祖
(
けうそ
)
に
神懸
(
かむがかり
)
された
時
(
とき
)
の
大
(
だい
)
獅子吼
(
ししく
)
は、
225
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
世
(
よ
)
になりたぞよ。
226
須弥仙
(
しゆみせん
)
山
(
ざん
)
に
腰
(
こし
)
を
懸
(
か
)
け
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
世界
(
せかい
)
を
守
(
まも
)
るぞよ
云々
(
うんぬん
)
。
227
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
も
仏教中
(
ぶつけうちう
)
の
用語
(
ようご
)
であり、
228
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
も
神道
(
しんだう
)
の
語
(
ご
)
ではない。
229
須弥仙
(
しゆみせん
)
山
(
ざん
)
は
仏教家
(
ぶつけうか
)
の
最
(
もつと
)
も
大切
(
たいせつ
)
にして
居
(
ゐ
)
る
霊山
(
れいざん
)
である。
230
またミロク
菩薩
(
ぼさつ
)
とか
竜宮
(
りうぐう
)
とか
竜神
(
りうじん
)
とか、
231
天子
(
てんし
)
とか、
232
王
(
わう
)
とか
現
(
あら
)
はれて
居
(
を
)
るのは、
233
悉
(
ことごと
)
く
仏教
(
ぶつけう
)
の
語
(
ご
)
を
籍
(
か
)
りて
説
(
と
)
かれたものであります。
234
故
(
ゆゑ
)
に
筆先
(
ふでさき
)
にある
王
(
わう
)
とは、
235
八大
(
はちだい
)
竜王
(
りうわう
)
及
(
および
)
諸仏王
(
しよぶつわう
)
の
略称
(
りやくしよう
)
であり、
236
天子
(
てんし
)
と
云
(
い
)
へば
明月
(
めいげつ
)
天子
(
てんし
)
、
237
普香
(
ふかう
)
天子
(
てんし
)
、
238
宝光
(
ほうくわう
)
天子
(
てんし
)
、
239
四大
(
しだい
)
天王
(
てんわう
)
その
他
(
た
)
諸
(
しよ
)
天子
(
てんし
)
、
240
諸
(
しよ
)
天王
(
てんわう
)
の
略称
(
りやくしよう
)
であることは
勿論
(
もちろん
)
であります。
241
自在
(
じざい
)
天子
(
てんし
)
、
242
大自在
(
だいじざい
)
天子
(
てんし
)
、
243
梵天王
(
ぼんてんわう
)
、
244
その
他
(
た
)
王
(
わう
)
の
名
(
な
)
の
付
(
つ
)
いた
仏
(
ぶつ
)
は
沢山
(
たくさん
)
にあり、
245
仏
(
ぶつ
)
も
神
(
かみ
)
も
同一体
(
どういつたい
)
、
246
元
(
もと
)
は
一株
(
ひとかぶ
)
と
説
(
と
)
いてある。
247
また
大自在
(
だいじざい
)
天子
(
てんし
)
のその
眷属
(
けんぞく
)
三万
(
さんまん
)
の
天子
(
てんし
)
と
与
(
とも
)
に
倶
(
とも
)
なりとあるを
見
(
み
)
れば
天子
(
てんし
)
とは
即
(
すなは
)
ち
神道
(
しんだう
)
にて
云
(
い
)
ふ
神子
(
みこ
)
又
(
また
)
は
神使
(
しんし
)
であります。
248
要
(
えう
)
するに、
249
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
、
250
仏
(
ぶつ
)
の
道
(
みち
)
に
優
(
すぐ
)
れたる
信者
(
しんじや
)
の
意味
(
いみ
)
になるのであります。
251
天子
(
てんし
)
は、
252
また
天使
(
てんし
)
エンゼルとキリスト
教
(
けう
)
では
謂
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。
253
大本
(
おほもと
)
の
筆先
(
ふでさき
)
は
教祖
(
けうそ
)
入道
(
にふだう
)
の
最初
(
さいしよ
)
より
仏教
(
ぶつけう
)
の
用語
(
ようご
)
で
現
(
あら
)
はせられたのであるから
凡
(
すべ
)
て
仏教
(
ぶつけう
)
の
縁
(
えん
)
に
由
(
よ
)
つて
説明
(
せつめい
)
せなくては、
254
大変
(
たいへん
)
な
間違
(
まちが
)
ひの
起
(
おこ
)
るものであります。
255
王仁
(
おに
)
は
弥勒
(
みろく
)
菩薩
(
ぼさつ
)
に
因
(
ちな
)
める
五百
(
ごひやく
)
六十七
(
ろくじふしち
)
節
(
せつ
)
を
口述
(
こうじゆつ
)
し
了
(
をは
)
るに
際
(
さい
)
し、
256
仏教
(
ぶつけう
)
に
現
(
あら
)
はれたるミロク
菩薩
(
ぼさつ
)
の
位置
(
ゐち
)
を
示
(
しめ
)
すと
同時
(
どうじ
)
に
筆先
(
ふでさき
)
は
一切
(
いつさい
)
仏
(
ぶつ
)
の
用語
(
ようご
)
が
主
(
しゆ
)
となりて
現
(
あら
)
はれて
居
(
を
)
ることを
茲
(
ここ
)
に
説明
(
せつめい
)
しておきました。
257
アヽ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
ませ。
258
大正十一年十一月四日
259
(昭和一〇・三・一七 於嘉義公会堂 王仁校正)
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