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第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
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第21巻(申の巻)
序文
凡例
総説
第1篇 千辛万苦
01 高春山
〔675〕
02 夢の懸橋
〔676〕
03 月休殿
〔677〕
04 砂利喰
〔678〕
05 言の疵
〔679〕
第2篇 是生滅法
06 小杉の森
〔680〕
07 誠の宝
〔681〕
08 津田の湖
〔682〕
09 改悟の酬
〔683〕
第3篇 男女共権
10 女権拡張
〔684〕
11 鬼娘
〔685〕
12 奇の女
〔686〕
13 夢の女
〔687〕
14 恩愛の涙
〔688〕
第4篇 反復無常
15 化地蔵
〔689〕
16 約束履行
〔690〕
17 酒の息
〔691〕
18 解決
〔692〕
余白歌
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総説
(
そうせつ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
総説
よみ(新仮名遣い):
そうせつ
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年05月21日(旧04月25日)
口述場所:
松雲閣
筆録者:
口述著者
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年4月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
霊界は想念の世界であって、無限に広大な精霊世界である。現実界はすべて、神霊世界の移写・縮図である。
霊界の真象を写したのが、自然界なのである。神霊界は現界人が夢想しえないほど広大である。現界の一間四方の神社の内陣も、霊界では十里四方くらいもある。神霊は情動想念の世界であるから、自由自在に想念の延長をなしうる。
世界は霊界が主であり、現界すなわち形体界が従である。一切万事が霊主体従的に組織されているのが宇宙の真相であり、大神の御経綸なのである。
現実界の他に神霊界が厳然として存在することを知らない人が聞いたら、一笑に付するかもしれないが、無限絶対無始無終の霊界の事象は、現界に住む人間の智力では到底会得できるものではない。
この物語は現・幽・神の三界を一貫しており、過去・現在・未来を透徹している。それゆえ、読む人によって種々の批評が出てくるであろうが、現実界を従とし神霊界を主として熟読するなら、幾分かその真相を掴むことができるであろう。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm210003
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第4輯 265頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
1頁
初版:
ページ備考:
派生
[?]
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:
出口王仁三郎全集 > 第二巻 宗教・教育編 > 【宗教編】第四篇 神霊世界 > 第二章 現界は霊界の移写
001
霊界
(
れいかい
)
は
想念
(
さうねん
)
の
世界
(
せかい
)
であつて、
002
無限
(
むげん
)
に
広大
(
くわうだい
)
なる
精霊
(
せいれい
)
世界
(
せかい
)
である。
003
現実
(
げんじつ
)
世界
(
せかい
)
は
凡
(
すべ
)
て
神霊
(
しんれい
)
世界
(
せかい
)
の
移写
(
いしや
)
であり、
004
又
(
また
)
縮図
(
しゆくづ
)
である。
005
霊界
(
れいかい
)
の
真象
(
かたち
)
をうつしたのが、
006
現界
(
げんかい
)
、
007
即
(
すなは
)
ち
自然界
(
しぜんかい
)
である。
008
故
(
ゆゑ
)
に
現界
(
げんかい
)
を
称
(
しよう
)
してウツシ
世
(
よ
)
と
言
(
い
)
ふのである。
009
例之
(
たとへば
)
一万
(
いちまん
)
三千
(
さんぜん
)
尺
(
しやく
)
の
大
(
だい
)
富士山
(
ふじさん
)
を
僅
(
わづ
)
か
二寸
(
にすん
)
四方
(
しはう
)
位
(
くらゐ
)
の
写真
(
しやしん
)
にうつした
様
(
やう
)
なもので、
010
その
写真
(
しやしん
)
が
所謂
(
いはゆる
)
現界
(
げんかい
)
即
(
すなは
)
ちウツシ
世
(
よ
)
である。
011
写真
(
しやしん
)
の
不二山
(
ふじさん
)
は
極
(
きは
)
めて
小
(
ちひ
)
さいものだが、
012
其
(
その
)
実物
(
じつぶつ
)
は
世人
(
せじん
)
の
知
(
し
)
る
如
(
ごと
)
く、
013
駿
(
すん
)
、
014
甲
(
かふ
)
、
015
武
(
ぶ
)
三国
(
みくに
)
にまたがつた
大高山
(
だいかうざん
)
であるが
如
(
ごと
)
く、
016
神霊界
(
しんれいかい
)
は
到底
(
たうてい
)
現界人
(
げんかいじん
)
の
夢想
(
むさう
)
だになし
得
(
え
)
ざる
広大
(
くわうだい
)
なものである。
017
僅
(
わづ
)
か
一間
(
いつけん
)
四方
(
しはう
)
位
(
くらゐ
)
の
神社
(
じんじや
)
の
内陣
(
ないぢん
)
でも、
018
霊界
(
れいかい
)
にては
殆
(
ほとん
)
ど
現界人
(
げんかいじん
)
の
眼
(
め
)
で
見
(
み
)
る
十
(
じふ
)
里
(
り
)
四方
(
しはう
)
位
(
くらゐ
)
はあるのである。
019
凡
(
すべ
)
て
現実界
(
げんじつかい
)
の
事物
(
じぶつ
)
は、
020
何
(
いづ
)
れも
神霊界
(
しんれいかい
)
の
移写
(
いしや
)
であるからである。
021
僅
(
わづか
)
に
一
(
いつ
)
尺
(
しやく
)
足
(
た
)
らずの
小
(
ちひ
)
さい
祭壇
(
さいだん
)
にも、
022
八百万
(
やほよろづ
)
の
神々
(
かみがみ
)
や
又
(
また
)
は
祖先
(
そせん
)
の
神霊
(
しんれい
)
が
余
(
あま
)
り
狭隘
(
けふあい
)
を
感
(
かん
)
じ
玉
(
たま
)
はずして
鎮
(
しづ
)
まり
給
(
たま
)
ふのは、
023
凡
(
すべ
)
て
神霊
(
しんれい
)
は
情動
(
じやうだう
)
想念
(
さうねん
)
の
世界
(
せかい
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
024
自由
(
じいう
)
自在
(
じざい
)
に
想念
(
さうねん
)
の
延長
(
えんちやう
)
を
為
(
な
)
し
得
(
う
)
るが
故
(
ゆゑ
)
である。
025
三尺
(
さんじやく
)
四方
(
しはう
)
位
(
くらゐ
)
の
祠
(
ほこら
)
を
建
(
た
)
てておいて
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
に
大宮柱
(
おほみやばしら
)
太敷立
(
ふとしきたて
)
、
026
高天原
(
たかあまはら
)
に
千木高
(
ちぎたか
)
知
(
し
)
りて
云々
(
うんぬん
)
と
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
するのも、
027
少
(
すこ
)
し
許
(
ばか
)
りの
供物
(
くもつ
)
を
献
(
けん
)
じて、
028
横山
(
よこやま
)
の
如
(
ごと
)
く
八足
(
やたり
)
の
机代
(
つくゑしろ
)
に
置足
(
おきた
)
らはして
奉
(
たてまつ
)
る
云々
(
うんぬん
)
とある
祝詞
(
のりと
)
の
意義
(
いぎ
)
も、
029
決
(
けつ
)
して
虚偽
(
きよぎ
)
ではない。
030
凡
(
すべ
)
て
現界
(
げんかい
)
はカタ
即
(
すなは
)
ち
形
(
かたち
)
の
世界
(
せかい
)
であるから、
031
その
祠
(
ほこら
)
も
供物
(
くもつ
)
も
前
(
まへ
)
に
述
(
の
)
べた
不二山
(
ふじさん
)
の
写真
(
しやしん
)
に
比
(
ひ
)
すべきものであつて、
032
神霊界
(
しんれいかい
)
にあつては
極
(
きは
)
めて
立派
(
りつぱ
)
な
祠
(
ほこら
)
が
建
(
た
)
てられ、
033
又
(
また
)
八百万
(
やほよろづ
)
の
神々
(
かみがみ
)
が
知食
(
きこしめ
)
しても
不足
(
ふそく
)
を
告
(
つ
)
げない
程
(
ほど
)
の
供物
(
くもつ
)
となつて
居
(
ゐ
)
るのである。
034
凡
(
すべ
)
て
世界
(
せかい
)
は
霊界
(
れいかい
)
が
主
(
しゆ
)
で
現界
(
げんかい
)
即
(
すなは
)
ち
形体界
(
けいたいかい
)
が
従
(
じう
)
である。
035
一切
(
いつさい
)
万事
(
ばんじ
)
が
霊主
(
れいしゆ
)
体従
(
たいじう
)
的
(
てき
)
に
組織
(
そしき
)
されてあるのが、
036
宇宙
(
うちう
)
の
真相
(
しんさう
)
で
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
である。
037
現実界
(
げんじつかい
)
より
外
(
ほか
)
に
神霊界
(
しんれいかい
)
の
儼然
(
げんぜん
)
として
存在
(
そんざい
)
する
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らない
人
(
ひと
)
が
斯
(
こ
)
んな
説
(
せつ
)
を
聞
(
き
)
いたならば
定
(
さだ
)
めて
一笑
(
いつせう
)
に
付
(
ふ
)
して
顧
(
かへり
)
みないでありませう。
038
無限
(
むげん
)
絶対
(
ぜつたい
)
無始
(
むし
)
無終
(
むしう
)
の
霊界
(
れいかい
)
の
事象
(
じしやう
)
は、
039
極限
(
きよくげん
)
された
現界
(
げんかい
)
に
住
(
す
)
む
人間
(
にんげん
)
の
智力
(
ちりよく
)
では、
040
到底
(
たうてい
)
会得
(
ゑとく
)
する
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
ないでせう。
041
この
物語
(
ものがたり
)
は、
042
現
(
げん
)
、
043
幽
(
いう
)
、
044
神
(
しん
)
、
045
三界
(
さんかい
)
を
一貫
(
いつくわん
)
し、
046
過去
(
くわこ
)
と
現在
(
げんざい
)
未来
(
みらい
)
を
透徹
(
とうてつ
)
したるが
故
(
ゆゑ
)
に、
047
読
(
よ
)
む
人々
(
ひとびと
)
に
由
(
よ
)
つて
種々
(
しゆじゆ
)
と
批評
(
ひひやう
)
が
出
(
で
)
るでせうが、
048
須
(
すべか
)
らく
現実界
(
げんじつかい
)
を
従
(
じう
)
とし、
049
神霊界
(
しんれいかい
)
を
主
(
しゆ
)
として
御
(
ご
)
熟読
(
じゆくどく
)
あらば、
050
幾分
(
いくぶん
)
か
其
(
その
)
真相
(
しんさう
)
を
掴
(
つか
)
む
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るであらうと
思
(
おも
)
ひます。
051
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
052
大正十一年五月廿一日
053
於松雲閣 口述著者識
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10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
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【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
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【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
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【総説|第21巻(申の巻)|霊界物語/rm210003】
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