霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一五章 大洪水(だいこうずゐ)(一)〔二六五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻 篇:第3篇 大峠 よみ(新仮名遣い):おおとうげ
章:第15章 大洪水(一) よみ(新仮名遣い):だいこうずい(一) 通し章番号:265
口述日:1922(大正11)年01月18日(旧12月21日) 口述場所: 筆録者:井上留五郎 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
ついに五百六十七日の大洪水と大地震が続いてそのときがやってきた。神示の方舟を作っていた者は、ちょうど銀杏の実のように上面がすっかり板に覆われていたため、激しい豪雨にも船中に水が入って沈むことはなかった。
宇宙の変事は、すべて地上神人の精神の悪化が妖邪の気を発生させて宇宙を混濁せしめた結果なのである。宇宙の縮図である人心の悪化によって、宇宙が悪化してしまうのである。
人間とは、万物普遍の元霊である主神に代わって天地経綸の主宰者たるべき天職を賦与されていることを忘れてはならない。
古今未曾有の天変地異が襲来したのも、まったく地上の人類が、悪霊に表意されて体主霊従の行動を敢えて行い、天地の神恩を忘却した結果なのである。
大神は禽獣虫魚までも救うことを本願としているので、人民に改心をするように、神諭で警告をしているのである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-04-15 18:10:29 OBC :rm0615
愛善世界社版:91頁 八幡書店版:第1輯 663頁 修補版: 校定版:93頁 普及版:38頁 初版: ページ備考:
派生[?]この文献を底本として書かれたと思われる文献です。[×閉じる]出口王仁三郎著作集 > 第二巻「変革と平和」 > 第三部 『霊界物語』の思想 > 大洪水 一
001 (てん)より(たか)()(はな)の、002天教山(てんけうざん)()しませる、003木花姫(このはなひめ)御教(みをしへ)も、004地教(ちけう)(やま)(かく)ります、005高照姫(たかてるひめ)垂教(すいけう)も、006八百(はつぴやく)八十八(はちじふや)(はしら)の、007宣伝使(せんでんし)艱難(かんなん)も、008盲目(めくら)聾者(つんぼ)()(なか)は、009(なん)効果(かうくわ)荒風(あらかぜ)の、010(そら)()(こゑ)()(なが)し、011肯諾(うけが)(もの)千柱(ちばしら)の、012(なか)にもわづか一柱(ひとはしら)013(ひと)つの(はしら)()(もの)を、014(きん)(ぎん)(どう)天橋(てんけう)に、015(すく)はむための神心(かみごころ)016(あだ)(すご)せしその(むく)い、017(あめ)(しき)りに()りきたり、018前後(ぜんご)(つう)じて五百(ごひやく)六十七(ろくじふしち)(にち)の、019大洪水(だいこうずゐ)大地震(だいぢしん)020彗星(すゐせい)処々(しよしよ)出没(しゆつぼつ)し、021日月(じつげつ)(ひかり)()(かく)し、022御空(みそら)(くら)大地(だいち)(うへ)は、023(たひら)一面(いちめん)(どろ)(うみ)024(すさ)まじかりける次第(しだい)なり。
025 宣伝使(せんでんし)神示(しんじ)嘲笑(てうせう)して(みみ)にも()れざりし長白山(ちやうはくざん)磐長彦(いはながひこ)以下(いか)数多(あまた)神人(かみがみ)は、026追々(おひおひ)地上(ちじやう)泥水(どろみづ)(おほ)はれて()(まよ)ひ、027草木(くさき)はいづれもずるけ(くさ)り、028禽獣(きんじう)虫魚(ちうぎよ)生命(いのち)(たも)たむため、029あらゆる附近(ふきん)(やま)(さき)(あらそ)うて()(のぼ)りける。
030 されど、031連日(れんじつ)連夜(れんや)大雨(たいう)洪水(こうずゐ)はますます地上(ちじやう)氾濫(はんらん)し、032(つひ)には小高(こだか)(やま)もその姿(すがた)水中(すゐちう)(ぼつ)するに(いた)りぬ。
033 神示(しんじ)方舟(はこぶね)暴風(ばうふう)()まれつつ、034()()()るごとき(あやふ)光景(くわうけい)にて、035高山(かうざん)(いただき)めがけて漂着(へうちやく)せむと(あせ)りをる。
036 この方舟(はこぶね)一名(いちめい)目無(めなし)堅間(かたま)(ふね)といひ、037ちやうど銀杏(ぎんなん)()(うか)べたる(ごと)くにして、038上面(じやうめん)全部(すつかり)(くす)堅固(けんご)(いた)で、039中高(なかだか)(まる)(おほ)はれ()り、040わづかに側部(そくぶ)空気孔(くうきあな)()けあるのみなりける。
041 (ふね)(なか)には神人(しんじん)(はじ)め、042牛馬(ぎうば)043(ひつじ)044(とり)(とう)一番(ひとつがひ)(づつ)各自(めいめい)()れられ、045また数十(すうじふ)日間(にちかん)食物(しよくもつ)用意(ようい)されありける。
046 種々(いろいろ)(ふね)()(たく)し、047高山(かうざん)目蒐(めが)けて避難(ひなん)せむとする(もの)沢山(たくさん)ありたれど上方(じやうはう)屋根(やね)なき(ふね)は、048()りくる(あめ)(はげ)しさに、049(たま)(みづ)()()(ひま)なく、050かつ()せくる山岳(さんがく)のごとき怒濤(どたう)()まれて、051数限(かずかぎ)りなき(ふね)(のこ)らず沈没(ちんぼつ)(やく)()ひける。
052 されど(とり)啼声(なきごゑ)や、053獣類(じうるゐ)のいづれも(やま)()(のぼ)るを()て、054朧気(おぼろげ)ながらにも世界(せかい)大洪水(だいこうずゐ)()り、055逸早(いちはや)高山(かうざん)避難(ひなん)したる人畜(じんちく)はやうやく生命(いのち)(ささ)()たりしなり。
056 一般(いつぱん)蒼生(さうせい)数多(あまた)禽獣(きんじう)(むし)のために、057安眠(あんみん)することも出来(でき)ず、058(あめ)()まず、059(じつ)困難(こんなん)(きは)めたりける。060ここに一般人(いつぱんじん)宣伝使(せんでんし)宣伝歌(せんでんか)今更(いまさら)のごとく(おも)()し、061悔悟(くわいご)(ねん)()(おこ)し、062(にはか)(かみ)祈願(きぐわん)(はじ)めたれど(なん)効験(かうけん)もなく、063(かぜ)はますます(はげ)しく、064(あめ)次第(しだい)(つよ)くなるのみなりき。065(すべ)ての神人(しんじん)昼夜(ちうや)不安(ふあん)(ねん)()られ、066ここにいよいよ()終末(をはり)(ひん)せることを(なげ)(かな)しみけり。
067 現代(げんだい)(さか)しき人間(にんげん)は、068天災(てんさい)地妖(ちえう)人事(じんじ)とには、069(すこ)しも関係(くわんけい)()しと()ふもの(おほ)けれど地上(ちじやう)神人(しんじん)精神(せいしん)悪化(あくくわ)は、070地上(ちじやう)一面(いちめん)妖邪(えうじや)()発生(はつせい)し、071宇宙(うちう)溷濁(こんだく)せしめ、072天地(てんち)霊気(れいき)腐穢(ふゑ)し、073かつ空気(くうき)変乱(へんらん)せしめたるより、074自然(しぜん)天変(てんぺん)地妖(ちえう)発生(はつせい)するに(いた)るものなり。
075 (すべ)ての宇宙(うちう)変事(へんじ)は、076宇宙(うちう)縮図(しゆくづ)たる人心(じんしん)悪化(あくくわ)によつて宇宙(うちう)一切(いつさい)悪化(あくくわ)するのは、077(あたか)時計(とけい)竜頭(りゆうづ)破損(はそん)して、078時計(とけい)全体(ぜんたい)がその(よう)()さないのと(おな)(やう)なものである。079(ゆゑ)大神(おほかみ)神諭(しんゆ)には、
080(かみ)(かたち)(つく)られて、081(かみ)(かは)つて御用(ごよう)(いた)人民(じんみん)の、082(いち)(にち)(はや)く、083一人(ひとり)でも(おほ)く、084(こころ)立替(たてかへ)立直(たてなほ)しをして、085(まこと)神心(かみごころ)()つてくれよ』
086(しめ)(たま)ふたのは、087この()(もとづ)くものである。088また、
089人民(じんみん)くらゐ結構(けつこう)(たふと)いものは()いぞよ。090(かみ)よりも人民(じんみん)結構(けつこう)であるぞよ』
091(しめ)されあるも、092人間(にんげん)万物(ばんぶつ)普遍(ふへん)元霊(げんれい)たる(かみ)(かは)つて、093天地(てんち)経綸(けいりん)主宰者(しゆさいしや)たる()天職(てんしよく)を、094惟神(かむながら)賦与(ふよ)されて()るからである。
095 古今(ここん)未曾有(みぞう)のかくのごとき天変(てんぺん)地妖(ちえう)襲来(しふらい)したのも、096(まつた)地上(ちじやう)人類(じんるゐ)が、097(おに)大蛇(をろち)金狐(きんこ)邪霊(じやれい)憑依(ひようい)されて、098神人(しんじん)たるの天職(てんしよく)(わす)れ、099体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)行動(かうどう)(あへ)てし、100天地(てんち)神恩(しんおん)忘却(ばうきやく)したる自然(しぜん)(てき)結果(けつくわ)である。
101 (かみ)(もと)より至仁(しじん)至愛(しあい)にましまして、102(ただ)一介(いつかい)昆虫(こんちう)といへども、103最愛(さいあい)寵児(ちようじ)として(これ)保護(ほご)(たま)ひつつあるがゆゑに、104地上(ちじやう)人類(じんるゐ)(はじ)動植物(どうしよくぶつ)一切(いつさい)が、105()(つき)繁殖(はんしよく)して天国(てんごく)生活(せいくわつ)(おく)ることを、106最大(さいだい)本願(ほんぐわん)となし(たま)ふなり。107また、
108(かみ)(うら)めてくれるな。109(かみ)人民(じんみん)その()万物(ばんぶつ)を、110(ひと)つなりとも(おほ)(たす)けたいのが(かみ)(むね)一杯(いつぱい)であるぞよ。111(かみ)(こころ)推量(すゐりやう)して万物(ばんぶつ)(ちやう)()はるる人民(じんみん)は、112(はや)改心(かいしん)いたしてくれ。113(かみ)()けるぞよ。114(あと)取返(とりかへ)しのならぬ(こと)がありては、115(かみ)(やく)()まぬから、116(かみ)()くまでも()()けたが、117もう()()けやうが()いぞよ。118(かみ)残念(ざんねん)なぞよ』
119との神諭(しんゆ)を、120我々(われわれ)はよく(あぢは)はねばならぬ。
121大正一一・一・一八 旧大正一〇・一二・二一 井上留五郎録)

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