霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二一章 真木(まき)(ばしら)〔二七一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻 篇:第4篇 立花の小戸 よみ(新仮名遣い):たちはなのおど
章:第21章 真木柱 よみ(新仮名遣い):まきばしら 通し章番号:271
口述日:1922(大正11)年01月20日(旧12月23日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
神伊弉諾大神のまたの御名を天の御柱の神という。神伊弉冊大神のまたの御名を国の御柱の神という。天照大神のまたの御名を、撞の御柱の神という。
三柱の神は天教山の青木ケ原に出でまして、撞の御柱神を真木柱となして八尋殿を見立てたまい、天津神祖の大神を祭った。そして、月照彦神を斎主とし、宣伝使の神人らを集えて天津祝詞を詔らせたもうた。
天津御空も大海原に漂う葦原の瑞穂の国も、清く明く澄み渡り、祓戸四柱の神のはたらきにより、再び美しい神の御国は建てられた。
神伊弉諾神は撞の御柱を中心に、左から行きめぐり、伊弉冊神は右から行きめぐった。そして、天地を造り固めなし、国生み、島生み、神生み、人生み、山河草木の神を生み成した善言美詞を歌った。
柱をめぐって双方出会ったとき、国の御柱の神は、天の御柱の神の雄雄しい姿に喜びの御歌を歌った。このとき生まれたのが、淡島である。淡島には、少彦名神が国魂神として任命された。
しかしこの島は御子のうちに入らなかった。そのため少彦名神は、野立彦神を慕って幽界探検に旅立っていくことになった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-04-18 20:12:10 OBC :rm0621
愛善世界社版:120頁 八幡書店版:第1輯 672頁 修補版: 校定版:122頁 普及版:49頁 初版: ページ備考:
001 伊弉諾(いざなぎの)大神(おほかみ)(また)御名(みな)を、002(あめ)御柱(みはしら)(かみ)といひ、003伊弉冊(いざなみの)大神(おほかみ)(また)御名(みな)を、004(くに)御柱(みはしら)(かみ)といひ、005天照(あまてらす)大神(おほかみ)(また)御名(みな)を、006(つき)御柱(みはしら)(かみ)といふ。
007 この三柱(みはしら)(かみ)は、008天教山(てんけうざん)青木(あはぎ)(はら)()でまして、009(つき)御柱(みはしら)(かみ)真木柱(まきばしら)とし、010八尋殿(やひろどの)見立(みた)(たま)ひて、011天津(あまつ)神祖(みおや)大神(おほかみ)(まつ)り、012月照彦(つきてるひこの)(かみ)斎主(いはひぬし)とし、013足真彦(だるまひこ)014少名彦(すくなひこ)校正本では「少彦」015弘子彦(ひろやすひこ)016高照姫(たかてるひめ)017真澄姫(ますみひめ)018言霊姫(ことたまひめ)019竜世姫(たつよひめ)020祝部(はふりべ)021岩戸別(いはとわけ)その()諸々(もろもろ)神人(かみ)たちを(つど)へて、022天津(あまつ)祝詞(のりと)太祝詞(ふとのりと)()らせ(たま)へば、023久方(ひさかた)天津(あまつ)御空(みそら)も、024大海原(おほうなばら)(ただよ)葦原(あしはら)瑞穂(みづほ)(くに)も、025(きよ)(あか)()(わた)りて、026祓戸(はらひど)四柱(よはしら)(かみ)千々(ちぢ)身魂(みたま)活力(はたらき)(ふたた)(うる)はしき(かみ)御国(みくに)()てられたるなり。
027 ここに伊弉諾(いざなぎの)(かみ)(つき)御柱(みはしら)(なか)()き、028(ひだり)より()御柱(みはしら)()(めぐ)(たま)ひ、029伊弉冊(いざなみの)(かみ)(みぎ)より(めぐ)()(たま)ひて、030ここに天地(てんち)(つく)(かた)めなし(たま)ひ、031国生(くにう)み、032(しま)()み、033神生(かみう)み、034人生(ひとう)み、035山河(やまかは)(もも)草木(くさき)(かみ)()()(たま)善言美詞(かむよごと)(うた)はせ(たま)ひける。036その御歌(みうた)
037伊弉諾(いざなぎの)(かみ)(かぎ)()()てしも()らぬ大空(おほぞら)
038その大空(おほぞら)本津空(もとつそら)
039天津(あまつ)御空(みそら)()てのはて
040九山八海(つくし)火燃輝(ひむか)アオウエイ(たちばな)
041アオウエイの五柱(いつはしら)
042カサタナハマヤラワ
043この(ここの)つの御柱(みはしら)
044(ちち)(はは)との言霊(ことたま)
045()(いづ)(いき)
046キシチニヒミイリヰ
047クスツヌフムユルウ
048ケセテネヘメエレヱ
049コソトノホモヨロヲ
050これに(つづ)いて
051ガゴグゲギ
052ザゾズゼジ
053ダドヅデヂ
054バボブベビ
055パポプペピ
056七十五(ななそいつ)(ごゑ)()みなして
057()てしも()らぬ天地(あめつち)
058(つく)(たま)ひし大御祖(おほみおや)
059国治立(くにはるたち)大神(おほかみ)
060左守(さもり)(かみ)()れませる
061()霊主体従(ひのもと)霊高(いづたか)
062高皇(たかみ)産霊(むすび)大御神(おほみかみ)
063(みづ)身魂(みたま)本津(もとつ)(かみ)
064神皇(かむみ)産霊(むすび)大神(おほかみ)
065御息(みいき)()りて(あま)(はら)
066大海原(おほうなばら)永遠(とこしへ)
067()(かた)めたる(かみ)()
068(よさ)(たま)へる高天原(たかあまはら)
069(かみ)(かむろ)(みことのり)
070(かしこ)(つか)へまつりつつ
071常磐(ときは)堅磐(かきは)つき()てし
072(つき)御柱(みはしら)(ひだり)より
073()きて(めぐ)さむらへ
074()()(かげ)(あき)らかに
075(つき)(ひかり)さやさや
076(かがや)(わた)青木原(あはぎはら)
077大海原(おほうなばら)諸共(もろとも)
078(きよ)(をさ)まる(かみ)(くに)
079(きよ)(をさ)まる(かみ)(くに)
080好哉(あなにやし)えー(かみ)(くに)
081あなにやしえー(かみ)(その)
082(うた)ひながら、083(つき)御柱(みはしら)(ひだり)より(めぐ)(はじ)(たま)ひける。
084 このとき(つき)御柱(みはしら)(みぎ)よりい()(めぐ)りて、085(ここ)二柱神(ふたはしらがみ)は、086双方(さうはう)より出会(であひ)(たま)ひ、087(くに)御柱(みはしら)(かみ)は、088男神(をがみ)(うる)はしき、089雄々(をを)しき(おん)姿(すがた)をながめ(たま)ひて(よろこ)びに()へず(おん)(うた)()ませ(たま)ひぬ。090その(おん)(うた)
091久方(ひさかた)天津空(あまつそら)より天降(あも)りまし
092黄金(こがね)(はし)のその(うへ)
093(つき)(つき)との二柱(ふたはしら)
094二神(にしん)つま()をひかれ
095(あま)浮橋(うきはし)度会(わたらひ)
096(つき)(ゆき)(はな)神祭(かむまつ)
097(いは)(をさ)めて伊弉諾(いざなぎ)
098(かみ)(みこと)(かしこ)くも
099(つき)御柱(みはしら)()(めぐ)
100めぐりめぐりて(いま)ここに
101(うれ)しき(きみ)相生(あひおい)
102千代(ちよ)万代(よろづよ)(うご)きなく
103(まつ)神代(かみよ)(いしずゑ)
104()(かた)めたる宮柱(みやばしら)
105うつしき神代(かみよ)五六七(みろく)()
106仁愛(みろく)三会(さんゑ)(かね)()
107()(ひび)きたる青木原(あはぎはら)
108御腹(みはら)胞衣(えな)(うる)はしく
109()()(はべ)(あめ)(した)
110山川(やまかは)木草(きぐさ)もろもろの
111(ひと)()みまし(とり)(けもの)
112昆虫魚(はふむしうを)(いた)るまで
113天津(あまつ)御空(みそら)(ほし)(ごと)
114()みふやします()稜威(みいづ)
115()れども()かぬ御姿(みすがた)
116(きよ)きは真澄(ますみ)(かがみ)かな
117(きよ)きは真澄(ますみ)(かがみ)かも
118月日(つきひ)(ひかり)をあらそひて
119月日(つきひ)(かみ)()れませる
120(かみ)御霊(みたま)あなにやし
121()(をとこ)や、()(をとこ)
122(かか)芽出度(めでた)夫神(つまがみ)
123(あめ)をば(かけ)(くに)()けり
124何処(いづく)(はて)(もと)むとも
125(もと)()ざらめあら(たふと)
126(あめ)御柱(みはしら)夫神(つまがみ)
127雄々(をを)しき姿(すがた)あなにやし
128()(をとこ)や、おとこやと
129今日(けふ)(まつ)りに(うれ)しくも
130善言(みやびの)美詞(よごと)ほぎ(まつ)
131七十五(ななそいつ)(ごゑ)(すず)()
132すべて芽出度(めでた)(あま)(はら)
133皇御国(すめらみくに)()(ひび)
134皇御国(すめらみくに)()(ひび)
135(ひと)(ふた)()()(いつ)(むゆ)(なな)()(ここの)(たり)
136(もも)()(よろづ)神嘉言(かむよごと)
137(ひと)(ふた)()()(いつ)(むゆ)(なな)()(ここの)(たり)
138(もも)()(よろづ)神嘉言(かむよごと)
139百代(ももよ)千代(ちよ)(かは)らずに
140百代(ももよ)千代(ちよ)(かは)らずに
141(なれ)(あれ)とは天地(あめつち)
142(かがみ)とならめ永遠(とこしへ)
143神祖(みおや)とならめ永遠(とこしへ)に』
144(しゆく)(たま)ひて、145淡島(あはしま)()ませ(たま)ひぬ。146この淡島(あはしま)少名彦(すくなひこの)(かみ)147国魂(くにたまの)(かみ)として()けられたまひぬ。148されどこの(しま)御子(みこ)(かず)()らず、149少名彦(すくなひこの)(かみ)野立彦(のだちひこの)(かみ)御跡(みあと)(した)ひて、150幽界(いうかい)探険(たんけん)発足(ほつそく)さるる(こと)とはなりける。
151大正一一・一・二〇 旧大正一〇・一二・二三 外山豊二録)
152(第二一章 昭和一〇・二・一〇 於勝浦支部 王仁校正)
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