霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一六章 千万(せんまん)無量(むりよう)〔七〇八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 篇:第4篇 改心の幕 よみ(新仮名遣い):かいしんのまく
章:第16章 千万無量 よみ(新仮名遣い):せんまんむりょう 通し章番号:708
口述日:1922(大正11)年05月27日(旧05月01日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年7月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
玉能姫は、神業のために夫と一時別れて活動をしなければならないお役目を思い、宣伝への決意を一弦琴に託して歌っていた。
杢助がそこへやってきて、玉能姫に慰めの言葉をかける。初稚姫は神の道に安く艱難を乗り越える祈りを籠めた宣伝歌を歌った。
杢助の庵の外では、にわかに騒がしい声が聞こえてきた。耳を傾けると、若彦がバラモン教徒たちに捕らえられて、打ち据えられている。
玉能姫はいたたまれない気持ちになったが、自分と夫のそれぞれに与えられた役目に対するご神命を破るわけにもいかず、苦しい胸のうちをこらえて平静を装っている。
玉能姫杢助に促されて天津祝詞を静かに奏上した。すると不思議にも庵の窓の外の人影は消えてしまい、後にはただ白狐が森の彼方に進んで行くのが見えたのみであった。
玉能姫は自分の心の迷いを糺してくれたことに対して、神への感謝の祈りを捧げた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-06-13 17:37:56 OBC :rm2216
愛善世界社版:205頁 八幡書店版:第4輯 456頁 修補版: 校定版:212頁 普及版:94頁 初版: ページ備考:
001玉能姫(たまのひめ)(みづ)(なが)れと(ひと)行末(ゆくすゑ)
002昨日(きのふ)今日(けふ)飛鳥川(あすかがは)
003淵瀬(ふちせ)(かは)()(なか)
004(かみ)御水火(みいき)(うま)()
005(をつと)ともなり(つま)となり
006親子(おやこ)となるも(かみ)()
007(えにし)(いと)(むす)ばれて
008()くる(よし)なき空蝉(うつせみ)
009うつつの()ぞと()りながら
010輪廻(りんね)(くも)(つつ)まれて
011(すす)みかねたる(こひ)(みち)
012暗路(やみぢ)(まよ)浅間(あさま)しさ
013()()(わた)(つき)()
014(あるひ)()くる()(なか)
015(かは)らぬものは(おや)()
016()きせぬ名残(なごり)(いも)()
017(ふか)(ちぎり)白雲(しらくも)
018(なれ)(ひがし)()西(にし)
019(みなみ)(きた)彷徨(さまよ)ひて
020いつかは(めぐ)近江路(あふみぢ)
021美濃(みの)尾張(をはり)さへ(さだ)めなく
022(かみ)(めぐみ)遠江(とほとほみ)
023(いの)駿河(するが)富士(ふじ)(やま)
024木花姫(このはなひめ)(おん)(かみ)
025(ねが)掛巻(かけま)甲斐(かひ)ありて
026(うれ)しき逢瀬(あふせ)三保(みほ)(はま)
027浦凪(うらな)(わた)羽衣(はごろも)
028(まつ)(ひびき)(さはや)かに
029(かぜ)のまにまに(なが)()
030(この)()(すく)生神(いきがみ)
031(うづ)御楯(みたて)(えら)まれし
032(かみ)(よさ)しの宣伝使(せんでんし)
033千変(せんぺん)万化(ばんくわ)()(やつ)
034(もも)艱難(なやみ)()()けて
035世人(よびと)(すく)真心(まごころ)
036()(かた)まりし夫婦仲(めをとなか)
037鷹鳥山(たかとりやま)(いただき)
038黄金(こがね)(ひかり)(はな)ちつつ
039衆生(しゆじやう)済度(さいど)(おん)(ちか)
040天国(てんごく)浄土(じやうど)基礎(いしずゑ)
041堅磐(かきは)常磐(ときは)(かた)めむと
042(をさ)まる御代(みよ)をみろくの()
043国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
044豊国姫(とよくにひめの)大御神(おほみかみ)
045(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
046()つの御霊(みたま)神勅(みことのり)
047(うなじ)にうけて()(ひら)
048(こころ)(いろ)若彦(わかひこ)
049(つま)(みこと)(いま)何処(いづこ)
050折角(せつかく)()ひは()ひながら
051人目(ひとめ)(せき)(へだ)てられ
052(その)(こゑ)さへも碌々(ろくろく)
053()きも()ざりし玉能姫(たまのひめ)
054果敢(はか)なき夢路(ゆめぢ)辿(たど)りつつ
055生田(いくた)(もり)(わが)(おも)
056稚姫君(わかひめぎみ)(おん)(みたま)
057堅磐(かきは)常磐(ときは)(しづ)まりて
058(ふたた)神代(かみよ)立直(たてなほ)
059四方(よも)天地(あめつち)神人(かみびと)
060(すく)はせ(たま)経綸地(けいりんち)
061(まも)るも(うれ)しき(わが)身魂(みたま)
062行末(ゆくすゑ)こそは(たの)しけれ
063あゝ(わが)(つま)若彦(わかひこ)
064(わらは)がひそむ(この)(いほり)
065遥々(はるばる)(たづ)(きた)ります
066(きよ)(たふと)(おん)(こころ)
067(あだ)(かへ)せし(むね)(うち)
068うまらに(つぶ)さに()()りて
069(かなら)(うら)ませ(たま)ふまじ
070(この)()(すく)生神(いきがみ)
071()れます(かぎ)()(われ)
072(また)もや何時(いつ)相生(あひおひ)
073(まつ)(みどり)常久(とこしへ)
074(しも)(いただ)()ありとも
075相互(たがひ)(むかし)(かた)りつつ
076(ゑら)(たの)しむ(こと)あらむ
077あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
078御霊(みたま)(さち)はひましまして
079(つま)()れます若彦(わかひこ)
080行末(ゆくすゑ)(あつ)(まも)りませ
081(われ)(をんな)()なれども
082(かみ)(うやま)(あめ)(した)
083四方(よも)身魂(みたま)(いつく)しむ
084(きよ)(こころ)(つか)()
085(むね)(はな)さず天地(あめつち)
086(かみ)(いの)りて()(かぎ)
087(こころ)(かぎ)三五(あななひ)
088(まこと)(ひと)つを筑紫潟(つくしがた)
089(こころ)(そこ)不知火(しらぬひ)
090世人(よびと)如何(いか)(さわ)ぐとも
091(ただ)皇神(すめかみ)(おん)(ため)
092夫婦(めをと)(こころ)(あは)せつつ
093()東西(とうざい)()(わか)
094如何(いか)なる艱難(なやみ)(きた)るとも
095(かみ)(まか)せし()(みこと)
096(わらは)(あと)より大神(おほかみ)
097御言(みこと)のままに白雲(しらくも)
098(とほ)(くに)をば()()けて
099(かみ)(つかさ)宣伝使(せんでんし)
100山野(やまの)(わた)(かは)()
101(うみ)(うか)びつ常世国(とこよくに)
102高砂島(たかさごじま)(はて)までも
103(すす)みて()かむ惟神(かむながら)
104御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
105一絃琴(いちげんきん)()れて(うた)(こゑ)諸共(もろとも)に、106幽邃(かすか)(いほり)(そと)(ひび)(わた)りつつあつた。
107 杢助(もくすけ)慨歎(がいたん)(やや)(ひさ)しうして、108(ちから)なげに二女(にぢよ)(こと)(だん)ずる(その)()(あら)はれ、
109杢助初稚姫(はつわかひめ)(さま)110大変(たいへん)音色(ねいろ)()くなりましたよ。111玉能姫(たまのひめ)(さま)112貴女(あなた)音色(ねいろ)余程(よほど)(よろ)しいな、113(やや)悲調(ひてう)()びて()(やう)です。114(なに)かお(こころ)(かか)つた(こと)はありませぬか、115(こころ)(いろ)()ぐに言霊(ことたま)(うへ)(あら)はれるものですから』
116玉能姫(たまのひめ)『ハイ、117(あんま)(かみ)(さま)思召(おぼしめし)有難(ありがた)くて()()(わた)り、118(また)他人(ひと)(さま)のお(なさけ)(むね)(こた)へまして、119感謝(かんしや)(なみだ)(むせ)んで()ました』
120杢助()(なか)(よろこび)があれば(かなしみ)がある、121(かなしみ)(あと)には屹度(きつと)(よろこ)ばしい(はな)()くものです。122(さくら)(はな)(この)(とほ)(よる)(あらし)無残(むざん)()りましたが、123(こずゑ)(なが)めた(はな)よりも()一面(いちめん)(には)(おも)()()(うつく)しさは(また)一入(ひとしほ)ですな。124人間(にんげん)何事(なにごと)(かみ)(さま)御心(みこころ)(まか)すより(ほか)(みち)はありませぬ。125如何(いか)なる艱難(かんなん)辛苦(しんく)遭遇(さうぐう)するとも(くや)むものでは(けつ)してありませぬ。126(わたし)一人(ひとり)(つま)死別(しにわか)れ、127一度(いちど)(かな)しき鰥鳥(やもめどり)幼児(をさなご)(かか)へて浮世(うきよ)無常(むじやう)(かん)じましたが「イヤ()暫時(しばし)128()くなり()くも人間業(にんげんわざ)ではない、129(なに)(ふか)思召(おぼしめし)のある(こと)であらう。130死別(しにわか)れた女房(にようばう)不愍(ふびん)(やう)だが、131大慈(だいじ)大悲(だいひ)(かみ)(さま)屹度(きつと)(いま)より以上(いじやう)132結構(けつこう)(ところ)へお(たす)(くだ)さるであらう。133あゝ(わし)(くや)めば可愛(かあい)女房(にようばう)(かみ)御国(みくに)へも()()かず輪廻(りんね)(まよ)(くるし)(もだ)えるであらう。134(わす)れるが(なに)よりだ」と一念(いちねん)発起(ほつき)した(うへ)(かへつ)独身(ひとりみ)(はう)結句(けつく)気楽(きらく)(よろ)しい。135()んな(こと)()ふと「お(まへ)さまは無情(むじやう)(をつと)だ」と(こころ)(そこ)(さげす)みも(わら)ひもなさらうが、136さてさて何程(なにほど)(くや)んで()(ところ)仕方(しかた)がない。137(まへ)さまも人間(にんげん)()(もつ)(この)()(うま)れ、138()して(たふと)宣伝使(せんでんし)使(つか)はれた以上(いじやう)は、139世間(せけん)凡夫(ぼんぶ)とは事変(ことかは)り、140(たの)しみも一層(いつそう)(ふか)(かは)りに(くる)しみも(また)一層(いつそう)(ふか)いでせう。141(その)(くる)しみが(かみ)(さま)(めぐみ)(むち)だ。142何事(なにごと)があつても(けつ)して心配(しんぱい)はなされますなや』
143(くち)には元気(げんき)()へど、144(なん)となく玉能姫(たまのひめ)(こころ)推量(おしはか)り、145同情(どうじやう)(なみだ)(いろ)(こゑ)(あら)はれて()た。
146玉能姫(たまのひめ)(なに)から(なに)まで、147()親切(しんせつ)有難(ありがた)御座(ござ)います。148我々(われわれ)夫婦(ふうふ)(もの)立派(りつぱ)(かみ)(さま)にしたててやらうと思召(おぼしめ)(くだ)さいまして、149(かさ)(がさ)ねの()心遣(こころづか)ひ、150(かみ)(さま)(やう)(ぞん)じます』
151(こと)()をやめて、152両手(りやうて)(ひざ)()き、153俯向(うつむ)きて(なみだ)(かく)愛憐(いぢら)しさ。154初稚姫(はつわかひめ)(あい)らしき(くちびる)(ひら)き、
155初稚姫(かみ)(おもて)(あら)はれて
156(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
157(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
158(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
159(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
160(たふと)(かみ)(おん)(まへ)
161(たま)(かぎ)りを(ささ)げつつ
162(まこと)(ひと)つの言霊(ことたま)
163(あさ)(ゆふ)なに(をこた)らず
164(たた)へまつれよ惟神(かむながら)
165御霊(みたま)(さち)はひましまして
166(あめ)(した)なる(ことごと)
167(あま)さず(のこ)さず皇神(すめかみ)
168(こころ)のままに(さち)はひて
169(やす)きに(すく)(たま)ふべし
170(かみ)(われ)()(とも)にあり
171(かみ)(われ)()(とも)にあり
172(かみ)御水火(みいき)(つゑ)となし
173(まこと)(みち)(ちから)とし
174荒浪(あらなみ)(たけ)海原(うなばら)
175虎伏(とらふ)野辺(のべ)矗々(すくすく)
176(なん)(なやみ)もあら(たふ)
177勝利(しようり)(みやこ)(たつ)すべし
178()めよ(たた)へよ(かみ)(おん)
179(つく)せよ(つく)(かみ)(みち)
180(つく)せよ(つく)(ひと)(みち)
181(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
182(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
183(うた)(をは)つて(また)もや一絃琴(いちげんきん)()にし、184心地好(ここちよ)げに微笑(びせう)(うか)べて()る。
185 (にはか)(まど)(そと)(さわ)がしく十数(じふすう)(にん)足音(あしおと)186バタバタと(きこ)えて()た。187折柄(をりから)(のぼ)月影(つきかげ)(かほ)(しか)(わか)らねど人影(ひとかげ)(うご)めく姿(すがた)188()にとる(ごと)(さん)(にん)()()つた。189()れば大喧嘩(おほげんくわ)である。190一人(ひとり)(をとこ)引縛(ひつくく)り、191杢助(もくすけ)(いほり)窓前(まどさき)(はこ)(きた)り、192()つて(たか)つて拳骨(げんこつ)(あめ)()らして()る。
193(かふ)『ヤイ、194往生(わうじやう)いたしたか、195吾々(われわれ)バラモン(けう)信徒(しんと)悪神(あくがみ)(あつか)ひしやがつて、196鷹鳥山(たかとりやま)()(かま)へ、197貴様(きさま)女房(にようばう)玉能姫(たまのひめ)魔術(まじゆつ)使(つか)はせ(この)(はう)清泉(きよいづみ)真中(まんなか)()()み、198身体(からだ)沢山(たくさん)手疵(てきず)()はせやがつた、199(その)返報(へんぱう)がへしだ。200サア、201もう()うなつては此方(こつち)のもの、202(いき)()()めて十万(じふまん)億土(おくど)旅立(たびだち)さしてやらう。203こりや若彦(わかひこ)204()のめのめと生田(いくた)(もり)まで彷徨(さまよ)うて()よつたなア』
205(また)もや鉄拳(てつけん)(あめ)(ところ)(かま)はず()らして()る。
206 現在(げんざい)()(まへ)(をつと)打擲(ちやうちやく)されて()実況(じつきやう)()たる玉能姫(たまのひめ)(こころ)()()ける(ごと)く、207仮令(たとへ)天地(てんち)法則(はふそく)(やぶ)るとも、208()びかかつて悪者(わるもの)一太刀(ひとたち)なりと(むく)いたきは山々(やまやま)なれど、209泰然(たいぜん)自若(じじやく)たる杢助(もくすけ)(こころ)()かれ、210(くる)しき(むね)(いだ)平気(へいき)(よそほ)うて()る。
211杢助(もくすけ)玉能姫(たまのひめ)さま、212(なん)面白(おもしろ)(こと)出来(でき)ましたな。213()ながらにして(まど)(うち)から活劇(くわつげき)()せて(もら)ひました。214これも有難(ありがた)思召(おぼしめし)でせう。215サア(はや)(かみ)(さま)感謝(かんしや)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)なさいませ。216(わたくし)はゆつくりと(この)活劇(くわつげき)見物(けんぶつ)(いた)しませう。217(かみ)(さま)如何(どう)しても使(つか)はねばならぬ必要(ひつえう)人物(じんぶつ)思召(おぼしめ)したならば、218仮令(たとへ)百万(ひやくまん)(てき)()(きた)るとも、219如何(いか)鉄拳(てつけん)(あめ)(かうむ)るとも、220()()()いた(ほど)怪我(けが)(いた)しますまい。221何処(いづこ)(ひと)かは()らねども、222貴女(あなた)(をつと)()によく()若彦(わかひこ)()(をとこ)らしう御座(ござ)います。223さてもさても腑甲斐(ふがひ)ない(をとこ)もあつたものだなア。224アハヽヽヽヽ』
225(つく)(わら)ひに(まぎ)らす。226玉能姫(たまのひめ)(こころ)(こころ)ならず、227(とどろ)(むね)(おさ)へながら(しづか)天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)(はじ)めた。228(なん)となく(こゑ)(ふる)うて()た。229地上(ちじやう)()げられ数多(あまた)悪者(わるもの)苛責(さいな)まれ()若彦(わかひこ)身体(しんたい)より、230(たちま)五色(ごしき)霊光(れいくわう)発射(はつしや)し、231ドンと一声(ひとこゑ)232不思議(ふしぎ)物音(ものおと)杢助(もくすけ)233玉能姫(たまのひめ)窓外(そうぐわい)(なが)むれば、234人影(ひとかげ)何処(いづこ)()えしか跡形(あとかた)もなく、235(まど)(ちか)(ひと)つの白狐(びやくこ)ノソリノソリと(ふと)()()げて(もり)彼方(かなた)(すす)()く。
236杢助(もくすけ)『アハヽヽヽ、237(かみ)(さま)何処迄(どこまで)吾々(われわれ)()をお()(あそ)ばすワイ』
238 玉能姫(たまのひめ)両手(りやうて)(あは)せ、
239玉能姫惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
240初稚姫(はつわかひめ)(すめ)大神(おほかみ)(まも)(たま)(さちは)(たま)へ』
241大正一一・五・二七 旧五・一 北村隆光録)
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